
中絶費用が払えないときの対処法!立て替えや分割・保険適用となる場合の条件を解説
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中絶手術の費用は、妊娠周期が初期のケースと中期のケースで異なります。
初期の段階でも10万円以上はかかるとされており、健康保険も適用されないため、大きな経済的負担になりかねません。
実際、やむを得ない理由で中絶を決断したものの、中絶費用を工面できなくて悩んでいる人もいるでしょう。
本記事では、中絶費用の相場や費用を工面できない場合の対処法、利用できる医療制度などについて解説します。
特に、妊娠費用は中期(12週~)を超えてしまうとさらに高くなります。
その費用を早急に必要としている人は、本記事の内容をもとに迅速にお金を確保できるようにしてください。
- 中絶費用が払えない場合は分割払いの可否を確認し、できなけばお金を借りる手段を検討する
- 中絶費用の平均相場は初期で約10万~20万円、中期で約30万~50万円
- 健康保険に加入していれば出産育児一時金を申請できる
ファイナンシャルプランナー
監修者金子 賢司
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、金融に興味を持ち、資産運用やローンなどの勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
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中絶費用が払えないときの対処法
中絶にかかる費用は何とかしてでも工面しなければいけないため、支払いが難しい人は以下の2つの方法から選択する必要があります。
周期によっては助成金も活用できるため、そういった制度を利用すれば負担を抑えられるでしょう。
それぞれ詳しく解説します。
クレジットカードでの分割払い
クレジットカードで分割払いをすれば、一時的に中絶手術の費用を立て替える手段になります。
病院によっては、中絶費用の支払いでクレジットカードが使える場合があります。
手元に現金がなくて支払いが難しい場合には、クレジットカードで支払って支出を遅らせるのもひとつの方法です。
遅らせるだけでは足りない場合、分割払いをするといった選択もあります。
分割払いは、主に 3・6・10・12回払いがあります。
ただし、それぞれかかる利息が異なるため、利息の詳細を踏まえた上で回数を選ぶことが重要です。
例として、JCBカード、三井住友カード、楽天カードの3種類のカードにおける分割払いの利息を以下にまとめました。
3回払いの実質年利 | 6回払いの実質年利 | 10回払いの実質年利 | 12回払いの実質年利 | |
---|---|---|---|---|
JCBカード | 年15.0% | 年15.0% | 年15.0% | 年15.0% |
三井住友カード | 年12.0% | 年13.75% | 年14.25% | 年14.50% |
楽天カード | 年12.25% | 年13.75% | 年14.50% | 年14.75% |
分割回数が多いほど実質年率は高くなるため、月当たりの負担は抑えられますが最終的に支払う総額は多くなります。
毎月の支払い能力を踏まえた上で、適切な回数を選びましょう。
また、クレジットカードを利用する場合はカードの限度額にも注意です。
上限額よりも中絶費用が高ければ支払いができないため、必要に応じて一時的な上限の増加依頼を検討しなければなりません。
なお、18歳未満(未成年)の場合は親権者の同意があっても、クレジットカードを作るのは不可能です。
18歳以上であっても高校生は申込みできないケースがほとんどです。

金子賢司からのコメント
ファイナンシャルプランナー
中絶にかかった費用をクレジットカードで支払うときは、事前に病院がかならずクレジットカード払いに対応しているか確認しましょう。クレジットカード利用の可否は、公式サイトに掲載されている場合もありますし、直接問い合わせれば確認できます。
分割払いにする方法は、支払時に「○回払いにします」と伝えるだけです。なお一括払いの他、2回払いまでであれば、基本的に分割手数料はかかりません。
現金での分割払いは対応していない
医療機関では、基本的には現金での分割払いに対応できません。
医療機関は金融機関とは異なり、分割支払いの業務を行う許可を持っていないためです。
信販会社との提携がない限り、医療機関が独自に分割払いシステムを提供することは法的に困難です。
一部のクリニックでは医療ローン会社と提携している場合もありますが、これも実質的にはローン会社からの借り入れと同じ仕組みになります。
金利や審査が発生するため、事前に詳細を確認することが重要です。
現金でも分割払いを希望している人は、クレジットカードでの分割払いを検討しましょう。
クレジットカードを持っておらず、審査~発行までの時間もない場合は、現金で一括払いする必要があります。
クレジットカードを持っておらず、審査から発行までの時間もない緊急の場合は、カードローンを検討し、現金を確保するようにしてください。
カードローンで借り入れして支払う
カードローンとは、銀行や消費者金融などの金融機関が提供する借入サービスです。
カードローンを利用することで現金を確保でき、中絶費用に充てられます。
病院によってはクレジットカードを利用できないケースもあるため、そういったケースではカードローンが役立つでしょう。
また、サービスによっては即日で融資を受けられるものもあるため、早急に費用を確保しなければいけない人にとっても適しています。
消費者金融なら即日融資を受けられるケースもあります。以下の3社を参考に利用を検討してみるといいかもしれません。
カードローン | 実質年率 | 融資スピード | 無利息期間 |
---|---|---|---|
プロミス | 年2.5%~18.0% | 最短3分※1 | 初回借入日の翌日から30日間※2 |
アイフル | 年3.0%~18.0% | 最短18分※3 | 契約日の翌日から30日間 |
アコム | 年3.0%~18.0% | 最短20分※4 | 契約日の翌日から30日間※5 |
レイク | 年4.5%~18.0% | Webで最短20分融資も可能※ | 契約日の翌日から365日間※6 |
注釈について
※2.30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。
※3.申込の状況によっては、希望に沿えない場合があります。
※4.申込時間や審査により希望に添えない場合があります。
※5.アコムでの契約がはじめての方が対象です。
※6.無利息期間サービス:365日間無利息(初めての契約・Web申込み限定)契約額が50万円以上で契約後59日以内に収入証明書類の提出とレイクでの登録が完了の方。60日間無利息(初めての契約・Web申込み限定)契約額が50万円未満の方。無利息期間経過後は通常金利適用。初回契約翌日から無利息適用。他の無利息商品との併用不可。
カードローンを利用する場合、サービスによっては無利息期間があるため、短い期間で返済できる見込みがある場合には利息負担ゼロで借入することもできます。
総合的な負担を重視する場合は、実質年率と無利息期間を比較して利用する消費者金融を検討しましょう。

金子賢司からのコメント
ファイナンシャルプランナー
無利息期間があるカードローンであれば、その期間中に返済すれば利息なしで利用可能です。しかしカードローンの金利は高めに設定されることが多いため、無利息期間中に返済ができない場合でも、なるべく早く返済するよう心がけましょう。
お金に余裕がある月があれば、通常の返済日とは異なる任意の日に、前倒しで返済をすることで、利息負担を減らせます。カードローンに限らず、ローンは早めに返済するほど利息負担が少なくなるという仕組みを、理解しておきましょう。
プロミス
プロミスは、最短3分※で融資可能な消費者金融カードローンです。
※申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。
申込みはWeb上だと24時間受け付けており、Web完結に対応しています。
そのため、契約に伴う郵送物もなく、周りの人にバレずにお金の借り入れが可能です。
さらに、初回の借入をした日の翌日から30日間は利息が0円になる※ため、中絶費用の不足分として補填した金額を30日以内に返済できれば最小限の負担で借入できます。
※30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細の利用登録が必要です。
なお、借入利率は年2.5%~18.0%で、利用限度額は最大800万円です。
※本審査により決定となります。
- 初回利用日の翌日から30日間利息0円
- 申し込み・借入・返済が24時間可能
- 最短3分※で借入可能
※申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。
実質年率 | 年2.5%~18.0% |
---|---|
融資限度額 | 最大800万円 |
融資スピード | 最短3分※ |
審査時間 | 最短3分※ |
Web完結 | 〇 |
土日の対応 | インターネット・アプリを利用する場合は土日対応あり コールセンターを利用する場合は平日9:00~18:00 |
在籍確認 | 原則、電話による在籍確認はなし |
郵便物の有無 | アプリを利用する場合はなし |
カードレス | 〇 |
申込条件 | 18~74歳の安定した収入のある人 |
返済方法 | 残高スライド元利定額返済方式 |
借入金利 | 年2.5%~18.0% |
---|---|
無利息期間 | 30日間 |
融資時間 | 最短3分※ |
- はじめてご契約の方に最大1,000ポイント分のVポイントをプレゼント
- Web契約で最短3分融資も可能※
- 初めての方なら、30日間利息0円※
※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。
アイフル
アイフルは、最短18分※で融資が受けられる消費者金融カードローンです。
※申込の状況によっては希望にそえない場合があります。
借入利率は年3.0%~18.0%で、最高融資額は最大800万円です。
アイフルもプロミスと同様に30日間の無利息期間がありますが、アイフルの場合は契約日の翌日から30日間である点に注意です。仮に使用しなくても無利息期間は減っていきます。
保有する銀行口座へ24時間365日即時振り込もできるため、休日に支払いが必要なケースでも利用しやすいです。
- 契約日から30日間利息ゼロ
- 最短18分※で融資可能
- アプリがあればセブン銀行ATM、ローソン銀行ATMでの取引が可能
※申込の状況によっては希望にそえない場合があります。
実質年率 | 年3.0%~18.0% |
---|---|
融資限度額 | 最大800万円 |
融資スピード | 最短18分※ |
審査時間 | 最短18分※ |
Web完結 | 〇 |
土日の対応 | 〇 |
在籍確認 | 原則、電話による在籍確認はなし ※審査により電話連絡が実施される場合もあります。 |
郵便物の有無 | なし |
カードレス | 〇 |
申込条件 | 満20歳以上69歳までの定期的な収入と返済能力を有する人 |
返済方法 | 借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式 |
※申込の状況によっては、希望に沿えない場合があります。
アコム
アコムは、最短20分※で融資が受けられる消費者金融カードローンです。
※申込時間や審査により希望に添えない場合があります。
借入利率は年3.0%~18.0%で、最大800万円の融資が受けられます。Web完結で申込みが可能で、希望すればカードレスでの契約も可能です。
また、アコムには「3秒スピード診断」という診断サービスがあり、借入可能かどうかを3秒で診断できます。
これにより、アコムを利用できるか瞬時に判断できるでしょう。
ほかにも、10サイトを対象とした調査で、「即日ほしい人向けと思う No.1」「契約・手続きが簡単と思う No.1」「はじめてでも安心感があると思う No.1」と、3つの部門で1位を記録している実績もあります。
※参照元:アコム公式サイト
- 3秒スピード診断で借入可能かすぐに診断可能
- 最短20分※で融資可能
- 希望によってはカードレスも可能
※申込時間や審査により希望に添えない場合があります。
実質年率 | 年3.0%~18.0% |
---|---|
融資限度額 | 最大800万円 |
融資スピード | 最短20分※ |
審査時間 | 最短20分※ |
Web完結 | 〇 |
土日の対応 | 〇 |
在籍確認 | 原則、勤務先への在籍確認の電話はなく、書面や申告内容での確認を実施 |
郵便物の有無 | 原則なし |
カードレス | 〇 |
申込条件 | 20歳以上の安定した収入と返済能力を有する人 |
返済方法 | 定率リボルビング方式 |
借入金利 | 年3.0%~18.0% |
---|---|
無利息期間 | 30日間 |
融資時間 | 最短20分※ |
- 【10/15まで!】消費者金融を初めてご利用の方限定で金利最大4%分キャッシュバック※諸条件あり
- 申込~借入までWEB完結!最短20分で融資可能!※
- はじめての人は、最大30日間金利0円!
※審査時間・融資時間:申込時間や審査により希望に添えない場合があります。
レイク
レイクはWebで最短20分融資も可能※で融資が受けられる消費者金融カードローンです。
借入利率は年4.5%~18.0%で、最大500万円の融資が受けられます。
レイクには初回契約日の翌日から365日間の無利息期間があります。※
※無利息期間サービス:365日間無利息(初めての契約・Web申込み限定)契約額が50万円以上で契約後59日以内に収入証明書類の提出とレイクでの登録が完了の方。60日間無利息(初めての契約・Web申込み限定)契約額が50万円未満の方。無利息期間経過後は通常金利適用。初回契約翌日から無利息適用。他の無利息商品との併用不可。
無利息期間適用の条件をクリアし、返済計画を上手に立てることができれば、利息の支払いをせずに賢くお金を準備することができます。
- 申し込み後、最短15秒※で審査結果を表示!
- レイクアプリでPayPayに手数料なしでチャージ・返済可能!
- 初めてWebでの契約で業界初365日無利息!※
※審査時間・融資時間:21時(日曜日は18時)までの契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中に振込みが可能です。審査結果を確認できる時間は、8時10分〜21時50分(毎月第3日曜日は、8時10分〜19時)です。時間外や申し込み内容によっては、電話またはメールで審査結果が通知される場合があります。一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。
実質年率 | 年4.5%~18.0% |
---|---|
融資限度額 | 最大500万円 |
融資スピード | Webで最短20分融資も可能※ |
審査時間 | 申込み後、最短15秒※ |
Web完結 | 〇 |
土日の対応 | 〇 |
在籍確認 | 原則、自宅や勤務先への連絡はなし |
郵送物の有無 | Web完結の場合郵送物なし |
カードレス | 〇 |
申込条件 | 満20歳~70歳以下の安定した収入のある人 |
返済方法 | ・残高スライドリボルビング方式 |


金子賢司からのコメント
ファイナンシャルプランナー
クレジットカードを持っている方は、クレジットカードのキャッシング枠が設定されていないか、確認してみましょう。クレジットカードにキャッシング枠が設定されていれば、枠の範囲内でお金を借りることができます。審査を受ける必要もありません。
ただしカードローンの金利よりも若干高い傾向があるため、利用する際は注意が必要です。なおキャッシング枠がない場合、追加もできますが、その場合は審査が必要です。
どうしても足りない場合はアルバイトで補填することも検討
基本的にはクレジットカード分割かカードローンで賄うのが優先ですが、高校生や18歳未満の人など、年齢制限により金融サービスを利用できない場合があります。
また、審査に通らない、親にバレるリスクを避けたいなど、さまざまな事情でこれらの方法を利用できない人もいるでしょう。
そして親にも相談できない八方塞がりの状況では、「自身でできることとしてアルバイトで補填する」という選択肢が残されています。
ただし、妊娠中の身体への影響を最優先に考える必要があり、無理は禁物です。
現実的な収入目安を考えると、時給1,000円のアルバイトで月10万円を稼ぐには100時間の労働が必要になります。
これは1日3時間~4時間程度の労働に相当しますが、妊娠初期のつわりや体調不良を考慮すると、かなり厳しいスケジュールです。
また、妊娠週数には上限があるため(22週未満まで)、時間的猶予も限られています。
仮に妊娠8週で気づいた場合、手術可能な11週6日までは約1か月しかありません。
最も重要なのは、どれだけ困窮していても危険な稼ぎ方は避けることです。
「簡単に高収入」を謳う危険なアルバイトや売春などは、身体的・精神的に深刻な被害をもたらすだけでなく、法的なリスクも伴います。
1か月で全額を賄うのは現実的ではないため、どうしても払えないと感じている人は、一人で抱え込まず、後述の「第三者機関」に相談することを強くおすすめします。
中絶手術費用の平均相場
中絶費用は妊娠周期によって異なります。かかる費用は初期と中期で大きく分けられ、中期のほうが費用はかかります。
具体的な相場は以下のとおりです。
妊娠周期 | 平均相場 |
---|---|
初期(~11週 6日) | 約10万~20万円 |
中期(12週~21週 6日) | 約30万~50万円 |
初期の場合は5分くらいの手術で完了しますが、中期の場合は人工的に陣痛を起こして通常の出産と同じような形をとるため費用が高い傾向にあります。
なお、中絶費用は保険の適用外となっており、すべて自費診療です。
そのため中絶費用は病院ごとに異なり、上記の相場より高くなることもあります。
さらには、手術費用だけでなく診察費なども別でかかるため、中絶費用とは別でお金を準備しておかなければいけません。
中絶するには総額いくらかかるのか?
中絶をする際、費用は手術費以外に診察費などもかかります。
手術前から手術後までそれなりの金額がかかるため、中絶を検討している場合には、手術費用とあわせて必ず確認してください。
費用項目 | 項目説明 | 料金 |
---|---|---|
初診料・術前診察費 | 初診時の診察、妊娠確認検査 | 約1万円 |
術前検査費 | 血液検査、感染症検査、超音波検査など | 約1万円 |
手術費(基本料金) | 手術本体の費用 | 初期:7万円~15万円 中期:30万円~60万円 |
麻酔費 | 手術時の麻酔にかかる費用 | 手術費に含まれる場合が多い |
術後検診費 | 手術後の経過観察の費用 | 無料~数千円 |
埋葬・供養 | 中期中絶の場合の火葬・供養費用 | 医療機関により対応が異なる |
料金体系は、医療機関によって料金体系が大きく異なります。
手術から術後1回目の検診費用まで含んでいる包括料金制を採用している医療機関もあれば、項目ごとに細かく料金設定している医療機関もあります。
また、個別の状況により追加費用が発生する可能性がある点にも注意してください。
いずれにせよ、初期の手術であっても 10万円近くはかかります。総額で考えれば安く抑えられても、15万円~20万円程度だと考えておきましょう。
中絶手術できるのは母体保護法で定められた医師のみ
中絶手術は誰でも行えるわけではありません。法律により、都道府県医師会の指定を受けた医師(指定医師)のみが実施できると厳格に定められています。母体保護法では以下のように定められています。
第3章 母性保護
(医師の認定による人工妊娠中絶)
第14条 都道府県の区域を単位として設立された社団法人たる医師会の指定する医師(以下「指定医師」という。)は、次の各号の一に該当する者に対して、本人及び配偶者の同意を得て、人工妊娠中絶を行うことができる。
この法律が存在する理由は、母体の安全を最優先に考えているためです。
指定医師以外による中絶手術は違法行為であり、母体の生命に関わる重大な危険を伴います。
特に未成年者や経済的に困窮している人は、知識不足と「周囲にバレたくない」という切迫した思いから、間違った選択をしてしまうリスクが高くなります。
インターネット上には「安い」「秘密厳守」といった甘い言葉で誘う違法業者の情報も存在しますが、これらは必ず避けなければなりません。
正規の医療機関であれば、費用相場にそれほど大きな違いがないのが現実です。
もし極端に安い料金を提示する業者を見つけても、それは違法業者である可能性が極めて高いため、決して関わってはいけません。
命に関わる重大な被害に遭う危険があります。
安全な手術を受けるためには、必ず母体保護法指定医のいる正規の医療機関を選択し、適切な医療を受けることが最も重要です。
中絶費用は保険対象外
中絶費用は保険対象外であるため、健康保険を有していても自費診療になります。
一部例外として保険が適用されるケースはありますが、ほとんどのケースでは適用されないため覚えておきましょう。
なお、保険が適用されるケースというのは、「妊娠の継続が母体の生命を脅かすおそれがあると判断されたとき」であり、この判断は医師が下します。
そのため、自身の判断で保険適用になることはありません。
保険適用になる中絶手術の種類
先の章でも解説したとおり、中絶手術は原則自費診療です。ただし、経済的な理由などではなく以下に該当する場合は中絶手術でも保険適用になります。
保険適用される手術 | 概要 |
---|---|
稽留流産 | 胎児が母体内で死亡している状態での手術 |
子宮外妊娠 | 子宮以外の場所で妊娠が成立した場合の手術 |
母体保護法に基づく医師判断による中絶 | 妊娠の継続が母体に危険をもたらすと医師が判断した場合 |
これらのケースでは、通常の医療と同様に3割負担(年齢や所得により1-2割の場合もあり)で手術を受けられます。
また、高額療養費制度の対象にもなるため、月の医療費が自己負担限度額を超えた場合は、超過分の払い戻しも受けられます。
重要なのは、これらの判断は必ず医師が医学的根拠に基づいて行うということです。
患者自身が「経済的に困っているから保険適用にしてほしい」と希望しても、医学的根拠がなければ保険適用にはなりません。
もし妊娠中に異常な出血や激しい腹痛、継続的な吐き気などの症状がある場合は、これらの医学的理由に該当する可能性があります。
そのような症状がある人は、まず産婦人科で詳しい検査を受けて医師の判断を仰いでください。
※参考元:エマ婦人科クリニック名古屋栄
※参考元:みんなの家庭の医学
※参考元:ひよりレディースクリニック福岡博多
中絶手術では保険証を使用しなくてもよい?
経済的理由による中絶は保険適用外のため、理論上は保険証を提示する必要はありません。
しかし、実際の医療現場では、以下の理由で保険証の提示を求められることがほとんどです。
- 術前検査で保険適用される項目が見つかった場合に備えるため
- 合併症などの緊急治療で全額自費にしないようにするため
- 患者の身元確認と連絡先確保のため
「保険証を使うと家族にバレるのでは?」という心配をされる人も多いですが、自費診療の場合は保険請求が発生しないため、基本的に家族にバレることはありません。
ただし、保険証を使用した検査項目がある場合は、医療費通知に記載される可能性があります。
心配な場合は、受診前に医療機関に「自費診療での中絶を希望しているが、保険証提示は家族にバレる可能性があるか」を直接確認することをおすすめします。
多くの医療機関では、患者のプライバシーに配慮した対応をしてくれるでしょう。
中絶費用の支払いに利用できる医療制度(補助金)
中絶は保険の適用外ではありますが、一部の医療制度を利用すれば負担を抑えられます。
利用できる医療制度は以下のとおりです。
それぞれの詳細を見てみましょう。
出産育児一時金
出産育児一時金とは、健康保険に加入している人が利用できる制度で、中期妊娠中絶(85日=12週目以降の中絶)を受けた場合にのみ申請可能です。
支給額は1児につき最大50万円で、中絶手術後に申請することになります。
なお、「産科医療補償制度」に加入していない分娩機関で中絶をした場合、支給額は48.8万円とされています。
中絶費用がこれ以上多額になる場合はその点もあわせて病院側に確認をとってください。
48.8万円でも足りる場合は病院の変更などを検討する必要はないでしょう。
※参照元:出産育児一時金の支給額・支払方法について|厚生労働省
出産育児一時金を使うと、職場にバレる?
基本的に出産育児一時金の支払いは、健康保険から病院へ直接支払う「直接支払制度」を利用するケースが多く、この制度を利用する場合は職場にバレる心配はありません。
ただし、出産育児一時金の利用を会社が入っている健康保険組合に依頼する際、会社を経由するとバレてしまうため注意が必要です。
会社にバレないようにするためには、病院に申請方法を尋ねて会社を介さずに申請することが重要です。
場合によっては、自身で直接組合に連絡をとって出産育児一時金を利用したい旨を伝えて制度を利用することもできます。
医療費控除
医療費控除とは、年間を通して支払った医療費が総額10万円を超えた場合に利用できる控除制度です。
確定申告の際に手続きをすることで、一部の費用が還元されます。
この際、医療費として支払った金額に対する領収書が必要になるため、中絶で支払ったお金の領収書は捨てないように保管しておきましょう。

金子賢司からのコメント
ファイナンシャルプランナー
医療費控除は医療費を支払った翌年の1月1日から、5年以内であれば、過去の医療費もさかのぼって申告が可能です。そのため仮に中絶手術を受けた翌年に確定申告を忘れてしまった場合でも、医療費控除の手続きを受け付けてもらえます。
確定申告は自身で行う必要がありますが、手続きが簡素化されています。マイナンバーカードとマイナンバーカード読み取り対応のスマートフォンがあれば、税務署に行かなくても医療費控除の手続きが可能です。
なお、医療費控除を利用できるのは、母体保護法指定医が母体保護法に基づいて妊娠中絶を行った場合のみです。
母体保護法によって認められる中絶は、以下の2つです。
一 妊娠の継続又は分娩が身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるもの
二 暴行若しくは脅迫によつて又は抵抗若しくは拒絶することができない間に姦淫(かんいん)されて妊娠したもの
上記の条件に該当する場合は、医療費控除を受けられます。
条件に該当するかどうかは医師の判断によるため、関らず母体保護法指定医師の診察を受けて判断してもらってください。
性犯罪による中絶は公費負担制度が利用可能
自身が望まぬ性犯罪によって妊娠してしまった場合の中絶は、公費負担制度を利用できます。
公費負担制度とは、特定の病気などの治療を目的として、国あるいは地方自治体が公費で医療費を負担する制度です。
公費負担制度を利用するためには、「性犯罪・性暴力被害者支援のためのワンストップ支援センター」や「警察庁」への相談が必要になります。
負担額に関してもこちらへの相談の際に確認がとれます。
以下より、お住まいの地域に対応した機関へ問い合わせ・相談してみてください。
外部リンク:性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター│内閣府
外部リンク:性被害の相談│警察庁
中絶費用の負担は男女折半が多い?
中絶費用の負担については法律上明確な取り決めはありませんが、実際の当事者間では男女で折半するケースが多く見られます。
ただし、この「折半」という考え方については、当事者の間でさまざまな意見があるのが現実です。
具体的には、以下のようなパターンです。
- 完全折半(50:50)
- 男性側の全額負担
- 収入の比率による按分
- 女性側の全額負担
折半する場合は、双方の経済状況や妊娠に至った経緯、将来を含めた関係性を考慮して決めるようにしてください。
中絶手術を折半するのはおかしいという声も
女性側からの意見として「中絶手術を折半するのはおかしい」という声が多く聞かれます。この背景には、女性だけが負う次のような負担があるためです。
身体的負担 | 精神的負担 | 社会的負担 | 時間的負担 |
---|---|---|---|
|
|
|
|
これらの負担を考慮すると「お金だけを折半するのは不公平」という女性の声は理解できます。
男性側には費用負担だけでなく、精神的サポートや通院の付き添い、術後のケアなどのお金以外の支援も求められることが多いです。
一方で、男性側がこれらの負担を考慮しても全額負担ができない場合もあります。
最終的に折半するか否かは、それぞれのカップルの状況や価値観、関係性によって異なります。
重要なのは、お互いが納得できる形で責任を分担し、女性の身体的・精神的負担に対する理解と配慮を忘れないことです。
相手がわからない場合はパートナーの同意書は不要
中絶手術を受ける際、通常は配偶者やパートナーの同意書が必要とされます。
しかし、性犯罪などで相手が特定できない場合や同意を得ることが困難な状況では、この同意書は不要です。
具体的には、以下のケースにおいて同意書は不要とされています。
- 性犯罪による妊娠
- 相手の所在が不明
- 相手が意思表示できない
- 相手がすでに死亡している
- DV(ドメスティックバイオレンス)
母体保護法では、このような状況では同意書が不要と規定されています。病院に提出する同意書も、本人のものだけで問題ありません。
ただし、虚偽申告は法的な問題となるため、偽りなく申告してください。
未成年者の中絶手術には保護者の同意書が必要な場合あり
未成年者の中絶手術については、法的には本人の同意があれば手術は可能ですが、実際の医療現場では多くの場合、保護者の同意書が求められます。
これは医療機関の個別判断によるものです。
母体保護法では年齢による具体的な制限は設けられておらず、「本人及び配偶者の同意」があれば中絶手術が可能とされています。
しかし、実際の医療現場では18歳未満の未成年が中絶手術を受ける場合、パートナーだけでなく親の同意書も求められることが一般的です。
特に高校生や中学生などの場合には、親または保護者の同意書が必要とされています。
ただし、例外的なケースも存在します。未成年者が独立して生計を立てている場合は本人の同意のみで十分とされることがあるのです。
また、身体的・精神的虐待を受けている場合や性的虐待による妊娠、家庭内暴力の存在などがある場合には、保護者の同意書が不要となることがあります。
親にバレずに中絶手術することは難しい
法的には、未成年者でも本人の同意があれば中絶手術を受けることは可能です。
ただし、現実的には「親にバレずに」手術を完了させることは非常に困難です。
医療機関が保護者同意を求める理由としては、まず医療安全上の配慮があります。
緊急時の連絡先確保や医療事故発生時の責任問題、術後のケアとフォローアップが重要なためです。
また、経済的な理由も大きく、高額な手術費用を未成年者が単独で負担することの困難さが考慮される点もあります。
さらに、手術による心身への負担や術後の精神的ケアの必要性から、保護者の精神的サポートが重要視されています。
どうしても保護者に知られたくない場合は、まず信頼できる医療機関に相談してみましょう。
医師やカウンセラーが、保護者への説明方法についてアドバイスしてくれる場合があります。
また、「どのように伝えれば理解してもらえるか」という具体的な相談にも応じてくれます。
勇気が必要ですが、早めの相談が最良の結果につながるでしょう。
できるだけ家族や知人に立て替えてもらうのが望ましい
カードローンなどの金融機関を利用する前に、まず検討したいのが家族や知人からの支援です。
これには経済的メリットだけでなく、精神的サポートという大きな意味もあります。
特に、精神的なサポートにおいてはお金を工面するだけの金融機関よりも強力な存在です。
また、利息や手数料が発生せず返済に柔軟性もある点も、大きなメリットです
一方で、家族関係や友人関係の悪化を招く恐れもゼロではありません。
相談の仕方やタイミングなどを考慮する必要はありますが、金銭面以外のサポートが期待できるという点においては、家族や知人を頼りにしてみるのが望ましいと言えるでしょう。
親や周囲に相談できない場合は第三者機関に相談しよう
どうしても親など近しい人間に相談できない状況は、決して珍しいことではありません。家庭環境、年齢、関係性などさまざまな理由で一人で抱え込んでしまう人が多いのが現実です。そのような場合は、専門的な知識と経験を持つ第三者機関に相談することを強くおすすめします。
専門的なアドバイスを受けられるのはもちろん、プライバシーの保護を最優先に対応してくれるため、安心して相談できます。また、個別の状況に応じて、最適な選択肢を一緒に考えてくれるのも特徴です。
たとえば「にんしんSOS東京」では、電話・メール・チャットで24時間体制の相談を受け付けています。「お金がない」「親に言えない」「どうしたらいいかわからない」といった具体的な悩みに対して、経験豊富なスタッフが丁寧に対応してくれるでしょう。ほかにも、以下のような団体があります。
窓口 | 連絡先 |
---|---|
妊娠相談ほっとライン | 03-5339-1133 |
にんしんSOS東京 | 03-3235-2638 メール・チャットも対応 |
全国妊娠SOSネットワーク | 提携する窓口によって異なる |
「このようなことで相談していいのかな」と遠慮する必要はありません。どのような小さな疑問でも、専門スタッフが親身になって対応してくれます。
ひとりで悩み続けるよりも、まずは電話一本かけてみることからはじめてみましょう。
まとめ
中絶費用が払えない状況でも、適切な知識と行動により解決策は必ず見つかります最も重要なのは時間的制約があることを理解し、ひとりで抱え込まず早急に行動することです。
クレジットカード分割やカードローンなどの金融的解決策に加え、出産育児一時金や医療費控除といった公的制度の活用、そして信頼できる人への相談により経済的負担を軽減できます。
特に困窮状況にある人は、専門の第三者機関が無料で相談に応じているため、遠慮せずに連絡してください。
費用の心配で受診を先延ばしにすると選択肢が限られるため、まずは医療機関に相談し、最善の解決策を見つけるのが先決です。
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