2022年6月までの住宅ローンの金利推移を金利タイプごとに振り返り!今もっともおトクな住宅ローンの金利タイプを毎月更新

【毎月更新】2022年7月の 金利推移を振り返り
住宅ローンニュース

2022-07-13

こんにちはブロガーの千日太郎です。ナビナビでは、金利タイプ別の来月の金利予想を毎月公表しています。

そして前月の予想に対して実績の金利がどうなったか?

また、過去から今月までの金利推移を分析しています。こちらは前月と今月のオススメ度を5段階評価で評価したものです。

変動金利

オススメ度
5月:4.0点

6月:4.0点

もともと低金利で、今後さらなる下がり代は少ない。
日銀総裁交代後の日銀利上げ確率は5分5分。
30年超の固定金利

フラット35
オススメ度
5月:4.0点

6月:4.0点

日銀の金融緩和政策で長期金利の上限を0.25%に抑えている限り、フラット35の上限も抑えられる。

民間
オススメ度
5月:4.0点

6月:4.5点

3メガバンクが低金利を競い合っており今後も低金利が見込める。
20年固定金利

オススメ度

5月:4.0点

6月:3.5点

控除率1%の適用がある人にとっても、0.7%の人にとっても魅力が減少傾向だが超長期固定金利よりは低金利。
10年固定金利

オススメ度

5月:3.0点

6月:3.0点

金利上昇が止まったことで少し金利が下がったが、それでも過去と比べて高い水準。

※先に金利状況をチェックする方は各金利タイプをクリックしてください。

目次

金利タイプ別2022年6月までの金利推移

では、直近2022年6月までの、住宅ローン金利タイプごとの前月予想の答え合わせとこれまでの金利推移、おススメ度について詳しく見ていきましょう。

金利タイプごとの金利推移・
おススメ度

30年超の超長期固定金利

30年超の超長期固定金利の代表はフラット35です。

住宅金融支援機構の証券化支援事業をもとに民間金融機関と共同で2003年から提供されている住宅ローンであり、民間銀行が金利を決める際にも参考になっています。

フラット35の金利予想と実績

2022年3月 4月5月6月
千日予想1.37~1.42%に上がる1.37~1.43%
横ばいか下がる
1.5%前後まで
上がる
1.5%前後まで
上がる
実績1.43%に
上昇
1.44%に
上昇
1.48%に
上昇
1.49%に
上昇

米国では景気後退懸念が再燃して金利上昇がストップしました。

ただしフラット35の金利については4月から5月にかけて政策的に上昇した可能性があり、6月に続き7月も1.5%前後まで上昇する可能性があると見ています。

詳しくは下記記事を読んでみてくださいね。

コロナ前から2022年6月までの推移とおススメ度

2022年6月まで,住宅ローン,金利(フラット35と長期金利)

(注)グラフのフラット35の金利は買取型としており、長期金利は住宅金融支援機構が販売する機構債の表面利率の発表日前日の新発10年国債利回りの終値としています。

2022年に入ってからの長期金利の急上昇はすさまじく、これに伴ってフラット35の金利も大きく上昇しています。

しかし、日銀は長期金利の上限を0.25%と定め、毎営業日に指し値オペを実施することを決定しているため、長期金利は0.25%が天井となっており、だとするならフラット35についても1.5%あたりが上限となるでしょう。

しかし、後述する民間の超長期固定金利では、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行という3つのメガバンクが低金利を競う状態となっており、現時点ではそちらの方が低金利です。

しかし前述のようにだいたいの上限が見えている安心感もあり、お勧め度は前月から引き続き4.0 とします。

フラット35のオススメ度

5点満点の4点

民間金融機関の超長期固定金利については、過去からみずほ銀行のみが低金利商品を打ち出していました。

その後4月は三菱UFJ銀行が35年固定金利に低金利の商品を打ち出しており、6月はさらにりそな銀行が参入しています。

今後も下がることが期待できるためお勧め度は前月から上昇したフラット35を上回るものであり4.5とします

民間金融機関の
超長期固定金利オススメ度

5点満点の4.5点

20年固定金利

長期金利の上昇に伴って、主要銀行の20年固定金利の適用金利は軒並み1%を超えてきました。

また、20年固定金利は主要銀行で主力商品からも外されていく傾向が強くなってきました。

20年固定の金利予想と実績

2022年3月 4月5月6月
千日予想上がる下げる
又は
横ばい
上がる
又は
横ばい
上がる
又は
横ばい
実績的中!!上がる
又は
横ばい
0.05上昇
的中!!
上がった銀行と下がった銀行あり

6月は米国の金利が下がったことを反映して下げた銀行もありましたが、主力商品から外したことで上げた銀行もありました。

このように20年固定金利は長期金利の動向だけでなく、銀行の営業方針によっても大きく変わりやすいため、他の金利タイプと比べて予想の精度が落ちます。

7月は今後さらに長期金利が下がったとしても住宅ローンの金利が下がる可能性は低いと予想しています。

詳しくは下記記事を読んでみてくださいね。

コロナ前から2022年6月までの推移とおススメ度

 2022年6月まで,住宅ローン,金利(20年固定とフラット35)

(注)グラフのフラット35の金利は買取型としており、20年固定金利は低金利を出している金融機関の2019年初頭から直近までの金利推移を模式的に表したものとなっています。

6月には20年固定金利を主力商品とする銀行がさらに減ってきています。

35年固定金利よりは低金利ですが、主要銀行の低金利競争が35年固定に移ってきているため、20年固定と35年固定の金利水準がそう変わらないものになってきたため、お勧め度は前月よりも下がり3.5とします。

20年固定金利のオススメ度

5点満点の3.5点

10年前後の中期固定金利

主要銀行の10年固定金利は2022年から大幅に上昇してきましたが、米長期金利の上昇が一段落したことで6月の10年固定金利は少し下がる又は横ばいとなりました。。

10年固定金利の金利予想と実績


2022年3月 4月5月6月
千日予想0.7%前後
に上昇する
下げる
又は
横ばい
0.8%台まで
上昇
上がる
実績的中!!上がる
又は
横ばい
的中!!下がる
又は
横ばい

3月と5月の米利上げに伴って10年固定金利も大幅に上昇してきました。6月は米国の景気後退懸念が再燃したことから、金利上昇が抑えられる又は下がるという結果になりました。

10年固定金利については長期金利の動向よりは日銀の利上げ可能性に反応して動く傾向が強くなってきているように思います。

詳しくは下記記事を読んでみてくださいね。

コロナ前から2022年6月までの推移とおススメ度

2022年6月まで,住宅ローン,金利(10年固定)

(注)グラフは過去から10年固定金利を主力商品としている金融機関の2019年初頭から直近までの最低金利の推移を模式的に表したものとなっています。

10年固定金利は2020年3月のコロナショックによっても全く変動はなく、金利は下がりつづけました。

しかし、2021年末から上昇し始め2022年5月にはさらに大きく金利を上げています。

6月は上昇が止まったとはいえ、過去と比べて著しく高い水準であるためおススメ度は前月と同じ3.0点とします

10年固定金利のオススメ度

5点満点の3点

変動金利

各行が名目上の最低金利を競っているような状態ですが、変動金利についてはどの銀行も僅差です。

変動金利はおおむね横ばい

2022年3月4月 5月6月
千日予想横ばい横ばい横ばい横ばい
実績

的中!!

的中!!的中!!的中!!

変動金利はおおむねどの銀行も0.5%を下回る水準です。

固定金利が上昇するなかであえて変動金利が上昇していない理由は、変動金利は債権者の判断で6か月ごとに金利を上げられるためです。

なお、2022年7月の金利予想も「横ばい」としています。

一部のネット銀行では変動金利を下げる銀行も出てきましたが、期間限定キャンペーンであり今後の予想に影響するものではありません。

詳しくは下記記事を読んでみてくださいね。

リーマンショックから2022年6月までの推移とおススメ度

変動金利は銀行間で資金の融通を行うと市中金利に連動し、これは中央銀行(日銀)が民間銀行に融資する政策金利の影響を受けると言われます。

リーマンショックから直近までの日米の政策金利の動向をグラフにしました。

2022年6月まで,住宅ローン,金利(日米政策気8ン里の比較)

リーマンショックのときには、日米ともに政策金利を引き下げています(ゼロ金利政策)。

その後米国の景気が回復して米国の政策金利は2016年あたりから順次引き上げられていきましたが、日本は全く上げることが出来ずマイナス金利政策を継続しています。

米連邦準備制度理事会(FRB)は、急激に進むインフレを抑え込むため2022年3月の会合で0.25%の利上げを行い、5月には一足飛びに0.5%の利上げを実施しました。

その後米国の各種経済指標が予想以上に悪化し、景気後退が懸念される局面も出てきています。

日銀利上げの可能性は米国の景気後退懸念により少し後退しましたが、依然としてくすぶっています。

そのため短期スパンで変動金利が上がる可能性は低いですが、長期的なスパンでは変動金利が上昇する可能性があり、おススメ度は前月の4.0を維持します

変動金利のオススメ度

5点満点の4点

まとめ~変動金利上昇の可能性は後退したか?

FOMCによる2回の利上げ後、米新築住宅販売件数が市場予想を大きく下回るなど米景気への警戒感が再燃し始め、米金利上昇は落ち着いてきています。

気の早い人の中には、これによって日銀の利上げ可能性が無くなったと考える人もいるかもしれません。

しかし、もともと日本の状況を見ればそもそも利上げの可能性は低い状態であり、それほど状況に変化はありません。

国内景気は停滞していますので、この状態で利上げしても、円安に対しては焼石に水、ただ景気回復を遅らせてしまうだけだからです。

今年中には利上げはないが数年先では五分五分という考え方に変化はありません。

こうした予想は、あくまで執筆時点の公開情報に基づき千日太郎個人が予想していることです。

実際の金利動向はその通りにならない可能性は大いにあり得ます。

複数の金融機関、異なる金利タイプで本審査を通しておくことが、想定外の事態に対する保険となります。

面倒がらずにぜひ実践してくださいね!

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