【看護師転職の悩み解消法】ストレスフリーな転職を実現する全知識!
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いい職場が見つかるか不安…
転職したいと悩んでいるけれど、なかなか第一歩が踏み出せない看護師さんは多いです。
この記事では、看護師の転職前・転職後に多い悩み15選と対処法を紹介しています。
また、転職失敗を防ぐコツや、転職活動の手順・進め方についてもご紹介します。
本記事を読むことで、あなたが抱えている悩みや不安を解消できるはずなので、ぜひご一読ください。
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バイリンガル看護師
監修者ダシルヴァ石田牧子さん
ダシルヴァ石田牧子(だしるゔぁいしだまきこ)は、米国と日本で免許を持つバイリンガル看護師。また、外国人診療の看護師、医療英語の大学教員、精神保健分野の研究員など、さまざま分野での勤務経験がある。2021年にフリーランス・ナースとして独立し、コンサルティング、ライティング、講師、医療翻訳などの仕事に従事。順天堂大学医学部および順天堂大学の国際教養学部で医療コミュニケーション分野のゲスト講師を務める。看護師として「子育てしながら在宅でパラレルキャリアを積む」ことに挑戦中の2児のママ。
ダシルヴァ石田牧子(だしるゔぁいしだまきこ)は、『Medical Explorer』『Medical World Walkabout / 医療の世界を見渡そう』の著者でもある。
▼書籍一覧
ダシルヴァ石田牧子さんの著書一覧株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
「ユーザーが信頼して利用できるWEBメディア」を目指す編集部チーム。実際のユーザーの声や業界知識の豊富な専門家の協力を得ながら、コンテンツポリシーに沿ったコンテンツを制作しています。暮らしに関するトピックを中心に、読者の「まよい」を解消し、最適な選択を支援するためのコンテンツを制作中です。
■書籍
初心者でもわかる!お金に関するアレコレの選び方BOOK
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■許認可
有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可・許可番号:23-ユ-302788)
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- 転職前の看護師に多い悩み・不安と対処法10選
- 本当に転職をするべき?という迷い
- 自分に合った職場の選び方がわからない
- 周りに転職している人がいないので勇気が出ない
- 今の職場に馴染めない
- スキルアップができない
- 夜勤勤務がストレス
- 結婚したのに家族と過ごせずつらい
- 医療事故が怖い
- 患者を裏切るようで転職できない
- 人が少ないから退職して良いか悩む
- 転職後の看護師に多い悩み・不安と対処法5選
- 募集時の内容と実際の勤務内容が違う
- 研修がないので慣れるまで大変
- 手当がつかず収入が下がりストレス
- 周りと打ち解けられず環境に合わない
- 転職をもう一度すべきか悩む
転職前の看護師に多い悩み・不安と対処法10選
転職前に看護師が抱える悩みや不安と、その対処法をご紹介していきます。
いずれも、多くの看護師が抱える悩みや不安なので、転職を検討する際の参考にしてみてください。
転職前に看護師が抱える悩み・不安
それぞれの悩みや不安の対処法も紹介します。
本当に転職をするべき?という迷い
転職を考える時、「そもそも転職した方がいいのだろうか」という悩みが生まれやすいです。
それは、現場に対する不満が漠然としており、転職を判断する材料が曖昧だからです。
「現状維持」か「転職」、どうすればいいのかわからない日々が続くのはつらいはず。
転職すべきか判断するためには、不安や不満を具体的に紙に書き出して、見えるようにするのがおすすめです。
対処法:現状の不満を明確にしよう
「転職するべきか否か?」という悩みに対しては、現状の不満を明確にすることが一番です。
不満を明確にすることで、転職で解決できるかどうかを判断できます。
具体化した悩み | 解決方法の例 |
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夜勤がしんどい |
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給料が少ないことが不満 |
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家庭と仕事の両立が大変 |
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プリセプターが怖くて職場に行くのが辛い |
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上記のように「悩み」を書き出したら、解決策も考えていきましょう。
自分の悩みが「転職で解決する悩み」かどうかはっきりして、迷いがなくなるはずです。
自分に合った職場の選び方がわからない
自分に合う職場のイメージが湧かない、という悩みも多いです。
たくさんの職場を経験していない限り、働く前に「向き不向き」や「病院との相性が良い悪い」は想像しにくいです。
そのため、どんな病院が良いか判断できず、「今のままでいいかも…」と思ってしまうのです。
対処法:理想とする職場像を考えよう!
転職したいけど、自分に合った職場のイメージがわかない時は、自分の理想とする職場像を明確にしてみましょう。
理想を明確化することで、転職先を探す際の基準とすることができます。
また、理想通りの転職ができると、入職後のミスマッチも起こりにくいでしょう。
理想の職場の例
- 人間関係が良い職場
- 勉強会が多く向上心のある職場
- 患者さん主体で看護できる職場(リハビリ病院・介護施設など)
理想とする職場像を考えると、自分に合う職場をはっきり決められます。
また、以下の「職場診断」では、自分でも気づかなかった「理想の職場」が見つかる可能性もあるので、ぜひ活用してみて下さい。
周りに転職している人がいないので勇気が出ない
看護師の離職率は高いと言われていますが、身近に経験者がいないと不安に感じることもあります。
周りに転職した人がいないと「自分だけのわがまま」と感じてしまい、転職をためらうケースも。
しかし、転職する人を待っていては、いつまでたっても転職すべきか判断できません。
対処法①:3年を基準に転職するか決める
病院に勤めて3年を基準に、転職すべきか判断する看護師は多いです。
病院に勤めて3年未満の場合「今の病院で学べることがたくさんある」という人もいるでしょう。
その場合、技術がしっかり身についてから転職を考えても遅くないです。
一方で、3年以上今の職場で働いている人は、看護の技術が一通り身に付いているため転職をしても問題ありません。
ただ、3年未満でも体調不良や職場のいじめなど、「もう辛すぎて無理」ということがあれば、すぐにでも辞めて転職する選択肢も候補に入れましょう。
監修者
「転職するのは逃げ?」と迷っている場合には、「転職する明確な目的があるか」自問してみましょう。
「人間関係が良好な職場で、本来やりたかった看護に集中したい」「他の分野で経験を積みたい」などの明確な理由があれば、転職は逃げではありません。
対処法②:実際に転職した人の話を聞く
自分の周りに転職経験者がいないだけで、転職経験のある看護師はたくさんいます。
インターネット掲示板には、同じような悩みを抱えている人の書き込みが掲載されている場合もあります。
「看護roo!」では、「お悩み掲示板」を利用して悩み相談することができます。
- (引用元
- お悩み掲示板|看護roo!)
自分でもトピックを投稿したり、すでにあるトピックの検索などができるので、同世代の看護師の転職体験を調べることも可能です。
例えば「転職活動をした人の経験談を聞かせてください」とトピックを作れば、経験者たちが自身の体験談を書き込んでくれるはずです。
「経験者の話を聞かないと不安」という人は、インターネットの掲示板で転職経験者の話を聞いてみましょう。
今の職場に馴染めない
今の職場に自分が馴染めていない気がして、悩む人もいます。
職場は毎日のように通う場所なので、周りから浮いてしまっている状況だと、苦痛に感じてしまいます。
対処法:無理に馴染もうとしなくて大丈夫
仕事を1つ1つ確実に取り組んでいれば、 人間関係は徐々に築かれていきますので、無理に馴染もうとしなくて大丈夫です。
馴染もうと頑張りすぎず、「少し話しかけてみようかな」くらいの気持ちで接してみましょう。
ただし、自分一人では解決できないほど人間関係が悪化している職場であれば、馴染むことは困難です。
人間関係を改善できる見込みがない職場であれば、上司と相談して異動をするか、転職という選択肢を視野に入れるのも良いでしょう。
スキルアップができない
スキルアップできない職場にいるために、「この先も看護師として働いていけるのか」と心配になる方もいます。
せっかく頑張って勉強をして看護師になったのなら、少しでもスキルを高めたいと思うのは当然です。
職場によっては、同じ作業ばかりでスキルが磨けないことも珍しくありません。
スキルアップしたいのにできない職場では、看護師の仕事自体が嫌になってしまいます。
対処法:磨きたいスキルを明確にする
現職でスキルアップができないなら、どんなスキルを磨きたいのか明確にして、現職で本当にスキルアップできないのか検討しましょう。
次に、今の病院でスキルアップできないなら、転職を検討していきます。
転職を検討する際の例
- 患者に寄り添った看護スキルを磨きたい
⇒ 今の病院は回転率が早いので、患者さんの長期的な観察・管理のスキルは磨けない
⇒ 慢性疾患を多く扱う病院や介護施設に転職しよう - いずれ介護サービスもコーディネートできる看護師になりたい
⇒ 今の病院は介護支援にも力を入れている
⇒ 現職でケアマネージャーの取得を目指す
まずは、今の職場で希望するスキルアップができるかを見極めましょう。
夜勤勤務がストレス
夜勤が辛く、ストレスに感じている看護師は多いです。
日勤と夜勤が交互に繰り返されるために、休みの日もなかなか疲れが取れないという方も。
夜勤なしの職場に勤務することで、気持ちが楽になったという声もSNSには挙がっています。
ただし、夜勤手当がなくなる分給料が下がる可能性があるので、ほしい給料の額と夜勤によるストレスとを比較して判断してください。
対処法:日勤だけの職場に移ることを検討してみる
日勤だけの職場に転職すると、夜勤から解放されます。
夜勤がなくなると、手当が減って給料が少なくなる可能性がありますが、生活にゆとりは生まれます。
夜勤のない職場で、給料などの待遇面が納得できる求人を探しましょう。
監修者
ちなみに米国では、日勤専従か夜勤専従のどちらかがほとんど。日本のように日勤と夜勤を交互に繰り返す、過酷な働き方をしてくれる看護師がいないからです。
日勤と夜勤を交互に繰り返す働き方がツライと感じるのはある意味当然のこと。
夜勤が負担であれば、日勤だけの職場への転職を積極的に考えましょう。
結婚したのに家族と過ごせずつらい
「仕事ばかりで家族とゆっくり過ごせていないな…」と感じる方もいるでしょう。
看護師は病院によっては激務なため、定時帰りは無理なことも多いです。
まずは、上司に相談し、残業が少ない診療科などへの異動を検討してみましょう。
異動先がなかったり困難な場合には、次項を参考に、転職を検討してみてください。
対処法:定時で帰れる職場への転職を検討してみる
定時で帰れる職場に転職すると、家族と過ごす時間が増やせます。
日勤のみの看護師の職場は、以下のようにたくさんあります。
例:日勤のみ・定時で帰りやすい職場
- クリニック・診療所
- 訪問看護ステーション
- 介護施設
- 健診センター
- 外来のみの病院
- 保育施設
上記の職場は、比較的残業が少ないので、家族との時間を確保したい看護師におすすめです。
医療事故が怖い
看護師は命を扱う仕事です。
そのため、医療事故を不安に感じてストレスになっているケースもあります。
医療事故を起こさないようにしていても、「起こったらどうしよう」という気持ちが消えるわけではありません。
対処法①:医療事故を減らすために周りと連携する
医療事故は、コミュニケーション不足が原因で起こるケースが多くあります。
そのため、医療事故を防ぐために、細かなことでも周りのスタッフと情報共有してください。
自分だけで抱え込むのではなく、コミュニケーションをとって周りのスタッフと不安などを分け合いましょう。
どうしても医療事故が怖いのであれば、地域の小さなクリニックへの転職がおすすめです。
生命を扱う重大な患者さんと接する機会が減るので、自分の負担が少し減ります。
監修者
医療事故には、労働環境、人員の配置、医療機器のメンテナンスなど、ざまざまな要因が関係するため、個人の努力だけでは防ぎきれません。
施設単位で医療事故防止に取り組んでいる職場を選ぶことも大切です。
対処法②:看護師以外の仕事も検討してみる
看護師以外の仕事に就く方法もあります。
治療に関わらない、看護師資格を活かせる仕事は他にもあります。
例えば美容整形クリニックや、フィールドナース 、治験コーディネータなどです。
転職先は必ずしも病院だけとは限らないので、看護師自体が辛い人は病院以外の職場を検討しましょう。
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監修者
看護師として働いてみた上で「自分には合わなかった」という場合に罪悪感を感じる必要はありません。
看護師として学んだ医療知識やコミュニケーションスキルを必要とする仕事は世の中にはたくさんあるからです。
他職種で「自分の強み」をもっと発揮できそうであれば、転職を考えるのもアリです。
患者を裏切るようで転職できない
長い間看護していた患者さんがいる場合、患者さんを見捨てるように感じてしまい、転職できない人もいます。
患者さんを大切にできているということなので、悪いことではありません。
しかし、看護師という仕事は人と関わるものなので、別れがあるのは仕方ないと割り切る必要もあります。
対処法:誠意を表現するために、引き継ぎと挨拶をていねいに行う
自分以外のスタッフにしっかりと引き継ぎ、患者さんに挨拶をすることで誠意を表わすことができます。
気にかけている患者さんがいるのなら、残るスタッフに引き継ぎをしたうえで患者さんに挨拶をしましょう。
その際、退職日に挨拶をするのではなく、 退職願を出した頃から徐々にその話をしていくと患者さんとしても心の準備ができます。
ただし、病院によっては「退職することを患者さんに伝えない」というルールがあったり、「退職を知った患者さんが不安定になる」ケースがあったりします。
あなたの職場環境に合わせて、患者さんへ挨拶するタイミングを検討するとよいでしょう。
監修者
転職の理由を明確に説明できれば、長い付き合いの患者さんも納得してくれるはず。
「看護師としてもっと〇〇を磨いていきたいので」などを説明し、お礼を言いましょう。「これからも頑張ってね」と温かく見送ってくれる方がほとんどです。
人が少ないから退職して良いか悩む
人手不足でバタバタしている状況の中、自分も辞めるとは言い出しにくいものです。
自分が辞めることでさらに人手が不足するので、転職することをためらってしまうでしょう。
しかし、人手不足なのはあなたのせいではありません。
人手不足は病院側の責任なので、やめるための手続きさえしっかり取れば気にせず転職して大丈夫です。
対処法:やめる手続きをしっかりと取ろう!
職場をやめる手続きさえしっかり取れば、人手不足でも問題なくやめられます。
上司に転職することを伝え、退職までのスケジュールを組んでもらいましょう。
最悪、退職届は辞める予定の2週間以上前に送れば、法律的には問題ありません。
また、中にはパワハラや職場内のいじめで悩んでいるものの、人数が少ないことを理由にして、転職を引き止められてる人もいると思います。
辞められない場合は、「退職代行サービス」を利用して、辞める手続きをサポートしてもらう方法もあります。
辞めづらいなら退職代行を利用する
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- 退職代行ガーディアン)
退職の希望を伝えたにも関わらず受け入れてもらえなかった場合、「退職代行」をしてくれるサイトを利用する手もあります。
「退職代行ガーディアン」は、退職の手続きをすべて代行してくれるサービスです。
「もう職場には行きたくない…」「上司・同僚と顔を合わせたくない…」など、退職理由はどんな内容でも構いません。
サービスに申し込んだ時点で、退職の手続きを全て代わりに行ってくれるので、職場に一切出向かずに辞めることができます。
退職できずに悩んでいるならば、ぜひ気軽に活用してみてください。
退職代行ガーディアン|基本情報
運営組合 | 東京労働経済組合 |
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- (最終更新:23年9月時点)
転職後の看護師に多い悩み・不安と対処法5選
転職後に看護師が抱える悩み・不安と、その対処法をご紹介します。
転職後に後悔しないために、チェックしておきましょう。
転職後に看護師が抱える悩みと対処法
募集時の内容と実際の勤務内容が違う
転職後によくあるケースが、 募集時の内容と実際の勤務内容が違うというものです。
実際の勤務内容が違う例
- 日勤のみと聞いていたのに、たまに夜勤をしなければならない
- 募集時の休日日数ほど休日が取得できない
- 希望していた診療科と配属された診療科が違った
このような転職前後でのギャップは、看護師という仕事に限らずどの職業でも存在するものです。
対処法:譲れない条件は事前に確認しよう
働き方や給与体系などの条件は、募集要項を見るだけではなく採用担当者に直接確認しましょう。
また、入職前に雇用契約書を確認することも大切です。
募集要項には、たくさんの人に応募してもらうために条件が良く書かれていることがほとんどです。
必ずしも募集要項の条件で勤務できるとは限りませんので、採用前(面接のときなど)に譲れない条件については詳しく聞いておいてください。
もし「直接採用担当者には聞きづらい…」と感じている場合は、転職サイトの担当者に聞いてみましょう。
転職サイトに登録していない場合は、サポートが手厚く、面接対策や条件交渉に定評がある「看護roo!」がおすすめです。
研修がないので慣れるまで大変
看護師経験があることで、きちんとした研修を受けられないこともあります。
以前の職場とまったく同じ業務だけなら問題ないのですが、他の業務も行うケースがほとんどです。
研修が受けられないまま業務に取り組むと、大きなミスに繋がりかねません。
対処法:できないことはハッキリと伝えよう
できないことはできないとハッキリ伝えて、上司や他のスタッフに教えてもらいましょう。
看護師の仕事は、一つのミスが患者さんの命に関わります。
研修がなかったことは自分に責任があるわけではないので、分からないことは教えてもらえるように、積極的に質問してください。
手当がつかず収入が下がりストレス
夜勤や残業による手当がついていた看護師が、日勤のみの職場に転職したことで収入が減少し、ストレスを感じることもあります。
収入が減少しても、夜勤や残業のストレスから解放されたいのか、転職前に十分に検討することが大切です。
対処法:収入については、面接で詳しく聞いておこう
収入については、昇給の条件や手当など、詳しい給与体系を面接で確認してください。
転職後の実際の給与を把握し、給与が減少しても転職すべきなのかを十分に検討して判断しましょう。
ただし「給料について言い出しにくい」という人もいるでしょう。
確認しづらい場合は、転職サイトを利用してアドバイザーに確認してもらうのがおすすめです。
給与アップの交渉もしてもらえるので、転職後に給与で悩むことを防げるでしょう。
周りと打ち解けられず環境に合わない
転職先の人間関係ができあがっていて、スタッフの輪に入れないという人もいます。
転職者に対して冷たい職場も少なからず存在するので、疎外感を感じるかもしれません。
ただ、転職したての時は、職場の人もあなたに遠慮している可能性があります。
対処法:転職したてのころから積極的に人と会話しよう
転職した初日から、積極的に周りのスタッフと会話をするのがおすすめです。
多くの場合、最初に挨拶の時間や歓迎会を設けてもらえるので、その機会も大切にしましょう。
転職してから1年後に馴染もうと思っても、なかなか難しいです。
最初のうちは周りも気を使って声をかけてくれることが多いので、自分から話が振れるように用意しておきましょう。
使える話題例
- 出身地はどこですか?
- 好きな食べ物の話
- 好きな趣味の話
- テレビやドラマの話 など
ただし、仕事中に会話をするのが嫌いなスタッフもいるので、気をつけてください。
また、会話が苦手な方は、聞き役に徹するのもおすすめです。
転職をもう一度すべきか悩む
何度も転職を繰り返す人は、転職先を十分に検討していないケースが多いです。
情報収集せず安易に転職先を決めてしまうと、希望する条件が満たせず、転職を繰り返す事になります。
短期間で何度も転職を繰り返すのは印象が悪いので、十分に検討してから転職するようにしましょう。
対処法:長く勤められる職場を慎重に探す
まずは、転職先の職場にどのようなことを求めるのか、条件を明らかにしましょう。
明らかにした条件をもとに、転職先の情報収集を行って、希望する条件に合った職場を見つけることが大切です。
「悩みを解消したい看護師が転職に失敗しないための4つのコツ」にて、転職先を見つけるコツをご紹介しているので参考にしてください。
「転職したい…」看護師が抱える悩みランキング
転職したいと考える看護師は、どのような悩みや不安を抱えているかを解説します。
以下は、転職サイト「看護roo!」に掲載されていた、看護師の悩みランキングです。
看護師が抱える悩みトップ5
- 同僚・上司との人間関係
- 仕事の責任が大きいこと
- 仕事の量が多いこと
- お給料が少ないこと
- ワークライフバランスがとれない
- (引用元
- 看護師の本音アンケート|看護roo!)
看護師が抱える悩みの上位は、職場の人間関係や仕事に対するものです。
看護師の仕事は、人の命に関わるためストレスが大きく、人間関係がギスギスしがちです。
そのため、人間関係や仕事の責任の大きさが、看護師が抱える悩みの上位に入っています。
また、シフト制での勤務や残業が多いことでワークライフバランスが取れないことも、多くの看護師が抱える悩みです。
悩みの多くは転職することで解決する可能性がある
現在の職場に対しての不満は、転職することで解決する可能性があります。
職場を変えると、待遇や人間関係が今よりよくなる場合があるからです。
経験したことがない人にとっては、転職活動は大変なことに思えますよね。
しかし、転職するか悩んで行動を起こせないまま、辛い思いを我慢し続ける必要はありません。
まずは、自分がなぜ転職したいのかを見つめ直し、転職することで悩みを解決できるなら、転職活動をスタートさせましょう。
悩みを解消したい看護師が転職に失敗しないための4つのコツ
現職の悩みを解消するために「どこでもいいから早く転職したい」と考えていると、条件に合わない職場に転職してしまう可能性が高いです。
転職には、多大な時間や労力が必要なので、失敗だけは避けたいものです。
転職に失敗しないためには、以下の4つのコツを押さえて転職活動を進めてください。
転職に失敗しないためのコツ
それぞれのコツを、以下で詳しく解説していきます。
労働条件は十分に確認する
転職後に後悔しないためにも、労働条件の内容は十分に確認するようにしましょう。
特に給与の支払い条件については、以下のような点で職場によって違う場合があります。
給与の支払い条件
- 提示されている給与金額は「基本給のみ」か「手当ても含む」か
- 「ボーナス6ヶ月分」だが基本給が低い
- 昇給の条件は明確か
実際に働き始めたら、「聞いていた金額と違う…」ということも起こりかねません。
長く働くために、労働条件については事前に確認し、納得したうえで転職しましょう。
監修者
求人に掲載されている「給与額」と「実際の手取り額」には差があります。
「基本給」や「手当」をもとに、手取り額を見積もっておくと、「給料が上がると思って転職したのに、手取りは変わらなかった」といった後悔が防げるでしょう。
職場見学を申し出る
転職先に希望を出せば、職場見学を受け入れてくれる職場もたくさんあります。
希望の求人が見つかったら、可能な限り職場見学することがおすすめです。
なぜなら、求人情報では得られない職場の雰囲気や、スタッフの関係性などを見ることができるからです。
自分に合う職場の雰囲気や良好な人間関係などは、転職先で長く働くために大切なポイント。
求人情報だけでなく、職場の雰囲気や環境を実際に見て、転職先を判断するようにしましょう。
口コミサイトで情報収集しておく
口コミサイトも、職場の雰囲気を把握するために活用してほしいツールです。
看護師専門の口コミサイト「ナスコミ」などを活用して、実際に働く看護師の口コミも参考にしてください。
- (引用元
- ナスコミ)
ナスコミは、現場で働く看護師のリアルな口コミを知ることができるサイトです。
同じ病院・施設でも、部署によって看護師メンバーの雰囲気が異なることもあるので、転職する前に職場の雰囲気を調べておことをおすすめします。
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転職サイトを併用する
転職に失敗しないために、転職サイトを併用して転職活動するのがおすすめです。
複数の転職サイトを併用することで、多くの求人情報が得られたり、複数の担当者からアドバイスがもらえるからです。
ただし、あまり多くのサイトを併用すると、担当者と密な連絡をとることが難しくなります。
転職サイトを併用するなら、2〜3社程度がおすすめです。
次に、おすすめの看護師転職サイト3選と失敗しない選び方をご紹介しているので、参考にしてください。
おすすめの看護師転職サイト3選
看護師がもつ転職前後の悩みは、1人だと対処法がわからず、更に悩んでしまうこともあります。
看護師転職サイトならば、あなた専任のアドバイザーが、給与交渉、病院見学交渉など、転職のあらゆるサポートをしてくれます。
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- (引用
- 看護roo!)
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『看護roo!』は、看護師転職ではお決まりと言えるほど人気の看護師転職サイトです。
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※雇用形態/勤務形態/職種別 2023年12月1日時点
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求人数とサポートの丁寧さを総合的に判断するならば、看護roo!への登録は外せないと言えるでしょう。
なお、看護rooは登録者限定に「転職ガイドブック」を配布しています。転職者に寄り添った配慮がある点も、看護roo!をおすすめできる理由の一つです。
看護師の転職には欠かせないサイトですので、優先的に登録しておくことをおすすめします。
看護roo!|基本情報
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公開求人数 | 約55,000件 |
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(最終更新:24年4月時点|公開求人数は「常勤のみ」の件数です)
職場のリアルな情報がわかる『レバウェル看護(旧:看護のお仕事)』
レバウェル看護の特徴
- 公開求人数トップクラス
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『レバウェル看護(旧:看護のお仕事)』は、業界トップクラスの求人数を保有する看護師転職サイトです。
レバウェル看護では年間4,000回以上の職場訪問を行なっており、病院や施設ごとの「医療方針」や「職場の雰囲気」などを詳しくヒアリングしています。
求人ページを確認すると、求人ごとのおすすめポイントや、実際に働くスタッフの声などが紹介されているため、応募前にイメージを膨らませやすいのが魅力的です。
求人ページだけでは分からない内容があれば、キャリアアドバイザーが丁寧に情報提供してくれるので、応募先をなかなか決められない人にもおすすめのサービスです。
少しでも多くの求人を見たい人や、職場の雰囲気を事前に詳しく知りたい人は、ぜひレバウェル看護も活用してみてください。
レバウェル看護 (旧:看護のお仕事)|基本情報
運営会社 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
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公開求人数 | 約87,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
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(最終更新:24年4月時点|公開求人数は「常勤のみ」の件数です)
求人数が多く職場情報も確認できる『ナース人材バンク』
- (引用
- ナース人材バンク)
ナース人材バンクの特徴
- 看護師登録者数No.1※株式会社エス・エム・エス調べ
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『ナース人材バンク』は、年間10万人以上の看護師が利用している「看護師登録者数No.1」の人気転職サイトです。
2005年から運営されている老舗の転職サイトであり、医療機関との繋がりが強く、非公開求人も含めて全国幅広くの求人を保有しています。
また、各都道府県ごとに担当のキャリアアドバイザーが在籍しており、職場の雰囲気なども詳細に教えてもらえるのが魅力的です。
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看護師の転職活動の手順や進め方
ここでは、看護師が転職活動を進める際の手順や進め方をご紹介していきます。
短い期間で転職先を決めてしまうと、転職先を十分に検討する時間や現職の引き継ぎにも時間が取れません。
円満退職するには、以下のように3ヶ月程度を目安にスケジュールを組むのがおすすめです。
それぞれ転職活動の手順と進め方を詳しく解説していきます。
【3ヶ月前】求人を探す
転職予定の3ヶ月前から求人を探し始めましょう。
仕事をしながらスムーズに転職活動を進めるには、転職サイトを利用して自分にあった求人を紹介してもらうもらうのがおすすめです。
なお、各求人サイトでは、一般に公開されていない独自の非公開求人を扱っています。
そのため、転職サイトを複数利用することで多くの求人情報が得られます。
【2ヶ月前】選考・内定
希望する条件に合った求人が見つかったら、書類選考や面接の準備を始めます。
転職サイトを利用すると、担当のアドバイザーが応募書類を添削してくれたり、模擬面接を実施してくれたりします。
面接官がどんな人柄なのか、外部からはわからない情報を提供してくれる場合もあります。
転職成功の確率を上げるためにも、転職サイトを有効に活用して選考対策をしてください。
【1ヶ月前】退職の意思表示と引き継ぎ
退職の1ヶ月前には、現職で意思表示をし、準備を始めましょう。
看護師を補充したり、業務の引き継ぎに時間を確保したりする必要があるからです。
現職に迷惑をかけることなく退職するためにも、早めに退職の意思を示し、業務が滞らないように配慮しましょう。
ただし、病院によっては退職を申し出る時期が就業規則で決められている場合もあります。
就業規則に反すると、スムーズに退職できない可能性があるため、就業規則を確認してから退職の意思を伝えましょう。
転職して悩みを解消するなら準備が大切!
転職して悩みを解消するなら、転職に向けて しっかりと準備をしておきましょう。
思いつきで転職先を見つけても、自分の希望する条件を満たしてくれることは難しいと言えます。
せっかく転職したのに、後悔してまた転職したくなっては意味がありません。
転職先に何を求めるのかはっきりさせ、履歴書や面接対策など入念な準備が必要です。
看護師の転職は一朝一夕では成功させることができないので、先を見据えて準備を進めていきましょう。
まとめ
転職に対して、悩みや不安を抱えている看護師は多くいます。
まずは、自分がどんな悩みや不安を抱えているのか、紙に書き出して見えるようにしてみましょう。
そして、悩みを転職することで解決できるなら、転職に失敗しないように以下のコツを押さえて転職活動してみてください。
転職に失敗しないためのコツ
- 労働条件は十分に確認する
- 職場見学を申し出る
- 口コミサイトで情報収集しておく
- 転職サイトを併用する
また、悩みは人に相談することで解決策が思いつくこともあります。
以下のおすすめの転職サイトを利用して、転職のサポートを受けてみるのもオススメです。
【おすすめ看護師転職サイト3選】 | ||
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転職サイト名 | 公開求人数 | 対応エリア |
看護roo! | ◎ 約5.4万件 | ◎ 全国 |
レバウェル看護(旧:看護のお仕事) | ◎ 約8.6万件 | ◎ 全国 |
ナース人材バンク | ◎ 約3.6万件 | ◎ 全国 |
(※最終更新:2024年1月|公開求人数は「常勤のみ」の件数です)
今抱えている悩みを解決するために、本記事が参考となり、納得のいく転職活動ができるよう応援しています。
監修者
転職するか迷っているときには、「そもそもなぜ転職したいと思ったか」を紙に書き出してみましょう。
転職の目的がはっきりすれば、転職へのハードルはグンと低くなるはずです。
新人看護師だけど今の職場が辛い…転職しようかな…