
【パワハラ?】「仕事向いてない」と上司に言われた時の対処法|限界なら辞めてもいい?
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「お前、この仕事向いてないんじゃないか?」
上司からそんな一言を投げかけられ、深く傷ついたり、「これってパワハラ…?」と悩んだりしていませんか。
努力しても結果が出ない焦りや、心ない言葉によるストレスで、「いっそのこと仕事を辞めてしまえば楽になるかも」と考えてしまうこともあるでしょう。
しかし、その場の感情で退職を決めてしまうのは危険です。パワハラかどうかを正しく見極め、適切な対処法を知ることが、あなたの未来を守る第一歩となります。
この記事では、上司から「仕事向いてない」と言われてしまったあなたのために、以下の点を詳しく解説します。
- 「仕事向いてない」という言葉がパワハラにあたるかの判断基準
- パワハラだと感じた場合の具体的な対処法(証拠集め、相談窓口)
- パワハラではない場合の言葉の受け止め方と、自分のキャリアとの向き合い方
- 心身が限界だと感じたときの選択肢(転職活動、退職代行など)
一人で抱え込まず、まずは客観的な視点を取り入れることが大切です。この記事が、あなたが次の一歩を踏み出すための助けとなれば幸いです。
「今のまま仕事を続けていいのだろうか?」「上司の言葉をどう受け止めたらいい?」と迷っているなら、第三者であるキャリアの専門家に相談するのがおすすめです。
転職エージェントに登録すれば、担当者があなたの状況を客観的に分析し、今後のキャリアについて親身にアドバイスをくれます。
なかでも、サポートが手厚く、大手で安心感のある「リクルートエージェント」は、まず相談してみるのに最適です。

- (引用元
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キャリアカウンセラー / 株式会社キャリエーラ
監修者藤井佐和子さん
JCDA認定CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)、EQGA公認EQトレーナー、大阪商工会議所主催 メンタルヘルス・マネジメント取得などの資格を保有するキャリアアドバイザー・ダイバーシティコンサルタント。
株式会社インテリジェンス(現・パーソルキャリア株式会社)にて8年間勤務。その後独立し、個人向けキャリアカウンセリングやダイバーシティの研修・講演を手掛ける株式会社キャリエーラを立ち上げ、フリーのコンサルタントとして延べ17,000人以上のキャリアカウンセリング。大学の非常勤講師としてキャリア教育や就職指導を行うほか、数多くの企業・幅広い業界で年間200日以上の講演、キャリアセミナーを実施。
▼著書
藤井佐和子さんの著者ページ
受かる人はここが違う!履歴書・職務経歴書 採用される書き方
受かる人はここが違う!転職面接 採用を勝ち取る技術
どんな職場でも求められる人になるためにいますぐはじめる47のこと
「あなたには、ずっといてほしい」と会社で言われるために、いますぐはじめる45のこと
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女性リーダー育成のステップ(ダイバーシティ研究会)2021年6月18日
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「仕事向いてない」はパワハラ?知っておきたい判断基準
上司の「仕事向いてない」という発言は、文脈や状況によって業務指導にもパワハラにもなり得ます。まずは、どこからがパワハラにあたるのか、その境界線を知っておきましょう。
パワハラの定義とは?
厚生労働省によると、職場のパワーハラスメント(パワハラ)は、以下の3つの要素をすべて満たすものと定義されています。
- 優越的な関係を背景とした言動
(上司から部下へ、先輩から後輩へなど、抵抗しにくい関係性) - 業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの
(社会通念に照らし、明らかに業務の適正な範囲を超えている言動) - 労働者の就業環境が害されるもの
(その言動により、労働者が身体的または精神的に苦痛を感じ、能力の発揮に重大な悪影響が生じるなど、仕事に集中できなくなること)
(参考:あかるい職場応援団|厚生労働省)
つまり、「仕事向いてない」という言葉も、客観的な事実に基づかない人格否定であったり、大勢の前で執拗に繰り返されたりすれば、パワハラに該当する可能性があるのです。
パワハラになるケース・ならないケース
具体的にどのような状況がパワハラにあたるのか、具体例を見ていきましょう。
パワハラに該当する可能性が高いケース | 業務指導の範囲と判断されるケース |
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ポイントは、発言に業務上の必要性があるか、そして人格を傷つける意図がないかという点です。あなたのケースがどちらに近いか、冷静に振り返ってみてください。
「パワハラかも」と感じたら…今すぐできる3つの対処法
上司の発言がパワハラにあたる可能性が高いと感じた場合、一人で抱え込まずに行動を起こすことが重要です。以下のステップで冷静に対処しましょう。
ステップ1:客観的な証拠を集める
パワハラを相談・申告する際に、最も重要になるのが「客観的な証拠」です。感情的に「辛い」と訴えるだけでは、会社や第三者に対応してもらうのは難しい場合があります。
- 日時・場所・内容の記録:いつ、どこで、誰に、何を言われた(された)か、5W1Hを意識して詳細にメモしましょう。周囲にいた同僚の名前も記録しておくと、証人になってもらえる可能性があります。
- 録音・録画:暴言や威圧的な発言は、ICレコーダーやスマートフォンの録音機能で記録するのが有効です。
- メールやチャット:パワハラにあたる内容のメールやチャットのやり取りは、消さずに保存・印刷しておきましょう。
- 医師の診断書:ストレスで心身に不調が出ている場合は、病院を受診し、診断書をもらっておくことも証拠になります。
ステップ2:信頼できる窓口に相談する
証拠が集まったら、一人で悩まずに信頼できる窓口に相談しましょう。相談先は、社内と社外の両方にあります。
- 社内の相談窓口:人事部やコンプライアンス室、労働組合など。
- 社外の公的機関:
- 日本司法支援センター「法テラス」
- 法務省「みんなの人権110番」
- 厚生労働省「こころの耳」
- 各都道府県の労働局にある「総合労働相談コーナー」
社内で相談しにくい場合は、社外の公的な窓口を利用するのがおすすめです。プライバシーは守られますし、専門的なアドバイスを受けることができます。
ステップ3:キャリアカウンセリングで視野を広げ、環境を変える選択肢を持つ
相談しても状況が改善されない、あるいは「もうこの会社で頑張るのは無理かもしれない…」と感じ始めたら、本格的に環境を変えることを見据え、客観的な自己分析を始めることが重要です。
そんなとき、大きな助けとなるのが「キャリアカウンセリング」です。「自分に向いている仕事が分からない」「やりたい仕事が見つからない」といった悩みを、キャリアのプロに相談できます。
- キャリアコーチングサービス
- 転職エージェント
- ハローワーク(厚生労働省)
- キャリア形成サポートセンター(厚生労働省委託事業)……など
カウンセリングを通じて、自らの適性や能力、そして何に関心があるかに気づくこともあります。仕事に対する意識を高め、視野を広げてくれるため、今後のキャリアに迷った際にはぜひ受けてみてください。

未経験の仕事や役割にチャレンジする時に、理想と現実のギャップが生じているケースがあります。
きっとこんな仕事で、やりがいはこんな感じ!と思っていたのに、いざやってみたら思っていたのと違うことも少なくありません。
やってみないと分からないこともありますが、最小限にリスクを抑えるためにも、プロにキャリアカウンセリングでサポートしてもらうこともおすすめです。
カウンセリングでは、今までのその人の経験から適性や能力を一緒に棚卸ししてくれ、その特性がどんな仕事で活かされるのか、自分では気づけなかった自分の能力と職業の選択肢を客観的にアドバイスしてくれます。
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- ※2025年5月更新
このように専門家の力を借りて自己分析を深めた上で、それでも今の職場が合わないと確信した場合は、あなたの心と体の健康を守るために、その場から離れる勇気を持ちましょう。
パワハラではない?言葉の真意と自分のキャリアの向き合い方
一方で、上司の発言がパワハラとまでは言えない場合、その言葉をどう受け止め、どう行動すれば良いのでしょうか。一方的に落ち込むだけでなく、自分の成長の機会と捉える視点も大切です。
言葉の裏にある「期待」を考えてみる
上司の「仕事に向いてない」という言葉は、不器用な表現ながら「もっと頑張ってほしい」「君ならできるはずだ」という期待の裏返しである可能性もあります。
もちろん人格否定は許されませんが、もし上司があなたの成長を願って厳しい言葉を選んだのだとしたら、一度冷静にその真意を考えてみる価値はあるかもしれません。「〇〇の点で向いていないと感じられたのでしょうか?改善のために何をすべきか、アドバイスをいただけますか?」と、前向きに質問を投げかけてみることで、関係性が改善することもあります。
本当に「仕事に向いていない」のか、自分自身で分析する
他人の評価はあくまで他人のもの。大切なのは、あなた自身がどう感じているかです。この機会に、今の仕事が本当に自分に合っているのか、客観的に分析してみましょう。
- 5年後の自分をイメージできるか?
今の会社で働き続けて、自分がなりたい姿(役職、スキル、働き方など)を実現できるか考えてみましょう。もし具体的なイメージが湧かないなら、今の環境は合っていないのかもしれません。 - 問題は「仕事内容」か「職場環境」か?
「仕事は好きだけど、人間関係が辛い」「残業が多すぎて疲弊している」など、仕事内容そのものではなく、環境が原因で「向いていない」と感じているケースも多いです。原因を切り分けることで、解決策が見えてきます。 - 自分の「強み」と「弱み」を理解しているか?
今の仕事のどの部分が得意で(強み)、どの部分が苦手(弱み)なのかを書き出してみましょう。強みを活かせず、弱みばかりが求められる仕事であれば、苦痛を感じるのは当然です。

今の仕事が向いていないのでは?辞めた方がいいのか、辞め時は?と相談に来られる方も少なくありません。
その時、なぜ最初、その仕事にチャレンジしたいと思ったのかのビジョンをお伺いしています。
「収入が上がって安定できると思ったから」「プロジェクトを任されるようになりたいと思ったから」など、人それぞれの理由がありますが、そのビジョンを実現する前に「向いていないから…」と辞めようとしている方もいます。
そんな時、今は「できるようになるまでの通過点」であることをお伝えしています。
つらい時期を乗り越えるためには、明確なビジョンを持つこと、そしてそのビジョンを忘れないことが大事です。
もう限界…今の職場から抜け出すための具体的な方法
パワハラの有無にかかわらず、今の職場で働き続けるのが心身ともに限界だと感じたら、無理をする必要はまったくありません。自分の未来のために、環境を変える準備を始めましょう。
在職中から始める「転職活動」で、未来の選択肢を広げる
仕事を辞める前に転職活動を始めるのが、賢い選択です。収入が途絶えない安心感から、心に余裕をもって次の職場をじっくりと見極めることができます。
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- ※2025年8月更新
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- ※2025年8月更新
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- ※2025年8月更新
最終手段としての「退職代行サービス」
「上司と顔を合わせずに、すぐにでも会社を辞めたい」「引き止めにあうのが怖い」というほど精神的に追い詰められている場合は、「退職代行サービス」を利用するのも一つの手です。
弁護士や労働組合が運営する退職代行サービスに依頼すれば、あなたに代わって会社に退職の意思を伝えてくれます。費用はかかりますが、出社することなく、即日で退職手続きを進められる場合もあります。自分を守るための最終手段として、覚えておくと良いでしょう。
まとめ:あなたは一人じゃない。勇気を出して次の一歩を踏み出そう
上司から「仕事向いてない」と言われた経験は、非常に辛く、自信を失うきっかけになります。しかし、その言葉をきっかけに、自分のキャリアを真剣に見つめ直すチャンスと捉えることもできます。
まずは、その発言がパワハラにあたるのかを冷静に見極めましょう。もしパワハラの可能性が高いなら、証拠を集めて信頼できる窓口に相談してください。
パワハラではないと感じた場合も、その言葉を鵜呑みにせず、自分自身で「本当に今の仕事が向いているのか」を分析することが大切です。
- 「仕事向いてない」という言葉は、人格否定を伴うとパワハラになる可能性がある。
- パワハラだと感じたら、証拠を集めて社内外の窓口に相談する。
- パワハラでない場合も、言葉の真意を探り、自己分析で適性を見つめ直す機会にする。
- 今の職場が限界なら、転職エージェントなどを活用して、無理なく環境を変える準備を始めよう。
あなたに合う仕事、あなたが輝ける場所は必ずあります。一人で抱え込まず、本記事で紹介したサービスや相談窓口を活用して、未来に向けた新しい一歩を踏み出してください。

手段のひとつとして、転職エージェントがありますが、自分にはハードルが高い、と躊躇している人もいることと思います。
ある程度自己分析や方向性を明確にしてからの方がいいのでは?まだ転職するか決まっていない段階では早いのでは?こんな風に悩んでいる声をお伺いすることがありますが、登録することで自分では知ることのできなかった情報、アドバイスを得られるメリットがあります。
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