イオンカードと楽天カードを徹底比較!ポイント還元率やサービス内容からどっちがお得か解説
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イオンカード(WAON一体型)と楽天カードは、どちらも日常生活で使いやすい特徴を持っています。
人気も高く、所有者も多い2枚のクレジットカードですが、どちらが自分に適しているかわからないという人もいるでしょう。何枚もクレジットカードを持って使い分けるのが面倒という人は、どちらにどのような強みがあるかを理解して申し込みを検討すると良いかもしれません。
本記事では、イオンカード(WAON一体型)と楽天カードの違いを徹底比較しています。どのような人に適しているのかも紹介しています。イオンカード(WAON一体型)か楽天カードのどちらを持とうか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
この記事を読んでわかること
- イオンカードがおすすめの人と楽天カードがおすすめの人の特徴がわかる
- イオンカードと楽天カードの基本スペックや特典がわかる
- イオンカードと楽天カードの違いがわかる
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イオンカードと楽天カードはどっちがお得?
イオンカード(WAON一体型)と楽天カードはどちらがお得かについては、所有者の状況によって異なります。一概にどちらがお得ということはなく、想定している使い方などによって、おすすめできる人が異なってくるためです。それぞれどのような人におすすめできるのか、詳しく解説します。
まずは、イオンカード(WAON一体型)と楽天カードの基本情報を理解しましょう。どちらも「日常生活で使いやすいカード」という印象がありますが、基本的な内容は以下のとおりです。なお、いずれのカードも最もスタンダードなグレードのカードの情報です。
カード名 | イオンカード(WAON一体型) | 楽天カード |
---|---|---|
申込条件 | 18歳以上(高校生不可)で電話連絡が可能な方 | 楽天会員に登録済み、かつ18歳以上(高校生不可)の本人または配偶者に安定した収入がある方 |
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:無料 | 初年度:無料 2年目以降:無料 |
ポイント還元率 | 0.5%~1.0% | 1.0%~3.0% |
国際ブランド | ||
発行スピード | 約3週間 | 約1週間~10日前後 |
ETC年会費 | 無料 | 550円(税込) ※ |
電子マネー | ||
海外旅行保険 | - | 最大2,000万円 |
※申し込み時点で楽天PointClub会員ランクが「ダイヤモンド会員」「プラチナ会員」の方のみ、初年度の年会費が無料。次年度以降の年会費は、楽天ETCカード年会費請求月(楽天ETCカード入会月の翌月)の楽天PointClub会員ランクが「ダイヤモンド会員」「プラチナ会員」の方のみ、年会費が無料
よく似た機能を有していますが、ポイント還元率が異なります。イオンカード(WAON一体型)は1.0%を最大としているのに対し、楽天カードは最大3.0%です。また、発行スピードも楽天カードに軍配があがるものの、ETC年会費についてはイオンカードのほうが持ちやすいでしょう。
それぞれの詳細な基本情報を、以下の章で解説します。
イオンカードの基本情報
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 0.5%~1.0% |
国際ブランド | |
電子マネー | |
発行スピード | 約3週間 |
追加カード | ETCカード 家族カード |
ETCカード発行手数料 | 無料 |
ETCカード年会費 | 無料 |
ETCカード発行期間 | 即時発行の場合最短で申込みの翌日、通常発行の場合約2週間 |
マイル還元率(最大) | - |
ポイント名 | WAON POINT |
締め日・支払日 | 締め日:毎月10日・支払い:翌月2日 |
申し込み条件 | 18歳以上(高校生不可)で電話連絡可能な方なら、申込みできます。未成年の方は親権者の同意が必要です。後日確認の電話があります。審査により申込みできない場合があります。 |
必要書類 | 以下いずれかの写真付きの本人確認書類 ・運転免許証 ・個人番号カード ・パスポート ・在留カード ・特別永住者証明書 |
注目ポイント
- いつもの買い物がお得になるイオンカード
- 毎月20・30のお客様感謝デーは5%オフ
- 買い物でWAON POINTが貯まる
- WAON利用でポイントが200円=1P
- ネットショッピングでポイント最大21倍
- ※
イオンカードの「新規入会・利用特典」に関する注意事項
【ポイント対象外】
・対象カード*の内、30日間で6種類以上のカードを申込みした場合は、6種類目以降の申込みカードはポイント獲得の対象外となります。
・家族カードはポイント獲得の対象外となります。
・カード申込みから3ヶ月以内にカード発行に至らなかった場合。
・イオンカードの別券種から切替申込みされた場合。
・対象カード*以外のカードを申込みされた場合。
・その他、著しく不正と判断される場合。
*対象カード イオンカードセレクト、イオンカードセレクト(ミッキーマウス デザイン)、イオンカードセレクト(トイ・ストーリー デザイン)、イオンカードセレクト(ミニオンズ)、イオンカード(WAON一体型)、イオンカード(WAON一体型/ミッキーマウス デザイン)、イオンカード(WAON一体型/トイ・ストーリー デザイン)、イオンカード(ミニオンズ)、TGC CARD、イオンカード(櫻坂46)、イオンカード(SKE48)、イオンJMBカード(JMB WAON一体型)、イオンSuicaカード、イオンカード Kitaca、イオンSUGOCAカード、イオン首都高カード(WAON一体型)、イオン E-NEXCO pass カード(WAON一体型)、イオン NEXCO中日本カード(WAON一体型)、THRU WAYカード(WAON一体型)、イオンNEXCO西日本カード(WAON一体型)、コスモ・ザ・カード・オーパス、コスモ・ザ・カード・オーパス「エコ」、マルエツカード、ナンバカード、日本点字図書館カード、ツルハドラッグカード、イオンサンデーカード、BE KOBEカード、三菱商事エネルギー・イオンカード、トイザらス・ベビーザらス・カード、JMB JQ SUGOCA、JQ SUGOCA、サンエックスカード(リラックマ)、シマムラ ミュージックカード、KASUMIカード、住友不動産ショッピングシティイオンカード、KNTカード、メイクマンカード、TOSHIBA STORE CARD、イオンスマートペイカード
【注意事項】
・問い合わせの際は、申込み完了メールに記載の識別番号(受付番号) を必ず用意ください。
・他のポイントサイトからの入会を含め、同一人物による複数入会と判断された場合はポイント対象外となる可能性があります。
・ポイント付与前にカードを解約されると、ポイント付与されない可能性がありますのでご注意ください。
・すでに同一カードをお持ちの方は、申込み頂けません。
・すでに家族カードをお持ちの方であっても、本人名義で新たに申込みされる場合は対象になります。
【イオンシネマ特典に関する注意事項】
・沖縄・鹿児島・宮崎・山陰・奈良など利用できない地域があります。イオン商業施設内の他社映画館は対象外です。
・イオンシネマ/シアタス以外の映画館および、「割引対象外」表示がある特別興行などでは利用できません。
・2023年10月1日(日)までに「特別鑑賞シネマチケット」 1,000円(税込)を12枚以上購入されているカード会員は、次回登録日まで同単価のチケットは追加購入できません。(例)2月1日に初回登録した場合、翌年2月1日に年間購入枚数の累積がリセットされます。
・対象カード会員が「暮らしのマネーサイト」専用販売サイトにて、イオンシネマで利用可能なシネマチケット(前売券)を優待料金で購入できる特典です。劇場での直接購入は一般料金からの「イオンカード割引き」が適用されるのでご注意ください。
・「暮らしのマネーサイト」ログインには、イオンスクエアメンバーIDの登録(無料)が必要となります。
・利用対象興行の3D/4D/IMAXなどの特殊スクリーンやアップグレードシートなどの特別席は、座席指定時に追加料金で利用できます。
・シネマチケットの購入は「本人認証(3Dセキュア)」登録済みのイオンカードセレクト(ミニオンズ)、イオンカード(ミニオンズ)、TGC CARDのクレジット払いに限る。
・本特典はイオンエンターテイメント(株)が提供してます。販売画面の記載事項も合わせて確認ください。
・転売・換金目的の利用が発覚した場合、本特典の利用を停止する場合があります。
・本特典の内容が変更になる場合や予告なく終了となる場合があります。
イオンカードは、ずばりイオン系列の施設や店舗、提携する店舗でその強さを発揮するカードです。イオンが毎月20日・30日に開催している「お客さま感謝デー」での決済でイオンカードを利用すると、総額から5%の値下げが入ります。また、55歳以上の人を対象にした15日開催の「G.C感謝デー」でも5%オフが受けられます。
クレジットカードとして決済することも可能ですが、最大の特徴は電子マネーWAONを利用したポイント2重取りです。電子マネーWAONに、オートチャージを含むチャージをしたタイミング、そして電子マネーWAONで決済したタイミングの2回ポイントを受け取れます。イオン系列の店舗での買い物が多い人にとっては、非常に便利な1枚といえるでしょう。
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- ≪利用特典≫期間中にクレジット払い利用&イオンウォレット登録で利用金額の10%相当WAON POINT還元!(還元上限4,000WAON POINT)
※イオンウォレット登録はカード発行の翌々月末まで
※期間中利用額、1万円以上の方が還元対象
イオンカード(WAON一体型)がおすすめの人
イオンカード(WAON一体型)がおすすめの人の特徴は、以下の条件に当てはまる人です。
- イオン系列の店舗で買い物をすることが多い人
- ポイント還元率よりも日常のお得を優先したい人
- 付帯サービスや保険・補償は最低限で良い人
イオンカード(WAON一体型)の最大の特徴は、イオン系列の特売日に割引が受けられることです。楽天カードには割引の機能はなく、ポイント還元で補っています。もし、日常的にイオン系列の店舗で買い物をすることが多い場合は、イオンカード(WAON一体型)を選択すると良いでしょう。
また、イオンカード(WAON一体型)には付帯サービスや保険・補償があまりついていません。日常生活でのみの利用を検討しているのであれば、付帯や保険がついていなくても問題ないことも多くあります。とくにカードに対してこれらの機能を期待していない場合は、イオンカード(WAON一体型)でお得に買い物ができるという感覚でいたほうが良いかもしれません。
その他のイオンカード(WAON一体型)の詳細については、以下の記事を参考にしてください。
楽天カードの基本情報
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 1.0%~3.0% |
国際ブランド | |
電子マネー | |
発行スピード | 約1週間~10日前後 |
追加カード | ETCカード 家族カード |
ETCカード発行手数料 | 無料 |
ETCカード年会費 | 550円(税込) |
ETCカード発行期間 | 申し込みから通常約2週間 |
マイル還元率(最大) | 0.5% |
旅行保険 | 海外旅行保険 |
ポイント名 | 楽天ポイント |
締め日・支払日 | 締め日:毎月末日・支払日:翌月27日(金融機関が休業日の場合は翌営業日) |
申し込み条件 | 楽天会員に登録済み、満18歳以上、本人または配偶者に安定した収入のある方、または高校生を除く18歳以上で学生の方。 |
必要書類 | ■公的証書(住民票の写しあるいは印鑑登録証明書)の原本いずれか1点か、下記のコピーいずれか2点 ・住民表の写し ・印鑑登録証明書 ・運転免許証 ・個人番号カード ・在留カード ・健康保険証 ・パスポート(日本政府発行) |
注目ポイント
- 楽天ポイントがザクザク貯まる
- 楽天市場の買い物はいつでもポイント3倍!
※特典進呈には上限や条件があります - 電子マネー「Edy」搭載カード
- トラブルに対応した安心機能が充実
楽天カードは、2023年12月に累計3,000万枚を発行したクレジットカードです。楽天サービスとの親和性が高く、楽天経済圏と呼ばれる楽天サービス全般での買い物やサービス利用を頻繁にする人におすすめできます。
年会費などは永年無料にもかかわらず、高いポイント還元率と使い勝手の良さが魅力です。楽天以外の買い物でも100円につき1ポイントが付与されるため、楽天サービス以外でもポイントを貯めやすいのも特徴といえます。また、券面のデザインも常時数種類用意されており、自分の好きなデザインでカードを持つこともできます。
楽天カードがおすすめの人
楽天カードでは、次のような人におすすめできるといえます。
- 楽天経済圏の利用が多い人
- ポイントを手軽に貯めたい人
- 旅行時に保険を付帯させたい人
楽天カードの最大の特徴は、ポイントの貯めやすさです。その場で得られる割引よりも、ポイントを貯めてほかのことに使いたいという人には、楽天カードのほうが適しています。また、楽天関連のサービスを利用することでポイントがさらに貯まりやすくなるため、楽天関連のサービスを利用している人は楽天カードを強くおすすめします。
海外のみですが、旅行傷害保険が年会費無料でついてくるのも大きなメリットです。旅行や出張で使えるお守り代わりとして持っておきたい人は、楽天カードの申し込みをおすすめします。
楽天カードのキャンペーン詳細については、以下の記事も参考にしてください。
イオンカードと楽天カードどちらか迷ったら2枚持ちもおすすめ
ここまでの解説でも、イオンカード(WAON一体型)と楽天カードのどちらを持つべきか悩んでいる人もいるでしょう。結論からいえば、どちらかに限定する必要はありません。必要に応じてイオンカード(WAON一体型)と楽天カードを使い分けることで、お得に日常生活を過ごせるかもしれないためです。
イオンカード(WAON一体型)は、イオン系列の店舗で食料や日用費を購入するときに使うと良いでしょう。特定日に実施される割引を駆使すれば、日ごろの節約につながります。WAONポイントが貯まらない店舗やオンラインショップでは、楽天カードの出番です。楽天カードの高いポイント還元率を使えば、効率良くポイントを貯められる可能性もあります。
このように、2枚を組み合わせて持っておくのもおすすめです。所有するカードの枚数が増えてしまうのはネックですが、日常生活のお得を余すことなく感じたい人には、ぜひ実践してほしい方法です。そのほかのカードとの組み合わせでも、生活が少し豊かにできるかもしれません。詳しくは以下の記事を参考にしてください。
【項目別】イオンカードと楽天カードを徹底比較
基本的な情報を確認したところで、各項目でイオンカード(WAON一体型)と楽天カードを比較していきましょう。大まかにイオン系列での買い物が多いか楽天経済圏での利用が多いかでお得度は変わりますが、それ以外にも違いがあります。それぞれの違いを解説します。
券面のデザイン
イオンカードと楽天カードには、それぞれ券面のデザインが選べるという特徴があります。カードブランドによっては選べないデザインもありますが、自分のお気に入りのキャラクターや人物が描かれているカードなら、持っていて楽しくなるでしょう。2024年3月現在で採用されているカードデザインは、それぞれ以下のとおりです。
イオンカード(WAON一体型) | ・トイ・ストーリーデザイン(JCB) ・ミッキーマウスデザイン(JCB) ・ミニオンズデザイン(VISA、Master) |
---|---|
楽天カード | ・お買いものパンダデザイン(全ブランド) |
なお、採用されているデザインは予告なく変更になることがあります。詳しくは、それぞれの公式サイトで確認してください。
選ぶ楽しみという意味では、楽天カードのほうが優れているでしょう。ただし、選ぶデザインによっては国際ブランドに制約がかかる場合があります。イオンカード(WAON一体型)も同様ですが、券面のデザインを選ぶ際は、所有したい国際ブランドかどうかを確認してから申し込みしてください。
申し込み条件
イオンカード(WAON一体型)と楽天カードでは、申し込み条件がやや異なります。どちらも高校生を除く18歳以上という条件は共通していますが、そこから先の条件に少し違いがあります。
イオンカード(WAON一体型) | 18歳以上(高校生不可)で電話連絡が可能な方 |
---|---|
楽天カード | 楽天会員に登録済み、かつ18歳以上(高校生不可)の本人または配偶者に安定した収入がある方 |
両者とも審査は行われますが、会員登録が別途必要なことを考えると、イオンカード(WAON一体型)のほうが申し込みしやすいでしょう。すでに楽天会員に登録している場合は、大きな差にはなりません。しかし、楽天会員に登録していない場合、まずは情報を登録する必要があります。
また、イオンカード(WAON一体型)には収入に関する条項が盛り込まれておらず、申し込みしやすいという特徴もあります。これはイオンカードに電子マネーWAONにチャージできる機能が備わっているためで、電子マネー決済単体で利用できるためです。申し込みのしやすさだけで評価するのであれば、イオンカード(WAON一体型)のほうが申し込みしやすいといえます。
年会費
イオンカード(WAON一体型)と楽天カードには、初年度から年会費がかからないという共通点があります。いずれも永年無料を売りにしており、年会費の部分では引き分けです。上位のカードであればこの限りではありませんが、一般カードならばどちらも年会費は無料であるため、優劣をつけることはできません。
入会キャンペーン
イオンカード(WAON一体型)と楽天カードでは、新規入会者向けのキャンペーンを実施しています。どちらもボーナスポイントのプレゼントですが、内容やポイント数に違いがあります。
新規WEB入会・利用、イオンウォレット登録で最大5,000WAON POINT進呈!
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- ≪利用特典≫期間中にクレジット払い利用&イオンウォレット登録で利用金額の10%相当WAON POINT還元!(還元上限4,000WAON POINT)
※イオンウォレット登録はカード発行の翌々月末まで
※期間中利用額、1万円以上の方が還元対象
楽天カードの最新キャンペーン情報については以下の記事をご確認ください。
ポイントを獲得するハードルという点では楽天カードのほうが、カード単体の入会特典のボリュームではイオンカード(WAON一体型)のほうが勝っています。入会キャンペーンは申し込むタイミングによって異なるため、事前に内容を確認してください。
ポイント還元率
ポイント還元率は、イオンカードと楽天カードでは大きく異なります。それぞれのポイント還元率は、次のとおりです。
イオンカード(WAON一体型) | 0.5%~1.0% |
---|---|
楽天カード | 1.0%~3.0% |
ポイント還元率だけで見れば楽天カードのほうが優れています。楽天には楽天市場や楽天モバイルなど、関連するサービスが多く存在しています。それらを楽天経済圏と呼んでおり、高いポイントが獲得できる仕組みです。通常時でも1.0%の還元率を誇っているため、ポイント還元率という観点で見れば、楽天カードのほうが優れています。
一方、ポイントとは関係ないシーンでお得度を実感したいのであれば、イオンカード(WAON一体型)を選択すると良いでしょう。イオン系列の店舗での買い物でポイントが貯まるほか、店舗のキャンペーン時には割引が適用されるためです。とくに日用品の購入などでは楽天カード以上にそのお得さを実感できる確率が高いため、ポイントよりも割引重視であればイオンカードを選びましょう。
国際ブランド
イオンカードと楽天カードの国際ブランドは、複数の中から選択できます。大きな違いはありませんが、1社だけ楽天カードにしかない国際ブランドがあります。
イオンカード(WAON一体型) | |
---|---|
楽天カード |
ほとんどの店舗で決済できるため、日常生活における優劣はないといっても良いでしょう。問題は、海外で利用するシーンを想定している場合です。
楽天カードでのみ選択できる国際ブランドであるアメリカン・エキスプレスは、VISAやMastercard®よりは少なめです。しかし、大都市や先進国では加盟店も多いため、それらの地域に旅行・出張する頻度が高い場合は、楽天カードでアメリカン・エキスプレスを選択すると良いかもしれません。
電子マネー
イオンカードと楽天カードでは、対応している電子マネーも異なります。それぞれに対応している電子マネーは、以下のとおりです。
イオンカード(WAON一体型) | |
---|---|
楽天カード |
楽天カードにあるVISAタッチ決済は、当然ながらVISAを選択しなければついてこない機能です。それを込みにしても、2種類ずつの電子マネーが備わっています。
MMD研究所が発表したデータによると、「最も利用しているスマホ決済サービス」は次のとおりとなっています。
引用:MMD研究所「2023年1月スマートフォン決済利用動向調査 第1弾 」
このうち、イオンカード(WAON一体型)に搭載されているiDが6位、楽天カードに搭載されている楽天EdyとVISAタッチ決済が、それぞれ5.0%と4.8%です。WAONのみがランクインしていない結果ですが、そもそもWAONはイオン系列の店舗で使えることが多いため、利用しやすさでは他の電子マネーに劣ってしまいます。
一方で、楽天カードに搭載されている電子マネーは、幅広い場所で使えるのが特徴です。楽天への加盟店も非常に多く、WAONよりも活用するシーンは多いでしょう。電子マネーの使いやすさという部分を考慮するのであれば、楽天カードに軍配が上がります。
家族カード
家族カードについては、どちらも年会費無料で発行ができます。ただし、発行可能枚数に違いがあります。
イオンカード(WAON一体型) | 本カード1枚につき3枚 |
---|---|
楽天カード | 本カード1枚につき2枚 |
単純な枚数でいえば、イオンカード(WAON一体型)のほうが良いでしょう。両者とも家族で使った費用の引き落としやポイント付与は本カードに集約されるため、家族でポイ活をすることもできます。しかし、枚数という点では楽天カードが2枚なのに対してイオンカードのほうが3枚となるため、イオンカードが優れているといえます。
なお、家族カードはどちらも生計を同じくする18歳以上の人(同性パートナーを含む配偶者、親、子ども)が申し込み可能です。それ以外の人物に家族カードは発行できない点に注意してください。
ETCカード
ETCカードにも、イオンカード(WAON一体型)と楽天カードでは違いがあります。
イオンカード(WAON一体型) | 18歳以上(高校生不可)で電話連絡が可能な方 |
---|---|
楽天カード | 楽天会員に登録済み、かつ18歳以上(高校生不可)の本人または配偶者に安定した収入がある方 |
楽天カードは、本カードがランクアップすればETC年可否が無料になります。しかし、一般カードのままでは毎年550円かかってしまうだけではなく、本カードのランクアップで本カード側の年会費が発生します。
イオンカード(WAON一体型)はどのカードでもETCカードの年会費は無料であるため、こちらのほうがお得です。ETCカードの年会費を気にする場合は、イオンカードをおすすめします。
保険・補償
イオンカード(WAON一体型)と楽天カードでは、付帯されている保険・補償も異なります。どちらも一般カードであるため保険・補償は少なめですが、表にまとめると次のとおりです。
イオンカード(WAON一体型) | 楽天カード | |
海外旅行傷害保険 | - | 最大2,000万円 |
国内旅行傷害保険 | - | - |
ショッピング保険 | 年間50万円 | - |
紛失・盗難補償 | 年間50万円 | - |
航空便遅延補償 | - | - |
その他 | - | - |
イオンカード(WAON一体型)には、上位のカードを含めて旅行保険が付帯されていないケースが多くあります。反面、楽天カードでは、最大2,000万円の海外旅行保険が付帯されているのです。そのため、海外旅行に持っていく場合は楽天カードのほうが優れています。
一方で、イオンカード(WAON一体型)にはショッピング保険と紛失・盗難補償をセットにした「ショッピングセーフティ保険」が備わっています。年間50万円までであれば保証されるため、盗難や破損・紛失のリスクに備えたいのであればイオンカードのほうがおすすめです。
まとめ
イオンカード(WAON一体型)も楽天カードも、どちらも日常生活を豊かにするという意味では甲乙つけがたい存在です。普段買い物をするのがイオンであればイオンカード(WAON一体型)を、楽天経済圏での買い物が多い場合は楽天カードがおすすめです。どちらか1枚に絞るのではなく、両方のカードを持って使い分けるのも良いかもしれません。
もちろん、片方だけ持つにしても、2枚持つにしても、双方の強み・弱みをしっかり把握しておく必要があるでしょう。「最強の1枚」というのは存在しないため、2枚持つことに抵抗がなければ、2枚持つのもありです。1枚のクレジットカードにすべてのことを求めすぎないのと同時に、自分の生活スタイルに適したカードがどれかを慎重に検討してください。