看護師を3ヶ月で辞めるのはアリ?後悔しないためのチェックポイントを紹介!
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看護師の仕事はキツイため、入職してすぐに辞めたいと思う人は少なくありません。
結論からお伝えすると、看護師を3ヶ月で辞めても新しい仕事に転職することは可能です。
ただし、短期間での転職にはデメリットもあるため、転職を成功させるにはコツを知ってから動き出すのがおすすめです。
この記事では、看護師が仕事を辞める前にチェックするべきポイントや、新しい職場の探し方、転職成功の秘訣などを解説します。
看護師を3ヶ月で辞めようか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
※おすすめの転職サイトをチェックしたい方は、「看護師3ヶ月の人におすすめの転職サイト」をご確認ください。
バイリンガル看護師
監修者ダシルヴァ石田牧子さん
ダシルヴァ石田牧子(だしるゔぁいしだまきこ)は、米国と日本で免許を持つバイリンガル看護師。また、外国人診療の看護師、医療英語の大学教員、精神保健分野の研究員など、さまざま分野での勤務経験がある。2021年にフリーランス・ナースとして独立し、コンサルティング、ライティング、講師、医療翻訳などの仕事に従事。順天堂大学医学部および順天堂大学の国際教養学部で医療コミュニケーション分野のゲスト講師を務める。看護師として「子育てしながら在宅でパラレルキャリアを積む」ことに挑戦中の2児のママ。
ダシルヴァ石田牧子(だしるゔぁいしだまきこ)は、『Medical Explorer』『Medical World Walkabout / 医療の世界を見渡そう』の著者でもある。
▼書籍一覧
ダシルヴァ石田牧子さんの著書一覧現役訪問看護師
監修者周田 佳介さん
周田 佳介(すだ けいすけ)さんは現役の訪問看護師として勤務中。 また急性期病院、慢性期病院、特養、グループホーム、ホームヘルパーと勤務経験あり。看護師資格を活かして、看護や介護の専門家で記事の執筆や研修講師などで働いている。資格は正看護師、介護福祉士、介護支援専門員、終末期ケア専門士などを保持している。
気になる内容をタップ
- 看護師3ヶ月で辞める前にチェックするべき3つのこと
- チェック1.「注意されてばかり=看護師に向いてない」ではない
- チェック2.過酷な病棟での経験は後から活きてくる
- チェック3.異動や休職で悩みが解決することも
- 看護師3ヶ月の人が転職に成功する4つの秘訣
- 秘訣1.引き止められても退職する
- 秘訣2.退職理由は納得しやすく説明する
- 秘訣3.応募先の職場では長く働けるとアピール
- 秘訣4.看護師専用の転職サイトを活用する
- 看護師3ヶ月の人におすすめの転職サイト
- 手厚いサポートを受けたいなら「看護roo!」
- 職場のリアルな情報がわかる「レバウェル看護 (旧:看護のお仕事)」
- 看護師登録者数No.1「ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)」
看護師3ヶ月で辞める前にチェックするべき3つのこと
看護師は、仕事や職場環境に慣れるまでの入職〜半年間が特に辛い時期だと言われています。
そのため、3ヶ月で辞める看護師は多く、なかには辞めたことを後悔する人もいます。
ここでは、看護師を辞める決断をする前にチェックしておきたいポイントをまとめています。
退職後に後悔しないように、本当に辞めるべきか落ちついて考えてみましょう。
看護師3ヶ月で辞める前にチェックしておきたいポイント
チェック1.「注意されてばかり=看護師に向いてない」ではない
「何をしても注意されるから、看護師に向いていない」という理由で退職を検討しているなら、考え直しましょう。
注意される回数の多さと、看護師の向き・不向きにはまったく関係ありません。
SNS上には、「命を相手にする仕事だからあえて厳しく指導する」という先輩看護師の投稿も見られました。
先輩看護師が厳しく指導するのは、一人前の看護師になってほしいという気持ちがあるからです。
新人看護師は環境に慣れていなかったり、仕事でプレッシャーがかかったりすると、考えがネガティブになってしまうことが多いです。
そのため、注意される度に「看護師に向いてない」と悩んでしまうこともあるでしょう。
注意されたら「一人前の看護師に育てようとしてくれている」と考えるように心がけて、もう少し仕事を続けてから辞めるかどうか判断してみてください。
監修者
看護師になりたての頃の、「わからないことだらけ」「失敗ばっかり」という状況は誰もが通る道です。
3ヶ月目で「看護師に向いていないかも…」と悩んでいる場合には、同期の友人や信頼できる先輩に相談してみましょう。
「つらいのは自分だけじゃないんだ」とわかり、安心することがほとんどです。
チェック2.過酷な病棟での経験は後から活きてくる
ICUなどに配属されて、「辛いから辞めたい」と感じている看護師もいるでしょう。
しかし、新人のうちに過酷な病棟を経験できるのは幸運なことなので、すぐに辞めてしまうのはもったいないといえます。
なぜなら、急変が多く覚えることが多い病棟で経験を積むと、将来的に重宝される看護師になれるからです。
看護師を何年も続けた後では、激務をこなす体力や、新しいことを覚える記憶力に自信がなくなってしまうこともあります。
そのため、「新人のうちに忙しい病棟を経験しておけばよかった」と後悔する看護師は意外と多いです。
今の辛さを乗り越えれば、「新人のうちに過酷な病棟を経験できてラッキーだった」と思える日が来るでしょう。
監修者
私が米国で看護師になった年は、ちょうど経済危機の年だったため、病棟は新人を雇っておらず、外来に就職しました。
帰国後に透析看護なども経験しましたが、「最初に病棟で経験を積んでいたらこんなに苦労しなかったのに…」と悔やんだことがあります。
看護師を続けていれば、過酷な病棟での経験を活かせる日が来るはずです。
チェック3.異動や休職で悩みが解決することも
今の病院を辞めなくても、異動したり休職したりすれば悩みを解決できる場合があります。
他の病棟に異動して働く環境を変えたり、休職して一旦ゆっくり休養をとったりすることで、「看護師をがんばろう」と思い直せることもあるからです。
口コミサイトに、半年で退職した経験がある看護師の声が掲載されていました。
看護師 の口コミ
匿名
私も1年目の途中(半年)で退職した経験があります。(中略)
いきなり辞めていたら後悔が残ったかもしれないので、私はいったん休職してから何の悔いもなく辞められてよかったと思っています。(中略)
今の病院には療養病棟があり、うちでは病んでしまった新人さんは療養病棟に異動させて、落ち着いた2年目頃にまた一般病棟に異動してもらうというような対応しています。
(引用:Yahoo!知恵袋)
休職すると、看護師を続けるべきか改めて検討する時間を持てるでしょう。
また、異動して人間関係や業務内容がガラリと変われば、意外と簡単に悩みが解決することも多いです。
監修者
自信も経験もないまま、人の命や健康に直接かかわる業務をこなさなければならない新人看護師が「仕事がつらい」と感じるのは無理もありません。
そのような悩みは経験を積むことで解消されることがほとんどですが、心身に影響が出ている場合には転職も視野に入れましょう。
看護師3ヶ月で辞める人におすすめの職場
ここでは、看護師を「続ける場合」と「辞める場合」、それぞれにおすすめの職場を紹介しています。
「次こそ、長く働ける職場に転職したい」という人は、ぜひ参考にしてみてください。
看護師を続けるなら「教育体制が整っている病院」
「今の病院は退職したいけど、看護師は続けたい」という人は、教育体制が整った病院を選びましょう。
看護師3ヶ月目では十分なスキルが身に付いていないので、まだまだ教育を受ける必要があるからです。
大学病院や総合病院以外でも、教育が充実している職場はあります。
看護師転職サイト「看護roo!」には、教育に力を入れている「訪問看護」について掲載されていました。
今までは「豊富なキャリアがないと…」と、なかなか飛び込みにくかった世界ですが、徐々に新卒・若手の採用や育成に力を入れる訪問看護ステーションが増えてきました。
この動きは「病院から地域・在宅へ」の流れを受けて、今後ますます広がっていくとみられます。
若手の採用と育成に力を入れている施設が増えているので、入職から3ヶ月目で退職しても看護師を続けることは可能です。
また、以下のように、2ヶ月で療養型病院に転職した看護師の口コミも見られました。
看護roo! の口コミ
看護師
2ヵ月で転職しました。
残業が嫌だったので、家の近くの療養型病院に行きました。
残業もほとんどなく、最高っす。
(引用:看護roo!)
「チームより一人で看護をしたい」「残業が少ないほうがいい」などの希望に合わせた職場を選べば、転職を繰り返すリスクは低くなるでしょう。
看護師を辞めるなら「看護師資格を活かせる企業」
他の職種に転職したい場合でも、できるだけ年収を下げたくないなら、看護師資格を活かせる仕事を選ぶようにしましょう。
看護師の有資格者を求める企業は多く、資格手当がついて年収が高くなるメリットもあります。
実際に「マイナビ看護師」に、以下のような求人が掲載されていました。
- (引用元
- 求人情報|マイナビ看護師)
上記のような医療機器メーカーで、看護師の資格を活かして働くことが可能です。
また、看護師は慢性的に人手不足のため、「やっぱり看護師に戻りたい」と思ったときに復職しやすいという強みもあります。
興味のある職種があれば、年齢が若いうちに挑戦してみるのも良いでしょう。
監修者
他職種に転職して「合わない」と思ったら看護職にいつでも復職できるのが看護師の強み。
医療現場以外の職場で働くことに興味があるのなら、転職を検討してみてはいかがでしょうか。
看護師3ヶ月の人が転職に成功する4つの秘訣
看護師3ヶ月で転職する場合、職場によっては強い引き止めに合うケースがあります。
また、応募先から「またすぐに辞めてしまうのでは?」と思われて採用されにくくなる可能性もあるでしょう。
ここでは、転職を成功させるための4つの秘訣を紹介しています。
転職活動をスムーズに進めるためにも、ぜひチェックしてみてください。
秘訣1.引き止められても退職する
退職を考え直すように看護師長などに引き止められても、「退職する」という意思を貫きましょう。
引き止められるがまま仕事を続けていると、心身の調子を崩して働けなくなる可能性もあります。
「新人の離職率を上げないために退職を引き止める」という職場もあるようです。
看護師のためではなく病院のために退職を引き止める場合もあるので、「引き止められたから」と仕事を続ける必要はありません。
また、入職から3ヶ月目は試用期間中なので、辞めるタイミングとしては最適です。
比較的スムーズに辞められる時期でもあるので、辞めることを決めたら、本採用になる前にきっぱりと退職しましょう。
秘訣2.退職理由は納得しやすく説明する
看護師を3ヶ月で辞めた理由を面接で聞かれたときは、相手が納得しやすいように伝えましょう。
入職から短期間で退職していると、面接官に「またすぐに辞めてしまうのでは?」と思われる可能性が高いです。
そのため、退職理由を伝えるなら「いじめを受け、主任や師長に相談したが改善されなかった」などと状況を改善する努力をしたことを説明しましょう。
不満なことがあってすぐに辞めたのではなく、自分から環境を変えようと動いたことを伝えられれば、採用側も納得しやすいでしょう。
ただし、前の職場に悪い印象を与えるような言い方をすると、採用担当者からの心象が悪くなります。
「正当な対処をして、それでも改善されないから退職した」という中立な立場で冷静に説明しましょう。
監修者
看護師としてのキャリアビジョンを伝えると、「将来のために転職する」という理由でも納得されやすいです。
秘訣3.応募先の職場では長く働けるとアピール
看護師3ヶ月での転職を成功させる秘訣は、長く働けるとアピールすることです。
また、前職での悩みを解決できる応募先であることを説明すれば、長く働けることが伝わるでしょう。
例えば、看護師を3ヶ月で辞めた理由を面接で聞かれたときは、「看護師の人数が多い場所には馴染めなかったので、訪問看護を選んだ」などです。
面接の際は、前職を短期間で辞めたことに引け目を感じるのではなく、堂々と受け答えすることが重要です。
自信を持って「長く働きます」と伝えれば、面接官も安心して採用を検討してくれるでしょう。
監修者
現在の職場での辛い経験があったからこそ、自分に合わない環境や分野がわかっているはず。
より自分に合った環境や分野で「長期的に働きたい」という意思をアピールすることが大切です。
秘訣4.看護師専用の転職サイトを活用する
看護師を3ヶ月で辞めて転職するなら、転職サイトの活用がおすすめです。
転職サイトに登録すれば、求人探しや面接対策・応募書類の添削など、転職に関するさまざまなサポートを受けられます。
看護師専門のアドバイザーが看護師3ヶ月目でも転職できる病院を紹介してくれたり、好印象を残せる退職理由の伝え方を教えてくれたりします。
「転職サポートは有料なのでは…」と不安に感じるかもしれませんが、転職サイトは無料で利用可能です。
また、転職サイトはそれぞれ独自の求人を持っているので、複数併用することで条件に合う求人に出会える可能性が高まるでしょう。
看護師3ヶ月の人におすすめの転職サイト
看護師3ヶ月目で転職する人におすすめの転職サイトを3つ紹介します。
転職サイトはそれぞれに特徴があり、自分に合うサイトを活用することで転職成功率がアップします。
自分に合わないと思ったときはいつでも退会できるので、気軽に登録してみましょう。
手厚いサポートを受けたいなら「看護roo!」
- (引用
- 看護roo!)
看護roo!の特徴・強み
- 入職までのサポートが手厚い(面接対策・応募書類の添削・条件交渉)
- 「利用者満足度」96%以上!
- 職場の内部事情にも詳しい
「看護roo!」は、看護師転職では定番といえるほど人気の転職サイトです。
面接対策や書類添削などのサポートを受けられ、転職目的に合わせたアドバイスをもらえるのが魅力です。
利用者満足度が高く、給与や待遇面などの条件交渉をキャリアアドバイザーが行ってくれます。
キャリアアドバイザーは、求人施設の内部事情にも詳しいため、給与や残業時間、職場内の人間関係なども教えてくれるでしょう。
また、「看護roo!」は登録者限定で「転職ガイドブック」を配布しています。
看護師転職のノウハウを学べるので、利用して損することはありません。
「看護roo!」は看護師の転職に欠かせないサイトなので、優先的に登録しておくことをおすすめします。
看護roo!|基本情報
運営会社 | 株式会社クイック |
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公開求人数 | 約205,600件 |
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対応地域 | 全国 |
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(最終更新:25年1月時点|公開求人数は「常勤のみ」の件数です)
職場のリアルな情報がわかる「レバウェル看護 (旧:看護のお仕事)」
レバウェル看護の特徴・強み
- 保有する求人数が業界トップクラス
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「レバウェル看護 (旧:看護のお仕事)」は、【紹介案件の質が良いサービスランキングNo.1】に選ばれた人気の看護師転職サイトです(2022年オリコン調べ)。
2005年から運営されている老舗の転職サイトで、医療機関との繋がりが強く、非公開求人も含めて全国の幅広い求人を保有しています。
また、各都道府県ごとに担当のキャリアアドバイザーが在籍しており、職場の雰囲気なども詳細に教えてもらえるのが魅力です。
実績豊富で求人数も充実しているサービスなので、看護師の転職には欠かせないサイトの1つといえます。
全ての看護師におすすめですが、特に20代や30代のサポートに強みを持っているので、該当する人は優先的に登録しておきましょう。
レバウェル看護 (旧:看護のお仕事)|基本情報
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(最終更新:25年1月時点|公開求人数は「常勤のみ」の件数です)
看護師登録者数No.1「ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)」
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「ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)」は、年間10万人以上の看護師が利用している「看護師登録者数No.1」の人気転職サイトです(※株式会社エス・エム・エス調べ)。
求人検索では、施設形態はもちろん「配属先」「病床数」などの細かな条件も設定できるため、効率よく求人を探せるでしょう。
また、サイト内では人気のある求人特集が組まれており、人気のある求人の特徴などを把握することができます。
- (引用元
- ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク))
スムーズかつ効率的に求人を見つけたい場合は、ぜひナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)を利用してみてください。
ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)|基本情報
運営会社 | 株式会社エス・エム・エス |
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公開求人数 | 約144,600件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
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(最終更新:25年1月時点)
看護師転職サイトの登録から転職までの流れ
ここでは、看護師転職サイトを利用した転職活動の流れを解説しています。
受けられるサポートの内容についても紹介しているので、確認しておきましょう。
ステップ1.利用登録をする
看護師転職サイトを利用するには、まずは登録を行います。
会社によって登録内容は異なりますが、一般的にはメールアドレスや電話番号、希望する働き方などを入力します。
簡単に入力できる項目がほとんどなので、数分で登録が完了するでしょう。
ステップ2.初回のカウンセリングを受ける
登録が完了すると、当日〜翌日に看護師転職サイトのスタッフから連絡がきます。
スタッフが仕事の悩み・転職時期・希望する働き方・看護技術の習得レベルなどを詳しく聞いてくれます。
初回カウンセリングの目的は、転職先の希望や将来のビジョンなどを共有することです。
いきなり求人紹介や申し込みに向けて動くわけではないので、転職先の希望や悩みなど、転職に関することは何でも相談してみましょう。
事前に職務経歴やスキルを書き出しておくと、スムーズに話が進みます。
ステップ3.求人の紹介、求人への応募
カウンセリングで転職の希望を伝えると、キャリアアドバイザーが希望に合った求人を紹介してくれます。
条件に合った求人を紹介してもらうコツは、希望や不安などを詳細に伝えることです。
詳しく希望を伝えておくことで、求人のミスマッチを防ぐことができます。
求人に応募する前には、転職先の病院に直接聞きづらい以下のような内容を教えてもらうことも可能です。
- 転職先の社風・雰囲気
- 業界の動向・将来性
- 入社後のキャリアパス
- 書類選考や面接の難易度
応募企業が決定したら、担当者が応募手続きを行ってくれます。
履歴書の添削など、応募時に必要な書類の作成をサポートしてもらえるので、初めて転職する人にもおすすめです。
ステップ4.新しい就職先との条件交渉
面接を突破して内定が決まった後も、キャリアアドバイザーが入社日の調整や勤務条件の交渉などを代行してくれます。
自分ではなかなか言い出しにくい給与の交渉もしてもらえるので、より好条件の転職ができる可能性が高まるでしょう。
看護師を円満退職するために確認するポイント
看護師が転職する際は、円満退職できるようにいくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
せっかく転職先が決まっても、退職時期を間違えたり、退職願に不備があったりすると、スムーズに退職できない可能性があります。
ここでは、看護師が円満退職するポイントを解説しているので、事前に確認しておきましょう。
ポイント1.退職の意思表示は最初に直属の上司へ
退職の意思は、直属の上司である看護師長へ最初に伝えましょう。
できるだけ早めに退職の意思を伝えることで、円満退職しやすくなります。
上司に伝えるのが遅くなると、人員の補充や業務の引き継ぎが間に合わず、引き止められてしまう可能性があります。
また、シフト調整が難しくなって希望日に退職できなくなることもあるでしょう。
職場に迷惑をかけずに希望日に退職するためにも、退職を決断したらなるべく早い段階で上司に話を通しておくことが重要です。
ポイント2.前向きな退職理由を準備しておく
退職の意思を伝えるときは、前向きな退職理由を準備しておきましょう。
「仕事が忙しくて辛い」「人間関係が悪い」などのネガティブな退職理由だと、「こちらが改善するから残って」などと引き止められる可能性があります。
看護師は慢性的に人手不足なので引き止められることが多く、退職するタイミングを逃すと転職がどんどん先延ばしになってしまいます。
そのため、退職の意思を伝えるときは、以下の例のような引き止められにくい理由を準備しておくことが大切です。
3か月間看護師として仕事をして、新しく◯◯の分野に興味が出てきました。
これからは◯◯について詳しく勉強したいので、◯◯の分野の看護ができる病院で働きたいと考えています。
上記のような前向きな退職理由は、上司に退職を受け入れてもらいやすく、引き止められにくいです。
ポイント3.退職願のフォーマットは直属の上司に確認する
退職願を提出するときは、必ず直属の上司にフォーマットを確認するようにしましょう。
なぜなら、病院によって退職願のフォーマットが異なるからです。
病院によっては、紙のサイズや記載内容を細かく指定している場合もあります。
提出後に再作成することのないように、事前にしっかりと確認しましょう。
ポイント4.先輩や同僚の看護師にお礼の言葉を述べる
退職が職場全体に周知されたら、先輩や同僚の看護師にお礼の言葉を述べましょう。
先輩や同僚の看護師に、感謝していることや勉強させてもらったことを伝えると、気持ちよく送り出してもらえます。
人間関係が原因で退職する場合は気が進まないかもしれませんが、最後にしっかりとあいさつしたほうが気持ちを切り替えやすいです。
看護師の業務が辛くなった時の解決方法
看護師を辞めることに踏みとどまっても、看護師の業務が辛くなることもあるでしょう。
ここでは、看護師の業務が辛くなった時の解決方法を紹介しています。
仕事が辛くなったら、以下の3つの方法を試してみてください。
方法1.業務の優先順位と流れを考える
「業務量が多くて勤務時間内に仕事が終わらない」と悩んでいる場合は、業務の優先順位を考えてみるのがおすすめです。
出勤して受け持ちの患者の情報収集を終えたら、一日の業務の優先順位を考えて、どのような流れで仕事を進めるかイメージしてみましょう。
優先順位を決めて効率よく業務を行えば、スムーズに仕事を終わらせることができます。
優先順位の決め方がわからない場合は、先輩の看護師にコツを聞いてみると良いでしょう。
監修者
経験年数にかかわらず、「なぜかいつも仕事が早めに終わる人」が職場にいませんか?
そういう人を見つけたら、積極的にアドバイスをもらいましょう。
方法2.先輩看護師への接し方を改善する
新人看護師のうちは、先輩の看護師と接する時に緊張してしまうこともあるでしょう。
先輩看護師との人間関係に悩んでいる人は、「質問するときは聞きたいことを明確に伝える」「あいさつをしっかりする」などに注意してみてください。
質問するときに、ただ漠然と「わからない」と伝えると、先輩看護師からの印象が悪くなってしまう可能性があります。
不明点を確認したいときは、何がわかっていて何がわからないのか、教えてもらいたいことは何かを明確にして伝えましょう。
また、出勤したらあいさつをする・指導を受けたらお礼を言うなど、基本的なマナーを守ることが良好な人間関係を築くうえで重要です。
方法3.素直に先輩へ助けを求める
看護師の仕事は非常に責任が重く、患者の命に関わることが多いです。
責任が大きすぎて一人では対処できないと感じたら、無理せずに素直に先輩看護師へ助けを求めましょう。
監修者
「できないとは言いにくい…」という気持ちはよくわかります。
しかし、できないことを隠してしまうと、結局は先輩や患者さんにさらに迷惑をかけてしまいます。
「まだ1人でできないので教えてください」と言える勇気は大切です。
まとめ
看護師を3ヶ月で辞めても、次の職場へ転職することは可能です。
しかし、「辞めなければ良かった…」と後悔しないためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
以下の3つのポイントをしっかりとチェックしておきましょう。
看護師3ヵ月で辞めるときのポイント
- 先輩看護師からの注意や過酷な病棟勤務が辛い場合は、本当に辞めて後悔しないのか考える
- 異動や休職で悩みが解消される場合もある
- 看護師を続けるなら教育体制が充実した職場、辞めるなら資格を活かせる一般企業がおすすめ
- 面接では、納得しやすい退職理由と長く働けることをアピールする
- スムーズに転職したいなら、看護師専用の転職サイトを活用する
看護師3ヶ月で辞める場合は、転職サイトの利用がおすすめです。
看護師転職サイトを利用すれば、求人探しや応募書類の添削・模擬面接などのサポートを受けられるため、転職成功の可能性が高まります。
【看護師3ヶ月で辞める人におすすめの看護師転職サイト】
転職サイト | 特徴 |
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看護roo! |
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レバウェル看護 (旧:看護のお仕事) |
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ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク) |
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転職サイトを有効に活用して、長く働ける職場への転職を成功させましょう。
監修者
私も新卒から4ヶ月で退職し、看護師を離れて訪問介護員として働いた経験があります。
その時の経験が、今の訪問看護や在宅分野の研修で活きているので、無駄になる経験は何一つないと実感しています。
ただ、同じ理由で転職を繰り返すのは避けたいので、退職の一番の原因を明確にしてから、転職活動を進めるようにしましょう。
先輩看護師からのキツイ指導に、命に関わる仕事へのプレッシャー...
看護師に向いてない気がするし、入職して3ヶ月だけど辞めてもいいのかな?