「やめときゃよかった…」タワマン購入で後悔する理由7つと後悔しない買い方を紹介!
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都会に住む誰もが一度は憧れる、タワーマンション。
ホテルのようなエントランスに部屋からの眺望、充実した共用スペースなど、住んでいる人にしか手に入らないステータスは魅力的ですよね。
しかし、実際にタワーマンションに住んだ人からは
- 面倒なことが多くストレスが溜まった
- 想定以上にお金がかかって引っ越すことにした
という声もあがっています。
「憧れているから」「かっこいいから」と勢いで購入してしまうと、将来的に後悔をするかもしれません。
そこで本記事では、タワーマンションに住んで後悔する理由7つと、後悔しないための対策方法をご紹介します。
株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
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タワマンに住んで後悔する7つの理由
タワーマンションに住んでいる人たちは、どのような理由で後悔しているのでしょうか。
代表的な理由は、以下の通りです。
タワマンに住んで後悔する7つの理由
ひとつずつ詳しく見てみましょう。
後悔理由①維持費が高額
タワーマンションの場合、キッズルームやパーティールーム、ゲストルームなど設備が充実しているため、その分維持費は高くなりがちです。
タワーマンションの管理費の平均は、1平方メートル当たり306円。70平方メートルの住戸だとすると、月々2万1,420円の出費です。
また、修繕積立費の平均は1平方メートル当たり167円で、同じく70平方メートルの住戸だとすると、月々1万1,690円になります。
つまり、月々の住宅ローンの支払いに、約3万3,110円がプラスになるのです。
さらに、車を所有している場合は駐車場代も発生し、都心部では月々5万円ほどになることも。
購入する場合は、住宅ローンを完済しても維持費は支払い続けなければいけないので、老後も支払えるか考える必要があります。
後悔理由②ベランダに洗濯物を干せない
タワーマンションといえば、魅力のひとつは高層階からの眺望です。
しかし、実際に住んでみると高層階は風が強く、洗濯物を干すことができません。
ベランダがない物件もあり、洗濯物の乾燥は浴室乾燥か乾燥機に頼る必要があります。
電気代がかかるうえ、布団を干したり窓を開けたりできないので、不便に感じることも多いようです。
後悔理由③エレベーターが混雑する
タワーマンションには数百世帯が同じ建物に暮らしているため、朝の通勤時間帯はエレベーターが混雑します。
エレベーターが来ても満員で乗れなかったり、やっと乗ったのに各階に停まったりと、毎朝時間が読めずストレスが溜まることが多いようです。
せっかく駅近くの物件でも、ロビーに着くまで10分かかってしまってはイライラしてしまいますね。
後悔理由④荷物の受け取りが面倒
タワーマンションは部屋に辿り着くまでに何カ所もオートロックがあります。
そのため、荷物が届いたときは何度も解錠操作をしなければいけないことも。
また、複数の部屋を順番に回る場合もあり、インターホンで対応してから10分以上届かないということもあります。
いつ荷物が届くかと、身動きが取れないのはストレスが溜まりますよね。
さらに、留守のときに便利な宅配ロッカーも、ロビーフロアにあることが一般的なため、重い荷物を自分で上に運ばなくてはいけないのも大変です。
後悔理由⑤災害時の不安
タワーマンションは、建物自体の耐震性は高いものの、地震が起きると高層階は激しく揺れます。
これは、建物が倒壊しないように、弾力性を持たせた構造になっているためです。
また、地震によってエレベーターが止まってしまうと、階段を上り下りしなくてはなりません。
怪我をしていたり、重い非常用リュックを背負っていたりすると、階段で移動するのは一苦労でしょう。
後悔理由⑥マンション内のヒエラルキーがある
ドラマで話題になったタワーマンション内のヒエラルキーですが、実際に感じている人も多いようです。
タワーマンションは混雑を避けるために、上層階行きと下層階行きに分かれていることも。どちらに乗るかで、マウントを取られていると感じることがあるようです。
また、子育てをしている場合は、マンション内でのヒエラルキーが子どもに影響する可能性もあります。
高層階の子どもが親の態度を真似てマウントを取ったり、下層階の子どもが卑屈に感じることもあるでしょう。
後悔理由⑦資産価値が下がる可能性がある
昔は人気だったタワーマンションでも、20年後には入居者が減って資金繰りが悪化し、管理不行き届きになっている場合があります。
資産性を重視して購入していても、資産価値が下がる可能性もあるのです。
将来賃貸に出して別の家に引っ越したいと考えている場合は、しっかりエリアや建物を調べることが大切です。
タワマンに住むメリット
タワーマンションに住むデメリットをご紹介しましたが、もちろんメリットもたくさんあります。
タワーマンションに住むメリット
- 眺望の良さ
遠くの山が見える、夜景が一望できる - 共用施設の充実度
パーティールーム、ジム、ラウンジ、保育所、ワークスペースなどが利用できることがある - セキュリティ性の高さ
24時間有人管理、オートロックシステム、モニター付きインターホンなどが付帯することが多い - 資産価値性
中古でも高値で取引されやすい、空き待ちの買い手がいる - ステータス
眺望、資産価値性、外観、共用施設などにより得られるステータス
たとえば、低層マンションや一戸建てにはない眺望の良さや、セキュリティ性の高さ、大規模物件ならではの共用施設や充実したサービスなどがあげられます。
タワーマンションに住んでいれば、友人を呼んだときに羨ましがられたりと、ステータスを感じられる場面も多いでしょう。
購入前、居住前にしっかり検討することで、これらのメリットを享受してタワーマンションでの生活に満足している人もたくさんいるのです。
タワマンに住んで後悔しないためにできること
タワーマンションに住んで後悔しないためには、購入前にしっかり検討をすることが大切です。
ここからは、検討すべきポイントをご紹介します。
タワマンに住んで後悔しないために検討すべきポイント
検討①価値が落ちにくいマンションを選ぶ
将来的に売却や賃貸に出すことを視野に入れているなら、資産価値が落ちにくいマンションを選ぶことが大切です。
資産価値に影響する条件は、「立地・ブランド力・管理体制」の三つです。
資産価値に影響する条件
- 立地:
再開発がおこなわれる街や、交通利便性が良い街にあるかどうか - ブランド力:
大手が売主の物件かどうか - 管理体制:
共用部分や清掃が行き届いているかどうか
再開発がおこなわれる街や、交通利便性が良い街は、需要が高いため資産価値は下がりにくい傾向があります。
また、住友不動産株式会社や野村不動産株式会社といった「メジャーセブン」とよばれる大手7社が売主の物件であれば、強いブランド力があります。
中堅のマンションが悪いというわけではなく、ブランド力を重視する人もいるためです。
管理体制は新築分譲時はチェックできませんが、中古物件であれば目で確認できます。
共用部分の破損がそのままにされていないか、清掃は行き届いているかなど、日々のメンテナンスを確認してみましょう。
検討②内覧で住みやすさを確認する
タワーマンションを検討するときには、内覧をおこないます。
ポイントを知らずに見ていると、豪華な内装に気持ちが高ぶって冷静な判断ができません。
内覧では以下の内容をチェックしましょう。
周辺環境 | |
---|---|
□ | 駅からマンションまでの道のりは安全か |
□ | 駅のホームに到着するまでに何分かかるか |
□ | スーパーやコンビニ、病院は近くにあるか |
□ | 銀行や病院など必要な周辺施設があるか |
□ | 通勤・通学の利便性は問題がないか |
□ | 道路や線路などからの騒音はないか |
□ | ファミリーの場合、学校からの道のりは安全か |
□ | ファミリーの場合、近くに遊びやすい公園があるか |
共用部分 | |
□ | エントランス・駐輪場・ゴミ置場などが清潔に保たれているか |
□ | コンシェルジュはいるか(いる場合は時間も確認) |
□ | エレベーターの台数は住戸数に対して十分あるか |
□ | ゴミ捨て場は各フロアにあるか |
□ | ゴミ出しは24時間できるか |
□ | 車を所有している場合、駐車場に空きがあるか、駐車場代はいくらか |
□ | 自分にとって設備が過剰・過少ではないか |
室内環境 | |
□ | 眺望・日当たりは良いか |
□ | 十分な広さがあるか、間取りは使いやすいか |
□ | 車や電車の騒音はしないか |
□ | 上下階、隣住戸からの騒音はしないか |
□ | 収納スペースは十分にあるか |
□ | 洗濯物は干せるか、干せないなら浴室乾燥機がついてるか |
検討③複数のマンションを比較・検討する
就職活動のときに何社もまわって、自分に合う・合わないを知っていくように、マンションを検討するときも複数のマンションを比較することが大切です。
タワーマンションに限らず、低層マンションを見てみるのもよいでしょう。
選択肢をいくつか持って比較することで、それぞれの良いポイントや悪いポイントが見えてきますよ。
検討④住人の口コミをチェックする
中古マンションであれば、インターネットで口コミをチェックできます。
内覧だけでは分からない事項をチェックすることができるので、物件名で調べてみるとよいでしょう。
検討⑤設備やサービスを精査する
共用設備やサービスが充実しているタワーマンションですが、その分お金がかかってしまいます。
夫婦だけの世帯であればキッズルームや保育施設は使うことはありませんし、友人を呼ばないならパーティールームも使いません。
自分にとって必要な設備やサービスかどうかを、冷静に精査することが大切です。
検討⑥具体的な負担額に落とし込んで考える
マンションを検討しているときは、つい物件価格ばかりに目が行きがち。
住宅ローンの支払い、管理費、修繕積立金などすべてを含めたとき、月いくらの負担になるのか、何年間それが続くのかを試算することが大切です。
タワーマンションを買ったことで資金繰りが苦しくならないよう、ライフプランをしっかり立てましょう。
検討⑦賃貸という選択肢も検討する
「タワーマンションを買って後悔するのが怖い」という人は、賃貸という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。
気になる物件があったら、一度実際に住んでみてじっくり考えるのもおすすめです。
とくに、一生住もうと思っていない場合は、賃貸の方が良い場合もあります。
マンション内の託児所など、一時的にしか使わないサービスもあるためです。
まとめ
憧れのタワーマンションですが、実際に住んでみると、想定以上にお金がかかったり、ストレスが溜まったりするというデメリットをご紹介しました。
タワーマンションに住んで後悔しないためには、購入前にしっかり検討をすることが大切です。
メリットだけでなくデメリットも把握したうえで、冷静に判断をするようにしましょう。
せっかく購入したのに、ストレスが溜まって手放すことになってしまっては、金銭的・精神的負担も大きくなります。