【6割の店舗がキャッシュレス決済導入済み!】店舗側から見たキャッシュレス決済の普及率とメリットに関する動向調査
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株式会社エイチームのグループ会社である株式会社エイチームフィナジー(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:林 和樹、以下当社)は、10~70代の男女441名を対象に「店舗側から見たキャッシュレス決済の普及率とメリットに関する動向調査」を行いました。
本調査の結果、
- 約6割の方が、ご自身の店舗に既にキャッシュレス決済を導入している
ということがわかりました。
一方、導入しない理由として多かったのが
- 「手数料の負担」(53.3%)
- 「お客さんの需要を感じない」(38.2%)
- で、この2点だけで全体の9割以上を占めています。
導入後のメリットについては、
に関する声>が多数あがり、8割以上の方が今後も継続して利用する予定と回答しています。
調査サマリー
キャッシュレス決済を導入している店舗は全体の約6割
導入しない理由として最も多かったのが「手数料による負担が大きい」で53.3%
導入している店舗の8割以上が今後も継続を予定している
- キャッシュレス決済の中で、一番多く利用されているのは「クレジットカード」で77.4%
調査方法 | インターネット調査 |
---|---|
調査対象 | 何らかの店舗を運営している10代~70代の男女(店舗オーナーや個人事業主の方) |
調査期間 | 2020年7月27日~28日 |
調査エリア | 全国 |
サンプル数 | 441名 |
調査機関 | Fastask |
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6割近くの店舗がキャッシュレス決済を導入済
最近では、どこの店舗においても利用できるようになってきたキャッシュレス決済ですが、実際に、店舗側にキャッシュレス決済を導入しているのかについて質問したところ、
- 「はい」と回答した方が全体の約6割を占めている
ことが分かりました。

キャッシュレス決済導入を見送っている8割以上の方が今後も使用予定なし
一方で、キャッシュレス決済を店舗にまだ導入していない、と答えた方へ「今後店舗にキャッシュレス決済を導入する予定があるのか」についてお聞きしたところ、8割以上の方が「いいえ」と回答しました。

キャッシュレス決済導入に踏み切れない!その最大の壁となるのは「手数料による負担」
2019年10月から2020年6月末まで政府主導で推奨していた「キャッシュレス・ポイント還元事業」もあった中で、なぜキャッシュレス決済の導入を見送ったのか。
その理由を尋ねたところ、
- 圧倒的に多かったのが「手数料による負担が大きいから」で53.3%、
- 次いで、「お客さんの需要がなさそう」が38.2%
との回答に。
9割以上の方がこの2点をネックに感じ、導入までに至っていないようです。

では、既にキャッシュレス決済を導入している方は、どのように感じているのでしょうか?
実際にメリットを感じているのかについて質問したところ、
- 「はい」と答えた方が6割以上
- 「いいえ」と答えた方はわずか2割程度にとどまる
という結果になりました。

「売上アップ」「お客様の利便性向上」そして、「感染症予防」を実感している方が多数
具体的なメリットの内容についてお聞きしたところ、
に関して効果を感じているといった声が多かったようです。
実際の声
▼売上アップ
- 購入額を気にせずお買い物していただける
- 現金の持ち合わせが無かった時でも、販売に至った事例があった
- 顧客が増えた
- LINEのキャンペーンなど、ポイントや還元額が増える時に客足が伸びる
▼お客様の利便性向上
- お客様に還元がある
- 現金以外の選択肢があることでお客様に喜んでもらえる
- 各社の還元キャンペーンの影響で、実質割引価格での販売となり、お客様が喜んでいたこと
- 新しい決済方法を試す人が意外と多かった。PAY PAYやLINE Payなどのキャンペーンに参加することによるお得感があった
- お客さまが手軽に支払い方法を自由選択出来る様になったこと
▼感染症予防
- 現金を持たなくて、安心安全
- コロナ感染症対策として現金の手渡しをしないで澄む
- 釣り銭を用意する量が少なくてすむ
前問で、キャッシュレス決済導入の障壁と感じていた「手数料による負担」や「お客様の需要がない」を、払拭するような回答結果となりました。
導入済店舗の8割以上が、引き続きキャッシュレス決済の利用を予定
次に、「今後もキャッシュレス決済の利用を継続する予定か」についてうかがったところ、8割以上の店舗が利用を継続すると答えています。
導入後多くの店舗がキャッシュレス決済のメリットを享受していることが、この回答結果からも読み取れます。

店舗に導入しているキャッシュレス決済で一番多かったのは「クレジットカード」
実際に、どのキャッシュレス決済を導入しているのかについて質問したところ、
- クレジットカードが77.4%と圧倒的に多く
- 次に、デビットカードで59.3%
と、カードによるキャッシュレス決済を導入している方が多いようです。

本当にメリットだけ!?ネガティブな面も確認してみたところ…
キャッシュレス決済の導入は本当にメリットばかりなのでしょうか?
「支払い時のキャッシュレス決済で面倒臭いなどネガティブな感情を抱きますか?」といった質問もしてみたところ、
- 「いいえ」が70.4%
- 「はい」が23.5%
との回答結果になりました。
前問で聞いた導入によるメリットでも、
- 会計がスムーズ、業務の簡易化
- 会計がスムーズになった。現金ミスが無くなった
- 現金を扱う手間が省け、売上の管理が楽になった
といった声もあがっています。

消費者ニーズが高まるキャッシュレス決済。これを活かすことが今後のカギに!?
今回のアンケートで、キャッシュレス決済の導入に躊躇している方がいる中で、実際に利用してみると、メリットを感じ継続して使っていきたいと回答している方が実に多くいることがわかりました。
消費者側のキャッシュレス普及率が上がる中、以前実施したアンケート(※)で、6割以上の利用者が新型コロナウイルス感染予防につながっていると回答。
さらに、緊急事態宣言発令後の支払方法では、現金支払い29.2%に対し、クレジットカードによる支払いが51.2%、キャッシュレス決済全体としては70.5%となっています。
新しい生活様式が求められる昨今、消費者ニーズはますます高まっていくことが予想できます。
店舗側として、この需要を活かすことが今後のカギになってくるのではないでしょうか。
※2020.07.22公開記事「外出自粛でどう変わった?お金の使い方と支払い方法の変化について徹底調査を実施!」のQ6「新型コロナウイルス感染の予防に繋がると感じますか?」の回答より