
仕事のミスで落ち込む…生きた心地がしない自分を変える対策6選と切り替え方を解説
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仕事でミスが続くと、誰もが落ち込んでしまいます。
場合によっては会社に大損害を与えてしまうこともあるため、「ミスをしないだろうか」と不安になったり、ミスすることを恐れたりするのは当然です。
この記事では、「こんなにミスをしてたらクビになるかも…」と焦りを感じている方のために、ミスを防ぐ6つの対策から、正しい謝罪方法、気持ちの切り替え方まで解説します。
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仕事でのミスは誰にでもあることですが、仕事でミスをしてしまうことで上司から圧力を感じ「ストレス」を感じている人も中にはいるでしょう。
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仕事でミスが多い・連発する人の7つの特徴
誰でも仕事でミスをしてしまうことはありますが、人によってミスの傾向は異なります。
ここでは、ミスが多い人にありがちな特徴を7つ紹介します。
「自分はミスが多い」と感じている方は、当てはまるものがないかどうか、確かめてみてください。
ミスが多い人によくある特徴
クヨクヨし落ち込む人
「ミスをしてしまった」という感情を引きずってしまうと、ほかの仕事への注意力が散漫になってしまいます。
その結果、新たな失敗を誘発するという「負のループ」に陥ってしまう可能性があります。
ミスを反省することは重要ですが、気持ちを切り替えることも忘れてはいけません。
反省したら早めに気持ちを切り替えて、次の仕事に全力で取り組むことが、失敗を繰り返さないために大切です。
他人のせいにしたり、ごまかして隠す人
明らかにミスを犯したのは自分の責任であるのに、他人の責任にしたり隠したりする人は、同じミスを繰り返す可能性が高いでしょう。
自分がミスを犯したことを受け入れないため、成長できないからです。
「急かされたから焦ってミスをした」「初めての仕事だったからミスをした」という言い訳を並べ立ててしまう人も要注意です。
また、「怒られるのを嫌がる」「ミスしたことを隠す」ような人も、そのような考え・行為がほかの人に迷惑を及ぼすことを忘れてはいけません。
気をつけようで終わらせる人
仕事でミスをして、気をつけようと思うことは大切ですが、「何に対し、どのように気をつけるのか」まで考えることが重要です。
中身がない「気をつけよう!」では、ミスを防ぐ役に立ちません。
以下のように、「気をつけよう」の中身を掘り下げていくことが大切です。
「気をつけよう」と思った時に考えるべきポイント
- そもそも何に気を付けるべきだったか
- どのようにすれば今回のミスは防げたか
- そのために今後何をすれば良いか
これらのポイントをおさえておけば、ミスをした後に、同じ過ちを繰り返さないように具体的な対策を立てることができるでしょう。
(例)書類の提出日を間違っていた
↓
スマホと手帳にスケジュールを記入していたが、手帳のスケジュールしか見ておらず誤記入に気づいていなかった。
今後はスマホでスケジュールを一括管理して、記入間違いが起きにくいような仕組みにする。
ミスを仕分けする人
「ミスをしてしまったけど、大したことがない失敗だから気にしないでいいや」などと、ミスを仕分けする傾向にある人も注意が必要です。
自分では「小さいミス」「凡ミス」だと思いこんでいたことが、大きなミスに繋がってしまう可能性もあるからです。
例えば、医療器具の洗浄スタッフが、「使用期限の切れた消毒剤を使ってしまう」というミスをしたケースを考えてみましょう。
スタッフは「使用期限を数日超過していた程度だから、大丈夫だろう」と軽率に「凡ミス」と判断し、看護師や医師へ報告をしなかったとしたらどうでしょうか。
その医療器具で手術が行なわれてしまえば、人の命に関わるかもしれません。
また、「小さなケアレスミス」であることが事実だったとしても、ミスの頻度が高ければ、社会人としての信用にもヒビが入ります。
そのため、仕事の失敗は「大きなミス」「小さなミス」と仕分けすることなく、どのようなミスも「報告する・反省する・繰り返さないようにする」ことが大切です。
自己判断で行動する人
「前回はこういった処理をしたから、今回も同じ作業をすれば大丈夫だろう」
このように、上司や担当者に確認をとらずに憶測で行動してしまうことはないでしょうか。
「プロジェクトのリーダー」など、現場の指揮を任せられていたり責任が重い立場の場合、仕事の判断を自分ですることは大切です。
経験やスキルが豊富であるため、適切な判断をとって部下を動かすことを会社からも求められているからです。
しかし、判断を任せられていない立場の人は、憶測で行動したり、自己判断で勝手に行動してはいけません。
特に仕事に慣れていないうちは、ミスをする可能性が高いでしょう。
メモを取る習慣がない人
仕事中にメモを取らない人も、ミスをしてしまいがちです。
口頭で説明してもらったことを、その場で100%吸収できる人はほとんどいないからです。
教えてもらった仕事を一人でやらなければならない時、「自宅でメモを見直しして復習した人」もしくは「メモを見直ししながら仕事をする人」であれば、ミスを回避できる可能性が高いでしょう。
しかし、一切メモをとっていないのであれば、ミスをする可能性が高いのは想像に難しくありません。
新入社員のころはメモを取っていた人でも、仕事に慣れることで次第にメモをとらなくなってしまう人もいます。
ケアレスミスやスケジュールの漏れを防ぐためにも、メモをとる習慣をおろそかにしないようにしましょう。
語尾があいまいな人
語尾があいまいな人も、ミスを起こしがちです。
あいまいな言い方は相手に情報が伝わりにくく、「言った言わない」のトラブルに繋がるからです。
語尾があいまいな言い方の例
- 書類はそこに…(置かせていただきました)
- 明日には…(仕上げて参ります)
- 確認したいと思います→確認します
また、語尾があいまいになる理由は「自分のやるべきことを把握できていないため、自信がない」ことの表れとも考えられます。
つまり、仕事内容や自分の役割をしっかりと把握できていないからこそ、ミスを起こしてしまうといえるでしょう。
仕事のミスを減らす6つの対策法

「ミスを減らすための対策」は決して難しいものではありません。
ここでは、仕事のミスを減らすつ6の対策法を紹介します。
どれも基本的なことですので、ぜひ仕事に取り入れてみてください。
仕事のミスを減らす対策
すぐに報告し原因を追求する
ミスに気がついたら、まずは言い訳せずにありのままを上司に報告しましょう。
上司であれば、新人や部下より早く解決策を考えられる可能性が高いからです。
あわせて、ミスをしたら自分の責任であることをしっかりと自覚し、どうすれば同じミスを防げるのかを考えましょう。
まとめると、ミスをした後に気にかけるべきポイントは下記のとおりです。
ミスをした後の重要ポイント
- ミスをしたら言い訳をしない
- すぐに上長に報告をする
- 今回のミスを生かして再発防止に努める
なお、上司に報告するときは、あわせて謝罪をすることにもなるでしょう。
ミスをした後の謝罪方法については、「仕事でミスをした時の謝罪方法」で詳しく解説します。
メモを取る・整理しておく
メモを取るという行為は、新社会人であればほとんどの人がおこなっているでしょう。
しかし、中にはメモを取らない新社会人もおり、そういった人は案の定ミスをしてしまう傾向にあるようです。
「メモを取るタイミングが分からない」という人もいますが、「メモを取る行為=忘れてしまいそうなことを残すこと」と考えてみましょう。
つまり、「忘れてはいけないな」と思った時に、即時にメモを取れば大丈夫です。
また、メモは取って終わりではなく、それを見て振り返ることが大切です。
見直ししたときに「何を書いてあるのか分からない」という事態にならないよう、以下のポイントを踏まえてメモを取ることをおすすめします。
スマホではなく、メモ帳を使う
スマートフォンでさまざまなことができる時代になりましたが、メモはメモ帳で取ることをおすすめします。
「東洋経済」でも紹介されているように、スマホやパソコンで文字を打つより手で文字を書くほうが、記憶の維持や定着に有効といわれているからです。
さらにメモを取っている行為を相手に見せることで、熱心さも伝えることができます。
ペンは三色ボールペンを使う
黒色のペンだけでは見分けがつきにくいため、3色や4色のボールペンを利用することがおすすめです。
「基本は黒、重要な部分は赤、追記でコメントを入れる場合には緑を使う」というように、自分でルールを決めて使い分けすると、ミスが少なくなるでしょう。
要点のみをメモする
メモを取る時は、全ての情報を書き取ろうとせず、要点のみを記載するようにしましょう。
言われたことを全てメモしようとすると、どうしても書くことばかりに意識が向いてしまいます。
そのため、言われたことを理解することがおろそかになってしまいがちです。
メモは重要なポイントのみ、取ることを心がけましょう。
日付・時間をメモする
後で整理するときに分かりやすいように、メモを取った日付・時間を書いておきましょう。
メモを取った日付・時間が分かることで、後で整理する際にも時系列で追うことができます。
何回も同じ相手と打ち合わせをする場合にも、日付と時間をメモしておくことで後から確認がしやすくなるでしょう。
「メモの取り方をもっと詳しく知りたい」「メモを活用した仕事術を学びたい」という人は、起業家の前田裕二さんのメモ術がまとめられている『メモの魔力』という書籍がおすすめです。
おすすめ書籍
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周りをよく見る
ミスをしてしまった時、「次からはこのように対策をして、ミスをしないよう気をつけよう」と、具体的に対策を考え、実行するのは良いことです。
しかし、「自分が立てたミス対策」にだけこだわり続けると、視野が狭くなってしまうかもしれません。
例えば、「数値の入力ミスが多いから、念入りに見直しをする」という対策を立てたとしましょう。
見直しは大切であるものの、来客や電話が多いにも関わらずデータの見直しばかりしていると、ほかの人に迷惑をかけることになります。
自分なりに対策をしても「ミスが減らない」「別の失敗や問題が生まれてしまう」ようであれば、仕事ができる同僚や先輩のミス対策を参考にしてみましょう。
まずは普段の行動を良く見て、素直に良いところを取り入れ、真似をしてみることをおすすめします。
実際に、ミス対策と並行して周囲の観察をしている人は多いです。
また、可能であれば仕事ができる人に直接「●●のミスを減らすために、普段から心がけていることを教えていただけますか」などと仕事への心構えを聞いてみると良いでしょう。
優先順位を決める
仕事の優先順位は「緊急度」と「重要度」を基準に決めることが大切です。
緊急度と重要度が高い仕事は、後回しにすると自分にも会社にもマイナスになってしまうからです。
ここでは、「緊急度」と「重要度」が上下する基準を下記のように定義します。
- 緊急度・・・早急に対処しなければいけないもの、放置しておけないもの、処理をしないと他人に迷惑がかかるもの
- 重要度・・・長期的に見たときに対処していかなければいけないもの、自分にとってプラスになるもの
この緊急度と重要度を組み合わせると、以下のように仕事の重要度を4つに分けることができます。
【緊急度×重要度による優先順位のつけ方】
優先順位 | 仕事の概要 | 仕事の例 |
優先順位① 緊急(高)×重要(高) | 早く対応しないと自分にとっても相手にとってもマイナスな仕事 | 先方へのお詫びの連絡、顧客に迷惑がかかるシステムエラーの復旧 |
優先順位② 緊急(低)×重要(高) | 急ぎで行う必要はないけれど、いずれはやらなくてはいけない仕事 | 社内コンペへ向けたプレゼン資料の作成、スキルアップのための勉強をしたり新しい業務を経験する、周囲と円滑なコミュニケーションを築く |
優先順位③ 緊急(高)×重要(低) | 自分にとっては重要性が高くないけれど、優先してやらなければいけない仕事 | スケジュールの変更調整、電話や来客の一時受付、朝礼や終礼への参加 |
優先順位④ 緊急(低)×重要(低) | 一番後回しにして良い仕事 | 書類の整理、急ぐ必要がないメール返信 |
(※上記は一例です)
会社で働いている限り、「緊急度も重要度も高い」タイプの仕事から優先して取り掛かるのが当然です。
しかし優先度①の仕事ばかりを優先してしまうと、優先度②の仕事にいつまでも取り掛かることができなくなる恐れがあります。
優先度②の仕事も可能な限り前倒しで行なうことができれば、自分を成長させ、将来的には緊急度が高い仕事を減らすこともできるでしょう。
そのため、理想の順番は「②→①→③→④」といえるでしょう。
新人であるため自分で優先順位を立てられないうちは、その日の最初に先輩や上司に1日のタスクや作業の流れを確認しておくことが大切です。
確認を徹底する
仕事をする上で最も大切なことの一つに「確認をする」ことが挙げられます。
しかし、この「確認をする」ことができず、確認不足によるミスを犯す人が多いのも事実です。
「確認不足によるミス」が起こる主な原因は下記のとおりです。
確認不足によってミスが起こる主な原因
- 確認が悪い意味で適当:言葉通りしっかりと確認していない
- 過信:自分が見たから多分大丈夫、という思い込みからくる確認ミス
- 甘い考え:ほかにも確認する人がいるから大丈夫だろうという考え
- 理解不十分:確認する仕事の理解が足りないことによって起きてしまうミス
- 集中不足:日頃の生活習慣の乱れはもちろん、仕事が暇になってしまった時など
日頃の生活習慣に関しては、しっかり集中できる環境を整えることで改善できます。
そのほかの原因を解消するためには、仕事への向き合い方を正していくことが大切です。
短期集中で仕事に臨む
大切な仕事は集中して一気に終わらせることで、ミスを減らすことができます。
だらだらと時間をかけて仕事をすると、注意力が散漫になり、うっかりミスなどにつながるからです。
「●時から●時まで集中するぞ」といったように集中する時間を短い時間で区切り、かつ途中で休憩を挟むことで、注意力が散漫になる事態を防ぐことができます。
例えば、「25分間作業して5分間休憩する」というサイクルを繰り返す「ポモドーロ・テクニック」を用いれば、脳に負担をかけず集中力をキープできます。
作業時間を管理できるアプリもあるので、ぜひ集中力アップのために使ってみてください。
おすすめの時間管理アプリ
・Androidの方:Focus To-Do
・iPhoneの方:Focus To-Do
仕事でミスをした時の謝罪方法

仕事でミスをしたら、まずは謝罪が大切です。
しかし、どのように謝罪をしたら良いのか分からない場合もあるでしょう。
ここでは、スムーズにミスを謝罪するための言い方や手段について解説します。
スムーズにミスを謝罪する方法
謝罪の流れを掴んでおく
まず謝罪をする時は、以下の4つの手順を頭に入れておきましょう。
「申し訳ないという気持ち」と「今後の対策」など、相手に伝えるべきことを漏れなく伝えることができます。
- お詫びの言葉を伝える
- 事実と理由を伝える
- 対応策を伝える
- 最後に再度お詫びの言葉を述べる
基本は直接謝罪する
どのようなミスでも、まずは直属の上司に直接報告し、謝罪しましょう。
間に第三者を挟むようなことをすると、真剣さが相手に伝わりづらいからです。
取引先にミスの謝罪をする際も、直接対面で行うようにし、遠方にいる場合は電話で謝罪しましょう。
メールは謝罪の気持ちを全面に出すことが難しいので、直接謝罪したあとか、電話で謝罪をしたあとに送ることをおすすめします。
原因の究明や善後策を講じることを忘れずに
謝罪をするだけではなく、原因究明や善後策を話し合うことも重要です。
同じミスを繰り返さないようにするためです。
先に頭を下げておけば、相手は穏やかになり、ミスが起こった原因について話し合ったり、一緒に善後策を講じやすくなります。
逆に謝罪しないと、相手からの不信感が募り、今後のことを上手く話し合える可能性は低くなるでしょう。
誠意を伝える
謝罪をする際は誠意を伝えることが肝心です。
相手に「口先で謝っているだけだな」と感じさせてしまわないように、なぜミスが起きたのか、今後どのような対策をしていくのかなどを丁寧に伝えましょう。
誠意を伝えるには、以下の3つのポイントを意識して伝えてみてください。
- ミスの原因は自分にあることを伝える
- なぜミスが起きてしまったのかを伝える
- 今後の対策を具体的に伝える
また、直接謝罪する場合でも、電話であっても、言い方や表情に気をつけるようにしましょう。
淡々と話すのではなく、「申し訳ない」という気持ちを「声・表情・態度」などに含めて、全面に押し出すことがポイントです。
メールで謝罪する時の例文
ここでは、社内用・社外用に分けてメールでの謝罪文の例を紹介します。
謝罪メールを送るときのポイントは以下の3つです。
- 最初にミスした内容を伝える
- 解決策を言う
- 言い訳はしない
それでは、文面の具体的な例を見ていきましょう。
社内用謝罪メール例文
社内用謝罪メール例文を、「取り急ぎ謝罪を伝えるケース」と「直接・電話謝罪後に再度謝罪するケース」の2パターンに分けて紹介します。
【取り急ぎバージョン】
(件名)◯◯の件に関する報告とお詫び
◯◯さん、お疲れ様です。◯◯です。
先日、打ち合わせをしたA社に納品予定だった◯◯商品ですが、本来100個納品するはずが10個納品で発注してしまいました。
これからA社の方に謝罪をしに出向きます。
私の不手際によってご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ありません。
今後このようなことがないようにチェック体制を1人から2人に増やし徹底していく所存です。
この度は大変申し訳ございませんでした。
【直接・電話謝罪後バージョン】
(件名)◯◯の件に関するお詫び
◯◯さん、お疲れ様です。◯◯です。
先日は私の不手際により、A社に納品予定だった発注数を間違える不手際を犯してしまい大変申し訳ありませんでした。
すぐにチェック体制を2人に変更させていただいております。
この度は本当にご迷惑をおかけして大変申し訳ございませんでした。
社外用謝罪メール例文
社外用謝罪メールの例文も紹介します。
社内メールよりも、より丁寧な文面を心掛けましょう。
(件名)◯◯に関するお詫び
(株式会社)◯◯
◯◯部◯◯課◯◯様
平素より大変お世話になっております。
◯◯会社の◯◯です。
先日は本来納品予定だった数を大幅に間違える不手際を犯してしまい、誠に申し訳ございませんでした。
本日、不足分を早急に送らせていただきました。
今後このようなことがないように十分に体制を強化してまいります。
この度ご迷惑をおかけしましたことを重ねてお詫び申し上げますとともに、今後も変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
仕事のミスで落ち込む新人向け!気持ちの切り替え方4選
「ミスをして怒られて辛い」「この先が不安」「ミスが多くてもう辞めたい」…そう落ち込んでしまう新人・新入社員は少なくありません。
退職や転職を選ぶことも選択肢としてはありますが、まずは冷静になって以下のことを一つずつ考え、試してみましょう。
悩んでいる新人・新入社員が身近にいる場合は、ここで紹介する気持ちの切り替え方を教えてあげるのもおすすめです。
ミスをしてしまった新人が気持ちを切り替える方法
ミスは誰でも起こすものと考える
どのような人でもミスは必ず起こします。
試しに上司や同僚へ「ミスをしたことはありますか?」と聞いてみてはいかがでしょうか。
おそらく、全員がミスをした経験を持っているはずです。
大切なのはミスを受け入れて、次はどうすればいいかを考えることです。
「ミスは自分が成長するべきポイントを知らせてくれるもの」と受け入れ、ミスをするうちは「原因の究明」「今後の対策を立てる」ことを繰り返していきましょう。
ミスをなくす努力を継続することで、自分の成長に繋げることができます。
信頼できる人に相談する
どうしても立ち直れない、気持ちが沈んでしまってどうしようもない人は、信頼できる人に相談してみましょう。
会社の上司・先輩・同期であればベストですが、会社内に話せる人がいない場合は、プライベートの友達でも良いでしょう。
社外に漏れると大事になるようなミスであれば第三者の友人に話すわけにはいきませんが、愚痴を聞いてもらうだけでも気持ちの整理に役立つはずです。
ただし、一方的にこちらの愚痴ばかり聞いてもらうのは良くないため、友達が辛そうにしているときはこちらもすすんで相談に乗る心遣いが大切です。
リフレッシュする
ミスをして辛い気持ちを引きずったり、悔やんだりするのはミスをしてしまった当日だけにしましょう。
心身に悪影響であるうえに、仕事のパフォーマンスが低下して新たなミスを誘発しかねないからです。
気持ちを切り替えるためには、リフレッシュが有効です。
例えば、仕事から帰ったあとに思いきり自分の好きなことや楽しいことをすれば、精神的な辛さから解放されやすいでしょう。
好きなことや趣味がないという方は、運動が有効です。
「医療法人団体 平成医会」のコラムでも述べられているように、運動はメンタルヘルスに良い影響があるため、ミスによる心理的な負担を軽減できるでしょう。
「仕事から帰るのが深夜だから、ジョギングで外には出たくない」「金銭的にジムに通うことが難しい」という方は、踏み台昇降運動など室内でできる軽運動がおすすめです。
転職する
「職場や仕事が自分に合っていない」ことでミスを多発してしまうのでしたら、社会生活はストレスでしかありません。
例えば、「持病があり体力がないのに肉体労働ばかりさせられる」といった環境では、疲労によりミスをしてしまうのは当然ですし、ミスをなくそうと努力しても改善は難しいでしょう。
いくら努力しても「ミスが減らない」「気分が落ち込んでしまい回復の見込みがない」という状況でしたら、転職を検討してみてはいかがでしょうか。
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仕事のミスでクビになることはある?
仕事で大きなミスをするとクビになるのでは…と不安になったことはないでしょうか。
ここでは、「ミスをするとクビになるのかならないのか」、「どのようなことをした場合にクビになるのか」などを解説します。
仕事でミスをしたらクビになるのか?
クビになることはほとんどない
「お前はクビだ!明日からくるな!」テレビドラマなどでこのような台詞を聞いたことがある人は多いでしょう。
しかし現実には、どのようなミスをしたとしてもクビになることはほとんどありません。
法律では、よほどの理由がない限り、労働者を解雇できないことになっているからです。
解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする。
- 引用元
- 労働契約法第十六条
しかしクビにならなくても、ミスによっては職場に居づらくなったり、自主退職に追い込まれる可能性があるので、ミスをしないに越したことはありません。
故意にミスをしている場合はクビになる場合も
真面目に勤務をしていればミスをしてもクビになることはほとんどありませんが、可能性はゼロではありません。
労働者がクビになる状況は、会社に「普通解雇」「懲戒解雇」の判断をされたときです。
普通解雇が認められる可能性がある例は以下のとおりです。
- 出勤しない・出勤できない
- 能力不足
- 違法行為や職務命令違反をする
(参考:労働トラブル解決センター)
「ミスをしてばかりだと、能力不足と判断されてしまうのでは?」と心配になるかもしれませんが、正当な解雇理由にあたるか否かは裁判所が判断します。
「企業法務の法律相談サービス」によると、能力不足であるというだけでは「会社側の指導方法にも問題があったかもしれない」と判断される可能性も高く、正当な解雇理由として認められないことがほとんどです。
また、普通解雇よりも重い処分である「懲戒解雇」が認められる例は下記のとおりです。
- 刑法犯に該当する犯罪行為をした
- 重大な経歴詐称をしていた
- 正当な理由がなく2週間以上の無断欠勤をしている上に出勤の督促にも応じない
- 遅刻や中退が著しく、何度も注意や処分によっても改善されない
- 職場規律や風紀を乱しほかの労働者に悪影響を及ぼしている
(参考:労働トラブル解決センター)
普通解雇と懲戒解雇が認められる例を見てみると、ミスをしただけでクビになることはほぼないといえます。
しかし「わざとミスをする」「大きなミスを隠す」ようなことをすれば、職場の規律を乱していると見なされ、クビになる可能性があるでしょう。
仕事のミスは病気や障害が原因のこともある

ミスが多発すると「自分は何かの病気では?」と心配になる人もいるのではないでしょうか。
それは「注意欠如・多動性障害(ADHD)」の症状かもしれません。
厚生労働省「e-ヘルスネット」によると、「注意欠如・多動性障害(ADHD)」は不注意や多動・衝動性を主な特徴とする発達障害の概念の一つです。
子供に見られる障害というイメージがありますが、大人の2~10%がADHDの診断基準にあてはまるといわれています。
ADHDの症状例は以下のとおりです。
- 注意力や集中力に欠けるため、ケアレスミスが多く集中して行なう作業を持続できない
- 約束を忘れたり守らなかったりする
- 課題を最後までやり切ることができない
- 物忘れが激しく生活や仕事の必需品も紛失してしまう
- 感情の起伏が激しい
- 他人と上手く会話ができないため安定した人間関係を築けない など
ADHDの原因は「脳内の神経伝達物質バランスの乱れ」などであると考えられていますが、詳しい原因は分かっていません。
また「新宿ペリカンこころクリニック」によると、うつ病や統合失調症といった精神疾患においても発達障害と近似した症状が見られるようです。
「自分はADHDかもしれない」「精神疾患を患っているかもしれない」と思った方は、一度精神科か心療内科を受診してみることをおすすめします。
ADHDの検査をしてもらいたい場合は、事前に「大人のADHDの専門外来があるか」もしくは「大人のADHDの診療をしているか」を問い合わせしておくとより安心です。
本当にADHDや精神疾患であったならば、ミスの根本的な原因が分かることで心の負担は軽くなります。
ミスをしてしまうことに対する周囲の理解も得やすくなるでしょう。
まとめ
どんなに仕事ができるベテランであっても、ミスはしてしまうものです。
ミスをしてしまっただけで会社をクビになることはほぼありませんが、だからといって何度もミスを繰り返してしまうのは良くありません。
そのため、「落ち込んで終わり」「次は気をつけようと思うだけで終わり」にはせず、同じミスを繰り返さないために対策をすることが大切です。
ミスを減らすための具体的な対策例は、下記のとおりです。
- すぐに報告し原因を追求する
- メモを取り整理しておく
- 周りをよく見る
- 優先順位を決める
- 確認を徹底する
- 短期集中で仕事に臨む
「ミスばかりして落ち込んでいる」という方は、できる対策から日常に取り入れてみてください。
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この記事が、「仕事でミスをしてばかり」と悩んでいる人の参考になれば幸いです。
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