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ITエンジニアの転職失敗を防ぐ!利用すべきエージェントや求人の選び方を解説

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ITエンジニア転職
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エンジニアとして転職を考えている方のなかには、漠然と「どこかには転職できるだろう」と考えている方も多いでしょう。

しかし、転職活動の進め方や自分に求められる能力を知らなければ、思うように内定を獲得できない恐れがあります。

そこでこの記事では、エンジニア転職の失敗を防ぎ、成功に導くためのポイントを解説します。

本記事で解説するおもな内容

  • エンジニア転職に失敗しやすい人の特徴
  • 失敗を防ぐための対策
  • おすすめの転職エージェント・転職サイト
  • エンジニアが転職先を選ぶポイント

転職をおすすめできない職場の特徴も紹介するので、ぜひ転職活動に役立ててください。

エンジニア転職に失敗したくないなら転職エージェントに相談しよう

エンジニアが転職に失敗しないためには、「転職で何を求められているか」を正しく把握することが大切です。

判断材料として、企業や転職サイトの求人票を見ると思いますが、求人票だけでは情報不足な可能性があります。

事前に情報を集めたいならば、転職エージェントへの相談がおすすめです。

転職エージェントとは、人材を募集している企業と、求職者をマッチングさせるサービス。

無料で転職のプロにキャリア相談ができ、企業の内部情報を教えてもらうことができます。

エンジニア経験者であれば、常に新しい情報を把握している「レバテックキャリア」がおすすめです。

レバテックキャリアは年間3,000回以上企業訪問を行い、常に情報をアップデートしています。

利用料は完全無料ですし、合わなければすぐに退会できるのでとりあえずどんな求人があるかだけでもチェックしてみるのがおすすめです。

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こんな人は注意!エンジニア転職に失敗しやすい人の4つの特徴

IT人材が不足している現代において、エンジニアは需要が高く転職しやすい状況にあります。

転職しやすい状況とはいえ、思ったように転職活動が進まない人も少なくありません。

ここでは、エンジニア転職に失敗しやすい人の特徴を紹介します。

守田典男さん

守田さん

特に注意すべきは「根拠のない自信がある」「プライドが高い」の2点です。 このような人はエンジニアに限らずどの職種でも失敗しやすいです。 自身の成長を妨げ、損をする原因となるので必ず改めましょう。

特徴1.根拠のない自信がある

根拠のない自信が一概に悪いわけではありませんが、以下のように「特別な成功体験や実績がないのに、自信がある」という場合は注意が必要です。

転職に失敗しやすい根拠のない自信例

  • エンジニアは不足しているから簡単に転職できる
  • エンジニア経験が10年あるから大丈夫
  • 現職で問題を起こしていないから問題ない

いくらエンジニアが不足しているからといって、誰でもエンジニアに転職できるわけではありません。

たとえば、コミュニケーション能力やビジネスマナーなど、社会人として当然のスキルが不足していては転職活動を成功させるのは難しいです。

また、「エンジニアとしての経験が10年ある」「現職で問題を起こしていない」という場合でも、転職活動が成功するとは限りません。

プログラミングなどの操作はどの会社でも求められるものですが、職場によって仕事の進め方や作業方法は異なることが少なくありません。

「成功体験や実績がないけれど自信がある」と考えている場合は注意しましょう。

特徴2.プライドが高い

自身の仕事にプライドを持って働くことは大切ですが、以下のようにプライドの持ち方を間違えていると転職に失敗しやすいです。

転職に失敗しやすいプライドの持ち方

  • 自分のやり方に固執する
  • 人のアドバイスに耳を傾けない
  • 謙虚さが不足している

たとえば、職歴10年の30代エンジニアが転職した際、自分よりも若い方が上司になる可能性があります。

「エンジニア歴が自分の方が長いから」という気持ちでいると、職場に馴染むことができず、「扱いづらい人」認定されてしまうでしょう。

またエンジニアは、チームで仕事をすることが多く、周囲との連携は必要不可欠なので、人間関係で上手くいかないと転職先で早々に居心地が悪くなってしまいます。

エンジニア歴や年齢が上であっても、謙虚な気持ちを持って働くように心掛けましょう。

特徴3.年齢により「転職で求められることが変わる」ことがわかっていない

年齢によって転職で求められることが変わりますが、それに気づいてない人も失敗しやすいです。

20代前半では将来性を見込んで採用してもらえる可能性もありますが、30代なのに「やる気があります!」と伸び代をアピールしても、面接官に相手にしてもらえません。

また、年齢の話に関わらず、会社が求めている人物像や自分がどのように企業に貢献していけるかを考えていないと、内定を掴むことが難しくなります。

守田典男さん

守田さん

以下の表に各年代で「求められるもの」をまとめたので、参考にしてください。

20代技術が求められます。 特にプログラミングやITインフラの基礎的な知識を持ち、積極的に手を動かせる人は重宝されるでしょう。
30代技術だけでなく、20代(若手)の育成役や、チームをまとめるリーダーシップが求められます。 チーム全体がよりよい方向に動けるよう、周りに気を配った立ち回りが大切です。
40代スペシャリストであれば技術も必要ですが、どちらかというと自分が手を動かすよりチーム全体のマネジメントや、顧客折衝の経験、スキルが求められます。

特徴4.転職活動の方法を知らない

「求人の探し方や応募の仕方がわからない」というエンジニアも、転職に失敗する確率が高いです。

例えば、とりあえず企業の採用フォームから応募したものの、企業の情報を調べていなかったため、面接時にうまくアピールできずに不採用になってしまう、などというケースが考えられます。

転職活動の方法はたくさんありますが、特に「転職サイト」もしくは「転職エージェント」がおすすめです。

主な転職方法

  • 企業の採用サイト・採用ページから応募する
  • 転職支援サイトへ登録し、掲載されている求人へ応募する
  • 転職エージェントへ登録し、アドバイザーから紹介された企業へ応募する

自分のペースで転職活動したいなら転職サイト、コンサルタントとやり取りしながら慎重に時間をかけて転職活動を進めたいなら転職エージェントがおすすめです。

転職サイトと転職エージェントの違い

転職サイトと転職エージェントの違いをまとめたので、どちらが自分に当てはまるか確認してみてください。

転職エージェントと転職サイトの比較

転職エージェントを利用することで、さまざまな転職サポートを受けることができます。

希望にあった転職先を紹介してくれますし、書類添削や面接対策までサポートしてもらうことが可能です。

一方、転職サイトは自分の判断でマイペースに求人を探し、応募できるメリットがあります。

自分にあった方法を使って転職活動を進め、失敗を防ぎましょう。

エンジニアにおすすめの転職サイト

転職サイトを使って気軽に求人をチェックしたい場合は、「type(タイプ)」の利用がおすすめです。

typeには「Web・ITエンジニアに特化した検索ページ」が用意されており、言語やOS・ツールから求人を検索することが可能です。

希望の求人を効率よく絞り込めるので、転職サイトを活用したい方はぜひ登録してみてください。

エンジニア転職に失敗しないための4つの対策

エンジニア転職に失敗しないための4つの対策

ここでは、エンジニア転職を成功させるコツについて解説します。

どれも特別な方法ではなく、誰でもすぐに実践できるものですので、ぜひ参考にしてください。

守田典男さん

守田さん

「なぜ転職したいのか?」というのは、企業との面接でも必ず聞かれる内容です。 エンジニアでなくとも達成できるような理由だと、「エンジニアに転職するんじゃなかった」と後悔する原因にもなるので注意が必要です。

対策1.「なぜ転職したいのか?」を明確にする

転職するにあたり、「なぜ転職したいのか」その理由をはっきりさせるのはとても重要です。

例えば、次のような理由がきっかけで転職を考え始めた人は多いのではないでしょうか。

転職理由例

  • 収入アップしたい
  • 制作に関わりたいプロジェクト(製品)がある
  • スキルを向上させたい
  • 現職の勤務地が遠すぎる
  • 現職ではやりたいことができない

上記は一例ですが、理由はひとつではなく人によって様々です。

転職する理由が明確になっていない場合、ゴールが不明瞭な状態で走っているのと同じであり、転職に失敗する可能性が高まります。

転職を成功させるために、まずは転職する理由を明確にして深掘りすることで、ゴールの設定をするようにしましょう。

対策2.周囲の意見を素直に受け入れる

周囲の人の意見を「素直に受け入れられる」「耳を傾けられる」という人は、転職でも成功しやすいです。

たとえば、転職活動をするうえで人に相談する場合を見てみましょう。

  • Aさん:自分の考えを肯定してもらいたいために話をしている
  • Bさん:自分の考えは持ちつつも、相手の意見も聞き入れ柔軟に考える

上記のAさんとBさんのうち、転職成功しやすいのはBさんの方です。

Aさんのように、自分の考えに固執してしまうと視野が狭くなり、その分選択肢も狭まります。

一方のBさんのように、相手の意見も取り入れつつ柔軟に対応できる人は視野が広く、人間関係も上手くいくものです。

自身が気づいておらず、人から気づきを得た際には「こういう考え方もあるのか」と受け入れながら自身で消化をするようにしていきましょう。

対策3.自分を客観的に分析する

自分自身を客観的に分析することも、転職で成功するためには非常に重要です。

客観的に分析する内容には次のものがあります。

客観的に分析する内容

  • 自分のスキルはどれくらいなのか
  • 転職先で自分自身の働く姿がイメージできるか
  • 求人情報と自身はマッチしているのか

転職活動をしていると、つい自分を良く見せようとしてしまう人は少なくありません。

しかし、自身のスキルとかけ離れた企業への転職や、新しい職場で働いているイメージができない企業へ転職をすると後悔することがあります。

また、求人情報に記載されている内容とマッチしていないにもかかわらず、都合の良い解釈をしても同様です。

このような事態に陥らないために、転職活動をする際は「自分自身を面接するような気持ち」で客観的に自己分析するようにしましょう。

※「客観的に分析するのが苦手」という方は、一度文字に書き出してみると整理しやすいのでおすすめです。

対策4.転職エージェントを利用する

転職エージェントを利用することも、エンジニアが転職活動を成功させるコツのひとつです。

転職エージェントを利用するメリットは、次の通りです。

転職エージェントを利用するメリット

  • 無料で利用できる
  • 転職の方法を教えてもらえる
  • 最新の情報を手に入れられる
  • 希望条件にマッチした企業を紹介してもらえる
  • 悩みを相談できる など

「プロのアドバイザーに相談する」と聞くと、有料サービスだと思われがちですが、転職エージェントは企業から報酬を受け取るため、転職者は無料で利用できます。

転職エージェントの仕組み

また転職エージェントでは、提出書類の書き方や企業に合わせた対策をしてもらうことも可能です。

エンジニア転職の際、「現在はどのようなスキルが求められているのか」「最近の傾向について」など最新情報を手に入れられます。

そのため、転職活動だけではなく今後のキャリアパスを考えるうえでも役立つでしょう。

利用は無料ですし、気に入らなければすぐに退会できるため、とりあえず気軽に登録してみることをおすすめします。

エンジニア転職におすすめのエージェント4選

エンジニア転職におすすめのエージェント4選

ここでは、数ある転職活動をエージェントのうち、エンジニア転職に強い転職エージェントを紹介します。

転職エージェントは複数利用しよう!

転職エージェントへの登録は1社のみという決まりはなく、複数登録しても問題ありません。

むしろ、3~4社登録すれば情報の精度が上がることもあるのです。

まだ転職エージェントに登録をしていない人は、ぜひ参考にしてください。

初めての転職で不安なら「ワークポート」

ワークポート
(引用元
ワークポート

ワークポート」は、IT・WEB専門の求人を取り扱う転職エージェントです。

経験に自信のある人だけではなく、経験が浅い人向けの転職支援にも力を入れているため、誰もが使いやすい魅力があります。

またアドバイザーはIT業界に精通しているため、エンジニア転職ならではの専門的な相談も可能です。

サポートもスピーディーなので、できるだけ早く転職したい人はぜひ登録してみてください。

ワークポート|基本情報

運営会社株式会社ワークポート
公開求人数約93,000件
非公開求人数非公開
対応地域全国
料金無料

(最終更新:24年3月時点)

キャリアアップしたいなら「レバテックキャリア」

レバテックキャリア」は、IT・WEBに特化した経験者向けの転職エージェントです。

転職市場に詳しく年収などの条件交渉にも強いため、利用者の66%以上が年収アップを果たしています。

またアドバイザーは年3,000回以上企業を訪問し、リアルな情報を常に把握しているため、希望にマッチした求人を紹介してもらうことが可能です。

「キャリアアップしたい」「年収アップしたい」という方は、ぜひ登録しておきましょう。

レバテックキャリア|基本情報

運営会社レバテック株式会社
公開求人数約25,000件
非公開求人数非公開
対応地域全国
料金無料

(最終更新:24年3月時点)

たくさんの求人から探したいなら「リクルートエージェント×IT」

リクルートエージェント×IT」リクルートが運営する、業界トップクラスの求人数を保有する転職エージェントです。

エンジニア求人だけでも約13万件の求人を保有しており(2024年3月時点)、プログラマーから品質管理・社内SE・テクニカルサポート・組込み・制御エンジニアなどさまざまな職種に対応しています。

また、「交渉力」も強みとしており、IT/Web業界に精通したキャリアアドバイザーがあなたの希望に合った求人を紹介してくれます。

土日・夜間の受付や電話・オンライン面談など非対面での転職活動サポートを実施しているので、忙しくてなかなか転職活動が進まない方にもおすすめです。

リクルートエージェント×IT

運営会社株式会社リクルート
公開求人数約86,000件
非公開求人数約50,000件
対応地域全国、海外、リモート
料金すべて無料

(最終更新:24年3月時点)

転職の選択肢を広げたいなら「マイナビIT AGENT」

マイナビIT AGENT
(引用元
マイナビIT AGENT

マイナビIT AGENT」は、大手マイナビが運営するITに特化したエージェントサービスです。

大手Sler・メーカー・Web系など幅広い求人を保有しており、一般には公開されていない「非公開求人」も紹介してくれます。

他にはない好条件の求人を見つけられる可能性もあるので、転職の選択肢を広げたい方におすすめです。

また、登録後はIT・Webエンジニアの転職事情に詳しいアドバイザーが手厚くサポートしてくれるので、安心して転職活動を進められるでしょう。

幅広い求人をチェックしたい方や、転職の選択肢を広げたい方はぜひ登録してみてください。

マイナビIT AGENT|基本情報

運営会社株式会社マイナビ
公開求人数非公開
非公開求人数非公開
対応地域全国
料金無料

(最終更新:24年3月時点)

エンジニアの転職目的を叶える職場の選び方

エンジニアの転職目的を叶える職場の選び方

転職の目的に合った職場が見つかるのか、不安に思う人もいるでしょう。

この章では、目的を叶える職場の選び方を3つ厳選して紹介します。

転職先選びに迷った時は、ぜひ参考にしてください。

年収アップしたいなら大手企業?デメリットもチェック

「年収アップをしたいから大企業に転職したい」というエンジニアも多いのではないでしょうか。

厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査の概況」のデータをもとに算出した場合、中小企業の平均年収は300~400万円程度であり、大企業の平均年収は450万円程度です。

大企業へ転職することで年収アップの目的は叶えやすいですが、以下のようなデメリットもあります。

大企業のエンジニアに転職することのデメリット

  • 転職する際の難易度・倍率が高い
  • 規模が大きいため、歯車のような働き方になりがち
  • スキルが伸びにくい

大企業では、取り扱っているプロジェクトの規模が大きいため、転職後すぐに裁量を持って働くことは難しいケースがあります。

そのため、歯車のような作業要員として働く可能性もあるのです。

また、プロジェクトに参加する人数も多いことから、自身が担当する範囲が狭い場合もあるため、スキルに幅を持たせるのが難しいと言えます。

上記のようなデメリットも考慮して、本当に自分に合った企業かを見極めることが大切です。

キャリアアップしたいなら「スキルの幅を広げる」

エンジニアとして、キャリアアップをするためには「スキルの幅を広げる」ことは必要不可欠です。

スキルの幅を広げると、できることの範囲が広がります。

また、スキルの幅を広げる際には今後のキャリアパスを考えることも重要です。

「エンジニアとしてスペシャリストを目指す」「ゆくゆくは管理職系のポジションに就きたい」など目指すキャリアによって身に付けるスキルが異なるからです。

スキルの幅が広がることでキャリアの選択肢が増えるため、勉強を怠らないようにしましょう。

守田典男さん

守田さん

エンジニアのスキルアップ方法の一例としては、以下が挙げられます。 ・書籍やプログラミングサイト、公式マニュアルを使用した独学・ベンダーが実施する勉強会、セミナーの参加・プログラミングスクールの利用・資格取得 なお、スキルアップを図る際には頭で理解するだけでなく、使いこなせないといけません。 そのため、プログラムを作ったり、サーバーを構築するなどして実践することが大切です。

職種別|エンジニアに求められるスキル

以下にエンジニアの各職種に求められるスキルと平均年収をまとめたので、キャリアを考える参考にしてください。

職種求められるスキル 平均年収
システムエンジニア
  • プログラミングの知識・ヒアリング力・問題解決能力・コミュニケーション能力……など
  • 平均年収 509万円(参考元:求人ボックス
セキュリティエンジニア
  • インフラやネットワークの高度な知識・暗号化や認証機能の知識・情報セキュリティに関する知識……など
  • 平均年収 597万円(参考元:求人ボックス
クラウドエンジニア (AWSエンジニア)
  • クラウドに関する知識・OSやミドルウェアの知識・プログラミングの知識……など
  • 平均年収 597万円(参考元:求人ボックス
組み込みエンジニア
  • プログラミングの知識・電子基盤に関する知識・ハードウェアに関する知識……など
  • 平均年収:501万円(参考元:doda

※平均年収は2023年8月時点の掲載情報

システムエンジニアのなかでも「金融系SE」は特に高年収で、平均年収は1,000万円を超えるといわれています。

転職でキャリアチェンジを考えている場合は、上記のような情報も参考にして方向性を検討しましょう。

キャリアチェンジしたいなら「これまでのスキルも活かせる環境を選ぶ」

異なる分野のエンジニアに転職する際のポイントは、「これまでのエンジニア経験を活かせる分野を選ぶ」ことです。

同じエンジニアでも分野が違えば、扱うプログラミング言語やツール・作業環境などは、あらゆる面で異なります。

テストエンジニアから開発エンジニアへ転職する場合

  • テストエンジニアの経験を活かせばバグや不具合の少ない開発を行える
  • 後発の不具合が少なくなれば開発における手戻りも少なくなる
  • 結果として工数の削減に繋げられる

このように、これまでのエンジニアとしての経験を活かすことで、新たな職場でも即戦力として活躍できます。

逆に、全くこれまでの経験を活かせない分野に進んでしまうと、未経験者と変わりがなく、収入の減少や任せてもらえる仕事の幅が狭まってしまう可能性があります。

異なる分野のエンジニアへ転職する際には、共通点や接点を見つけ、どのように活かせるのかを考えるようにしましょう。

ITエンジニアから機械エンジニアへの転職は可能?

難易度は高いですが、機械エンジニアへ転職することも不可能ではありません。

ただし、多くの場合は未経験者扱いとなるため、ポテンシャル採用が期待できる20代までの転職がおすすめです。

機械エンジニアへの転職については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

こんな募集要項の職場への転職は注意!

こんな募集要項の職場への転職は注意!

「入社してみると応募時に聞いていた待遇と違った…」「自分のスキルに合っていない業務を任された…」など、入社後に転職先とミスマッチが起こると早期退職に繋がりかねません。

事前に募集要項をしっかり確認することで、職場選びの失敗は防げます。

この章では、職場を選ぶ際に募集要項でチェックするべきポイントについて解説します。

要注意な職場1.求められるスキルに「一貫性がない」「曖昧」

エンジニアの求人情報は、募集要項に記載されている「求められるスキル」によって、ある程度仕事内容を想定できます。

この「求められるスキル」に「一貫性がない」「曖昧」である場合には注意が必要です。

その理由は以下の通りです。

求められるスキルに一貫性がない・曖昧が危険な理由

  • 採用する側が求める人物像を想定できていない
  • 業務範囲が広く、激務になる可能性がある
  • とりあえず人材を確保したい

必ずしも上記の通りであるとは限りませんが、転職するにあたり非常にリスクが高い企業であると言えるでしょう。

転職活動中、なかなか内定が獲得できないと焦ってしまい「ハードルの低そうな企業へ応募してしまう」人もいますが、現職よりも環境や待遇が悪化する可能性が高いです。

「なんのために転職するのか」を思い出し、焦らず納得ができる企業を探すようにしましょう。

要注意な職場2.「若手が活躍中」は人材が定着していない可能性も

求人情報に掲載されている「若手が活躍中」というフレーズですが、一見すると「若い人にもチャンスがある」「実力があれば評価される」と捉えられます。

しかし、「若手が活躍中」というフレーズは若く経験の少ない人材しかいない」「中堅層が育っていない」という見方も可能です。

つまり、その企業には人材が定着しない理由があるかもしれないというリスクがあるということです。

また、転職サイトに登録をしていると、常に求人情報が掲載されている企業があります。

こういった企業は「募集しても人材が集まらない」「常に辞めていく人がいる」といった背景である可能性が高いので、併せて注意しましょう。

要注意な職場3.勤務先が「プロジェクト先による」は客先常駐型エンジニア

求人情報でよく見かける「プロジェクト先による」というフレーズは、客先常駐型エンジニアを指すことが多いです。

「様々な企業やプロジェクトを経験したい」と考えている人にとっては問題ありませんが、安定した働き方をしたい人にとっては不向きと言えます。

その理由は次の通りです。

客先常駐を避けた方がいい理由

  • 派遣先企業との契約期間が切れるたびに勤務先が変わる
  • 給料は派遣先と自社間で締結された個別契約による月単価に依存する場合がある
  • 派遣先によって働く時間帯が夜間になるケースがある
  • タイミングによって、自身がやりたい仕事がない可能性がある

このように客先常駐型エンジニアは、文字通り客先に依存した働き方となるため、安定した働き方がしにくいと言えます。

所属する企業によっては、本人の希望をある程度考慮してくれる場合もありますが、担当営業のさじ加減次第であることも多く、リスクが高いとも言えるでしょう。

要注意な職場4.「みなし残業含む」は激務の可能性がある

「みなし残業」とは、実際に働かなくても働いたとみなされて給料が支払われることを指します。

つまり、「基本給+みなし残業代」が支払われる給料です。

残業をしなければその分得をしたように感じるかもしれませんが、次のようなリスクがあります。

みなし残業のデメリット

  • 基本給が低い
  • 業務量が膨大でキツい
  • みなし残業時間内の残業をするほど時給換算が下がる

基本給が低い場合、「基本給+みなし残業代」としても月に受け取る給料の総額が高くありません。

加えて、残業代とは基本給を時給換算し、1日の所定労働時間や働く時間帯(深夜帯)に応じて割増率を計上した手当のことを指します。

つまり、基本給が低ければ、当然支払われる残業代も低くなるということです。

また、みなし残業時間が多く設定されている企業は「これだけ毎月残業が発生する」という状況を想定しています。

そのため、業務量は膨大で、激務となる可能性を含んでいるのです。

働き方改革以降、残業や稼働時間に対する監視の目が厳しくなりましたが、エンジニアは他の職業に比べて残業が多くなりがちなので、まだまだ注意が必要と言えるでしょう。

求人を探す際は、企業の口コミサイトなども確認して、社員の声なども確認しておくことをおすすめします。

【Q&A】エンジニアの転職についてよくある疑問

【Q&A】エンジニアの転職についてよくある疑問

最後にエンジニア転職についてよくある疑問をまとめました。

エンジニア転職に関するよくある疑問

Q1.エンジニア転職にポートフォリオは必要?

回答

熱意や実績をアピールできるよう、用意しておくことをおすすめします。

ポートフォリオとはこれまでの実績や経験をまとめたもので、おもに以下のような内容を記載します。

  • 氏名・経歴などのプロフィール
  • 取得している資格やスキル
  • これまで手掛けた制作物やシステム
  • 得意なカテゴリー……など

以下に参考になるポートフォリオの一例をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

ポートフォリオ一例

  • エンジニアHodaさんのポートフォリオサイト 「Hoda's Portfolio
  • Webデザイナー・エンジニアYuto Takahashiさんのポートフォリオサイト 「Yuto Takahashi

Q2.IT業界未経験からエンジニア転職することは可能?

回答

IT業界未経験からエンジニア転職することも可能です。

ただし、未経験転職は年齢が上がるに応じて難易度が高くなります。

未経験から転職するのであれば、ポテンシャル採用が期待できる20代のうちに行動を起こすのがよいでしょう。

以下の記事では未経験からエンジニアを目指す方法を解説しているので、ぜひ参考にしてください。

Q3.エンジニア転職に役立つ資格はある?

回答

未経験の場合、「ITパスポート」や「基本情報技術者」の資格がアピールポイントとなる可能性があります。

資格概要
ITパスポート試験
  • ITに関する基礎的な知識を有することを証明する資格
  • 比較的難易度が低い
基本情報技術者試験
  • ITの基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身につけていることを証明する資格
  • ITパスポートと比べると難易度は高め

なお、経験者の場合は資格よりも実務経験が重視されることが多いです。

経験者で転職を考えている場合は、スキルや経験の棚卸しを行い、培ってきた能力をアピールできるよう準備しておきましょう。

まとめ

エンジニア転職において、失敗しやすい人の特徴は次の通りです。

エンジニア転職で失敗しやすい人の特徴

  • 根拠のない自信がある
  • プライドが高い
  • 年齢により「転職で求められることが変わる」ことがわかっていない
  • 転職活動の方法を知らない

また、エンジニアが転職で失敗しないためには、以下のような分析や素直さが大切です。

失敗しないための対策

  • 「なぜ転職したいのか?」を明確にする
  • 周囲の意見を素直に受け入れる
  • 自分を客観的に分析する
  • 転職エージェントを利用する

転職の目的がはっきりしている場合、転職活動のゴールがきちんと定まっていると言い換えられます。

失敗してしまう人はゴールが明確ではないため、「目的=転職すること」となってしまい、転職後に後悔する可能性があります。

もし、客観的に自分自身を分析するのが難しいという人は、転職エージェントに相談してみるのも方法のひとつです。

今回紹介した転職エージェントは次の通りです。

ワークポート初めての転職で不安な人におすすめ
レバテックキャリアキャリアアップしたい人におすすめ
リクルートエージェント×ITたくさんの求人から探したい人におすすめ
マイナビIT AGENT転職の選択肢を広げたい人におすすめ

転職エージェントをうまく活用して、納得のいく転職活動にしましょう。

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