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第二新卒でITエンジニア転職は難しい?未経験におすすめの企業や難易度を解説

最終更新日:

ITエンジニア転職
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「未経験の第二新卒がIT業界へ転職するのは難しい?」
「第二新卒で大手やメーカーに転職することは可能?」

ポテンシャルがある第二新卒は企業からの需要が高く、未経験からでもITエンジニアを目指すことができます。

ただし、転職の難易度は企業規模や形態によって大きく異なります。

この記事では、第二新卒がITエンジニアに転職する方法や必要なスキルについて詳しく解説します。

この記事の要点

  • 第二新卒からITエンジニアに転職することは可能
  • 大手IT企業・自社開発企業への転職は難易度が高い
  • 未経験者には受託開発企業・SES企業への転職がおすすめ
  • 転職前にはITの基礎知識を身につけることが必須

未経験・第二新卒の転職には「ワークポート」がおすすめ

第二新卒で未経験からITエンジニアに転職したい場合は、転職エージェント「ワークポート」の利用がおすすめです。

ワークポート
(引用元
ワークポート

ワークポート」は、IT業界の未経験転職に強みを持つ転職エージェント。

第二新卒向けの案件も多く保有しており、ポテンシャル採用を狙える求人を見つけやすいです。

また、応募書類の添削や面接対策も手厚くサポートしてくれるため、はじめてでも安心して転職活動を進められるでしょう。

完全無料で利用できるので、ぜひ気軽に利用してみてください。

ワークポート|基本情報

運営会社株式会社ワークポート
公開求人数約94,000件
非公開求人数非公開
対応地域全国
料金無料

(最終更新:24年4月時点)

丸井さん

丸井さん

IT業界は求人が多く、スキルを上げて行けばいくほどキャリアアップでき収入を上げる事も可能です。但し、常に新しいことを吸収し勉強をし続ける事が重要です。
好きじゃないと続かない場合があります。また向き不向きも分かれる業界でもあります。
事前に勉強をしておく事は、転職活動を有利に進め、採用を取りやすくする為だけでなく、向き不向きを事前に確認するためにも重要です。
また、ITエンジニアと言っても職種は様々。種類や仕事内容、必要なスキルや資格を調べ自身がどんなキャリアパスを描いていきたいかもしっかり考えてから活動を始めましょう。

気になる内容をタップ

第二新卒からITエンジニアに転職することは可能

結論からお伝えすると、第二新卒からITエンジニアに転職することは十分可能です。

ここでは、IT業界の現状と第二新卒の転職事情について解説するので、転職活動前にぜひ目を通してみてください。

IT業界は人手不足で人材を求めている

IT化が進んでいる近年、IT業界は人手不足に悩む企業が少なくありません。

実際に、経済産業省による予測では「2030年までに40~80万人の規模でIT人材が不足する懸念がある」と試算されています。

また、同データではIT人材の高齢化も懸念されており、後継者となる若手の育成が必要であることがうかがえます。

IT業界では若手を積極的に採用して育成しようと考える企業も多いため、第二新卒でも十分内定を掴めるチャンスがあります。

未経験の転職は若いほうが有利なので、エンジニアにキャリアチェンジしたいのであれば早めに行動を起こしましょう。

第二新卒はポテンシャル採用を狙える

第二新卒の転職では、ポテンシャル採用を狙うことが可能です。

ポテンシャル採用とは、スキルではなく将来性を見込んだ採用方法であり、IT業界の企業でも多く導入されています。

以下のように「ポテンシャル採用」などと記載された求人であれば、将来的な成長や伸びしろを期待されて未経験でも内定を掴める可能性があるでしょう。

また、近年では第二新卒を積極的に採用している企業も増えているため、第二新卒であること自体が強みとなるケースも多いです。

ポテンシャル採用は一般的に20代までを対象としているので、未経験からエンジニアになりたいならば「第二新卒の今がチャンス」といえるでしょう。

転職エージェント「ワークポート」にはポテンシャル採用の求人が多いので、ぜひ一度相談してみてください。

第二新卒は「社会人経験」も強み

第二新卒は20代前半~半ばであり、新卒とほとんど年齢は変わりませんが「社会人経験がある」という大きな違いがあります。

第二新卒は基本的な社会常識やビジネスマナーが身についているため、企業側からすると新卒を採用するよりも教育コストが少なくて済みます。

新卒にはない強みがあることも第二新卒のニーズが高い理由のひとつです。

丸井さん

丸井さん

人材不足が深刻なIT業界。第二新卒世代は柔軟性があり新しい事への吸収が早いことも求められる要因となります。
社風になじむことは勿論、ITは常にスキルアップが必要である為、新しい事を常に勉強していく意欲と吸収力が期待されます。
未経験者や応募条件を満たしていない場合でも研修体制を整え、やる気がある人材を積極採用している企業が多くあります。

ITエンジニアへの転職難易度は企業の規模や形態によって異なる

ITエンジニアへの転職難易度は企業の規模や形態によって異なる

人手不足の傾向にあるIT業界は第二新卒でも採用されるチャンスがありますが、転職難易度は企業の規模や形態によって異なります。

企業によってはITエンジニア未経験者ではなく、即戦力となるエンジニア経験者を求めている場合もあるので注意が必要です。

スムーズに転職するためには「どういった企業なら転職しやすいのか」を把握しておきましょう。

大手IT企業・自社開発企業への転職は難易度が高い

知名度が高い大手IT企業や、自社開発企業への転職は難易度が高いです。

大手IT企業の採用方法は、新卒採用や経験者を対象としたキャリア採用がメインであり、ポテンシャル採用を実施している企業は多くありません。

また、自社にサービスを持っている自社開発企業はエンジニア経験者からも人気が高く、未経験者が内定を掴むのは難しいのが現状です。

未経験の第二新卒がいきなり大手IT企業や自社開発企業に転職するのは難しいため、まずは別分野の企業で経験を積むことをおすすめします。

 監修者 守田典男さん

守田さん

大手企業に転職するためには、企業に対して自分の価値を明確にアピールする必要があります。 
未経験からの転職は難易度が高いため、2~3年の実務経験を積んでから挑戦するとよいでしょう。
その間にスキルアップに励み、プログラムなどのポートフォリオを作成して企業にアピールできる材料を準備しましょう。

未経験者には受託開発企業・SES企業への転職がおすすめ

第二新卒で未経験から転職するのであれば、受託開発企業やSES企業を狙うのがおすすめです。

受託企業やSES企業には下請け案件が多く、実務経験が浅くても行える業務があるため、未経験を積極的に採用している企業も見受けられます。

「未経験歓迎」「第二新卒歓迎」の求人も多いので、経験ゼロからITエンジニアを目指すのであれば、まず受託企業やSES企業への転職を目指すとよいでしょう。

ここからは、受託企業やSES企業の特徴について解説します。

受託開発企業

受託開発企業では、クライアントから依頼を受けてシステムやソフトウェアを開発します。

クライアントから要件をヒアリングし、設計・開発・テストなどを経て成果物を納品するまでが業務です。

たくさんの案件を請け負っている受託企業は開発やテストの工程で人手不足になることも多いため、以下のように「実務経験不問」の求人も多いです

なお、従業員が業務を行う場所は「自社」であり、クライアント先に常駐することは基本的にありません。

監修者 守田典男さん

守田さん

受託開発企業は、同じ職場で長く働きたい方におすすめです。
受託開発は基本的に自社で作業を行うため、同じ場所で長く勤務することができます。
環境に慣れていけば働きやすくなり、安心して業務を行えるでしょう。

SES企業

SES企業は、クライアントに対して自社に在籍するエンジニアの技術を提供する企業です。

自社のエンジニアを客先に派遣する形でサービスを提供するため、従業員は基本的に客先(クライアント先)に常駐して働くことになります。

たくさんのクライアントと契約しているSES企業は人手不足になることも多く、以下のような「未経験歓迎」の求人も充実しています。

なお、未経験から働く場合は上司や先輩と客先に常駐し、プログラミングやテストといった下流工程を担当するのが一般的です。

監修者 守田典男さん

守田さん

SES企業は、いろいろな現場で仕事をしたい人や、コミュニケーション能力を身につけたい人におすすめです。
SES企業では案件ごとに異なるクライアント先で業務を行います。
さまざまな現場を経験することができるため、知見を広げられるでしょう
また、クライアント先のエンジニアとコミュニケーションをとることで人脈も広がります。

SESと派遣の違いは?

SESと混同されやすい働き方に「派遣」があります。

両者には以下のような違いがあるので、確認しておきましょう。

派遣エンジニアSES
働く場所客先客先
指揮系統派遣先企業SES企業(自社)
雇用形態非正規雇用
(登録型の場合)

原則正規雇用
(SES企業に雇用される)

参加する案件

自分で選べる

(登録型の場合)

所属するSES企業の指示に従う

第二新卒でITエンジニアを目指すなら「転職エージェント」を利用しよう

多くの人がはじめてとなる第二新卒の転職では、選考対策でつまずいてしまったり、求人選びで失敗してしまうことも少なくありません。

そのため第二新卒からITエンジニアを目指す場合は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。

転職エージェントを利用すれば、求人紹介や応募書類の添削・面接対策をサポートしてもらえるため、転職活動をスムーズに進められます。

転職エージェントを利用するメリット

中途採用の選考は新卒時とは異なる対策が必要なので、アドバイザーのサポートを受けて万全の体制で臨みましょう。

以下の3社は第二新卒の転職支援に力を入れているエージェントなので、ぜひ利用してみてください。

サービス名特徴
ワークポート
  • IT業界の転職に強い
  • 各業界専門のコンシェルジュ(キャリアアドバイザー)が在籍
リクルートエージェント
  • 業界トップクラスの求人数を保有
  • 転職支援実績が豊富で安心感がある
doda
  • 転職サイトとしても使える
  • 「第二新卒の求人特集ページ」で求人を効率よく探せる

未経験可のIT求人が充実「ワークポート」

ワークポート
(引用元
ワークポート

ワークポート」は、IT業界の転職に強みを持つエージェント。

若手の転職支援に力を入れており、以下のような「ポテンシャル求人」が豊富なので第二新卒で転職したい方におすすめできます。

「業界・職種未経験者歓迎」の案件も充実しているため、経験ゼロで挑戦できる求人をスムーズに見つけられるでしょう。

また、登録後はコンシェルジュが志望動機の書き方などをアドバイスしてくれるので、初めての転職でも安心です。

第二新卒で未経験からエンジニアに転職したいのであれば、最優先で登録しておきましょう。

ワークポート|基本情報

運営会社株式会社ワークポート
公開求人数約94,000件
非公開求人数非公開
対応地域全国
料金無料

(最終更新:24年4月時点)

業界トップクラスの求人数「リクルートエージェント」

リクルートエージェント」は、業界トップクラスの求人数を誇る転職エージェント。

エンジニアの案件も多く保有しており、「SE・ITエンジニア×未経験でも可」の求人も充実しています。

他社と比較しても求人数が多いので、自分に合う企業を見つけやすいでしょう。

また、リクルートエージェントは転職支援実績が豊富なので、初めての転職でも安心してサポートを任せられます。

相談だけでも利用できるので、転職の方向性を迷っている第二新卒の方もぜひ利用してみてください。

リクルートエージェント|基本情報

運営会社株式会社リクルート
公開求人数

約383,000件

非公開求人数約213,000件
対応地域全国+海外
料金すべて無料
公式サイトhttps://www.r-agent.com/

(最終更新:24年4月時点)

転職サイトとしても使える「doda」

doda
(引用元
doda

doda」は転職エージェントと転職サイト、両方の機能を兼ね備えているサービス。

アドバイザーから手厚いサポートを受けられることはもちろん、エージェントサービスを付けずに自分で求人を探して直接応募することも可能です。

臨機応変に使い分けられるので「必要なときだけサポートしてほしい」「マイペースに求人を探したい」という方におすすめです。

また、dodaでは第二新卒向けの求人も豊富に扱っており、公式サイトには「第二新卒歓迎の求人特集ページ」が設けられています。

Webエンジニア・インフラエンジニアなどIT系の求人も充実しているので、ぜひ確認してみてください。

doda|基本情報

運営会社パーソルキャリア株式会社
求人数

200,000件以上(非公開求人を含む)

対応地域全国+海外
料金無料

(最終更新:24年4月時点)

第二新卒がITエンジニアに転職するデメリット・メリット

第二新卒がITエンジニアに転職するデメリット・メリット

「ITエンジニアに興味はあるけど、本当に転職すべきか迷っている」という第二新卒の方は多いと思います。

異業種・異職種への転職は事前のリサーチが不足しているとミスマッチが生じやすいので、転職前に念入りに情報収集することが大切です。

ここでは、エンジニアへの理解を深められるよう、エンジニアに転職するデメリット・メリットを解説します。

第二新卒がITエンジニアに転職するデメリット

まずは、第二新卒がITエンジニアに転職するデメリットや注意点を解説します。

デメリット

デメリット1.残業が増える可能性がある

異業種・異職種からエンジニアに転職した場合、残業時間が増える可能性があります。

近年では働き方改革による残業削減の流れがありますが、人手不足のIT企業では長時間の残業が常態化しているケースも少なくありません。

実際に、人材派遣会社である「パーソルクロステクノロジー」がエンジニアに対して行った残業に関する調査では、半数以上の人が「多いと思う」と回答していました。

エンジニアの仕事は納期に追われることも多く、納期前は残業が続く可能性もゼロではありません。

残業時間は企業によって大きく異なるので、気になる企業があった場合は月の平均残業時間などをリサーチするとよいでしょう。

企業研究には「転職会議」が便利

企業の深い情報をリサーチしたい場合は、「転職会議」の利用がおすすめです。

転職会議
(引用元
転職会議

転職会議」には現社員・元社員の口コミが投稿されており、リアルな声をチェックできます。

残業時間や職場の雰囲気についての口コミも投稿されているので、ぜひ活用してみてください。

転職会議|基本情報

運営会社株式会社リブセンス
口コミ登録企業数約204,000社
口コミ数375万件以上
求人数約390,000件
料金

・口コミ1件以上投稿で30日間無料

・口コミパス980円(税別)で30日間無料

(最終更新:23年9月時点)

デメリット2.日々勉強が必要

エンジニアに転職した場合、日々勉強が必要になります。

IT技術は進歩を続けており、エンジニアとして活躍するためには常に知識をアップデートする必要があるためです。

「習得したプログラミング言語が数年後に衰退してしまう」ということも珍しくなく、トレンドを追う姿勢が求められます。

エンジニアは業務外の自己研鑽が必須の職種なので、「向いていない」と感じる場合は別の仕事も検討したほうがよいでしょう。

以下の記事では、未経験転職におすすめの職種・業界について解説しているので、ぜひ確認してみてください。

第二新卒がITエンジニアに転職するメリット

次に、第二新卒がITエンジニアに転職するメリットを解説します。

メリット

メリット1.年収が上がる可能性がある

エンジニアに転職することによって、年収が上がる可能性があります。

第二新卒からの未経験転職では新卒の初任給程度の給与水準になることが多いですが、IT業界(情報通信業)は初任給が高い傾向にあります。

産業別にみた初任給(大卒・令和元年)

産業初任給
学術研究、専門・技術サービス業約22.7万円
情報通信業約21.8万円
建設業約21.7万円
卸売業、小売業約21.1万円

医療、福祉

約20.7万円
製造業約20.7万円
運輸業、郵便業約20.2万円
宿泊業、飲食サービス業約20.1万円

(参考元:賃金構造基本統計調査結果の概況(厚生労働省)

また、全体で見た場合も高年収の傾向があり、転職サービス「doda」の調査による職種別平均年収ランキングでは、技術系(IT/通信)が第3位です。

  • 技術系(IT/通信)の平均年収:442万円
  • 11の職種分類中:第3位
  • 全体の平均年収:403万円

(参考元:doda※2021年9月~2022年8月調査

IT業界・エンジニア職はともに平均年収が高い傾向にあるので、転職することで年収アップに期待できるでしょう。

メリット2.将来性に期待できる

エンジニアは、将来性に期待できる職種のひとつです。

記事前半で解説したとおり、IT人材は人手不足が懸念されており、今後ますますニーズが高くなることが予測されます。

また、近年では家電や自動車などさまざまなモノをインターネットにつなぐIoT化が進んでいます。

IoT化の推進に伴い、IT業界やエンジニアの需要はさらに高まっていくでしょう。

10年後・20年後も活躍できる可能性が高いため、将来性の高い職種に転職したいのであればエンジニアを目指すのは「よい選択」といえます。

メリット3.リモートやフレックスで働ける企業が多い

エンジニアが働くIT業界は、リモートやフレックスで働ける企業が多いこともメリットです。

エンジニアの仕事はPCとネット環境があれば自宅でできる業務も多く、以下のような「フルリモート」や「一部リモート」の案件も多く見受けられます。

また、エンジニアは個人で行う作業が多いため、労働者が決められた範囲で始業時間や終業時間を自由に設定できる「フレックス制」を設けている企業も多いです。

ほかの業界・職種と比較して働き方の柔軟性が高いことも、エンジニアの仕事を選ぶメリットのひとつといえるでしょう。

注意

未経験者が転職した場合、慣れるまではオフィスに通勤することが多いです。

リモート勤務可能な職場であっても、最初は通勤する可能性があることを把握しておきましょう。

第二新卒がITエンジニアへの転職を成功させる3つのポイント

第二新卒がITエンジニアへの転職を成功させる3つのポイント

ITエンジニアへの転職を成功させるためには、事前準備が必須です。

ここでは、転職活動前にしておくべき準備や心構えについて解説します。

第二新卒がITエンジニア転職を成功させるポイント

ポイント1.自分に合う職種を見極める

エンジニアにはさまざまな種類があるため、自分に合う職種を見極めることが大切です。

適性をよく考えずに転職すると、仕事に興味が持てなかったり、後悔してしまう可能性があるので注意が必要です。

以下にITエンジニアのおもな種類をまとめたので、転職活動前に確認しておきましょう。

ITエンジニアの種類
開発エンジニア
(システムエンジニア)
システム、ソフトウェアなどの設計・開発を行うエンジニア
開発エンジニア
(Webエンジニア)
Webサービス、ECサイト、Webアプリなどの設計・開発を行うエンジニア
インフラエンジニアソフトウェアやシステムが動作する基盤を設計・構築・運用保守するエンジニア
上流工程エンジニアプロジェクトの企画や管理などを行うエンジニア
監修者 守田典男さん

守田さん

未経験からITエンジニアに転職する場合は、まずプログラマーを目指すことをおすすめします。
プログラマーを経験して身につくスキルや経験は、開発エンジニア全般やインフラエンジニアなど多くの職種に活かせるためです。
また、プログラミングスキルは書籍やサイトで学べるため、未経験からでも知識を身につけやすいです。

目指す職種を迷ってしまう場合は、転職エージェント「ワークポート」に相談してみることも手段のひとつです。

また、以下の記事ではエンジニアの種類についてさらに詳しく解説しているので、目指す職種が決まっていない方はぜひチェックしてみてください。

ポイント2.ポテンシャルだけで勝負しない

第二新卒はポテンシャル採用に期待できますが、ポテンシャルだけで勝負しないことが大切です。

若さや伸びしろは第二新卒の強みですが、ほかにアピールポイントがないとなかなか採用されず苦戦する可能性があります。

たとえば、1つの採用枠に即戦力になる20代後半も応募していた場合、ポテンシャルしか強みのない第二新卒は不採用になってしまう可能性が高いでしょう。

年齢だけを武器にして内定を掴むことは難しいため、以下のような準備をして仕事に対する熱意や努力を十分に伝えることが大切です。

  • SNSや勉強会を利用して、IT業界のトレンドをキャッチアップしておく
  • 「基本情報技術者」「応用情報技術者」などの国家資格や、ベンダー資格を取得しておく
  • 将来自分がどのようなエンジニアになりたいか、目的意識を明確にもっておく

ポテンシャル採用は、あくまで「採用選考への応募資格がある」程度に捉えておき、しっかりと準備をして転職活動に臨みましょう。

ポイント3.転職前にITの基礎知識を身につけておく

内定率を高めるためには、転職前にITの基礎知識を身につけておくことが大切です。

エンジニアの求人は「第二新卒歓迎」「未経験可」の案件も多いですが、知識ゼロの人材と基礎知識がある人材では、後者が有利になります。

知識を身につけておくことで、ほかの応募者と差別化できたり熱意をアピールできるため、転職前にITの勉強を始めましょう。

監修者 守田典男さん

守田さん

前職を短期間で退職し、異業種へ転職する際は「なぜこの業界に転職?」「異業種に転職するにあたって何かしていることはある?」といった質問は必ずと言っていいほど聞かれます。
その際に、いくら口で「本気です」「勉強しています」と伝えても、IT業界に身を置いている人たちには簡単に見抜かれてしまうものです。
面接で具体的な学習方法を伝えられるよう、上記のようなサービスを使ってしっかり勉強しておきましょう。

Progate|月額990円~利用できる学習サイト

プログラミング経験0ならプロゲート
(引用元
Progate

Progate(プロゲート)」は、スライド形式でプログラミングを学べる学習サイト。

スライドはポップなスライドと簡単な文章で構成されており、 直感的に学べることが特徴です。

ブラウザ上でコードを書いて結果を確認できるため、実践的な力を身につけられるでしょう。

一部無料で学べるレッスンもあるため、ぜひ気軽に利用してみてください。

プロゲート|基本情報

運営会社株式会社Progate
対象地域全国
受講形態オンラインのみ
料金基本0円(プラス会員は月額990円~)

(最終更新:23年8月時点)

忍者CODE|業界最安クラスの98,000円で独学できる

忍者CODE
(引用元
忍者CODE

忍者CODEの特徴

  • 業界最安クラスの98,000円(税込)で独学できる(分割9,800円/月の支払いも可能)
  • 原則無期限でチャットサポートが受けられる
  • 24時間slackで相談可能
  • 講師はメンター経験豊富な現役クリエイター

忍者CODE」は独学したいけど、学習サイトや書籍を使った独学だと不安という方におすすめのプログラミングスクールです。

プログラミングスクールの中では珍しい「独学プラン」が用意されており、業界最安値の98,000円で受講できます。

「独学プラン」は買い切り型なので、一度申し込んでしまえば無期限でチャットサポートや学習コンテンツが利用可能です。

わかりやすいと定評がある動画教材を使って、体系的に勉強を進めることができます。

また、24時間いつでも質問できるチャットサポートがあるため、学習中の疑問をすぐに解消できます。

その他にも、忍者CODEでは転職や副業のサポートを受けられるプランもあるので、興味のある方はそちらも検討してみてください。

忍者CODE|基本情報

運営会社株式会社ラグザス・クリエイト
受講形態オンライン
対象地域全国
年齢制限

なし

受講料(税込)

・挫折させない独学プラン:98,000円(税込)

 ┗追加費用なしの買い切り型

※その他、転職・副業サポートありのプランもあり

学べる言語・技術

bootstrap・JavaScript・Git HTML/CSS3・ RubyRuby・Figma・MariaDB・Flask・Spring・Java・PHP・MySQ・jQuery・Python

受講期間無期限

(最終更新:24年1月時点)

丸井さん

丸井さん

ITスクールを併設している転職エージェントもありますし、一旦離職して職業訓練校で学ぶという方法もあります。
タイミング、予算、期間、学習内容を考え、自身にあった勉強方法を選択しましょう。

第二新卒がITエンジニアに転職するために必要なスキル

第二新卒がITエンジニアに転職するために必要なスキル

ここでは、第二新卒がITエンジニアを目指す際に身につけておくべきスキルについて詳しく解説します。

転職活動を有利に進めるためにも、ぜひ目を通してみてください。

ITエンジニアに転職するために必要なスキル

ITの基礎知識

未経験から転職する場合でも、ITの基礎知識が身についていることは必須です。

IT業界では「ITの基礎知識は知っていて当然」という認識であり、未経験者歓迎の転職先でも丁寧に教えてもらうことはできません。

エンジニアの仕事は職種や扱うシステムによって専門性が異なりますが、ITの基礎知識は共通なので、以下の2点は必ず押さえておきましょう。

コンピュータの仕組み
  • コンピュータを構成する要素やメモリなどのハードウェアについて
  • OSやアプリケーションなどのソフトウェアが動く仕組みについて
    ⇒ 問題発生時に原因を特定するために必要な知識
インターネットの仕組み
  • IPアドレスやポート・プロトコルなどネットワーク関連の知識
  • Webアプリケーションの仕組みについて
  • メールなどのWebサービスについて
    ⇒ IT業界で実務を行うために必要な知識

なお、上記のようなITの基礎知識を身につけるためには、「ITパスポート」「基本情報技術者」などの資格取得を目指すのがおすすめです。

資格を持っていると選考時のアピール材料にもなるので、ぜひ取得を検討してみてください。

プログラミングの基礎知識

システムやWebサービスの開発に携わりたい場合、プログラミングの基礎知識も身につけておくのが望ましいです。

業務で扱うプログラミング言語は開発するジャンルによって異なるため、携わりたい分野にあわせて学ぶことが大切です。

業務系システム開発
  • C言語
  • Java
  • C#
Webアプリケーション開発
  • JavaScript
  • PHP
  • Ruby
モバイルアプリケーション開発
  • Java
  • Kotlin
  • Swift
機械学習、ディープラーニング
  • Python
  • R言語

JavaやPHPといった言語は、プログラミングスクール「忍者CODE」でも学べるので、効率よく勉強したい方はぜひチェックしてみてください。

年収を上げるためにはスキルアップが重要

エンジニアは、スキルアップに応じて年収が高くなる傾向にあります。

実際に、経済産業省の「IT人材のスキルレベル別平均年収データ」を見ても、スキルレベルが上がるほど平均年収が上昇しています。

IT業界はスキルが給与に反映されやすいので、少しずつ専門性を高め、マネジメントができるようになれば高年収を狙うことができるでしょう。

とくにDX(デジタルトランスフォーメーション)の主要技術であるクラウド・IoT・AIに関連するスキルは、今後ますます需要が高まると推測されます。

市場価値の高いエンジニアになるためには、IT業界のトレンドを意識してスキルを習得していきましょう。

ビジネスマナー

第二新卒の転職では、ビジネスマナーが身についていることが求められます。

企業が第二新卒を採用する際は「社会経験があり、ビジネスマナーが身についている」と期待しているため、以下の点は必ず押さえておきましょう。

  • 身だしなみのマナー
    (頭髪を整える、ヒゲを剃る、服のシワをとる……など)
  • 言葉遣いのマナー
    (丁寧語・尊敬語・謙譲語を使い分ける……など)
  • 勤務中やオフィスでのマナー
    (挨拶をする、時間を守る、報告・連絡・相談を徹底する……など)
  • ビジネスメールのマナー
    (宛先の使い分け、宛名の書き分け、件名の書き方……など)

ビジネスマナーは挙げればきりがありませんが、身だしなみや挨拶など最低限のマナーは身に付けておきたいところです。

ビジネスマナーは一般的に企業での社員研修で学びますが、インターネットや書籍で学ぶことも可能です。

ビジネスマナーを身につけるのに役立つサイト・書籍

コミュニケーション能力

第二新卒がエンジニアを目指す際は、コミュニケーション能力も必須です。

エンジニアはパソコン作業のイメージが強いかもしれませんが、実務では人とコミュニケーションをとることも少なくありません。

顧客との打ち合わせや、仕様の確認・共有など、コミュニケーション能力が求められるシーンは数多くあります。

会話に苦手意識がある方は以下のポイントを意識して、少しずつコミュニケーション能力を高めていきましょう。

  • 相手の話を最後まで聞く
  • 主語をしっかり伝える
  • 結論から伝える
  • 事実と意見を混同しないようにする

「伝える」「聞く」をはじめとしたコミュニケーション能力を高めるためには、以下の書籍が役立ちます。

コミュニケーション能力アップにおすすめの書籍

なお、営業職・販売職などコミュニケーション能力が求められる職種の経験がある場合は、転職活動時の強みになるので積極的にアピールしましょう。

アピールの仕方がわからない場合は、転職エージェント「ワークポート」に相談してみることをおすすめします。

Q&A|第二新卒のIT転職についてよくある質問

Q&A|第二新卒のIT転職についてよくある質問

最後に、第二新卒のIT転職についてよくある質問をまとめました。

第二新卒のIT転職についてよくある質問

IT業界に向いている人の特徴は?

回答

IT業界に向いているのは、「好奇心を持っている人」や「コミュニケーション能力が高い人」です。

IT業界は成長スピードがはやく日々新しい技術や知識が必要となるため、好奇心を持って常に学び続けられる人に向いています

また、コミュニケーション能力はほかの業界と同様にIT業界でも重要です。

IT業界は機械的なイメージからコミュニケーションが希薄に思われがちですが、社内外問わず人と接する機会が多々あります。

なかでもIT営業(セールスエンジニア)やヘルプデスクは、高いコミュニケーション能力が求められます。

前職で営業や接客の経験がある場合は強みになるので、積極的にアピールしましょう。

第二新卒の転職面接では何を伝えればいい?

回答

第二新卒の転職面接では、企業へ熱意を伝えるほか、スキルや経験を明確に答えられるようにしておきましょう。

面接では必ずというほど「前職でどのような仕事をしてきたのか」を問われるので、スキルや経験を明確に答えられるように準備しておきましょう。

スキル・経験の棚卸しを行う方法については、以下を参考にしてください。

  • 経験を書き出す
    ⇒ 新卒から今までの経験を振り返る
  • スキルや強みをまとめる
    ⇒ 経験から身についた技術・資格等をピックアップする
  • 業務での成果を書き出す
    ⇒ 業務の成果を具体的にまとめる
    (明確な根拠や定量的なデータがあるとベター)

「第三者に感謝されたエピソード」や「やりがいを感じたエピソード」などもまとめておくと、自己アピールの際に役立ちます。

とくにコミュニケーション能力などのポータブルスキルは、業種・職種問わずに重宝されるので、積極的にアピールしましょう。

また、異業種・異職種への転職では前職の仕事を知らない人が聞いてもわかるように伝えることも意識してください。

「すぐに辞めてしまうのでは」と思われないためには?

回答

採用担当者に「すぐに辞めてしまうのでは」という懸念を抱かせないためには、以下のポイントを意識しましょう。

  • 前職を辞める理由をポジティブに伝える
  • その企業だからこそ入社したい理由を伝える
  • 腰を据えて長く働いていく意思があることを伝える

前職を辞める理由が人間関係だった場合、そのまま伝えると「人間関係がうまくいかない=性格に問題があるのでは」と不安にさせてしまう可能性があります。

採用担当者に懸念を抱かせないためには、「チームで同じ目標を持って開発したい」など退職理由をポジティブに転換することが大切です。

また、応募企業への志望理由が他社にも通じるものだと「うちの会社でなくてもよいのでは?」と考えられてしまいます。

熱意を十分にアピールするためには、その会社でしか実現できないことを志望動機にしましょう。

丸井さん

丸井さん

いきなりポジティブワードを考えようとすると、難しかったり無理やり感があったりする場合もあります。
まずは本当の本音の辞めたい理由をネガティブでいいので書き出しましょう。
その上で今後どうなっていきたいのか、転職後どうなりたいのかをポジティブに考えていきましょう。
伝え方としては「退職理由2割、今後どうなっていきたいのか8割」の割合で述べるとポジティブな印象となります。
退職理由2割も前職への不満や悪口にならないよう言い回しに気をつけましょう。

第二新卒の転職は4月入社も可能?

回答

第二新卒の転職は、4月入社も可能です。

4月入社は新卒入社の社員と同じ研修を受けられる可能性が高く、企業側にも転職者側にもメリットがあります。

4月入社を目指すのであれば、12月~1月から転職活動を始めるようにしましょう。

そのほかの時期では、ボーナスを受け取ってから転職できる9~10月・1~2月入社もおすすめです。

なお、ボーナスについては「支給月に会社に在籍している者に支給する」といった規定が設けられていることもあるので、事前の確認が必須です。

脱ITの転職先としておすすめなのは?

回答

第二新卒の転職先としては、営業・事務・ITコンサルなどがおすすめです。

SEやプログラマーとは違った職種に転職したいなら、営業職や事務職がおすすめです。

営業職は未経験可の求人が多く、ポテンシャルやコミュニケーション能力があれば採用してもらえる可能性があります。

また、事務職はIT業界で培ったPCスキルを活かせるため、ほかの未経験者よりも一歩リードした状態で転職活動を進められるでしょう。

そのほかには、ITの知識を活かしてITコンサルタントに転職する道もあります

脱ITとは少し異なりますが、SEやプログラマーとは仕事内容が変わるので心機一転できるでしょう。

第二新卒におすすめの転職サイトは?

回答

第二新卒の転職では、転職エージェントとしても利用できる「doda」や、若手向けの求人に強い「マイナビ転職」がおすすめです。

なお、dodaには直接応募ができない求人もあるので、直接応募できる求人のみ確認したい場合はマイナビ転職を利用するのがよいでしょう。

マイナビ転職
(引用元
マイナビ転職

マイナビ転職」は20代や第二新卒向けの求人を多く扱っている転職サイトです。

エンジニアの求人も充実しているので、IT転職を考えている第二新卒の方はぜひ登録してみてください。

マイナビ転職|基本情報

運営会社株式会社マイナビ
公開求人数非公開
非公開求人数非公開
対応地域全国+海外
料金無料

(最終更新:24年4月時点)

まとめ

ポテンシャルがある第二新卒は企業からの需要が高く、未経験からでもITエンジニアを目指すことができます。

ただし、ポテンシャルだけで勝負するとなかなか採用を掴めない可能性があります。

内定の可能性を高めるためには、以下のポイントを意識して転職活動を進めましょう。

  • 未経験可の求人が多い「受託企業」「SES企業」を狙う
  • ポテンシャルだけで勝負せず、アピールポイントを準備しておく
  • 転職前にITの基礎知識を身につけておく
    ⇒ ITパスポートや基本情報技術者などの資格取得を目指す
    ⇒ プログラミングスクール「忍者CODE」を受講する……など

なお、第二新卒の方がスムーズに転職するためには、転職活動を手厚くサポートしてくれる「転職エージェント」の利用がおすすめです。

以下のエージェントは、求人紹介・選考対策・入社日調整など転職活動を1から10までフォローしてくれるので、ぜひ活用してみてください。

以下の3社は第二新卒の転職支援に力を入れているエージェントなので、ぜひ利用してみてください。

サービス名特徴
ワークポート
  • IT業界の転職に強い
  • 各業界専門のコンシェルジュ(キャリアアドバイザー)が在籍
リクルートエージェント
  • 業界トップクラスの求人数を保有
  • 転職支援実績が豊富で安心感がある
doda
  • 転職サイトとしても使える
  • 「第二新卒の求人特集ページ」で求人を効率よく探せる
監修者 守田典男さん

守田さん

未経験からのエンジニア転職を成功させるためには、しっかりとした心構えと準備が大切です。
スキルアップには「実務を経験すること」が1番なので、どのような仕事でも積極的に行う姿勢を心がけましょう。
少しでも迷いがあるならば、転職を決断する前にITやプログラミングに触れてみて「本当にこの業界で頑張れるのか」を考えてみてください。
また、転職の後悔を防ぐためには転職エージェントを利用してIT業界や企業の情報収集もしっかり行いましょう。

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