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仕事が怖い…行きたくない…そんな人のための対処法を紹介

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仕事が怖い…行きたくない…そんな人のための対処法を紹介
転職
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「また明日も上司に怒られるのかな…」
「仕事ができなくて辛い…」
「連休明けや月曜日は特に仕事に行きたくない…」

このように、仕事に行くのが怖いと悩んでいませんか?

「仕事が怖い」と感じている方は、仕事によるストレスをため込みすぎているのかもしれません。

ストレスを抱えたまま無理に仕事を続けていると、心身ともに疲弊してしまうため、早めに対処する必要があります。

そこでこの記事では、仕事が怖いと悩んでいる方に向けて、具体的な対処法をお伝えします

まずは小さなことから実践し、心の変化を感じてみてください。

仕事が怖いと感じる場合、そもそも「仕事が合っていない」可能性もある

仕事が怖いと感じてしまっている本質的な原因として、今の仕事があなたに合っていないことも考えられます。

たとえば、「仕事ができずミスばかり」「仕事の責任が重すぎる」といった理由や、激務・パワハラが原因で仕事が怖いならば、早めに他の道を探すことも検討しましょう。

とは言え、「どうやって転職先を決めたらいいんだろう…」と悩む方も多いと思います。

そのような場合は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談することをおすすめします。

転職エージェントでは、転職に関する相談だけでなく現職場の悩みなども相談できる体制が整っているため、気軽にカウンセリングを受けてみると良いでしょう。

例えば、「リクルートエージェント」では、経験豊富なキャリアアドバイザーが在籍しており、すぐに転職する予定が無くても、仕事の悩みに関する相談に応じてくれます。

登録・利用は無料なので、自分の適性や求めている仕事環境などを気軽に相談してみてください。

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仕事が怖いのは甘えではない

「仕事が怖いなんて甘えているだけでは…」「みんな頑張っているから自分も耐えないと」

そう考えて、自分を必要以上に追い込んでいませんか?

特に、真面目で責任感が強い人ほど、辛くても耐えようとしがちです。

仕事が怖いと感じるのは、あなたが真剣に仕事と向き合っているからとも言えるでしょう。

しかし、辛い状況を我慢しながら仕事を続ければ、真面目であることは評価されたとしても、心身に支障をきたすリスクも高くなってしまいます。

そのようなリスクを避けるためには、まずは自分の悩みを客観的に捉えてみましょう。

悩みを言語化すれば解決に向けて動き出せる 

仕事が怖い理由には、プレッシャーや人間関係の悩みなどさまざまな問題があります。

その中で「自分が何に恐怖を感じているのか」をできるだけ具体的に言語化してみてください。

不安の正体が分かれば、解決に向けて動けるようになります

悩みがクリアになることで、勝手に自分の中で恐怖を膨らませていただけだったと気づく場合もあるでしょう。

今の会社ではどうにもならない場合は、転職することだってできますし、現状から抜け出す方法は必ずあります。

仕事が怖いと感じている方は、自身の悩みを言語化してみることから始めてみてください。

丸井さん

丸井さん

まずは悩みやモヤモヤすることを箇条書きで書き出してみましょう。

不満、愚痴、悪口なんでもいいです。

もうこれ以上ないというくらい書き出せば、それだけでスッキリすることもあります。

書き終わったら、改めて客観的に見てみましょう。似ている悩みごとにカテゴライズしてみると、気づきがあることもあります。

次に、それぞれの悩みに対して、自分にこう問いかけてみてください。

「どんな状態になっていたらうれしい?」「転職後どんな風になっていたらいい?」


すると、自分がなりたい状態やありたい姿が見えてきます。頭の中が整理され、前向きな対処法を考えやすくなる効果があります。

仕事が怖いのはなぜ?考えられる4つの原因

仕事が怖いのはなぜ?考えられる4つの原因

現状を改善するためには、まずはあなたが「仕事を怖い」と感じている原因を明確にしたうえで、慎重に対処することが大切です。

ここでは、仕事が怖いと感じる方に多い原因を、大きく4つに分けて解説します。

具体的な対処法については、記事後半にて解説しています。

仕事が怖いと感じる主な原因

原因1.人間関係が上手くいっていない

「職場に仲の良い人がおらず孤立している」「上司や同僚との相性が悪い」というように、職場の人間関係が上手くいっていないことが恐怖心の原因になっているケースは少なくありません。

常に苦手な人や嫌いな人と関わらなくてはならない状況にあれば、それだけで「仕事が怖い」と感じるのは当然です。

周りとそりが合わないだけならまだしも、いじめやパワハラにあっているならば事態は深刻と言えます。

いじめ・パワハラに悩んでいる方は、一人で悩まずできるだけ早く相談機関に連絡することをおすすめします。

社内の相談窓口をはじめ、各都道府県の労働基準監督署や厚生労働省委託事業である「ハラスメント悩み相談室」など、あなたにとって使いやすい窓口を利用しましょう。

原因2.労働環境が悪い

「異常なほど残業が多い」「一人では処理しきれないほどの業務を押しつけられている」など、労働環境が悪い状況も「仕事が怖い」と感じる原因のひとつと言えます。

こなすべき仕事量が多すぎれば、「きっと今日も残業になる」と気持ちが滅入り、仕事に行くことが苦痛に感じてしまいます。

また、仕事量が多くても大きなやりがいを感じたり、その分給料が高ければモチベーションも保てますが、そうでない場合は、より辛く感じてしまうでしょう。

激務が続けば体力的にも限界になり、健康を害することもあるかもしれません。

状況が悪化しないためには、残業の少ない仕事に転職する、または雇用形態を検討するなどの対処することをおすすめします。

原因3.自分に合わない仕事をしている

自分の苦手な作業やできない仕事などばかりしていると、劣等感から仕事が怖くなってしまう場合があります。

特に、新卒で入社し仕事をしていく中で、配属部署の業務が適性に合っていないと気付いたり、「こんな仕事だと思わなかった……」とギャップを感じて悩むケースも少なくありません。

活き活きと働ける環境がどのようなものかは、人ぞれぞれです。

今の仕事が合わないと感じている場合は、「合わないと感じる理由」や「強みを生かせる働き方に変えられないか」を立ち止まって考えてみましょう。

自分の強みに合った仕事をしていますか?

自分の強みを知るためには、自己分析ツールの活用がおすすめです。

大手転職サイト「リクナビNEXT」では、無料の自己分析ツール「グッドポイント診断」を提供しています。

転職活動中の求職者から人気を集めており、約300問の質問に答えていくだけで、「決断力」「社交性」といった18種類の特徴の中から、あなたの強みが明確になります。

自分の強みは客観的には把握しづらいものですので、ぜひ活用してみてください。

原因4.生活習慣に問題がある

生活習慣が乱れていると、精神状態が不安定になり仕事に支障が出やすくなります

たとえば、よく眠れない日が続いたり、栄養不足の状態が続いたりすると仕事への集中力が続きません。

その結果、仕事のパフォーマンスが低下してミスが多くなれば、上司から怒られることも多くなります。

「仕事がつらい」「仕事が怖い」と感じるのは、仕事に直接的に関係のある原因だけでなく、日頃の生活習慣に原因が隠れている場合もあるでしょう。

生活リズムが乱れてしまうと、不眠・疲れがとれない・胃腸の具合が悪くなるなど体にさまざまな不調が出てきます。

食生活や睡眠が不規則になってしまうならば、生活習慣を根本的に見直してみましょう

他にも、気持ちをリラックスしたり、ストレスを発散させるための方法を見つけることも有効と言えます。

仕事が怖い状態のまま働き続けるとどうなる?

仕事が怖いまま続けるとどうなる?

「仕事が怖い」と感じている状態のまま働き続けると、さまざまな弊害が起こります。

ここでは、仕事が怖いという状態のまま仕事を続けた場合のリスクについて解説します。

健康を害するリスク

仕事が怖いと感じている状態は、精神的に大きなストレスとなります。

そのような状態で仕事を続けると、心理的な負担が多すぎて「精神障害」を引き起こしてしまう恐れもあるでしょう。

精神障害の症状が深刻化すると、判断能力が低下し行動のコントロールが難しくなってしまいます。

また、精神疾患があることで誤解されたり、偏見や差別の対象となってしまうことも考えられます。

心の病は誰にでも起こりうることですので、前兆に気付いたら早めに対処することが大切です。

こころの不調やストレス症状の前兆

  • 気分が沈む、憂うつ
  • 何をするのにも元気が出ない
  • イライラする、怒りっぽい
  • 理由もないのに、不安な気持ちになる
  • 気持ちが落ち着かない
  • 胸がどきどきする、息苦しい
  • 何度も確かめないと気がすまない
  • 周りに誰もいないのに、人の声が聞こえてくる
  • 誰かが自分の悪口を言っている
  • 何も食べたくない、食事がおいしくない
  • なかなか寝つけない、熟睡できない
  • 夜中に何度も目が覚める

(引用:みんなのメンタルヘルス|厚生労働省

なお、パワハラや激務などの業務上の原因から精神疾患を発病した場合にも、労働災害(労災)と認定されます。

発病した精神障害が労災認定されるのは、その発病が仕事による強いストレスによるものと判断できる場合に限ります。
仕事によるストレス(業務による心理的負荷)が強かった場合でも、同時に私生活でのストレス(業務以外の心理的負荷)が強かったり、その人の既往症やアルコ ルー 依存など(個体側要因)が関係している場合には、どれが発病の原因なのかを医学的に慎重に判断しなければなりません。

(引用
精神障害の労災認定|厚生労働省

労災が認定されれば、医療費が無料になったり、休業中の給料の約8割が保障されるなど、さまざまな給付を受けられます(参考:厚生労働省)。

精神障害の労災認定の要件は、以下の通りです。

精神障害の労災認定要件

  • 認定基準の対象となる精神障害を発病していること
  • 認定基準の対象となる精神障害の発病前おおむね6か月の間に、業務による強い心理的負荷が認められること
  • 業務以外の心理的負荷や個体側要因による発病したとは認められないこと
(引用
精神障害の労災認定|厚生労働省

仕事が怖いという状況が続けば、精神的な健康を害するリスクがあるため、「もしかして精神障害かも…」と感じたら、受診することをおすすめします。

職場で孤立するリスク

周りの人よりも仕事が遅かったり、うまく処理できなかったりすると、周りに迷惑をかけている罪悪感から孤立してしまう場合があります。

しかし、多くの仕事は周りとコミュニケーションを取りながら進めるものなので、孤立すると仕事自体がうまくいかなくなるケースも多いです。

また、同僚や上司の中には厳しい言葉をかけてくる人もいるため、それを恐れて余計に仕事が怖くなることもあるでしょう。

コミュニケーション能力は性格的な要素も関係しているため、すぐに改善できることではありませんが、まずはあいさつなど簡単なことから始めてみてください。

また、仕事のスキルアップに関しては、自分の努力次第で改善することも可能です。

仕事に対する恐怖心を克服するための意識の持ち方

仕事が怖いのを克服するための意識の持ち方

仕事が怖いと感じるのはメンタル面の原因が大きいため、意識を変えるだけで改善できるケースがあります

ここでは、仕事が怖いのを克服するための意識の持ち方をご紹介します。

仕事が怖いのを克服するための意識の持ち方

周りの評価を気にしすぎない

周りからの評価は、できるだけ気にしないようにしましょう。

「この仕事ができないと上司に使えない奴だと思われる…」「上司に好かれないと出世できない…」と不安に感じることもあるかもしれません。

しかし、上司や同僚からの評価を気にしすぎると、ますます仕事が怖くなってしまいます

仕事で認められるには周りの評価も大切ですが、振り回される必要はありません。

職場ではついつい他人と自分を比較してしまいがちですが、ネガティブな気持ちになるなら初めから比較しないことが大切です。

周りのことは気にせず、自分のやるべき仕事に集中しましょう。

失敗は「学びの機会」と捉える

仕事での失敗は、成長につながるチャンスだと捉えましょう。

落ち込んだり嘆いたりしているだけでは何も解決しないので、自分の考え方と行動を変えることが大切です。

ミスが起きた原因が自分でわからないならば、上司からアドバイスをもらい、同じミスが起きないように注意する必要があります。

ミスを認めたり、上司に報告するのは辛いことですが、その経験は必ず将来に活きてくるはずです。

また、トラブルが解決したら、必要以上に自分を責めないことも大切です。

はじめは難しいかもしれませんが、できるだけ気持ちを切り替えて、次の仕事に取り組むようにしましょう。

仕事は人生の全てでないと考える

経済的安定のためにはもちろん大事ですが、仕事は人生の全てではありません。

1日の多くの時間を仕事に捧げ、「家にいる時間よりも、職場にいる時間の方が長い」という方も多いかもしれません。

しかし、仕事中心の生活を続けていると、心にゆとりが無くなってしまいます

仕事の出来不出来に左右され、心身の不調にも気付けなくなるような場合もあります。

また、仕事でのストレスを上手く解消できなければ、必要以上に落ち込んでしまう悪循環を繰り返し、日々の生活に支障をきたすでしょう。

仕事は、あくまでもあなたの人生の一部です。

家族や友人・恋人との時間、趣味など仕事以外の時間を充実させ、仕事とプライベートのバランスをとることを大切にしてください。

イーデス

丸井さん

【「しなければならない」を手放してみる】

真面目な人ほど「ここまでやらなくてはならない」というふうに、「〜しなければならない」という考えに捕らわれすぎていることも。

やるべきハードルやノルマを自分自身で高く設定しすぎて、そこに到達しない自分を責めてしまいストレスになっているケースも多くあります。

ハードルの位置を下げてみる、「しなければならない」を手放してみる、少しでもできたことや成長した自分を褒めてあげる
ことも重要です。

どうしても仕事が怖くて追い込まれている時の対策

ここでは、どうしても仕事が怖くて追い込まれている方のための対処法をご紹介します。

状況が悪化する前に、勇気を出して一歩踏み出してみてください。

どうしても「仕事が怖い」という時の対処法

①カウンセリングを受ける

「仕事が怖い」「仕事を辞めた方がいいのかな…」といった悩みがあるならば、早めにカウンセリングを受けることも有用です。

なぜならば、悩みを整理できれば、状況の捉え方が変わり、ストレスが軽減されるケースは多いからです。

例えば、上司にあいさつしたのに無視されてしまったという場合、「嫌われているのかも…」と考えるか、「聞こえていなかったのかな…」と考えるかでは、気分が大きく変わってきます。

仕事上の悩みは、考え方の癖が原因で悪循環に陥ってしまうことも少なくありません。

そのような状況を避けるためには、些細なことでであっても、カウンセリングを受けて意識を変えることが大切です。

早めに対処することで、ストレスを大きく減らせるでしょう。

自分に合った相談機関を見つけよう

社内や労働組合に相談窓口があるのであれば、まずは身近な窓口に相談してみましょう。

「社内に窓口がない」「相談したけれど取り合ってもらえない」という場合は、厚生労働省による「総合労働相談センター」などの相談機関や、仕事の悩み相談を受ける体制が整っている転職エージェントなどの利用がおすすめです。

仕事の悩みを相談できる転職エージェントは、記事後半にて紹介しています。

また、より専門的なアドバイスが欲しいなら、コーチングサービスを利用してカウンセリングを受けてみてもよいでしょう。

キャリアに特化したパーソナル・トレーニングを受けられる『ポジウィルキャリア』

ポジウィルキャリア」は、専属のキャリアトレーナーからキャリアに特化したパーソナル・トレーニングを受けられるサービスです。

ポジウィルキャリアでは、有料トレーニングの申込前にキャリアの無料相談を実施しています。

無料カウンセリングはZoomを使って行われ、所要時間は45分ほどです。

「自分に合う道が分からない…」「今の環境が辛いから抜け出したい」といった悩みをどのように解決するべきかを、カウンセラーが一緒に考えてくれます。

有効に活用するためには、相談したい内容を事前に整理しておくと良いでしょう。

ポジウィルキャリアの公式サイトでは、サービス利用者の体験談も公開されているため、ぜひ参考になさってください。

ポジウィルキャリア|基本情報

運営会社ポジウィル株式会社
特徴オンライン・チャットでトレーニング可能
対応地域全国
料金初回相談無料
385,000円(税込)~+入会金

(最終更新:23年8月時点)

②部署異動を申し出る

業務内容に悩みを持っている場合は、部署移動をすることで仕事がうまくいくケースもあります。

本来であれば、入社の際に適材適所に置かれるべきですが、能力を発揮できる部署に配属されなかったという場合も少なくありません。

例えば、黙々と仕事をすることが好きで、人とのコミュニケーションが苦手な人が営業部で働けば、当然ストレスを感じることが多くなり、「仕事が怖い」という状態にも陥りやすいでしょう。

部署異動を希望するならば、まずは上司に相談してみましょう。

ただし、「今の仕事が合わないから部署移動したい」といったネガティブな理由を素直に伝えることは避けてください

「新しい部署では、~~をして会社に貢献したい」「異動したい部署で活躍できるために○○を学んでいる」というように、前向きな考えをアピールすることが大切です。

部署異動の決定権は会社側にあるため、異動願いを出したとしても必ず希望が通るわけではありませんが、相談してみる価値はあるでしょう。

③病院にかかる

精神面や身体面で生活に支障をきたす症状が出ている場合、心の病気にかかっている可能性もあります。

うつ病の情報・サポートサイト「こころの陽だまり」によれば、下記のような症状が2週間以上続いている場合は、早めに病院を受診した方が良いと解説されています。

【自己チェック】うつの症状

  • 何をやっても楽しくなく、ずっと気分が落ち込んでいる
  • 今まで興味があった物や趣味に対して興味がなくなった
  • 常に不安を感じている
  • 夜眠れない
  • 頭痛やめまい・腹痛などの体調不良が続いている
  • 食欲が無い
  • 朝から疲れが取れない

(引用:こころの陽だまり

「精神科」や「心療内科」と聞くと尻込みしてしまう方も多いですが、精神面の不調は早めに治療することが大切です。

他にも「メンタルヘルス科」「メンタルクリニック」といった医療機関でも受診できます。

家から一番近い医療機関で構いませんので、まずは診断を受けてみてください。

④休職する

心身の不調により働くことが困難な場合は、症状を悪化させないためにも休職を検討しましょう。

休職の規定は会社によって異なるため、まずは就業規則を確認してください。

もし分からない場合は、総務や人事担当者に相談すると良いでしょう。

労働者の申し出と診断書の提出によって、ほとんどの会社は休職することが可能です。

精神的につらい状態で仕事を続けても、状況は良くなりません。

まずはしっかり休みを取って、心と体を休めましょう。

仕事を続けるのが難しいならば退職を検討しよう

今の状況にどうしても耐えられないならば、思い切って仕事を辞めるという選択肢ももちろんあります。

ストレスをため続けながら仕事を続けていは、いずれ生活に支障をきたすほどに心のバランスが崩れてしまうでしょう。

ここでは、会社を退職する方のために、退職の手順を詳しく解説します。

会社を辞める手順

【手順1】退職プランを立てる(3ヶ月〜半年前)

まずは、退職までのスケジュールを立てるために就業規則をチェックしましょう。

法律では、会社に退職することを伝えてから2週間経てば、退職できることになっています。

しかし、それは民法上のルールであり、会社に迷惑をかけないように退職するためには、計画的に退職手続きを進める必要があります。

会社を辞めるなら、2〜3ヶ月は余裕をもって計画を立てましょう。

【退職までの参考プラン】

時期備考
1退職プランを立てる3ヶ月〜半年前転職先探しを始める
2退職を切り出す1〜2ヶ月前まず直属の上司に伝える
3 退職交渉1ヶ月半〜1ヶ月前交渉後も2~3日に一度進捗を確認
4退職願・退職届を出す1ヶ月前円満退職を目指すなら「退職願」
5引き継ぎと挨拶1ヶ月前〜当日必要に応じて後任者も連れて挨拶

【手順2】退職を切り出す(1〜2ヶ月前)

退職予定日が決まったら、直属の上司に退職の意思を口頭で伝えましょう。

最適なタイミングは会社の就業規則によって異なりますが、退職の1〜2ヶ月前を目安にしてください。

アポをとる相手は、必ず直属の上司であることが重要です。

直属の上司以外に伝えると、「自分の部下の大事な話なのに、自分には報告がなかった」と直属の上司の機嫌を損ねてしまう恐れがあるからです。

たとえ直属の上司が原因で会社を辞めたい場合でも、会社という組織を無視した行動は避けましょう。

【手順3】退職交渉(1ヶ月半〜1ヶ月前)

直属の上司に退職を切り出した後、上司の上司や人事担当者も交えて退職交渉に入ります。

退職交渉とは、退職する意思を伝えてOKをもらうことです。

退職交渉の際は、以下の点に注意しましょう。

退職交渉時の注意点

  • 次の会社名は無闇に明かさない:次の会社が「引き抜き」をしたと思われて、辞めた会社からクレームが行く可能性もある
  • 退職日と最終出社日をはっきり伝える:いつまでに引き継ぎをするかなど。あなたも会社も今後の計画が立てやすくなるから
  • 口頭で伝えた内容はメールでも送付:「言った言わない」をなくすため。口約束はあてにせず、証拠を残すことが大切

なお、退職交渉は1日で終わるわけではなく、直属の上司の次は上司の上司、更にはその上と続く場合もあるので認識しておきましょう。

退職交渉がうまくいかない場合は退職代行サービスの利用を検討しよう

退職交渉は基本的には自分で行うべきですが、「上司や同僚の顔も見たくない」「簡単に辞めさせてもらえない」という場合には、退職代行サービスを利用する方法もあります。

例えば、「退職代行ガーディアン」は、退職の手続きを全て代行してくれるため、利用を申し込んだ時点から職場に行く必要がなくなります。

そのため、上司や同僚と顔を合わせることなく退職することが可能です。

どうしても会社を辞められずに悩んでいるならば、活用する価値のあるサービスと言えるでしょう。

退職代行ガーディアン|基本情報

運営組合東京労働経済組合
対応エリア全国
料金24,800円(税込)
追加料金なし
相談方法LINE・電話
支払方法クレジットカード
銀行振込
(最終更新:23年9月時点)

【手順4】退職願・退職届を提出(1ヶ月前)

退職交渉が無事終了したら、直属の上司に退職願を提出します。

この際、必ず就業規則を確認し、退職希望日の何ヶ月前までに提出しなければいけないかをチェックしておきましょう。

退職するときに上司に提出する書類には「退職願」「退職届」「辞表」があり、それぞれに違いがあります。

【退職に関する書類の特徴】

特徴
退職願
  • 合意のもとに「会社を辞めさせて頂きたい」と願い出る書式
  • 会社に承諾されたら退職が決定する
退職届
  • 「会社を辞めます」と通告する書式
  • 提出後は最短2週間での退職が可能
  • いきなり提出するのはトラブルの元になる
辞表
  • 社長や取締役などが辞める意思を表明するための書式
  • 辞表の提出後、一般社員として勤務する場合もある
  • 一般社員の退職の場合は提出する必要なし

会社を退職したい場合は、まずは合意のもとに「退職願」を提出します。

退職願には、退職希望日を記載しましょう。

ただし、会社によっては、口頭で申し出るだけでもOK(退職願は不要)という場合もあるので、必ず上司に確認してください。

退職が承認されたら、業務内容を考慮した上で上司と話し合い、正式な退職日を決めます。

そして、退職日の2週間前までに「退職届」を提出しましょう。

万が一、提出後に受理されなかった場合でも、提出から2週間経過すれば民法627条の定めにより退職することは可能です。(参照:民法|e-Gov法令検索

ただし、「退職届を出して2週間で辞める」というのはかなり強引な方法のため、できれば1ヶ月は余裕を持って退職を進めていきましょう。

【手順5】引き継ぎと有給休暇の消化(1ヶ月前〜当日)

無事に退職することが決まれば、業務の引き継ぎと有給休暇の消化を行います。

引き継ぎのポイント

  • 後任者が決まっていて一緒に仕事ができるなら退職1〜2週間前から一緒に作業をしておくのがおすすめ
    (引き継ぎ書だけでは、初めて作業する人にはわからないことが出てくる可能性があるため)

  • 社内・社外の関係者へのあいさつには、必要に応じて後任者を連れて行く
    (社外の場合は、自分が辞めた後も問題なく仕事が進むことを伝えて安心させる。時間が厳しい場合は、あいさつのメールを送る)

有給休暇を消化するのは、引き継ぎと挨あいさつ回りが終わってからにしましょう。

また、勤務最終日は早めに出勤して、以下のことを行いましょう。

最終日に行うこと

  • 机やロッカーの清掃
  • 忘れ物がないかチェック
  • 当日まで使用している会社の備品(携帯、パソコン、カードキー)などの返却

最終日は、社内でお世話になった方々にあいさつ回りをします。

退職したとしても、またどこかで一緒に仕事をする可能性もあるので、良好な人間関係を保つためにもしっかりあいさつしておきましょう。

あいさつ時には、お菓子など手土産を持参するとあいさつのきっかけを作りやすいです。

転職活動をするなら転職エージェントの利用がおすすめ

退職後すぐに転職する意思があるならば、退職手続きと並行して転職活動を始めましょう。

万が一退職を引き止められた場合であっても、転職先が決まっていることは立派な理由になるうえ、なによりブランク期間を作らないことはキャリア形成においても大切なことです。

しかし、仕事をしながら転職活動を行う場合、時間が限られてしまうことが問題として挙げられます。

そこで活用してほしいのが、転職エージェントです。

転職エージェントは、キャリア相談をはじめ、求人紹介や選考対策など転職活動をトータルでサポートしてくれます。

ここでは、転職サポートに定評のある転職エージェントを2社ご紹介します。

おすすめの転職エージェント2選

業界最多の求人数を誇る「リクルートエージェント」

リクルートエージェント」は、転職エージェントの中でもトップの求人数を誇る転職エージェントです。

幅広い業界・職種の案件を保有しているため、他の転職エージェントでは見つからない条件でも、リクルートエージェントなら見つかる可能性があります。

また、リクルートエージェントでは、応募書類の添削や面接対策も念入りに行ってくれるため、選考通過率を高められるでしょう。

すぐに転職するつもりがなくても相談が可能なので、仕事を続けるべきか悩んでいる場合や今後のキャリアの不安などがある場合は、気軽に相談してみることをおすすめします。

リクルートエージェント|基本情報

運営会社株式会社リクルート
公開求人数

約383,000件

非公開求人数約213,000件
対応地域全国+海外
料金すべて無料
公式サイトhttps://www.r-agent.com/

(最終更新:24年4月時点)

20代・第二新卒の転職に強い「マイナビエージェント」

マイナビエージェント」は、第二新卒者をはじめとした20代の転職支援に強い転職エージェントです。

職務経歴書の添削や面接対策などのサポート体制が充実しているため、初めての転職に臨む20代の方に活用してほしいサービスと言えます。

また、マイナビエージェントのサポート期間は無期限なので、じっくりと転職活動を進めたい方に向いています。

キャリアカウンセリングは、まずは「そもそも転職をすべきか」というところから始められます。

数多くの転職事例を知る転職のプロからアドバイスをもらえるため、正確なアドバイスを得たい方はぜひ利用してみましょう。

マイナビエージェント|基本情報

運営会社株式会社マイナビ
公開求人数非公開
非公開求人数非公開
対応地域全国
料金無料

(最終更新:24年4月時点)

まとめ

つらい状況を改善するためには、まずはあなたが「仕事を怖い」と感じている原因を明らかにしたうえで、慎重に対処することが大切です。

無理して働き続けても状況が良くなる可能性は低いので、勇気を出して行動を起こしてみてください。

どうしても「仕事が怖い」という時の対処法

  • キャリアカウンセリングを受ける
  • 部署異動を申し出る
  • 病院にかかる
  • 休職する

仕事が怖いのは、決して甘えではありません。

どうしても仕事が怖いなら、思い詰める前に退職や転職という道を選ぶ勇気を持ってくださ

本記事でご紹介した転職エージェントでは、転職についてはもちろん、現職場の悩みや退職についての相談もできるため、気軽にカウンセリングを受けてみることをおすすめします。

本記事でご紹介した転職エージェント

リクルートエージェント
  • 業界最多の求人数を誇る
  • 幅広い業界・職種の案件を保有
  • すぐに転職する予定が無くても利用可能
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  • 20代・第二新卒者におすすめ
  • 選考対策のサポートが充実
  • サポート期間は無期限
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転職エージェントは、基本的に無料で利用できます。

求人の紹介だけではなく、相談に行くことで業界の情報や求人状況、自分の市場価値、必要な準備を知ることができます。

登録後の面談で自分が現在置かれている状況や悩みを話し、他業界や他社の話、求人情報を聞くだけでも視野が広がります

その上で、転職するべきかしないかを判断してもいいでしょう。

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