新人看護師でも転職できる?1年目・第二新卒でも転職に成功するコツ
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「1年目の新人看護師だけど、転職はできる?」と悩んでいませんか?
結論から言うと、1年働いた経験があるなら転職は十分可能です。
看護師は人手不足ため転職しやすいですし、1年目であれば第二新卒枠での転職もできます。
とはいえ、何も考えずに仕事を辞めてしまうと後悔する可能性が高いです。
そこで、本記事では新人看護師の転職市場や成功しやすい時期、成功のポイントまで徹底解説します。
「辞めたいけど、不安で動けない」という方はぜひ参考にしてください。
看護roo! | レバウェル看護 (旧:看護のお仕事) | ナース人材バンク |
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バイリンガル看護師
監修者ダシルヴァ石田牧子さん
ダシルヴァ石田牧子(だしるゔぁいしだまきこ)は、米国と日本で免許を持つバイリンガル看護師。また、外国人診療の看護師、医療英語の大学教員、精神保健分野の研究員など、さまざま分野での勤務経験がある。2021年にフリーランス・ナースとして独立し、コンサルティング、ライティング、講師、医療翻訳などの仕事に従事。順天堂大学医学部および順天堂大学の国際教養学部で医療コミュニケーション分野のゲスト講師を務める。看護師として「子育てしながら在宅でパラレルキャリアを積む」ことに挑戦中の2児のママ。
ダシルヴァ石田牧子(だしるゔぁいしだまきこ)は、『Medical Explorer』『Medical World Walkabout / 医療の世界を見渡そう』の著者でもある。
▼書籍一覧
ダシルヴァ石田牧子さんの著書一覧株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
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- 新人看護師が押さえておきたい転職成功のコツ
- コツ1.転職先がないまま退職しない
- コツ2.現状を打破できないなら早めに転職活動を始める
- コツ3.看護師以外の選択肢も知っておく
- コツ4.教育環境が整っているかを事前に確認する
- コツ5.人間関係の問題を解消するためのポイントを押さえる
- コツ6.口コミサイトなどを利用して職場環境を見極める
- コツ7.面接対策は万全に行う
- コツ8.転職サイトを利用して効率的に進める
【結論】新人看護師でも転職できる!
新人看護師でも、転職は成功できます。
なぜなら、看護師は転職市場で需要が高く、新人看護師を募集する求人は多いからです。
実際に、2020年度1月の有効求人倍率(求職者一人あたりの求人の割合)は「2.16倍」であり、看護師の求人が多いと分かります。(参考:医療・福祉職に関する求人数,看護師の有効求人倍率|e-Stat)
また、新卒のおよそ13人に1人は1年以内に離職し、転職を経験している人も多いため、新人看護師の転職は難しくないと言えるでしょう。(参考:日本看護協会|2020年 病院看護実態調査 報告書)
新卒3年以内であれば、「第二新卒(新卒3年未満の求職者)」としても転職できるため、需要は高いです。
「第二新卒」の募集枠を探すコツ
「第二新卒」の募集枠を探すコツは以下の2点です。
「第二新卒」の募集枠を探すコツ
- 「第二新卒歓迎」の求人を探す
- 転職サイトを利用する
まず、「第二新卒歓迎」と求人情報に記載されていれば、積極的に応募してみましょう。
ただし、研修制度や環境が整っていることも重要になるので、自分で見極める必要があります。
研修充実の求人を探すには「転職サイト」の利用がおすすめ
転職サイトとは、転職先の職場環境に詳しいアドバイザーが、あなたに合った転職先を紹介してくれるサービスです。
大手看護師転職サイトの「看護roo!」や「レバウェル看護」であれば、「研修充実」という条件で探すことができます。
また、キャリアアドバイザーは求人先の内部事情に詳しいため、「職場の人間関係」「残業の多さ」など、求人票を見ただけでは分からない情報も教えてもらえます。
第二新卒の募集枠があり、環境が整った転職先を見つけるためにも、転職サイトは積極的に利用したいサービスです。
新人看護師の転職におすすめの時期は?
新人看護師さんの中には、転職を考え始めたら「すぐ辞めよう!」と思う方もいるでしょう。
しかし、転職には有利な時期があるため、ポイントをおさえて転職活動を始めるのがおすすめです。
新人看護師の転職におすすめの時期
ここからは、新人看護師が転職するのに良い時期とその理由を解説します。
求人数の多い年度末がおすすめ
新人看護師の転職は、求人倍率(求職者1人につき何件の求人があるかを示すもの)が高く、求人数の多い時期を選ぶと成功しやすいです。
1年を通して最もおすすめの時期は、求人倍率、求人数が最も多い3月末(年度末)です。
【求人数と求人倍率の年間推移(2020年度)】
- (引用元
- 医療・福祉職に関する求人数,看護師の有効求人倍率|e-Stat)
新人看護師が年度末に転職するメリットは、他にもあります。
【新人看護師が年度末に転職するメリット】
- 第二新卒は、新卒と一緒に研修を受けることが多いため、4月入職の第二新卒求人は多い
- 年度末に転職活動を始めれば、4月入職の求人に応募できる
- 3月末に退職すると、経験年数1年とカウントできるため、今後のキャリアにもプラスになる
上記の理由から、年度末での転職活動がおすすめです。
看護師1年目未満の転職は慎重に
経験年数1年未満の看護師さんが転職を検討する場合は、慎重に検討する必要があります。
慎重に検討すべき理由は、主に以下の3つです。
1年未満の看護師が転職を慎重にすべき理由
- 技術不足で転職先が限られる
- 転職先で新卒と同じ扱いを受ける
- 転職グセが付いてしまう
体調不良やパワハラなど、やむを得ない理由でない場合は、冷静に退職時期を検討しましょう。
「丸1年頑張れた」と自信を持つためにも、3月末退職に合わせて転職するのがおすすめです。
ボーナス後を狙おう!
新人看護師は、まだ働き始めたばかりで金銭面に余裕がない人も多いでしょう。
そのため、7月や12月のボーナス後に合わせて、退職できるよう転職するのがおすすめです。
ボーナス後に合わせて退職すれば、引っ越し費用や生活費にゆとりがでます。
また、転職活動を行う際は、内定を貰うまで仕事を辞めないことも重要です。
転職先が決まる前に辞めてしまうと、生活にゆとりを持てず転職に焦ってしまいます。
生活の見通しを立て、余裕を持って転職できる時期を検討してみてください。
新人看護師が辞めたいと思う理由
新人看護師が転職したいと思うのは、珍しい話ではありません。
勤務を始めて1年未満でも、さまざまな理由から「辞めたい」と考える看護師が多いです。
転職サイト「ナース人材バンク」では、以下のような退職理由ランキングが公表されていました。
- (引用元
- 本音vs建前★ナースの退職理由|ナース人材バンク)
辞めたいと思う理由は、「人間関係」がダントツの1位です。
その他にも、「労働環境への不満」や「給与への不満」など、誰しも考えたことのある退職理由が多く見受けられます。
ここからは、ランキング上位の転職・退職理由について解説します。
看護師の転職・退職理由
理由1.職場の人間関係が悪い
新人看護師が抱える一番の問題は、職場の人間関係です。
人間関係に対するストレスがなく、看護の仕事に集中できる環境が理想ですが、現実にはなかなか難しいでしょう。
「看護の仕事は好きだけど、人間関係や職場環境がイヤだ…」という場合は、他の科への異動希望を出してみるなど、辞める以外の選択肢もあります。
ただし、心身がボロボロになるほど人間関係に悩んでいるのなら、一旦休職して心と体を休めることをおすすめします。
気持ちが落ち着いた頃に、異動希望を出したり、転職活動を始めてみるのも良いでしょう。
理由2.業務が予想以上にハード
業務が予想以上にハードであるなど、労働環境の悪さを嘆く看護師も非常に多いです。
看護師として働くと決めた以上、ある程度の大変さは予想していたことと思います。
しかし、予想以上に看護師の業務はハードだったという声は少なくありません。
残業が多いうえに、休みも少なく、毎日緊張感に包まれて働いていれば、疲れやストレスを抱えるのも当然です。
病棟の異動を希望したり、労働環境の良い転職先を探すという選択肢もあります。
監修者
医療従事者は、急変などの対応で残業せざるを得ない場合もあります。
ただ、「サービス残業が当たり前」を良しとする風潮のある職場は、健全とは言えません。
そのような職場環境を、個人の努力だけで解決するのは難しいため、残業が辛い場合には転職を検討してみましょう。
理由3.給与・待遇への不満
看護師の仕事は、激務にも関わらず「給与が低い…」という不満から、辞めたくなる人も多いです。
給料が低い上に働く環境が悪いと、不満は溜まりますよね。
「もっと環境の良い職場で働きたい!」「給料アップしたい!」という方は、どんな待遇の求人があるのか、一度求人情報をチェックしてみてください。
今の職場より待遇が良く、働きやすい転職先を見つけられるかもしれません。
理由4.仕事に不安を感じる・独り立ちできない
上司から何度も怒られたりするうちに、「自分は看護師に向いていない」と思い込んではいませんか?
実際に「仕事に対して不安がある」「いつまでも独り立ちできない」と感じる看護師は多いです。
また、このような悩みは、新人である1年目だけでなく、2年目にも3年目にもあり得る悩みです。
自分の仕事が認められないと、「看護師に向いてないんじゃないか?」「一人前の看護師になれない」という考えになりがちです。
仕事への不安を押し殺して働いていると、いつかは破綻する可能性もあります。
無理をし続けた結果、心身を壊してしまったという看護師も…。
働く環境を変えることで「前向きに看護師という仕事に取り組めた」という方も多いです。
仕事に対して、前向きに取り組む気持ちを取り戻すために、転職も一つの手段としてとらえてみて下さい。
監修者
看護師になりたての数年間は、わからないことやミスが多く「看護師に向いていないかも」と悩むことはよくあります。
そんな時は、同期や信頼できる先輩に相談してみると、「辛いのは自分だけじゃないんだ」と気が楽になるかもしれません。
ただ、「看護師を辞めたい」と思うほど辛いのであれば、転職を検討するのも良いと思います。
【結論】辞める=逃げではない
新人看護師が転職を考える時、「辞めるなんて逃げることになるんじゃ…」と思い、我慢して仕事を続ける人もいます。
しかし、それは間違いです。
実際、ナースのつぶやきが集まる「看護roo!」では、「もっと早く辞めれば良かった」「辛いなら辞めた方が良い」という意見が見られました。
匿名
長年悩んだ挙句に辞めた人たちは「もっと早くに辞めればよかった」ってみんな言います。
私も見切りつけるなら早いほうがいいと思います。確かに技術がまだ身についていなかったりとか、これからの不安もあると思いますが、そういうのは後から何とかなるものだと思います。
いつまでも自分に合わない場所で自分を押し殺し続けるのはなんか違うと思います。
自分にあった場所が見つかるといいですね。(引用:看護roo!)
匿名
辞める=逃げ
ではないです。
そういう古臭い概念に縛られてるから精神病んでうつとかになっちゃうんですよ。馬鹿馬鹿しい。
そんなんで人生ぼうに振るくらいなら辞めた方がいいです。(引用:看護roo!)
経歴に傷が付くことや転職が難しくなることを恐れ、我慢し続けて精神的にまいってしまう新人看護師も少なくありません。
しかし、一番大切なのはあなた自身です。
明るく前向きに看護の仕事をするためにも、無理せず辞めるという決断が必要な場合もあります。
監修者
転職して「こういう働き方がしたい」「こんな看護がしたい」など目的がはっきりしているのであれば、それは「逃げ」ではありません。
自分では解決できない人間関係や、過酷な業務に悩んでいるなら、転職して新たなスタートを切るのはポジティブな選択肢の一つです。
新人看護師が転職するメリット・デメリット
新人での転職は、メリットばかりではありません。
デメリットも踏まえて、転職するかどうかを検討しましょう。
デメリット |
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メリット |
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新人のうちに転職する際の一番のデメリットが、面接の時に「うちでもすぐに辞めるのでは?」と思われがちなことです。
すぐに辞めると思われないためには、前向きな転職理由を用意しておくことが大切です。
「キャリアアップ・スキルアップのため」「理想とする看護観が貴院の看護観と一致する」などと伝えられると好印象を与えられるでしょう。
一方、新人看護師だからこそ「体力がある」「教えたことを吸収しやすい」などの理由で、採用されやすいというメリットも。
メリット・デメリットを比較して、転職すべきか判断するのがおすすめです。
転職するか迷った場合の対処方法
今後転職を検討している新人看護師さんの中には、「新人なのに転職していいの?」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、新人看護師が転職するか迷った場合の3つの対処方法をご紹介します。
転職に迷った場合の対処法
上記の対処法について、確認していきましょう。
対処法1.まずは直属の上司に相談する
「仕事が辛い」「人間関係に悩んでいる」といった悩みは、直属の上司に相談してください。
直属の上司とは、チームリーダー、主任、病棟の師長が当てはまります。
また、仕事の悩み次第では、プリセプターに相談するのも良いです。
直属の上司に相談することで、あなたの業務や人間性をよく知る相手から、的確なアドバイスやサポートを受けられやすくなります。
相談するときは、次の3つのポイントを参考にしてください。
相談の仕方のポイント
- 具体的に何で悩んでいるか先に説明する
(例:~ということで悩んでいるのですが…) - 自分が努力した方法を伝える
(例:それができるように~という方法を試しましたがうまくいきません。) - 悩んだ結果、何を聞きたいかはっきりさせる
(例:先輩がうまくいった方法などがあれば教えていただけませんか。)
まずは直属の上司に相談することから始めてみましょう。
対処法2.部署異動出来る場合は願い出る
他部署、他病棟がある大きな病院の場合は、部署異動を願い出るのも一つの方法です。
人間関係や仕事内容などで悩んでいる場合は、他の部署・病棟に異動することで改善する場合があります。
そのため、転職して他の病院に移る前に、部署異動できないか上司に相談してみましょう。
部署異動を希望する場合は、具体的な理由を添えることで、より希望が通りやすくなります。
対処法3.休職や有給休暇を利用しリフレッシュする
ストレスや睡眠不足でネガティブな思考に陥ってしまう場合、休暇を利用してリフレッシュするのもおすすめです。
新人看護師は、勉強に研修、業務と、とても多忙で休む暇がなく、ストレスを溜め込むことは少なくありません。
新人だからと遠慮して、休暇を取れない人も多いでしょう。
しかし、適度な休みは、仕事を続けて行く上でとても重要です。
体調不良により病気の診断を受けている場合は「休職制度」を、休む暇もなく働きストレスが溜まっている場合は「有給休暇」を使うようにしましょう。
長期休暇は心身のリフレッシュとなり、先の見通しが立ちやすくなる場合もあります。
新人看護師が押さえておきたい転職成功のコツ
新人看護師が、より転職有利に進められる成功のコツは、以下の8つです。
転職成功のコツ
上記のコツについて解説します。
コツ1.転職先がないまま退職しない
転職先を見つけずに今の職場を辞めることは、絶対に避けましょう。
転職先が決まっていない状態で辞めてしまうと、希望の転職先が見つからず、転職活動が長引いてしまう可能性があるためです。
なるべく現職で働きながら転職活動を進め、希望する転職先を見つけてから、退職するようにしましょう。
ただし、体や心のバランスを崩してしまっては元も子もありません。
仕事を続けることが困難であれば、無理をせずに、一度休職することを検討してみてください。
コツ2.現状を打破できないなら早めに転職活動を始める
現在抱えている悩みによっては、自分では早急に打破できない要因もあります。
例えば「人間関係」「病院の教育体制」など。
新人看護師である自分の力で現状をすぐに打破できないなら、早めに転職活動を始めると良いでしょう。
転職して環境を変えてしまった方が早い場合はたくさんありますので、素早く決断することも大切です。
辞めるべきかどうかの判断基準について解説している記事もありますので、参考にしてみてください。
コツ3.看護師以外の選択肢も知っておく
新卒では病院勤務をする方が多いですが、病院以外にも看護師資格を活かせる職場はたくさんあります。
職種によって、常勤だけでなく、非常勤(パート・アルバイト)や派遣など、さまざまな雇用形態を選べます。
病院以外の勤務であれば「夜勤がない」「残業が少ない」など、労働環境を改善することも可能です。
病院看護師以外の職種
- 訪問介護
- ツアーナース(旅行付添看護師)
- イベントナース(イベント待機看護師)
- 保育園の看護師
- コールセンター
- フィールドナース
- 助産師
- 臨床開発モニター
- ケアマネジャー
- 保健師
- 治験コーディネーター
- 美容クリニックの看護師 など
転職先を選ぶ時は、看護師だけに絞らず広い視野で探すことで、より成功の確率を高められます。
記事後半の「新人看護師におすすめの転職先」では、看護師以外の転職先も紹介しているので、ぜひ併せてご覧ください。
監修者
病院看護師としてのキャリアにこだわりがない場合には、他の職種にチャレンジしてみるのも良いでしょう。
看護師として備えている医療知識やコミュニケーションスキルは、他の職種でも十分生かせます。
病院とは違った環境で、やりがいを感じられる仕事に出会えるかもしれませんよ。
コツ4.教育環境が整っているかを事前に確認する
新人看護師であれば、転職後も一定の教育を受ける必要があります。
そのため、転職先を探す際には「教育環境がきちんと整っているか」という点を意識してください。
教育環境が整っていない職場に転職した場合、十分な知識がないまま働かなくてはならないので、新人看護師には過酷な状況になりがちです。
なお、看護師のための転職サイトを利用すると、教育制度の整った職場を紹介してもらえます。
教育環境が整った職場を探すなら、転職サイトを利用するのがおすすめです。
おすすめの転職サイトは、「新人看護師の再就職におすすめの大手転職サイト」でご紹介しています。
コツ5.人間関係の問題を解消するためのポイントを押さえる
職場で抱える悩みは、人間関係が原因で起こっているという場合が多くあります。
そのため、周囲の人との人間関係をうまく築くコツを知っていれば、転職先で安心して働くことができます。
人間関係の問題を解消するポイント
- 相手の話を受け入れる
- 相手に敬意を払う
- 相手の話をさえぎらない
人間関係の問題は、コミュニケーションのすれ違いによって起きるケースがほとんどです。
そのため、上記のポイントを押さえつつ、上司や同僚とコミュニケーションを取ることで、人間関係の問題を解消することもできるでしょう。
人間関係で悩む方向けに、詳しい記事も用意していますので参考にしてみてください。
コツ6.口コミサイトなどを利用して職場環境を見極める
口コミサイトは、実際に働いている人や過去に働いていた人のリアルな感想をチェックできます。
求人票からは確認できない「人間関係」「残業の多さ」などの情報を入手できるのが魅力です。
看護師専用の口コミサイト「ナスコミ」では、病院名で検索できるので、知りたい施設の情報を簡単に調べられます。
- (引用元
- ナスコミ)
転職先を判断するための情報を、効率よく入手しましょう。
コツ7.面接対策は万全に行う
転職を成功させるためにも、面接対策は万全に行ってください。
面接で良く聞かれる質問に対しては、事前に回答を準備しておくと良いでしょう。
また、事前に用意した志望動機や自己PRは、口に出してしゃべる練習をしておくと、面接本番でスムーズに話すことができます。
面接対策を行うことで転職成功の確率も上がるので、入念な対策を取って面接に挑むようにしてください。
なお、以下の記事では、面接で聞かれる代表的な質問とその回答例などをご紹介していますので、参考にしてください。
コツ8.転職サイトを利用して効率的に進める
転職活動を効率的に進めるためにも、転職サイトの利用がおすすめです。
転職サイトを利用することで、担当のアドバイザーがあなたの転職活動をサポートしてくれます。
転職先を紹介してくれるだけでなく、応募書類の添削や面接対策も実施してくれるので、安心して転職活動を進められるでしょう。
仕事で忙しい時でも、あなたに代わって転職活動を進めてくれるので、転職活動の効率も上がります。
複数の転職サイトを利用しよう
求人情報を集める際は、複数の転職サイトを併用することが大切です。
その理由は以下の3つです。
複数の転職サイトを併用するべき理由
- もれなく求人を集めることができるから
- サイトにより強みが違うから
- アドバイザーとの相性は使ってみないと分からないから
しかし、あまり多く登録してもアドバイザーとのやり取りが大変なので、2~3社に絞ると良いでしょう。
新人看護師の再就職におすすめの大手転職サイト
看護師転職サイトは数10社以上のサービスがありますが、中でもおすすめは求人数が豊富でサポートも手厚い以下3サイトです。
【おすすめ看護師転職サイト3選】 | ||
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転職サイト名 | 公開求人数 | 対応エリア |
看護roo! | ◎ 約5.4万件 | ◎ 全国 |
レバウェル看護(旧:看護のお仕事) | ◎ 約8.6万件 | ◎ 全国 |
ナース人材バンク | ◎ 約3.6万件 | ◎ 全国 |
(※最終更新:2024年1月|公開求人数は「常勤のみ」の件数です)
まず初めの1社を選ぶならば、求人数・サポート共に充実している「看護roo!」がおすすめです。
しかし、手厚いサポートをしてくれるかは、担当者の良し悪しにも左右されるため「このサイトを使えば安心」と言い切れるサイトはありません。
相性の良い担当者を見極められるように、転職サイトは2~3社まとめて登録しておくことをおすすめします。
求人数・サポート共に充実している『看護roo!』
- (引用
- 看護roo!)
『看護roo!』は、看護師転職では「お決まり」と言えるほど人気の看護師転職サイトです。
求人数は業界トップクラスの13万件以上(※)。面接対策や条件交渉などのサポートも丁寧で、気になる病院の情報も細かく教えてもらえます。
※雇用形態/勤務形態/職種別 2023年12月1日時点
また、看護roo!が提供する「看護師の転職ガイド」では、転職手続きから各職場の特徴まで、転職に関する内容が充実しています。
初めて転職する新人看護師の、不安や疑問を解消してくれるコンテンツです。
- (引用元
- 転職ガイド|看護roo!)
求人数とサポートの丁寧さを総合的に判断するならば、看護roo!への登録は外せないと言えるでしょう。
なお、看護rooは登録者限定に「転職ガイドブック」を配布しています。転職者に寄り添った配慮がある点も、看護roo!をおすすめできる理由の一つです。
看護師の転職には欠かせないサイトですので、優先的に登録しておくことをおすすめします。
看護roo!|基本情報
運営会社 | 株式会社クイック |
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公開求人数 | 約55,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | すべて無料 |
(最終更新:24年4月時点|公開求人数は「常勤のみ」の件数です)
職場のリアルな情報がわかる『レバウェル看護(旧:看護のお仕事)』
レバウェル看護の特徴
- 公開求人数トップクラス
- 病院の口コミなど職場のリアルな情報も確認できる
『レバウェル看護(旧:看護のお仕事)』は、業界トップクラスの求人数を保有する看護師転職サイトです。
レバウェル看護では年間4,000回以上の職場訪問を行なっており、病院や施設ごとの「医療方針」や「職場の雰囲気」などを詳しくヒアリングしています。
求人ページを確認すると、求人ごとのおすすめポイントや、実際に働くスタッフの声などが紹介されているため、応募前にイメージを膨らませやすいのが魅力的です。
求人ページだけでは分からない内容があれば、キャリアアドバイザーが丁寧に情報提供してくれるので、応募先をなかなか決められない人にもおすすめのサービスです。
少しでも多くの求人を見たい人や、職場の雰囲気を事前に詳しく知りたい人は、ぜひレバウェル看護も活用してみてください。
レバウェル看護 (旧:看護のお仕事)|基本情報
運営会社 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
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公開求人数 | 約87,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:24年4月時点|公開求人数は「常勤のみ」の件数です)
求人数が多く職場情報も確認できる『ナース人材バンク』
- (引用
- ナース人材バンク)
ナース人材バンクの特徴
- 看護師登録者数No.1※株式会社エス・エム・エス調べ
- 老舗の看護師転職サイトだからこその安心感
- 全国幅広く求人を保有
『ナース人材バンク』は、年間10万人以上の看護師が利用している「看護師登録者数No.1」の人気転職サイトです。
2005年から運営されている老舗の転職サイトであり、医療機関との繋がりが強く、非公開求人も含めて全国幅広くの求人を保有しています。
また、各都道府県ごとに担当のキャリアアドバイザーが在籍しており、職場の雰囲気なども詳細に教えてもらえるのが魅力的です。
実績豊富で求人数も充実しているサービスであるため、看護師の転職には欠かせないサイトの1つと言えます。
全ての看護師におすすめですが、特に20代や30代のサポートに強みを持っているので、該当する人は優先的に登録しておきましょう。
ナース人材バンク|基本情報
運営会社 | 株式会社エス・エム・エス |
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公開求人数 | 約36,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:24年4月時点|公開求人数は「常勤のみ」の件数です)
新人看護師におすすめの転職先
新人看護師の場合、どのような転職先が良いのか分からない方も多いでしょう。
ここでは、新人看護師におすすめの転職先を、「病院・施設」と「病院以外」に分けてご紹介します。
病院・施設の転職先
看護師スキルを活かせる、病院・施設でおすすめの転職先は以下の3つです。
病院・施設でおすすめの転職先
具体的な仕事内容を確認していきましょう。
美容クリニック
美容に関する施術の介助を行うことが主な仕事です。
美容クリニック看護師の特徴
- 日勤のみで夜勤はない
- 営業ノルマを課せられることがある
- 給料は高い傾向にある
美容に興味のある人や営業ノルマが苦にならない人に、向いている転職先と言えます。
看護師経験1年以上を条件に募集している求人も多く、新人看護師におすすめの転職先です。
大規模病院の病棟
主に第二新卒として、教育を受けながら病棟で勤務する仕事です。
大規模病院の病棟看護師の特徴
- 教育・研修制度が充実している
- 第二新卒の募集が多い
- 一般的な看護師の業務を行う
「看護師としてキャリアを築いていきたい」という人におすすめの転職先です。
大規模病院の病棟であれば、医療・看護をより多く学ぶことができます。
外来
病院やクリニックで、来院する患者のサポート、診察の介助を行う仕事です。
外来看護師の特徴
- 日勤のみで残業は少ない場合が多い
- 電話対応や書類作成などの事務作業も業務の一つ
- 病棟より生活指導を行う機会が多い
外来看護師は、患者に効率よく対応する能力が求められます。
しかし、入院がなく日勤のみの場合が多いため、夜勤をしたくない新人看護師におすすめです。
効率的に働くことが好きな人にとって、向いている職場と言えるでしょう。
病院以外の転職先
病院以外で働いてみたい新人看護師におすすめの転職先は、以下の3つです。
病院以外でおすすめの転職先
保育園
保育園の看護師は、子どもを病気から未然に防ぐことが主な仕事です。
保育園の看護師の特徴
- 子供や保護者とのコミュニケーションが多い
- 平日日勤土日祝は休みのところが多い
- 給料はあまり高くない
保育園の求人では、「ブランク可」「小児科未経験可」の募集が多く、経験年数を問われることもほとんどないため、新人看護師でも十分に転職可能です。
「常に命に関わる仕事のプレッシャーから解放されたい…」という人には、うってつけの転職先と言えるでしょう。
臨床開発モニター(CRA)
臨床開発モニターとは、治験を実施している医療機関に訪問して、法律やルールを守って治験されているか確認し、治験データを回収する職業です。
臨床開発モニターの特徴
- 平日日勤で土日祝は休み
- スキルアップ次第で高収入も可能
- 医療の最先端にいることが実感できる
臨床開発モニターは、新卒・第二新卒の求人も多いため、新人看護師であっても十分に転職できる可能性があります。
しかし、ほとんどの求人で「大卒以上」が求められ、看護師以外の医療従事者でも応募できるため、倍率が高い特徴も。
また、求人数が少ないため、転職サイトに複数登録するなど、常に求人が出ていないか探す必要があります。
しかし、年収1000万以上も可能で、スキルアップすると給料に直結するやりがいのある仕事です。
フィールドナース
フィールドナースとは、メーカーや企業の一員として、医療機器のプレゼンテーションなどの営業サポートを行う看護師のことです。
フィールドナースの特徴
- 平日日勤で土日祝日は休み
- 給料は看護師より高い傾向にある
資格があれば応募できる求人が多いため、新人看護師でもチャンスはあります。
しかし、元々の求人数が少なく、競争率の高い仕事です。
そのため、正社員にこだわらず、まずは「派遣」や「アルバイト」の求人を探すのも良いでしょう。
フィールドナースとして経験を積むことは、正社員への道を開くことに繋がります。
まとめ
全国的に看護師が不足していることもあり、新人であっても転職先に困る事はほとんどありません。
そのため、下記の成功のコツを踏まえて転職活動をすることで、希望する転職先を見つけることができるでしょう。
新人看護師が転職を成功させるコツ
- 転職先がないまま退職しない
- 現状を打破できないなら早めに転職活動を始める
- 教育環境が整っているかを事前に確認する
- 口コミサイトなどを利用して職場環境を見極める
- 面接対策は万全に行う
また、転職の相談をしたい場合は、看護師転職サイトのサポートを利用するのもおすすめです。
転職サイトでは、多くの求人を閲覧でき、「面接対策」や「書類作成」などの転職サポートも受けられるため、新人看護師でも転職活動を有利に進められます。
【おすすめ看護師転職サイト3選】 | ||
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転職サイト名 | 公開求人数 | 対応エリア |
看護roo! | ◎ 約5.4万件 | ◎ 全国 |
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キャリアアドバイザーは、より良い転職が出来るようにあなたを導いてくれるはずです。
新人看護師のあなたが勇気を出して転職し、新しい環境で看護師として活躍されることを心より願っています。
監修者
新人看護師が「自分は看護師に向いていないかも…」と悩むのは珍しくありません。
看護師として経験を積むことで解決される悩みであれば、今の職場に留まり少しずつ自信をつけていくという選択肢もあります。
ただ、自分では解決できない問題で心身ともに辛い場合には、「逃げなのかも…」と悩み続けずに転職も検討してみましょう。
監修者
プリセプターが厳しく指導するのは、「愛の鞭」である場合もあります。
一方、建設的なアドバイスとは程遠い言葉や、明らかな嫌がらせは「指導」とは言えません。
もし不適切な指導を受けており、心身ともに辛い場合には、異動や転職を検討してみましょう。