松井証券のアプリ「株 touch」のメリット・デメリットを解説!スマホ向けサイトとの違いは?
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松井証券のアプリ「株 touch」のメリット・デメリットには以下のようなものがあります。
「株 touch」のメリット
「株 touch」のデメリット
松井証券の「株 touch」は最短1タップで注文できたり、投資情報が充実していたりと、取引機能に不便を感じないアプリです。
ただし、投資信託やIPOの取引ができないなどのデメリットもあるので注意しましょう。
この記事では、松井証券の「株 touch」のメリット・デメリットや実際の使い方を紹介します。
合わせて、スマホサイトや、2021年3月31日よりサービスを開始した「松井証券 株アプリ」との違いも紹介します。
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行政書士/ファイナンシャルプランナー / 青野行政書士事務所
監修者青野泰弘
同志社大学法学部卒業後、国際証券に入社。
その後、UFJキャピタルマーケッツ証券、トヨタファイナンシャルサービス証券(現:東海東京証券)、オリックスフィナンシャルプロダクツ、コスモ証券にて、債券の引き受けやデリバティブ商品の組成などに従事。
2012年に、FPおよび行政書士として独立。2017年日本FP協会相談員、2018年日本FP協会広報スタッフを担当。
▼保有資格
日本証券アナリスト協会検定アナリスト(CMA)
プライマリープライベートバンカー
行政書士
ファイナンシャルプランナー(CFP®)イーデス編集部 / 株式会社エイチームフィナジー
編集者乾 翔太郎
1995年生まれ、大阪府大阪市出身。
大学卒業後、株式会社メンバーズに入社。その後、グループ会社の株式会社MOVAAAへ出向し、大手企業のオウンドメディアを担当。コンテンツディレクターとして、企画からコンテンツ制作、アクセス分析を行う。
2019年に株式会社エイチームフィナジーに入社。住宅ローン、新規事業開発部を経て、ナビナビ証券の編集者に就任。また、YouTubeチャンネル「ナビナビチャンネル」も運営し、金融情報を分かりやすく配信している。
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松井証券のスマホアプリ「株 touch」の特徴
松井証券のスマホ向けアプリ「株 touch」は、スピード感のある取引ができるのが特徴です。
取引機能に重点を置いているため、それ以外の機能を絞っていて、スマホで取引した際に、不便に感じることがありません。
テクニカルチャートも表示できますので、スマホでテクニカル分析をすることもできます。
また、株価ボードやニュースなど、投資の際に必要な機能も搭載されているので、スマホで、スムーズに取引できるでしょう。
松井証券「株 touch」のメリット
ここからは松井証券のスマホアプリ、株 touchのメリットを紹介します。
メリットを上手く活用できるか、自分の投資スタイルと照らし合わせてください。
気になるメリットをクリック!
メリット1:最大400銘柄登録できる株価ボード
松井証券の「株 touch」には、「株価ボード」という機能があります。
株の取引をする際、取引中の銘柄はもちろんですが、「今は取引のタイミングではないけれど、今後の動き次第では取引をしたい」と考えている銘柄を、マメにチェックしたいものです。
そんな銘柄を株価ボードに登録すれば、チェックしたい銘柄を一つ一つ検索してチェックしなくても、一覧で表示できます。
一覧には銘柄名はもちろん、株価や騰落率などが表示されるだけでなく、銘柄名をタップすることで、チャートやニュースなども確認できて便利です。
20ボードに20銘柄ずつ登録できるため、最大で400銘柄の登録ができることになります。
銘柄をカテゴリとごとに各ボードに分類してまとめて登録すれば、チェックをする際に便利でしょう。
メリット2:最短1タップで発注できるスピード注文
松井証券の株 touchにはスピード注文という機能があります。
あらかじめ売買種別と価格以外の注文条件を設定しておけば、自動更新される複数気配値情報を見ながら、最短1タップで発注可能なので、取引のチャンスを逃すことがありません。
株の初心者はもちろん、ベテラントレーダーにとっても、取引チャンスを逃さないこの機能はメリットとなるでしょう。
特に、スピード感のある取引が求められるデイトレーダーには、おすすめの機能です。
メリット3:充実したテクニカルチャートや投資情報
株 touchには、テクニカルチャートが搭載されています。
スマホで取引する場合、証券会社によってはシンプルなチャートしか搭載していないところもありますが、株 touchのテクニカルチャートは、高機能なため、PCで取引するのと遜色ありません。
1分足、5分足、15分足、日足、週足、月足の表示ができるだけでなく、Tick表示も可能です。
また、ボリンジャーバンドや一目均衡表などのテクニカル指標を表示できるのはもちろん、トレンドラインを描画することもできます。
また、投資情報では、個別銘柄の情報やニュースのほか、日経平均株価やNYダウなど国内外の主要指数20種類、為替はドル円、ユーロ円など10種類の市況やニュースの確認が可能です。
それだけでなく、値上がり率や売買代金など16種類のランキング表示もできるため、スマホでも充実した情報を得られます。
情報ツールとしての利便性が高い、おすすめの機能です。
メリット4:アプリを起動しなくても約定を通知する機能
※画像出典:よくあるご質問(Q&A)「株touchのプッシュ通知機能(約定通知)とはなんですか。|松井証券
株の発注をした時に、すぐに約定せず、注文中の状態が続くことがありますが、約定したのかどうか、アプリを起動して、都度確認するのは面倒です。
しかし、株 touchには「Push通知」という機能があるので、注文中のままアプリを終了しても問題ありません。
なぜなら、「Push通知」は、注文が約定した時に、銘柄名や約定価格を通知してくれるからです。
株 touchを立ち上げなくても約定通知が表示されるので、非常に便利です。
「アプリを立ち上げて確認する時間がない」という場合でも、スマホ画面に約定通知が表示されるので、わざわざアプリを立ち上げなくても問題ありません。
副業トレーダーなど、普段仕事をしていて、こまめに株 touchを確認する時間が確保できない、という人におすすめの機能です。
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松井証券 「株 touch」のデメリット
メリットが多い松井証券のスマホアプリ「株 touch」ですが、デメリットもあります。
一部ツールや機能が使えない場合もあるため、開設前に確認しておきましょう。
気になるデメリットをクリック!
デメリット1:電子帳票の確認や書類の請求ができない
株 touchには取引残高報告書などの電子帳票が確認できる機能はありません。
そのため、これら電子帳票を確認する場合は、PCまたはスマホ向けサイトで確認する必要があります。
また、口座振替依頼書や出金先金融機関変更申込書などの書類を請求する場合も、株 touchでは行えません。
その場合、「お客様サイト」から請求する必要があるため、注意してください。
デメリット2:登録情報の確認や変更などはできない
住所や勤務先、連絡先電話番号などが変わった場合、登録情報を変更する必要があります。
この他にも、配当金の受領方式や特定口座の源泉徴収区分を変更したい、ということもあるでしょう。
そのような場合、株 touchでは変更することができず、「お客様サイト」から変更しなければなりません。
デメリット3:IPOの申し込みはできない
松井証券でもIPOを取扱っていますが、IPOに申込む場合は、PCからの手続きになります。
株 touchでは、IPOの申し込みをすることはできず、また、どんなIPOが予定されているのかをチェックすることもできません。
IPOのスケジュールの確認や申込は、「お客様サイト」を利用しないといけません。
デメリット4:投資信託の取引はできない
松井証券のお客様サイトは、株の他、先物OP、投資信託の取引ができます。
一方、株 touchは、株と先物OPの取引ができますが、投資信託の取引ができません。
そのため、投資信託をスマホで取引する場合は、お客様サイトで取引するか、投資信託用の「投信アプリ」を別途インストールしたうえで取引しなければならないので、注意が必要です。
デメリット5:無料投資ツールを使えない
松井証券のお客様サイトには、「テーマ別投資ガイド」「チャートフォリオ」などの便利な無料投資ツールがあります。
しかしこれらの無料投資ツールは、株 touchでは使用することができません。
そのため、これらの無料投資ツールを使用する際は、PCまたはスマホ向けサイトからお客様サイトを開いて使用する必要があり、やや手間がかかることに注意が必要です。
松井証券のスマホアプリ「株 touch」の使い方
株 touchは初心者でも簡単に使えるスマートフォン用の取引アプリです。
ここでは、初めて株 touchを使う人でも分かりやすいよう、ログインや銘柄検索、発注の方法をまとめました。
それぞれの手順の詳細を説明します。
ログイン
- 株 touchを起動すると、ログイン画面が表示される。
- ログインID、パスワードを入力する。
- ログインボタンをタップする。
銘柄検索
- ログイン後のTOP画面より「株価検索」をタップする。
- 画面上部の「銘柄面/コード」と表示されているボックスに、銘柄名やコードを入力し、検索ボタンをタップする。
- 検索結果が表示されるので、該当の銘柄をタップする。
- 気配値やニュース、チャートなどの情報を確認することができる。
注文方法
- トップ画面より「株式取引メニュー」をタップする。
- 「現物買」ボタンをタップする。
- 銘柄検索画面が表示されるので、銘柄を銘柄名やコードを画面上部の検索ボックスに入力し、検索ボタンをタップする。
- 検索結果が表示されるので、該当の銘柄をタップする。
- 取引画面が表示されるので、株数や価格など必要事項を入力する。
その際、画面上部の「複数気配」ボタンをタップすると、気配値やチャートを表示できる。 - 必要事項を入力したら、取引暗証番号を入力し、「注文確認」ボタンをタップする。
- 注文確認画面が表示されるので、問題なければ、そのまま発注する。
松井証券はスマホで使うなら「株 touch」がおすすめ
松井証券のスマホアプリ「株 touch」は以下のような人にはおすすめです。
松井証券スマホアプリ「株 touch」がおすすめな人
- スマートフォンでの取引が主体となっている人
- 複雑な機能は不要で、とにかく株の取引に必要な機能だけがあればいい人
株 touchはスマートフォンで株を取引することを目的に作られているので、スマホから株の売買がしたいという人にはぴったりです。
株 touchは株の取引に主軸を置いて作られたアプリなので、取引に関する機能は充実しています。
分析ツールやチャート機能も必要最低限は使うことができるので、とにかく株の取引に必要な機能があればいいという人には十分と言えるでしょう。
スマホ向けサイトの方がおすすめの人
ただし、以下のような人はスマホアプリではなく、スマホ向けサイトの方が向いているでしょう。
松井証券のスマホ向けサイトがおすすめな人
- PCでの取引が主体で、スマートフォンはサブで使う人
- スマートフォンでもPCで取引した時と同じくらいの機能があった方が良い人
- 株の取引の中でも、IPOの取引を主体にしている人
スマホ向けサイトのお客様サイトは、PCのものと同じです。
そのため、主にPCで取引し、外出先などPCで取引ができないところでスマホ向けサイトを利用するなど、サブ的な使い方をする人に、スマホ向けサイトをおすすめします。
また、株 touchにはお客様サイトほどの機能は搭載されておらず、取引に主軸を置いた機能を搭載しています。
機能が絞られているため、人によっては「使いにくい」「やりたい操作によって、PCと使い分けしなければならないのが面倒」と感じる人もいるでしょう。
そのような人は、PCと同じ機能が搭載されている、スマホ向けサイトの方をおすすめします。
さらに、株 touchではIPOに関連する操作は一切できないので、IPOを主体に株の取引をしている人にも、スマホ向けサイトをおすすめです。
松井証券スマホアプリ「株 touch」についての口コミ
さとさとさん(30代女性)
やはり、スマホで取引が出来るのはとても便利ですね。いつでもどこでもスマホを見てチェックが出来るのでやっていて安心です。
- 手数料 4.0
- 取引ツールの使いやすさ 4.0
- 取扱銘柄 4.0
- 銘柄検索のしやすさ 4.0
- サポートの手厚さ 3.0
たけるさん(40代男性)
簡単にチャートの分析をすることができます。初心者でも分かりやすく、見やすい点が一番の魅力だと思います。また、更新頻度が早いので、ちょっとした動きにも対応することができます。
- 手数料 5.0
- 取引ツールの使いやすさ 5.0
- 取扱銘柄 4.0
- 銘柄検索のしやすさ 4.0
- サポートの手厚さ 5.0
匿名さん
ネットストックハイスピードと同時起動ができない。指値注文の値段を変更したいときに、エントリー価格は表示されないのが不便。動作は軽快で使いやすい。
- 手数料 4.0
- 取引ツールの使いやすさ 4.0
- 取扱銘柄 3.0
- 銘柄検索のしやすさ 3.0
- サポートの手厚さ 4.0
よくある質問
松井証券のスマホサイト・アプリによくある質問を回答していきます。
株アプリと株 touchの違いは?
2021年に配信された「株アプリ」は「株 touch」と似ていますが、実は機能が異なるアプリです。
株アプリの方はログインせずに利用することができ、銘柄検索や銘柄情報も詳しく調べることができます。
また、株価ボードは両方とも利用できますが、登録できる銘柄数が株アプリは最大2,500銘柄、株touchが最大400銘柄と大きく異なります。
その他にも異なる機能はあるので以下の図を参考にしてください。
参照:新スマートフォンアプリ「松井証券 株アプリ」の提供について | 松井証券
質問2:スマホサイトとアプリの違いは?
スマホサイトはPCサイトと同じとなっていて、株の売買以外にも投資信託・IPOの申し込み、登録情報変更など松井証券で行えることが全て利用できます。
一方でアプリは株の売買に特化しているため、株の売買やチャートや銘柄情報の確認以外の作業はほとんどできません。
なお、投資信託の購入をアプリで行いたいという人は「投信アプリ」を利用することで購入が可能です。
スマホサイトは使いにくいという人は、そちらを使ってみてください。
まとめ
スマートフォンを使って松井証券で取引する場合、取引アプリの株 touchとスマホ向けサイトの2つの方法で取引することが可能です。
使える機能が異なるなど一長一短あるため、どちらが良いとは一概には言えません。
それぞれのメリット・デメリットを把握したうえで、自分にとって必要な機能が搭載されているかどうか考えましょう。
また、自分の取引スタイルを考慮してどちらを使うか決めるのも良いでしょう。
両方とも一度使用してみてから、自分に合う方を選ぶことをおすすめします。
松井証券スマホアプリ「株 touch」の評判・口コミデータについて
イーデス証券編集部では、各証券会社の評判・口コミについて独自調査を行い、客観的なデータを基に記事を執筆しています。
- 調査概要:松井証券の評判に関するアンケートの収集
- 調査時期:2021/4/28~2021/5/5
- 調査対象:松井証券の証券口座利用者
- 有効回答数:20件
- 調査会社:ランサーズ株式会社
最後まで読めば、「株 touch」機能の特徴やメリット・デメリットを理解し、自分に合った方を使ってスマホ取引ができるようになるでしょう。