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先物取引とは何かをわかりやすく解説!どんな仕組みか初心者もわかる

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  • 先物取引とは何か分かりやすく教えてほしい
  • 先物取引は怖いって聞くけど何が危険なのか知りたい

先物取引とは、「将来の売買を現時点で取り決めた価格で行うことを約束する取引」です。

自分の資産よりも大きな金額で取引ができるという特徴があります。

ただし、含み損が出ると、追加で資金を入れる必要があったり、期日までに反対売買しなければ、満期日に強制的に決済されたりといった注意点もあるので気を付けましょう。

この記事では先物取引とは何かから、特徴や地位点、先物取引の始め方などを解説します。

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先物取引とは?

先物取引とは、わかりやすく言うと「将来の売買を現時点で取り決めた価格で行うことを約束する取引」です。

先物取引の特徴は、運用資金の数倍の金額の注文を出せるという点です。

そのため、少額な資金で、大きな取引をすることができます。

なお先物取引は、反対売買を行った時や満期日までは原則、金銭の受け渡しは行われません。

受け渡しの行われていない先物契約のことを、建玉と呼びます。

先物取引の仕組み

ここからは具体的な例を使ってさらに詳しく先物取引の仕組みを解説していきます。

例えば、日経225ミニの6月限月を取引する場合、商品の概要は下記のようになります。

銘柄名日経225ミニ6月限
取引単位日経225の100倍
呼び値5円
必要証拠金126,000円~
満期日 2022年6月10日(金)

この先物は、日経平均の100倍の金額を受け渡しする取引です。

また満期日は2022年6月10日(金)ですので、反対売買をせずに保有し続けても、満期日には強制的に決済されます。

この日経225ミニ6月限を価格が28,000円の時に、1枚買いを行ったとします。

この取引によって、満期日の日経平均と購入価格である28,000円の差額の100倍の金額を受け渡す契約をしたことになります。

また新規の買い注文でしたので、買い建玉が1枚増えたことになります。

先物取引の例

先物取引の決済方法は2種類あって、1つは途中で反対売買をすることであり、もう1つは、満期日まで保有して精算することです。

先物取引の決済方法

反対売買

反対売買とは、買いを行ったのであれば売りを、売りを行ったのであれば買いを行うことです。

今回は買いを行っていますので、売ることが反対売買となります。

取引日以降、日経平均が上昇し、価格が30,000円になったとします。

この時点で売却すると、

30,000円×100―28,000円×100
200,000円(利益)

となり、手数料は勘案しなければ、20万円の利益となります。

一方、日経平均が下落して、26,000円になった時点で売却すると、

26,000円×100―28,000円×100
▲200,000円(損失)

となり、手数料は勘案しなければ、20万円の損失となります。

先物は満期日の前日まで売買を行うことができます。

反対売買した場合の例

満期まで保有

途中で反対売買せずに満期日まで建玉を保有していた場合には、満期日における特別清算指数(SQ値、Special Quotation)により精算が行われます。

SQ値が購入価格である28,000円を上回っていれば、

(SQ値―28,000円)×100の利益

となり、SQ値が28,000円を下回っていれば、

(28,000円―SQ値)×100の損失

となります。

なお、SQ値は、日経平均採用銘柄すべてに値段が付いたところで決定されますので、寄り付きの日経平均とは異なるので注意しましょう。

反対売買と同じように、SQの日経平均が30,000円になれば、20万円の利益となり、26,000円になれば20万円の損失となります。

満期まで保有した場合の例

なお実際の取引では、証拠金は毎営業日、損益を時価で計算して、再計算されます。

2022年1月13日現在の最低証拠金は126,000円ですので、6月までに日経平均が26,000円になっていれば、満期日に20万円を支払うのではなく、事前に追加証拠金が請求されることになります。

先物取引の特徴・注意点

先物取引の特徴・注意点①
決済は原則差金決済

先物取引は、通常、反対売買をすることで決済を行います。これを差金決済と呼びます。

つまり売買の金額の差額だけを受け渡しします。

信用取引では、現物株式を受け取る現引きという決済方法もありますし、商品先物でも現物を渡して決済する方法がありますが、株価指数の場合には決済方法は差金決済のみとなります。

先物取引の特徴・注意点②
証拠金取引制度を採用

先物取引は、反対売買を行わない限り最終決済日まで資金の受け渡しは行われません。

予め決められた証拠金を預け入れ、毎日再評価をして、取引を担保しています。

証拠金取引制度では、少額で証拠金を用意すれば、証拠金の何倍もの取引ができるので、利益も大きくなりますが、損失も大きくなる点に注意が必要です。

先物取引の特徴・注意点③
限月が設定される

先物取引は、限月と呼ばれる満期が設定されています。限月の設定は先物ごとに異なっていますので、事前に確認が必要です。

株価指数先物の場合には、主に3月、6月、9月、12月の限月が設定されます。

長期の限月もありますが、活発に売買されるのは直近の2~3限月だけで、無期限に保有することはできません。

先物取引の特徴・注意点④
夜間取引もある

株の取引は、通常午前9時から午後3時までです。

働いている人には取引が行いにくいですが、株価指数先物では、午前8時45分から午後3時15分までの日中立合に加え、夜間取引ができます。

夜間取引は、午後6:30~翌日の午前6:00までですので、家に帰ってからでも注文をゆっくりと出すことができます。

夜間取引ができる証券会社を紹介

先物取引の特徴・注意点⑤
手数料以外の費用がかからない

先物取引を行う場合、必要な金額の証拠金を入れておけば、あとは売買時に証券会社に支払う手数料以外は費用がかかりません。

株の信用取引では、残高があるときは、金利を支払ったり、管理費などの費用がかかったりしますが、先物取引の場合には、建玉があっても、金利などの費用を支払う必要はありません。

先物取引の特徴・注意点⑥
売りから入ることもできる

株式の場合には、現物なら買いからしか入れませんし、信用取引を使えば、売りから入ることができますが、コストがかかったり、信用売りができない銘柄があったりと制約が多くあります。

先物取引は、現物を調達するが必要ないため、売りでも、買いでも、どちらからでも自由に取引を開始することができます。

先物取引の特徴・注意点⑦
追加の証拠金が必要となる場合がある

先物取引で建玉を保持している場合には、毎営業日に損益を時価で計算して再評価します。

預け入れた証拠金の額から先物の計算上の損失額を引いたものがマイナスになった場合には、追加で証拠金を入れる必要があります。

追加の証拠金は、不足となった翌営業日に差し入れる必要がありますので、注意しましょう。

先物取引を始めるのがおすすめな人とは?

先物取引を始めるのが
おすすめな人

  • 積極的に利益を取りたい人
  • 決断力がある人
  • 思考が前向き(ポジティブ)な人
  • 自分のルールを守ることができる人

先物取引は少ない金額で大きな取引ができるので、積極的に利益を取りたい人におすすめです。

また相場が動いたときに、機敏に売買ができる決断力のある人や、損が出ても前向きに考えることのできるポジティブな人も、先物取引に向いています。

また自分で決めたルールをしっかり守ることができる人も先物に向いています。

一方、以下に当てはまるような人は先物取引よりも別な投資法を選んだ方が良いでしょう。

先物取引よりも別な投資法を選んだ方が良いタイプ
着実な利益を得たい人長期、分散投資
時間があまりない人ほったらかし投資
優柔不断な人ファンドラップ
損失をなるべく避けたい人 債券投資

先物取引の始め方

先物取引の始め方①
先物・オプション取引口座開設の申し込み

先物取引を始めるためには、まずは証券会社で総合口座を作ります。

総合口座だけでは、株式の現物取引しかできませんので、合わせて先物・オプション取引口座を開設します。

通常、総合口座を申し込む際に信用取引口座や先物・オプション取引口座などを同時に申し込めるようになっていますので、忘れずに申し込みましょう。

先物取引の始め方②
証券会社からの書類送付

証券会社から先物・オプション取引口座設定約諾書、先物取引・オプション取引に関する契約締結前交付書面、先物・オプション取引に関する確認書、差換預託に関する同意書等が送られてきます。

取引のルールや注意点等を確認しておきましょう。

ネット証券で先物口座を開設すれば、書類はすべて画面で確認することができます。

先物取引の始め方③
必要書類の返送

約諾書や確認書、同意書などの必要個所に記名、押印して返送します。

証券会社からの郵送なら数日待つ必要があります。

ネット証券であれば、サイトの画面上で、必要項目などを記入して確認や同意を行うため、即日で口座申し込みが可能となります。

先物取引の始め方④
証券会社による審査

先物取引は、証拠金の数倍の取引ができるため、通常の株式の取引と比較してリスクが高くなっています。

したがって証券会社では投資経験、金融の知識、資力などを確認して、審査を行います。

場合によっては電話でのヒアリングも行われるため、審査結果が出るまでに1日~2日必要な場合もあります。

先物取引の始め方⑤
先物・オプション取引口座開設完了

審査が完了すると、先物・オプション取引口座が開設されます。

口座開設完了は郵送やメールなどで通知されます。

既に取引を行っている証券会社であれば、いくつかの質問に回答するだけで、即時に開設されることもあります。

先物取引の始め方⑥
証拠金の入金

先物・オプション取引口座で取引を行うためには、証券総合口座に入金した後に、先物・オプション取引口座に資金を振り替える必要があります。

計算上の損失が出ている場合には、追加の証拠金を求められるので、余裕を持った金額を振り替えるようにしましょう。

先物取引の始め方⑦
発注

証拠金を振り替えたら、いよいよ発注します。先物・オプション取引は、株式とは別のツールから発注するのが一般的です。

株式の注文と同じように成行や指値で発注できるほか、逆指値や不成、IFDなど多彩な発注をすることができます。

よくある質問

先物取引とCFDの違いは?

A.手数料、決済期限、レバレッジに違いがあります。

先物取引CFD
手数料有り無し
決済期限有り無し
レバレッジ大きい小さい

「大きな利益を狙いたい」「資金に余裕がある」という人は先物取引のほうがおすすめです。

一方「低コストから始めたい」「商品を長期保有したい」という人はCFDが合っているでしょう。

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まとめ

先物取引は、株価指数や商品などに投資するものです。証拠金を入れることによって、少ない金額で大きな金額の取引を行うことができます。

ただし満期日があり、それまでに反対売買するか、満期日で精算をしなければなりません。

また日中取引以外にも、夜間取引ができるため、日中に忙しい人でもより引きすることができます。

大きな金額が動かせる分、決断力を持ち、自分で決めたルールを守ることができなければ、大きな損失を被ることもります。

先物取引を始めるにあったては、投資方法をしっかりと学び、慎重に始めることをおすすめします。

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