Operated by Ateam Inc.

イーデス

IPO投資のやり方は?初値売りのコツや成功のための戦略も

最終更新日:

監修者

青野泰弘

編集者

小林 梨沙

IPO投資のやり方は?初値売りのコツや成功のための戦略も
IPOスケジュール
このページにはPRリンクが含まれています
イーデス』は、複数の企業と提携し情報を提供しており、当サイトを経由して商品への申込みがあった場合には、各企業から報酬を受け取ることがあります。ただし当サイト内のランキングや商品の評価に関して、提携の有無や報酬の有無が影響を及ぼすことはございません。
また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。※提携機関一覧
  • IPO投資のやり方が知りたい!
  • IPOの初値売りってどうやってやるの?

IPO投資のやり方・手順は以下の7STEPです。

IPO投資のやり方・始め方

IPO投資は比較的簡単に利益を上げやすく、わずかな時間で驚くほどの利益を上げられる可能性があるという魅力があります。

ただし、「投資」ですので必ず利益を得られるわけではありません。

読みが外れて思わぬ損失を被ることもありますし、初値売りのやり方を間違えて初値で売ることができなくなるケースもあります。

そうならないよう、IPO投資を行う前にリスクや成功するためのポイントを知っておきましょう。

今回は、IPO投資のやり方をはじめ、初値売りの方法やIPO銘柄の選び方を説明します。

最後まで読めば、IPO投資をスムーズに行えるだけでなく、初値売りで利益を出せる可能性が高い銘柄を選べるなど、IPO投資のメリットも享受できるでしょう。

最新のIPOの初値結果を紹介!

【掲載情報について】
2024年3月14日時点の情報を掲載しています。

この記事の結論

  • IPO投資は証券会社の口座開設が必要
  • 口座開設後は抽選に申し込めばOK
  • 抽選時には購入資金が必要
  • 購入後は上場までに成行注文を入れて「初値売り」を行う
  • 口座開設は取扱数が多く、外れても次回の当選確率が上がるSBI証券がおすすめ
IPO取扱ネット証券No.1

SBI証券の
公式サイトはこちら

  • 行政書士/ファイナンシャルプランナー / 青野行政書士事務所

    監修者青野泰弘

    同志社大学法学部卒業後、国際証券に入社。
    その後、UFJキャピタルマーケッツ証券、トヨタファイナンシャルサービス証券(現:東海東京証券)、オリックスフィナンシャルプロダクツ、コスモ証券にて、債券の引き受けやデリバティブ商品の組成などに従事。
    2012年に、FPおよび行政書士として独立。2017年日本FP協会相談員、2018年日本FP協会広報スタッフを担当。

    ▼保有資格
    日本証券アナリスト協会検定アナリスト(CMA)
    プライマリープライベートバンカー
    行政書士
    ファイナンシャルプランナー(CFP®)

    • SNS
  • イーデス編集部 / 株式会社エイチームフィナジー

    編集者小林 梨沙

    1989年生まれ、愛媛県松山市出身。

    大学卒業後、株式会社ブリッジインターナショナルに入社。外資系教育サービス会社にて、薬機法や品質マネジメントシステムのインサイドセールスを担当。その後、スーパーバイザーとして、日系大手企業のインサイドセールスプロジェクトの立ち上げを行う。

    2019年に株式会社エイチームフィナジーに入社。FX、新規事業開発部を経て、イーデスの編集者に就任。

    気になる内容をタップ

    IPOの仕組み・流れ

    STEP1上場承認
    ↓約2週間
    STEP2仮条件の決定
    STEP3ブックビルディングの申込み開始
    ↓約1週間
    STEP4公募価格の決定
    STEP5抽選
    ↓約2日
    STEP6購入申込(当選した場合)
    ↓約5日
    STEP7上場

    まず上場が承認された後、仮条件を決定します。

    仮条件とは、主幹事証券が機関投資家に対し、新規上場する会社の株をいくらで何株買いたいか事前に調査した上で決定する価格のことです。

    次に、仮条件を基に、個人投資家向けに「仮条件の範囲の中で、いくらで何株買いたいか」というアンケートのようなものを行います。

    これがブックビルディングで、その結果を基に主幹事証券は新規上場する会社の公募価格を決定するのです。

    ブックビルディング(BB)とは

    公募価格が決まると、抽選→当選→購入申込という流れになりますが、証券会社によっては購入申込の後に抽選を行う会社もあります。

    このような証券会社のことを、一般的に「後期型」の証券会社と呼んでいます。

    IPOの仕組みについて

    IPO投資の仕組みやメリット・デメリットを知りたいという人は「人気のIPO投資とは何!?メリット・デメリット、仕組みを初心者にカンタン解説! 」で詳しく解説しています。

    図版を交えて初心者にもわかりやすく紹介しているので、IPO投資に興味がある初心者はチェックしてくださいね。

    IPO投資のやり方

    それでは、実際にIPO投資をする際のやり方を説明します。

    IPO投資のやり方・始め方

    IPO株をチェックする

    まずは、どんな銘柄の上場予定があるかをチェックしましょう。

    下記のページで最新のIPOスケジュールをまとめてますので、確認しましょう!

    購入したいIPOの目論見書を確認する

    投資したいIPO銘柄に申し込むためには、目論見書を確認する必要があります。

    目論見書で確認するべきポイントは以下の2点です。

    目論見書のチェックポイント

    1. 主幹事証券と幹事証券
    2. スケジュール

    主幹事証券と幹事証券は、目論見書の以下項目に記載されています。

    目論見書で見る場所

    • 主幹事証券:第一部【証券情報】の第2【売出要項】の【募集又は売出しに関する特別記載事項】
    • 幹事証券 :第一部【証券情報】の第1【募集要項】の4【株式の引受け】か、【証券情報】の第2【売出要項】の【売出しの条件】

    スケジュールは、目論見書の以下項目に記載されています。

    目論見書で見る場所

    • 第一部【証券情報】の第1【募集要項】の3【募集の条件】

    また、目論見書を見る際には、会社内容等をチェックするのがおすすめです。

    どんな会社かを知ることでIPO投資の失敗を防げますよ!

    全ページに目を通せない人は、次の8点だけでも確認しておきましょう。

    これだけは最低限チェック!

    1. 会社の業種
    2. 公募株>売出株となっているか
    3. 公開市場
    4. 吸収金額
    5. 再上場の銘柄か否か
    6. 業績は増収増益基調か
    7. 財務内容に問題はないか
    8. 大株主にベンチャーキャピタルがいるか
      (いる場合は、ロックアップがあるか)

    ※上記ポイントの詳細は、「IPO投資で成功するためのポイント 」で解説します。

    主要証券会社の目論見書の掲示場所

    SBI証券
    1. 「新規上場株式」に掲載された各銘柄の右上にある「目論見書」という文字をクリックで目論見書が表示
    マネックス証券
    1. 「取扱銘柄一覧」内の「新規公開株式 銘柄一覧」に記載している銘柄の「詳細情報」をクリック
    2. 「銘柄詳細情報」画面に掲載の詳細情報の一番下にある「目論見書」という文字をクリックで目論見書が表示
    岡三オンライン
    1. ログイン→「IPO/PO銘柄一覧」画面の銘柄欄に掲載
    SMBC日興証券
    1. 「新規公開株式(IPO)のご案内」記載の上場予定の各IPO銘柄に記載の「詳細情報(目論見書等)」の「目論見書等を見る」をクリック
    2. 「新規公開株式(IPO)詳細情報」下方に「目論見書等の確認はPDFボタンをクリックしてください。」とあるので、「届出目論見書」をクリックで目論見書が表示
    野村證券
    1. Web取り扱いの銘柄であれば、オンラインサービスの画面上で申し込みの際に目論見書を確認

    ブックビルディングに申込む

    ブックビルディング(BB)とは

    目論見書をチェックしたら、ブックブックビルディングに参加し、「いくらで何株買いたいか」を証券会社に申告します。

    ブックブックビルディングに参加しないと抽選に進めないので、必ず参加しましょう。

    ブックビルディングの注意点は次の2つです!

    注意点

    1. ブックビルディング申込み時に購入資金の入金が必要な場合もある
    2. ブックビルディングで申告した価格より公募価格が高く決まった場合、抽選に進めない

    注意点①ブックビルディング時に購入資金が必要な場合

    主要証券会社では、以下の2社がブックビルディングの際に入金が必要です。

    ブックビルディング時に入金が必要な証券会社

    • マネックス証券
    • SMBC日興証券

    ※SBI証券では、購入資金未満の金額しか口座になくてもブックビルディングに参加できますが、抽選の時(例えば、4月1日18時から抽選となっている場合はその時)までに、口座残高≧購入資金となっている必要があります。

    「資金を用意していないせいで、ブックビルディングに申込めなかった…」とならないように、確認しておきましょう。

    SBI証券では、購入資金未満の金額しか口座になくてもブックビルディングに参加できます。

    ただし、抽選の時(例えば、4月1日18時から抽選となっている場合はその時)までに、口座残高≧購入資金となっている必要があるので注意しましょう。

    注意点②ブックビルディングから抽選に進めない場合

    ブックビルディングで申告した価格は、指値注文と同等の扱いです。

    そのため、決定した公募価格が申告した価格を上回ると、抽選対象外になってしまいます。

    対策としてブックビルディングでは以下の注文方法を選びましょう。

    おすすめの注文方法

    • 仮条件の上限価格で申告する
    • ストライクプライス
    • 成行注文

    『ストライクプライス』『成行注文』とは、どんな価格でも買うという注文方法です。

    『仮条件の上限価格で申告する』というのは、仮条件が「500円~800円」であれば、上限価格の「800円」で申告するといったものです。

    ただし、仮条件の上限価格で申告は仮条件に変更があった場合に注意が必要です

    仮条件に変更があった実例

    ①LINE(3938)
    「2,700円~3,200円」→「2,900円~3,300円」

    ②ステムリム(4599)
    「2,370円~3,730円」→「1,000円~1,700円」

    仮条件に変更があった場合は申告した価格の変更が必要になります。

    申し込み後も証券会社のアナウンスをしっかりチェックしましょう

    例:SBI証券のブックビルディング

    【SBI証券】IPO専用ページの開き方

      1. 取引画面にログイン
        →「新規上場株式」の「新規上場株式ブックビルディング/購入意思表示」ボタンを押下
      2. IPOの各銘柄の目論見書の確認後、下に表示された「申込」ボタンをクリック

      3. 「新規上場株式ブックビルディング申込」画面で、申込株数と価格、IPOチャレンジポイントの使用の有無を入力
      4. 「新規上場株式ブックビルディング申込確認」画面下部に表示の「申込」ボタンを押下

      5. 「新規上場株式ブックビルディング申込受付」画面が表示され、申込完了
    IPOの取扱い数はネット証券No.1
    口座開設はこちら
    口座開設済みの人はこちら

    その他主要証券会社の場合

    主要証券会社のブックビルディング申し込み方法



    マネックス証券
    1. 取引画面にログインし、「新規公開株式 銘柄一覧」で申し込む銘柄の「需要申告」をクリック
    2. 未閲覧書面が表示されるので、全て閲覧し、「全て閲覧済み」ボタンを押下
    3. 申告株数や申告価格を入力する画面が表示されるので、株数、申告価格を入力し、「次へ(申告内容確認)」ボタンを押下
    4. 申告内容の確認画面で内容を確認し、問題なければ「実行する」ボタンを押して申込完了
    岡三オンライン
    1. 取引画面にログインし、「取引」をクリック
    2. 画面左側の「IPO/PO注文」をクリック
    3. IPO・PO銘柄が表示されるので、希望のIPO銘柄の目論見書を確認し「抽選申込へ」ボタンをクリック
    4. 「IPO/PO抽選申込」画面で、申込数量と申込価格を入力し、「抽選申込確認画面へ」ボタンを押下
    5. 内容を確認し、「抽選申込」ボタンを押して申込完了
    SMBC日興証券
    1. 日興イージートレードにログインし、「お取引」をクリック
    2. 「新規公開株/公募・売出」の「取扱銘柄一覧・需要申告(新規公開株式)」をクリック
    3. 取扱銘柄一覧の中から申込する銘柄を選び、「取扱銘柄詳細」画面にて、目論見書の確認後「需要申告受付中」ボタンを押下
    4. 「申告数量」を入力し、「申告価格」を選択したら、「申告内容確認」ボタンを押下
    5. 需要申告の内容が表示されるので、内容を確認したら「需要申告」ボタンを押して申込完了
    野村證券
    1. 取引画面にログインし、「取引」をクリック
    2. 「IPO/PO」をクリック
    3. 「IPO・PO銘柄一覧」の「IPO(新規公開株式一覧)」に掲載の銘柄の中から、申込するIPO銘柄をクリックし「抽選申込へ」ボタンを押下
    4. IPO銘柄の詳細が表示されるので、確認し、画面下部のチェックボックスにチェックを入れ、「同意する」ボタンを押下
    5. 目論見書をクリックし確認後、「同意する」ボタンを押すと申込内容が表示される
      ※「申込数量は自動的に100株になる(自分の欲しい数量を入力することはできない)ことが多い 
    6. 「抽選申込内容」画面で内容を確認し、「抽選申込する」ボタンを押して申込完了

    公募価格が決定する

    ブックビルディングの終了後、公募価格が決定します。

    公募価格は、初値が公募割れするかどうかを判断する際の材料の一つにできるので、「公募価格=仮条件の上限になっているか」をチェックしましょう

    公募価格=仮条件の上限になっていれば問題ありません。

    しかし、公募価格が仮条件の上限を下回っていた場合は、初値が公募価格割れする可能性が高いため、注意が必要です。

    なんで注意が必要なの?

    公募価格が仮条件の上限未満になるのは、人気がなかったからです

    人気がなければ初値が公募価格割れしてしまい、利益を得られない可能性があります。

    最新のIPOの初値結果を紹介!

    例:SBI証券の公募価格の確認方法

    【SBI証券】IPO専用ページの開き方

    SBI証券のIPOの公募価格
      1. ブックビルディング期間終了後、「新規上場株式ブックビルディング/購入意思表示」画面内で、各IPO銘柄の公募価格を確認できる
    IPOの取扱い数はネット証券No.1
    口座開設はこちら
    口座開設済みの人はこちら

    その他主要証券会社の場合

    主要証券会社の公募価格の確認方法


    マネックス証券
    1. ブックビルディング期間終了後、「新規公開株式 銘柄一覧」画面内で、各IPO銘柄の公募価格を確認
    岡三オンライン
    1. ブックビルディング期間終了後、「IPO取扱銘柄」画面内で、各IPO銘柄の公募価格を確認できる
    SMBC日興証券
    1. ブックビルディング期間終了後、SMBC日興証券TOPより、「商品案内」の新規公開株式(IPO)をクリック
    2. 「一覧を見る」をクリックし、表右端の「目論見書を見る」のリンクから公募価格が確認できる
    野村證券
    1. ブックビルディング期間終了後、野村証券TOPより、「IPO(新規公開株式)」へアクセス
    2. 「国内上場新規公開株式(国内REIT等含む)のご案内」から銘柄をクリックし、公募価格が確認できる

    抽選が行われるので結果を確認する

    公募価格を確認したら、いよいよ抽選です。

    ただし、抽選に参加するために特別な手続きをする必要はありません。

    ブックビルディングの結果、抽選対象外とならなければ、そのまま抽選が行われます。

    抽選の確認方法

    SBI証券

    抽選終了後、「IPO-PO」画面内で、抽選結果を確認できる

    SBI証券はこの時までに購入資金が必要で、入金が間に合わない場合は抽選対象外になってしまう

    マネックス証券
    抽選終了後、「新需要申告・購入申込状況」画面内で、抽選結果を確認できる
    岡三オンライン

    抽選終了後、日本株ログイン後にメッセージの記載で確認

    記載がなければ落選

    SMBC日興証券

    抽選終了後、「需要申告・募集申込状況一覧」画面内の

    「お取引>>新規公開株/公募・売出>>申告状況一覧・申告取消・募集申し込み」より確認できる

    野村證券
    抽選結果公表日に、トップ画面の「お客様へのご連絡」にて、当せん銘柄もしくは補欠当せん銘柄を通知

    当選後のキャンセルに対して、一部の証券では、厳しいペナルティを課すところもあります。

    ネット証券では、ペナルティを設けているところは今のところありません。

    しかし、今後ペナルティを設ける可能性もあるので、定期的に確認することをおすすめします。

    ペナルティの例

    • 購入キャンセルの翌日から1か月間は新規のIPO申し込み不可
    • すでに申し込んでいるIPO申し込みが全て無効となる
    • 購入辞退以降のIPO申込不可となる場合あり

    前期型と後期型での抽選の違い

    前期型と後期型では、抽選後の流れが異なります。

    前期型の証券会社

    抽選申し込み⇒当選発表⇒購入申し込み

    当選後、購入申込をした時点で購入が完了
    ※当選=IPO株の購入の権利を得たこととなり、購入申込が必要

    後期型の証券会社

    購入申し込み⇒抽選⇒当選発表

    当選した時点で資金が拘束され、購入が完了
    ※当選=購入となり、キャンセルできない

    前期型の証券会社では、購入手続き期限を5営業日前後で設定している証券会社が多いので、当選後はなるべく早く購入申込を済ませましょう。

    後期型の証券会社では、購入申し込み後に抽選を行うため、当選したら購入することが前提となり、当選後のキャンセルはできません。

    抽選確率を上げるために

    前期型と後期型の違いを活用すれば当選確率を上げることもできます。

    詳しくは「IPO株の当選確率はどのくらい?当たる確率を上げる8つのコツを紹介 」で解説しているので、IPO抽選に参加する前にチェックしてください。

    補欠当選した場合

    IPO抽選には補欠当選する場合もあります。

    補欠当選した場合は、購入申し込みを行いましょう。

    申し込みを行うことで、当選した人が購入する権利を放棄した場合に行う繰上抽選に参加できます。

    当選後は購入手続きを行う

    当選後は購入手続きを行いましょう。

    即時入金対応外の金融機関や、ATM、窓口からの振込で入金する場合、証券口座への反映に時間がかかります。

    最悪の場合、購入資金が必要となるタイミングまでに入金が反映されず、資金不足で抽選対象外となったり、購入申込できなくなるので注意してください。

    ▼購入申込の方法

    SBI証券
    1. 取引画面にログイン
    2. 「新規上場株式ブックビルディング/購入意思表示」画面内で、申し込んだIPO銘柄の「抽選結果」に当落が表示
    3. 当選・購入する場合は、「購入意思表示」の中から、「当選・補欠当選株購入」または「当選株のみ購入」ボタンを押下
    マネックス証券
    1. 取引画面にログインし、「新規公開株(IPO)/公募・売出(PO)」から「抽選の状況確認・購入」で当落を確認
    2. 当選・購入する場合は、当選した銘柄の「申込」ボタンをクリック
    3. 申込希望株数を入力し、「次へ(注文内容確認)」をクリック
    4. 「同意する」にチェックし、「実行する」をクリック
    岡三オンライン
    1. 当選または補欠当選した場合のみ、ログイン時にその旨がメッセージで表示
    2. 「IPO/PO銘柄一覧」画面に表示の「購入申込・辞退へ」ボタンを押下
    SMBC日興証券
    1. 日興イージートレードにログインし、「お取引」をクリック
    2. 「新規公開株/公募・売出」の「取扱銘柄一覧・需要申告(新規公開株式)」をクリック
    3. 「新規公開株 需要申告・募集申込状況一覧」画面に掲載の各銘柄の「抽選結果」に当落が記載される

    <当選・購入する場合>

    1. 「新規公開株 需要申告・募集申込状況一覧」画面に掲載の各銘柄の「取引指示」に「募集申込」が表示されたら、「募集申込」をクリック
    2. 目論見書、契約締結前甲府署等の確認画面が表示されたら、内容を確認し、「内容入力」ボタンを押下
    3. 申込内容が表示されたら、口座区分を選択し、「申込内容確認」ボタンを押下
    4. 申込内容が表示されたら、「募集申込」ボタンを押下
    野村證券

    抽選結果は、メールで通知される

    <当選・購入する場合>

    1. <当選・購入する場合>
      取引画面にログインし、「IPO・PO銘柄一覧」で購入する銘柄の「購入を申し込む または 辞退する」ボタンを押下
    2. 目論見書を確認し「同意する」ボタンを押下
    3. 「IPO/PO購入申込・辞退」画面で「全株申込」を選択し、「確認する」ボタンを押下
    4. 内容が表示されるので、確認し、「購入申込・辞退する」ボタンを押下

    上場までに成行注文を入れる

    IPO株の購入後、上場日に初値で売却することを「初値売り」といい、IPOの投資法としては最もメジャーな方法です。

    初値売りを成功させるには、日本の株式市場がオープンする午前9時までに「成行注文」で売り注文を入れておくのが確実な方法です。

    注文を受け付けるタイミングは『上場日の前日』か『上場日当日の午前5時以降』の証券会社が多いです。

    当選した証券会社がいつから初値売りの注文を受け付けるのか、事前に確認しておきましょう

    市場がスタートする9時ギリギリの注文には注意が必要です。

    注文が間に合わず、初値で売ることができない可能性があります。

    余裕を持って注文した方が良いですね!

    なお、上場後、初値がすぐにつかないケースもあります。

    その場合は以下のように対応してください。
    ※人気のIPOで特にこのようなケースがみられます。

    上場日当日中に初値がついた場合 何か特別なことをする必要はありません。
    上場日当日に初値がつかなかった場合 翌日の午前9時までに、再び成行注文を入れてください。
    上場日翌日にも初値がつかなかった場合 翌日の午前9時までに、再び成行注文を入れてください。
    初値がつくまで成行注文を入れ直すことを繰り返す必要があります。

    IPO株で初値売りがメジャーなのはなぜ?

    IPOでは、初値をつけた後、順調に値上がりする銘柄もありますが、反対に下落するものもあります。

    公募価格を下回ると、含み損を抱えてしまいますし、そのタイミングで損切りすれば損失を被ることになります。

    このようなリスクを避けるため、初値で売り抜けて利益を確定する投資家が多いのです。

    最新のIPOの初値結果を紹介!

    例:SBI証券の注文方法

    【SBI証券】IPOの売り注文の方法

    1. 取引画面にログイン→「口座管理」をクリック
    2. 初値売りしたいIPO銘柄の「現売」をクリック
    3. 株数を入力し、成行注文を指定→「注文確認画面へ」を押下し、発注
    IPOの取扱い数はネット証券No.1
    口座開設はこちら
    口座開設済みの人はこちら

    その他主要証券会社の場合

    マネックス証券
    1. 取引画面にログイン→「保有残高 口座管理」をクリック
    2. 「保有残高」をクリック
    3. 初値売りしたいIPO銘柄の「売却」ボタンを押下
    4. 株数を入力し、成行注文を指定し、「次へ」ボタンを押下
    5. 注文内容の確認画面が表示されるので、内容を確認
    6. 「注文する」ボタンを押下し、発注
    岡三オンライン
    1. 取引画面にログインし、「取引」をクリック
    2. 「国内株式」の中の「売る」をクリック
    3. 保有している銘柄が一覧で表示されるので、初値売りしたいIPO銘柄の取引欄の「現物売」をクリック
    4. 株数を入力し、成行注文を指定し、「注文確認画面へ」ボタンを押下し発注
    SMBC日興証券
    1. 日興イージートレードにログインし、「お取引」をクリック
    2. 「国内株式」の「売り注文」をクリック
    3. 株数を入力し、成行注文を指定し、「注文内容を確認する」ボタンを押下し発注
    野村證券
    1. 取引画面にログインし、「取引」をクリック
    2. 「国内株式」をクリック
    3. 「売り注文」をクリック
    4. 株数を入力し、成行注文を指定し、「確認する」ボタンを押下し発注

    IPO投資で成功するためのポイント

    ここではIPOの抽選に当選したことを前提に、IPO投資で利益を獲得するためのポイントを説明します。

    メモ

    IPO投資で成功するための前提として、まずはIPOの抽選に当選する必要があります。

    当選確率を上げる方法については、「IPOの当選確率を上げるための8つのコツ 」の記事で説明しています。

    IPOでは、プライマリー投資(公募価格で買い、初値で売る投資法)での利益獲得を狙う人が多いと考えられます。

    「公募価格で買い、初値で売る」というシンプルな投資法ですが、利益獲得を狙うには、銘柄選びにおいて次の8つのポイントをチェックしましょう。

    目論見書でチェックすべきポイント

    以下記事では、専門家の解説もふまえた初値予想を紹介していますので、ぜひ参考にしてください!

    ①会社の業種

    どんな業種が人気なの?

    今であれば、AIやIoTなど近年よく聞くキーワードが事業内容の会社ですね!

    IPOでは、近い将来に一般的になると考えられる新技術を扱う会社には、人気が集まりやすい傾向にあります。

    トレンドを把握するために、新聞や雑誌、インターネットなどで情報を集めておくと良いでしょう。

    特に今年のテーマ株について取り上げた記事を読んでおくと、その年の株式市場のテーマが分かり、IPOで活かすことができます。

    また、IT系の会社は、基本的に人気が高くなりやすい傾向にあります。

    この他に、競合がいない、あるいは競合が参入しにくい独自技術を持つ企業も根強い人気があります。

    一方で、不動産や食品、製造関連、金融関連などはあまり注目されず、公募価格割れしやすいです。

    IPOにおけるトレンドを知っておけば、公募割れしにくい銘柄を選ぶことができるでしょう。

    ②公募株>売出株となっているか

    公募株が売出株より少ないとどうなるの?

    公募株が売出株より少ないと、初値が公募価格割れする可能性が高くなります!

    公募株は、上場する会社が事業拡大などの資金を調達するために市場に放出するものです。

    一方、売出株は既存の株主が保有する株を利益獲得のために市場に放出するものです。

    既存株主の利益獲得と会社の将来の成長につながるものとでは、後者の方を市場は評価します。

    そのため、公募株が売出株より多い方が市場ではプラス評価となり、公募価格割れしにくくなるのです。

    ③公開市場

    IPOの公開市場によっても違いはあるの?

    実は公開する市場によって人気が出ない場合があるんです!

    日本の株式市場には、次のような様々な市場があります。

    東京証券取引所
    (東証)
    第一部(東証一部)
    第二部(東証二部)
    マザーズJASDAQ
    TOKYO PRO Market
    名古屋証券取引所
    (名証)
    第一部(名証一部)
    第二部(名証二部)
    セントレックス
    福岡証券取引所
    (福証)
    本則市場
    Q-Board
    札幌証券取引所
    (札証)
    本則市場
    アンビシャス

    東証一部は、厳しい上場基準をクリアした、しっかりとした会社が上場するイメージがありますが、実はIPOでは人気が出にくい傾向にあります。

    原因の一つに、東証一部上場企業=成熟企業というイメージがあるため、急成長が望みにくいことが考えられます。

    また、市場規模が大きく株式市場に出回る株数が多くなってしまうため、需給がタイト化しにくいのです。

    東証一部の銘柄は人気だと思っていました…

    東証マザーズやJASDAQなどの新興市場の方が実は人気なんです!

    東証マザーズやJASDAQなどの新興市場は、市場の規模が小さい分、需給がタイト化しやすい傾向にあります。

    それに加え、新興市場であることから、今後の高成長が期待できる会社が多く、人気が出やすいのが特徴です。

    東証マザーズとJASDAQの違いは何ですか?

    上場企業数と市場の特性が違いますね!

    東証マザーズは上場企業数こそ少ないものの、「東証一部へのステップアップのための、成長企業向けの市場」として位置づけられているため、一定条件をみたすことで市場の変更が可能となっています。

    一方でJASDAQは上場企業数が多く、規模は東証マザーズよりも大きいですが、東証一部・二部を目指すといった前提はありません。

    なお、IPOでは、札幌証券取引所や福岡証券取引所などの地方証券取引所に単独上場する会社もあります。

    しかし、その場合は市場規模が小さいものの、あまり注目されないという理由から、不人気IPOになる傾向にあります。

    このように、上場する市場ごとの特徴を把握しておけば、公募割れしそうかどうか、ある程度の予測を立てることができるでしょう。

    ④吸収金額

    吸収金額って何ですか?

    企業が市場から調達する資金額のことですね!

    吸収金額は「(新規発行株数+既存株主による売出株数)×公募価格」で算出することができます。

    吸収金額が大きすぎるIPOは公募割れする可能性があるので注意しましょう。

    一方、吸収金額が小さいと、その分需給がタイト化するために、初値が公募価格を上回る可能性が高まります。

    なお、大型IPOと言われるものは、吸収金額が100億円以上のIPOを指すことが多いです。

    ただし、吸収金額が100億円を超えても、AIやIoTなどIPOで人気が高い業種の会社は、初値が公募価格を上回るケースがあります。

    ⑤再上場の銘柄か否か

    再上場の会社のIPOってどうなんですか?

    実は、再上場の銘柄は公募割れの可能性が高い傾向にあるんです

    IPOでは、新規上場する会社だけでなく、再上場の会社もあります。

    しかし、市場の採点基準が厳しくなる再上場の銘柄は、公募割れの可能性が高い傾向にあります。

    いったん上場廃止となった会社は、様々な事情があって再上場すると考えられます。

    中でも、業績悪化による上場廃止後に、業績回復によって再上場を果たした会社は、評価が厳しくなりがちです。

    業績回復は、最低限クリアすべき基準であり、それだけでは市場にとって評価のポイントになりません。

    再上場の会社に対する市場の要求は、業績回復プラスαの好材料となり、以前上場していた時よりも厳しいものになってしまいます。

    そのため、再上場する会社は公募割れしやすい傾向にあるのです。

    ⑥業績は増収増益しているか

    増収増益の目安はありますか?

    2桁増収増益が続いているものをおすすめします!

    増収増益が続いている会社の方が、市場の評価は高くなります。

    ただし、増収増益の割合が小さいとあまり評価されません。

    目安としては、2桁増収増益が続いているものを選びましょう。

    さらに、今期の業績見通しについても、増収増益率が2桁台の予想がされているものを選ぶと良いでしょう。

    ⑦財務内容に問題はないか

    財務内容の確認はどこを見ればいいのですか?

    慣れるまでは「自己資本比率」を確認しましょう

    IPOでは、財務内容を見て、「すぐに倒産することはないか」「負債を返せそうなのか」を確認することも重要です。

    ただし、これらを一つ一つチェックするには、コツと経験が必要です。

    そのため、最初のうちは「自己資本比率」を確認し、あまりに低すぎる会社を避けるようにしましょう。

    自己資本比率の計算方法

    自己資本÷総資産(他人資本+自己資本)×100
    自己資本比率

    基本的には、自己資本比率が高いほど、倒産しにくいと言えます。

    ざっくりとした基準としては、一般的に、40%以上なら倒産しにくいと言われています。

    しかし、この基準は、業種によっても異なり、30%や50%など、意見が分かれるところでもあります。

    例えば、銀行の場合、三菱UFJフィナンシャル・グループでも、自己資本比率は14.68%となっています。(2023年12月末時点)

    自己資本比率は低いように見えますが、個人や法人などの預金が負債となる銀行の場合、自己資本比率は必然的に低くなってしまうのです。

    業種ごとの自己資本比率の平均を知りたい場合は、経済産業省の企業活動基本調査確報などで調べてみると良いでしょう。
    (参考)2020年企業活動基本調査確報

    なお、仮に自己資本比率が一般的に「安心」と言われる基準を下回っていても、以下のいずれかを満たしていれば、すぐに倒産することはないと判断できます。

    • フリーキャッシュフローがプラスである
    • 流動負債<流動資産となっていて、かつ、現金が流動負債を上回っている
    • 流動負債>流動資産となっていて、かつ、現金+営業キャッシュフロー>流動負債となっている

    慣れてきたら財務内容の詳細をチェックし、同業他社と比較してみると良いでしょう。

    繰り返しになりますが、業種によって判断基準が異なり、「フリーキャッシュフローがプラス」など、上で例に挙げた基準を同業のどの会社も満たしていない、ということもあるでしょう。

    それでも「すぐには倒産しない」と判断できるのは、それ以外の判断基準があるからです。

    上記のポイントを判断基準の一つとして覚えておきつつ、業種ごとの判断基準を学んでいきましょう。

    ⑧大株主にベンチャーキャピタルがいるか、いる場合はロックアップがあるか

    ベンチャーキャピタルがいると良くないの?

    投資家は、大株主にベンチャーキャピタルがいる銘柄を敬遠する傾向があるんです!

    大株主に「●●事業投資事業有限責任組合」「××投資事業組合」という名称の株主がいたら、ベンチャーキャピタルであるため要注意です。

    投資家は、大株主にベンチャーキャピタルがいる銘柄を敬遠する傾向にあります。

    なぜなら、上場時にベンチャーキャピタルが保有株を売却して、株価が急落してしまう可能性があるからです。

    ベンチャーキャピタルとは?

    未上場の会社に出資(未上場の会社の株を買う)する投資会社で、経営コンサルティング等を行い、サポートする。
    出資した会社が上場したら、保有している株を売却し、投資利益を得る。

    ただし、大株主にベンチャーキャピタルがいたとしても、ロックアップがある場合は、公募割れの可能性は基本的に低くなります。

    そのため、大株主にベンチャーキャピタルがいることを見つけた場合は、ロックアップがかかっているかどうか確認しましょう。

    ベンチャーキャピタルが大株主にいた場合でも、ロックアップがかかっているケースは多いです

    なお、「株価が公募価格を一定水準上回った時にロックアップが解除される」という条件が付いていることもあるため、注意してください。

    ロックアップとは?

    上場後90日や180日といった一定期間、上場前からの既存株主が、その株を売却できないように制限をかける制度のこと。
    大株主が保有する大量の株を一気に売りに出すことで、需給が悪化し、株価が急落するのを防ぐ。

    IPO取扱ネット証券No.1

    SBI証券の
    公式サイトはこちら

    まとめ

    IPO投資のうち、初値売りはシンプルかつ短時間で利益の獲得を狙えることから人気が高い投資法です。

    今回説明したとおり、方法としてはシンプルですが、銘柄選びやブックビルディング、初値売りなどの各STEPで、押さえておくべきポイントがあります。

    ポイントを把握した上で、IPO投資にのぞみましょう。

    IPOスケジュールの関連記事

    • Facebook
    • x
    • LINE

    © 2022 Ateam LifeDesign Inc.