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ガス代を払えないときの対処法!お金がない場合に検討すべき手段と滞納したときのリスク

ガス代を払えないときの対処法!お金がない場合に検討すべき手段と滞納したときのリスク

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日常生活において欠かせない「ガス」は、毎月請求がくるガス代を支払わないと利用し続けられません。

ガス代はとくに冬になると負担が大きくなりやすく、場合によっては1万円を超える請求がくることも珍しくありません。

それゆえに、想定外の請求がきてしまって費用を工面できずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

本記事では、ガス代が払えない場合に費用を工面する対処法や、払わずにいた場合のリスクなどを解説します。

健康な生活を維持するためにも支払いを工面する方法を押さえておきましょう。

この記事を読んでわかること

  • ガス代が払えない場合は、まずガス会社に相談すること
  • 続いて公的貸付制度などを申請できるか確認する
  • ガス代を払うためのお金を工面できない場合はカードローンがおすすめ

金子賢司からのコメント

ファイナンシャルプランナー

世界情勢が混沌としており、将来的にエネルギー価格の変動が大きくなる可能性がないとは言えません。万が一のときは政府の援助があるかもしれませんが、永続的ではないでしょう。

今よりもガス代が上がるケースは十分考えられるため、支払いに不安を感じたら早めに対策を立てておくことをおすすめします。またガス代は冬場のほうがたくさん消費するため、増える傾向があります

家計管理するときは、ガス代の季節性も考慮しておきましょう。

  • ファイナンシャルプランナー

    監修者金子 賢司

    東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、金融に興味を持ち、資産運用やローンなどの勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。

  • 株式会社エイチームライフデザイン

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    ■書籍
    初心者でもわかる!お金に関するアレコレの選び方BOOK

    ■保有資格
    KTAA団体シルバー認証マーク(2023.12.20~)

    ■許認可
    有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可・許可番号:23-ユ-302788

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ガス代を払えない場合の対処法は?

ガス代を払うためのお金を工面できない場合の対処法として、以下3つが挙げられます。

ガス代を払えない場合は、まずガス会社に猶予措置を相談するところからはじめます。

猶予措置が認められない場合には、公的貸付制度や金融機関からの借入を検討してください。

なお、これらの対処法は、検討する優先度の高い順に上から並べています。

以降の内容を順番に確認し、その方法を実施するべきかを判断しましょう。

まずはガス会社に相談する

契約しているガス会社に猶予措置の相談・申請をすることで、支払い期限を延長してもらえる可能性があります。

数か月の延長ができるケースもあるため、もし申請が受理されればガス代を工面するための期間を得られるでしょう。

猶予措置が認められる条件は一般的に以下のようなケースです。

  • 病気による入院で収入が一時的に減少した場合
  • 勤務先の倒産や解雇により失業した場合
  • 家族の介護により働けない状況になった場合
  • 災害により被害に遭った場合

これらの条件に該当する場合、多くのガス会社で相談に応じてもらえる可能性が高いとされています。

ただし、単純な家計管理の失敗や計画性のない支出による滞納の場合は、猶予措置が認められにくい傾向があります。

また、支払いが免除されるわけではないため注意が必要です。

なお2023年までは新型コロナウイルスの影響を考慮して、経済産業省から各ガス会社へ猶予措置の要請があったため、どの電力会社でも猶予措置を受け入れていました※。

※参照元:2023年新型コロナウイルス感染拡大に伴うお客さまに対するガスならびに電気料金の特別措置の追加対応について|東京ガス
※参照元:新型コロナウイルス感染症の影響を受け、電気・ガス料金の支払いが困難な皆様へ|経済産業省

期限が過ぎても数日以内なら延滞利息が発生しない場合もある

多くのガス会社では、支払い期限日から一定期間内(通常10日程度)に支払いを完了すれば、延滞利息が発生しない制度を設けています。東京ガスの場合、以下のような措置を設けています。

当社のガス(一般ガス供給約款契約・家庭用選択約款契約)および電気(基本プラン・ずっともプラン各種)をご契約のお客さまにつきましては、支払期限日の翌日から起算して10日以内にガス・電気料金をお支払いいただいた場合には、延滞利息はいただきません。

東京ガス

この制度を活用すれば、たとえば給料日が支払い期限の数日後という場合でも、余計な費用を負担することなく支払いを完了できます。

また、期限切れの払込書でも、コンビニエンスストアや金融機関などで支払いできる場合がほとんどです。

公的貸付制度を利用する

公的貸付制度とは、国からお金を借りられる制度です。

低収入者や生活困窮者を救うために作られた制度であり、申込みの上で審査に通ればお金を借りられます。

また、病気が原因でガス代が払えない場合にも有効な対処方法となります。

この制度を利用できる主な対象者は以下のとおりです。

  • 必要な資金をほかから借りることが困難な「低所得者世帯」
  • 障害者手帳などの交付を受けた人が属する「障害者世帯」
  • 65歳以上の高齢者が属する「高齢者世帯」

※参照元:生活にお困りで一時的に資金が必要な方へ「生活福祉資金貸付制度」があります。|政府広報オンライン

なお、公的貸付制度にはさまざまな種類があり、ガス代が支払えない場合に利用できる制度は「生活福祉資金貸付制度」になります。

生活福祉資金貸付制度によって借りられる資金にもさまざまな種類があり、ガス代の支払いに充てられる資金は以下の2種類です。

種類概要貸付条件
緊急小口資金緊急かつ一時的に生計の維持が困難となった場合に貸し付ける少額の費用
  • 貸付上限額:10万円以内
  • 据置期間:1年以内
  • 償還期限:2年以内
  • 貸付利子:無利子
一時生活再建費生活を再建するために一時的に必要かつ日常生活費で賄うことが困難である費用
  • 貸付上限額:60万円以内
  • 据置期間:6か月以内
  • 償還期限:20年以内
  • 貸付利子:無利子または年1.5%

緊急小口資金の審査に通りやすいケースとしては、医療費の突発的な支出や失業による一時的な収入減少、災害による被害などが挙げられます。

一時生活再建費については、より包括的な生活再建計画が必要となるため、社会福祉協議会での詳細な相談が不可欠です。

これらの制度は金融機関からの借入と比較して金利負担が軽微または無利子であるため、条件に該当する場合は非常に現実的な選択肢となります。

※参照元:生活にお困りで一時的に資金が必要な方へ「生活福祉資金貸付制度」があります。|政府広報オンライン

対象者の要件に自身が該当しており、実際に利用したい場合はお住まいの管轄の役所に赴いて、生活福祉資金貸付制度を利用したい旨を伝えましょう。

金融機関などから借入する

銀行や消費者金融といった金融機関から、ガス代の不足分を借入することで滞納を防げます。

借入するためには審査に通る必要があるものの、審査に通ってしまえば最短当日、長くても1週間程度で借入できるため比較的早くガス代を支払えるでしょう。

なお、ガス代の支払いに借入金を充てる場合は、使途が決められていないカードローンやフリーローンといった金融商品を利用します。

カードローンとフリーローンの違いは、それぞれ以下のとおりです。

種類メリットデメリット
ローン
  • カード借入限度額内で何度でも利用可能
  • 最短即日融資が可能
  • 無利息期間サービスがある場合も
  • 金利が比較的高い(年3.0%~18.0%程度)
  • 借りすぎのリスクがある
  • リボ払いで返済期間が長期化しやすい
フリーローン
  • カードローンより金利が低い傾向
  • 計画的な返済ができる
  • 借りすぎのリスクが少ない
  • 追加借入時は再審査が必要
  • 融資までに時間がかかる場合がある
  • 最低借入額が設定されている場合が多い

どちらを利用するか悩んだ際は、借入可能額の範囲なら自由に借入できるカードローンを選びましょう。

仮に、ガス代以外にも工面しなければいけないものがある場合は、フリーローンが適しているケースもあります。

また、カードローンやフリーローンなどの商品はやや金利が高めに設定されており、公的貸付制度と比較すると返済負担が大きいです。

まずは公的貸付制度の利用可否を確認した上で、利用が難しい場合には金融機関からの借入を検討しましょう。

ただし、カードローンのなかには無利息期間サービスを提供しているものもあるため、一時的にお金を借りたい人は検討してみてください。

該当するおすすめのカードローンは次で紹介しています。

カードローン

ガス代が払えない緊急時には、カードローンが最も早い解決策となります。

カードローンとは、消費者金融や銀行といった金融機関が提供する金融商品のひとつです。

カードローンには借入可能額が設定されており、その範囲内であればATMを利用して自由に借入が可能です。

ただし、毎月の返済額は決められているため、自由に借入できる一方で、返済計画はしっかりと立てておきましょう

返済計画が甘いと借入総額が増加し続け、負担が大きくなる可能性があります。

なお、余分に返済したい場合はATMでの随時返済が可能です。

金子賢司からのコメント

ファイナンシャルプランナー

ガス代を支払えない原因が、一時的な支出増加であれば問題はありません。しかしガス代が支払えない状況が続くような場合、カードローンで借りて支払っても根本的な解決になりません。

状況を放置しておくとカードローンの借入残高が増加し、さらに家計を圧迫してしまうことも考えられます。ガス代を支払ったら、すぐに家計の見直しに取りかかることをおすすめします。

カードローンでの借入ならプロミスがオススメ

カードローンを利用してガス代の支払いを検討している人には、プロミスの利用がおすすめです。

プロミスなら最短3分※で融資が受けられるため、ガス代の支払いを急いでいる場合に適しています。
※申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。

また、プロミスには無利息期間が設けられており、初回利用日の翌日から30日間は利息0円で借入できます

無利息期間内でガス代の借入分を返済できるめどが立っているのであれば、利用してみる価値は十分にあるでしょう。

オススメポイント

  • 初回利用日の翌日から30日間利息0円!
  • 申込み、借入、返済24時間OK!
  • 最短3分※で借入可能!

※申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。

実質年率年4.5%~17.8%
融資限度額最大500万円
融資スピード最短3分※
審査時間最短3分※
Web完結
土日の対応〇(インターネット・アプリを利用する場合)
※コールセンターを利用する場合は平日9:00~18:00
在籍確認原則、電話による在籍確認はなし
郵便物の有無アプリを利用する場合はなし
カードレス
申込み条件18歳~74歳の本人に安定した収入のある人
返済方法残高スライド元利定額返済方式

※申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。

プロミスについて詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。

プロミス
借入金利年4.5%~17.8%
無利息期間30日間
融資時間最短3分※

おすすめポイント

  • はじめてご契約の方に最大1,000ポイント分のVポイントをプレゼント
  • Web契約で最短3分融資も可能※
  • 初めての方なら、30日間利息0円※

※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。

銀行フリーローン

まとまった金額を低金利で借りたい場合は、銀行フリーローンがおすすめです。

銀行フリーローンとは、銀行が提供している使途制限がないローンです。

たとえば、ガス代に加えて電気代や水道代もまとめて工面したい場合、銀行フリーローンで10万円を借りることで複数の光熱費を一括で解決できます。

銀行が提供するローンのなかには、住宅ローンやマイカーローンなど使途が制限されているものもあります。

しかし、フリーローンは使途を問われないためガス代の支払いにも利用できるのです。

前項のカードローンと異なる点は、借入する回数と金利です。

カードローンは可能額の範囲内なら何回でも借入できますが、フリーローンの場合は借入額を一括で受けとるため、再度借入する場合にはその都度申込まなければいけません

また、金利においてはフリーローンのほうがやや低めに設定されている傾向にあります。

前項で紹介したプロミスの場合、金利が年4.5%~17.8%であったのに対し、次項でご紹介する横浜銀行フリーローンの金利は年1.9%~14.6%と低めの設定です。

カードローンとフリーローンのどちらを利用すべきかは、借入回数と金利を考慮して判断する必要があるでしょう。

金子賢司からのコメント

ファイナンシャルプランナー

一般的に消費者金融よりも銀行カードローンのほうが金利が低い傾向があります。ただし銀行カードローンは即日審査が終わっても、実際にお金を借りられるのは翌営業日以降になることがほとんどのため急いでガス代を支払いたいときには向いていません。

ガス代の支払期限が迫っているときは、消費者金融のカードローンを検討すると良いでしょう。初めての利用であれば、多くの大手消費者金融では無利息期間を設けているので、すぐに返済すれば利息がかかりません。

フリーローンでの借入なら横浜銀行フリーローンがオススメ

横浜銀行のフリーローンは、返済期間を最長10年で設定できるローンです。

金利は年1.9%~14.6%で、借入可能額は10万~1,000万円になります。

ガス代の支払いにフリーローンを利用する場合、10万円以上の金額をまとめて借入しなければいけないため、余分にお金を借りなければいけない可能性があります。

そのため、約1万円のガス代を払った場合に余った借入金は早急に返済するか、再度ガス代が不足したときなどのためにとっておくのが好ましいでしょう。

なお、横浜銀行フリーローンはWEBで24時間受け付けているため、利用しようと思ったときにすぐ申込むことが可能です。

来店も不要であるため、自身の都合に合わせた申込みが可能です。

オススメポイント

  • PCスマホで24時間受付可能!
  • 返済期間が最長10年!
  • 来店不要で申込み可能!
実質年率年1.9%~14.6%
利用限度額1,000万円
融資スピード最短2営業日
審査時間最短翌日
Web完結
土日の対応
在籍確認-
郵便物の有無
申込み条件
  1. 契約時に満20歳以上69歳以下の人
  2. 安定した収入のある人、およびその配偶者(パート・アルバイトも可。学生は不可。年収には年金を含みます。)
  3. 次の地域に居住またはお勤めの人
    神奈川県内全地域・群馬県内の以下の市
    東京都内全地域前橋市、高崎市、桐生市
  4. 保証会社(SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)の保証が受けられる人
  5. 横浜銀行ならびにSMBCコンシューマーファイナンス株式会社の個人情報の取り扱いに同意できる人
返済方法元利均等返済

フリーローンについて詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。

短期のアルバイトで賄う

支払い期限から10日以内に支払えば延滞利息が発生しない制度を活用し、日払いの短期アルバイトで費用を工面する方法もあります。

具体的には以下のような仕事や方法があります。

  • 引越し作業員
  • 倉庫内軽作業(ピッキング、梱包など)
  • 配送ドライバー(フードデリバリー、宅配便)
  • データ入力やアンケート調査
  • 不用品販売(フリマアプリ、リサイクルショップ)

支払い期限までに1週間程度の猶予がある場合や、健康面に問題がなく働ける人におすすめの方法です。

一方で、期限が迫っている、すでに複数からの支払いが滞納している場合は、金融機関からの借入や公的貸付制度を優先するとよいでしょう。

ガス代を払わなかった場合のリスク

ガス代を払わずに放置した場合、ガスが止められてしまうのはもちろんのこと、それ以外にも以下のようなリスクがあります。

滞納している金額に対して延滞利息が発生するため、本来のガス代よりも多くの額を支払わなければいけなくなります。

また、滞納が続けば支払いを求めて裁判になるケースもあるでしょう。

基本的にガス代を滞納したらデメリットしかないため、支払いができなくならないようなお金の管理が大切です。

それぞれのリスクについて、詳しく解説します。

ガスが止められてしまう

料金を払わないと、ガスが止められてしまいます。ガスが止まると、以下のような生活の困りごとが発生します。

  • 調理ができない
  • お風呂に入れない
  • 暖房が使えない
  • 洗い物が困難

ガスは生活を送る上で重要なライフラインであり、止まってしまうと日常生活に支障が出ます。

これらの事態を避けるためにも、ガス代を支払えるように資金に余裕を持たせておくことが重要です。

ガス代を滞納したらガスはいつ止まる?

ガス代を滞納した場合、ガスの供給が停止するのは検針日翌日から50日程度※とされているケースが多いです。
※参照元:Q料金の支払いが遅れた場合、ガスや電気がいつ止まってしまうのか知りたい。|エネルギー・フロンティアTOKYOGAS

検針とは、毎月のガス料金を算定するための調査であり、検針員が使用量を確認してガス代を算出します。

その検針が行われた日の翌日から、約50日後の時点で滞納していた場合は供給が停止されるでしょう。

期限までに支払わず、ガスが止められるまでの具体的な流れは以下のとおりです。

  1. 検針日から約20日後:支払い期限が到来し、督促状(ハガキ)が郵送される
  2. 検針日から約30日後:電話やメールでの支払い催促が行われる
  3. 検針日から約40日後:供給停止予告通知が書面で送付される
  4. 検針日から約50日後:実際にガスの供給が停止される

通知方法は主にハガキ、電話、メールなど複数の手段で行われ、ガス会社が確実に利用者に連絡が取れるよう配慮されています。

なお、ガスの供給が停止しても滞納を続けた場合、次のステップとして強制解約に至る可能性があります。

強制解約になると、ガス会社との契約が切れてしまうため、再度ガスを利用したい場合には、ガス会社と再契約を結ばなければなりません。

ガス会社によっては、強制解約になると再契約ができないケースもあるため、別のガス会社との契約が必要になります。

ガスが止められたらいつ供給再開できる?

再度供給を開始してもらう方法は、滞納している分を支払うだけです。

そのため、ガス代の請求書は捨てずにとっておくことを推奨します。

仮に手元にない場合は、ガス会社に連絡をとってどうするべきかきか相談する必要があるでしょう。

ガス会社は電気と異なり24時間対応していないため、窓口の時間帯に注意する必要があります。

たとえば東京ガスの場合は、お客さまセンターの受付時間は月曜日~土曜日の9:00~19:00、日曜日・祝日の9:00~17:00となっています。

なお、復旧するまでの工程はガス会社によって異なるため、場合によっては支払いをした当日に供給が再開されない場合もある点に注意が必要です。

たとえば、東京ガスでは平日の14時までに支払いが完了していればその日のうちに供給が開始されますが、14時を過ぎると翌日以降の供給開始になってしまいます※。
※参照元:Q料金未払いで停止したガスの供給再開に必要な手続きを知りたい。|エネルギー・フロンティアTOKYOGAS

ガス会社によって対応可能な時間や供給再開にかかる時間が異なるため、詳細は契約中のガス会社に問い合わせることをおすすめします。

延滞利息が加算される

延滞利息とは、遅延損害金とも呼ばれ、期日までに請求額を支払わなかった場合に発生する損害金のことです。

延滞利息は決められた一定の利率に基づいて算出され、滞納期間が長くなるほど利息が高くなります。

たとえば、東京ガスの場合は、経過日数に応じて1日あたり0.0274%の利率がかかります。

仮に1万円のガス代を50日間支払わずにいた場合の延滞利息は以下のとおりです。

延滞利息(東京ガスの場合)=1万円×0.0274%×50(日)=137円

※参照元:お支払い期限と延滞利息|エネルギー・フロンティアTOKYOGAS

わずか137円ではありますが、ガス代の支払いが難しい人にとっては大きな痛手となるでしょう。

そのため、滞納をしてしまったとしても、なるべく早く支払いを済ませて利息を抑えることが、負担を最小限に抑えるポイントです。

滞納が続くと裁判になる可能性もある

滞納が続くと裁判になる可能性もある ガス代を滞納し続けると、最悪の場合、提訴されて裁判になる可能性があります。

提訴はすぐに行われるわけではなく、督促状が送られた後、長期間にわたって滞納し続けている場合に提訴されるケースが多いです。

「滞納が続く」とは、一般的に3か月以上の継続的な未払い状態を指します。

ただし、未払い金額の大きさや過去の支払い履歴によって、ガス会社の対応は変わる場合があるため注意が必要です。

滞納が続くとガス会社はグループ会社や債権回収会社に対して滞納分の回収を委託する場合もあります。

そのため、仮に督促状がガス会社以外のところから送られてきたら、裁判などに発展する可能性があることを覚えておきましょう。

裁判への発展を防ぎたい場合には、督促状の送付元である会社に対して連絡をとり、一度相談をしてみるのもひとつの方法です。

支払う意思があるのならそれを伝えれば、最悪の事態にまで発展する可能性を抑えられるかもしれません。

3か月滞納して1か月分しか払えない場合はどうなる?

督促状に応じる意思はあるものの、キャッシュフローの問題で取り急ぎ1か月分しか支払えない場合でも、ガス会社は一部支払いを受け入れてくれるケースがほとんどです。

一部しか支払いできない場合の今後の支払いペースについては、個別にガス会社と相談して決定されます。

一般的には以下のような対応がとられます。

  • 残りの未払い分を翌月以降に分割して支払う計画を立てる
  • 今後の月額料金に加えて、過去の滞納分を少しずつ上乗せして支払う
  • 支払い能力に応じて、無理のない範囲での分割払い計画を策定する

重要なのは、支払いの意思を明確に示し、ガス会社との継続的なコミュニケーションを保つことです。

すぐに全額を工面できなかったとしても、支払う意思があることを示しておきましょう。

ガス代の未払いでブラックリストに載ることはない

ガス代の未払い自体では、信用情報機関のブラックリストに記録されることはありません。

これは、ガス会社が一般的に信用情報機関に加盟していないためです。

ただし、クレジットカード払いの滞納によってガス代も支払えていない場合、信用情報に事故情報が記録されます。

この場合、ガス代の滞納ではなく、クレジットカードの滞納として扱われるためです。

クレジットカードにおける信用情報の事故は、以下のような弊害をもたらす恐れがあります。

  • 新規クレジットカードの審査に通らなくなる
  • 住宅ローンや自動車ローンの審査に悪影響を与える
  • 携帯電話の分割払い契約ができなくなる場合がある
  • 賃貸契約で保証会社の審査に影響する可能性がある

ブラックリストの影響は一般的に5年間継続するため、長期的な生活設計に大きな支障をきたしかねません。

クレジットカード払いでの滞納が続くと、その後の生活に支障が出る恐れがある点を理解しておいてください。

どうしてもガス代を払えない場合はどうすればいい?

どうしてもガス代を払えない場合の対処方法は以下のとおりです。

これらの方法は、経済的困窮の度合いや個人の状況に応じて選択する必要があります。

まずは最も負担の少ない方法から検討し、段階的により本格的な支援制度の利用を考えていくのが適切です。

詳しく見てみましょう。

支払う意思があることをガス会社に伝える

支払う意思があることをガス会社に伝えることで、供給停止の延期や分割払いの相談に応じてもらえる可能性が高まります。

具体的には、ガス会社のお客様センターに電話で連絡し、以下のポイントを明確に伝えることが重要です。

  • 現在の経済状況と支払いが困難な理由
  • 支払いの意思があることを明確に表明
  • 具体的な支払い予定日や分割払いの提案
  • 今後の支払い計画についての相談希望

このとき、嘘をつかずに正直に状況を説明し、無理のない支払い計画を提示することが重要です。

噓をついたり無理な返済計画を提案したりしてしまうと、のちのち大きなトラブルに発展しかねません。

滞納についての悪質性はなく、支払う意思を誠心誠意伝えるようにしてください。

生活保護を申請する

どう頑張ってもガス代を工面できない場合は、生活保護や任意整理によって解決を試みるのもひとつの方法です。

ガスは料理や暖房器具など生活に欠かせない部分で必要となるため、健全な生活を続けるためにも、費用が工面できない場合は生活保護などの利用を検討してみてください。

生活保護は、お住まいの地域を管轄している各自治体の福祉事務所または支庁に相談すれば申込みが可能です。

なお、生活保護を利用するためには以下の条件を満たしている必要があるため、確認した上で当てはまる可能性があるようであれば相談してみてください。

生活保護を受給する条件

  • 世帯全体の収入が最低生活費を下回る。
  • 不動産、自動車、預貯金などのうち、直ちに現金化して活用できる資産がない。
  • 親族(3親等以内)からの援助が受けられない。

※参照元:厚生労働省

生活確保給付金を申請する

住居確保給付金(旧:生活確保給付金)とは、離職や廃業、やむを得ない休業などにより住居を失うおそれが生じている人に対し、家賃相当額を自治体から家主に支給する制度です。

詳細は以下のとおりです。

実施概要離職・廃業から2年以内、または給与などの減少により住居を失うおそれのある人への家賃相当額の支給
対象者
  • 離職・廃業から2年以内の人
  • やむを得ない休業などにより収入が減少し、離職などと同程度の状況にある人
  • 世帯収入が市町村民税非課税相当額以下
  • 世帯の預貯金合計額が各自治体で定める額以下
支給額各自治体で定める額(上限あり)を原則3か月間支給(延長の場合は最大9か月間)

※参考元:厚生労働省

申請に通りやすいケースとしては、新型コロナウイルス感染症の影響による収入減少、会社の倒産や解雇による離職、病気やケガによる休業などが挙げられます。

単純な転職や自己都合による離職の場合は、審査に通りにくい傾向があるため覚えておいてください。

この制度は家賃相当額の支給が主目的ですが、住居の安定により光熱費を含む生活費全体の負担軽減効果が期待できるため、現実的な支援策として位置づけられます。

各自治体の自立相談支援機関に相談し、必要書類を準備して申請書を提出して審査結果を待ちましょう。

債務整理する

債務整理とは、法的手続きを通じて借金問題を解決する制度で、自己破産や個人再生、任意整理などの種類があります。

弁護士または司法書士への相談から債務状況の調査、債権者との交渉や法的手続きの実行、という段階を経て債務整理が可能かどうかが判定されます。

債務整理を行うための一般的な条件は以下のとおりです。

  • 多重債務により返済が困難な状況にある
  • 月収に対して債務の返済額が過大である
  • 将来的な返済計画を立てることが困難である

債務整理に通りやすいケースとしては、病気による収入減少やリストラによる失業、予期せぬ大きな出費による家計破綻などが挙げられます。

一方で、ギャンブルや浪費による借金の場合は、自己破産での免責が認められにくい傾向にあるようです。

ガス代の滞納のみで債務整理を行うのは現実的ではありません。

債務整理は主に借金問題の解決手段であり、公共料金の滞納単体では適用が困難です。

ガス代の滞納が多重債務やなんらかの原因による収入減少に起因する場合は、検討してみるとよいでしょう。

金子賢司からのコメント

ファイナンシャルプランナー

任意整理をするときは、一般的に弁護士か司法書士に依頼することになるため、報酬を用意する必要があります。

しかし任意整理を利用するような状況で、どのように報酬を用意すれば良いのか不安に感じるのではないでしょうか?

弁護士や司法書士に依頼すると、一時的に金融機関への返済がストップします。その間にお金を貯めて報酬を準備する形になります。

また任意整理は、財産を手放したり、第三者に知られるリスクが小さい代わりに、元本の返済はしていかなければなりません。

まとめ

ガス代の支払いに困った際は、早めの行動を心がけましょう。まずはガス会社への相談が最優先です。

多くの場合、支払い意思を示すことで猶予措置や分割払いに応じてもらえます。

それでも解決が困難な場合は、公的貸付制度の利用を検討してください。

条件に該当すれば無利子または低金利で借入できるため、経済的負担を最小限に抑えられるかもしれません。

最も重要なのは問題を先送りしないことです。

放置すれば延滞利息が加算され、最終的にはガス供給停止や法的措置に発展する可能性があります。

困ったときは適切な相談窓口を活用し、自分の状況に合った解決策を見つけて解決につなげてください。

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  • アコム※審査時間・融資時間:申込時間や審査により希望に添えない場合があります。
  • アイフル※申込の状況によっては、希望に沿えない場合があります。

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