ふるさと納税とは?【仕組み・流れが5分でわかる】
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ふるさと納税とは
自分の好きな地方自治体に「寄附」ができる制度のこと。
翌年に支払う税金を自治体に寄附することで、実質自己負担2,000円で地域の特産品がもらえるお得な仕組みになっている。
つまり、ふるさと納税は、自分の住んでいない自治体に寄附することで、税金の前払いができ、返礼品ももらえるというとてもお得な制度なのです。
この記事では、
「ふるさと納税って何?」
「めんどくさそうでやったことないけど、ふるさと納税が気になる・・・」
という方のために、ふるさと納税の制度や仕組み・注意点・やり方などをまるっと解説します。
この記事でわかること
各見出しごとにポイントを解説しているので、気になるところから読み進めてOKです。
「記事を読むのは面倒・・・とりあえず返礼品を見たい」という方は、初心者にも使いやすい「さとふる」でふるさと納税を始めてみましょう!
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ふるさと納税の制度や仕組み
ふるさと納税は2007年から開始され、平成30年には累計300万人が利用しています。
人気の秘訣は「実質2,000円の自己負担で豪華な返礼品がもらえること」です。
基本的にふるさと納税はデメリットがない制度なので、すべての人がご利用いただけます。
具体的に説明すると、例えば、50,000円のふるさと納税を行ったとします。
そのうち48,000円は税金の前払いということで、翌年の住民税から控除とその年の所得税から還付されます。
そのため、どの道自分が本来払わなくてはならない税を先に支払い、2,000円の自己負担で返礼品ももらえる、とうことです。
ふるさと納税の返礼品には2,000円以上のお得なものが数多く用意されているので、かなりお得でおすすめな制度と言えます。
ですから、税金を払う人にとってはデメリットはないのです。
控除には「ワンストップ特例制度」か「確定申告」が必要
ふるさと納税で寄附をすると、税金の控除を受けるために申請が必要になります。
申請には「ワンストップ特例制度」か「確定申告」で行う必要があり、おすすめは「ワンストップ特例制度」です。
その理由は、とても簡単だからです。
ただ条件によっては利用できない場合もあるため、「ふるさと納税をやる前に覚えておきたい注意点」で後述します。
ふるさと納税の年間スケジュール
年 | 2020 | 2021 | 2021 | 2021 | 2021~2022 |
---|---|---|---|---|---|
月 | 1/1~12/31 | ~1/10 | 02/15~03/15 | 4~5頃 | 06~12 |
内容 | 寄附申し込み期間 | ワンストップ特例制度申し込み | 確定申告期間 | 所得税の控除 | 住民税の控除 |
対象者 | 全員 | 確定申告をしない方 | 必要な方のみ | 確定申告した方のみ | 全員 |
ふるさと納税が魅力的である4つの理由
- 実質2,000円で豪華な返礼品がもらえる
- 所得税と住民税が控除(還付)される
- 自分が好き・応援したい地域が選べる
- 自分が収める税金の使い道が選べる
上記からもわかるように、ふるさと納税はとても魅力的な制度であると言えますね。
ふるさと納税をやる前に覚えておきたい注意点
- ワンストップ特例制度が使えない場合がある
- 控除される上限額を間違えると自己負担額が増える
- 返礼品は申し込みサイトによって異なる
せっかくお得なふるさと納税をしても、手間が増えてストレスに感じたりや、結果的に損をしてしまうこともあります。
そうならないためにも注意点を確認しておきましょう。
ワンストップ特例制度が使えない場合がある
「ワンストップ特例制度」は、確定申告をせずに寄附金の申請ができるとてもおすすめの方法です。
ただ「ワンストップ特例制度」には条件がいくつかあり、それらを満たしていないと使えない場合があります。
詳細は下記で詳しく解説していますのでぜひチェックしてください。
控除される上限額を間違えると自己負担額が増える
ふるさと納税の控除限度額には上限があり、それ以上の寄附金は自己負担ということになります。
具体的には、年収や家族構成などによって控除される税金の限度額が異なります。
寄附の金額をその控除限度額以内に抑えておかないと、それ以上は寄附金控除の対象とはなりません。
そのため、事前に自分の控除限度額がいくらになるか、ある程度は把握しておく必要があります。
限度額は計算シミュレーションで算出できるので、ご自身の限度額を確認してみてください。
返礼品は申し込みサイトによって異なる
サイト名 | 返礼品数 | 自治体数 | レビュー有無 | 決済方法 | ポイント還元 |
---|---|---|---|---|---|
ふるさとチョイス | 204,614 | 1,507 | あり | 現金 クレカ | なし |
楽天ふるさと納税 | 98,000 | 788 | あり | 現金 クレカ | あり 楽天ポイント |
さとふる | 78,113 | 688 | あり | 現金 クレカ | なし |
ふるなび | 53,112 | 325 | あり | クレカ | あり ふるなびコイン |
au PAY ふるさと納税 | 27,520 | 170 | なし | 現金 クレカ | なし |
ふるさとプレミアム | 7,691 | 67 | なし | クレカ | あり Amazonギフト券 |
YAHOO! | 15,245 | 1,285 | なし | 現金 クレカ | なし |
ふるぽ | 50,901 | 271 | なし | 現金 クレカ | なし |
ANA | 30,566 | 183 | なし | クレカ | あり ANAマイル |
ふるさとぷらす | 3,065 | 49 | なし | 現金 クレカ | なし |
ふるさとエール | 1,817 | 34 | なし | 現金 クレカ | なし |
ふるさと本舗 | 2,427 | 23 | なし | クレカ | なし |
ふるり | 1,193 | 15 | なし | 現金 クレカ | なし |
ふるなびトラベル | 37 | 11 | なし | クレカ | なし |
ふるスポ! | 9 | 2 | なし | クレカ | なし |
ヤマダ | 113 | 1 | あり | 現金 クレカ | あり ヤマダポイント |
上記の表のとおり、返礼品と提携する自治体の数は「ふるさとチョイス」が圧倒的に多いことがわかります。
しかし、ポイント還元がないという点もあるので、相対的なお得感を重視して、どのふるさと納税サイトで寄附を行うかを選択するとよいでしょう。
ふるさと納税のやり方 かんたん6STEP
STEP.1
自分の控除限度額を調べる
STEP.2
寄附する自治体や返礼品を決める
STEP.3
どのサイトから申し込むか決める
STEP.4
寄附の申し込みを行う
STEP.5
返礼品と受領書を受け取る
STEP.6
寄附金控除の申請を行う
ステップごとの詳細について、より具体的に知りたい方は下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
みんなに人気のおすすめ返礼品
ふるさと納税で人気の返礼品は次のとおりです。
- 肉
- 魚介類
- 米
- 酒
ふるさと納税サイト別に、人気の高いおすすめ返礼品を紹介します。
各サイトの人気ランキング
【魚貝】オホーツク産ホタテ玉冷大(1kg)
寄附金額:10,000円
自治体:北海道紋別市
口コミ件数:1113件
【お米】【数量限定】令和元年産 山形県産 はえぬき 精米5kg×2袋 計10kg
寄附金額:10,000円
自治体:山形県新庄市
口コミ件数:10件
【お酒】アサヒスーパードライ缶 350ml×24
寄附金額:15,000円
自治体:神奈川県南足柄市
口コミ件数:145件
【項目別】おすすめのふるさと納税サイト
おすすめのふるさと納税サイトの特徴は以下の3つです。
- 初心者に使いやすい
- 返礼品の多さ
- 還元率の高さ
- 特産物以外を取り扱っている
これらについて詳しく説明していきます。
ふるさと納税初心者はこれ!さとふる
初心者の方に最もおすすめなのは、CMでもよく見る「さとふる」です。
マイページや、簡易計算シミュレーションなどの機能や、支払い方法が充実していて、初めての方やインターネットが苦手の方にも使いやすいです。
返礼品・自治体数、キャンペーンの内容などは平均点の印象が、総合的にみるとバランスが取れたサイトだといえます。
大手サイトの中でも知名度が高く、初心者向けのコンテンツも充実しているので、初めてふるさと納税を行う方はまず「さとふる」を利用してみるのがおすすめです。
返礼品数ダントツTOP!ふるさとチョイス
出来るだけ、色々な返礼品の中から特別なものが欲しいという方は、圧倒的な返礼品の数を誇る「ふるさとチョイス」がおすすめです。
その理由は、「ふるさとチョイス」は2019年11月時点で20万を超える返礼品を取り揃えているからです。
ふるさと納税自体、年に何度も行うものではないため、せっかくならできるだけ多くの返礼品から選びたいという方にはうってつけのサイトです。
例えば、蟹の返礼品を選択したとしても、他のふるさと納税サイトに比べて、商品の取り扱いの数が多いため、選択肢の幅も広がります。
多くの返礼品の中から選ぶ楽しさもあるでしょう。
「ふるさとチョイス」については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
還元率No.1!楽天ふるさと納税
楽天ふるさと納税は、買い回りやSPU↑(スーパーポイントアッププログラム)を利用することで、楽天ポイントが最大30%程度まで還元されるというとてもお得なサイトです。
普段から楽天を使用する方はもちろん、どうしても楽天を使いたくないという方以外にはとてもおすすめのサイトです。
楽天ふるさと納税については下記の記事で詳しく解説しています。お得にふるさと納税をしたい方はぜひお読みください。
家電の取扱数No.1!ふるなび
「ふるなび」は、地域の特産物以外の暮らしにあったら便利なもの(家電など)や、Amazonギフト券が欲しい方にはおすすめのふるさと納税サイトです。
先に紹介した「ふるさとチョイス」は返礼品の数は多いですが、家電などの特産物以外の返礼品は取り扱っておらず、ポイント還元もありません。
同じく「さとふる 」も返礼品の数は多いですが、特産物以外の返礼品は取り扱っていません。
「ふるなび」の場合は、地域の特産物以外の返礼品も以下のような豊富に取り揃えています。
- キャンペーンでAmazonギフト券がもらえる
- 家電や商品券、金券、旅行・宿泊券などがもらえる
Amazonギフト券は、キャンペーンの時期によっては期間限定で寄附金額の最高4%がもらえることもあります。
また、家電は「電子レンジ」「パソコン」「コーヒーメーカー」「掃除機」などの、日常生活に必要な製品も幅広く取り扱っています。
取り扱う返礼品の数こそ他のサイトに比べて多いわけではありませんが、他のサイトにはない返礼品やAmazonギフト券が欲しい方は「ふるなび」をおすすめします。
まとめ
ふるさと納税は、実質2,000円の負担で豪華な返礼品がもらえるお得な制度です。自分が応援したい自治体に寄附を行え、税金の使い道も選べます。
さらに税金の控除を行うことで、所得税・住民税の控除を受けられます。税金の控除を受けるには「確定申告」を行うか「ワンストップ特例制度」の申請をする必要があります。
税金の控除には上限額があり、その額を超える額は自己負担となります。そのため、自分の控除限度額にはくれぐれもお気をつけください。
自分の控除限度額を調べると、寄附を行う自治体と返礼品を決め、どこのふるさと納税サイトを使うかを選択しましょう。
ふるさと納税サイトは数多く存在しますが、その中で代表的な3つのサイトは以下のとおりです。
- 返礼品の多さから選びたい→ふるさとチョイス
- 還元率の高さで選びたい→楽天ふるさと納税
- 特産物以外の返礼品も選びたい→ふるなび、金券、旅行・宿泊券などがもらえる
それぞれのサイトには、 それぞれ一長一短があるので、どのサイトが一番自分に合っているかを事前に調べておきましょう。
ふるさと納税はとてもお得な制度です。年に何回も行うものではないので、じっくりと応援したい自治体を選んだり、返礼品を選んだりして、自分の希望にあったふるさと納税サイトから申し込んでくださいね。