看護師の転職面接ガイド|よくある13の質問と回答例・事前準備まとめ
最終更新日:
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「看護師の面接って何を聞かれるのかな…?」
「お給料や残業のことって面接で聞いても大丈夫?」
転職しようと考えている看護師さんの中には、面接で何を聞かれるのか不安な人も多いです。
準備が万全ではない状態で面接に臨んでしまうと、「うまくアピールできなかった…」「解答に詰まってしまった…」と後悔することも。
この記事では、看護師転職の面接でよくある13の質問と回答例、実際の面接の流れや失敗しないコツをまとめて解説しています。
面接への不安を解消するために、ぜひご一読ください。
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「面接で何を聞かれるか不安」「想定外のことを聞かれたらどうしよう...」など、面接の不安は多いと思います。
自分ではしっかり練習したつもりでも、本番になったらうまく喋れなくて焦ってしまったというケースもあるでしょう。
それを防ぐためには、模擬面接を受けておくのが効果的です。
とはいえ、身近に相談できる人もいないし、お金をかけるのも嫌だしという方もいるでしょう。
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バイリンガル看護師
監修者ダシルヴァ石田牧子さん
ダシルヴァ石田牧子(だしるゔぁいしだまきこ)は、米国と日本で免許を持つバイリンガル看護師。また、外国人診療の看護師、医療英語の大学教員、精神保健分野の研究員など、さまざま分野での勤務経験がある。2021年にフリーランス・ナースとして独立し、コンサルティング、ライティング、講師、医療翻訳などの仕事に従事。順天堂大学医学部および順天堂大学の国際教養学部で医療コミュニケーション分野のゲスト講師を務める。看護師として「子育てしながら在宅でパラレルキャリアを積む」ことに挑戦中の2児のママ。
ダシルヴァ石田牧子(だしるゔぁいしだまきこ)は、『Medical Explorer』『Medical World Walkabout / 医療の世界を見渡そう』の著者でもある。
▼書籍一覧
ダシルヴァ石田牧子さんの著書一覧現役訪問看護師
監修者周田 佳介さん
周田 佳介(すだ けいすけ)さんは現役の訪問看護師として勤務中。 また急性期病院、慢性期病院、特養、グループホーム、ホームヘルパーと勤務経験あり。看護師資格を活かして、看護や介護の専門家で記事の執筆や研修講師などで働いている。資格は正看護師、介護福祉士、介護支援専門員、終末期ケア専門士などを保持している。
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- 【回答例付き!】看護師転職の面接で良く聞かれる13の質問
- 質問1.なぜ当院を志望しましたか?
- 質問2.当院で何がしたいですか?
- 質問3.前の病院を退職される理由は?
- 質問4.看護師になろうとした理由を教えてください。
- 質問5.これまでの看護経験・実務経験を教えてください。
- 質問6.あなたの看護観を教えてください。
- 質問7.インシデントの経験はありますか?
- 質問8.夜勤や残業はできますか?
- 質問9.看護師以外への転職は考えなかったのですか?
- 質問10.子供はいますか?妊娠については?
- 質問11.印象的な患者さんとのエピソードを教えてください。
- 質問12.自己PRをお願いします。
- 質問13.あなたの長所を教えてください。
- 看護師の面接対策におすすめの転職サイト
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【回答例付き!】看護師転職の面接で良く聞かれる13の質問
看護師面接には、お決まりとも言うべき「よく聞かれる質問」があります。
聞かれるとわかっている質問は、 スムーズに答えられるように準備しておきましょう。
面接でよく聞かれる13の質問と回答例、好印象を与えるためのポイントを解説していきます。
面接でよく聞かれる13の質問
1つずつ詳しくご紹介するので、自分に合った回答にアレンジしてみてください。
質問1.なぜ当院を志望しましたか?
回答例
以前の職場では、小児の患者さんと接する機会が多かったです。
小児患者の治療をサポートし、将来の可能性を広げることにやりがいを感じていました。
そして、小児科である貴院を見学した際に、自分のやりたいことがより実現できると感じました。
なぜなら、小児の患者さんはもちろん、ご家族への配慮もされている皆様の働き方を拝見したためです。
私も皆様と一緒に、子供たちやそのご家族のために働きたいと考え、志望いたしました。
志望動機を聞かれたら、その病院だけに当てはまる理由を伝えるのがポイントです。
病院の特徴を知るには、ホームページなどで病院の「理念」を確認すると、何に力を入れているかがわかります。
志望動機と病院の理念がマッチしていれば、「うちの院の方針に合う人材だ」と良い印象を与えやすいです。
たとえば、「病院独自の取り組み」や「経営理念のどこに共感したか」など、他の病院ではなく志望先を選んだ理由を明確にしましょう。
質問2.当院で何がしたいですか?
回答例
これまで救急外来での看護を担当してまいりました。
救急外来では、迅速な治療はもちろん大切ですが、退院後の看護も非常に重要であると感じております。
これまでの経験を活かし、外来での患者様の看護・サポートを行いたいと考えております。
「何がしたいか」という問いには、転職後にどういったことを実現したいのか、ビジョンを具体的に伝えましょう。
「具体的にやりたいこと」「実現したいこと」があいまいだと、説得力に欠ける転職理由になってしまいます。
回答例のように、具体的にどんな仕事をしたいかを明確にすると、熱意が伝わりやすいです。
自分の理想的な働き方を明確にし、今後の看護師としてのビジョンを描いておきましょう。
質問3.前の病院を退職される理由は?
回答例
以前の職場では、一通り小児看護のスキルを学ぶことができました。
しかし、さらなるスキルアップを図るために、より設備や教育環境が充実した病院へ転職することが最適だと思い、退職を決意しました。
退職理由を伝える際に気をつけたいのは、前の職場の悪く言わないことです。
現職の悪口のような回答をすると、「同じことが起こったら辞めてしまうのでは?」と思われてしまいます。
「やりたいことを実現するために転職が必要だった」というポジティブな理由を話すと、良い印象に繋がります。
ただし、配偶者の都合や、妊娠・出産など、やむを得ない事情が理由であれば、それを正直に話すのが良いでしょう。
質問4.看護師になろうとした理由を教えてください。
回答例
私の祖母が癌で入院した際、だんだん弱っていく姿をみて泣いていた私に、看護師さんが優しく話しかけてくれた事がきっかけです。
患者さんだけでなく、家族にも寄り添う看護師さんの姿に憧れ、同じ仕事を目指すようになりました。
当時憧れた看護師さんのように、患者さんや家族に寄り添う看護をするにはどうすれば良いのかを考え、成長することを意識しています。
看護の仕事は大変ですが、子どもの頃からの夢が叶って本当に嬉しいです。
看護師を目指した理由の質問では、仕事に対する熱意や、意欲的に仕事に取り組む人材かをチェックされています。
どんな小さなことでも良いので、エピソードを交えながら、看護師になろうと思った理由を答えると良いでしょう。
待遇面や安定性を理由にしてしまうと、「看護師という仕事への情熱がないのでは?」と思われてしまいます。
理想の看護師像や仕事への情熱にも触れ、やる気と熱意をアピールすることが重要です。
回答例を参考に、看護師になろうと思ったきっかけを思い出しながら、自分なりの回答を考えてみてください。
質問5.これまでの看護経験・実務経験を教えてください。
回答例
私は、病床数40床程度の総合病院の一般病棟に、3年ほど勤務をしておりました。
そこではさまざまな患者さんと出会い、看護師としての基礎的な能力を一通り学びました。
その後、2年間は同じ病院のICUで働き、後輩の指導も担当しています。
後輩の指導の際は、特にインシデントに気をつけるように意識をしております。
看護経験についての質問では、所属した病院で身に付けた技術や経験などを具体的に話します。
志望先にとって役に立つスキルをアピールして、あなたを採用するメリットを伝えましょう。
自身のスキルや強みを確認するには、自己分析やキャリアの棚卸しが有効です。
これまでの実績が、新しい職場でどのように活かせるのか、志望先にアピールできるようにまとめておきましょう。
質問6.あなたの看護観を教えてください。
回答例
私が一番大切にしていることは、患者様の立場に立って看護をすることです。
患者様の精神的な辛さや痛みは、本人にしかわかりません。
適切な処置を行うことはもちろん大切ですが、患者様が安心して治療が受けられるように、コミュケーションを大切にし、患者様の立場に立って看護することを心がけています。
看護観についての質問では、看護師として大切にしていることを回答しましょう。
また、看護観が「自分の働き方にどう反映されているか」に触れておくことも大切です。
看護観を考えるコツは、過去の経験から「こういう看護ができて嬉しかった」「やりがいを感じた」という記憶を思い出してみること。
過去の経験から、自分の看護観を振り返り、整理してみましょう。
看護観を上手く回答できないと「真剣に仕事と向き合っていない」と思われてしまうため、面接の前に自分の考えを整理しておくことをおすすめします。
質問7.インシデントの経験はありますか?
回答例
患者さんにお渡しする薬を間違えてしまい、先輩看護師に指摘されて気付いたことがあります。
以前から医師の約束指示で、A薬を渡していました。
しかし、その日に渡すのはB薬だったのに、以前も内服していたA薬で間違いない、と思い込みお渡ししてしまいました。
実際には、医師の指示が変わっていたので、私の確認不足でした。
その後は「〇〇だろう」という思い込みで仕事をすることは一切やめ、どんな些細なことでも確認を怠らないように徹底しました。
看護師は、必ずと言っていいほどインシデントを経験しています。
インシデント経験の質問を通して、転職先の病院でも、問題が起こった時どう対応できるか判断しています。
そのため、この質問では具体的なエピソードと、その後の対処をどのように行ったかを答えることが求められます。
基本的に、採用側は「インシデントを経験をしたことのない看護師はいない」と考えています。
そのため、インシデント経験がないと答えると「重大なミスに気づいていないだけでは?」と思われる可能性が高いです。
これまでの経験をよく振り返り、具体的なエピソードとその時の対応について回答できるようにしておくと良いでしょう。
監修者
インシデントを経験し、振り返ることによって看護師としての成長が促進されます。
日頃からインシデントに気がつくアンテナを張っておきましょう。
質問8.夜勤や残業はできますか?
回答例
残業には、できる限り対応いたします。
ですが、水曜日だけは家庭の事情でどうしても定時で帰らせていただきたいです。
水曜日以外であれば夜勤も可能なので、よろしくお願いいたします。
残業や夜勤について聞かれたら、 無理のない程度に可能なことをアピールしてください。
どうしても無理な場合は、正直に「できない理由」を答えるようにしましょう。
「全くできない」と答えてしまうと採用されるのが難しくなりますが、「いつでも大丈夫」と答えると働き始めてから苦労することになりかねません。
そのため、夜勤や残業については「無理のない範囲で対応する」という姿勢を見せることがポイントと言えるでしょう。
質問9.看護師以外への転職は考えなかったのですか?
回答例
看護師以外の転職は、まったく考えませんでした。
私は、患者さんの未来をより良くするためのサポートができる看護師が目標です。
現在の職場は、最先端の医療に触れることができ、私自身のスキルアップにも繋がる環境でした。
しかし、もっと患者さんとの距離が近く、身近でサポートしていきたい想いが強くなり転職を決意しました。
貴院であれば、自分のイメージする働き方ができると思い志望しました。
看護師以外の転職について聞かれたら、「看護師として実現したいことがあり、そのために転職が必要だった」ことを伝えてください。
看護に対する情熱の有無を問われる質問でもあるので、必ず明確な答えを用意しておきましょう。
ポイントは、「消極的な理由で看護師を選んだ」と思われるような回答は避けるということです。
「看護師の仕事で叶えたい目標があるため、看護師以外の転職は考えなかった」といった回答であれば、好印象を与えられるでしょう。
質問10.子供はいますか?妊娠については?
回答例
現在妊娠はしておらず、出産の予定はまだありません。
夫も共働きに賛成してくれているので、採用後は日々の仕事に励み、さらなるキャリアアップに努めていきたいと考えています。
看護師は女性が多い仕事なので、「子供」「妊娠」に関する質問は多いです。
面接官としては、「採用してすぐに産休や育休に入る可能性がないか」を確認したいので、今の状況を素直に答えるのがベストです。
妊娠はしておらず、子供の予定も当面はないと伝えた方が採用されやすくなりますが、だからといって嘘をついたりしてはいけません。
妊娠中である場合は、休職などのリスクを考慮して採用を見送られる可能性が高いことは理解しておく必要があるでしょう。
なお、産休は労働基準法第65条に定められているので申告すれば取得できますが、育休は勤続年数によって取得できないケースがあります。
あなたが妊娠中であるのなら、転職計画の見直しや、育休制度の確認などが必要になるかもしれないので注意しましょう。
質問11.印象的な患者さんとのエピソードを教えてください。
回答例
新卒の頃、先輩看護師さんとはいつも和やかに話されている患者様が、私が処置するときだけ不満そうな顔をしていたことがあります。
先輩看護師に相談したところ、「患者様と接するときの表情が硬い」という指摘を受けました。
そのため、いつも笑顔と挨拶を欠かさないように意識したところ、患者様が不満そうな顔をすることはなくなり、「いつもありがとう」と感謝の言葉も頂けるようになりました。
ただ処置をするだけでなく、患者様に安心感を与えることも、大事な看護師の仕事なのだと気づきました。
患者さんとのエピソードでは、日々の仕事の中からどのような「気づき」を得て、どのように成長したかを問われます。
ただエピソードを語るだけでなく、何を学んだのかを答えることが重要と言えます。
なぜ印象に残ったのか、そこから何を学んだのかを語ることで、同じエピソードでも面接官に与える印象が大きく異なります。
ご自身の体験を、自分の言葉で上手に説明できるように、あらかじめ頭の中で整理をしておくといいでしょう。
質問12.自己PRをお願いします。
回答例
私の強みは冷静な対応力です。
学生時代のアルバイトや看護実習などでは、複数の人から「いつも冷静だね」「落ち着いているね」と言われました。
急性期病院では、緊急性が高い業務も多いと思いますが、持ち前の冷静さを活かして尽力したいです。
自己PRでは、自身の性格や、体力・コミュニケーション能力などの強みを、仕事にどう生かせるのかをアピールしましょう。
自己PRがうまく伝われば、採用側は「あなたが入職後に活躍するイメージ」を思い描くことができます。
また、自己評価だけではなく上司や友人から評価されたエピソードなども添えると、より説得力のある回答になるでしょう。
監修者
周囲から良い評価をもらえない場合は、ネガティブな評価をポジティブに言い換えてしまいましょう。
マイペース→周りに流されない
声が大きい→ハキハキ話す
伝え方を少し変えるだけで、ポジティブな印象に変わります。
質問13.あなたの長所を教えてください。
回答例
私の長所は几帳面なところです。
前職では、ナースステーションの書類や備品の管理体制に疑問を抱き、新しい管理ルールを提案しました。
その結果、より整理整頓された環境で、効率よく業務を行えるようになりました。
医療業界はミスが許されない世界なので、自身の几帳面さを活かし、誰もがミスなく、効率的に業務ができる環境作りに取り組みたいと思います。
この質問は、応募者の「性格」「長所」「どんな活躍ができるか」を知るためのものです。
自分の長所を客観的に証明できるエピソードや、それをどう仕事に活かせるかを説明してください。
注意点は、「楽観的」など短所とも受け取れる長所を挙げるのは避けるということです。
また、実像とあまりにかけ離れた長所を挙げると、後のトラブルの原因になるため避けましょう。
看護師転職の面接を成功させるための4つの準備
面接の成功率を上げるためには、質問に対する答えを用意しておくだけではなく、その他の細々とした準備を怠らないことも大切です。
事前の準備が不足していると、本番で上手く答えられなくなることもあります。
ここでは、面接前にしておくべき準備を4つご紹介します。
面接を成功させるための4つの準備
準備1.病院について調べておく
面接を受ける病院のことは、しっかり調べておくことが大切です。
たとえば、「当院の医療方針についてどうお考えですか?」と聞かれたときに、医療方針を知らなければ、面接官にいい印象を残せません。
また、病院の施設や設備、どんな先生がいるかなどを調べておけば、気になる点を面接で逆質問できます(逆質問については「逆質問は前もって考えておく」で解説)。
「ここで働きたい!」という意欲をアピールするためにも、応募先の下調べは時間をかけて入念に行いましょう。
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ナスコミを利用するメリット
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登録は無料でできるので、ぜひ気軽に活用して、転職先の情報収集に役立ててください。
準備2.自分の回答に一貫性があるかをチェックしておく
面接の回答で大切なのは、「答えに一貫性があるかどうか」です。
話している内容に矛盾が出てしまうと、回答に真実味がなくなり、場合によっては嘘と捉えられてしまうおそれもあります。
そのため、事前に話す内容に矛盾がないかを確認し、面接に挑むことが大切です。
もし、面接本番で採用担当者にいきなり矛盾を指摘されたら、パニックになってしまう恐れもあります。
自分の用意した回答を一つずつ見比べてみて、相互に矛盾するものがないか、面接前によく確認しておくようにしましょう。
準備3.服装・身だしなみを整える
面接に挑むにあたり、服装・身だしなみを整えることは非常に大切です。
第一印象があまりにも悪いと、面接の話がどれだけ良くても採用される可能性は低くなります。
以下では、面接前に確認しておくべき身だしなみのポイントを、4つのパートに分けてご紹介します。
服装・アクセサリー・ネイル
- 服装はスーツ着用が基本(ジャケットと落ち着いた配色の服装でもよい)
- 服にしわが寄っていないか
- 指輪・ピアス・ネックレスは外したか(結婚指輪は別)
- ネイルはしない方が無難
髪型
- 髪型は、黒か落ち着いた髪色が好印象
- 髪の毛が乱れていると清潔感がなくなるので、トリートメントやワックスで整える
- 髪が長い場合は、お辞儀をした時に顔にかからないように一つに束ねる
メイク・香水
- 派手過ぎないか
- 色使いが統一されているか
- 服装と合ったメイクか
- 香水は付けない
- 柔軟剤などの匂いがきつすぎないか確認
カバン・靴
- カバンはスーツに合っているか
- カバンや靴に汚れはないか
- 靴下・ストッキングに穴や伝線はないか
- ストッキングは伝線しやすいため、予備を持参すると安心
- 靴は運動靴以外のマナーに合っているものか
採用担当者に良い印象を与えるためにも、上記4つのポイントを全てチェックしてから、面接に向かうようにしましょう。
準備4.模擬面接をしておく
面接前には、模擬面接をしておくと安心です。
家族や友人に面接官役になってもらい、本番と同じように質問に答える練習をしておくと、本番でも落ち着いて回答しやすいです。
一人暮らしをしていたり、友人と会う機会が少ない人は、転職サイトで模擬面接をしてもらうのがおすすめです。
面接対策におすすめの転職サイトは「看護師の面接対策におすすめの転職サイト」で紹介するので、気になる人はぜひ確認してください。
看護師面接の流れをチェック
面接の通過率を上げるためには、面接の流れを把握しておくことが大切です。
どれだけ質問に対する答えをしっかり用意していても、受付や入室でトラブルを起こしてしまうと、パニックになって答えが思い出せなくなることもあります。
ここでは、入室前の事前準備から自己紹介、最後の逆質問までの流れを順番に確認していきましょう。
看護師面接の流れ
※あくまで一例であり、実際の流れと異なる場合もあります。
受付~入室│挨拶を忘れない
受付から入室の段階で、印象を良く見せるようにしていきましょう。
印象良く見せるために、以下のポイントを押さえておいてください。
受付→入室で印象を良くするコツ
- 会場に早めに到着し、時間ちょうどに受付を鳴らす
- ドアを3回ノックして「どうぞ」などの返事を聞いてから入る
- 開けるときは「失礼します」と声をかける
- 指示されるまで椅子に座らない
着席する際は、「○○と申します。本日はどうぞよろしくお願いいたします」と挨拶します。
時期によってコートを着ている場合は、建物に入る前に脱いでおきましょう。
面接会場内では、椅子に座る際にコートをカバンの上に畳んでおくのがマナーです。
自己紹介│簡潔に済ませる
自己紹介で重要なのは「簡潔に済ませる」ことです。
あまり長すぎると、採用担当者から聞き流されてしまうため、以下のように端的に話しましょう。
◯◯と申します。私は、◯◯学校を卒業し、◯◯病院で7年間ほど勤めました。
後輩もできて指導する立場にもなり、看護師という仕事についてのさまざまなことを考えました。
自分の理想とする看護師になるために、貴院で働かせていただきたいと考えております。
よろしくお願いいたします。
名前と学歴だけではなく、軽く経歴や志望の理由を伝えると好印象を与えやすいでしょう。
【注意】自己紹介と自己PRは違う!
自己紹介と自己PRは、伝えるべき内容が違います。
自己PRは、スキルや仕事ぶりをアピールするもので、自己紹介のあとに聞かれることも多いです。
そのため「自己紹介をお願いします」と言われた時は、自分の紹介だけに留めてください。
志望動機│大事なのは一貫性
志望動機は、一貫性を持って答えるようにするのが重要です。
面接の時の志望動機が応募書類と違うと、面接管から「本当の志望動機は?」と疑問を持たれてしまいます。
また、応募書類と志望動機が違うことを面接官から指摘された場合、焦ってその後の質疑応答に影響が出る恐れがあります。
「志望動機はなんですか?」と聞かれたら、履歴書に書いた内容と同じ理由を答えるようにしましょう。
逆質問は前もって考えておく
逆質問とは、「何か聞きたいことはありますか?」などと、面接官から聞かれることをいいます。
逆質問を聞かれたら、 転職意欲をアピールする場だと思って積極的に質問するのがおすすめです。
以下に、逆質問で確認しておきたい内容を掲載するので、参考にしてみてください。
逆質問の例
- どのくらいの年代の看護師さんが多く働いていらっしゃいますか?
- みなさんの勤続年数はどれくらいですか?
- 1人の看護師が担当する患者さんの平均は何人ですか?
面接で出た情報を深く掘り下げたり、事前に調べてきた情報について聞くことで、転職先への興味や関心の高さをアピールできます。
また、回答を聞いた後には「疑問が解消できました。ありがとうございます。」とお礼で締めくくると、好印象を与えられます。
事前に用意した逆質問は、面接を受けている間に解消することも多いため、いくつか用意しておくとよいでしょう。
知っておきたい!面接本番の3つのマナー
質問に答えることを意識しすぎるあまり、基本的な面接マナーをおろそかにしてしまうと、いくら回答が良くても採用されにくくなります。
面接で意識したいマナーを3つ紹介するので、参考にしてください。
面接の3つのマナー
マナー1.時間厳守
面接時間は必ず守りましょう。
できれば、面接会場へは10分前くらいにつくのが理想です。
看護師は1秒単位で正確さを要求される仕事なので、 時間を守れない人の評価は低いと考えましょう。
電車やバスの遅延など、やむを得ない理由で遅れる場合は、必ず連絡を入れてください。
また、逆に30分以上早く着いてしまった場合には、敷地の外で面接の受け答えの練習をしたり、気持ちを落ち着かせる時間にすると良いでしょう。
初めて行く会場の場合には、事前に下見をしたり、早めに到着して周辺で時間を潰すなど調整してください。
マナー2.常に正しい姿勢を意識する
面接では質疑応答の内容だけではなく、あなたの姿勢もチェックされています。
猫背だったり足が開いていたりすると、だらしない印象を与えてしまいます。
顎を引いて、肩を引いた状態にするだけでも印象は違います。
面接会場に入る前に、肩をぐるりと回すだけでも姿勢がよくなるので試してみてください。
マナー3.笑顔を忘れない
面接では、常に笑顔を意識することも大切です。
面接での印象が、仕事中に患者さんと接する際の印象として捉えられるからです。
そのため、面接中に笑顔で受け答えすることで、面接官に好印象を与えることができるでしょう。
笑顔が苦手な人は、口角をあげる練習など、笑顔の練習をしておくことは大切です。
看護師の面接で採用担当に見られるポイント
面接で良い印象を与えるためには、面接官が「どんなポイントを評価するのか」を知っておくことが大切です。
面接ではおもに以下のポイントをチェックされています。
面接官に見られている3つのチェックポイント
それぞれの項目について、以下で詳しく解説するので参考にして下さい。
チェックポイント1.表情・目線
看護師が患者さんに安心感を与え、治療をスムーズに進めるためには、患者さんと向かい会うときの表情や、目線は大切な要素です。
そのため、面接官はあなたと「目線が合うか」「表情は険しくないか」を確認しています。
自分の表情・目線を確認する方法には以下のとおりです。
表情・目線の確認方法
- スマホで喋っている姿を自撮りする
- 鏡を見て話す
- 家族・友達にチェックしてもらう
目線や表情は、あなたの印象を大きく左右します。
面接では常に良い表情を心掛け、採用担当と目線を合わせることを意識してください。
チェックポイント2.コミュニケーションスキル
面接でのやりとりを通して、スムーズにコミュニケーションが取れるかどうかもチェックされます。
看護師の仕事は、医師や同僚などのスタッフと連携を取り、仕事を進めることが重要視されます。
コミュニケーションスキルがあるかどうか、採用官が見ているポイントは主に次の2点です。
コミュニケーションスキルのチェックポイント
- 質問意図に合った内容を答えているか
- 顔を上げてハキハキと喋っているか
医師とのコミュニケーションがうまくとれなかった場合には、インシデントにつながる可能性もあるため、看護師にとって大切なスキルと言えます。
面接では、顔を上げてハキハキと話すようにして、聞かれた内容についてわかりやすい回答を心がけましょう。
チェックポイント3.質問に対する受け答え方
いくら回答の内容が良くても、きちんと敬語が使えていなかったり、日本語が正しくなかったりすると、良くない印象を与える恐れがあります。
面接での質問に対する受け答え方のポイントは、以下のとおりです。
質問に対する受け答え方のポイント
- 敬語や尊敬語、謙譲語を使い分ける
- 正しい日本語を使う
- くだけた表現は避ける
面接では基本的に敬語で話し、フレンドリーな表現や言いまわしは避けるようにしましょう。
面接の質問に上手に答えるための3つのコツ
どれだけ事前に対策していても、面接で思いがけない質問をされる可能性はあります。
事前に想定していない質問をされたときこそ、応募者の真の力が問われる瞬間です。
どんな質問に対しても使える、「質問に上手に答えるコツ」を3つ紹介します。
面接の質問に上手に答えるコツ
想定外の質問をされても慌てずに、以下のコツを意識しながら、落ち着いた回答を心がけてください。
ポイント1.回答はポジティブに伝える
面接官からの質問に対しては、ネガティブなこともポジティブに回答するようにしてください。
例えば、転職活動が長引いてしまいブランクができた場合には、以下のように前向きな姿勢をアピールしましょう。
不採用が続いたことをポジティブに変換
大きな病院を中心に、幅広い施設への転職を検討したために、転職活動の期間が長引いてしまいました。
しかし、転職活動の期間が長く取れたことで、自分にとっての仕事の位置付けや、どんな看護がしたいのかを考え直す時間が持てました。
その結果「自分は患者さんに寄り添った看護がしたい」と改めて気づくことができました。
単に、転職活動が長引いてしまったことだけを伝えると、ネガティブな印象を与えてしまいます。
逆に「成長のチャンスと考えた」など、前向きな要素を入れて回答するようにしましょう。
ポイント2.具体的な待遇面は面接で話さない
給与や休暇など待遇に関する内容は、タブーとされていることが多いです。
待遇に関する質問ばかりしてしまうと、「待遇のことばかり考えている人」だと思われてしまうかしれません。
給与・休暇に関するNG質問
- 給与はいくらいただけますか?
- お休みはきちんと取れますか?
- 残業はどれくらいありますか?
どうしても聞きたい場合は、「私と同じくらいの年齢やスキルの方の年収モデルを教えてください」など、現職の看護師を引き合いに出して確認するのがおすすめです。
面接の段階では、良くない印象を与えかねない話題はなるべく避け、給与や待遇面の交渉は内定後に交渉の場を設けるようにしましょう。
給与交渉が苦手な人へ
自分自身で給与交渉をするのが苦手な人におすすめなのが、転職サイトの活用です。
転職サイトでは、あなたの代わりに年収アップや入社時期などの交渉を行ってくれます。
看護師に人気の転職サイトについては、「看護師の面接対策におすすめの転職サイト」でご紹介するので、ぜひ参考にして下さい。
ポイント3.回答は自分の言葉で伝える
想定される質問に対して、答えを準備しておくことは大切です。
ただし、回答例を丸暗記しただけの回答では、採用担当にすぐに見抜かれてしまいます。
たとえ印象の良い回答を口にできても、「マニュアル通りの回答だな…」と思われてしまうと、面接通過は難しくなります。
良い回答を丸暗記するのではなく、回答の中で重要なポイントだけを覚えておき、自分の言葉で伝えるようにしましょう。
看護師の面接対策におすすめの転職サイト
1人で面接対策をするのが不安ならば、看護師専用の転職サイトへの登録がおすすめです。
転職サイトを使うことで、担当のキャリアアドバイザーによる面接対策や履歴書指導・添削などのサポートが受けられます。
看護師転職サイトは数10社以上のサービスがありますが、中でもおすすめは求人数が豊富でサポートも手厚い以下3サイトです。
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看護roo!の特徴
- 手厚いサポートが受けられ、特に面接対策と条件交渉には定評がある
- 「利用者満足度」96%以上。高い満足度を誇る
- 全国的に求人が豊富。特に関東・東海・関西地方の都市部の求人に強い
『看護roo!』は、看護師転職ではお決まりと言えるほど人気の看護師転職サイトです。
求人数は業界トップクラスの18.8万件以上(※雇用形態/勤務形態/職種別 2024年6月時点)。面接対策や条件交渉などのサポートも丁寧なので、転職が不安な方におすすめです。
また「看護roo!」の求人情報には「キャリアパートナーのオススメポイント」が記載されているため、応募前に職場の雰囲気などをイメージしやすくなっています。
求人数とサポートの丁寧さを総合的に判断するならば、看護roo!への登録は外せないと言えるでしょう。
なお、看護rooは登録者限定に「転職ガイドブック」を配布しています。転職者に寄り添った配慮がある点も、看護roo!をおすすめできる理由の一つです。
看護師の転職には欠かせないサイトですので、優先的に登録しておくことをおすすめします。
看護roo!|基本情報
運営会社 | 株式会社クイック |
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公開求人数 | 約203,600件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | すべて無料 |
(最終更新:24年12月時点|公開求人数は「常勤のみ」の件数です)
職場のリアルな情報がわかる『レバウェル看護 (旧:看護のお仕事)』
レバウェル看護の特徴
- 公開求人数トップクラス
- 病院の口コミなど職場のリアルな情報も確認できる
『レバウェル看護 (旧:看護のお仕事)』は、業界トップクラスの求人数を保有する看護師転職サイトです。
年間4,000回以上の職場訪問を行なっており、病院や施設ごとの「医療方針」や「職場の雰囲気」などを詳しくヒアリングしています。
求人ページを確認すると、求人ごとのおすすめポイントや、実際に働くスタッフの声などが紹介されているため、応募前にイメージを膨らませやすいのが魅力的です。
求人ページだけでは分からない内容があれば、キャリアアドバイザーが丁寧に情報提供してくれるので、応募先をなかなか決められない人にもおすすめのサービスです。
少しでも多くの求人を見たい人や、職場の雰囲気を事前に詳しく知りたい人は、ぜひレバウェル看護も活用してみてください。
レバウェル看護 (旧:看護のお仕事)|基本情報
運営会社 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
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公開求人数 | 約79,100件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:24年12月時点|公開求人数は「常勤のみ」の件数です)
求人数が多く職場情報も確認できる『ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)』
ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)の特徴
- 看護師登録者数No.1※株式会社エス・エム・エス調べ
- 老舗の看護師転職サイトだからこその安心感
- 全国幅広く求人を保有
『ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)』は、年間10万人以上の看護師が利用している「看護師登録者数No.1」の人気転職サイトです。
2005年から運営されている老舗の転職サイトであり、医療機関との繋がりが強く、非公開求人も含めて全国幅広くの求人を保有しています。
また、各都道府県ごとに担当のキャリアアドバイザーが在籍しており、職場の雰囲気なども詳細に教えてもらえるのが魅力的です。
実績豊富で求人数も充実しているサービスであるため、看護師の転職には欠かせないサイトの1つと言えます。
全ての看護師におすすめですが、特に20代や30代のサポートに強みを持っているので、該当する人は優先的に登録しておきましょう。
ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)|基本情報
運営会社 | 株式会社エス・エム・エス |
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公開求人数 | 約22,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:24年12月時点)
看護師面接でよくある疑問
最後に、看護師転職の面接でよくある悩みと疑問を、ここで全て解決しておきましょう。
Q1.自己紹介って何を言えばいいの?
氏名、学歴、職歴などを退職理由をまじえながら簡潔に話します。
時間の目安は1~3分程度です。
自己紹介は、自己PRとは異なり、採用担当に自分の基本情報を知ってもらうためのものです。
したがって、内容は「氏名」「学歴」「職歴」などを簡潔に述べるにとどめ、長くなり過ぎないように注意してください。
Q2.給与について質問しても大丈夫?
面接では、給与の話ばかりすると「お金に執着している」と判断され、マイナス評価をされることも多いです。
そのため、給与面の質問は可能な限り避けた方が無難です。
もし、どうしても聞きたい場合は、「ミスマッチを防ぐために、勤務形態や給与形態について確認させていただけますか?」など、オブラートに包んで聞くようにしましょう。
Q3.残業や夜勤はできるって言わないとダメ?
採用側の立場で言えば、「絶対に夜勤は無理」という人より「夜勤も対応可能」という人を採用したいのが本音です。
しかし、採用されたいからといって、詳しい条件も聞かずに承諾してしまうと、後でトラブルになる恐れがあります。
夜勤ができる場合でも、詳しい条件や頻度をしっかり聞いたうえで「できます」と答えるようにしましょう。
また、どうしても夜勤に行きたくない場合は、クリニックや病院外来など「日勤のみの職場」に転職することを検討してみるとよいでしょう。
Q4.関心のある事を聞かれたら、医療と関係のない答えでもいい?
医療に関心がある看護師なら、医療関係のニュースに対するアンテナを張っているはずです。
そのため、できれば医療関係の話をするのが無難です。
ただし、面接の場で医療に関する事柄が何も思い浮かばなければ、医療以外の事柄を答えても問題ありません。
とっさに慌てないためには、面接の前に医療関係の時事情報をリサーチしておくと良いでしょう。
まとめ
看護師転職の面接には、必ずと言っていいほどよく聞かれる質問がいくつかあります。
看護師面接でよく聞かれる13の質問
- なぜ当院を志望しましたか?
- 当院で何がしたいですか?
- 前の病院を退職される理由は?
- 看護師になろうとした理由を教えてください。
- これまでの看護経験・実務経験を教えてください。
- あなたの看護観を教えてください。
- インシデントの経験はありますか?
- 夜勤や残業はできますか?
- 看護師以外の転職は考えなかったのですか?
- 子供はいますか?妊娠については?
- 印象的な患者さんとのエピソードを教えてください。
- 自己PRをお願いします。
- あなたの長所を教えてください。
また、自分自身で面接対策をするのが難しい場合は、転職サイトへ登録してキャリアアドバイザーに相談すると、選考の対策を立ててくれます。
おすすめの転職サイトは以下の3つです。
看護roo! | レバウェル看護 (旧:看護のお仕事) | ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク) |
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公開求人数 サポートが手厚い定番サイト | 公開求人数 業界トップクラスの求人数 | 公開求人数 年間利用者数10万人以上 |
転職サイトを上手に利用しながら、看護師転職を成功させましょう。
監修者
面接で「自分のベスト」を出せるかどうかは事前準備にかかっています。
よく聞かれる質問への回答を用意するだけではなく、ビジョンの確認やスキルの棚卸しをしておくことをおすすめします。
転職サイトの模擬面接サービスを積極的に利用して、自信を持って面接に臨みましょう。
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監修者
常に目標を持って看護をしている人は、そうでない人と比べてビジョンがはっきりしていることが多いです。
転職を成功させるには、今後のビジョンを明確にしておくことが大切です。