フリーランスエンジニアは「やめとけ」は本当?後悔しないために知っておきたいこと
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また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。※提携機関一覧
「フリーランスエンジニアになると後悔するからやめとけ」など、ネットで噂を聞いて不安になっていませんか?
「やめとけ」と言われる主な理由は正社員に比べると安定性に欠けるためです。
初心者だと低単価案件しか受注できず正社員時代より収入が減る可能性がありますし、案件が受注できなければ収入が途絶えてしまうリスクもあります。
フリーランスエンジニアになるなら、収入が減るリスクは覚悟しておく必要があるでしょう。
この記事では、フリーランスエンジニアになるまでの流れと、安定して稼げるようになる方法を解説します。
フリーランスエンジニアになるには?
- 実務経験を1年以上積む
┗実績がないならアルバイトや正社員から始める
┗すでに実績があるならフリーランスエージェントに登録して案件を探す - 独立の手続きをする
- 国民保険・年金に加入する
- スキルシートを作成する
勢いでフリーランスエンジニアになってから後悔しないためにも、事前に安定して収入を得るコツを身につけておいてください。
フリーランスになるならエージェントの利用は必須!
条件の良い案件を見つけるには、フリーランス専門のエージェントを利用するのがおすすめです。
フリーランスエージェントとは、仕事を探しているフリーランスと仕事を発注したい企業の仲介をするサービスです。

週3やリモートなど、条件の良い案件も探すことができます。
フリーランスエンジニアとして本格的に働きたい方におすすめなのは、以下の4社です。
特にレバテックフリーランスは知名度が高く、案件数が多いのでおすすめします。
右にスクロールできます▶︎
エージェント | おすすめ!![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
---|---|---|---|---|
〜週3勤務案件 | 約6,000件 | 約2,600件 | 非公開 | 0件 |
リモート可案件 | 約25,000件 | 約2,000件 | 約1,500件 | 約4,300件 |
高単価案件(80万円〜) | 約14,000件 | 約1,600件 | 非公開 | 約1,000件 |
公開案件数 | 約57,000件 | 約6,400件 | 約9,600件 | 約8,300件 |
おすすめな人 |
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(最終更新:2023年11月時点)
ただし、良い条件の案件を見つけるには、できるだけ多くのエージェントを併用するのがポイントです。
上記で紹介したエージェントは全て無料で使えますし、合わなければすぐに退会できるので、とりあえず登録してどんな案件があるかだけでも確認しておくと良いでしょう。
気になる内容をタップ
- フリーランスエンジニアになるまでの流れ4STEP
- STEP1.実務経験を1年間積む
- STEP2.独立の手続きをする
- STEP3.国民健康保険と国民年金に加入しておく
- STEP4.スキルシートを作成する
- 登録推奨!フリーランスITエンジニアにおすすめのエージェント
- 案件数で選ぶなら「レバテックフリーランス」
- 週2〜3、土日の案件なら「ITプロパートナーズ」
- 週2〜3日稼働の短期案件もある「Midworks」
- 駆け出しのフリーランスエンジニアなら「テックビズフリーランス」
フリーランスエンジニアになるまでの流れ4STEP
「フリーランスエンジニアになりたい!」と思った時に不安に感じるのは、今の自分のスキルでもなれるのか、やっていけるのかということでしょう。
結論から言うと、エンジニアとして実務経験が1年以上あれば、フリーランスとして活動することは可能です。
ここでは、フリーランス・フリーランサーになるまでの流れを4STEPで解説します。
STEP1.実務経験を1年間積む
まずは実務経験を1年以上積む必要があります。
理由としては、経験が1年に満たない場合、受け入れてくれる現場が少ないからです。
フリーランスとして現場に参画する以上、即戦力として活躍することが期待されます。
逆に言えば、経験が1年あれば挑戦できる案件が見つけられるということです。
フリーランスとして独立した方の口コミ
25歳/女性(金融系事務職→業務系プログラマー)
実務経験2年で独立できた
入社して実務で覚えました。入社2日目から早速プログラムの仕事を与えられて、本や先輩の作ったプログラムを見ながら見様見真似で初めて、とりあえず数をこなすことで擬似を取得しました。
実際の顧客への納品物に取り組むことにより、失敗ができない責任もあり、できなければ先にすすまない環境がかえって良かったと思います。
自分で調べて解決するしか無かったため、自己解決能力も身につき、スパルタな厳しい環境でしたが、転職先では高い戦力となる事ができました。約2年で、実務として独り立ちできたと思います。。
(イーデス調査)
実績を作りたいなら、以下のような方法で正社員やアルバイトとして経験を積むのがおすすめです。
- 未経験の求人も紹介してくれる転職エージェント「」に相談してみる
- 「」などの求人サイトでバイトを探してみる
経験を積むならプログラミングスクールを利用する方法もある
実務未経験からフリーランスエンジニアになりたいなら、フリーランス専門のコースがあるプログラミングスクールに通う方法もあります。
独学で学ぶよりも早くスキルが身につき、現場で使える知見も貯まりやすいのでおすすめです。
どこにするか迷ったら、受講者が多く実績のある「TechAcademy」をおすすめします。
TechAcademy

- (引用元
- テックアカデミー)
フリーランスとして活躍したいならの「フロントエンドコース」がおすすめです。
TechAcademyはオンライン上でエンジニアスキルが学べる、業界最大手のプログラミングスクールです。
数あるコースの中でも、「フロントエンドコース」はフリーランスを目指す初心者にも取り組みやすく、現場ですぐに使える知識が身につきます。
実際の現場では、HTML/CSSでの画面作り、JavaScriptを用いた動的機能の開発、WordPressへの理解などが求められます。
対してフロントエンドコースは、HTML/CSS、JavaScript、API開発(アプリ同士の連携をスムーズにする)などがカリキュラムのメインです。
以下、実務で使う具体的なスキルとフロントエンドコースで学べることの比較を表にまとめました。
実務で求められるスキル |
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フロントエンドコースで学べること |
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また、コースの料金とプランの詳細は以下のようになっています。
料金(税込) |
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メンタリング |
※メンタリングは週2回マンツーマンで質疑応答ができるサービスです。 |
チャットサポート |
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学習時間の目安 |
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※その他のスクールも検討したい方は「プログラミングスクールおすすめ11選【2022年最新】」をご覧ください。
STEP2.独立の手続きをする
フリーランスとして活動すると決めたら、独立に必要な手続きをしましょう。
ここで手続きを怠ってしまうと、のちに税金の問題で大きく損をしてしまうからです。
具体的には税務署に開業届の提出が必要になります。
開業届は、お近くの税務署または国税庁のホームページからダウンロードすれば入手できます。
フリーランスになる前の手続きについて詳しく知りたい方は、「フリーランスになるには?開業前準備や個人事業主向けクレジットカードを紹介」で詳しく解説しています。
また、「」ではフリーランスになりたい方や、始めてフリーランスになる方向けに相談サービスも実施しているので、事前に登録して開業届の書き方なども相談してみるといいでしょう。
※フリーランスエージェントについては、次章で詳しく解説します。
STEP3.国民健康保険と国民年金に加入しておく
フリーランスで最低限加入する保障として、国民年金と国民健康保険があります。
会社員とは異なり、フリーランスは自分で福利厚生を組み立てる必要があるからです。
国民年金が厚生年金、国民健康保険が健康保険の代わりになります。
それぞれの概要は以下の表にまとめたので、参考にしてみてください。
国民年金 |
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国民健康保険 |
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(引用:日本年金機構|国民年金)
STEP4.スキルシートを作成する
独立にあたっては、スキルシートの作成も重要です。
フリーランスエンジニアにとって、スキルシートはその人の技術の全てを示すものだからです。
これまで参画してきたプロジェクトの詳細を具体的に記載しましょう。
担当した業務やできることは書けるだけ書いておくのがおすすめです。
具体的には以下のような内容を中心に記載をすると印象のよいスキルシートが作れます。
職務要約 | 職務経歴を記載する。この時点では「フリーランスとして活動 現在に至る」と記載しても問題ない。 |
活かせる経験・知識 | 求人の情報と合致するように記載内容を工夫する。採用担当が見てすぐ分かるように箇条書きで書くと良い。 |
保有技術 | これまでに使ってきた技術を記載する。スキルがわかりやすいように、実際開発したサービスのURLやソースコードを添付すると好印象につながりやすい。 |
経験プロジェクト | 参画したプロジェクトの詳細を記載する。担当した職務範囲(プログラマー、テスターなど)を忘れずに記載しておくと良い。 |
自己PR | 人柄を伝えるために、日頃から業務で心掛けていることを記載する。プロジェクトにもよる一方、コミュニケーション能力の高さをアピールすると良い。 |

守田さん
経験したプロジェクトを記載する場合、企業名や団体名は伏せておきましょう。 企業によっては守秘義務があるためです。 トラブルを避けるためにも、企業名や団体名は記載しないように注意しましょう。
実務経験1年以上ならまずはエージェントに登録しよう

実務経験が1年以上あるなら、まずはフリーランスの案件を紹介してくれるエージェントの活用を考えましょう。
エージェントをうまく活用できれば、理想の案件を見つけられる可能性が高まります。
ここでは、フリーランスエージェントを利用するメリットやタイミングについて詳しく解説します。
フリーランスエージェントを利用するメリット
フリーランスエージェントを活用することで、複数のメリットがあります。
具体的には営業と福利厚生の面で、以下のような支援が受けられます。
- 営業を代行してくれる
- 希望条件に合わせて案件を紹介してくれる
- 仕事が途切れないように案件を用意してくれる
- 福利厚生が利用できる
営業経験がなくても希望条件に合わせて案件を紹介してくれるので、自分で案件を獲得する自信がない方にもおすすめです。
エージェントによっては福利厚生も利用できるので、積極的な活用がおすすめです。

守田さん
キャリアプランを相談できることもメリットのひとつです。 フリーランスとして継続的に案件を得るためには、キャリアプランをしっかりと考えなければなりません。 エージェントにはフリーランス事情に詳しいキャリアコンサルタントがいるので、悩んだときも気軽に相談できます。
フリーランスになるかどうかの相談もできる
フリーランスになる前に「独立しても大丈夫か」を相談することもできます。
いきなりフリーランスになって失敗してしまわないように、エージェント側でもサポート体制を整えているからです。
例えば、実務経験1年あればなら個別相談会も開催しているので詳しい話を聞いてみると良いでしょう。
相談は無料ですし、オンラインでも参加できるので気軽に利用してみましょう。
以下に相談会の内容をまとめておくので、興味のある方はチェックしてみてください。
対象 |
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相談できること |
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当日の内容 |
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開催場所 | ※2022年11月時点、新型コロナウィルス感性防止のためオンラインで行っています
|
持ち物 |
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フリーランスエージェントに登録するタイミング
フリーランスエージェントは最低でも1年以上のキャリアを積んでから登録するのをおすすめします。
実際に紹介されている案件も1年以上の実務経験が必要とされているものがほとんどだからです。
できれば2〜3年経験を積んでから登録するのが理想ですが、すぐにフリーランスになりたいのであれば1年以上を目安に登録しましょう。
次の章では、営業や福利厚生のサポート付きで、信頼できるエージェントをご紹介します。
登録推奨!フリーランスITエンジニアにおすすめのエージェント
フリーランスエージェントは紹介している案件の内容やサポートの中身が異なるため、複数利用するのがおすすめです。
ここでは特におすすめの4つのエージェントをご紹介していきます。
項目 | 説明 |
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レバテックフリーランス |
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ITプロパートナーズ |
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Midworks |
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テックビズフリーランス |
|
案件数で選ぶなら「レバテックフリーランス」
.jpg)
- (引用元
- レバテックフリーランス)
レバテックフリーランスはこんな方におすすめ
- 高単価な案件を探したい
- 業界に精通したアドバイザーに相談したい
- 認知度の高いエージェントを使いたい
- 在宅・リモートで働きたい
「」は、フリーランスエンジニア業界認知度No.1のエージェントです。
レバテックフリーランスの魅力は、なんといっても案件数が業界トップクラスなこと。
2023年11月時点では、約57,000件も掲載されているため、希望の案件に出会える確率が高いです。
高単価案件が多く、単価80万円以上の案件は約14,000件も保有(2023年11月時点)しているため、高額案件で一気に稼ぎたいエンジニアにおすすめです。
また、リモート案件が多く2023年11月時点ではリモート案件が約25,000件もあり、徐々に増加しています。
登録しておけば「仕事が途切れてしまう」というリスクを最小限に抑えることが可能です。
利用料は完全無料ですし、フリーランスになるかどうか迷っている方向けの無料相談会も実施しているので、ぜひ気軽に利用してみてください。
レバテックフリーランス|基本情報
運営会社 | レバテック株式会社 |
---|---|
公開求人数 | 約57,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
中間マージン | 非公開 |
支払サイト | 月末締め翌月15日払い |
福利厚生(例) | レバテックケア(税務関連・ヘルスケア・スキルアップ・生活支援など) |
対応地域 | 九州+近畿+関東+東海(愛知県のみ) |
料金 | 無料 |
(最終更新:23年12月時点)
週2〜3、土日の案件なら「ITプロパートナーズ」

- (引用元
- ITプロパートナーズ)
ITプロパートナーズはこんな方におすすめ
- 週2〜3、土日の案件を探したい
- まずは副業で案件を受注してみたい
は、土日の案件を豊富に扱っているフリーランスエージェントです。
仲介業者を挟まないエンド直の案件が比較的多いため、高単価な案件の割合が多いのも特徴です。
専属のエージェントが希望にあった案件を紹介してくれるので、自力で案件探しをする時間がないエンジニアにもおすすめできます。
週2〜3日、土日を活用して効率よく稼ぎたいなら、ぜひ登録しておきましょう。
※ITプロパートナーズは週2日からの案件紹介が可能なものの、会社員をされている方の副業は紹介できません。
ITプロパートナーズ|基本情報
運営会社 | 株式会社Hajimari |
---|---|
公開求人数 | 約4,500件 |
非公開求人数 | 非公開 |
中間マージン | 非公開 |
支払サイト | 非公開 |
福利厚生 | なし(※ITプロトータルサポートは現在提供してません) |
対応地域 | 全国(おもに東京) |
料金 | 無料 |
(最終更新:23年12月時点)
週2〜3日稼働の短期案件もある「Midworks」

- (引用元
- Midworks)
Midworksはこんな方におすすめ
- 週2〜3日稼働の案件など、短期案件から始めたい
- 会社員の方で、将来的にフリーランスエンジニアになりたい方
- 正社員並みの福利厚生を利用したい
「」はフリーランスエンジニア・デザイナーに向けの案件を紹介するフリーランスエージェント。
2016年設立という新しいサービスながら、豊富な案件数と高単価な案件を多数保有している点が特徴です。
中でも福利厚生は魅力的で、交通費支給から勉強会の費用、税金面、保険料、給与保証など、安心して働くためのサポートが充実しています。
また、数はあまり多くありませんが、週2〜3日から働ける案件も扱っています。
個人では参画できないような案件も紹介してくれるので、案件探しに困ったら相談してみてください。
Midworks|基本情報
運営会社 | 株式会社 Branding Engineer |
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公開求人数 | 約9,600件 |
非公開求人数 | 非公開 |
中間マージン | 非公開 |
支払サイト | 20日サイト |
福利厚生(例) | 経理支援、保険補助、リロクラブ(育児介護支援・くらし支援など) |
対応地域 | 首都圏、関西圏、リモート |
料金 | 無料 |
(最終更新:23年12月時点)
駆け出しのフリーランスエンジニアなら「テックビズフリーランス」

- (引用元
- テックビズフリーランス)
テックビズフリーランスはこんな方におすすめ
- フリーランスエンジニア初心者向けのサポートを受けたい
- 確定申告が面倒くさい
は、キャリア相談や確定申告代行など幅広いサポートを行っているフリーランスエージェントです。
フリーランス経験者はもちろん、初心者向けのサポートも充実しているため、駆け出しのフリーランスエンジニアにも人気があります。
エージェントのサポートを受けながら効率よく稼ぎたい人は、案件数の多い「」「」と併せて登録しておきましょう。
テックビズフリーランス|基本情報
運営会社 | 株式会社NKC ASIA |
---|---|
公開求人数 | 約8,300件 |
非公開求人数 | 非公開 |
中間マージン | 非公開 |
支払サイト | 月末締め翌月20日払い |
福利厚生(例) | 記帳や確定申告のサポート、テックビズ ベネフィットプラン(年会費5,000円、賠償責任保障・所得補償などを含む) |
対応地域 | 東京、北海道、宮城、石川、愛知、大阪、岡山、広島、福岡、リモート |
料金 | 無料 |
(最終更新:23年12月時点)
複数利用が面倒な場合は?
複数のエージェントが保有する案件を効率的に見つけたい場合は、「」のようなまとめて案件を比較できるサービスを利用するのもおすすめです。
エンジニアスタイルでは案件だけでなく、自分に合うエージェントも探せるので、ぜひ活用してみてください。
稼げるフリーランスエンジニアになるためのポイント

稼げるフリーランスエンジニアになるために、押さえておきたいポイントがあります。
いずれも意識するかしないかで収入に影響が出てくるからです。
駆け出しの時期だからこそ注目しておきたいポイントなので、一つずつ確認しながら参考にしてみてください。
フリーランスエンジニアの平均年収を知る
一つ目のポイントは、フリーランスエンジニアの平均年収を知ることです。
フリーランスで活動する場合、職種による年収の相場感を知り、自分の市場価値を客観的に見る必要が出てきます。
平均年収は職種によって異なりますが、SE(システムエンジニア)やプログラマーといった職種の収入が高い傾向にあります。
年収は働く上でも一つの目安になりやすいので、独立前にチェックしておくと良いでしょう。
具体的な職種別の年収と特徴は以下の対応表のようになっています。
システムエンジニア(SE) | 約876万円 | クライアントに対するヒアリング・システムの設計などを担当する。 |
プログラマー | 約840万円 | 設計書をもとにプログラムを組んでシステム開発をする。 |
データベースエンジニア | 約780万円 | データベース設計や構築に特化して業務を行う。 |
ネットワークエンジニア | 約744万円 | 社内ネットワークの設計・構築を担当する。 |
セキュリティエンジニア | 約792万円 | 外部からの攻撃に対処したり、脆弱性への対策を立てたりする。 |
インフラエンジニア | 約768万円 | ITインフラの設計から運用、保守に至るまで幅広く担当する。一部ネットワーク接続や、システムのテストも兼任。 |
フロントエンドエンジニア | 約888万円 | Webデザイナーの作った指示書をもとにしてWebアプリケーションの構築を行う。初心者にもおすすめ。 |
組み込みエンジニア | 約804万円 | 家電や自動車といった大型の製品を操作するためのシステムを作る。 |
コーダー | 約600万円 | Webサイトの情報をWeb上に表示させるためのコードを作る。Webデザイナーと協力することが多い。 |
初心者が稼ぎやすい分野を知る
2つ目のポイントは、初心者が稼ぎやすい分野を知っておくことです。
キャリアの駆け出し期間でも稼ぎやすい分野に精通しておくことで、精神的な安定にも繋がります。
具体的にはHTML/CSS、WordPressを使ったWeb制作系の案件がおすすめです。
職種で言えば主にコーダーが該当します。
HTML/CSSやWordPressであれば比較的難しい技術を必要としない上、フロントエンドエンジニアやシステムエンジニアといったより上位の職種への足掛かりにもなります。
また、報酬面でも600万円前後が確保できるため、フリーランス初心者にとっては稼ぎやすい分野でしょう。
初心者には「クラウドソーシングサイト」もおすすめ
気軽に案件に応募したいならば、クラウドソーシングサイトを利用するのがおすすめです。
クラウドソーシングサイトは「仕事を依頼したい人」と「仕事を受注したい人」をつなぐサービスであり、誰でも利用することが可能です。
案件の内容は多岐にわたりますが、以下のようにエンジニアやプログラマー向けの案件も多く見受けられます。

- (引用元
- ランサーズ|2023年4月時点)
クラウドソーシングサイトには規模が小さい案件も多いため、経験が浅い人でも挑戦しやすいでしょう。
以下の2社にはWeb開発・システム設計の案件が多く掲載されているので、ぜひチェックしてみてください。
サービス名 | システム開発・運用の案件数 |
---|---|
約9,700件 | |
ランサーズ | 約28,000件 |
(※2023年11月時点)
エージェントを活用する
最後のポイントは、フリーランスエージェントを活用することです。
エージェントを活用することで、高単価な仕事を紹介してくれるからです。
経理や営業をエージェントが一任してくれることで、自分は仕事に専念できるメリットがあります。
エージェントによってサポートの内容は変わりますが、会社員と同じ感覚で働きつつ、自由に案件を選ぶことも可能でしょう。
エージェントを活用することが、その後のキャリア形成にも役立つことも多いので、積極的に利用していきましょう。
人気の在宅・リモート案件を獲得するには?

在宅・リモート案件の獲得にも、コツが必要です。
在宅・リモート案件は人気が高いがゆえに応募も集中しがちになので、仕事を請けやすいようにジャンルに絞って案件を獲得しましょう。
在宅・リモートで請けやすい仕事と請けにくい仕事
在宅・リモート案件には、請けやすい仕事と請けにくい仕事があります。
内容によってはリモートのみならず、対面で行わないと進まない業務もあるからです。
- 在宅・リモート案件が多い仕事:サイトの開発や制作など、設計書にしたがって作りこむ作業に近い仕事
- 在宅・リモート案件が少ない仕事:顧客との打ち合わせや社内サーバーの設定など、物理的な作業が伴う仕事
それぞれの特徴を踏まえた上で案件を選ぶと、在宅・リモート勤務の可能性を高められるでしょう。
具体的には以下の表にまとめているので、参考にしてください。
案件を請けやすい仕事 |
|
案件を請けにくい仕事 |
|
在宅・リモートで働きやすい言語
在宅・リモートで働きたいなら、プロジェクトで利用しているプログラミング言語もチェックしておきましょう。
Web系言語であれば、場所を選ばずに仕事ができる可能性が高いです。
中でも、PHP、Ruby、Pythonの3言語がおすすめです。
いずれもシステム内部の動作を操作するサーバー側の言語で、HTML/CSSやWordPressなどと比較すると習得難易度は上がります。
一方、どれか一つを習得すると応用が効きやすくなる上、フリーランスエンジニアとして活動するならどこかのタイミングで習得が求められます。
それぞれの特徴を理解して習得に努めましょう。
各言語の特徴を以下の表にまとめたので、参考にしてみてください。
PHP |
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Ruby |
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Python |
|
また、各言語について詳しく知りたい人は以下の記事が参考になります。
在宅・リモート案件が多いエージェントを利用する
フリーランスエージェントは複数ありますが、在宅・リモート案件が多いところもあれば全く保有していないところもあります。
多くの案件を確認したいなら、コロナ禍により在宅・リモート案件の紹介に力を入れている「」への登録をお勧めします。
レバテックフリーランスでは2023年11月地点でリモート案件を25,000件以上保有しており、他のエージェントよりも多いです。
利用には登録が必要ですが、利用料は完全無料ですし、希望の案件が見つかる確率がアップするのでぜひ気軽に利用してみてください。
フリーランスエンジニアについてよくある疑問

最後に、フリーランスエンジニアについてよくある疑問をまとめました。
よく耳にするネガティブな意見についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
フリーランスエンジニア関するQ&A
Q1.フリーランスエンジニアは「使えない」といわれている?
回答
「使えない」といわれることもあるようです。
ただし、フリーランス全体に対して「使えない」といわれているわけではありません。
一部のフリーランスエンジニアが納期を守らなかったり、業務を遂行できなかったことで「使えない」といわれている可能性が高いでしょう。
「使えない」といわれないためには、自己管理を徹底し、最後まで業務をやりとげることが大切です。
また、業務を遂行するためには、自分の経験とスキルを正確に理解してレベルに合う案件を受注することも重要です。
Q2.「フリーランスエンジニアはやめとけ」といわれるのはなぜ?
回答
「安定性に欠けるため」と推測できます。
フリーランスエンジニアは案件を獲得できなければ収入がなくなってしまうので、正社員と比較すると安定性に欠けます。
また、初心者のうちは低単価になりやすいことから「やめとけ」といわれていると考えられるでしょう。
経験を積めば安定して案件を獲得することも可能ですが、収入が途絶えるリスクはつきものです。
フリーランスエンジニアを目指すのであれば、上記のようなデメリットもしっかりと把握しておきましょう。
Q3.AIエンジニアはフリーランスで高年収を狙える?
回答
高年収を狙える可能性があります。
AIエンジニアにはPythonといった言語のほか、データベース・フレームワークなどの専門知識が求められるため、単価が高い傾向にあります。
実際に「」では、以下のように単価が~60万円(月)の高単価案件も見受けられました。
なお、AI開発の案件は少なめなので「」などに相談して案件を紹介してもらうことをおすすめします。
Q4.副業でフリーランスを始めるのはアリ?
回答
まずは副業からフリーランスを始めるのも手段のひとつです。
現職を続けながらであれば、フリーランスで思うように案件を獲得できなくても安定した収入を得られます。
そのため、金銭的に不安がある場合はまず現職を続けながらフリーランスとして仕事を請けてみるのがおすすめです。
ただし、フリーランスエージェントのなかには「副業の案件は紹介できない」というところもあるので、エージェントを利用する場合は事前の確認が必須です。
まとめ
フリーランスエンジニアになるためにはいくつか準備が必要です。
具体的には以下の3つを意識しましょう。
- 実務経験を1年積む
- プログラミングスクールを利用する
- スキルシートの作成
また、プログラミングスクールを利用する場合は、「」のフロントエンドコースをおすすめします。
各スクールとコースの特徴は以下の通りです。
(フロントエンドコース) |
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また、フリーランスエージェントを活用する場合は、以下の4社がおすすめです。
エージェント | おすすめ!![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
---|---|---|---|---|
〜週3勤務案件 | 約6,000件 | 約2,600件 | 非公開 | 0件 |
リモート可案件 | 約25,000件 | 約1,600件 | 約1,500件 | 約4,300件 |
高単価案件(80万円〜) | 約14,000件 | 約1,600件 | 非公開 | 約1,000件 |
公開案件数 | 約57,000件 | 約6,400件 | 約9,600件 | 約8,300件 |
おすすめな人 |
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(最終更新:2023年11月時点)
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守田さん
具体的には、SIer・中小企業・ベンチャー企業など、プログラミングや技術経験を積める企業に就職するのがおすすめです。 またIT派遣会社の場合は、広範囲のスキルを身につけられます。 フリーランスでは特定のスキルが求められる案件が多いので、基礎的な技術や幅広い実務経験を積める企業を選ぶのがよいでしょう。