新卒入社から半年で転職は可能!メリット・デメリットや転職前に考えるべきことを解説
最終更新日:
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本記事では、新卒で入社して半年で転職した人の体験談を紹介します。
新卒入社半年で転職するメリット
新卒入社半年で転職するデメリット
第二新卒におすすめの転職エージェント
サービス名 | おすすめな人 | 求人数(2023年12月時点) | 対象地域 |
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【結論】新卒入社半年で転職すること自体は可能
まずお伝えしたい点として、新卒入社後、半年で転職すること自体は可能です。
法律では入社後一定の期間仕事をしなければならないという決まりはないため、極端にいえば1ヶ月での退職も問題ありません。
実際に厚生労働省の調査によると、入社1年目で離職する人の割合は高卒で15%、大卒で10.6%となっており、さらにはじめて勤務した会社を辞めた人のうち、約1割が入社6カ月までに退職しているという結果が出ています。
しかし、新卒入社してすぐに転職することは、少なからずリスクを伴います。
新卒入社して半年で転職する上で考えられるリスク
- 就職活動で応募した企業にネガティブなイメージを与える
- 経験が少なく自分の能力をアピールしづらい
- 経済的に不安定になる
一方で、早く転職を決断したことで労働環境や労働条件が良くなる場合もあります。
本記事では新卒入社して半年で転職した方の体験談から見えるメリット・デメリットのほか、後半でどのような環境の方が転職した方が良いか、しない方が良いかなども紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
半年で退職は第二新卒扱いになる
一般的に入社後3年以内に転職活動をしている方は、「第二新卒」と呼ばれ、企業からの需要が高い傾向があります。
年齢が若く、経験が浅いからこそ高い柔軟性で新しい環境に馴染みやすいことが大きな理由です。
また社会人としての基礎を前職で身につけていることから、教育コストが少なくなることに魅力を感じる企業もあるでしょう。
入社後半年での転職は、デメリットだけでなく、メリットにも目を向けて検討するようにしてください。
新卒入社半年で転職した人の体験談からわかる転職するメリット・デメリット
新卒入社半年での転職には、「企業からマイナスイメージを持たれる」「アピールできることが少ない」などと悪いだけでなく、「給料が上がる場合がある」「楽な職場に辿り着ける」といった良い体験談もあります。
実際に転職するのであれば、「本当に新卒入社後半年で転職して良かったか」を確認しておきたいところでしょう。
そこで、まずは新卒入社半年で転職した人の体験談からわかるメリット・デメリットを紹介します。
以下は体験談から見えたメリット・デメリットをまとめた表です。
メリット | デメリット |
---|---|
給料が上がる場合がある | 転職活動がしんどい |
楽な職場に辿り着ける | 企業からマイナスイメージを持たれる |
人間関係の悩みが減る可能性がある | アピールできることが少ない |
精神的に気楽になれる | 転職先の待遇がイマイチになる場合がある |
時間が無駄にならなくて済む |
転職体験談からわかる新卒入社半年で転職するメリット
まずは、「新卒入社後半年で転職して良かった」という感想を持つ方の、口コミから見えたメリットを紹介します。
給料が上がる場合がある
新卒入社後半年で転職した方 の口コミ
入社してみたら基本給16万のカラクリも(住宅手当2万+みなし残業代60時間分含む)だったから80時間残業しても手取り14万とかだったナァ。住民税がない新卒1年目でこれ。半年で辞めたけどめちゃくちゃいびられてたから評価もされてなかったし続けてたら2年目の給与とかどうなってたんだろうな………
(引用:X)
新卒入社後半年で転職した方 の口コミ
まず紹介するのは、「新卒入社後半年で転職したら年収が大幅に増えた」という口コミです。
企業によって設定されている給与は異なるため、転職先が前職と同じ仕事内容であったとしても、給料が上がる可能性があります。
ただし、新卒入社して半年で仕事を辞めた方にはアピールできる実績がないため、急激に上がるとは考えにくいでしょう。
前職で専門的なスキルを発揮できなかった方は、自分自身に合った企業へ転職することで、給料が大幅に増加することも考えられます。
楽な職場に辿り着ける
新卒入社後半年で転職した方 の口コミ
私も旦那も高卒なんだけど、高校卒業して就職した会社で頑張って頑張って働いて、どんどん認められて大卒の人とかが就くようなポストについて責任の重たい旦那と、新卒で入社した会社を半年で辞めて転職繰り返して、めちゃくちゃラク〜な職場にたどり着いた私とでは本当に社会的な価値が違いすぎると思
(引用:X)
新卒入社後半年で転職した方 の口コミ
泣きながら悩んで新卒で入社したとこ半年で辞めたけど、今、転職してよかった〜〜〜〜〜〜という気持ちしかない よかった
(引用:X)
こちらは「転職して楽な職場に辿り着けた」という口コミです。
休む暇もないほど忙しかったり、職場環境が悪く精神的に辛い想いをしている場合、転職することで楽な職場を見つけられるかもしれません。
「楽な職場」とは暇な職場ということではなく、体力や精神面の負担が少なかったり労働環境が良かったり、自分の適性に合った職場を指します。
職場と適性が合致していれば、仕事を苦とせず、周りからも見合った評価を受けられるでしょう。
本記事後半では自分自身の適性を見極めるためのお手伝いをしてくれる転職エージェントも紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
人間関係の悩みが減る可能性がある
新卒入社後半年で転職した方 の口コミ
新卒で入社した会社は上司に萎縮しコミュ不足。人間関係に悩み半年で終了。でも転職先は、上も下もなく人を大切にしてくれる方々に恵まれた。今、後輩育成や子育てをしてるけどそこにも上も下もないと思う。人間同士お互いを大切に出来れば、コミュ不足も人間関係の悩みも少なくなるのになぁって思う。
(引用:X)
「前職では人間関係で悩んでいたものの、転職することで上も下もなく人を大切にしてくれる方々に恵まれた」という口コミです。
人間関係が原因で仕事が思うように進まないのであれば、転職してすべてリセットすることで悩みが減る可能性があります。
どんな仕事であっても、人間関係の良さは、働きやすさや仕事をする上でのモチベーションに関わるものです。
人間関係は企業の組織風土に影響されやすいため、転職時は上も下もなく風通しの良い企業かどうかを見極められると良いでしょう。
精神的に気楽になれる
新卒入社後半年で転職した方 の口コミ
新卒で入社した東京会社を半年で辞める→実家に帰って京都の田舎の町工場みたいなところで働く→結婚&出産で東京の中小企業へ→離婚したけど会社は辞めずに関東にいる→転職もめんどくさくなる→案外毎日楽しいからまぁいいや⇐イマココ
(引用:X)
新卒入社後半年で転職した方 の口コミ
先程話した前職場は新卒で入社したところなんですけど、実は
辞める→約半年プー太郎→転職先決まるが1週間で合わず辞める→今の職場
なんですよね😂
私も1週間で辞めたところは抹殺してます😂
どっちも辞めて正解でした😂
今はおじさん達から『イキイキしてていいね!』って言われるので楽しいっす!
(引用:X)
こちらは「転職したことで精神的に気楽になれた」という口コミです。
現職の仕事内容や職場への不安・悩みがきっかけで転職を検討している方は、次の職場に移ることで問題から離れられて気が楽になります。
人によっては目に見えて活き活きするため、周りに気づかれることもあるでしょう。
不安や悩みを誰にも相談できないまま我慢することは、うつ病を発症する原因にもなります。
いま精神的に辛いと感じる方は、入社後半年の短い在籍であっても、転職を検討するのがおすすめです。
時間が無駄にならなくて済む
新卒入社後半年で転職した方 の口コミ
自分でビジネスをやるのは半年で月収100万突破して人生変わる可能性を秘めているし、そこまで早くなくても3年も頑張れば見事に人生逆転する。本業だと「新卒入社したらとりあえず3年」や「20年かけて部長を目指す」などありえないくらい長いスパンで人生の時間を消費させられることと差は歴然🍎
(引用:X)
新卒入社後半年で転職した方 の口コミ
今日から新社会人がんばってほしい
半年で新卒で入社した会社辞めても人生は楽しいし大丈夫
迷う時間がもったいない
やめよう
(引用:X)
「転職を決断することは、結果的に時間を無駄に浪費しないことに繋がる」という口コミです。
一般的に業務全体を経験して理解するためには、3年程度が必要とされています。
しかし、目的もなく「とりあえず3年」と時が過ぎるのを待っていては、自分の成長に繋がらず時間を無駄にする可能性があるでしょう。
人生における大切な時間を浪費しないためにも、固定概念に縛られないことが大切です。
転職体験談からわかる新卒入社半年で転職するデメリット
続いて、新卒入社してから半年で転職した人の、悪い体験談を紹介します。
転職活動がしんどい
新卒入社後半年で転職した方 の口コミ
新卒入社したけど半年経たずに辞めてしばらくふらふらしてたけど、将来不安になって転職活動して思った
会社合わないとかで辞めてもいいけどできるだけ早く転職活動は始めた方が良い
ブランクできても固定のエージェント利用で会社決まったので良かったけどもっと早くにすればよかった
(引用:X)
新卒入社後半年で転職した方 の口コミ
お久しぶりに!忙しすぎて余裕なくて何も呟いてなかった🥲
お仕事ちゃんときつくて新卒入社半年で転職活動して今月退職して来月から別会社になりました✋🌟
ヲタクしないと生きられないから両立させてたけど、睡眠時間削れてぎりぎりだった😭💦
(引用:X)
新卒入社後半年で転職した方 の口コミ
転職した理由は
職場の人間関係(雰囲気だったり暴言だったり)だけど
転職活動は早い方がいい!と思いました
新卒で入社して半年で辞めたけれど、
自分自身が壊れていくよりはやく転職活動した方が
明るい気持ちになれると思いました🥹
転職活動をするにあたって大変なこともあると思うけど負けないで
(引用:X)
「転職活動が大変、早くにすれば良かった」という口コミです。
新卒入社後半年で転職した方は、新卒と違い第二新卒として扱われるため、就職活動の明確な時期はありません。
そのため会社を辞めてからフラフラと自由を楽しんでいる方もいるものの、すぐに転職先が決まるとは限らないため、転職活動は早く始めた方が良いでしょう。
あまりに転職活動が長引くと、精神的・肉体的に加え、目減りしていく貯金残高を見て、しんどさを感じる方も多いようです。
企業からマイナスイメージを持たれる
新卒入社後半年で転職した方 の口コミ
私は新卒入社の会社を半年で辞めましたが、経験談からするとやっぱり1,2年は働いていたほうがいい。
転職先の選択肢が少なすぎる。
短期離職に理解がある時代とはいえ、1年勤めないのはマイナスイメージを持たれます。
それでも辞めたい理由がある場合は自信を持って辞めましょう。
(引用:X)
「1年勤めずに辞めると、応募先企業からマイナスイメージを持たれてしまう」という口コミです。
理由がどうであれ、新卒で入社した会社を半年で退職した人は、採用担当社からマイナスイメージを持たれやすくなります。
「物事を続ける根性がない人」や、「採用してもすぐに辞めてしまうのでは」などの不安を抱かせるからです。
マイナスイメージを払拭するためにも、説得力のある退職理由や志望動機があると良いでしょう。
アピールできることが少ない
新卒入社後半年で転職した方 の口コミ
周りの友人見る限り、新卒半年未満で辞めてはダメ。まずは休職です。
休職は医師の診断書があれば必ずできます。なんで休職せずに辞めてしまうのか。
休職期間中に転職活動すればいいし、資格の勉強もできます。無職の状態で入社3ヶ月何もアピールできる経験資格ない状況で転職はきついですよ。
(引用:X)
「新卒入社して半年での転職活動はアピールできることが少ないためきつい」という口コミです。
転職時、履歴書や職務経歴書、面接で自分自身の強みをアピールする場は必ず用意されます。
しかし、入社して間もない転職活動では実績があるとみなされにくく、仕事を通して得た強みのアピールは意味を持ちません。
新卒入社後半年での転職は第二新卒にみなされるため、実績よりもやる気や熱意、ポテンシャルを感じてもらえるようにするのがおすすめです。
転職先の待遇がイマイチになる場合がある
新卒入社後半年で転職した方 の口コミ
就活中(好きなことを仕事にしたい)→内定→就活終盤(新卒だし、同期いっぱい欲しいし給料ももっと欲しい)→内定蹴り、別会社に就職→入社→営業配属(聞いてない)→ストレスに耐えきれず半年で退社→転職(給料はどうでもいいからやっぱり好きなことをやろう)→通勤時間2時間きつい、ボーナス出ない
(引用:X)
こちらは「せっかく好きな仕事に転職したのに待遇が悪くしんどい思いをしている」という口コミです。
第二新卒の場合、新卒時よりも仕事の選択肢が狭まりやすい傾向を持っています。
転職活動が長期化すると不安や焦りも生じてくるため、条件を良く把握せず転職先を決めてしまったりすることもあるでしょう。
新しい就職先の待遇に不満を感じると、再度転職を検討することになりかねません。
好きな仕事を目指すのは良いものの、待遇面についてもしっかりと確認の上、企業を選択すると良いでしょう。
新卒入社半年で転職しない方が良い理由・ケース
転職を考える原因は数あるものの、ここでは転職しない方が良いケースを3つ紹介します。
転職しない方が良いケース
安易に転職をしてしまうと後悔することになりかねません。
今一度自分がなぜ転職したいかを見つめ直し、本当に転職するべきかを判断しましょう。
仕事がしんどい・業務内容が合わない
新卒入社後半年の社員が安易に転職をしない方が良いケースとしては、現在の仕事がしんどく、業務内容が合わないと考えている場合です。
どこの企業に入っても、希望に沿わない業務を任せられたり、繁忙期に精神的・体力的にきつい思いをしたりする可能性は十分に考えられます。
そのたびに転職を繰り返していては、信頼性が低くなり、キャリアアップも難しくなるでしょう。
仕事がしんどい・業務内容が合わない場合はどのように進めたら満足度が高まるかを考え、まず改善できないかに取り組むのがおすすめです。
給料が高く待遇が良い
現在の仕事が、給料が高く待遇が良い場合も、転職を見合わせる方が良いかもしれません。
転職先の給料や待遇が現職と同等・または超えることがなければ、後悔する可能性があるからです。
給料や福利厚生などの待遇は、ワーク・ライフ・バランスの実現、ひいては仕事をする上での満足度に大きく関わりを持ちます。
他の点に不満や不安を持つ一方で給料や待遇に満足している場合は、本当に転職するべきかを良く考えましょう。
ワーク・ライフ・バランスとは?
ワーク・ライフ・バランスとは、「仕事と生活の調和」のことです。
内閣府のHPでは、働くすべての方々が、『仕事』と育児や介護、趣味や学習、休養、地域活動といった『仕事以外の生活』との調和をとり、その両方を充実させる働き方・生き方と定義されています。
誰もが各自のライフステージに合わせ、やりがいを持って働き続けられることをめざす憲章です。
(参考:「仕事と生活の調和」推進サイト)
人間関係が悪い
職場の人間関係が悪い場合も、すぐに転職を考えるのはおすすめできません。
人間関係は異動や退職などで変動するため、時間の経過とともに解消する可能性が高いからです。
また、人間関係を理由に転職したとしても、転職先でも新たな人間関係に悩まされることもあるでしょう。
過度なハラスメントにより強いストレスを感じている場合は別として、一時的な人間関係で転職を考えている場合は、コミュニケーションの取り方を工夫してみるのがおすすめです。
新卒入社半年で転職した方が良い理由・ケース
続いて、新卒入社して半年しか経っていなくても、転職した方が良いケースを紹介します。
転職した方が良いケース
給与の未払い・パワハラ・過度な残業などがある
現職が給与の未払・パワハラ・過度な残業など、労働環境が悪い場合は転職をおすすめします。
精神的・肉体的にもストレスがかかり、心や身体を壊してしまう可能性があるからです。
特に時間外労働に関しては労働基準法で上限が定められており、原則としてこれを超える労働を従業員にさせることはできません。
時間外労働についての規定
時間外労働の上限は、原則として「月45時間・年360時間」と定められています。
(引用元:時間外労働の上限規制|厚生労働省)
労働条件が悪い場合は、転職により一気に改善を図れる可能性があります。
このような理由の場合は応募企業の人事も理解を示してくれるため、理由を正直に話しても問題ありません。
病気・怪我など体力面できつい
病気や怪我などを患い、体力面できつさを感じる場合も、転職を検討した方が良いでしょう。
肉体的・精神的に関わらず、仕事で無理して健康が損なわれることは将来のキャリアだけでなく、生活にも大きな影響を及ぼすからです。
新卒入社してから半年のタイミングであっても、体力的に長く続けられないと思った場合は、転職して自分に合った仕事に就くと良いでしょう。
その際、現職と同じ業務内容の仕事に応募すると同じ理由で転職するのではないかと不安を抱かれるため、応募先を良く検討するのがおすすめです。
他にやりたいことがある
他にやりたいことがある場合も、転職の検討をおすすめします。
入社半年後の転職は第二新卒とみなされ、ポテンシャル採用での側面が大きく、やりたいことが応募企業とマッチすれば、採用されやすいからです。
ポテンシャル採用とは?
ポテンシャル採用とは、即戦力ではなく、求職者の潜在能力を評価基準とする採用方法です。
そのため、未経験業種への応募としても、採用される場合があります。
他にやりたいことが見つかった方であれば、志望理由と将来のキャリアプランを明確に述べられるので、採用に至るされる可能性も高いでしょう。
やりたいことが見つかり現職では実現できない場合、転職を検討してみてください。
会社の経営状況が悪い・将来性がない
就活時は良く見えた会社の経営状況がいざ働いてみると悪いことに気づいたり、将来性がないと感じたりした場合は、転職しても良いでしょう。
会社が不安定の状況では、仕事を通して望むスキルを身につけられない可能性があります。
また、業績悪化が続くと取引先への支払いや社員の給料の未払いにつながり、直接的に被害を受けることもあるかもしれません。
仮に人間関係が良く業務内容に不満が良くても、客観的に見て現在の勤務先が将来不安定である場合は、早めに見切りをつけるのも検討しましょう。
後悔しない!新卒入社半年で転職する前に今一度考えるべき3つのこと
ここまで読んで、転職理由が「転職した方が良いケース」に当てはまる場合でも、すぐに転職への行動を起こすのは得策ではありません。
転職に焦ると企業とのミスマッチが生じたり、優良求人を見逃してしまったりすることが考えられます。
転職が頭に浮かんだ際は以下のポイントについて考え、本当に転職するべきかを判断してみると良いでしょう。
新卒入社半年で転職する前に今一度考えるべき3つのこと
現状で改善できる部分はないか考える
まずは、現状で改善できる部分はないかについて考えてみましょう。
転職を考えている理由により、行動することで不満が解決に向かうかもしれません。
就職みらい研究所の「就職白書2020」によると、新卒採用における1人あたりの採用コストは93.6万円となっており、企業にとって無駄にできる金額ではないため、交渉の余地はあるでしょう。(※就職白書2020|就職みらい研究所)
また、自分自身が変わることで状況が変えられる場合もあります。
部署移動や仕事内容の改善提案など、考えうる行動を自ら起こしてやってみるのもおすすめです。
自己分析をしてみる
転職活動の前には、自己分析をしてみるのがおすすめです。
自己分析をすることで本当に今の会社を転職する必要があるのか、現状の改善で留まれるのかが見えやすくなります。
方法としては、以下の4つの質問を自分に投げかけてみるのがおすすめです。
自己分析のための自分への質問項目
- いまの会社は善いか悪いか
- いまの会社は好きか嫌いか
- いまの会社は自分に合っているかいないか
- それは中期で解消されるか
はじめての転職は非常にハードルが高いものの、一度転職してしまうと二度目以降の転職には抵抗がなくなりやすく、転職回数が多くなってキャリアアップができなくなったり採用されづらくなったりするリスクが生じます。
安易な転職を避けるためにも、4つの質問に真剣に向き合い、自分の想いを確認すると良いでしょう。
また、自己分析で自分の強みや適性を明確にすることで、より長く働ける企業に出会えるようになります。
親・友人に相談してみる
転職を考えた際、親や友人など身近な方に相談してみるのも良いでしょう。
身近な方は自分のことをよく知る存在であるため、相談者自身のことを本当に考えたうえでのアドバイスをしてくれるはずです。
また、相談者も正直な気持ちを伝えられ、心の中の整理もつきやすいというメリットがあります。
新卒入社半年で転職したい場合の3つのポイント
転職する前に今一度考えてみた上で、やはり転職したいと思う場合、以下のポイントを押さえて活動しましょう。
新卒入社半年で転職したい場合の3つのポイント
退職・転職理由はポジティブにしておく
「人間関係が悪い」「給与が低い」などどのような理由であっても、退職・転職理由はポジティブにしておきましょう。
書面上や面接で不満をそのまま伝えては、応募先企業にマイナスな印象を与えかねません。
言わなくても良い内容は言わないことを意識し、退職理由を聞かれた際のポジティブな伝え方を身につけておきましょう。
【ネガティブからポジティブへの転換例】
- 人間関係が悪い→周りと連携を取りながら一つの目標に向かってチームワーク良く仕事を進めたい
- 残業が多すぎる→効率的に仕事をして、さらに成果を挙げたい
- 給料が安すぎる→実績を正当に評価してもらいたい
ネガティブな転職理由は、仕事に対する前向きな思いが叶えられないからこそ出てくるものです。
なぜ不満を感じているのかを見つめなおすと、良い退職・転職理由が見えてきます。
転職先の軸を決めておく
転職活動の際は、学生時代に就職活動をしたとき以上にしっかりと「軸」となる条件を持つ必要があります。
軸がなければ候補の企業に優先順位がつけられず、ミスマッチの仕事を選んだり、いつまでもふらふらと転職先が決まらないことになりかねません。
転職先の軸を決めるためには、人が企業に期待する項目を大きく4つに分けて整理するやり方があります。
「目的への共感」=企業理念に共感する、経営陣の想いを聞いてワクワクする
「活動内容の魅力」=仕事内容や取扱い商品が魅力的
「構成員の魅力」=社風が良い、優秀な社員が多い
「特権への魅力」=福利厚生、勤務先の立地やアクセス、評価体制、教育・研修制度の充実
さらに、条件を「絶対に譲れない条件」と「あれば尚良い」にわけておくのもおすすめです。
【条件例】
- 社風
- 仕事内容
- 経営者
- 給与
- 評価・教育制度
- 設備
- 待遇
上記で「絶対に譲れない条件」は、軸となります。
キャリアプランを考えておく
転職の際は、あらかじめキャリアプランを考えておきましょう。
キャリアプランとは、自分が今後どのような経歴を積み上げていくかを考える、中長期計画を指します。
キャリアプランを立てる方法
キャリアプランを立てるには数多くのやり方があるものの、シンプルでやりやすい方法を紹介します。
- 仕事で実現したいこと、ありたい姿を明確にする
- 今自分にできること、今後に活かせる経験やスキル、自分が大切にしてきた価値を整理する
- 自分に足りないものや、今後身につけたいことを整理する
キャリアプランを持つことで志望動機について面接官にも自分自身にも筋を通った説明ができるようになり、入社後のミスマッチを避けられるでしょう。
また、キャリアプランがあれば仕事のモチベーションが明確になり、維持しやすくなります。
新卒入社半年で転職したい方におすすめの転職エージェント
新卒入社半年で転職したい方は、転職エージェントを活用するのがおすすめです。
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(最終更新:24年10月時点)
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- ハタラクティブ)
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(最終更新:24年10月時点)
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(最終更新:24年10月時点)
新卒入社半年で転職したい方によくある疑問
最後に、新卒入社半年で転職したい方からの、よくある疑問に回答します。
転職は人生における大きな決心です。
わからない点は解消した上で、行動に移すようにしてください。
新卒入社半年で転職したい方によくある疑問
新卒半年で退社は転職で不利になる?
回答
不利になってしまう可能性もあります。
新卒時の就職活動と比べ、仕事を探すとなると企業が絞られるため、不利になる可能性があります。
また、理由によっては、採用する企業からマイナスな印象を与えてしまうため、選考段階でしっかりとした転職理由を述べられるようにしておきましょう。
とはいえ、第二新卒を募集している企業は複数あり、転職に不安を感じるのであれば、リクルートエージェントやハタラクティブなど転職エージェントのサポートを受けながら仕事を探してみるのも検討してみてはどうでしょうか。
公務員に転職できる?
回答
第二新卒で公務員への転職は可能です。
ただし公務員になるには「公務員試験」に合格する必要があり、勉強時間を確保が絶対条件です。
公務員には国家公務員から地方公務員などさまざまな種類が存在し、独学での合格は難しい試験もあるため、事前に確認しておくのが良いでしょう。
受ける種類によって試験の日程がバラバラなため、自分のなりたい職種の情報を集め、取り組んでみてください。
大手企業に転職できる?
回答
新卒入社後半年で退職した場合も、大手企業への転職は可能です。
近年では大手企業であっても第二新卒を積極的に採用するところも多く、好条件で採用される可能性もあります。
大手企業が第二新卒を積極的に採用するのは、教育コストを抑えられるからです。
多少なりとも社会人経験がある第二新卒は基本的なビジネスマナーを身に付けているので、新卒者よりも教育期間とコストを抑えて、早期の戦力化が期待できます。
気になる企業を見つけたら、大手であってもチャレンジするのがおすすめです。
まとめ
新卒入社して半年での転職は可能であるため、現在の会社を辞めたいと思う人は、転職もひとつの選択肢として検討してみると良いでしょう。
しかし、就職後短い期間での転職には良いことだけではないため、実際に転職した方の体験談からみえるメリットとデメリットをまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
給料が上がる場合がある | 転職活動がしんどい |
楽な職場に辿り着ける | 企業からマイナスイメージを持たれる |
人間関係の悩みが減る可能性がある | アピールできることが少ない |
精神的に気楽になれる | 転職先の待遇がイマイチになる場合がある |
時間が無駄にならなくて済む |
さらに新卒入社後半年での転職は、した方が良いケースとしない方が良いケースがあるため、自分がどちらに当てはまるかを、今一度確認した方が良いでしょう。
確認の上、やはり転職に進む場合は、自力で就職活動をするのではなく、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
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特に上記の3社は既卒・第二新卒・20代など若手の求職者の支援に特化しているという特徴を持つため、はじめての転職にも非常におすすめです。
ぜひ転職エージェントを活用し、理想の企業への転職を果たしてください。