FXのスワップポイント比較一覧!おすすめ口座ランキング15選
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スワップポイントとは2国間の金利差から発生する損益で、利益をほぼ毎日受け取れます。
スワップポイントの取引におすすめのFX会社は下記の通りです。
スワップポイント取引におすすめのFX会社
スワップポイントはFX会社によって大きさが異なり、同じ通貨ペアであっても長期運用すると受取額に大きな差が出る場合があります。
皆様の運用方針に最適な通貨ペアやFX会社を見つけられるよう、本記事をぜひ参考にしてください。
2024年10月8日時点の情報を掲載しています。
本記事では、以下の一覧に記載されている、金融庁・財務局から金融商品取引業者として登録を受けている業者のみ紹介します。
金融商品取引業者一覧
執筆者のプロフィール
ゆったり為替/FX・仮想通貨トレーダー
早稲田大学政治経済学部政治学科卒。独立行政法人職員を経て独立。中長期トレードを主戦場とし、仮想通貨・アンティークコインにも投資を行う。執筆業では正直かつ正確な情報提供に努めて執筆することを心がけている。
株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
「ユーザーが信頼して利用できるWEBメディア」を目指す編集部チーム。実際のユーザーの声や業界知識の豊富な専門家の協力を得ながら、コンテンツポリシーに沿ったコンテンツを制作しています。暮らしに関するトピックを中心に、読者の「まよい」を解消し、最適な選択を支援するためのコンテンツを制作中です。
■書籍
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■保有資格
KTAA団体シルバー認証マーク(2023.12.20~)
■許認可
有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可・許可番号:23-ユ-302788)
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FXのスワップポイント比較ランキング
スワップポイントが大きい15社について、順位とともに紹介します。
各社の買いのスワップポイントを比較した結果、GMOクリック証券、LIGHT FX、みんなのFXが有利な結果になりました。
FX会社 | 1 GMOクリック証券 | 2 LIGHT FX | 3 みんなのFX | 4 ヒロセ通商 | 5 GMO外貨 | 6 DMM FX | 6 FXブロードネット | 6 サクソバンク証券 | 9 トライオートFX | 10 松井証券FX | 10 OANDA証券 | 12位SBI FXトレード | 12位LINE FX | 14位外為どっとコム | 15位マネースクエア |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 197円 | 195円 | 195円 | 195円 | 192円 | 194円 | 196円 | 181.01円 | 190円 | 194円 | 142.9円 | 193円 | 194円 | 190円 | 175円 |
豪ドル/円 | 130円 | 130円 | 130円 | 119円 | 114円 | 114円 | 114円 | 109円 | 120円 | 93円 | 117.3円 | 114円 | 115円 | 110円 | 122円 |
トルコリラ/円 | 49円 | 49円 | 42円 | 42円 | 40円 | - | - | 53円 | 43円 | 40円 | 39.3円 | 40円 | 39円 | 40円 | 7円 |
南アフリカランド/円 | 18.5円 | 18.2円 | 18.1円 | 18円 | 18.1円 | 18円 | 18円 | 15円 | 17円 | 17円 | 6.3円 | 17円 | 16円 | 17円 | 3円 |
メキシコペソ/円 | 24.5円 | 23.1円 | 22.1円 | 22円 | 26.6円 | 22円 | - | 23.52円 | 20円 | 21円 | 25.3円 | 21円 | 22円 | 21円 | 13円 |
過去のスワップポイント公開 | 長期 | 直近1か月分 | 直近1か月分 | 長期 | 長期 | 直近2か月分 | 長期 | 長期 | 直近3か月分 | 長期 | 長期 | 長期 | 直近1か月分 | 長期 | 直近2か月分 |
公式サイト | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 |
調査日:2024年10月8日
調査対象FX会社数:22
調査時点で最新のスワップポイントを掲載
最新のスワップポイントが3日分の付与額だった場合、1日分に調整
各通貨ペアについてスワップポイントが大きい順に上位10社まで点数を付与(1位10点、2位9点、…、10位1点)し、合計点が多い順に順位付け
太字はキャンペーン期間中でスワップポイントが通常より多いことを示す
スワップポイントとは2国間の金利差から発生する損益で、金利情勢を反映して日々大きさが変化します。
FX会社がスワップポイントの大きさを自由に決めるので、FX会社間で数字が大きく異なることは珍しくありません。
なお、スワップポイントの大きさは日々変動するため、1日の数字のみで優劣を判断するのはやや困難です。
表の「過去のスワップポイント公開」部分を見ると、過去のスワップポイント実績の公開状況がわかります。長期にわたって公開している場合、過去の数字をさかのぼって調査可能です。
1位:GMOクリック証券:スワップポイントの一本値を採用
GMOクリック証券は、全通貨ペアのスワップポイントで一本値(いっぽんね)を採用しています。
スワップポイントの一本値
スワップポイントの受取額と支払い額が同じであること
一般的に、買いと売りのスワップポイントの値を合計すると、マイナス(支払い超過)になります。
顧客にとってのマイナスですから、FX会社にとって収益です。
その一方、GMOクリック証券では受取額と支払い額が同じであり、差はありません。
GMOクリック証券はスワップポイントから収益を得ていないという意味であり、顧客に有利なスワップポイントを提示しています。
売り | 買い | 差額 | |
---|---|---|---|
GMOクリック証券 | 100円の支払い | 100円の受取り | ゼロ |
一般的なFX会社 | 110円の支払い | 90円の受取り | 20円のマイナス (FX会社の収益) |
一本値を採用すると、スワップポイントの受取額が大きくなると考えられます。
GMOクリック証券が1位に位置している要因のひとつに、一本値を挙げられるでしょう。
GMOクリック証券の公式サイトはこちら
2位:LIGHT FX:高いスワップポイントが欲しいならここ!
LIGHT FXはサービス開始以来、業界最高水準のスワップポイントを提示し続けてきました。
2023年には「LIGHTペア」を導入し、スワップポイントをさらに高くしています。
LIGHTペアとは、スワップポイントやスプレッドに優位性を持たせた通貨ペアで、通常より高いスワップポイントと狭いスプレッドを目指しています。
LIGHTペアは全部で10種類で、米ドル/円などのメジャー通貨ペア、メキシコペソ/円などの新興国通貨ペアに加えて、チェココルナ/円など珍しい通貨ペアも取引可能です。
LIGHTペア(全10種)
- 米ドル/円
- ユーロ/円
- ポンド/円
- 豪ドル/円
- NZドル/円
- 南アフリカランド/円
- トルコリラ/円
- メキシコペソ/円
- チェココルナ/円
- ハンガリーフォリント/円
なお、FX各社はスワップポイントのキャンペーンを実施する場合があり、キャンペーン期間中はスワップポイントが大きくなります。
しかし、キャンペーン終了後は元の大きさに戻ってしまうのがデメリットです。
LIGHT FXはキャンペーンを実施しなくても常に上位に位置しており、スワップポイントの高さがよくわかります。
LIGHT FXの公式サイトはこちら
3位:みんなのFX:1円未満のスワップポイントももらえる
みんなのFXでは、スワップポイント受取額に小数点未満の端数が出る場合、日々積み立てられます(受け取ったものとして計算されます)。
決済時に1円未満の端数が出る場合のみ、小数点未満切り捨てです。
一般的なFX会社の場合、小数点未満の端数を毎日切り捨て、整数部分だけを積み立てる例が少なくありません。
スワップポイント狙いのトレードは年単位でポジションを保有する場合もあり、小数点未満の扱いで受取額に徐々に差が出てきます。
下の表は、1日あたりのスワップポイント受取額が100.5円だった場合の試算例です。みんなのFXが有利だとわかります。
ポジション保有 | みんなのFX | 一般的な他社 |
---|---|---|
1日目 | 100.5円 | 100円 |
2日目 | 100.5円 | 100円 |
3日目 | 100.5円 | 100円 |
4日目 | 100.5円 | 100円 |
5日目 | 100.5円 | 100円 |
6日目 | 100.5円 | 100円 |
最終日 | 100.5円 | 100円 |
合計 | 703.5円 | 700円 |
受取額 | 703円 (0.5円の切り捨て) | 700円 (合計で3.5円の切り捨て) |
公式サイトはこちら
4位:ヒロセ通商:先進国通貨ペアから新興国通貨ペアまで高水準のスワップ
ヒロセ通商は新興国通貨ペアのスワップポイントが高く、ホームページでも業界最高水準として紹介しています。
新興国通貨ペアだけでなく先進国通貨ペアでもスワップポイントが高いのが特徴で、総合で4位にランクインしました。
取引可能な通貨ペア数は54種類であり、数多くの中からお好みの通貨ペアを選べるのもメリットです。
ヒロセ通商の公式サイトはこちら
5位:GMO外貨:幅広い通貨ペアで高スワップポイントを提示
GMO外貨は今回の調査でメキシコペソ/円で第1位、南アフリカランド/円で第3位を獲得し、総合で第5位を確保しました。
GMO外貨は米ドル/円など他の通貨ペアでも上位を確保しており、多くの通貨ペアで高いスワップポイントを得られることがわかります。
5つの通貨ペアで上位だった結果、総合でも5位にランクインしました。
GMO外貨の公式サイトはこちら
過去のスワップポイントも重要
スワップポイントの大きさは日々変動するので、特定の日付だけでなく長期間の比較をすると、より正確に傾向を理解できます。
たとえば、あるFX会社はキャンペーン期間中に大きなスワップポイントを提示する一方、通常は小さな数字かもしれません。
過去の推移を調査することで、各FX会社のスワップポイントをより正確に比較できます。
過去1年間のスワップポイント推移をもとに「いくら稼げた?過去1年間のスワップポイントで比較」で解説しているので、あわせて参考にしてください。
通貨ペア別にスワップポイントを比較
当記事で調査した5通貨ペアは、いずれも高いスワップポイントです。
その中から人気が高い3通貨ペアに絞って、スワップポイントが大きいFX会社を比較して紹介しつつ、各通貨ペアの特徴を紹介します。
通貨ペア | 特筆すべき点 |
---|---|
米ドル/円 | ・米国の短期金利は日本より高い状態が継続 ・直近10年以上の範囲でスワップポイントがマイナスに転じた日数はごくわずか |
トルコリラ/円 | ・為替レート水準に比べてスワップポイントが大きい ・長期的に見て円高傾向であり、横ばいまたは上昇に転じるかどうかが鍵 |
南アフリカランド/円 | ・新興国通貨ペアの一角であり、スワップポイントが大きい ・直近10年間を見ると、為替レートはおおむねレンジ相場を形成 |
前提として、スワップポイント狙いのトレードで成功するための主な要素は、以下の2点です。
- スワップポイント損益
- 為替差損益
スワップポイント益が大きくても、為替差損がそれ以上に大きいと、合計で損をします。
多少の為替差損があっても、それ以上にスワップポイント益があれば、合計でプラスにできます。
両方ともプラスになることを目指して将来の損益を考えるために、長期チャートの分析が必要です。
スワップポイントの大きさだけでなく、為替レートが今後どのように動くかを考えてトレードしましょう。
少なくとも10年、可能なら20~30年ほどの長期チャートを見るのが望ましいです。
米ドル/円
FX会社名 | スワップポイント (1万通貨あたり) |
---|---|
GMOクリック証券 | 197円 |
FXブロードネット | 196円 |
LIGHT FX | 195円 |
みんなのFX | 195円 |
ヒロセ通商 | 195円 |
※調査日:2024年10月8日
米国の短期金利は日本より高い状態が一般的で、スワップポイントはおおむねプラスで推移してきました。
過去10年以上を振り返ると、スワップポイントがマイナスに転じたのは、リーマンショック後などのわずかな期間に留まっています。
当記事執筆時点で得られる情報を元に考えると、近い将来に日米金利差が逆転するとは考えづらく、米ドル/円の買い持ちで継続的なスワップポイント益を期待できます。
なお、FX各社のスワップポイントを比較すると、GMOクリック証券が最も大きいです。
しかし、表に掲載した5社のスワップポイント差は2円しかなく、いずれも極めて大きいと言えるでしょう。
米ドル/円の長期チャート動向
米ドル/円の月足チャートを見ると、直近数年は円安傾向が続いています。
スワップポイント狙いで米ドル/円を買う場合、スワップポイント益に加えて為替差益も期待できます。
注意点としては、円高への反転です。円高に転じる場合、スワップポイント益以上に為替差損が膨らむかもしれません。
米国の政策金利は2024年9月に引き下げられ、今後も継続的に引き下げられると予想されています。
その一方、日本では緩やかながら政策金利は引き上げトレンドだと言えるでしょう。
一般的に、米国の政策金利引き下げと日本の政策金利引き上げは米ドル/円にとって円高要因とされます。
直近の米ドル/円は円高方向に傾いており、今後もこの傾向が続くかどうか、注意が必要です。
トルコリラ/円
FX会社名 | スワップポイント (1万通貨あたり) |
---|---|
サクソバンク証券 | 53円 |
GMOクリック証券 | 49円 |
LIGHT FX | 49円 |
トライオートFX | 43円 |
みんなのFX | 42円 |
ヒロセ通商 | 42円 |
※調査日:2024年10月8日
トルコリラ/円は為替レート水準に比べてスワップポイントが大きく、個人投資家の人気を集めています。
当記事執筆時点でトルコリラ/円=4.3円台、1万通貨あたりのスワップポイントは50円前後ですから、年率で42%前後になります。
レバレッジを使うことで、利率をさらに上げることも可能です。
当記事執筆時点のトルコの政策金利は50%であり、高金利が今後も続くなら高いスワップポイントを期待できます。
なお、FX各社のスワップポイントを比較すると、サクソバンク証券が大きく、目立っています。
サクソバンク証券は世界各地で事業を展開する有名企業で、取引可能通貨ペア数の多さが特徴的です。
トルコリラ/円の長期チャート動向
トルコリラ/円の懸念点は、長期的な円高です。
2015年11月時点で42円台でしたが、当記事執筆時点で4円台前半です。
過去にトルコリラ/円でスワップポイント狙いのトレードを始めた場合、高いスワップポイントをもらえると同時に含み損が大きくなったことでしょう。
合計でマイナスになる可能性に注意が必要です。
なお、チャート右端の2024年を見ると、下げ止まる場面があったものの、円高トレンドが継続しています。
今後も円高が続くと判断する場合、トルコリラ/円のスワップポイント狙いのトレードは難しいかもしれません。
ただし、スワップポイントが大きいので、含み損を上回るスワップポイント益を狙うことも可能でしょう。
南アフリカランド/円
FX会社名 | スワップポイント (1万通貨あたり) |
---|---|
GMOクリック証券 | 18.5円 |
LIGHT FX | 18.2円 |
みんなのFX | 18.1円 |
GMO外貨 | 18.1円 |
ヒロセ通商 | 18円 |
DMM FX | 18円 |
FXブロードネット | 18円 |
※調査日:2024年10月8日
南アフリカランド/円は2000年代のFX黎明期から一般的に取引可能で、当時から高スワップの通貨ペアとして有名でした。
当記事執筆時点でも新興国の一角を占め、個人投資家の人気を集めています。
為替レート水準に比べてスワップポイントが大きく、当記事執筆時点で年率8%前後のスワップポイント益を得られます。
レバレッジを使うことで、年率を高めることも可能です。
FX各社のスワップポイントを比較すると、GMOクリック証券が最も高い数字を示しています。
上位5位タイ(7社)まで、全て18円台のスワップポイントです。
小数の世界でスワップポイントの順位が決まっており、いずれのFX会社でも高スワップポイントを得られます。
南アフリカランド/円の長期チャート動向
南アフリカランド/円の長期チャートはレンジ相場であり、トルコリラ/円と比べて値動きが大きく異なります。
取引開始時点の為替レートによっては、スワップポイント益に加えて為替差益も大きくなったことでしょう。
また、為替差損が出てしまっても、スワップポイントの累積額を大きくして、合計でプラスにすることも可能です。
今後もこの値動きが続くならば、南アフリカランド/円でのスワップポイント狙いのトレードを検討できると考えられます。
いくら稼げた?過去1年間のスワップポイントで比較
米ドル/円のスワップポイントについて、過去1年間のデータを使って分析してみましょう。
スワップポイントの大きさは日々変化し、通貨ペアごとに異なります。
特定の日のスワップポイントを眺めるだけでは、有利なFX会社や通貨ペアを見つけるのはやや難しいかもしれません。
長期間のスワップポイント実績を公開している5社を対象に、直近1年間のスワップポイントを比較します。
分析の条件
通貨ペア:米ドル/円
取引内容:1万通貨を買って保有
保有期間:2023年10月1日~2024年9月30日(1年間)
FX会社 | スワップポイント合計額 |
---|---|
GMOクリック証券 | 84,295円 |
外為どっとコム | 82,221円 |
GMO外貨 | 83,646円 |
松井証券FX | 78,867円 |
SBI FXトレード | 82,598円 |
※調査日:2024年10月8日
※各社の公開資料を元に筆者作成
上の折れ線グラフは月ごとのスワップポイントの大きさを示しており、月ごとに一定でないことがわかります。
また、松井証券FXがやや見劣りする一方で、他の4社に大きな差がないこともわかります。
特定の日付のスワップポイント順位と1年間の順位が一致しない場合もあり、FX会社の選択にあたっては長期の比較が大切です。
なお、2024年9月のスワップポイントが減っている様子がわかります。2024年9月は米政策金利が引き下げられました。
日米の短期金利差の縮小が、スワップポイント減少の要因だと考えられます。
いくら稼げる?スワップポイントシミュレーション
スワップポイントをもらい続けたら、将来いくら稼げるかについてシミュレーションしましょう。
為替差損の考察を加えることで、より正確なシミュレーションが可能です。
シミュレーションの条件
通貨ペア:南アフリカランド/円
取引数量:1万通貨
1日あたりのスワップポイント:18円
1日あたり18円を稼ぐ場合、1か月(30日間)で540円、1年間(12か月)で6,480円程度の利益になります。
資産は毎日確実に増えるので、グラフは右肩上がりです。
ポジション保有中に含み益が発生すれば、グラフの傾きは大きくなりますし、逆に含み損が大きくなれば、グラフは下にずれていきます。
12か月経過後に含み損が6,480円程度未満ならば、損益合計でプラスを確保できます。
6,480円を為替レートに換算すると64.8銭相当です。
南アフリカランド/円を買って1年後に64.8銭未満の含み損ならば、損益合計はプラスです。
2年目、3年目とスワップポイントはさらに積みあがるので、損益分岐点は徐々に円高方向に移動していきます。
ゆったり為替
ポジションを十分な期間保有すれば、どれだけ円高になっても損しない状態を狙えるかもしれません。
スワップポイントについてよくある質問
ここでは、スワップポイントに関するよくある質問を紹介します。
スワップポイント狙いのトレードにおすすめの通貨ペアは?
スワップポイント狙いのトレードにおすすめの通貨ペアは、時とともに変化するものの、当記事執筆時点で人気が高いのはメキシコペソ/円です。
FX会社の業界団体「一般社団法人金融先物取引業協会」によると、2024年8月の取引高ランキングでメキシコペソ/円が5位に位置しています。
ニュージーランドドル/円や南アフリカランド/円より上位に位置しており、メキシコペソ/円の人気がわかります。
なお、おすすめといえるための条件は、以下の2つを同時に満たすことです。
スワップポイント益を毎日受け取れること
スワップポイント狙いのトレードでは、スワップポイント益を毎日もらうことが重要です。
スワップポイントが日によってプラスになったりマイナスになったりすると、利益は期待通りに増えません。
長期的にスワップポイントを受け取れるよう、2国間の長期的な短期金利差を取引前に確認しましょう。
将来の含み損が増えすぎないこと
スワップポイント益が蓄積しても、それ以上に含み損が大きくなると、合計で損失になってしまいます。
多少の含み損は許容するとしても、スワップポイント益以上の含み損が出ないよう、注意が必要です。
しかし、含み損になるか、それとも含み益になるか、将来の値動きは誰にもわかりません。
過去の値動きならわかりますので、月足チャートで過去20年から30年ほどの期間を確認してみましょう。
現在の為替レート水準は過去と比べてどうなのか調べることで、将来の値動きを考える材料になります。
スワップポイントだけで生活できる?
スワップポイントだけの生活は不可能ではありませんが、破綻する可能性に注意が必要です。
スワップポイントは2国間の金利差を基にして決まるため、毎日少しずつ変化します。
金利差が大きいとスワップポイントが大きくなる一方、なんらかの理由で金利差が縮まると、スワップポイントも縮小します。
金利差が縮小してもスワップポイント益を維持するためには、保有ポジション数を大きくしなければなりません。
ポジション数を大きくしてレバレッジを高めた後、為替レートが不都合な方向に動くと、強制ロスカットのリスクが高まってしまいます。
主となる収入を別に確保したうえで、スワップポイントを副収入の位置付けにして、安全を重視しましょう。
なお、2国間の金利差が逆転する場合、スワップポイントはマイナスになって損失が毎日発生します。
スワップポイントの推移を時々確認して、ポジション数量を調整することも大切です。
まとめ
スワップポイントとは2国間の金利差から発生する損益で、利益を毎日受け取れます。
為替レートはどのFX会社でもおおむね同じ一方、スワップポイントは各社の差が出る分野です。
スワップポイント狙いの長期運用をする際には、取引開始前にFX会社の比較をしましょう。
スワップポイント取引におすすめのFX会社
スワップポイントは日々変化するので、長期的な比較が望まれます。可能なら、過去1年以上にわたってデータを比較すると、FX会社間の優劣がよりはっきりわかります。
レバレッジを上げすぎず、長期チャートで為替レート動向を確認することも、成功に欠かせない要件です。 短期の利益を追わず、長期運用で少しずつ資産を成長させましょう。
ゆったり為替
スワップポイントの大きさは、短期金利の推移とFX各社の方針に影響されます。私たちは短期金利を選ぶことはできないので、有利なFX会社を選ぶことが大切です。