新卒で入社した会社がブラックだった!騙されたと思ったらすぐ転職して大丈夫?
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本記事では、「新卒で入った会社がブラック企業だったかもしれない」という人に向け、主に下記の内容を紹介します。
「ひょっとしてブラック企業に入社してしまったかもしれない」という新卒の方は、ぜひご参考ください。
エージェント名 | おすすめな人 | 求人数 (2023年11月時点) | 対象地域 |
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ブラック企業だったら逃げてOK!新卒・短期間でも関係ない
新卒でブラック企業に入ってしまった場足、すぐ辞めたり転職をすることは悪いことではありません。
頑張って働き続ける道もありますが、努力が報われる可能性は低いと言えます。
本章では、ブラック企業だったら逃げてよいと言える根拠を解説します。
悪いリスクばかり!ブラック企業だった場合働き続けるとどうなる?
ブラック企業で働き続けると、メリットが少ないばかりか心身へのダメージが増えてくばかりです。
普通の企業であれば、労働の対価として適切な賃金が支給され、さらに仕事を通してスキルアップができます。
しかし、ブラック企業は時間や労力が摂取されるばかりでスキルアップできないうえ、賃金も安い傾向にあります。
実際にネット上にも、ブラック企業で働いたことを後悔する声が多く見られました。
初めて就職した会社で6年働き、初めてだったため自分の会社がブラックかどうか全く分からずずっと働いて転職してまともな会社で勤めてからは本当に無駄な時間だったととても後悔しています。
なぜもっと早く転職しなかったんだとずっと自分を責めてしまいます。(後略)
- 引用元
- Yahoo!知恵袋
私は新卒で会社Aに入りました。
初めて入ったところでブラックということがわからなかったのですが、退職するにあたり様々な本を読み、相当ブラックなとこだったなと感じています。(中略)
私はずっと辞めたい辞めたいと思っていたけれど、親がとりあえず3ヶ月、一年、それ以上経つと、今よりいいとこないよ、新卒で入ったとこが一番いい、それ以降は下がるだけ。と言われて信じてきました。(後略)
- 引用元
- Yahoo!知恵袋
上記のように、ブラック企業かを判断できず長く続けることで、心身に負荷がかかり、退職後にも怒りやストレスを感じ続けているという声も少なくありません。
企業側の第二新卒のニーズは高い
「新卒の会社をすぐ辞めたら、次の就職先を見つけるのが大変そう」と心配になる方もいるのではないでしょうか。
しかし、近年第二新卒者の採用を積極的に行う企業が増えており、転職サイトの求人情報を見ても第新卒者を歓迎する求人は豊富です。
経験が浅い若手を採用する企業は多いため、ポテンシャル採用が見込める20代前半から半ばの方は過剰に心配する必要はないと言えるでしょう。
騙された!とならないために|新卒が避けるべきブラック企業
ブラック企業で働き続けた結果、「何年経っても給料が新卒と代わらない」という状況になっても、過去に戻ることはできません。
後悔しないために「ブラック企業に入らない」「ブラック企業に入ってしまった場合は早々に退職する」ことが大切です。
しかし、自分の会社がブラック企業かどうか、判断がつかない方もいらっしゃいますよね。
また、本当はブラック企業なのに「ここは最高の職場だ」「自分の居場所はここしかない」と会社に洗脳されている可能性も否めません。
本章では、ブラック企業の見分け方や会社に洗脳されていないか、という点に着目して解説します。
転職したほうがいいブラック企業の定義
厚生労働省のホームページでは、ブラック企業のことを下記のように紹介しています。
厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。(後略)
ブラック企業に明確な定義はありませんが、「労働基準法を守っていない」「社員を人間扱いしないでボロボロになるまで使い倒す」など、一般常識を逸脱しているのならまず間違いないでしょう。
ブラック企業の特徴の一例
- サービス残業・サービス休日出勤を強要される
- ノルマが異様に高く、達成できなければ言葉の暴力・パワハラなどを受ける
- 世間の一般常識と照らし合わせると非常識なルールや社則がある
- 最低賃金を下回っている など
すぐ辞めるのは損?実はブラック企業ではなかった!という例
会社で1度や2度辛いことがあっただけで、即座に「ブラック企業だ」と決め付けると損をする可能性があります。
ブラック企業だと思いきや、実はブラック企業ではないこともあるからです。
実はブラック企業ではなかったという例
- 誰も仕事を教えてくれない
→ 時期的に先輩達が皆忙しいだけで、落ち着いたら教えてあげたいと思っている - 指導役の上司が人間的に尊敬できない人だった
→ 他の人はいい人ばかりだった - 残業が多すぎる
→ 残業手当はしっかり支給されるので他の会社より給与が高い など
上記のように、1~2ヵ月程度様子見すれば「実はブラック企業ではなかった」と腑に落ちるケースもあります。
即座にブラック企業と決め付けてしまうと、辞めてから後悔する可能性があるため注意が必要です。
ブラック企業に洗脳されていないか判断するために
ブラック企業で働いているにも関わらず、会社に洗脳されてしまい、ブラック企業とは知らずに働いている人もいます。
「Business Journal」によると、ブラック企業の経営者が社員を安い賃金で雇い続ける事例として、下記のような例を挙げています。
ブラック企業の経営者が社員を安い賃金で雇い続ける事例
- 意図的に「仕事のための仕事」をつくり、長時間働かせる
- 長時間働かせ、かつピリピリした空気に長く触れさせることにより、余計なことを考えさせないようにする
- 仕事でミスがなくても小さなことで厳しく叱責すること続ける。そうして「こんなにミスが多いが、それでもこちらが給料を払ってやっているんだ」と刷り込む
- 劣悪な環境、雰囲気に慣れさせ、たまに優しくする「アメとムチ」を使い分ける
このような状況では、疲れすぎて「会社を辞めよう」「告発しよう」とすら考えられないでしょう。
さらに「ダメな自分でもこの会社なら働かせてくれる」と、辛い状況でも受け入れてしまうようになります。
下記のような場合は、ブラック企業が社員の洗脳を試みている可能性があるので注意が必要です。
チェック項目|ブラック企業に洗脳されていないか
- 労働基準法をはじめ法律を守っていない
- 研修という名目で山奥で合宿を行うなど、社会から遮断させられた上、気力や体力を消耗させられるプログラムがある
- 会社の雰囲気がいつもピリピリしており、些細なことで怒られる
- ごく稀に不自然なほど優しくされる など
なぜブラック企業に入社してしまう人がいるのか
ブラック企業の存在は、まさに求職者にとって「百害あって一理なし」にもかかわらず、入社してしまう人が大勢います。
ブラック企業に入ってしまう理由には、以下のようなものが挙げられます。
ブラック企業に入ってしまう理由
- 就活がうまくいかず、ようやくもらえた内定に飛びついてしまった
- 就職氷河期だったため就職先が限られていた
- 求人情報と実態が違っていた
- 知人の頼みや紹介で仕方なく入社した など
特に、就職氷河期世代のように求人が少ない時期に就職活動を行った方は、選択肢が少なくなり、結果的にブラック企業に入らざるを得なかったというケースもあるでしょう。
ブラック企業を避けるためには事前のリサーチが大切
そもそもブラック企業に入社するためには、企業研究を念入りに行ったうえで納得できる会社を選ぶことが大切です。
ブラック企業を避けるためには、以下3つのポイントを押さえておきましょう。
- 離職率を確認する
「四季報」で調べることが可能 - 企業の口コミを確認する
「転職会議」などの企業口コミサイトを活用して社員のリアルな口コミをチェック - 転職エージェントを利用する
企業の社風や内部事情に関する情報を提供してくれる
第二新卒向けの転職エージェントについて知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
ブラック企業だった場合の辞め方と新卒者が辞めるリスク・メリット
新卒で入った会社が「ブラックだった」と判明したら、体を壊す前に転職を考えましょう。
本章では、ブラック企業をスムーズに辞める方法と、新卒がすぐに会社を辞めるメリット・デメリットを紹介します。
ブラック企業をスムーズに辞めるには
正社員など雇用期間のない労働契約であれば、法律上は2週間前に退職することを伝えれば良いことになっています。
退職はその意思表示から2週間で効力を生じることになります(民法第627条第1項)。
企業側が「退職は3ヵ月前までに申し出ること」などの社則を設けていたとしても、それはあくまで社内のルールであるため気にする必要はありません。
心身ともに不調をきたしていて出勤すらできない状況ならば、内容証明郵便を利用して退職届を郵送するという方法もあります。
ブラック企業を退職する方法を詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
地力での退職が難しいなら退職代行サービスに利用を検討しよう
直属の上司にアポを取って退職の意思を申し出るのが一般的な辞め方ですが、どうしても直接言えない状況であれば、最終手段として「退職代行サービス」を利用するという方法もあります。
ストレスによって心身の不調がある場合や、強い引き止めにあって辞められない場合などは、退職代行サービスに相談することで退職をスムーズに進められます。
たとえば、「退職代行ガーディアン」は、相談から退職完了までをスマホで完結できるサービスであり、相談した当日から出社することなく退職することが可能になります。
退職届の提出や貸与品の返却も郵送で行えるので、特に出社できない状況の方は利用を検討してみることをおすすめします。
退職代行ガーディアン|基本情報
運営組合 | 東京労働経済組合 |
対応エリア | 全国 |
料金 | 24,800円(税込) |
追加料金 | なし |
相談方法 | LINE・電話 |
支払方法 | クレジットカード 銀行振込 |
- (最終更新:23年9月時点)
新卒がすぐに辞めるリスク
新卒で入った会社がブラック企業だった場合、洗脳されたり心身を壊したりする前に辞めるべきです。
しかし、早期離職するには以下のようなリスクもあります。
新卒入社の会社を早期離職するリスク
リスク1.失業手当が出ない可能性がある
転職活動をする前に退職してしまった場合や転職するまでにブランク期間がある場合は、失業手当を期待する方もいらっしゃるでしょう。
しかし、失業手当は一定の条件を満たしていないと受給できないため、注意が必要です。
失業手当(基本手当)の受給条件
- ハローワークに求職の申し込みをしていること
- 失業状態であること
- 退職日以前の2年間に雇用保険加入期間が通算12ヵ月以上あること
(参照:基本手当について|ハローワーク)
たとえば、新卒入社から1年未満で退職する場合は、雇用保険の加入期間が通算12ヵ月に満たない状態なので、失業手当を受給することができません。
ただし、例外として倒産・会社都合の解雇によって離職した方や、病気やケガなどのやむを得ない事情によって離職した方は、入社1年未満の新卒社員であっても「特定理由離職者」という扱いで受給が認められます。
会社を辞めてからしばらく失業期間が続くのであれば、失業手当が受け取れないことは大きなデメリットと言えるでしょう。
失業保険でもらえる金額は給与の50〜80%
失業手当の金額は離職前の給与の50〜80%程度であり、最長で3ヶ月分を受け取れます。
ほかにも、転職先が決まった場合、再就職の条件によっては「再就職手当」「就業促進定着手当」「就業手当」などを受給することもできます。
詳しい手続き方法は、ハローワークのWebサイトを確認してください。
リスク2.転職活動の時に印象が悪くなる
新卒で仕事を辞めた場合、特に1年以内に辞めてしまった場合は、選考の際に採用担当者から「またすぐに辞めてしまうのでは?」と思われてしまう可能性があります。
企業は人材の採用や育成に多大な費用と労力を使っているので、早期離職する人を出したくないのが本音です。
応募企業から不信感を持たれないためには、早期離職の理由を的確に答えられるように準備しておくことをおすすめします。
納得のいく受け答えができなければ、「仕事が続かない人」というレッテルを張られて不採用になってしまう可能性が高いので、しっかりと対策をした上で選考に臨みましょう。
退職理由を伝える際のポイント
たとえ退職の原因が会社にあったとしても、会社への不満や愚痴をそのまま理由として伝えるのは避けましょう。
採用担当者に入社後の活躍イメージを持ってもらうためには、前職での問題点を「転職先では○○を実現したい」という転職理由に変換することが大切です。
- 職場の人間関係・雰囲気が悪い ⇒ チームワークを活かして課題を解決する働き方をしたい
- 給与・待遇に不満 ⇒ 自分のがんばりや実績を正当に評価してくれる会社で働きたい
- 上司の指導方法に不満があった ⇒ 仕事を任せてもらい成長できる環境で働きたい
新卒がすぐに辞めた場合のメリット
新卒がすぐに辞めるメリットは、年齢が若いほうが転職に有利という点が挙げられるでしょう。
実際に、大手転職エージェント「doda」の調査では、転職成功者のうち20代の若手層が半数を占めています。
- (引用元
- 転職成功者の平均年齢調査|doda)
採用競争が激化している中で、新卒者の採用で充足できなかった人材を第二新卒採用で補いたいと考える企業も少なくないため、転職のチャンスが大いにあると言えるでしょう。
また、20代の転職は経験やスキルよりもポテンシャルが重視されるので、未経験の業界や職種に転職できるチャンスも豊富です。
ブラック企業には早々と見切りをつけ、自分が生き生きと働ける会社に転職して新たなキャリアをスタートさせましょう。
ブラック企業を退職した新卒が次に行なうべきこと
ブラック企業を無事に退職した後に、「またブラック企業に引っかからないためには、どうすれば良いだろう」「そもそも自分は会社員に向いていないかも」など、さまざまな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本章では、ブラック企業を辞めた新卒者が、次に行なうべきことを紹介します。
ブラック企業を退職した新卒が次に行なうべきこと
本当にやりたいことを洗い出して見る
まずは、下記のポイントを意識して「やりたいこと」と「やるべきこと」を洗い出してみましょう。
- 自分は生涯において何をやりたいのか
- やりたいことは収入化することができるか
- やりたいことをしながら生きていくためににはどれだけの生活費が必要か
- やりたいこと=収入に結びつかない場合は、生活費を稼ぐためにどうするか
「一番やりたいこと」をすでに事業化している会社がある場合、そこに転職すればやりたいことをしながら生活費を稼ぐことができます。
一方で、やりたいことが見つからない場合でも、自身の得意なことを活かせる会社を探し、目の前の仕事に全力で取り組む中で、徐々にやりたいことが見えてくる場合があります。
転職エージェントに相談する
「次こそはホワイト企業で働きたい…」「自分に合う仕事が分からない…」とった悩みをお持ちならば、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談してみましょう。
転職エージェントと聞くと、転職したい人だけが利用するサービスと感じる方も多いかもしれませんが、実は転職するべきか悩んでいる段階で登録してアドバイスをもらう利用者も少なくありません。
利用したからと言って必ずしも転職する必要はないため、気軽に活用してキャリア相談をしたり、求人紹介を受けてみることをおすすめします。
第二新卒の支援に特化した転職エージェント「マイナビジョブ20’s」
- (引用元
- マイナビジョブ20’s)
「マイナビジョブ20's」は、20代の第二新卒や既卒の支援に特化した転職エージェントです。
初めての転職に関する相談をはじめ、希望条件に合った求人の提案や職務経歴書の書き方など、細かなサポートを受けられるため、安心して転職活動を進められます。
「自分に向いている仕事が知りたい」「自分のアピールポイントを客観的に判断してほしい」という20代の方には、ぜひ活用して欲しいサービスです。
マイナビジョブ20’s|基本情報
運営会社 | 株式会社マイナビワークス |
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公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応年齢 | 24〜29歳 |
対応地域 | 全国 ※主に東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・岐阜・三重・大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀 |
料金 | 無料 |
(最終更新:25年1月時点)
一般的な「労働」とは別の道を生きる人もいる
近年は「定年になるまで仕事をする」というモデルパターンから逸脱した人生を歩む人もいます。
特にブラック企業で疲弊をしてしまったような人が、長い人生のほとんどを労働へ捧げることに対して疑問を持ってしまうのは当然かもしれません。
例えば、過疎化が進んでいる地方の「地域おこし」に参加して、給与をもらったり家賃無料の住宅を提供してもらう若者もいます。
興味のある方は、移住定住の促進に力を入れている自治体について調べてみるのもよいでしょう。
まとめ
新卒で入った会社が「ブラック企業かも…」と思った場合は、まずは「労働基準法を守っていない」「社員を人間扱いしない」「心身を疲弊させて洗脳を試みている」などの特徴があるかどうかを落ち着いてチェックしましょう。
1度や2度嫌なことがあったからといって「ブラック企業」と決め付けない方がよい場合もありますが、ブラック企業と確信できるのならば、心身を壊してしまう前に退職し新たな転職先を探すことをおすすめします。
本来であれば、上司に直接退職の意思を伝えなくてはいけませんが、「上司が怖くて伝えられない」「退職を聞き入れてもらえない」といった場合には、「退職代行ガーディアン」などの退職代行サービスを使うことも検討してみてください。
なお、転職の際にブラック企業を避けるためには、「マイナビジョブ20's」のような転職エージェントに相談して求人を探すことをおすすめします。
転職エージェントは、希望条件に合った求人を選定してくれるうえ、各企業の情報にも精通しているため、入社後のミスマッチを最大限に防げるでしょう。
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