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ファミペイは便利なの?メリット・デメリットと連携するファミマTカードの特徴

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電子マネー

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普段、ファミリーマートをよく利用する方に人気の「ファミペイ」。

キャッシュレス決済は便利で何かとお得なので、自分も登録すべきか迷っている方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、ファミペイの利用方法や特徴について詳しく解説します。

メリットだけではなくデメリットもお伝えするので、ファミペイがご自身に合ったサービスか判断しやすくなるはずです。

また、後半ではファミペイと併用する「ファミマTカード」の特徴もお伝えします。ファミペイに興味がある方は、ぜひ最後までチェックしましょう。 

松崎のり子

松崎のり子 / 消費経済ジャーナリスト

節約とは「ムダなお金を払わないこと」につきます。クレジットカードというと、いかに効率よく大量のポイントを貯めるかがフォーカスされがちですが、それで終わらずきちんと節約につなげてほしいとの思いで記事を書いています。キャッシュレス決済が多様化し、カード単体だけではセレクトがしにくい時代になりました。自分にとっての「最強の一枚」を選ぶお手伝いとなればうれしいです。
【専門家の解説】

スマホさえあれば支払える手軽さが人気のコード決済。ファミペイで支払うと0.5%のボーナスと、連携した共通ポイント(Tポイント、dポイント、楽天ポイントの一つを選択・切り替え可)がたまります。さらに、アプリにはファミリーマートで使える優待クーポンが届くので、おトクに買い物できるというメリットも。

特にファミペイを使うと便利だと感じるのは、優待クーポンや連携登録したポイントカードをいちいち画面上で切り替えたり、提示する必要がないところ。事前にセットしておけば、決済と同時にクーポン利用とポイント登録が終わるので、実にスムーズです。

事前チャージのほか、残高不足の時に翌月の口座引き落としとなる「ファミペイ翌月払い」も利用できます(本人確認や銀行口座の登録が必要)。後払いでは使いすぎが気になるという人は、利用上限金額の設定をしておきましょう。

ファミペイのチャージに使え、ボーナス0.5%が付与される「ファミマTカード」は人気ですが、基本の支払い設定がリボ払いになっていることに注意。手数料が発生しない支払いコースへの変更をお忘れなく。

  • 消費経済ジャーナリスト

    監修者松崎のり子さん

    レタスクラブ』『ESSE』など生活情報誌の副編集長として20年以上、節約・マネー記事を担当。「貯め上手な人」「貯められない人」の家計とライフスタイルを取材・分析してきた経験から、「消費者にとって有意義で幸せなお金の使い方」をテーマに、雑誌やWEB等で情報発信を行っている。キャッシュレス決済の動向や、各種カード・ポイント活用についての寄稿も多い。
    著書に『定年後でもちゃっかり増えるお金術』『「3足1000円」の靴下を買う人は一生お金が貯まらない』(以上、講談社)ほか。

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    編集者イーデス編集部

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ファミペイとは?まず押さえたい基本概要

ファミペイのメリットやデメリットについて見ていく前に、まずは利用方法や支払い方式などの基本概要を確認しておきましょう。

ファミリーマートのスマホ決済サービス

ファミペイ(FamiPay)は、コンビニ大手ファミリーマートが提供するスマホ決済サービスです。

市場にはさまざまなスマホ決済サービスが乱立していますが、ファミペイは2019年7月にスタートした後発参入組です。

ファミリーマートが独自に開発したサービスということもあり、ファミマユーザーにお得な仕様となっています。

ファミリーマートは全国に16,000店舗以上あるので、勤務先の周辺や旅行先などでも使いやすいでしょう。

バーコードを読み取って支払う

ファミペイは、スマートフォンにバーコードを表示させて店頭端末で読み取って支払う「バーコード決済」。基本的な使い方はPayPayやLINE Payなどの主要スマホ決済サービスと同じです。

ファミペイ専用のスマホアプリをダウンロードし、会員登録と暗証番号の設定をすれば使い始めることができます。

実際にお店で使うときは、アプリを開いて「ファミペイを使う」をONにしておきます。

そして、レジで「ファミペイで払います」と伝え、スマホに表示されたバーコードを見せれば、店員さんが端末で読み取ってくれます。これで支払いは完了です。

チャージが必要なプリペイド式

スマホ決済サービスには、あらかじめお金をチャージして使う「プリペイド式」と、あとでお金が引き落とされる「後払い式」があり、ファミペイはプリペイド式です。

気をつけたいのはチャージのし忘れです。

チャージ方法はいくつかありますが、手持ちの現金がなかったり、ファミマTカードが未登録だったりすると商品を購入できなくなるので注意しましょう。

店頭レジでの現金チャージ

ファミペイはファミリーマートの店頭のレジでチャージすることができます。

ファミペイアプリを起動し、レジの店員さんに「ファミペイのチャージをお願いします」と伝えてバーコードを提示します。

そうすると、レジ画面にチャージ金額が表示されるので、チャージしたい金額を選びます。そして、チャージ金額を現金で支払えば完了です。

現金によるチャージの上限額は10万円です。

銀行口座でチャージする

銀行口座をファミペイに登録すれば口座からのチャージが可能です。

「銀行口座を登録する」をタップして登録したい金融機関を選択、必要事項を入力すれば金融機関のページに遷移して登録を完了することができます。
※銀行口座チャージは所定の金融機関のみご利用可能です。

ファミマTカードでチャージ

ファミマTカード(クレジットカード)があれば、クレジットカードによるチャージが可能です。

クレカでチャージをしたい場合は、まずファミマTカードをアプリに登録する必要があります。

アプリの残高の隣に表示されている「チャージ」を選び、「クレジットカードでチャージ」を選択します。そして、カード番号の入力や本人認証をすれば登録完了です。

実際にクレカでチャージをする際は、アプリで「クレジットカードでチャージ」を選び、ファミペイ暗証番号とチャージ金額を入力すればOKです。

1回あたり1,000円から30,000円までチャージ可能で、1,000円単位で選択できます。チャージ上限額は1日あたり10万円、1ヶ月だと100万円まで可能です。

また、オートチャージを設定しておけば、指定した金額を下回ったときに自動的にチャージされるので安心です。

全国のファミマ・ネット通販「Kaema(カエマ)」で利用できる

ファミペイは、全国のファミリーマートの店舗で利用できます。

基本的にお店にあるすべての商品購入の支払いに使えるので、ファミマを頻繁に利用する方はFamiPayボーナスが貯まりやすいでしょう

ただし、Famiパスや各種代金の支払いなどのFamiポート商材やコピー代などは対象外です。収納代行サービスの中にも対象外のものがあるので注意してください。

また、家具や家電、生活用品など幅広い商品を取り扱っているネット通販「Kaema」でもファミペイを使うことができます。ファミペイなら、ほとんどの商品が割引価格で購入できるのでお得です。

ここまで、ファミペイの基本概要を確認しました。次章では、ファミペイのメリットについて詳しく見ていきましょう。

利便性やお得感は?ファミペイの気になるメリット

ファミペイにはさまざまな特典があります。お得なメリットばかりなので、ひとつずつチェックしていきましょう。

ファミペイで支払うと0.5%分が還元される

先述のとおり、ファミペイで支払いをすると200円(税込)ごとに1円のFamiPayボーナスがもらえます。

貯まったボーナスはファミペイ残高として利用することができ、還元率は0.5%です。

使った分だけボーナスが付与され、ファミペイのチャージに利用できるので好循環です。随時開催されるキャンペーンなどを利用すれば、還元率を引き上げることもできます。

公共料金の支払いにも対応

ファミペイは公共料金の支払いにも利用できます。ファミペイで支払えば0.5%のFamiPayボーナスが還元されるので、コンビニで公共料金を支払うことが多い方はお得です。

ただし、一部の公共料金や決済代行サービスはファミペイ未対応です。また、税金の支払いはFamiPayボーナス還元の対象外となっているため注意しましょう。

どの料金がファミペイ対応で、どの料金が未対応かは、ファミペイアプで確認することができます。

トップ画面の「NEW!」またはサイドメニューから「公共料金・各種料金お支払い」にアクセスします。

払込票のバーコードに記載されている6桁の数字を入力すると、ファミマでの支払い可否およびFamiPayボーナスが付与されるかどうかの確認結果が表示されます。

無料や割引になるクーポンが豊富

ファミペイアプリには、ファミリーマートで使えるお得なクーポンが数多く用意されています。

アプリの「使うクーポンを選ぶ」をタップすると、その時点で利用できるクーポンがチェック可能。クーポンを選び、バーコードをレジで提示すると割引価格で購入することができます。

クーポンの内容は随時更新されますが、ファミチキやおにぎりなどの人気商品の割引クーポンもあるので、こまめにチェックしましょう。

楽しくお得なゲームやスタンプ

気軽にチャレンジできるゲームやスタンプでお得なクーポンを獲得することもできます。

ゲームというのは、アプリ上の簡単なスロットやくじ引きなどのミニゲームのこと。ゲームをクリアしたり、当たりが出たりするとクーポンがもらえます。

また、対象商品を購入するとスタンプを貯めることができ、アプリ上のスタンプカードが全部埋まるとクーポンが付与されます。

例えば、期間内にコーヒーを5杯購入すると、1杯分無料になるクーポンがもらえるといったサービスです。

ファミマTカードのポイント二重取りが可能

ファミマTカードを使ってファミペイにチャージをすると、ポイントの二重取りが可能です。

ファミマTカードからファミペイへチャージをすると、チャージ金額の0.5%分のFamiPayボーナスを還元。そして、ファミペイ決済でも0.5%のFamiPayボーナスが付与されるので、ポイント二重取りになります。さらにファミリーマートやTポイント加盟店ならTポイントが0.5%還元されるので、最大1.5%還元になるのでお得です。

店頭での現金チャージよりファミマTカードでチャージした方がお得なので、ファミペイを使うならファミマTカードも併用しましょう。

ただし、ファミマTカードはファミリーマートでのクレジット払いでTポイントが最大2.0%貯まるので、ファミリーマートでのお買い物はファミペイではなくファミマTカードで払うことをおすすめします。
※一部対象外商品・サービスがあります。

Tポイント・楽天ポイント・dポイントが貯まる

ファミリーマートではTポイントだけではなく楽天ポイント、もしくはdポイントも200円(税込)につき1ポイント貯まります。
また、各ポイントはファミペイとも連携できるため、ポイントの利用から決済まで1回のバーコードの提示だけで完結できるので非常に便利です。

この章では、ファミペイのメリットについて確認しました。次章ではデメリットや注意点を見ていきましょう。

申込み前にデメリット・注意点もチェックしておこう

ファミペイには注意しておきたいデメリットもあります。申込み前にチェックしておきましょう。

還元率は0.5%と低め

ファミペイの基本還元率は0.5%と平凡です。

PayPayの還元率が最大3%、LINE Payは最大5%ということを踏まえると、高還元を期待している方にとっては物足りないかもしれません。

先述のとおり、ファミマTカードなどと併用すればポイントの二重取りが可能なので、うまく併用することをおすすめします。

登録できるクレカはJCBブランドのカードに対応

ファミペイに登録してクレジットカードチャージに利用できるカードは、ファミマTカードに加え、JCBブランドのカードに対応しています。

しかし、JCBのブランドのカードならファミペイに登録してチャージ利用することはできますが、クレジットカード側でファミペイのチャージに対してポイント付与の対象外としているカードが多くポイント二重取りができるカードも一部のクレジットカードのみとなっています。

ファミペイチャージがポイント付与の対象外

  • 楽天カード
  • リクルートカード
  • JCBオリジナルシリーズ(JCB カード Wなど)

ファミペイチャージがポイント付与の対象

  • PayPayカード
  • イオンカードセレクト

しかし、チャージ1回あたりの下限に関してはファミマTカードは1,000円から可能ですが、その他のJCBブランドのカードに関しては3,000円からになり、チャージ1回あたりの上限に関してもファミマTカードは3万円、その他のJCBブランドのカードは5,000円になります。
さらに1か月の利用金額はファミマTカードは100万円に対して、その他のJCBブランドのカードは2万円ととても低いため、よく利用する方には物足りない上限金額となっています。

このことを加味すると、やはりファミペイ利用に最適なクレジットカードはファミマTカードと言えるでしょう

最後の章では、ファミペイと併用したいファミマTカードについてご説明します。

ファミペイと併用必須「ファミマTカード」の特徴

ファミペイをよりお得に使うなら、ファミマTカードとの併用が必須です。ファミマTカードをまだ持っていない方は、カードの特徴をチェックしておきましょう。

入会金・年会費無料

ファミマTカードは年会費無料です。入会金なども必要ないので、コストをかけずに保有し続けることができます。また、ETCカードも入会金・年会費無料で追加可能です。

申込み資格は、高校生を除く18歳以上の方です。収入に関する記載はないので、パート・アルバイトや主婦、学生の方でも申込むことができます。

ファミマTカードは、一般的に審査があまり厳しくないと言われる流通系カードなので、間口は広いと言えるでしょう。

国際ブランドはJCBのみ

ファミマTカードに付帯する国際ブランドはJCBのみです。JCBは唯一の日本産ブランドとして人気があり、国内向けのきめ細かなサービスに定評があります。

ただし、世界シェアトップ2のVISAやMastercardに比べると国際的な認知度は低いです。海外での加盟店数も多いとは言えませんが、ハワイやグアム、韓国といった日本人観光客が多い国・地域では問題なく使えます。

また、アメックスと加盟店の相互開放を行なっているため、国によってはVISAと遜色なく使えるでしょう。

ファミマ利用でTポイントが最大2.0%

ファミマTカードをJCB加盟店での支払いに使うと、200円(税込)につきTポイントが1ポイント貯まります。

さらにファミリーマートでの利用は200円(税込)につき最大4ポイント貯まるので、普段からファミリーマートを利用している方は、ファミマTカードがあるとポイントが貯まりやすくてお得です。

基本の支払い設定がリボ払い

カード発行時の支払いの設定が初期設定では「リボ払い」になっています。リボ払いをしたくない場合はカード到着後すぐに「ずっと全額払い」に設定を変更して手数料が発生しない支払い方法に変更することをおすすめします。

まとめ

ファミペイの特徴についてポイントをおさらいしましょう。

  • バーコードを提示して支払うスマホ決済サービス
  • ファミマTカードに加えJCBブランドのカードによるチャージが可能
  • 全国のファミリーマートまたは通販サイトKaema(カエマ)で利用できる
  • 基本還元率は0.5%でポイントの二重取りも可能
  • ファミマの商品が無料・割引になるクーポンが豊富

ファミペイはファミリーマートをよく利用する方にメリットが多い仕様なので、意識的に使えばお得度が高まります。ファミマTカードがあればさらに有利ですから、ファミペイを利用する場合は併用をおすすめします。

ファミペイへの興味が高まった方は、入会を検討してみてはいかがでしょうか。

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