【超難関企業】マッキンゼーの平均年収は?企業の特徴や口コミも紹介
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「マッキンゼー・アンド・カンパニー」の平均年収は1,280万円前後と考えられます。
当記事では、マッキンゼーの平均年収額や企業の特徴について解説します。
また、役職や就職する方法、その試験内容なども紹介するので、マッキンゼーへの転職を考えている方はぜひご覧ください。
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マッキンゼー・アンド・カンパニーの平均年収は1,280万円
マッキンゼー・アンド・カンパニー(以下、マッキンゼー)は非上場のため、企業公式サイトで年収を公開していません。
しかし、社員による口コミサイトopenworkによると、マッキンゼーの平均年収は1,280万円と記載されています(2024年4月10日時点)。
特にコンサルタントの年収が高いことでも知られており、openworkによるコンサルタントの年収が高い企業TOP20では、堂々の4位にランクインしています。
職種別の平均年収まとめ
口コミサイトによると、マッキンゼーの職種別の平均年収は以下の表の通りです。
職種 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
企画・事務・管理系 (経営企画、広報、人事、事務 他) | 1,096万円 | 33.7歳 |
その他 (公務員、団体職員 他) | 983万円 | 27.7歳 |
専門職系 (コンサルタント、金融、不動産) | 1,390万円 | 30.5歳 |
国税庁が発表している「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の年間の平均給与は458万円です。
日本人の平均収入と比較すると、マッキンゼーではいずれの職種も高年収を得られることがわかります。
マッキンゼーのボーナスは評価次第で変動
マッキンゼーのボーナスの評価基準は、公式サイトでは開示されていません。
口コミサイトに挙がっている社員からの口コミでは、複数の社員からの評価によって決まる360度評価によって昇給し、賞与額が決まると書かれています。
社員の口コミによると、「実力のある人が正当に評価される仕組みである」という声が多く見られました。
マッキンゼーの口コミ
男性(コンサルタント)在籍3~5年
評価制度は完全に定性評価で構成されている。
また360度評価が完全に機能しており働いている役職が上の人からの評価のみならず役職が下のメンバーからの評価も必ず必要となる。
また、役職が上の人からの評価も一人や二人の特定の役職者からの評価はあまり重要視されない。
国内外含めた10名近い役職者からの評価を広くヒアリングするため、一部の人から気に入られているから昇進する、という状況は生まれにくい。
本当に力を持った人が評価され昇進されやすい仕組みを整備できている。
(引用:openwork|2022年10月6日)
マッキンゼーの口コミ
女性(コンサルタント)在籍6~10年
(前略)年2回の人事考課を実施し、結果に応じて昇給・賞与を決定。(後略)
(引用:enライトハウス|2023年9月22日)
マッキンゼー・アンド・カンパニーとはどんな企業?
マッキンゼーは、企業や政府など、あらゆる媒体のコンサルティングを行っています。
日本にあるのは「マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社」です。
今回はこの企業の特徴として、以下の5つを挙げて解説していきます。
世界中の企業のコンサルを行っている
「マッキンゼー・アンド・カンパニー」は、世界中の企業のコンサルティング業務を請け負っています。
「コーポレート・ファイナンス」「オペレーション」「組織・戦略」といった「機能コンサル」を遂行し、「クライアント企業の目標達成の支援」が主な仕事です。
その分野は幅広く、公式サイトでは以下のコンサルティング分野に対応できると公表されています。
- 先端エレクトロニクス・半導体
- 自動車・産業機械
- 化学・農業
- 消費財
- 電力・ガス
- エンジニアリング・建設・建材
- 金融サービス
- ヘルスケアシステム・サービス
- ライフサイエンス
- 金属・鉱業
- 石油・ガス
- 紙・板紙製品・包装材
- プライベートエクイティ・プリンシパルインベスター
- パブリックセクター
- 小売
- テクノロジー・メディア・通信
- トラベル・運輸・インフラ
今後も社員の成長や企業買収によって技術や品質が向上し、世界のトップに君臨する企業であり続けると予想されます。
入社が難しい超難関企業
新卒・中途採用問わず、「マッキンゼー・アンド・カンパニー」へ入社するためには、高い英語力や多くの適正検査・面説の突破が必要となります。
東洋経済オンラインの「入社が難しい有名企業ランキング(2023/02/04発表)」で1位になったことからも、入社難易度の高さがわかります。
特に適正・面接試験は、以下の動画などで紹介されるほど高難易度で有名です。
https://www.youtube.com/watch?v=hhsS2AT8M34
しかし、その難易度の高さからか世界中の優秀な人材が集まり、ハイレベルな環境で仕事を進めることが可能です。
入社後の語学研修・留学支援
マッキンゼーは、入社後も語学研修や留学支援制度がり、常に自身の成長が求められる企業です。
公式サイトでは、1年半に1度必ず「グローバルトレーニング」への参加が必要と書かれています。
トレーニングを通じて知識やスキルを習得するだけでなく、人脈を広げる機会にもなっています。
また、ビジネスアナリストとして就職した方は、入社前の語学研修と入社後の留学支援など、充実のスキルアップ制度を利用できます。
福利厚生について
「マッキンゼー・アンド・カンパニー」の福利厚生は、「厚生年金保険」「健康保険」「雇用保険」など、基本的なものは備えられています。
「ワーク・ライフ・バランス」を非常に大切にしており、性別を問わず認められる「育児休暇」や「有給制度」なども利用できます。
また口コミサイトによると、社員のモチベーションを維持するための福利厚生も充実しているようです。
マッキンゼーの口コミ
女性(コンサルタント)在籍6~10年
(前略)オフィスでの飲み物・スナック食べ放題、一定時間を超えた場合の夕食代支給、移動費(タクシー)やシッター代補助等、社員のモチベーション維持のための福利厚生は充実している。(後略)
(引用:enライトハウス|2023年9月22日)
激務による高い離職率
年収の高さとエリート集団で有名な「マッキンゼー・アンド・カンパニー」ですが、非常に激務で離職率が高いことでも有名です。
特に、一番下の役職である「ビジネスアナリスト」は「奴隷職」と呼称されるほど厳しいものだと、下の動画内でも説明されています。
https://www.youtube.com/watch?v=xmyNMYk_fvk&t=377s
仮に難関な試験を突破したとしても、それ以上の業務や勉強をこなさなければ「マッキンゼー・アンド・カンパニー」では生き残れません。
しかし、続けられる向上心と実力を兼ね備えていれば、若くして億単位の年収を手に入れることも可能なのです。
マッキンゼー・アンド・カンパニーで募集中の役職・職種」について
「マッキンゼー・アンド・カンパニー」では、2024年4月現在で以下5つの役職・職種を募集しています。
この章では、公式サイトの情報をもとにそれぞれの役職や職種をご紹介します。
ビジネスアナリスト
情報収集や分析により、プロジェクトの課題を発見して解決していくのが「ビジネスアナリスト」の仕事です。
主な業務内容として、以下の3つが挙げられます。
- 顧客メンバーとの協業
- 最終プロジェクト案のまとめ
- クライアントおよび経営者へのプレゼンテーション
ビジネスアナリストからスタートするのは、新卒や既卒、または実務経験3年未満で入社した方です。
3年目以降は社内キャリア組(アソシエイト、マネージャー)もしくは、海外キャリア組(海外オフィスでの活動)など、自由に選択可能です。
アソシエイト
「アソシエイト」は、「プロジェクトの課題解決」「仮説の設定・検証」「顧客に対するインタビュー」を行います。
応募時にMBAに在籍されている方や、Ph.D.を取得見込みかつ取得意思のある方はアソシエイトからのスタートとなります。
アクセラレートコンサルタント
「アクセラレートコンサルタント」は、企業の変革を進めるのが仕事です。
インパクトの創出と定着を実現するためのチェンジマネジメントや、組織能力構築を重点的に行います。
マッキンゼー・デジタル
「マッキンゼー・デジタル」はデジタル化の推進を行う仕事です。
また、デジタル新規事業構築を通じ、クライアントの課題解決や事業変革の支援を行っています。
オペレーションコンサルタント
「オペレーションコンサルタント」は、顧客企業が、世界トップクラスのオペレーションを達成するための支援を行っています。
主な支援分野としては、「キャピタルエクセレンス」「製造・サプライチェーン」「製品開発・調達」「サービスオペレーション」があります。
マッキンゼー・アンド・カンパニーに就職するには?
「マッキンゼー・アンド・カンパニー」へは、新卒と転職どちらからでも就職可能です。
ただし、そのためには非常に高難易度の就職試験を超えなければなりません。
まずは、以下の応募条件を満たしているかを確認しましょう。
- 国内外の4年制の大学卒業資格、または卒業見込みの方
- 現・前職にて成果を出し、高評価を得ている方(実務経験がある方のみ)
- 日本語での業務遂行能力がある方
- ビジネスレベルの英語会話力がある方(実務経験のある方のみ)
上記の応募資格を持つ方をクリアし、選考や面接を通過することで、晴れてマッキンゼーの一員となれるのです。
以下で詳細をご説明します。
マッキンゼーの選考や面接について
「 マッキンゼー・アンド・カンパニー」への入社プロセスや面接は、以下の順番に沿って行われます。
- 書類選考
- 適性検査(日本語もしくは英語)
- 一次ケース面接1~3件(対面・ビデオ会議・電話会議のいずれかを日本語もしくは英語で)
- 最終ケース面接2~3件(対面・ビデオ会議・電話会議のいずれかを日本語もしくは英語で)
特に、この大量の面接試験がマッキンゼーの特徴です。
興味のある方は、「公式サイトの面接試験についての動画」をご覧ください。
新卒はビジネスアナリストとして採用
新卒の方は、必ず「ビジネスアナリスト」からスタートします。
「アソシエイト」や「コンサルタント」クラスへの応募は不可ですので注意してください。
インターンについて
「マッキンゼー・アンド・カンパニー」では、「サマーアソシエイト」と呼ばれるインターン制度を実施しています。
期間は10週間ほどで、クライアントプロフェクトメンバーとして実際に活動を行います。
「サマーアソシエイト」採用のメリットは以下のとおりです。
- アソシエイト職の体験ができる
- 期間中の給与や帰国費用は一部負担してくれる
- 2年生の秋以降の応募プロセスが不要になる
転職
「マッキンゼー・アンド・カンパニー」は通年で採用募集を行っていますので、自分のタイミングで転職に挑戦できます。
しかし、「問題解決能力」「リーダーシップ」「ビジネスレベルの英語能力」など、非常に高い能力が求められるのも事実です。
ただし、中途採用からでも十分の1,000万円以上の高収入を狙えるため、実力を試すことも考えても良いでしょう。
もし1人で転職活動を進めるのが不安であれば、ハイクラス向け転職エージェントの「JACリクルートメント」の利用をおすすめします。
マッキンゼー・アンド・カンパニーの評判や口コミについて
「マッキンゼー・アンド・カンパニー」の口コミは、良い口コミが非常に多いです。
しかし、独特の企業体制や激務が理由で辞めていく方も多いのも事実であり、激務や厳しい環境に対する心境を吐露する口コミも見られました。
以下より、「悪い口コミ」と「良い口コミ」の両方をご紹介していきます。
悪い評判・口コミ
マッキンゼーの口コミ
女性(コンサルタント)在籍5~10年
(前略)早い段階で優秀と目された人には成長する機会が与えられるが、そうでない人たちはそれほど機会に恵まれないと思う。
トレーニングは充実しているが、実際に成長するのは仕事内でどういう機会を与えられるかで、そこでいい流れを捉えられないとこの会社の中で長くやっていくのは難しい。
能力7割、人付き合い2割、運1割といったところ。
(引用:openwork|2024年3月20日)
良い評判・口コミ
マッキンゼーの口コミ
性別回答なし(コンサルタント)在籍3~5年
携わることのできる業界やトピックには無限の可能性があり、従事するプロジェクト次第でいかようにもスピードを持った成長ができる。(後略)
(引用:enライトハウス|2023年8月2日)
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転職を希望する際には業界の知識や仕事内容を具体的に知る必要があります。
「そんなこと言っても、情報を集める時間がない…」
そんなときは、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
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「doda」では、企業の「平均年収」や「社員のリアルな口コミ」も掲載しています。
自分の現状を客観的に確認した上で、今より年収の高い求人を探し、ぜひ理想の転職先を見つけてください。
2024年4月10日時点で、コンサル関連の求人を約2,700件掲載しているので、掲載が終了する前に登録しておきましょう。

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まとめ
「マッキンゼー・アンド・カンパニー」の平均年収は1,280万円前後と考えられます。
しかし、求められるレベルも高く、特に転職組は「ビジネスレベルの英語」が必須となります。
入社後も常にレベルアップが必要ですが、それだけやりがいのある企業ともいえるでしょう。
常に向上心を持ち、世界最高峰のレベルで仕事したい方は、マッキンゼーへの入社を検討してはいかがでしょうか。
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