フリーターの末路は悲惨?正社員との違いや就職する方法も解説
2022-06-10
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自分がフリーターであることに不安や焦りを感じていませんか?
周りが正社員として働いている状況ならば、より不安や焦りは大きくなるでしょう。
実際に正社員とフリーターには大きな差があり、フリーターを長く続けていると悲惨な末路を迎えてしまうこともあります。
しかし、年齢や経験によっては難なく就職して正社員になれることもあるので、早めに行動することをおすすめします。
この記事では、フリーターの悲惨な末路が待っているケース例や正社員との違い、就職して正社員になる方法などを紹介します。
就職して正社員になる方法を実践して、今ある不安や焦りを解消しましょう。
目次
フリーターの末路は悲惨?待ち受ける問題点とは
フリーターであることに不安や焦りを感じつつ、問題なく生活ができている人も多いかもしれません。
しかし、だらだらとフリータを続けてしまうと、将来後悔する可能性が高いです。
まずは、フリーターを待ち受けている悲惨な末路を紹介します。
上記のような末路を辿らないためにも、まずは自分に重ねてご一読ください。
低い給与で働かせられる可能性も
若いうちは、フリーターと正社員の年収の差にさほど開きはありません。
しかし、歳を重ねるにつれ、両者の差はどんどん広がっていきます。
正社員は徐々に給与が上がっていくのに対し、フリーターの賃金はほとんど上がらないのです。
フリーターは時給制で働いている人が多いので、時給が上がらないとなるとダブルワークをしたり、シフトを増やしたりして給与を上げるしかなくなります。
その結果、フリーターは正社員に比べて安い時給単価で長時間働くことになってしまうのです。
フリーターと正社員の生涯年収の差は、「フリーターはリスク大?正社員との3つの違い」で詳しく紹介します。
就職しようにも手遅れで八方塞がり?
最悪の場合、年齢などを理由に就職先が見つからない可能性もあります。
ダラダラとフリーターを続けてきた人に対して、どうしても会社側は良い印象を持ちません。
就職先が見つからなければ、止むを得ずフリーターとして働き続けることになるでしょう。
選択肢があるうちは「まだ大丈夫」と、精神的にも余裕を持っていられるかもしれませんが、手遅れになってしまうと取り返しがつきません。
周りが全員年下の可能性あり
フリーターとして長年働いていると、職場の正社員・アルバイトなどが全員年下になってしまうこともあります。
新しく入ってきた新入社員に立場や報酬面ですぐに追い抜かれ、惨めな気持ちになってしまうこともあるでしょう。
人によっては、年下からの指示に従うことに耐えられないかもしれません。
年下が上司という状況の中で働きたくない人は、早めに正社員就職を目指しましょう。
親の世話になり続けるケースも
稼ぎが少ない場合、親から金銭面の支援を受け続けるケースもあります。
30~40代になっても実家暮らしだったり、親からお金を貰っている状況だったりすると、本人も両親もやるせない気持ちになるのではないでしょうか。
また親が亡くなってしまった場合、一人で生きていくことが困難になる場合もあります。
年金が少ないため定年を過ぎてもアルバイト?
フリーターとして長年働くと、正社員と比べ貰える年金が少なくなってしまうため、定年後もアルバイトをしなければいけない可能性が高まります。
会社員が加入する厚生年金とフリーターが加入する国民年金では、将来もらえる年金の支給額が大きく異なるのです。
支給額が多い正社員が貯金と年金で余生を楽しく過ごしているのに対し、フリーターを続けた場合は「貯金もなく、貰える年金だけでは生活していけない…」なんてことにもなりかねません。
フリーターはリスク大?正社員との3つの違い

フリーターを続けた場合の悲惨な末路を紹介してきましたが、ここからは具体的に正社員とフリーターでどのような差があるのかを紹介します。
具体的な違いを知り危機感を感じた場合は、「フリーターから就職して正社員になる方法」を読み、就職に向けて行動に移しましょう。
生涯年収の差は最大で1億円以上
フリーターと正社員の生涯年収は、非常に大きな差があります。
60歳までフルタイムで働いた、大学・大学院卒の賃金格差は、以下の通りです。
働き方 | 生涯賃金(男性) | 生涯賃金(女性) |
---|---|---|
フリーター | 約1億5,000万円 | 約1億2,000万円 |
正社員 | 約2億7,000万円 | 約2億1,000万円 |
男性は約1億2,000万円、女性は9,000万円ほど生涯賃金に差があります。
フリーターを続ける場合、1億円以上もの差が出てしまうことを把握しておきましょう。
フリーターは社会的信用が低い
フリーターは正社員に比べて生涯年収が低いだけでなく、社会的信用も低くなります。
社会的信用が低いと下記のような問題が起きます。
社会的信用が低い場合に起きる問題
- ローンが組めない
→住宅ローン・自動車ローンが組めない - クレジットカードが作れない
→分割支払いできない - 賃貸物件が借りられない
→親などが保証人にならなければ借りられない
収入面の安定性が無いことによって、様々な点で不利になってしまうでしょう。
最終的には人生が変わる
フリーターと正社員では「生涯年収の差」「社会的信用の無さ」によって、人生が左右されると言っても過言ではありません。
正社員の場合
- 結婚して子供がいる
- 高価な物であってもローンを組んで購入できる
- 老後は貯金と年金で優雅な生活
フリーターの場合
- 結婚相手が見つからない
- 子供の養育費のために生活を切り詰めて共働き
- 高価な物は現金を貯めないと購入できない
- 老後も仕事を続けないと生活できない
上記はあくまでも一例ですが、金銭面や社会的な信用面で正社員よりも厳しい状況になる可能性は高いです。
もちろん「正社員だから幸せ」「フリーターだから不幸せ」という話ではありませんが、正社員の方が選択肢が多いということは間違いないでしょう。
【注意】高齢になると就職が困難になる
「フリーターの悲惨な末路が待っているケース例」でも触れましたが、高齢になると就職が難しくなります。
就職活動のライバルが「20代の若者(ポテンシャルあり)」「30代の経験者(即戦力)」などになるので、長期間フリーターをしてきた高齢フリーターは採用されにくいのです。
以下はエン・ジャパンが企業に対して行たアンケート結果であり、「企業が中途採用した人材の年齢」を示しています。
経験があったとしても、年齢が上がるにつれて採用される可能性が低くなっていることが分かります。
フリーターの経歴しかない場合は、正社員への転職はさらに困難になるでしょう。
全く就職先がないという訳ではありませんが、条件・待遇が悪いブラック企業のような会社しか受け入れてくれない状況になりかねません。
そうならないためにも、なるべく早期に正社員を目指しましょう。
フリーターから就職して正社員になる方法

「なんとかフリーターから正社員になりたいけど、何をしていいか分からない」という方に正社員になる方法を4つ紹介します。
正社員になるまでの道のりは複数あるため、どれが自分にふさわしいのかを考えましょう。
まずは自己分析と業界研究
転職活動を始める際は、自己分析と業界研究を念入りに行う必要があります。
応募書類の提出時や面接時に、自己PRは必ず聞かれるため、自己分析が出来ていないとアピールできる材料が乏しくなります。
また、応募企業の業界を知ることで「なぜその会社で働きたいと思ったか」「転職後はどのような活躍が出来るのか」といった志望動機を明確に伝えられます。
ライバルに打ち勝つためにも、自己分析と業界研究は重要です。
できるだけ早めに就職活動を始める
フリーターから正社員への転職は、年齢が若い方が有利です。
若ければ経験が少なくても、今後の伸びしろに期待されるポテンシャル採用のチャンスがあるからです。
年齢を重ねるごとに、市場では経験やスキルを重視される傾向にあります。
正社員への転職を目指すなら、できるだけ早めに就職活動を始めると良いでしょう。
アルバイト先で正社員になる
アルバイトから正社員雇用にシフトするのも一つの手です。
アルバイト先に正社員登用制度がある場合、視野に入れてみることをおすすめします。
その際には給与・待遇や年間休日数などの雇用条件を調べておくことが大切です。
またアルバイト全員が正社員になれる訳ではなく、勤続年数・能力や人間性などの基準を満たさないと正社員になれないパターンもあるので、アルバイト先に事前に確認しておくと良いでしょう。
就職支援サービスを利用する
就職をサポートしてくれる「就職エージェント」や、多くの求人を取り扱う「ハローワーク」を利用するのもおすすめです。
エージェントとハローワーク、それぞれの特徴としては以下の通りです。

求人数こそハローワークが優勢であるものの、掲載されている企業の質やサポート面では就職エージェントがおすすめです。
ハローワークはどんな企業でも無料で求人を掲載できるため、ブラックな案件も紛れ込みやすいというデメリットがあります。
一方、就職エージェントでは掲載する求人を厳選しているため、質が高い傾向です。
またサポート面においても、履歴書の添削・面接対策・待遇交渉の代行など手厚いサポートを受けられます。
求人数が多いのはハローワークなので、どちらも利用して両者のメリットを上手に活かすと良いでしょう。
フリーターにおすすめの就職支援サービス2選
フリーターから正社員への転職は、就職支援サービスの活用がおすすめです。
この章では、フリーターにおすすめの就職エージェントを2社紹介します。
上記はフリーターの方におすすめの就職エージェントなので、それぞれの特色を把握して自分にマッチしたところを利用してみましょう。
「何がなんでも就職するんだ!」という方は2つとも登録をすることで、それぞれのエージェント特有の求人へ応募ができ、就職先の幅が広がります。
20代フリーター・第二新卒なら「就職shop」

- (引用元
- 就職shop)
「就職shop」は、利用者の9割が20代という、若手から圧倒的な支持を誇る就職支援サービスです。
多くの20代から支持されている理由は、新卒・第二新卒歓迎というスタイルや、「書類選考なしで面接が可能」という利用のしやすさにあります。
しっかりと企業の内情を調査した上で求人案内を行っているため、ブラックな企業に就職する可能性が低いのも大きなメリットです。
20代フリーターでも安心して利用できる就職支援サービスを探しているなら、就職shopを利用してみましょう。
就職shop|基本情報
運営会社 | 株式会社リクルート |
---|---|
公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 近畿+関東 |
料金 | 無料 |
(最終更新:22年1月時点)
未経験の職種に転職するなら「ハタラクティブ」

- (引用元
- ハタラクティブ)
「ハタラクティブ」は、主に20代のフリーター・既卒・第二新卒向けの転職支援に特化した転職エージェントです。
ハタラクティブの強みは、「短期間で自分に合った仕事に就けること」です。
求人の80%以上が「完全に未経験でも正社員として就職できる求人」であり、学歴・経歴に関係なく、誰でも気軽に転職支援を受けられるのもポイントです。
実際に、ハタラクティブの40%以上の利用者は社会人経験が無く、また、利用者のうち50%以上の最終学歴が大卒以下という調査結果も出ています。
内定率80.4%と業界最高レベルを誇り、最短2週間で内定を獲得できます。
ハタラクティブ|基本情報
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
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公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 大阪+愛知+福岡+首都圏 |
料金 | 無料 |
(最終更新:22年1月時点)
フリーターから就職しやすいおすすめの職種

「フリーターから正社員へ転職したいけど、どんな仕事に就けばいいのだろうか?」「就職しやすい仕事はあるのだろうか?」などと、疑問に思う方もいるでしょう。
この章では、フリーターから就職しやすいおすすめの職種を6つ紹介します。
仕事内容や平均年収についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
公務員
公務員は、試験をクリアすれば誰でも就ける職種です。
試験の難易度は高いものの、公務員になれば収入が安定し、将来の不安を感じなくなるでしょう。
「総務省 令和3年地方公務員給与実態調査結果等の概要」によると、地方公務員の平均年収は約431万円です。
試験に合格しなければいけないという大変さはあるものの、安定した雇用・収入を手に入れたい人にはおすすめです。
ITエンジニア
ITエンジニアは、職歴や学歴問わず募集している求人もあり、フリーターから転職できる可能性があります。
また、ITスキルの研修制度も準備されている会社もあるので、未経験の方でもチャレンジしやすい職種と言えるでしょう。
ITスキルを身につけておけば、転職市場での価値が高まるため、高年収・高待遇のポジションへの転職のチャンスも広がります。
「求人ボックス・給料ナビ」によると、ITエンジニアの平均年収は497万円です。
ITエンジニアは、将来を見据えてスキルを身に着けたい人におすすめの職種です。
介護職
昨今の日本では、高齢化が進んでおり介護業界の人手不足が深刻な課題となっています。
そのため、介護職への転職は難易度が低く、無資格・未経験の人でも転職しやすい職種と言えるでしょう。
アルバイトで介護職の経験がある人はもちろん、未経験でもご高齢の方と接するのが好きな人におすすめです。
無資格の方向けに、「ハローワーク」で介護職員初任者研修を無料で受講できる制度もあります。
また、「求人ボックス・給料ナビ」によると、介護士の平均年収は322万円です。
社会貢献をしながら、手に職を付けたい人はチャレンジしてみると良いでしょう。
営業
営業は、経験や学歴不問の求人が多いため、フリーターから転職しやすい仕事です。
営業職では、コミュニケーション力が求められるため、アルバイトの中でも接客業の経験者は特に優遇されます。
入社後に商品研修やマナー研修を実施している会社も多いため、専門知識が無くてもチャレンジできます。
また、「求人ボックス・給料ナビ」によると、営業職の平均年収は377万円です。
営業職の中には契約件数に応じて基本給とは別にインセンティブが付く会社もあるため、年収アップを目指す人にもおすすめです。
人とコミュニケーションを取るのが好き、という人はチャレンジしてみると良いでしょう。
販売・接客
販売や接客業も、フリーターから正社員に就職しやすい仕事の一つです。
アルバイトで飲食店やアパレル販売の経験があれば、採用されるチャンスが高いでしょう。
アルバイトの経歴の中で、リーダー経験や店長の代理業務などの経験があれば面接時にアピールすることをおすすめします。
また、「求人ボックス・給料ナビ」によると、販売スタッフの平均年収は337万円です。
接客経験を活かし、正社員として更に接客スキルを身に付けたい方はチャレンジしてみると良いでしょう。
製造業
製造業の中には、未経験歓迎や年齢不問といった求人が多く見られます。
入社後に研修があったり、制服の貸与があったりするので、社会人経験が乏しいフリーターの方にもおすすめです。
また、厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査の概況」によると、製造業の平均年収は約384万円です。
工場によっては夜勤手当や残業手当がもらえるケースもあり、年収アップできるチャンスも高いです。
コツコツとした作業が好きな人、体力に自信のある人はチャレンジしてみると良いでしょう。
フリーターの末路に関する質問

フリーターのから就職を目指す場合によくある質問をまとめました。
正社員になった方がいい目安は何歳ごろ?
A. 20代のうちに正社員を目指すと良いでしょう。
20代であれば、経験が乏しくてもポテンシャル採用をしてくれる企業も多いです。
30代以上になると、業務知識やマネジメントスキルを求められるようになるため、フリーターから正社員を目指すには難易度が上がります。
そのため、転職活動を始めるのは若い方が有利です。
特に20代前半までであれば求人の選択肢も広がるため、早めにアクションしていきましょう。
フリーターからの就職に役立つ資格は?
A. 就職したい仕事に役立つ資格を取るのがおすすめ。
フリーターから就職する際に、資格があると有利に働きます。
ただし、自分が目指す仕事に役立つ資格を取得することが大切です。
例えば、営業職なら「普通自動車免許」、IT企業を目指すなら「ITパスポート」を取得しておくと良いでしょう。
その他にも以下のような資格は、転職時に役立ちます。
資格 | 概要 |
---|---|
TOEIC |
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日商簿記検定 |
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ファイナンシャルプランナー技能検定 |
|
MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト) |
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介護職員初任者研修 |
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将来どのような仕事に就きたいのかを決まったら、関連する資格取得を視野に入れることをおすすめします。
まとめ
フリーターに将来起こり得る状況や、正社員との違いについて解説してきました。
フリーターと正社員の大きな差
- フリーターの末路は悲惨である可能性が高い
- フリーターと正社員では「収入」「社会的信用」において大きな差がある
- 高齢になると就職の難易度が一気に上がる
- 悲惨な末路を回避するためには、今すぐ正社員を目指すべき
正社員になることが必ずしも正解とは限りませんが、少なくともフリーターを続けることのデメリットや正社員との違いは理解しておきましょう。
また、フリーターから就職する場合は、手厚いサポートを受けられる『就職支援サービス』の利用をおすすめします。
転職エージェントを活用し、あなたが生き生きと働けることを応援しています。