転職エージェントの選び方とは?転職を成功させるキャリアアドバイザー
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これから転職活動を始める方に向けて、失敗しない転職エージェントの選び方を解説します。
転職エージェントにはさまざまな種類があるため、エージェント選びに時間がかかってしまう方が多いです。
エージェントにはそれぞれ特徴や強みが異なるため、深く考えずに選んでしまうと、自分が希望する転職とミスマッチになってしまう可能性があります。
キャリアコンサルタント
監修者丸井沙紀さん
2級キャリアコンサルティング技能士(国家検定)、キャリアコンサルタント(国家資格・登録番号:16157989)、GCS認定プロフェッショナルコーチ、キャリアトランプ®ファシリテーター資格、米国CCE,lnc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー、マインドマップ プラクティショナー等の資格を持つキャリアコンサルタント。
キャリア支援の社会人向けスクールにてエリアマネージャー兼キャリアカウンセラーとして13年間勤務した後、現在は転職活動をマンツーマンでサポートする「転職の家庭教師」として活動している。その他、学生向け就活・転職の大型イベント内で講演や職業訓練校・短期大学にてキャリアの授業なども担当。これまでに4,000人以上の相談実績を持つ。
▼取材・メディア掲載
with online(講談社)2019年10月号「令和時代、女が幸せでいられる働き方って?」
Oggi(小学館)2018年11月号「【転職エージェント】使いこなし術|転職エージェントの利用者が急増する理由とは」
月刊アポロニア21(日本歯科新聞社)2019年10月号 インタビュー掲載
▼セミナー・講演・研修実績
生き方・働き方見本市〜おとなの文化祭〜(2022年11月5日)6つのタイプから天職を考える!パーソナリティタイプ診断で自己分析セミナー・ちょこっとキャリア相談
【就活に役立つ】適職診断セミナー(2018年7月22日)
やりたい仕事でなりたい自分!転職パーフェクト準備セミナー
大手主催転職フェア:講演・相談コーナー
大手主催学生合同説明会イベント:相談コーナー・グループディスカッション・集団面接コーナー
東京交通短期大学:就活セミナー:グループディスカッション・面接対策のアドバイス
大手生命保険会社:女性の為のキャリアアップセミナー
企業のコミュニケーション研修・営業理論研修
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失敗しない転職エージェントの選び方とは
転職に失敗しないためには、転職エージェントを1社に絞るのではなく2社以上を選んで登録することが重要です。
転職エージェントが1社のみであれは、提案してもらえる求人数が少なくなり、選択肢が限られてしまいます。
また、転職エージェントに登録する際は、必ず「総合型」と「特化型」の両方に登録しましょう。
「総合型」とは、求人数が豊富で幅広い業界・業種から求人を紹介してくれるエージェントです。
「特化型」とは、特定の分野の求人を多く持っており、専門性の高いエージェントからサポートを受けられるエージェントです。
まず「総合型」に登録して幅広く求人を確認できるようにした後、あなたのニーズに合わせた「特化型」にも登録することで、双方のメリットを最大限活用して転職活動を進められます。
以下で、転職エージェントを選ぶステップを解説します。
転職エージェント選びのステップ
STEP1. 総合型転職エージェントに1社以上登録する
まずは、幅広く求人を保有する「総合型転職エージェント」を選びましょう。
総合型エージェントには以下の特徴があり、1社以上登録すれば、求人選びの選択肢を大幅に広げられます。
総合型エージェントのメリット
- 保有している求人数が多い
- 対応している業種・職種が多岐に渡る
- 対応エリアが広い
以下の表に、代表的な総合型エージェントと各サービスの特徴をまとめました。
「求人数」や「どの年代に強いか」といったポイントにも着目し、自分に合いそうなエージェントに登録してみてください。
STEP2. 特化型転職エージェントにも1社以上登録する
総合型エージェントを選んだ後は、特化型エージェントを選びましょう。
特化型エージェントでは下記の特徴からもわかるように、専門分野に特化したサービスが受けられます。
特化型のメリット
- 業界出身のキャリアアドバイザーが多く在籍しており、専門性が高い
- 志望業界への転職に特化した支援や求人紹介が受けられる
- 登録者が少ない分、1人ひとりに寄り添ったサポートを受けられる
ここでは「フリーター/第二新卒」「ハイキャリア」「IT/エンジニア」「女性」に特化したサービスを紹介するので、ぜひ希望に合うエージェントに登録してみてください。
利用用途に合わせた転職エージェントの組み合わせ
転職エージェントはさまざまあるため、利用用途に合わせた転職エージェントを選ぶことが重要です。
ここでは、数ある転職エージェントの中から、利用用途に合わせて選ぶ方法を解説します。
ご自身の状況に合わせて、登録すべき転職エージェントを確認してみてください。
転職を希望する業界・業種の中で自分に合った転職先を見つける
すでに転職先の業界・業種が決まっている方は、その業界に特化したエージェントを利用しましょう。
特化型のエージェントであれば、業界のトレンドや各社の内情を知りながら転職を進められるため、おすすめです。
業界・業種軸で選ぶ転職エージェント
エンジニアへ転職したいと考えている方は、「レバテックキャリア」「マイナビITエージェント」などがおすすめです。
一言にエンジニアといっても、さまざまなポジション・役割があるため、業界特化のエージェントでなければ求める求人を紹介されない可能性があります。
そのため、すでに転職先の業界・業種が決まっている方は、その業界に特化したエージェントを利用するのがおすすめです。
また、コンサル業界であれば「ムービンストラテジックキャリア」や「アクシスコンサルティング」などがあります。
特化型のエージェントを利用することで、自分が目指す業界への転職を実現しやすくなります。
しかし、転職し始めたばかりの方は、特化型エージェントの利用だけでなく、総合型エージェントも併せて利用するようにしてください。
キャリアアドバイザーから幅広い業界の話を聞く中で、自分でも認識できていない「本当にやりたいこと・得意なこと」を見つけられる可能性があるからです。
転職し始めたばかりの方は、特化型エージェントと総合型エージェントを併せて利用するのがおすすめです。
今の業界で年収アップ・キャリアアップを目指した転職先を見つける
今いる業界で年収アップ・キャリアアップを目指したい方は、ヘッドハンティング形式の転職エージェントを利用するのがおすすめです。
ヘッドハンティング形式のエージェントでは、求職者がヘッドハンターや企業からのオファーを受ける形で転職活動を進められます。
ヘッドハンターは各社で不足しているスキルを持った人材をスカウトするため、年収アップやキャリアアップに繋がりやすいという特徴があります。
年収軸で選ぶ転職エージェント
ヘッドハンティング形式のエージェントで、特におすすめなのが「ビズリーチ」と「doda X」です。
※IT業界の転職なら、エンジニアに特化した「ビズリーチ × IT 」がおすすめです。
※ビズリーチでスカウトを増やすコツ:簡易職歴書(27問/入力時間10分程度)を登録時にご記入ください。スカウト数が大幅に増加します!
特にビズリーチは登録前に審査が行われるため、審査に通過しなければヘッドハンターと繋がれません。
しかし、審査を通過することで高年収の魅力的なオファーを受けられる可能性があります。
ヘッドハンティング形式の転職エージェントでは受け身でオファーを受けられるので、忙しい方にもおすすめです。
優秀なキャリアアドバイザーの見つけ方
転職活動では、相性の良いキャリアアドバイザーを見つけることが重要です。
なぜなら、キャリアアドバイザー1人ひとりが持つ業界知識も異なれば、紹介してくれる企業も異なるからです。
キャリアアドバイザーのサポート内容は求人紹介から書類添削・面接対策まで多岐に渡るため、複数社に登録してキャリアアドバイザーとの相性も見分ける必要があります。
優秀なキャリアアドバイザーの特徴
- 企業と求人者をマッチングする能力が高い
- 求人を紹介する理由をしっかり伝えてくれる
- 業界や企業の内部事情に関する知識が豊富
- あなたを志望企業へ売り込む力が強い
- 求職者の意思や希望を尊重してくれる
丸井さん
希望や意思をきちんと聞き尊重してくれるキャリアアドバイザーに出会えると、面談の中の質問やアドバイスを通して視野が広がることもあります。
職務経歴書や面接のアドバイスなど、不安なことの相談にも対応してくれるキャリアアドバイザーであれば、なお良いです。
逆に、応募を迫られたり面接を断らないように強く要望してくるなど、こちらの希望や意思を尊重してくれない場合や、スキルや経験の理解度が薄く話がかみ合わないと感じた場合には、担当の変更を依頼しましょう。
転職は、人生において大切な場面です。 合わないと感じたら遠慮せず変更をお願いして、気持ちよく転職活動を進めていきましょう。
以下で具体的に優秀なキャリアアドバイザーの見つけ方を解説するので、転職に失敗したくない方は参考にしてください。
業界の専門知識・転職先企業の内部情報を知っている
各業界の専門知識や企業の内部情報を知っているキャリアアドバイザーは優秀だと言えます。
特に、その業界での経歴があるキャリアアドバイザーであれば、自分が知らない業界動向・各企業のサービス内容を踏まえたアドバイスをしてくれます。
また、キャリアアドバイザー自身が紹介先の企業と深く関わりを持っている場合、面接対策などを有利に進められるでしょう。
事前に、企業の面接担当者から聞かれる質問や面接で見ているポイントなどを教えてくれるため、前もった対策が可能です。
このように業界の専門知識・転職先企業の内部情報を知っているキャリアアドバイザーは転職の強い味方です。
希望する条件に合った転職先を紹介してくれる
希望する条件に合った転職先を的確に紹介してくれるキャリアアドバイザーも頼りになる存在です。
例えば、自分が転職したい理由が「今の給料や働き方に不満がある」場合、その不満が解消される条件の企業を紹介してほしいはずです。
しかし、キャリアアドバイザーの中には「給料は上がるが働き方は変わらない」といった、一部の条件だけが満たされた企業ばかりを紹介してくることがあります。
そのため、自分が希望する条件をしっかりヒアリングし、希望に合った転職先を紹介してくれるキャリアアドバイザーを見つける必要があります。
優秀なアドバイザーであれば転職先の条件を整理してくれることも
求職者の多くは、「自分が転職先に期待している条件」を細かく認識していません。
優秀なキャリアアドバイザーであれば、転職先に期待する条件を聞きながら整理し、少しずつ明確にしてくれます。
その結果、転職先を選ぶ軸が見つかり、転職を成功させることができるのです。
このように担当してくれるキャリアアドバイザーを見るときは、「希望する条件に合った転職先を紹介してくれるか」という目線で見ることが重要です。
丸井さん
自己分析をしっかりとしておくことが大切です。
何のための転職なのか、今回の転職で叶えたいことなどの軸を整理しておきましょう。
また、年収を手取りで伝える方がまれにいますが、まずは現状の額面(税引き前)を正しく出し、その上で希望を伝えましょう。
残業時間の現状や希望なども、数字を正しく把握した上で今後の希望を考え伝えることが重要です。
今回の転職理由はもちろん、転職回数が多い方は過去すべての経歴と退職理由を聞かれることがありますが、よく整理し前向きな印象で伝えられるように準備しましょう。
転職エージェント利用開始時の注意点
ただエージェントから言われる通りに転職活動をしていては、納得度の高い転職にならない可能性があります。
ここでは、エージェント利用時に気をつけるべき注意点を2つ解説します。
転職エージェント利用時に気をつけるべき注意点
キャリアアドバイザーの情報を鵜呑みにしない
転職エージェントを利用する際は、すべての情報を鵜呑みにするのではなく、自分でも情報収集することが重要です。
転職エージェントのビジネスは、求職者がエージェントを通じて転職先に入社したときに利益が発生します。
そのため、キャリアアドバイザーの中には「紹介先に入社させること」を目的に、転職先の良いところばかりを伝えてくる人もいるのです。
転職エージェントを利用する際は、必ず自分でも情報収集し、自分に合う会社かどうかを見極めましょう。
情報収集の方法
- 企業のHPや口コミサイト
- 四季報
- OBOG訪問
企業の良い情報ばかりが目に入り不安に思う方は、キャリアアドバイザーに「その会社の課題は何か」「マイナスポイントはどこか」など懸念点を確認するのがおすすめです。
相性が合わないキャリアアドバイザーはすぐに変更する
キャリアアドバイザーに対して「対応が悪い」「自分と相性が合わない」と感じた場合、早めに担当者を変えてもらいましょう。
担当の変更は電話やメールで可能ですので、相性が悪いと感じたらすぐに変更を申し出てください。
また、そのほかの転職エージェントに切り替えることも検討しましょう。
丸井さん
転職エージェントへの登録を考えるならば、2段階に分けて自分はどちらの方向性で行くのかを意識しましょう。
①とりあえず登録してみる
あまり準備や自己分析などせず、まずは気軽に登録してみるのも手です。
ただし、自己PRや希望を整理して伝えることが難しいため、紹介される求人が少なかったり、ミスマッチが起こったりすることも。
とりあえずのリサーチと割り切って落胆せず、本気で紹介をしてもらう際には再度準備をして出直しましょう。
②自己分析や希望をしっかり整理し、書類もある程度作成して登録する
希望に合った求人紹介の機会が当然増えます。 状況や希望に合わせたアドバイスも受けやすくなります。
ただし、準備に時間がかかるため、登録することが後々になってしまうことも。
状況やスケジュールに合わせて、①とうまく使い分けてみてください。