技術系からの転職が難しい理由は?成功のコツやおすすめエージェントまで紹介
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「技術系からの転職って難しい?」とお悩みではありませんか。
技術系の職業は、専門的なスキルに特化しているため、異業種への転職は難易度が高いです。
とはいえ、技術系からの転職が絶対に無理なわけではありません。
経験した分野が異業種の業務にマッチしていれば、むしろ有利に転職できる可能性があります。
この記事では、技術系からの転職が難しい理由を説明したうえで、転職成功のポイントまで解説します。
技術系からの転職に強い「転職エージェント」についても紹介するため、あなたの転職活動の参考にしてください。
技術系の転職におすすめの転職エージェントは?
技術系から転職したいなら、転職エージェントに相談するのがおすすめです。
転職エージェントとは、人材を募集している企業と転職したい人をマッチングさせるサービスです。
無料でキャリアの相談ができ、異業種転職のポイントなども教えてもらえます。
転職エージェントには様々な種類がありますが、技術系からの転職を考えている方におすすめな転職エージェントは以下の3社です。
右にスクロールできます▶︎
エージェント | おすすめ! doda | リクルートエージェント | ワークポート |
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IT・ 通信・ 電機系 | ◎ | ◎ | ◯ |
土木・ 建築系 | ◯ | ◯ | △ |
製造業系 | ◯ | ◎ | △ |
全公開 求人数 | 約130,000件 | 約248,600件 | 約58,000件 |
おすすめな人 |
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転職エージェントはそれぞれ保有している案件や特徴が異なるため、良い求人を見つけたいなら2〜3社併用するのがおすすめです。
例えばサポートが手厚いdodaと求人数が多いリクルートエージェントを組み合わせて使うなど、自分に合った使い方をすると良いでしょう。
ここで紹介した3社は全て無料で使えますし、合わなければすぐに退会できるのでとりあえず登録だけでも済ませておくのがおすすめです。
※記事後半では転職エージェントについて詳しく解説しています
気になる内容をタップ
技術系の業種と職種
一口に技術系と言っても、「IT・通信・電機」「土木・建築」「製造業」など様々な種類があります。
それぞれの分野ごとに業務内容や必要な専門知識も違うため、転職するためには学んでおく知識の選択が重要です。
以下に技術系の業種や職種をまとめたので、自分が志望する業界選びに役立ててください。
業種 | 職種 | 職務内容 |
---|---|---|
IT 通信 電機 | システム エンジニア(SE) |
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プログラマー |
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サーバー エンジニア |
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ネットワーク エンジニア |
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土木 建築 | 建設関連技術職 |
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製造業 ※1 | 研究職 |
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開発・設計職 |
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生産技術職 |
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(※1 製造業は、電機、機械、化学、食品、メディカルも含む)
IT・通信・電機系エンジニアについては、以下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
技術系の転職が「難しい」3つの理由
技術系には「IT・通信・電機」「土木・建築」「製造業」など、多くの業種と職種があることを説明しました。
では、なぜ技術系は転職が難しいと言われているかというと、主な理由として以下の3つが挙げられます
理由1.専門範囲が狭く「つぶしがきかない」から
技術者は、細分化された専門分野に特化して働くケースが多いため、異業種で応用できる力が身に付きにくいです。
例えば、事務職の経理担当が転職する場合、前職で身に着けた知識が通用しやすいので転職活動がスムーズにいきやすいです。
しかし技術者は、その専門性の高さから転職先として選択できる企業が限られるケースが多く「つぶしがきかない」職種と言えるでしょう。
理由2.求人倍率が業種によって大きく異なるから
転職サイトdodaの「転職求人倍率レポート(2022年7月21日発表)」によると、技術系の求人倍率(求職者1人に対し、何件の求人があるかを表すもの)は業種によって9倍ほどの差があります。
業種 | 求人倍率 |
---|---|
技術系(IT・通信) | 8.77倍 |
技術系(建設・不動産) | 3.73倍 |
技術系(電気・機械) | 3.46倍 |
技術系(化学・食品) | 1.08倍 |
技術系(メディカル) | 0.93倍 |
- (引用元
- 転職求人倍率レポート(2022年6月))
IT・通信の求人倍率は、全職種の中で最も高い8.77倍(1人の求職者に対し、約9社の求人がある)という「超売り手市場」です。
しかし、メディカルや化学・食品の分野においては約1〜2倍以下の求人倍率となっています。
同じ技術系と言っても、業界によって求人倍率が全く異なるため、転職先の選定には注意が必要です。
スキルがあれば、IT系や建築系などの求人倍率の高い業種を目指した方が、スムーズな転職ができるでしょう。
理由3.技術革新による省力化が進んでいるから
技術革新は、技術者にとって仕事を減らすことになる大きな要因となります。
技術者の間でも「以前身に着けた専門知識やスキルが数年で使い物にならなくなった」という声も多いです。
技術系は特に進化のスピードも速いため、常に新しい技術に対応する努力が必要となります。
技術系の転職を成功させる5つのポイント
「技術系の転職を成功させたい」という方に、転職成功のポイント5つを紹介します。
ポイント1.人脈の掘り起こし「リファラル採用」を利用する
昔は「コネ入社」というと、能力が低い人が縁者を頼って就職するイメージもありましたが、現在は「リファラル採用」と言われ、就職手段として有効活用されることが多いです。
リファラル採用とは、社員が自分の知り合いなどを自社に紹介し、入社に結びつけるもので、IT系ベンチャー企業を中心に盛んに採り入れられています。
リファラル採用は、以下のようなメリットがあります。
リファラル採用利用時のメリット
- 紹介者から転職先のことを聞くことができ、ミスマッチが少ない
- 採用されれば紹介者・応募者それぞれに報奨金がもらえる場合も
もしリファラル採用に積極的な企業に勤めている知人がいるのであれば、相談してみることも手段のひとつです。
ポイント2.実績のアピールをする
1番重要なポイントは、自分の技術職としての実績をアピールすることです。
ただし、異業種に転職したい場合は、専門的な言葉を使って説明しても、相手先の担当者には理解されまないことが多いため、一般にも分かりやすい内容にして説明するように心がけましょう。
技術を使ってどんな成果を上げたかをアピールしよう
例えば、プログラマーから異業種に転職したい場合「○○というプログラミング言語ができます!」と技術的なことを言っても理解されません。
「Excelの集計マクロをつかって、それまで手作業で毎日2時間かけてやっていた作業を、5分に短縮させました」
「集計プログラムを作成し、毎晩6時間かけていた処理を1時間で終わらせるようにしました」
上記のような形で『技術を使って何ができるか』を説明しましょう。
ポイント3.売上・利益に対する意識をアピールする
技術職は「いい物を作れば売れる」という認識の強い人が多く、売上や利益に対する意識が低い傾向があります。
企業は、利益を常に追求していかないと存続できないため、技術職として腕が良いことはもちろんですが、売上や利益に対しても一定の理解が必要とされます。
売上・利益があってこそ会社の存続ができるという意識を持ち「売れるものを作る」という視点を持つことも大切です。
ものを作って利益を上げるまでが仕事と理解しよう
例えばスマートフォンをみると、多機能・ハイスペックなものより、最低限の機能・必要十分なスペックの方が人気が高いもこともあります。
よくいわれる「コスパ(コストパフォーマンス)のよさ」が人気につながるケースです。
技術にこだわるよりも、需要や要件を理解し、売上・利益を意識することが大切です。
ポイント4.グローバルな視点を強化する
現在、IT企業やメーカーを中心にボーダーレス化が進んでおり、日本にはさまざまな国の企業が顧客先や仕入先、競合として入ってきています。
どんな企業でも、世界に目を向けるマインドがなければ、チャンスを逃す時代です。
技術者も腕が良いだけでなく、グローバルな視点でものごとを考える能力が求められます。
世界の方が市場規模が大きい
例えば「英語が話せる人」に向けて商品をつくったとしましょう。
英語が話せる人は世界で17.5億人と言われています。
その中の1%の人に売れたとすると、1,750万人に売れたことになります。
これは、日本の総人口の10%以上の売上に匹敵するのです。
これだけの違いを考えれば、世界に目を向けたほうが良いかということが分かります。
ポイント5.転職エージェントを活用する
転職に少しでも不安があるのなら、転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントとは、求職者のスキルや希望条件をもとに、企業と求職者のマッチングを行っている会社です。
転職エージェントは、転職のプロであるアドバイザーのアドバイスを受けられるため、メリットも多いです。
具体的には以下のメリットがあげられます。
技術系エンジニアが転職エージェントを利用する際には、自身のキャリアを理解してもらえるかどうかが大切です。
キャリアアドバイザーがあなたの技術を正しく理解できなくては、企業側に上手に売り込めないでしょう。
転職エージェントを選定する際は、技術系(エンジニア)の支援を得意としている会社を選ぶことが重要です。
技術職におすすめの転職エージェント
転職エージェントを使うといっても、いざ選ぶとなると数が多く選ぶだけでも時間がかかってしまいます。
そこで、ここでは技術系の転職に強い転職エージェントやサービスを3社厳選して紹介します。
doda |
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リクルートエージェント |
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ワークポート |
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※転職エージェントは2〜3社登録しよう!
転職エージェントは求人数、得意分野、サービス内容が異なるため、2〜3社登録しておくのがおすすめです。
多くの求人を見た方が希望にあった転職先が見つかりやすいですし、気の合うアドバイザーに出会える確率も高くなります。
ここで紹介する3社は全て無料で利用可能のため、気になるエージェントは全て登録しておきましょう。
手厚いサポートを受けたいなら「doda」
- (引用元
- doda)
dodaは、国内最大級の求人数&転職支援実績がある転職サービスです。
求人チェックのみで利用することも可能ですが、必要に応じてコンサルタントの転職サポートを受けられる「転職エージェント」の機能も兼ね備えています。
状況に応じて必要なサービスを受けられるため、効率良く転職活動を進められます。
保有している求人数は約16万件とトップクラスで、内80%~90%がサイトに掲載されていない「非公開求人」なので、無料登録して求人チェックするだけでも価値があります。
書類添削・面接対策などのサポートも優れているので、必ず登録しておきましょう。
doda|基本情報
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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求人数 | 200,000件以上(非公開求人を含む) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
(最終更新:25年1月時点)
エージェントサービスに登録で非公開求人を確認!
たくさんの求人から探したいなら「リクルートエージェント」
- (引用元
- リクルートエージェント)
「リクルートエージェント」は、業界トップクラスの求人を扱っている転職エージェントです。
幅広い職種の求人を扱っており、第二新卒からハイキャリア向けまで、あらゆる対象者の求人が充実しています。
「ITエンジニア」や「ものづくり系のエンジニア」など専門領域に特化したサポートも行っています。
とにかくたくさんの求人から良い求人を探したいという方は、ぜひ相談してみてください。
リクルートエージェント|基本情報
運営会社 | 株式会社リクルート |
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公開求人数 | 約517,800件 |
非公開求人数 | 約253,300件 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | すべて無料 |
登録免許 | 厚生労働省有料職業紹介事業: 13-ユ-313011 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
(最終更新:25年1月時点)
初めての転職も安心「ワークポート」
- (引用元
- ワークポート)
「ワークポート」は、「IT・通信・電機」「土木・建築」「製造業」など幅広い職種に対応している転職エージェントです。
特にIT系の求人には強みがあるので、IT系に転職したい人におすすめできます。
経験が浅い人向けの転職サポートにも力を入れており、丁寧に対応してくれるため初めての転職でも安心です。
ワークポート|基本情報
運営会社 | 株式会社ワークポート |
---|---|
公開求人数 | 約111,500件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:25年1月時点)
技術系転職に年齢や性別は関係ある?
ここまで技術系の転職は難しいことをお話ししましたが、年齢や性別によっても難易度には差があるか気になる方も多いでしょう。
この章では、技術系の転職がスムーズにいく年齢や、女性が技術系へ転職する場合のポイントをまとめました。
技術系への転職は25~35歳を目途に
技術系への転職は、25~35歳までを目途に行うと、スムーズな転職が可能です。
技術系の現場は、納期に間に合わせるために残業が多くなるケースが多く、若いうちでなければ体力がついていかないと言われています。
また、新しい職場の仕事を覚えて、その企業で活躍する人材になるためには、早いうちからその企業の業務に慣れておくことも必要です。
一早く業務内容を覚え戦力になるためにも、転職成功のために早い内から行動を起こしましょう。
エンジニアの転職年齢の限界や、年齢別転職ポイントを詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
35歳以上なら海外企業も視野に入れる
日本国内であれば、35歳までが最も転職しやすいと言われますが、海外企業の場合は年齢に関係なく転職しやすい傾向にあります。
35歳以上が海外企業を視野に入れるべき理由
- 日本
35歳までは最も転職しやすいが、それ以降は転職そのものが厳しくなる - 海外
スキルや経験は日本よりも厳しく評価されるが、年齢に関係なく歓迎される
例えば、日本で60歳以上の正社員転職は難しい傾向もありますが、海外だとスキルや経験によっては技術顧問として迎えられる可能性があります。
経験者で35歳以上の転職であれば、海外企業にも広く目を向けることで、年収アップやスキルアップが目指せるでしょう。
ITエンジニアの海外企業への転職について気になる方は、以下の記事を参考にしてください。
女性でも転職できる
女性は産休や育休など、長期にわたって休職することもあります。
専門知識が必要とされる技術職は、ブランクがあっても追いつきやすい職業のため、女性の転職におすすめです。
特に、女性におすすめしたい技術職を2つ紹介します。
女性におすすめの技術職
- ITインフラ
企業のインターネット通信環境を作り上げ、エラーが起きないように維持する仕事です。
求人数が多いため、女性の産休・育休などのブランクがあっても復帰しやすい分野です。 - プログラマー
プログラマーは、在宅勤務が可能な企業が多いです。
出産後や育児中なども仕事を続けやすいため、女性にとって働きやすい職種と言えます。
ITインフラやプログラマーは、理系の知識がそれほど必要ではないため、未経験者や文系卒の新入社員が入社後に勉強しても活躍できる分野です。
女性や文系の方がITエンジニアに転職すべき理由と目指す方法について、詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
まとめ
最後に、技術系の転職についてもう一度復習しておきましょう。
- 技術系の転職が難しいと言われる原因は、専門性が高く「つぶしがきかない」から
- 技術系は業界によって求人倍率が全く違う。IT系や建築系は求人倍率が高いためおすすめ
- 異業種への転職も可能だが、自分のスキルを「異業種でどうやって活かすか?」を考えよう
- 女性が技術系に転職するなら、ブランクがあっても復帰しやすい「ITインフラ」「プログラマー」がおすすめ
- 技術系エンジニアが転職エージェントを利用する際には、自身のキャリアを理解してもらえる会社を選ぶことが重要
技術系の転職は難しいと言われますが、きちんと対策を取っておけば決して難しくはありません。
転職エージェントを使うことで、難しいと言われる技術系の転職をスムーズに進めましょう。
特に次の3社の転職エージェントは技術系の転職に強いため、登録することをおすすめします。
エージェント | おすすめ! doda | リクルートエージェント | ワークポート |
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IT・ 通信・ 電機系 | ◎ | ◎ | ◯ |
土木・ 建築系 | ◯ | ◯ | △ |
製造業系 | ◯ | ◎ | △ |
全公開 求人数 | 約130,000件 | 約248,600件 | 約58,000件 |
おすすめな人 |
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イーデスでは、あなたの転職成功を心から応援しています。