【30代女性の転職】スキル・資格なしでも大丈夫?成功のコツを解説!
最終更新日:
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「転職したいけど、もう30代だから…」と諦めてはいませんか?
確かに、厚生労働省の調査によれば、転職に成功した30代女性の数は20代に比べて少なくなっています。
ポテンシャルが評価される20代とは違い、30代は相応のスキルが期待されます。
しかし、逆に言えば「即戦力になれる」ことを上手くアピールできれば、十分に転職成功のチャンスはあります。
そこで本記事では、30代女性の転職が難しいと言われる理由を踏まえたうえで、転職を成功させるためのポイントや注意点について解説します。
女性にとって無理の無いキャリアプランを立てるコツも説明するので、ぜひ参考になさってください。
【結論】30代女性が転職を成功させるためには、自己アピールが鍵になる!
30代女性の転職は厳しいと言われていますが、成功のポイントさえ押さえておけば不可能なことではありません。
30代女性が転職を成功させるためには、転職先でいかに活躍できるかを積極的にアピールし、採用の判断を後押しすることが大切です。
何をアピールするべきかを明確にする際は、過去の経験・実績を洗い出したうえで、企業に求められている能力と重ね合わせてみましょう。
自己分析や企業研究に不安のある方は、転職エージェントを活用してみるのもおすすめです。
例えば、「マイナビエージェント」は女性の転職支援に注力しており、これまでの経歴をどのような企業・仕事で活かせるかをアドバイスしてもらうことも可能です。
- (引用元
- マイナビエージェント(女性の転職))
今後のキャリアプランについての相談もできるので、まずは気軽に相談してみると良いでしょう。
キャリアカウンセラー / 株式会社キャリエーラ
監修者藤井佐和子さん
JCDA認定CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)、EQGA公認EQトレーナー、大阪商工会議所主催 メンタルヘルス・マネジメント取得などの資格を保有するキャリアアドバイザー・ダイバーシティコンサルタント。
株式会社インテリジェンス(現・パーソルキャリア株式会社)にて8年間勤務。その後独立し、個人向けキャリアカウンセリングやダイバーシティの研修・講演を手掛ける株式会社キャリエーラを立ち上げ、フリーのコンサルタントとして延べ17,000人以上のキャリアカウンセリング。大学の非常勤講師としてキャリア教育や就職指導を行うほか、数多くの企業・幅広い業界で年間200日以上の講演、キャリアセミナーを実施。
▼著書
藤井佐和子さんの著者ページ
受かる人はここが違う!履歴書・職務経歴書 採用される書き方
受かる人はここが違う!転職面接 採用を勝ち取る技術
どんな職場でも求められる人になるためにいますぐはじめる47のこと
「あなたには、ずっといてほしい」と会社で言われるために、いますぐはじめる45のこと
大学選びをはじめからていねいに【改訂版】
女性の転職・再就職パーフェクトガイド(新星出版社)
これで採用!!転職完全サポートブック(新星出版社)
朝、会社に行ける自分養成講座(ソーテック社)
10パーセント脱力生活 ココロ篇(NHK出版)
伝え上手で、キャリア・アップ! 働く女性のハッピー法則(リヨン社)
履歴書・職務経歴書の書き方 完全サポートブック(新星出版社)
これで採用!!転職面接完全サポートブック(新星出版社)
女性社員に支持されるできる上司の働き方(WAVE出版)
女性に「ついていきたい」と言われる上司の仕事術(WAVE出版)
女性のためのライフワークバランス講座: カウンセリング事例でわかる女性のキャリア形成術 女性の転職 [転職鉄板ガイドシリーズ](株式会社まんまるeねっと)
産休・育休中の不安がスーッと解消される がんばりすぎないお仕事復帰BOOK
▼コラム執筆
日経woman連載
企業・個人を豊かにするキャリアデザインの考え方
▼セミナー・イベント・講演出演
女性管理職のスキルアップ講座(東京都産業労働局)2022年10月18日
女性リーダー育成のステップ(ダイバーシティ研究会)2021年6月18日
リケジョ100人 サンデーモーニング女子会 特別講演「女性がキャリアを築くためにいますぐ絶対にやっておくべき3つのこと」 2018年7月1日
管理職向けセミナー ~女性社員が働き続けやすい職場づくりのカギ~
「自分らしいキャリア」を真剣に考えるWoman’s Career Meeting
▼動画配信
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- 30代女性の転職を成功させるための4つのポイント
- ポイント1.できるだけ早く転職活動を始める
- ポイント2.キャリアの棚卸しを行う
- ポイント3.企業側の不安を解消できる説明を準備する
- ポイント4.転職エージェントにサポートしてもらう
- 【調査結果】転職エージェントの活用は30代女性の年収アップに効果的
- 転職を経験した30代女性が実感した「転職エージェントを利用してよかった理由」とは
- 「よく分からないから」という理由で転職チャンスを逃すのはもったいない!
30代女性の転職は本当に不利なのか
「30代女性の転職は難しい」と言われることが多いですが、実際はどうなのでしょうか?
たしかに、企業側は30代の女性を採用する際に慎重になる側面もあります。
また、20代より専門性が求められる30代は、転職の難易度も高くなります。
一方で、企業の求める人物像に当てはまっていれば、30代の女性でも転職は可能と言えるでしょう。
30代の転職難易度が高くなる理由
30代女性の転職が難しくなる理由としては、主に以下の2つが挙げられます。
30代女性の転職難易度が高くなる理由
- 結婚や出産・育児を理由とした長期休暇や退職の可能性があるから
- 即戦力として求められるスキルが高くなるから
企業としては、中途採用した女性がすぐに出産・育児等で長期休暇に入ってしまうのは大きな痛手となるため、30代女性の採用に慎重になりがちです。
また、30代になると「即戦力」が求められることも、転職のハードルが上がる要因と言えるでしょう。
転職に成功した30代女性の体験談
30代女性の転職は難しい面もありますが、転職を成功させている人も少なくありません。
30代で転職した女性の声
(前略)夫の海外転勤を機に35歳で退職、2年間のブランク+未就学の子持ちながら、37歳でスムーズに同業界で正社員採用が決まり、年収もアップ。
新卒からコツコツとキャリアを積んできたので、ブランクがあっても評価して頂けたようです。(後略)
(引用:Yahoo!知恵袋)
30代だからといって、年齢や性別を理由に転職を諦める必要はありません。
ただし、20代と比べて難易度が高いことは事実なので、転職の際には自己分析を行った上で、自身の強みを活かせる仕事を粘り強く探していくことが大切です。
その上で、企業のニーズに合わせて自身をアピールできれば、成功の可能性も高まるでしょう。
- (引用元
- マイナビエージェント(女性の転職))
30代女性の転職によくある不安の解決策
30代の女性は、既婚・子育て中・独身などライフスタイルの状況によって転職事情は異なります。
ここでは、状況によって生じる転職の不安への解決策をお伝えします。
30代女性の転職によくある不安
ケース1.既婚|出産で辞めると思われるのでは?
「結婚していると選考で不利になるのでは?」という不安から、転職に踏み切れない女性は少なくありません。
近年では、子育て支援に力を入れている企業も少なくありませんが、選考の際には以下のような「出産・育児に関する懸念」を抱く企業も多いです。
- 妊娠して辞めてしまうのではないか?
- すぐに妊娠して産休・育休を取得するのではないか?
せっかく採用した人材がすぐに退職したり、長期休暇を取得することは、企業にとって痛手となります。
妊娠・出産の予定を求職者に聞くことは、「男女雇用機会均等法」の観点から不適切とされていますが、「妊娠の予定はありますか?」と質問されるケースは少なくありません。
そのような場合は、妊娠の予定の有無に関わらず「長く働き続けたいこと」を強調して答えると良いでしょう。
【妊娠の予定に関する回答例】
<直近で妊娠・出産の予定がない場合>
現時点ではありません。もし今後妊娠・出産となった場合も、家族に支援してもらいながら働き続けたいと考えています。
妊娠・出産の予定がある場合は求人選びを慎重に
妊娠・出産の予定がある場合は、育休や産休の制度が整っている企業を選ぶことが大切です。
求人探しの際は、「育児と両立OK」「産休・育休取得実績あり」といった条件で検索し、既婚女性が働きやすい環境が整った会社を優先してチェックしましょう。
- (引用元
- マイナビエージェント(女性の転職))
ケース2.子育て中|子供の世話で休みがちと思われる?
小さなお子さんを持つ女性も、転職に踏み切れないケースが多いです。
子育て中は予期せぬトラブルが発生しやすいため、企業は以下のような「休暇や早退に関する懸念」を抱きやすいです。
- 子どもが具合を悪くしたとき、たびたび早退して周りに迷惑をかけるのでは?
- 子どもの預け先が見つからず、急に休むのでは?
子育て中の女性が選考を受ける際は、不測の事態にどう備えるかを具体的に伝えることが大切です。
たとえば、「実家が近くにあり、いつでも預けられる」「子どもが病気の際は病児保育を利用する」など、無理なく働ける環境が整っていることをアピールすると良いでしょう。
企業口コミサイトの利用もおすすめ
子育て中でも働きやすい職場を見つけるためには、「転職会議」のような企業口コミサイトを利用するのがおすすめです。
- (引用元
- 転職会議)
転職会議には、企業で働く社員・元社員のリアルな声が投稿されており、子どもがいても働きやすい環境かどうかを確認できます。
320万件を超える口コミが掲載されているので、ぜひ活用してみてください。
ケース3.独身|結婚してすぐに辞めると思われるのでは?
30代独身女性の場合は、「結婚の予定を理由に採用されにくい」と感じている方が多いです。
独身女性は既婚・子育て中の女性と比較すると不利にはなりにくいものの、以下のように「結婚に対する懸念」を抱かれてしまう場合もあります。
- 結婚してすぐに辞めてしまうのでは?
- 結婚して時短勤務になってしまうのでは?
企業に「すぐに辞めてしまいそう」と思われないためには、面接で今後のキャリアプランを明確に伝えることが重要です。
面接の際には、以下の点を伝えることで会社側の不安を払拭できるでしょう。
未婚の30代女性が面接で伝えるべきポイント
- 長く働く意思があること
- 自分が転職することで企業に生じるメリット
- 10年後の具体的なキャリア設定
結婚する予定がなく企業で長く働き続ける意思があるならば、その気持ちを企業にアピールしてください。
結婚の予定がある場合は、「結婚後にどう働きたいと考えているのか」を具体的に伝えることが大切です。
藤井さん
30代の人を採用する際に企業が見ているのは、その人の数年後の活躍です。
将来期待される姿は、ずばり管理職としての活躍、というケースも増えています。
日本は女性管理職が少ない国です。
G7の中でも女性管理職の割合が最下位の日本では、女性活躍推進の背景からも女性リーダーを増やすことを考えているのです。
そのため、自社に女性管理職が少ない企業では、管理職として活躍されている30代女性採用に積極的です。
役職未経験の方を採用する場合も、将来リーダーとしての活躍を期待できる人かどうかを見ています。
ご自身がそのようなビジョンを持っていることをしっかりと伝えるとよいでしょう。
- (引用元
- マイナビエージェント(女性の転職))
30代女性がスキル・資格なしで転職するコツ
20代であれば「伸び代がある」「体力がある」という理由で未経験者でも採用されやすいですが、30代は即戦力が求められるので、転職の難易度が上がります。
そのため、スキル不足が気になり、なかなか転職に踏み切れない女性も少なくありません。
しかし、ポイントを押さえた転職活動を行えば、スキル・資格なしの30代女性が転職を成功させることは十分に可能です。
ここでは、スキルに自信を持てない30代女性が転職を成功させるためのコツを紹介していきます。
スキル・資格なしで転職を成功させるコツ
コツ1.パート・派遣社員から正社員登用を目指す
スキルや資格がない場合、パートや派遣社員から正社員を目指すのもひとつの手段です。
パート・派遣社員から正社員になる方法
- 正社員登用制度のある会社でパートとして働く
- 紹介予定派遣として働く
上記の方法であれば、いきなり正社員を目指すよりもハードルが低くなるため、スキルや資格がなくてもチャレンジしやすいでしょう。
なお、正社員登用制度や紹介予定派遣には、以下のようなメリット・デメリットがあります。
転職のハードルが低くなる一方で、「必ずしも正社員になれるわけはない」というデメリットもあります。
また、正規雇用されるまでには時間がかかることが多いので、「今すぐ正社員になりたい」という場合は最初から正社員求人を探すことをおすすめします。
パート・派遣社員から正社員を目指す場合は、デメリットもしっかり把握しておきましょう。
紹介予定派遣とは?
「紹介予定派遣」は、一定期間(最長6ヶ月間)派遣スタッフとして働いた後に、企業と求職者の合意のもとで正規雇用契約を結ぶ制度です。
実際に働いてから正社員になるかどうか検討できるので、「転職のミスマッチを防ぎやすい」というメリットがあります。
コツ2.未経験でも採用されやすい職種を狙う
スキルや資格に自信がない方には、未経験でも採用されやすい職種への転職をおすすめします。
例えば、営業職や販売職はコミュニケーション能力が重視されるため、未経験でも採用されやすい傾向があります。
未経験でも採用されやすい職種
- 営業職
- 販売職
なお、上記の職種は接客経験があると有利になりやすいので、パートやアルバイトで経験がある場合はアピールの材料となるでしょう。
スキル・資格なしから正社員転職を目指すなら、専門性を求められにくい職種をチェックしてみることもおすすめです。
リクナビNEXTで求人をチェックしよう
未経験でも応募できる求人を探すなら、求人数が豊富な「リクナビNEXT」を利用しましょう。
- (引用元
- リクナビNEXT)
リクナビNEXTには、正社員求人のほかパートや紹介予定派遣の求人も多く掲載されています。
また、未経験者が採用されやすい営業や販売の求人も豊富です。
首都圏はもちろん、地方の求人も充実しているのでぜひチェックしてみてください。
30代女性の転職を成功させるための4つのポイント
30代女性の転職者は、20代に比べ少ない傾向にはありますが、きちんと対策を立てれば転職が成功する可能性は高まります。
ここでは、30代女性が転職を成功させるためのポイントを4つご紹介します。
30代女性の転職を成功させるポイント
ポイント1.できるだけ早く転職活動を始める
30代で転職しようと思ったら、できるだけ早く転職活動に取りかかるようにしてください。
多くの企業は「長く働いてくれる人材」や「ポテンシャルがある人材」を求めているため、転職市場では1歳でも若いほうが有利になります。
転職しようかどうか考えているうちに30代半ば、30代後半、40代…と歳を重ねた場合、その分採用の可能性が低くなってしまうので注意が必要です。
- (引用元
- マイナビエージェント(女性の転職))
必ず在職中に転職活動をはじめておく
転職を検討するのであれば、在職中に転職活動を行い、次の転職先が決まったら会社を辞めるという手順を踏みましょう。
会社への不満が多いと、転職先が決まる前に勢いに任せて会社をやめてしまう方もいますが、勢いでやめてしまうことには大きなリスクが伴います。
衝動的に仕事を辞めることによるリスク
- 収入が途絶えてしまう
- 上司や同僚に迷惑をかけ信頼を失う
- 次の転職先がすぐに見つかるとは限らない
- より良い転職先が見つからず、退職しなければよかったと後悔する……など
転職活動に割ける時間が少なくて不安という方は多いかもしれませんが、転職エージェントのサポートなどを活用すれば時間も手間も省くことも可能です。
できるだけ離職期間が長くならないように、転職活動は在職中に始めておきましょう。
- (引用元
- マイナビエージェント(女性の転職))
ポイント2.キャリアの棚卸しを行う
20代は伸びしろやポテンシャルだけで採用されることもありますが、30代ではそうはいきません。
30代で転職する場合は、以下のように今までの実績や経験をまとめ、キャリアをアピールできるよう準備しておきましょう。
キャリアの棚卸しでは、これまでにどのような仕事をして、どのような問題を解決してきたかを具体的に説明できる状態を目指します。
棚卸しの方法は、以下を参考にしてください。
【キャリアの棚卸しを行う4STEP】
1 | 経験した勤務先・職種 | 会社名、従業員数、資本金、事業内容、所属部署、職種などをすべて書き出す |
2 | 経験した「職務」 | 所属部署の人数と役割、ポジション、部下の人数、担当した業務範囲、商品やサービスとそのターゲット、担当企業(顧客)数/エリアなどを書き出す |
3 | 職務によって実現した「実績」 | 目標達成率、売上実績、通過企画など、できる限り数字を用いる |
4 | 上記の①~③についての自己評価とその理由 | 5段階で評価し、それぞれに理由を書き出す |
また、「自分がなぜ転職したいのか」「なぜその企業に転職したいのか」も併せて考えておけば、面接対策を行いやすくなるでしょう。
ポイント3.企業側の不安を解消できる説明を準備する
選考時に、企業の採用担当に安心感を与えることも重要なポイントです。
企業側が30代女性を採用する際に特に気になるのは、働く時間に制約があるのではないかという点です。
「家事や育児で働く時間に制約がかかるのでは?」「子どもの急病で休みがちになるのでは?」といった懸念を抱かれるケースは少なくありません。
上記のような懸念を払拭するためには、不測の事態に備えられる環境があることをしっかり伝えてください。
【例】企業側の不安を解消する説明
- 夫が欠勤・早退の融通が利きやすい仕事をしている
- 夫の帰宅が早いため、残業にも対応できる
- 近所に実家があり、万が一の際は頼れる
企業側に安心感を与えられる情報があれば、面接時に積極的にアピールすることで、採用の後押しとなるでしょう。
ポイント4.転職エージェントにサポートしてもらう
家事や子育て、仕事をしながら転職活動を進めるのは簡単ではありません。
忙しい環境の中でスムーズに転職活動を行うためには、転職エージェントのサポートを受けることをおすすめします。
転職エージェントは、求人探し・応募書類の作成・面接対策などをサポートしてくれるサービスであり、利用にあたって多くのメリットがあります。
完全無料で利用できるので、求職者に経済的な負担はありません。
「そもそも転職するべきか」という段階の相談から、キャリア相談まで幅広く対応してくれるため、ぜひ気軽に利用してみることをおすすめします。
藤井さん
キャリアアドバイザーとして、30代女性から受けた相談で多いのは、①「最後のキャリアチェンジのチャレンジをしたいが、難しいか」②「子育てや介護など、両立しながらのキャリアパスは?」です。
①では、キャリアチェンジしたいものの、どんな職種があるのか分からない、という方が多いのですが、確かに経験のない職業について知らなかったり、あるいは思っていたのとは現実が違うこともあります。
自分では知ることのできないことをプロに聞き、正しい情報を得ることは大事でしょう。
また②では、両立しながら働く女性を理解しサポートしてくれる会社かどうか、入社してみないと分からないとならないためにも、事前情報を教えてくれるプロの提案も大いに役立ちます。
【調査結果】転職エージェントの活用は30代女性の年収アップに効果的
実際に気になるのは、転職エージェントを利用することによって得られる効果やメリットでしょう。
そこでイーデス編集部が、直近3年以内に転職をした30代女性を対象に独自調査を行い、「転職エージェント利用者」と「転職エージェント非利用者」の実態をそれぞれ調査しました。
アンケートの回答結果によると、転職エージェント利用者のほうが、非利用と比べて転職後の年収アップに成功した人の割合が多いということが判明しました。
物価上昇や生活費の高騰が続く昨今、「今の年収を維持したまま転職をする」という観点も重要になってきます。
転職エージェント利用者のほうが、転職後に年収ダウンしてしまった人の割合も低いため、これから未経験業界や未経験職種にチャレンジをする方にとっても、転職エージェントの活用はおすすめです。
調査期間 | 2023年3月20日~2023年3月22日 |
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調査機関 | 調査委託先:ジャストシステム株式会社(Fastask) |
調査対象 | 直近3年以内に転職をした30代の女性 |
サンプル数 | 295名 |
調査方法 | インターネット調査 |
転職を経験した30代女性が実感した「転職エージェントを利用してよかった理由」とは
同アンケート調査で30代女性に聞いた「転職エージェントを活用してよかったと思うことTOP5」では、「自分では見つけられなかった企業の求人情報を見ることができた」という理由が最も多くあげられました。
またその他、「アドバイスをもらったことで、転職の選択肢が広がった」「自分自身がもつ適正・強み・スキルの整理ができた」など、自分以外の客観的な意見をもらうことがよりよい転職活動に繋がったことがうかがえました。
30代は結婚や出産などライフスタイルの変化が起こりやすい年代でもあり、20代の頃と比べて、転職先に対する条件も明確になってきます。
キャリアアドバイザーを最大限活用しながら、給与や労働条件と職務内容のバランスが良い転職先を探しましょう。
「よく分からないから」という理由で転職チャンスを逃すのはもったいない!
多くのメリットがある転職エージェントですが、30代女性の転職者の利用はおよそ4人に1人にとどまっています。
それは一体なぜなのか、「転職エージェントを活用しなかった理由TOP5」についても、イーデス編集部独自のアンケート調査によって明らかにしました。
ここで注目したいのは、24.1%もの人が「どのようなサービスが受けられるのかよく分からなかったから」という理由で転職エージェントを利用しなかったという事実です。
転職はそう何度も経験することではないため、大事な転職活動を自己流で進めてしまうのは、非常にもったいないことです。
数ある転職エージェントの中から「どれが自分にあっているのか分からない」という人のために、口コミを元にしたおすすめの転職エージェントをご紹介しますので、エージェント選びの参考にしてみてください。
30代女性におすすめの転職エージェント4選
30代女性の転職を成功させるためには、女性の転職支援に強いエージェントを利用することが重要です。
ここでは、数ある転職エージェントの中から厳選した3社をご紹介します。
サービス名 | 特徴 |
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マイナビエージェント |
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リクルートエージェント |
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type女性の転職エージェント |
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ワークポート |
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転職エージェントは、取り扱う求人をはじめ得意分野やサービス内容が異なるので、2〜3社登録しておくのがおすすめです。
全て登録するのが面倒な場合は、女性の転職支援に強い「マイナビエージェント」を優先的に登録するのがおすすめです。
※ より多くの女性向け転職エージェントをチェックしたい方は、「女性におすすめの転職エージェント15選!転職の失敗を防ぐコツも解説!」も併せてご覧ください。
手厚いサポートを受けたいなら「マイナビエージェント」
- (引用元
- マイナビエージェント(女性の転職))
「マイナビエージェント」は、人材業界大手の「マイナビ」が運営する転職エージェントです。
大手ならではの情報量と手厚いサポートが魅力なので、転職を目指す30代女性の「とりあえずの1社」としてもおすすめです。
営業やIT・Webなどに特化したサービスも展開しているので、すでに転職したい業界が決まっている方も使いやすいでしょう。
マイナビエージェント|基本情報
運営会社 | 株式会社マイナビ |
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公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:24年12月時点)
業界最多の求人数を誇る「リクルートエージェント」
- (引用元
- リクルートエージェント)
「リクルートエージェント」は、国内で最も求人数が多い転職エージェントです。
業界・職種問わず豊富な求人を保有しているので、希望条件にマッチする案件を効率良く見つけられます。
また、転職支援実績が豊富なことも特徴のひとつです。
転職活動中は、多くの求職者を支援してきたキャリアアドバイザーが、求人探しから内定まで手厚くフォローしてくれます。
書類作成や面接対策などのサポートも充実しているため、選考対策に不安のある方にはぜひ活用してほしい転職エージェントです。
リクルートエージェント|基本情報
運営会社 | 株式会社リクルート |
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公開求人数 | 約500,100件 |
非公開求人数 | 約242,400件 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | すべて無料 |
登録免許 | 厚生労働省有料職業紹介事業: 13-ユ-313011 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
(最終更新:24年12月時点)
女性目線のアドバイスが欲しいなら「type女性の転職エージェント」
- (引用元
- type女性の転職エージェント)
「type女性の転職エージェント」は、18年以上にわたって女性の正社員転職を支援している転職エージェントです。
女性のアドバイザーも多く在籍しているので、出産・育児など女性ならではの相談にも親身に対応してくれます。
ただし、type女性の転職エージェントは、一都三県の求人がメインで地方の求人が少ないというデメリットもあります。
そのため、地方在住の方は他の転職エージェントと併用して求人数をカバーすることをおすすめします。
type女性の転職エージェント|基本情報
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
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公開求人数 | 約12,600件 |
非公開求人数 | 約20,400件 |
対応地域 | 全国(首都圏中心) |
料金 | 無料 |
(最終更新:24年12月時点)
ITに強みを持つエージェントなら「ワークポート」
- (引用元
- ワークポート)
「ワークポート」は、ITやクリエイティブ系職種の転職に強みを持っているエージェントで、総求人数の約6割がIT・クリエイティブ系職種の案件です。
大手からベンチャーまで、豊富な企業の求人を保有しているため、幅広い選択肢があります。
経験が浅い方向けの求人もあるので、IT業界への転職で悩んでいることがあるなら、ぜひ相談してみてください。
ワークポート|基本情報
運営会社 | 株式会社ワークポート |
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公開求人数 | 約109,800件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:24年12月時点)
30代女性が転職して後悔するのはどんなケース?
30代で転職した女性の中には、「やっぱり転職なんてしなければよかった……」と転職を後悔してしまう方もいます。
今抱えている問題や悩みが転職をきっかけに解決することもありますが、全ての人が満足のいく結果になるとは限りません。
30代女性が転職で後悔するケースには、以下のようなものが挙げられます。
30代女性が転職で後悔しやすいケースの例
ケース1.後先考えず焦って退職してしまう
転職活動を始めるときに、まず会社を辞める方がいます。
しかし、退職してから転職活動をしたために、「大きな不安や焦りを感じた」「その後の転職に支障が出てしまった」という方も少なくありません。
仕事を辞めてから転職活動を始めた場合には、メリットがあるのも事実です。
退職後に転職活動を行うメリット
- 転職活動に割ける時間が増える
- 応募企業の都合に合わせてスケジュールを立てられる
- 資格取得などのスキルアップを図る時間を確保できる
しかし、転職先が決まる前に現在の仕事を辞めてしまうと、収入が途絶えるため金銭的なリスクが大きくなります。
また、すぐに転職先が見つからないことも考えられます。
転職活動に4か月以上かかる場合も少なくない
実際に、厚生労働省が行った調査では、転職者が直前の勤め先を辞めてから現在の勤め先に就職するまでに4か月以上かかったという方が全体の15%を超えています。
【直前の勤め先を離職してから現在の勤め先に就職するまでの期間】
期間 | 割合 |
---|---|
離職期間なし | 26.1% |
1か月未満 | 27.6% |
1か月以上2か月未満 | 13.3% |
2か月以上4か月未満 | 12.9% |
4か月以上6か月未満 | 4.6% |
6か月以上8か月未満 | 3.5% |
8か月以上10か月未満 | 1.7% |
10か月以上 | 5.5% |
(引用:令和2年転職者実態調査の概況|厚生労働省)
できるだけ離職期間が長くならないように、転職活動は在職中に始めておきましょう。
ケース2.20代と同じ感覚で転職活動を進めてしまう
「30代なのに20代の時と同じ感覚で転職活動をしてしまった」という失敗も少なくありません。
新卒や20代とは違い、30代には経験やスキルが求められるため、20代のように熱意とやる気だけで採用をつかみ取るのは難しいと言えます。
30代の方が転職をする際は、今の年齢に相応する社会人マナーやスキルを意識して選考を受けることが大切です。
また、面接では「今までどのような経験をしてきたのか」「自分の能力は企業にどのような利益をもたらすのか」をしっかりと説明できるようにしておきましょう。
30代の転職者に求められているのは「即戦力」
30代の転職者には、「専門性の高さ」「即戦力となるスキル」「マネジメント力」が求められていることが、エン・ジャパンの調査で分かっています。
(引用:en人事のミカタ)
同調査は35歳以上を対象としていますが、30~34歳に対しても同じような能力が求められる可能性が高いです。
なぜなら、30代になると20代の頃のようなポテンシャル採用を見込めない場合がほとんどだからです。
特に30代後半からの転職は、企業の即戦力となるスキルがないと転職を成功させることは難しいと言えるでしょう。
ケース3.自己分析をしなかった
転職のミスマッチを避けるためには、自己分析をすることも重要なポイントです。
「どのような働き方をしたいか」が明確でないまま、年収や待遇にとらわれて転職先を決めると、転職後に後悔してしまうリスクが高まります。
30代女性の体験談
転職失敗しました。女性、未婚、31歳。 これからどうすれば良いか迷っています。
(中略)想像していた以上にサービス残業だらけ。定時で帰れた日はほぼありません。今はまだマシな方だけど、年次が上がっていくにつれもっと酷くなるそうです。
面接の時に「うちは繁忙期は残業も多いけど、残業代はしっかり出しますから。」と言っていたのに。
もともとサービス業だったので『多少のサビ残はあるだろうな…』とは思っていましたが…。
このまま体力的にも精神的にも身を削りながら働くと思うと…。
年収UPと正社員である事だけを重きに置いて転職を短期間で行ってしまった事を後悔しています。
今となっては給料は低いけど楽しかった新卒から長く続けていた会社に戻りたいと思ってしまいます。(後略)
(引用:Yahoo!知恵袋)
転職を成功させるためには、「なぜ転職したいのか」「転職してどのように働きたいのか」をしっかり考えることが大切です。
転職活動を始める際は、入念な自己分析を行い、「企業選びの軸」を明確にしましょう。
自己分析のポイント
- 自分はなぜ今の仕事を辞めたいのか?
- 転職して何がしたいのか?
- 転職してどのように働きたいのか
- 得意なことは何か?
- 新たな勤務先で何をしたいのか(採用側のメリット)
- これまでに手がけてきた仕事
- 身につけたスキル、資格
- 成功体験、失敗体験
- モチベーションが上がったこと、下がったこと……など
転職理由と企業選びの軸を明確にして転職活動を進めれば、入社後のミスマッチを防げるでしょう。
自己分析が苦手なら診断ツールの活用がおすすめ!
【Q&A】30代女性の転職によくある疑問
最後に、30代女性の転職でよくある悩みや疑問にお答えます。
30代女性の転職に関するQ&A
Q1.結婚・出産後も働きやすい会社の条件は?
A.一概には言えませんが、以下の条件に当てはまる会社は結婚・出産後も働きやすい傾向にあります。
・女性社員が多い
・産休・育休の制度が充実している
・フレックス勤務や在宅勤務など多様な働き方ができる
女性社員の割合が多い会社は、女性の能力を評価していることが多く、働きやすい環境が整っている傾向にあります。
特に、女性社員と男性社員の平均年齢に大きな差がない会社は、結婚後も長く働いている女性が多いと考えていいでしょう。
また、女性の管理職の割合が多い会社は、男女差別が少なく、女性が働きやすいと言えます。
女性の割合が多い会社を調べる際は、気になった求人についてキャリアアドバイザーに確認をとってみると良いでしょう。
他にも、出産後も働きたいのであれば、産休・育休制度を利用しやすいかどうかや、フレックス勤務や在宅勤務といった働き方が可能かも確認することをおすすめします。
Q2.女性でも安定して働ける仕事や職種は?
A.近年需要が高まっている「SE(システムエンジニア)」「プログラマー」などは、安定性があると言われています。
その他「一般事務」なども体力的な負担が軽く、女性から人気の職種です。
以下の記事では、それぞれの仕事に関して詳しく解説しているので、ぜひ併せてご覧になってみてください。
Q3.取っておくと有利な資格はある?
A.転職したい仕事によって有利な資格は変わります。
どの仕事に転職したいかによって有利な資格は異なりますが、以下のような資格は女性から人気があり、幅広い職業で役立ちます。
女性に人気の資格
- 簿記検定2級以上
- 宅建
- 1級建築士
- 公認会計士
- TOEIC
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
- ファイナンシャルプランナー
- 社会保険労務士
- 介護福祉士
- 医療事務
- Webデザイナー
- 行政書士
- 秘書検定
履歴書には、「資格取得に向け勉強中」と記載できます。
未経験からの転職の場合は、資格の勉強をするほど熱意があることをアピールすると良いでしょう。
まとめ
30代女性の転職は20代より難易度が上がりますが、決して不可能ではありません。
転職活動を始めるならば、以下のポイントを意識し、転職の成功率を高めましょう。
30代女性の転職を成功させるポイント
- できるだけ早く転職活動を始める
- キャリアの棚卸しを念入りに行う
- 企業側の不安を解消できる説明を準備する
- 転職エージェントにサポートしてもらう
特に、仕事や家事で転職活動に時間をかけられない場合は、転職エージェントに相談することをおすすめします。
転職エージェントは、求人紹介・応募書類の作成・面接対策などをフォローしてくれるので、時間に制約のある女性でもスムーズに転職活動を進められます。
本記事でご紹介した転職エージェントを活用して、万全の体制で転職活動を行ってください。
30代女性におすすめの転職エージェント
マイナビエージェント |
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リクルートエージェント |
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type女性の転職エージェント |
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ワークポート |
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藤井さん
30代は、20代に比べて仕事の責任も増え、またプライベートも忙しい、という方も出てくる時期です。
そんな中、自分で転職活動を進めるのは、時間的にも労力的にも大変です。
そのため、自分で動きつつ、併せて転職エージェントも活用してみるとよいでしょう。
また、20代と比べたら当然経験が増えているのが30代です。
だからこそ、しっかりとした棚卸しをする必要があります。
自分では忘れていた、または、ここは大した経験ではない、と自己判断してしまっているアピールポイントがあるはずです。
第三者である転職エージェントに相談する際、職務経歴書の説明をしていただくと、自然と棚卸しができますし、もっとここはアピールできますよ、などの意見ももらえます。
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