Operated by Ateam Inc.

イーデス

債券・社債のおすすめ銘柄9選!目的別の投資方法や損しないための注意点

最終更新日:

監修者

青野泰弘

編集者

小林 梨沙

債券のおすすめ情報まとめ!購入できる証券会社・分散投資ができる債券ファンドなど
おすすめ債券
このページにはPRリンクが含まれています
イーデス』は、複数の企業と提携し情報を提供しており、当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、各企業から報酬を受け取ることがあります。ただし当サイト内のランキングや商品の評価に関して、提携の有無や報酬の有無が影響を及ぼすことはございません。
また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。※提携機関一覧
  • 債券に投資するのっておすすめなの?

  • 債券が購入できるおすすめの証券会社が知りたい

  • 債券ファンド(債券型の投資信託)にはどんな商品があるの?

債券は、株式が暴落した時などに備えて、比較的安全に投資をしたい人におすすめの商品です。

債券には、株式よりも安全資産である、銀行の普通預金よりも金利が高いといった特徴があります。

債券に投資するのがおすすめな理由

ただし、債券はインフレ時に弱く、現在の日本の低金利時代では金利が低いため、大きくお金が増えない点に注意しましょう。

この記事では、債券の特徴や債券投資できる証券会社を紹介します。

また、債券ファンドの注意点も解説するのでしっかりチェックしておきましょう。

最後まで読めば、債券の仕組みについて理解し、株や投資信託など他の金融商品と比べながら自分にぴったりな投資商品を選ぶことができるようになるでしょう。

債券投資
おすすめネット証券・
投資サービス3選


証券会社SBI証券楽天証券マネックス証券
特徴
  • 債券取扱数ネット証券No.1
  • ほぼ全種類の債券を取扱い
  • 個人向け国債&外国債が購入可
  • サイトが使いやすい
  • 個人向け国債&国内の社債、外国債を購入可
  • 国内の仕組債が豊富
公式
サイト
公式公式公式

【掲載情報について】
2023年10月24日時点の情報を掲載しています。

  • 行政書士/ファイナンシャルプランナー / 青野行政書士事務所

    監修者青野泰弘

    同志社大学法学部卒業後、国際証券に入社。
    その後、UFJキャピタルマーケッツ証券、トヨタファイナンシャルサービス証券(現:東海東京証券)、オリックスフィナンシャルプロダクツ、コスモ証券にて、債券の引き受けやデリバティブ商品の組成などに従事。
    2012年に、FPおよび行政書士として独立。2017年日本FP協会相談員、2018年日本FP協会広報スタッフを担当。

    ▼保有資格
    日本証券アナリスト協会検定アナリスト(CMA)
    プライマリープライベートバンカー
    行政書士
    ファイナンシャルプランナー(CFP®)

    • SNS
  • イーデス編集部 / 株式会社エイチームフィナジー

    編集者小林 梨沙

    1989年生まれ、愛媛県松山市出身。

    大学卒業後、株式会社ブリッジインターナショナルに入社。外資系教育サービス会社にて、薬機法や品質マネジメントシステムのインサイドセールスを担当。その後、スーパーバイザーとして、日系大手企業のインサイドセールスプロジェクトの立ち上げを行う。

    2019年に株式会社エイチームフィナジーに入社。FX、新規事業開発部を経て、イーデスの編集者に就任。

    気になる内容をタップ

    債券とは?国債・地方債・社債の違いについて解説

    債券とは一般の投資家から広く資金を集めるために、国や地方自治体、国内外の企業や外国政府が発行するものです。

    株よりも低リスクの資産とされ、5年や10年、20年と債券に設定された保有期間(資金を債券の発行体へ貸し出す期間)を満了することで利益が得られます。

    なお、債券には発行元により呼び名が異なり、以下のすべてを総称して債券と呼びます。

    • 国が発行する国債
    • 地方自治体が発行する地方債
    • 国内外の企業が発行する社債
    • 外国が発行する外国債

    国債、地方債、社債の安定性や利回りには違いがあり、その違いを比較したものが下の表です。

    安定性国債 > 地方債 > 社債・外国債
    利回り社債・外国債 > 地方債 > 国債

    安定性が高いと利回りは低くなり、安定性が低いと利回りは高くなるというように、安定性と利回りはトレードオフになっています。

    債券投資をする場合には保有期間や資金の使い道などを検討し、安定性と利回り、どちらを重視するのかを決めなければなりません。

    たとえば、長期保有する場合には安定性を、短期保有する場合には利益を重視すると良いでしょう。

    債券には新発債と既発債がある

    債券には大きくわけて新発債と既発債の2つがあります。

    新発債とは?

    新規発行される債券のこと
    発行されたタイミングでしか買えない

    既発債とは?

    すでに発行され市場に出回っている債券のこと
    新発債が誰かによって手放され、市場に流れると既発債となる

    新発債と既発債には次のような違いがあります。

    取引価格

    最終利回り経過利息
    新発債固定固定

    なし

    既発債変動
    (時価で取引される)
    変動あり

    新発債は発行価格で取引されるため、価格と最終利回りは変動しません。

    一方、既発債は時価で取引価格が決まるため、価格も最終利回りも変動します。

    最終利回りとは?

    債権を購入し、償還日(満期日)まで保有した場合の利回りのこと

    また、既発債は新発債とは違い、経過利息が発生する場合がある点に注意が必要です。

    経過利息とは?

    利払いのある債権を購入した場合に発生するコストで、日割り計算した利息相当分の金額のこと。債券の受渡日と利払い日が異なる場合に債券の買い手が売り手に対して支払う。

    新発債は売り出されていないと購入できませんが、既発債は市場に出回っているため、種類も多く、投資したいタイミングで購入できます。

    価格も変動するため、自分が買いたいと思ったときに購入が可能です。

    さらに、新発債の場合、国債、地方債、社債によって次のような違いがあります。


    発行頻度人気度購入できる枠買いやすさ
    国債限定的人気広い買いやすい
    地方債限定的人気限定的やや買いにくい
    社債限定的社債により異なる限定的やや買いにくい

    個人向け国債の発行は月1回、地方債は不定期のものが多く、一部で月1回発行のものもあります。

    社債は不定期発行であり、人気が集中した場合は抽選が行われるため、必ず買えるとは限りません。

    また、国債や地方債は証券会社や銀行で購入できますが、社債が購入できるのは証券会社だけです。

    国債、地方債、社債のいずれも、どの金融機関でも購入可能というわけでないので注意してください。

    国債・地方債・社債のメリットデメリット

    国債、地方債、社債、外国債のメリットとデメリットは下の表のとおりです。




    種類メリットデメリット
    国債・安全性が高い
    ・元本割れリスクがほとんどない
    ・銀行預金よりも利率が高い
    ・自由に換金できない
    ・中途解約すると得られる利益が少なくなる
    ・大きな収益は得られない
    地方債・安全性が高い
    ・国債よりも利率が高い
    ・購入対象者が限定的
    ・償還日前に売却すると売却損が発生する可能性がある
    社債・国債・社債よりも利率が高い
    ・転換社債(あらかじめ決めた条件でいつでも株式に転換できる権利の付いた社債)の場合は値上がり益に期待できる
    ・購入しにくい
    ・国債・社債よりも元本割れのリスクが高い
    ・最低投資金額が高い
    ・流動性が低い
    外国債・日本の債券より利率が高いものが多い
    ・為替差益に期待できる
    ・分散投資効果に期待できる
    ・為替差損が発生する可能性がある
    ・償還日前に売却すると売却損が発生する可能性がある
    ・信用リスクや流動性リスクが高い場合がある

    なお、表に記載した国債とは個人向け国債を指し、個人向け国債には下記の3種類があります。

    個人向け国債の種類

    • 変動10年
    • 固定5年
    • 固定3年

    「固定5年」と「固定3年」の金利は変わりませんが、「変動10年」は金利の動向に応じて半年ごとに適用される利率が変わります。

    金利が上がると「変動10年」の利率が上がり、金利が下がると「変動10年」の利率は下がります。
    つまり、「変動10年」は金利が上がったときに有利になる個人向け国債です。

    「変動10年」「固定5年」「固定3年」のどれを選ぶかは、投資する資金が満期までの期間の間、現金化しなくても問題ないか考えましょう。

    たとえば、現金化したいと思うタイミングが10年よりも短くなるようであれば、「固定5年」や「固定3年」を選ぶべきです。

    そのうえで、上記のメリットデメリットも踏まえて投資する債券を決定してください。

    債券投資の方法

    債券投資は、投資方法の違いによって購入銘柄や購入方法が変わります。

    自分で投資する場合は、証券会社や銀行を通じて債券を購入しますが、専門家に任せる場合には、債券ファンド(債券型の投資信託)を購入します。

    なお、専門家に任せる場合には利益が非課税になる、つみたてNISA口座での購入がおすすめです。

    ここでは、自分で債券を購入する場合と専門家に任せる場合について、下記の詳細を説明します。

    • 自分で債券(国債・地方債・社債)を売り買いする
    • 専門家に債券の売り買いを任せる(投資信託)

    自分で債券(国債・地方債・社債)を売り買いする

    自分で債券(国債・地方債・社債)を売買する場合には、下記の流れで行いましょう。

    1. 債券の取扱いがある証券会社で証券口座を開設する
    2. 証券口座に入金する
    3. 債券の中から欲しい債券を選ぶ
    4. 選んだ債券の申込数量など必要事項を入力
    5. 発注する

    証券口座を開設する際は、債券の取扱いがある証券会社を選んでください。

    債券は株や投資信託と比較すると銘柄のライナップが少なく、証券会社によっては債券を取り扱っていないところもあるからです。

    大手ネット証券の場合は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券で取り扱っています。

    債券が購入できるのは新しく発行されたタイミングか手放されて市場に出回っているタイミングですので、購入したい債券がすぐに見つからないことを把握しておいてください。
    債券を購入して満期まで保有した場合には、投資した額面金額が償還金として自分の証券口座に入金されます。

    専門家に債券の売り買いを任せる(投資信託)

    専門家に債券の売買を任せる場合には、下記の流れで行ってください。

    1. 投資信託の取扱いがある証券会社でつみたてNISA口座を開設する
    2. 証券口座に入金する
    3. 投資信託の中から、債券型の投資信託を選ぶ
    4. 選んだ投資信託の申込数量や積立頻度など必要事項を入力
    5. 発注する

    専門家に売買してもらう場合は、投資信託を通じて債券の売買を行います。

    その際、得た利益が課税されないつみたてNISA口座を利用しましょう。

    つみたてNISA口座は積立投資しかできないため、ドルコスト平均法や複利効果に期待できる点がメリットです。

    ドルコスト平均法とは?

    価格が変動する商品を一定金額で定期的に購入する方法。全体の購入単価の偏りをなくす効果が期待できる。

    複利効果とは?

    運用で得た利益を当初の元本に加えて再投資して利益を得ること。利益が利益を生み、ふくらんでいく効果に期待できる。

    投資信託にて債券投資を行う場合は、できるだけ多くの選択肢があった方が良いため、SBI証券か楽天証券がおすすめです。

    つみたてNISA向けの投資信託のみでも、SBI証券が209本、楽天証券が199本(両社とも2023年10月19日時点)と豊富です。

    なお、国内債券に投資するおすすめの投資信託が知りたい場合は、記事内の「投資信託で国内債券に投資したい人におすすめの銘柄3選」をご覧ください。

    海外債券に投資する投資信託については、同じく記事内の「投資信託で海外(米国)債券に投資したい人におすすめの銘柄3選」で確認できます。

    自分で債券投資をする際の目的別おすすめ債券

    自分で債券投資をする際は、下記の債券がおすすめです。

    目的別の債券投資方法

    安定性を重視したいなら国内債券がおすすめ

    安定性を重視するなら、国内債券に投資しましょう。

    国が発行した債券であるため安全性が高く、国が破綻しない限り、元本割れせずに償還金が戻ってくるからです。

    個人の場合、国内債券に直接投資するには個人向け国債しか投資先がないため、「固定3年」「固定5年」「変動10年」の中から選ぶ必要があります。

    いずれも年に2回(半年ごと)に利払いがあり、定期的な利子の受け取りが可能です。

    金利は低いものの、運用によって確実に利益を得られ、元本割れのリスクが低い点がメリットといえるでしょう。

    ただし、長期運用が前提になります。

    利回りを重視したいなら外国債券・社債がおすすめ

    利回りを重視するなら、利回りの高い外国債券や社債をおすすめします。

    ただし、外国債券と社債は国内債券よりも利子が支払われなかったり、満期に支払われるお金が戻ってこなかったりするリスクが高い点に注意が必要です。

    外国債券の中でも特に新興国の場合は、先進国よりも経済基盤が脆弱で、政治的に不安定な状態になりやすい傾向にあります。

    ゆえに、日本国債と比較すると安定性に欠けることを念頭に置かなければなりません。

    また、社債の場合は、発行体である企業の経営状況が悪化して倒産した場合には、償還金は戻らず、利子も受け取れません。

    外国債券や社債が国内債券よりも高利回りなのは、以上の理由があるためです。

    このことをよく考えたうえで、外国債券や社債を運用するかどうか決めてください。

    自分で投資をする際の債券(国債・地方債・社債)の選び方

    自分で債券投資をする場合、次の3つのポイントを押さえましょう。

    投資先を確認してリスクについて理解する

    自分が投資したい債券の発行体がどのような状態かを把握することで、大まかなリスクがわかるでしょう。

    国債は安定していて、戦争や大災害が発生しない限り、そう簡単に元本割れすることはありません。

    しかし、外国債券や社債は、国債と比較すると安定した運用はしづらいでしょう。

    新興国債券の場合、先進国よりも政治的・経済的に不安定であるため、政治的に安定した状態なのか、ニュースなどで確認してください。

    新興国の社債の場合には業績は好調か、また、財務状況は安定しているか確認する必要があります。

    また、外国債券の場合、先進国・新興国問わず、為替変動により元本割れする可能性がある点に注意が必要です。

    既発債の場合は単価と利回りを確認する

    既発債は新発債よりも種類が多く購入しやすいですが、価格が変動します。

    そのため、新発債のときの価格(発行価格)とは異なる価格で購入する点に留意してください。

    債券の価格は額面100円に対する金額で価格を表し、これを単価と呼びます。

    新発債は額面100円につき100円で発行しますが、既発債は価格が変動するため、単価は100円を上回ったり下回ったりします。

    額面よりも低い金額(購入単価)で購入すれば、差額分お得に購入できたということです。

    既発債を購入したときには、利回りがどれくらいになるのか確認しましょう。

    利回りとは?

    投資元本に対する収益の割合のこと。
    債券においては、利率と購入単価を踏まえて下記の式で算出する。
    利回り=年間収益÷投資額

    たとえば、購入単価97円で利率年3%、残存期間5年の債券(額面100円)100万円を購入した場合の利回りを考えてみます。

    まずは以下の点を押さえてください。

    押さえるポイント

    ①購入した債券は額面100円で、満期に100万円戻ってくる。
    ②購入単価は97円なので、購入にかかった金額は97円÷100円×100万円=97万円

    以上を踏まえて満期まで保有したときに、どれくらいの利益を得られるのか考えましょう。

    購入単価は97円ですが、満期には額面の金額である100円で計算されて100万円が戻ってきます。

    したがって、この債券を満期まで保有すると、100万円-97万円=3万円の利益が得られます。

    残存期間が5年間なので、1年あたり3万円÷5年=6,000円の利益を得ているのと同じです。

    次に考えたいのは、この債券を保有している間に受け取る利子です。

    利率は年3%なので、1年ごとに受け取る利子は100万円×0.03=3万円となります。

    以上を考慮したうえで年間収益を計算すると、6,000円+3万円=3万6,000円となります。

    つまり、購入金額(投資額)97万円に対する年間の収益は3万6,000円ということです。

    したがって、利回りは年間収益3万6,000円÷投資額97万円×100=約3.7%となります。

    満期を迎えられるかどうか

    債券を購入する際は、満期を迎えるまでの資金繰りが可能かどうか考えたうえで購入しましょう。

    債券は満期までお金を貸すことで、貸したお金が全額返ってきます。

    そして、貸している間は債券の発行体から利息が支払われるので、時価に左右されず利息分の利益を得られます。

    そのため、満期を迎えるまでは発行体からお金を返してもらえません。

    満期を迎える前に現金が必要になった場合には、新たな買い手に売却して現金化する必要があります。

    こうして売却された債券が既発債となり、購入時よりも売却単価が安くなることで、損が発生します。。

    満期までに資金繰りが厳しくならないかを考えたうえで債券を購入してください。

    【2023年10月】自分で債券・社債投資したい人におすすめの銘柄3選

    自分で債券・社債に投資したい人におすすめの銘柄は下記の3銘柄です。

    各銘柄について説明します。

    【社債】トヨタ・モーター・ファイナンス 2024/8/27満期 米ドル建債券 (O4613A001)

    残存年数0.9年
    単価96.46%
    利回り5.516%

    トヨタ・モーター・ファイナンス(ネザーランズ)ビーブイは、トヨタファイナンシャルサービスグループ各社への融資業務を行う企業です。

    同社の株式は間接的にトヨタ自動車が100%保有し、新発債のときの格付けはAA-(S&P)やAa3(ムーディーズ)と呼ばれる高い評価を得ています。

    AA-(S&P※スタンダード&プアーズ)とは

    債務履行能力が非常に高い。

    Aa3(ムーディーズ)

    高い評価で非常に信用リスクが低い。短期債務を返済する最も優れた能力がある。

    安定性に優れているうえに、単価も安く、残存年数も少ない点が魅力的です。

    円安が進行すれば、さらに利益を得られますが、円高が進むと利益が減少したり、損失が発生したりします。

    このことを踏まえたうえで投資するかどうか判断してください。

    なお、円高が進んだ場合には次のいずれかの判断を下す必要があります。

    • 損失が発生する前に売却して利益を確定する
    • 損失が発生したので損切りのために売却する
    • いずれ円安に戻ると判断してそのまま保有する

    なお、そのまま保有した場合、円高がさらに進行すると損失が拡大する可能性があることを念頭に置いてください。

    米国債】トレジャリーストリップス米ドル建 2024/11/15満期 ゼロクーポン債 (L3597A001)

    残存年数1.1年
    単価94.62%
    利回り5.025%

    米国財務省が開発したストリップス債と呼ばれる債券です。

    利付債(定期的に利息が支払われる債券)の元本と利子を切り離したものです。

    年2回の利払いがない代わりに額面より安く購入でき、利息は元本に組み入れられることから複利効果に期待できます。

    また、ストリップ債は長期のものほど安く購入できる点が特徴です。

    米国債は2023年8月に大手格付け会社のフィッチやS&Pが12年ぶりに引き下げ、最高位のAAAからAA+としました。

    しかし、ムーディーズは最も信頼度の高いAaaの格付けを維持しています。

    格付けが引き下げられたとはいえ、元本や利子が支払われなくなる心配は極めて低いといえるでしょう。

    残存年数も1年強と少なく、購入単価も安いため、1年程度の短期保有に向いています。

    ただし、円高が進んだ場合には、ドル円の為替レート次第で損失が発生する可能性があるため、注意が必要です。

    【国債】第185回利付国債(20年)

    残存年数19.7年
    単価95.58%
    利回り1.385%

    利付国債とは日本が発行する国債であり、年に2回利息が支払われる点に特徴があります。

    償還日は2043年6月20日なので、長期保有向けです。

    購入単価が100円を下回っている点も魅力的です。

    先に紹介した債券2つと比較すると利回りは低いですが、円建てなので、為替変動リスクがありません。

    長期安定運用をしたい人におすすめの債券です。

    投資信託で国内債券に投資したい人におすすめの銘柄3選


    運用元信託報酬利回り純資産総額
    eMAXIS Slim国内債券インデックス三菱UFJアセットマネジメント0.44%-2.33%207億円
    ニッセイ国内債券インデックスファンドニッセイアセットマネジメント0.132%-2.34%82億円
    Smart-i国内債券インデックスりそなアセットマネジメント0.132%-2.40%24億円

    専門家に債券の売買を任せる場合におすすめの投資信託のうち、国内債券に投資するものは次の3つです。

    eMAXIS Slim国内債券インデックス

    日本の国債、地方債、特殊債、社債に投資するファンドで、投資先は日本の国債が84%と最も高比率です。

    日本の公募債券市場全体の動向を反映するNomura BPI総合指数と連動する運用を目指しています。

    基準価額の低下が続いていますが、今後日銀が金利を引き上げた場合には、反転するかもしれません。

    特定の国内債券ではなく、日本の国内債券に幅広く投資したい人に向いた投資信託といえるでしょう。

    ニッセイ国内債券インデックスファンド

    国内債券に投資するファンドで、投資先は日本国債が約99%となっています。

    Nomura BPI総合指数と連動する運用を目指していますが、基準価格は低下が続いています。

    今後、日銀が金利を引き上げれば、上昇基調に変わるかもしれません。

    ニッセイ国内債券インデックスファンドは信託報酬が0.132%と、eMAXIS Slim国内債券インデックスよりも安く、コストを抑えて日本国債に投資したい人におすすめです。

    Smart-i国内債券インデックス

    国内債券を中心に投資するファンドで、NOMURA-BPI総合に連動する運用を目指します。

    投資先の比率は日本国債が78%と最も高く、ほかに地方債や特殊債、社債にも投資しています。

    特殊債とは?

    独立行政法人や道路公団などの政府関係機関や日本政策金融公庫などが発行する社債のうち、国による元本保証がされていないもの。

    日本国債の次に特殊債へ多く投資している点が、eMAXIS Slim国内債券インデックスとの違いです。

    また、社債は、日本だけでなく、フランスや韓国の社債にもわずかながら投資しています。

    信託報酬も0.132%と安く、コストを抑えて国内債券に幅広く投資したい人におすすめです。

    投資信託で海外(米国)債券に投資したい人におすすめの銘柄3選

    専門家に債券の売買を任せる場合におすすめの投資信託のうち、海外の債券に投資するものは次の3つです。


    運用元信託報酬利回り純資産総額
    eMAXIS Slim先進国債券インデックス三菱UFJアセットマネジメント0.44%4.63%825億円
    eMAXIS Slim新興国債券イン三菱UFJアセットマネジメント0.66%15.02%53億円
    ニッセイ外国債券インデックスファンドニッセイアセットマネジメント0.154%4.54%250億円

    eMAXIS Slim先進国債券インデックス

    日本以外の先進国債券に投資するファンドです。

    投資先は米国債が50%を占め、フランスやイタリア等、欧米の先進国債券が続きます。

    投資先に日本は含まれておらず、ごく一部の新興国債券にもわずかながら投資しています。

    欧米を中心とする先進国の国債に分散投資できるうえ、通貨もドルやユーロなどに分散されている点が特徴です。

    米国を中心とした欧米の先進国の国債に投資したい人や、国だけでなく通貨も分散して投資したい人におすすめします。

    eMAXIS Slim新興国株式インデックス

    新興国の国債に投資するファンドです。

    投資先新興国のうち、タイが10%超と最も投資割合が多く、ブラジルやマレーシア、メキシコ、中国が10%弱となっています。

    アジア圏のみならず、中東や欧州、中南米、アフリカとさまざまな地域に分散投資できる点が特徴です。

    外国の国債の中でも、複数の新興国債券に投資したい人に向いています。

    また、低リスクといわれる債券投資において、多少のリスクをとって投資したい人にもおすすめです。

    ニッセイ外国債券インデックスファンド

    先進国を中心に、新興国にも投資するファンドです。

    投資先は米国が約50%で、フランスイタリアなど欧米の先進国が続きます。

    また、中国やメキシコ、マレーシアなど、アジアや中米などの新興国も投資先です。

    先進国のみならず新興国にも投資できる点がメリットで、安定性と高い成長性を兼ね備えたファンドといえるでしょう。

    信託報酬も安く、コストを抑えて分散投資を行いたい人に特におすすめします。

    債券の購入におすすめなネット証券・投資サービス3選

    証券会社名商品の種類外貨入出金手数料為替手数料公式サイト
    SBI証券ほぼ全ての債券

    無料

    ※住信SBIネット銀行の場合

    米国:25銭公式
    楽天証券個人向け国債、
    外国債

    1,000円

    ※SMBC信託銀行の場合

    米国:25銭公式
    マネックス証券個人向け国債、
    国内の社債、
    外国債

    入金:利用者負担

    出金:2,000円

    米国:25銭公式

    おすすめネット証券・投資サービス①SBI証券

    SBI証券で債券を購入するのがおすすめな理由

    • ネット証券の中で債券の取扱い本数が最も多い
    • 個人向け国債、仕組債、外貨建て債券など、ほぼすべての種類の債券を取り扱っている

    SBI証券で債券を購入する時の注意点

    • 住信SBIネット銀行でしか外貨の入出金は行えないが、手数料が安い
    • 住信SBIネット銀行で為替取引を行うと為替手数料が安い

    SBI証券は、債券の取扱い本数がネット証券の中で最も多いという特徴があります。

    さらに、投資初心者にもおすすめな国債から、外貨建て債券や仕組債など、通貨や発行体が異なる様々な商品を販売しています。

    SBI証券の仕組債などは、投資家から人気の商品もあり、早期に完売してしまうなど魅力的なものが多く揃っています。

    なお、SBI証券で、外貨建て債券を購入する場合、外貨の入出金は、住信SBIネット銀行を使う必要があります。

    SBI証券で債券投資を検討している場合、住信SBIネット銀行の口座開設も合わせて行うと良いでしょう。

    また、SBI証券では投資信託を通じた債券投資も可能です。

    2023年10月19日現在、SBI証券でラインナップする国内債券に投資する投資信託は50本、海外も含めた債券に投資する投資信託は593本です。

    多くの中から債券に投資する投資信託を探せます。

    100円から投信積立が可能で、資金の少ない人でも積立投資を始められます。

    また、投資信託の購入時にVポイント、Pontaポイントを購入代金に充当可能です。

    SBI証券の
    公式サイトはこちら

    おすすめネット証券・投資サービス②楽天証券

    楽天証券で債券を購入するのがおすすめな理由

    • 個人向け国債と外国債を購入できる
    • サイトが分かりやすい

    楽天証券で債券を購入する時の注意点

    • 国内は個人向け国債のみの取扱い
      (2023/10/24現在)
    • 200銘柄以上の豊富な外国債券を取扱い
      (2023/10/24現在)

    楽天証券では、2023年10月24日時点、国内の社債を販売しておらず、個人向け国債のみの取扱いとなっています。

    外国債券は、米国国債やアップルやディズニーの社債、さらに新興国の債券を販売しています。

    なお、2023年10月24日時点で、外国債券は全部で200銘柄以上となっています。

    株や投資信託と合わせて、債券に分散投資をしたいという方は楽天証券でも十分です。

    しかし、より豊富な商品から債券を選びたいという場合は、SBI証券のような取扱い本数が多い他の証券会社と比較検討してから選ぶようにしましょう。

    また、楽天証券も投資信託を豊富に取り揃えていて、投資信託を通じた債券投資ができます。

    楽天証券がラインナップする債券に投資するファンドは、2023年10月20日現在、616本です。

    多くの種類の中から債券に投資する投資信託を探せて、100円からの投信積立も可能です。

    投資信託の購入時に楽天ポイントの利用が可能で、コストを抑えて投資できます。

    楽天証券の
    公式サイトはこちら

    おすすめネット証券・投資サービス③マネックス証券

    マネックス証券で債券を購入するのがおすすめな理由

    • 個人向け国債や国内の社債、外国債を購入できる
    • 国内の仕組債が豊富

    マネックス証券で債券を購入する時の注意点

    • 国内の新発債券は、ソフトバンクグループ株価連動債1つのみの取扱い
      (2023/10/24現在)
    • 外国債券は、既発債の場合、米国国債のみの取扱い
      (2023/10/24現在)

    マネックス証券は、国内の円貨建て仕組債を定期的に発行しています。

    本数は少ないですが、タイミングによっては自分が購入したい会社の債券を見つけることができるでしょう。

    比較的金利が高い国内の仕組債は、早期に完売することもある人気商品です。

    マネックス証券の債券のサイトは見やすく、商品が探しやすいという特徴もあります。

    外国債券は、2023年10月24日時点で米国国債のみと決して多くはありません。

    もし、外国債券を中心に購入したい場合は、他の証券会社の商品も比較検討するのがおすすめです。

    マネックス証券でも、投資信託を通じた債券投資ができます。

    2023年10月24日現在、マネックス証券で取引可能な国内債券に投資するファンドは37本、海外も含めた債券に投資する投資信託は286本です。

    SBI証券や楽天証券には及びませんが、債券に投資する投資信託の選択肢は豊富といえるでしょう。

    また、100円からの投信積立も可能であり、マネックスカードを利用したクレカ積立にすれば、マネックスポイントを貯められます。

    マネックスポイントは投資信託の購入代金の全額または一部に使用できます。

    マネックス証券の
    公式サイトはこちら

    債券の購入がおすすめな理由とは

    おすすめポイント①日本国債など、比較的安全と言われている債券は、株式に比べ元本割れをするリスクが低い

    債券は、国や地方公共団体、企業などがお金を借り入れるために発行する有価証券です。

    一般的に債券を購入した場合、債券の保有期間中には利子を受け取ることができます。

    株式とは違い、債券には満期と呼ばれる期限があり、満期となる償還日には額面の金額が払い戻されます。

    債券の中でも日本という国が発行する「日本国債」は、安全性が高く、投資初心者にもおすすめな商品です。

    商品の仕組みや買い方が分かりやすく、最長10年間の変動国債を買えば、利子を受け取りながら、損をせずに長期保有することができる特徴があります。

    特に安全性を重視している投資家に向いているでしょう。

    おすすめポイント②新興国や外国の国債、社債など種類が豊富

    債券は、日本が発行する日本国債のほか、新興国やアメリカなどの外国の国が発行する国債、企業が発行する社債など種類が豊富です。

    また、債券には、利子と償還金が支払われる利付債とは別に、ゼロクーポン債やディスカウント債など債券の性質によっていくつかの種類があります。

    商品の種類を確認した上で、債券を購入するようにしましょう。

    債券の種類
    利付債額面で発行され、償還日に額面金額が償還される。
    保有期間中は利率の分だけ利払いがある。
    ゼロクーポン債利付債とは異なり、保有期間中に利払いのない割引形式で発行される。
    利子がないかわりに、あらかじめ額面から利子分を割引いた価格で発行される。
    ディスカウント債利付債とゼロクーポン債の両方の特徴をもつ。
    割引形式で発行され、保有期間中は利子を受け取ることができ、償還日に額面金額で償還される。
    発行価格が額面価格より低く設定されている。

    なお、一定条件のもと、投資で得た利益が非課税となるNISAやつみたてNISAでは、債券が組み込まれた債券ファンドと呼ばれる投資信託を購入することは可能ですが、国債などの債券を購入することはできません。

    つみたてNISAで購入できる
    債券ファンドを紹介!

    おすすめポイント③債券は、株式の利回りよりも低いが、普通預金よりも金利が高い

    現在、大手メガバンクの場合、銀行の普通預金にお金を入れておくと金利はわずか年利0.001%程度です。

    一方、日本の個人向け国債の金利は普通預金よりも高く、最低金利として年率0.05%が保障されています。

    当面使う予定がないお金は、銀行の普通預金にお金をおいておくよりも個人向け国債などの債券に投資をした方がお金を増やすことができるでしょう。

    一方で、普通預金と同様に債券投資はインフレに弱く、経済がインフレ傾向にある場合は損をしてしまう可能性があります。

    債券だけではなく、インフレ対策として株や投資信託も組み合わせて保有し、上手に分散投資を行うと良いでしょう。

    おすすめポイント④株価が下がった時には、債券価格が上がる傾向がある

    通常、株価が上がると債券価格が下がり、株価が下がると債券価格が上がるというように、株価と債券価格は反対の値動きをする傾向があります。

    そのため、リーマンショックの時のように株価の大暴落がおきた際には、債券を保有していると保有資産全体で大きな損をしてしまう状況を避けることができます。

    利回りが良く、インフレに強い株式や投資信託と、金利は低めです。
    しかし、安全資産と呼ばれている国債などの債券を組み合わせて分散投資をすれば、投資全体におけるリスクを減らすことが可能です。

    債券投資の注意点

    債券投資を自分で行う際は、下記3つのリスクに注意が必要です。

    • 倒産リスク
    • 価格変動リスク
    • 為替変動リスク

    債券には、倒産などにより投資元本や利子が支払われないリスクがあります。

    たとえば、新興国債券は先進国よりも政治や経済の基盤が不安定であるため、投資元本や利子が支払われないリスクが高いです。
    債券は償還日より前に売却すると、時価で売却するため、損失が発生する可能性がある点に注意してください。

    さらに、外貨建て債券には為替変動リスクがあります。

    米ドルやユーロなど外貨建て債券の場合、償還まで保有すれば円建て同様に額面分のお金戻ってきます。

    しかし、購入時よりも円高になった場合には、元本割れする可能性があるため注意が必要です。

    よくある質問

    債券に関する下記3つのよくある質問と、それに対する回答を説明します。

    よくある質問

    概算受渡金額で元本割れしているのですが大丈夫でしょうか?

    A.満期まで保有すれば問題ありません

    SBI証券で既発債を購入した場合「概算受渡金額」という金額が表示されます。

    この概算受渡金額とは、経過利子を含む買付に必要な金額のことです。

    仮に概算受渡金額がマイナスになったとしても、満期まで保有すれば額面の金額は戻ってきます。

    大切なのは、購入時の債券価格がいくらなのか、ということです。

    購入したい債券の価格が100円を下回っているかどうか確認してください。

    たとえば、購入したい債券の現在の価格が95円であれば、満期には額面金額の100円で戻ってくるため、利益が得られます。

    ただし、外国債券の場合は、利益が出ていても円高により損失が発生する可能性があるので注意してください。

    外国債を購入したら元本割れしそうなのですがどうすれば良いですか?

    A.為替レートが円安になるまで外貨で保有してください

    外国債は為替変動があるため、外貨ベースでは利益が出ていても、円に両替した時に損失が発生することがあります。

    もしも円高で保有する外国債に損失が発生した場合は、外貨のまま保有しておきましょう。

    円安になるまで待ち、円安が進行して損失がなくなったときや利益が出たときに、円への両替をおすすめします。

    債券は自分で投資・投資信託・ETFのどれがおすすめですか?

    A.それぞれメリットとデメリットがあるので、自分に合う方法を選びましょう

    自分で債券投資する場合は、自分で投資先を決めてポートフォリオを組める点がメリットです。

    ポートフォリオとは?

    金融資産の構成内容のこと

    とはいえ、投資したい債券がなかなか見つからなかったり、債券に関する知識がなく選べなかったりということもあるでしょう。

    その点、投資信託やETFの場合は、投資する債券を専門家が決めるため、専門知識はいりません。

    商品ラインナップが豊富な証券会社であれば、投資したい債券型の投資信託を多くの中から選べて、分散投資も可能です。

    ただし、自分で投資先を決められないため、物足りないと感じる人もいるかもしれません。

    まとめ

    債券投資は、債券に直接投資する方法と、投資信託を通じて投資する方法があります。

    どちらの場合も、投資目的をよく考えたうえで投資する債券や投資信託を選ぶことが大切です。

    安定的な運用を目指すのであれば、自分で投資する場合には日本国債を、投資信託の場合には国内債券型のものを選びましょう。

    一方、利益を優先するなら、自分で投資する場合は外国債や社債を、投資信託なら投資対象に外国債や社債を組み込んだものを選んでください。

    なお、本文では今のおすすめ銘柄として、具体的な債券と債券型投資信託を次のとおり紹介しました。



    債券・社債(2023年10月現在)トヨタ・モーター・ファイナンス 2024/8/27満期 米ドル建債券 (O4613A001)
    トレジャリーストリップス米ドル建 2024/11/15満期 ゼロクーポン債 (L3597A001)
    第185回利付国債(20年)
    国内債券(投資信託)eMAXIS Slim国内債券インデックス
    ニッセイ国内債券インデックスファンド
    Smart-i国内債券インデックス
    海外(米国)債券(投資信託)eMAXIS Slim先進国債券インデックス
    eMAXIS Slim新興国債券インデックス
    ニッセイ外国債券インデックスファンド

    今回ご紹介した内容を参考にしながら、ぜひ債券投資について検討してみてくださいね。

    おすすめ債券の関連記事

    • Facebook
    • x
    • LINE