
楽天ポイント投資のデメリットは?やり方やおすすめ商品を紹介
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- 楽天ポイント投資って何だろう?
- 楽天ポイント投資ってどうやるの?
楽天ポイント投資とは、楽天ポイントを利用して株や投資信託を購入できるサービスのことです。
NISAでも利用でき、利用することで楽天市場でのポイント還元率が高まるというメリットがあります。
ただし、以下のようなデメリットもありますので注意しましょう。
楽天ポイント投資のデメリット
この記事では、楽天ポイント投資の概要やメリット・デメリット、投資のやり方などについて解説します。
この記事を読めば、楽天ポイント投資の概要やメリット、デメリットについて理解できますよ!

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【掲載情報について】
2022年12月12日時点の情報を掲載しています。
ファイナンシャルプランナー
監修者石原玄紀
中京大学経済学部卒業後、FP事務所に入社。2005年にはCFPを取得。
その後、トヨタファイナンシャルサービス証券(現:東海東京証券)、東海東京ウェルス・コンサルティングにて、経営企画や営業、大手税理士法人への出向、富裕層部署の相続コンサルタントとして従事。
2020年にIFA(独立系金融アドバイザー)「きわみアセットマネジメント」へ初期メンバーとして入社後、2023年に独立。
中京大学付属中京高校で資産形成に関する授業の実施経験もあり。イーデス編集部 / 株式会社エイチームライフデザイン
編集者板橋 辰汰郎
1998年生まれ、兵庫県川西市出身。
大学卒業後、2021年に新卒として株式会社エイチームフィナジーに入社し、ナビナビ証券、イーデスの編集者に就任。
▼書籍
初心者でもわかる!お金に関するアレコレの選び方BOOK
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楽天ポイント投資とは
楽天ポイント投資とは、楽天ポイントで株や投資信託を購入できるサービスです。
従来は投資信託のみに適用できる制度でしたが、2019年から国内株式の現物取引の購入代金や手数料にも利用できるようになり、使い勝手が良くなりました。
貯まった楽天ポイントを「1ポイント=1円」として金融商品の購入資金に充てられるため、現金での投資を抑えられます。

楽天ポイントは、楽天市場をはじめ、楽天トラベルや楽天ブックスなどさまざまなサービスの利用で貯められます。
普段から楽天グループのサービスを使う機会が多い人なら、特に楽天ポイント投資に取り組みやすいでしょう。
楽天ポイント投資で使えないポイントの種類
楽天ポイント投資では、以下に該当するポイントは利用できません。
楽天ポイント投資に利用できないポイント
- 申込日時点で有効期限切れのポイント
- 期間限定のポイント(SPUで獲得したものも含む)
- 他のポイントから交換して得た楽天ポイント
- 2017年9月22日以前に楽天ポイントコースで交換した楽天ポイント
楽天ポイントの種類は「通常ポイント」と「期間限定ポイント」の2つに分けられますが、このうち楽天ポイント投資で利用できるのは「通常ポイント」のみです。
通常ポイントとは利用期限がないポイントのことで、期間限定ポイントとはその名の通り利用期限が定められているポイントのことを指します。
ただし通常ポイントであっても、他のポイントから交換して得た楽天ポイントは使用できない点に注意しましょう。

楽天ポイント投資のメリット
楽天ポイント投資のメリットは、以下のとおりです。
楽天ポイント投資のメリット
メリット①SPU(スーパーポイントアップ)の対象になっている
楽天証券のポイント投資は、SPU(スーパーポイントアップ)の対象となっています。
SPUは楽天市場でのポイント付与率が増えるサービスのことです。

楽天証券で一定条件を満たすと、その月のお買い物で得られるポイントが最大で+1倍になります。
楽天ポイント投資のSPU条件
- 当月合計30,000円以上の投資信託購入で+0.5倍
- 当月合計30,000円以上の米国株式円貨決済で+0.5倍
※支払いのうち1ポイント以上利用した場合対象
※楽天ポイントコースとマネーブリッジの設定が必要
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メリット②NISAにも利用できる
楽天ポイントはNISAを購入する際にも利用できます。
通常は、投資で得らえた利益(分配金・配当金)に対して、20.315%の税金を支払わなければなりません。
しかし、NISAを利用することで、投資にかかる利益が非課税となります。
現金+楽天ポイントでポイント以上の投資をしたい人には特におすすめです!

また、NISAでの商品の購入でも楽天ポイントが貯められます。
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メリット③楽天ポイントを貯めやすい
楽天ポイントは貯めやすいポイントとしても知られています。
SPU以外で楽天ポイントが貯められるサービスは以下の通りです。
楽天ポイントが貯められるサービス
- 提携店で楽天ポイントカードの提示
- 楽天カードの利用
- 楽天市場での買い物
- 楽天トラベルの利用
- 楽天edyや楽天payなどの電子マネー決済
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楽天ポイント投資のデメリット
楽天ポイント投資のデメリットは、以下のとおりです。
楽天ポイント投資のデメリット
デメリット①通常ポイントしか利用できない
楽天ポイント投資には通常ポイントしか利用できません。
期間限定ポイントが貯まっていたとしても、投資には利用できない点に注意が必要です。
デメリット②使えるポイントに上限がある
楽天ポイント投資は、会員ランクに応じて使用できるポイントの上限額が決まっています。
会員ランクはダイヤモンド会員とそれ以外で分かれており、楽天グループが提供するすべてのサービスが利用対象です。
名前 | ポイント利用上限/月 |
---|---|
ダイヤモンド会員 | 500,000ポイント |
ダイヤモンド会員以外 | 100,000ポイント ※30,000ポイント/日の制限あり |
ダイヤモンド会員以外でも、十分な利用上限ではありますが、場合によってはデメリットとなり得るでしょう。
近年改悪が続いている
近年、楽天ポイントは付与条件の改悪が続いています。
2021年には楽天市場における楽天ゴールドカードの見直しがなされたほか、公共料金の支払いルールが変更されました。
また、直近では2022年4月にSPU条件の変更もなされています。
- 従来(2022年3月まで):
500円以上のポイント投資で楽天市場の商品が+1倍 - 現在(2022年4月から):
マネーブリッジの設定と当月合計30,000円以上のポイント投資(米国株式と投資信託)でそれぞれ+0.5倍(※併用して最大+1倍)
今後もなんらかの改悪が行われる可能性はあるため、ときおり変更がないかどうかチェックすることをおすすめします。
楽天ポイント投資のやり方
楽天ポイント投資は、次のような流れで行います。
楽天ポイント投資のやり方
①楽天証券の口座を開設する
楽天ポイント投資を始めるには、楽天証券で口座を開設する必要があります。
なお、口座の開設にあたっては本人確認が必要です。
運転免許証や個人番号カードを手元に用意しておくと手続きがスムーズでしょう。
必要書類や手順は楽天証券の口座開設のやり方|マイナンバーがない場合の流れ・必要書類やお得なキャンペーンを紹介【画像付きで解説】の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

②楽天ポイントコースに設定を変更する
楽天証券の口座開設が完了したら、楽天ポイントコースに設定を変更する必要があります。
PCサイトにログインしたのち、「マイメニュー」→お客様情報の設定・変更「ポイント設定SPU」を押下し、ポイント設定とSPU画面開きましょう。
画面を開くと現在のポイントコースが表示されるため、そこで「楽天ポイントコース」に設定を変更すれば設定完了です。
なお、楽天証券で貯めた「楽天証券ポイント」がある場合にはコースを切り替えた際、自動的に楽天ポイントに移行されます。
③ポイント利用設定をする
「楽天ポイントコース」に変更したら、同じ画面で利用設定も行いましょう。
「ポイント利用設定」の中に「投信信託 積立注文」といった項目があるので、「設定する」をクリックしましょう。
クリックすると利用設定画面が開くので、利用ポイントの上限数を設定し、一連の操作は完了です。
なお、注文ポイントの利用設定は以下の3つから選べます。
- 毎月の利用上限ポイント
- 毎日の利用上限ポイント
- すべてのポイント利用
一度設定しても都度変更できるので安心してください。

楽天ポイント投資で買える!投資初心者におすすめの投資信託
楽天ポイント投資で買える投資信託のうち、投資初心者におすすめできる商品は以下の3つです。
楽天ポイント投資で買えるおすすめの投資信託
eMAXIS Slim全世界株式
「eMAXIS Slimシリーズ」は、三菱UFJ国際投信が運用するインデックスファンドシリーズです。
その中でもeMAXIS Slim全世界株式は、全世界の株式にまとめて投資できる商品で、「オルカン」の愛称でも知られています。
新興国を含めた世界中の株式に投資できることから、投資のリスクを抑えられる点が魅力的な商品です。
また、インデックスファンドということもあって運用コストが低く、手数料の安さは投資信託全体で見てもトップクラスです。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の積立シミュレーション
毎月3万円を20年間積み立てた場合(年利 20.07%)の運用結果
- 最終運用結果
- 9,428万円
- 運用コスト
- 28万円
- 手元に残る金額
- 約9,400万円(+8,680万円)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド
楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、全世界の株式市場の動きをとらえることを目指して、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目標としている商品です。
このファンド1本で全世界のほぼ全ての銘柄に分散投資ができるほか、大企業から中小まで「長期」「分散」「積立」を意識した投資ができます。
また、運用コストが低く設定されており、低コストで投資ができるのもメリットといえます。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドの積立シミュレーション
毎月3万円を20年間積み立てた場合(年利 19.41%)の運用結果
- 最終運用結果
- 8,539万円
- 運用コスト
- 86万円
- 手元に残る金額
- 約8,453万円(+7,733万円)
楽天・全米株式インデックス・ファンド
楽天・全米株式インデックス・ファンドは、楽天投信投資顧問が運用するインデックスファンドのひとつです。
この商品を購入することで、幅広い米国株式に投資できます。
また、投資銘柄も大型株に限らず中・小型株にも投資できることから、企業の成長にも期待できます。
信託報酬も0.162%と低く設定されているため、コストを安く抑えて運用したいといった人にもおすすめです。
楽天・全米株式インデックス・ファンドの積立シミュレーション
毎月3万円を20年間積み立てた場合(年利 23.20%)の運用結果
- 最終運用結果
- 2億円
- 運用コスト
- 115万円
- 手元に残る金額
- 約2億円(+1億円)
よくある質問
楽天ポイント投資以外におすすめのポイント投資はあるの?
A.代表的なものとして、SBI証券のポイント投資が挙げられます。
SBI証券ではPontaポイントやVポイントなどを利用して、国内株式・投資信託のポイント投資が行えます。
楽天ポイントを普段使いしていない人はSBI証券でのポイント投資もおすすめできます。
楽天ポイント投資と楽天ポイント運用の違いは?
A.還元方法と口座開設の有無に違いがあります。
楽天ポイント投資も楽天ポイント運用も元手は「楽天ポイント」ですが、戻ってくるのがポイントか現金かという違いがあります。
ポイント運用では基準価額に連動してポイントが増減し、使いたいと思ったタイミングで楽天ポイントとして引き出すことになります。
一方の楽天ポイント投資は投資信託をはじめとした金融商品の購入に楽天ポイントを利用することです。
この場合、ポイントが手元に戻ってくることはなく、金融商品を売却することで手元に現金が戻ってきます。
また、楽天ポイント運用は楽天会員であれば口座開設なく始めることができます。
楽天ポイント投資には楽天証券の口座開設が必要です。
まとめ
貯まったポイントを投資に充てられるポイント投資。楽天ポイントはさまざまな手段でポイントが貯まるため、使い勝手がよいと感じる人も多いでしょう。
しかし、楽天ポイント投資に限らず、投資を始める際はメリットやデメリットについてもきちんと理解しておくことが大切です。

今回の記事を参考に楽天ポイント投資に対する理解を深め、自分のニーズに合うならば、実際に利用してみてはいかがでしょうか。