新卒2年目の転職は厳しい?辞める時の注意点なども解説
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「新卒2年目の転職は早すぎる?」
「入社2年目で転職して転職先は見つかる…?」
新卒入社2年目で転職する場合、上記のような不安を抱えがちです。
また、周囲から「3年は続けるべき」と言われ、悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
結論からお伝えすると、下記のような転職しなければ解決できない転職理由であるならば、新卒入社2年目で転職しても問題ありません。
厚生労働省が調査した「新規学卒就職者の離職状況」を確認すると、就職後3年目以内に離職した割合は35.9%となっています。
またよく「社会人経験2年以上」と求人に掲載がありますが、この意味は学校や大学を卒業してから就職し、職場で業務を遂行するなど、社会的な職務経験を2年以上積んでいる期間を指します。
入社2年目で転職しても良いケース
- ブラック企業で辛い
- 新しい仕事にチャレンジしたい
- 労働条件が悪く改善も難しい
- 会社の方針が合わない
- 思っていた仕事ではなかった
- 人間関係がうまくいかず改善も難しい
- 給与があまりにも低い
- 結婚・出産したい
本記事では、上記のような新卒入社2年目で転職してもいい8つのケースや転職活動のポイントについて解説します。
「今転職するべきか」悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
【結論】新卒/入社2年目で転職はOK!ただし、キャリアプランはよく考える
新卒/入社2年目での転職は特に珍しいことではありません。むしろある程度、社会人教育が終わっている分、第二新卒として採用したい企業は多く、未経験職にも挑戦できます。
ただし、内定を獲得する前やキャリアプランをよく考えずに退職することはおすすめできません。
転職エージェントは求人紹介以外にも相談のみでも利用可能です。まずは今の自分のスキルでどんな企業に転職できるか相談してみましょう。今の市場を踏まえたアドバイスをもらうことができます。
どれにしようか迷った時は、サポート力に定評のある「doda」の利用がおすすめです。
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求職者のキャリアや将来を考えた上でアドバイスをしてくれるので、転職に関する悩みを解消してくれるでしょう。
退職する前にまずは相談から始めるのが失敗しないコツです。
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新卒2年目で転職しても大丈夫?
十分なスキルや経験がない新卒2年目での転職は、大きな不安を感じてしまうものです。
「今の自分では採用してもらえないのでは…」と心配な方も多いと思いますが、転職先を見つけることは十分可能です。
記事をご覧の方の中には「転職は逃げなのではないか」と思い、なかなか一歩を踏み出せない方もいらっしゃるでしょう。
しかし、きちんとした転職理由があるならば、過剰に心配しすぎず一歩踏み出してみることをおすすめします。
ここでは、新卒2年目で転職を考えている方に「知っておいてもらいたいこと」をお伝えします。
第二新卒を採用したい企業は多く存在する
多くの企業では、以下のような理由から「社会人1~3年で転職する第二新卒の採用」を積極的に行っています。
- 勤続年数が少なく、特定の企業カラーに染まっていない
- 固定観念がなく、柔軟な思考力を持っている
- 短期間ではあるが社会人があるため、ビジネスマナーや一般常識が身についている
キャリアを積んだ転職者より柔軟性があり、新卒よりも社会人経験がある第二新卒は、企業にとって積極的に採用したい人材なのです。
実際に、マイナビ転職が行った「中途採用活動実績のある企業に対するアンケート」でも、 6割以上の企業が「第二新卒を積極的に採用したい」と回答しています。
【中途採用状況調査】
- (引用元
- マイナビジョブ20’s)
若く伸びしろがある人材を欲する企業は多いので、新卒2年目であっても十分転職が可能です。
入社3年以内の転職は珍しくない
一昔前は「転職するのは3年働いてから」と言われていましたが、今の時代に入社3年以内の転職は珍しいことではありません。
実際に「転職実用事典キャリペディア」のアンケート結果を見ても、転職経験者全体の23.0%が入社2年目で初めての退職を経験していることが分かります。
【転職経験者に聞いた「初めての退職は入社何年目の時?」】
- (引用元
- 転職実用事典キャリペディア|マイナビ転職)
最も多いのは入社3年目で、次いで入社2年目の退職が多いです。
多くの人が入社2~3年目での退職・転職を経験しているので、「2年目で転職するなんて忍耐力が足りなすぎる…」と過剰に心配する必要はありません。
ブラック企業の場合は早めに逃げたほうがいい
もし現在勤めている会社がブラック企業である場合は、転職を躊躇う必要はありません。
例えば「残業代が支払われない」「パワハラが常習化している」といった状況であれば、早めに逃げることをおすすめします。
ブラック企業に長く勤めていると、精神的にも肉体的にも消耗し、最悪の場合は身体を壊してしまうこともあります。
そうなれば、転職活動を行うエネルギーもなくなってしまうでしょう。
「会社に行くのが辛い」と感じている場合は、無理せず退職することも選択肢の一つです。
転職してもいいかどうかは理由で変わる
新卒2年目で転職することは可能ですが、もし転職したい理由が以下に当てはまる場合は、現職を続けることも考えたほうが良いです。
・やりたい仕事をさせてもらえないから
・なんとなく不安だから
1つ目の「やりたい仕事をさせてもらえないから」という理由での転職はあまりおすすめできません。
新卒2年では安心して仕事を任せられる実力がついていないことも多く、重要な仕事を任せられるケースの方が稀だと言えるでしょう。
もし「やりたい仕事をさせてもらえないから」という理由で転職したとしても、次の転職先で同じ状況に陥る可能性が高いです。
そのため、やりたい仕事ができないことに不満を感じている場合は、まずはどんな仕事も安心して任せてもらえるほどの実力をつけていきましょう。
2つ目の「なんとなく不安だから」という理由での転職もおすすめしません。
不安の正体をはっきりさせておかない限り、転職したとしてもまた漠然とした不安を感じて辞めたくなる可能性が高いからです。
では、どんなケースなら入社2年目で転職してもいいのか、次の章で見ていきましょう。
【補足】第二新卒の女性の特徴
第二新卒女性に対する企業のイメージは、企業やその文化、採用方針によってはさまざまですが、イメージとして以下のようなことが考えられます。
初めての会社で働いた経験があるため、新卒時と比べて社会人としての基本的なスキルを既に身につけていると評価されることがあります。
その経験を活かして、新しい職場でもスムーズに適応できると期待され女性でも関係なく転職がしやすい場面があるでしょう。
ただ、業界や職種が大きく変わる場合、初めての職種や業界での経験がないと見られ、給料が下がることもあります。
新卒2年目で転職しても大丈夫な8つのケース
転職はあくまでも手段の一つですので、「転職しなければ悩みや問題を改善するのが難しい」という状態であるかをじっくりと考えておきましょう。
ここでは転職してもいいケースの例として、8つのケースを紹介します。
新卒2年目で転職してもいいケース
自身の状況と照らし合わせながら、確認してみてください。
ケース1.ブラック企業で辛い
ブラック企業で心身が辛い場合は、入社2年目でもすぐに転職することをおすすめします。
例えば、以下のようにモラハラ・セクハラが当たり前になっている職場なら、我慢せず転職したほうが良いでしょう。
入社2年目の方の声
(前略)一般事務で働いて二年目の女性です。
会話のない職場、なのに喫煙室や裏では他人の愚痴ばかり、右から左へ流す単純作業も出来ない先輩達、やりがいのなさ、低賃金、モラハラ、セクハラ発言。
挙げたらキリがないですが、残業が無いのが救いです。
転職を考えていますが、せめて2年は働くべきと言われます。
一時期、体調も崩し、今は通院して体調は戻ってきましたが精神的に余裕がない感じです。(後略)
(引用:Yahoo!知恵袋)
特に上記の方のように、心身に支障を及ぼしている場合は、出来るだけ早く転職を考えたほうが良いです。
この場合の転職は逃げではなく「命を守るための防衛策」なので、自分を責める必要はありません
また、以下にブラック企業によくある特徴をまとめたので「自分の職場はブラック企業なのでは…?」と不安な方は、確認してみてください。
- 長時間労働・過重労働
- 休日が少ない・有給が取れない
- 給与が低い・最低賃金を下回っている・残業代が出ない
- 一方的な雇用契約がある
- 離職率が高い
- パワハラ・セクハラ・モラハラが横行している
自力での退職が難しい場合は「退職代行」を利用しよう
自力での退職が困難な場合は、退職代行サービスを利用する方法もあります。
- (引用元
- 退職代行ガーディアン)
「退職代行ガーディアン」は、退職の手続きをすべて代行してくれるサービスです。
365日即日対応してくれるので、「今すぐ転職したい」「すぐに相談したい」という方にもおすすめです。
また、退職代行ガーディアンは合同労働組合が運営しているため、あなたの代わりに会社と交渉することも可能です。
未払い給与や有給消化の交渉も行ってくれるので、損することなく退職できるでしょう。
退職を切り出せなかったり、会社との交渉で悩んでいる場合は、一度相談してみることをおすすめします。
退職代行ガーディアン|基本情報
運営組合 | 東京労働経済組合 |
対応エリア | 全国 |
料金 | 24,800円(税込) |
追加料金 | なし |
相談方法 | LINE・電話 |
支払方法 | クレジットカード 銀行振込 |
- (最終更新:23年9月時点)
ケース2.新しい仕事にチャレンジしたい
「新しい仕事にチャレンジしたい」というポジティブな転職理由も、新卒入社2年目で転職して良いケースです。
特に以下のようにやりたいことがはっきり決まっているならば、将来後悔しないためにも積極的にアクションを起こすことをおすすめします。
入社2年目の方の声
新卒2年目(23歳)、留学か転職か。
新卒2年目、地方銀行で個人営業、事務をしています。
働き始めて1年半弱ですが、1年以内の退職を決意しております。
理由は以下の2点です。
若いうちに海外でチャレンジをしたい。(当行に海外支店はないため)
お客様に新しい価値を提供できる仕事がしたい。(銀行の商品が古臭く感じる)
そこで、海外留学か転職を検討しています。(後略)
(引用:Yahoo!知恵袋)
理由がはっきりしていて具体的な行動が決まっているのなら、方向性がブレることなく転職できるでしょう。
ただし、転職先も決まっていない状態で仕事を辞めてしまうと、次の転職先が決まるまでに空白期間が生じ、経済的・精神的に余裕がなくなってしまう可能性があります。
余裕を持って転職活動を行うためにも、仕事を辞めてしまう前に転職先を探しましょう。
ケース3.労働条件が悪く改善も難しい
周囲と比較して著しく労働条件が悪い職場なら、転職を考えたほうが良いでしょう。
ブラック企業のようなパワハラ・モラハラがなくとも、「忙しいのに賃金が低い」「残業が多くて休日出勤も頻繁にある」というような企業では、身体を壊してしまう危険性があります。
また、以下のように労働条件の悪さが目立つ職場なら、転職したほうが好条件で働ける可能性があります。
入社2年目の方の声
(前略)大卒2年目、入社2年の女で、現在正社員で事務職をしています。
長文になりますので、箇条書きさせていただきます。
・手取り15万、昇給、退職金なし(求人に昇給ありと書いていたが、実際は何年働いてもなし)
・ボーナスは昨年冬に4千円、今年夏1万円、冬に2万円
・毎日休憩30分、実質10時間半労働(残業代は出ない)
・休日出勤が月に3日程度。酷い時は1ヶ月連続休日出勤。(休日手当や、振替休日もなし)
・入社後1年働けば上司の好み次第で、役職が与えられる
・面接時にバス通勤になる件を伝え了承を得たが、入社後に定期代を支払えないとのことで、強制的に電車通勤に。
転職を考えている主な理由は、ボーナスの額の不公平さと、残業休日出勤の多さです。(後略)
(引用:Yahoo!知恵袋)
転職することで、今より良い環境・条件で働けるケースも多いです。
もし「今の労働条件が妥当なのか分からない」という場合は、厚生労働省が公開している『確かめよう労働条件』を参考にしてみてください。
プライベートを重視して働きたいなら…
近年では、長時間労働・休日出勤・通勤の不便性などを理由に転職する人が増えてきています。
もし「プライベートを充実させられる企業に転職したい」のであれば、残業少なめ・週休2日制といった条件で求人を探してみるのがおすすめです。
転職エージェント「doda」には、ワークライフバランスを整えられる求人が数多く掲載されているので、ぜひチェックしてみてください。
- (引用元
- doda|2022年2月時点)
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ケース4.会社の方針が合わない
以下のように、会社の方針(企業理念・経営理念・スローガン)が自分の性格に合わない場合も、我慢せずに転職したほうが良いでしょう。
入社2年目の方の声
20代(入社2年目)で会社の人間関係も嫌になり
会社の方針は、事業を達成するための支えとなるものです。
例えば、Amazonは経営方針として「地球上で最もお客様を大切にする企業であること」を掲げています。(参考元:カルチャー|AWS)
方針は企業の公式ページや求人票を見れば分かりますが、実際に入社して初めて「肌に合わない…」と感じることも少なくありません。
とくに以下のような場合は、ストレスで仕事が嫌になってしまう前に転職することをおすすめします。
- 上司からのアドバイスに精神論が多く、体育会系の価値観が合わない
- 会社の方針から滲み出る社風が合わない
なお会社の方針が合わずに転職する場合は、同じ失敗を繰り返さないよう、企業研究を念入りに行うことが大切です。
ケース5.思っていた仕事ではなかった
「自分が考えていた仕事ができる会社ではなかった」という場合も、転職を考えて良いでしょう。
例えば「プログラミングが得意で入社したのに、仕事は顧客との打ち合わせばかりだった」というような極端な場合は、転職しないと自分の能力が育ちません。
また、以下のように「仕事が向いていなかった」という場合も、仕事の効率が上がらず、ストレスが溜まってしまうので転職を考えるのがおすすめです。
入社2年目の方の声
4月で入社2年目になる男です。
零細企業で総務をしています。総務課はなく、総務担当です。ひとりしかいません。
零細企業ですが、備品の管理、リース品の契約、更新、請求書作成、業者との調整、役員会の準備などなど、書ききれませんが、意外と業務範囲は広いです。
マニュアルがなく悪戦苦闘します。
(中略)総務は向いていなかったのかなと思います。
(中略)どちらかというと、あれもこれもをソツなくこなすより、ひとつのことを極めるのが得意なタイプです。
毎日、なんとか役に立てるようになりたいと、頑張ってはいますが、一朝一夕に成果は出ません。(後略)
(引用: 教えて!goo)
なお同じ失敗を繰り返さないためには、企業の情報を深い部分までリサーチしたり、自己分析をして自分の得意・不得意を把握することが大切です。
ケース6.人間関係がうまくいかず改善も難しい
深刻な人間関係トラブルを抱えているのであれば、無理をせず転職することをおすすめします。
とくに以下のようにパワハラ・いじめを受けている場合は、心身に悪影響が生じる前に転職したほうが良いでしょう。
入社2年目の方の声
新卒から2年目の看護師です。バセドウ病持ちです。
同じ病棟で10年以上働いているお局先輩より、パワハラを越え殆どいじめを受けています。
先輩は指導だと言い切るのですが、癇癪持ちなのかなにか気に触らない事があると物や人に当たります。
(中略)私に対してキツイ言葉や態度を取られて続けて2年間我慢し続けてきましたが、限界です。(後略)
(引用:教えて!goo)
転職することで環境がガラっと変わり、快適に働けるようになるケースも多いです。
現職での解決を図ることも大切
人間関係の悩みはどこの職場でも生じる可能性があるので、まずは現職で解決できないか考えてみてください。
周囲に頼ったり、接し方を変えることで現状を改善できる場合もあるので、転職を検討する前に「今できることがないか」検討しましょう。
たとえば、以下のような方法を試してみることも手段のひとつです。
・信頼できる人に相談する
・挨拶、マナーなどコミュニケーションの改善を図る
・部署などの異動を申し出る
ケース7.給与があまりにも低い
給与が仕事内容に見合わない場合や、周囲と比べて低すぎる場合も転職して良いケースです。
以下のように「時給換算して最低賃金を下回っている」状態であれば、転職したほうが良い条件で働ける可能性が高いです。
入社2年目の方の声
(前略)高卒社会人2年目に入りました。
昇給もほとんど雀の涙で、ボーナスも退職金もありません。
なお、国税庁の民間給与実態統計調査(令和元年)によると、社会人2年目の平均年収は「男性278万円・女性248万円・男女平均264万円程度」です。
- (引用元
- 令和元年分民間給与実態統計調査)
もし、年収が「男性278万円・女性248万円」と比べて著しく低い場合は、転職を考えたほうが良いでしょう。
【注意】転職して給与が上がるとは限らない
転職したからといって、必ず給与が上がるわけではありません。
第二新卒は能力よりも現在の会社名や最終学歴で判断されることが多いため、状況によっては年収が変わらなかったり、ダウンしてしまう可能性もあります。
年収アップの可能性を少しでも高めたいのであれば、記事後半「6.新卒2年目の転職におすすめの転職エージェント」で紹介する転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。
転職エージェントは、企業との給与交渉を代行してくれるので、より良い条件で転職できる確率が高まります。
ケース8.結婚・出産したい
結婚・出産などによるライフスタイルの変化に合わせるため、転職するのも問題ありません。
以下のように、「結婚したら仕事と家庭の両立ができなくなる」という理由で仕事を変える女性は多いです。
入社2年目の方の声
(前略)現在ホテルに勤務している大卒入社2年目の24歳女です。
今交際している彼氏と結婚することになったので、現在の職場では不規則・残業ばかりで、おそらく家のことなどままならない為、将来的にも転職することを決めています。(後略)
(引用:Yahoo!知恵袋)
なお、結婚を理由に転職する場合は、結婚前に行動を起こすことをおすすめします。
結婚後に転職活動を始めると、採用担当者に「妊娠してすぐに辞めるのではないか?」「産休や育休で休みが多くなるのではないか?」などと思われ、不採用になってしまう可能性があるためです。
また出産が理由の転職では、母体の体調管理や子育てをしやすいよう、育休や産休に理解がある会社を選ぶようにしましょう。
例えば以下のような会社なら、仕事とプライベートを両立しやすいでしょう。
- (引用元
- 女の転職type|2022年2月時点)
男性の場合も「結婚前」の転職がおすすめ
男性が結婚を機に転職したい場合も、結婚前に転職するのがおすすめです。
結婚直後は環境の変化が大きく、無意識のうちにストレスを感じていることも多いためです。
転職活動は少なからず負担がかかるので、心に余裕がある状態で行うのが良いでしょう。
もちろん、状況によって変わる問題ですので、夫婦間や転職エージェントのキャリアアドバイザーでの相談も念入りに行っておきましょう。
新卒2年目で転職する3つのデメリット
新卒2年目でも転職することは可能ですが、デメリットも存在します。
退職後に後悔しないためにも、デメリットはしっかりと押さえておきましょう。
新卒2年目で退職するデメリット
デメリット1.次もすぐに辞めると思われる
新卒2年目で退職した場合、次の転職先でも「すぐに辞めるのでは?」とマイナスに捉えられる可能性があります。
特に、退職・転職の理由が明確でない場合は「飽き性で仕事が続かない」というレッテルを貼られてしまう危険性もあるので、注意が必要です。
そうならないためにも、会社を辞める前に「明確な退職・転職理由」を持つことが重要です。
採用担当者が納得できる理由があれば、マイナスな印象を与えにくくなります。
いま会社を辞めたいと悩んでいる方は、改めて「なぜ辞めたいのか」「なぜ転職したいのか」考えてみると良いでしょう。
デメリット2.新卒入社した会社より給与が下がる場合もある
転職によって、給与が下がってしまう可能性もあります。
新卒2年目はまだまだスキルが身についているとは言えない状態なので、新卒と同等くらいの給与を提示されることも少なくありません。
とくに異業種・異職種への転職は「未経験からのスタート」となるので、前職と比べて給与が下がってしまうことが多いです。
新卒2年目の転職では、今より給与が下がる可能性もあることを理解しておきましょう。
大企業からの転職は給与が下がりやすい
大企業は給与水準が高いため、転職によって給与が下がってしまうケースが多いです。
給与水準が高い大企業では新卒1年目で高給与を得ている場合も多いですが、中途採用では即戦力でなければ高給与を狙うのは難しいでしょう。
とくに大企業から中小企業やベンチャー企業に転職した場合は、収入や待遇面でギャップを感じやすいので注意が必要です。
デメリット3.辞め癖がついてしまう可能性がある
安易な気持ちで退職した場合、辞めることへのハードルが下がり、辞め癖がついてしまう可能性があります。
「転職してもすぐに退職する」という行動を繰り返していると、スキルも実績も身につかなくなってしまいます。
若いうちは経験がなくとも採用してもらえる可能性がありますが、30代・40代になると「スキルが身についていること」が重視されるため、スキルなしの人材は転職が難しくなるでしょう。
辞め癖をつけないためには、すぐに退職を決断するのではなく、一度立ち止まって状況を整理してみるのもおすすめです。
新卒2年目で転職する3つメリット
新卒2年目でも転職するデメリットをお伝えしましたが、このタイミングで転職するメリットもあります。
新卒2年目で退職するメリット
- 第二新卒枠で転職ができる
- 別の業界や職種に挑戦できる
第二新卒枠で転職ができる
第二新卒枠は、一般的には新卒から3年以内の早期退職者が対象とされています。
第二新卒として転職できるかどうかは転職先の企業によるという部分が正直なところあります。
企業によっては、新卒採用から数年間は社員を継続して育成したいと考え、あまり早く転職をした人を採用しないという方針を持っているところも存在しているのも事実です。
第二新卒者は、新卒時とは異なる視点や経験を持っていると評価され、そのポテンシャルを高く評価する企業もあります。
別の業界や職種に挑戦できる
自分の興味や適性に合った業界や職種へ早くシフトすることが可能になります。
初めての就職では想像と異なる部分が出てきたり、自分の興味が他の分野に移ることもあります。
そのような場合、早めに行動を起こすことで、無理に今の職場で我慢する必要がなくなり、ストレスない働き方ができるようになるでしょう。
新卒2年目で転職した人の体験談
実際に新卒入社2年目で転職した人たちは、転職についてどう感じているのでしょうか?
ここでは転職者の失敗談と成功談を紹介します。
新卒入社2年目で転職して失敗した体験談
ここでは、新卒入社2年目で転職して「失敗してしまった」という人の失敗談を紹介します。
まずは「スキルに見合わない大企業に転職してしまった」失敗談です。
入社2年目の方の体験談
とりあえず俺はSEなんだが、1社目がものすごくブラックで、入社2年で辞めたのね、、、
で、今年の4月ぐらいに転職したんだが、そこで割と大企業に入っちゃて浮かれてたんだよ
でもやっぱり求められるレベルがかなり高くて、もう全然ついていけてないのよ…
(引用:2chみんなのまとめ)
大企業へ転職したからといって、必ずしも転職成功というわけではありません。
満足のいく転職を実現させるために、「自分のスキルや経験に見合う会社」を選ぶことも大切です。
また、「転職をせずにそのままニートになってしまった」という方もいます。
入社2年目の方の体験談
退職して転職が決まらなければ、肩書なしのニートになってしまう可能性もあります。
空白期間が延びると転職で不利になりやすいので、勢いで退職するのは避けたほうが良いでしょう。
新卒入社2年目で転職して成功した体験談
次は、新卒入社2年目で転職して成功した人の体験談を紹介します。
失敗から自己分析の大切さを学び、向いている仕事がはっきり分かることもあります。
「今の仕事が合っていない」と感じるのであれば、転職を考えることも選択肢のひとつです。
失敗からしっかりと学ぶことができれば、再度転職する際にもスムーズに対応できるでしょう。
また「全く別の業界に転職して満足している」という方もいます。
入社2年目の方の体験談
上司からのパワハラ、度重なる休日出勤とサビ残により身体を壊して2年で退職しました。
今は全く違う業界で働いていますが、私には外資系の企業文化が合っていたように思います。
学歴に助けられたこともあり、結果的には前職よりも給与や待遇はかなり良くなりました。
退職理由と志望動機は突っ込まれますが、納得させる理由付けが出来れば大丈夫だと思います。(後略)
(引用:ガールズちゃんねる)
たとえ全く違う業界でも、社風や企業文化が自分に合っていれば転職成功率が高まります。
また入社2年目の転職では、退職理由と志望動機を聞かれる確率が高いので、納得感のある理由を考えておくことも大切です。
最後に、エージェントを使って転職をさせた体験談です。
入社2年目の方の体験談
37歳/男性(ソフトウェア開発)(匿名も可)
友人の話ですが、新卒で入った商社で経理や事務を2年やっていましたが、転職エージェントを使って転職してましたよ!
面接のセッティングなどしてくれるので良いみたいです!
(引用:ガールズちゃんねる)
転職エージェントを使って転職する人は多いです。
エージェントは、希望条件に合う企業の紹介・応募書類の添削・面接対策・条件交渉なども行ってくれるので、安心して転職成功率を進めることができるでしょう。
転職エージェントについては「6.新卒2年目の転職におすすめの転職エージェント」で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
新卒2年目の転職を成功させる4つのポイント
恐らく大半の方にとって初めての転職となる「新卒2年目の転職」では、分からないことや不安な点も多いかと思います。
新卒2年目の転職を成功させるためには、以下4つのポイントを押さえておくことが大切です。
新卒2年目の転職を成功させるポイント
ポイント1.転職活動は在職中に行う
転職活動は、会社を辞める前にスタートしましょう。
「会社を辞めてからゆっくり転職活動をしよう」と考える方もいますが、基本的にはNGです。
転職活動は3ヶ月~半年ほどかかることが多く、内定をもらう前に会社を退職すると、収入源がなくなってしまいます。
収入がなくなると「とにかく仕事をしよう」と、焦って転職先を決定してしまう可能性が高くなります。
焦って転職先を選んだ結果、「本来の転職目的を達成できなかった」「当初設けていた条件を何も満たせなかった」という事態に陥ってしまうケースも少なくありません。
また、2年目の転職で空白期間があることは、あなたの印象を悪くしてしまう恐れもあります。
金銭的・精神的に余裕を持つためにも、転職活動は会社を辞める前に始めましょう。
ポイント2.企業研究は念入りに行う
就活の時も行ったかもしれませんが、企業研究は念入りに行いましょう。
企業研究では、事業内容・業績・平均年収など基本的な情報を調べ、企業について理解を深めておくことが大切です。
また、応募の前には中途採用ページのほか、新卒採用ページも確認しておくことをおすすめします。
新卒採用のページでは「企業がどんな人材を求めているか」が詳しく解説されているので、チェックしておくことで選考対策の役に立つでしょう。
転職のミスマッチを防ぐためにも、企業研究は念入りに行ってください。
口コミサイトも活用しよう
「入社してみて雰囲気が合わなかった…」といった事態を防ぐためには、「転職会議」のような企業の口コミサイトもチェックするのがおすすめです。
ポイント3.転職理由を明確にする
すでにお伝えしていますが、転職活動をする際には「転職理由」を明確にしましょう。
「転職理由を明確にしてください」と何度も伝えるのは、 転職理由を明確にすることが転職の成功を左右するといっても過言ではないからです。
転職理由は「企業を選ぶ軸」となるため、明確でないと求人探しの軸がぶれ、本来の理想ではない企業に転職してしまう恐れがあります。
転職理由が明確であれば、企業選びの軸がぶれないため、自分の希望に合う企業に転職しやすくなります。
なお「転職理由がパっと思い浮かばない」という方は、以下のように「なぜ」を繰り返し自問自答してみることも効果的です。
- 「なぜ転職したいのか」
- 「なぜ『仕事がつまらない』と感じているのか」
- 「なぜ『成長できない』と感じるのか」
また、採用担当者にマイナスな印象を与えないためには「ネガティブな転職理由をポジティブに変換する」ことも大切です。
以下にネガティブな転職理由をポジティブに転換する例をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
<ネガティブな転職理由の変換例>
・給与が低い
⇒正当な評価を受け、自分の能力を高めていきたい
・ノルマがつらい
⇒数字ばかりに捉われず、顧客の満足度も重視したい
ポイント4.転職エージェントに相談する
新卒2年目の方の多くは転職に不慣れなため、思うように求人を見つけられなかったり、選考対策が不十分になってしまうことも少なくありません。
転職失敗のリスクを軽減するためには、「転職エージェント」を利用することをおすすめします。
転職エージェントは、あなたの希望に合った求人の紹介や応募書類の添削・面接対策など、転職活動に関する様々なサポートを行ってくれるサービスです。
求人に応募する前には「企業の傾向を意識した面接対策」を行ってくれるので、初めての転職でも安心です。
転職に少しでも不安があるのなら、転職エージェントにサポートしてもらうことをおすすめします。
転職エージェントは複数利用しよう
転職エージェントは1社だけではなく、複数利用したほうが転職の成功確率が高まります。
相性の合う担当者と出会う可能性を高めるためには、2~3社のエージェントを利用することをおすすめします。
「別の転職エージェントに登録するのは面倒…」と思われるかもしれませんが、登録手続きは3分程度で完了するので、手間はかかりません。
合わない場合はすぐに退会できるので、ぜひ気軽に登録してみてください。
新卒2年目の転職におすすめの転職エージェント
転職エージェントは数が多いので、どのエージェントを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
エージェント選びに迷った場合は、以下の手順で選ぶことをおすすめします。
まずは転職エージェントの中でも、第二新卒向けの求人数が豊富な「doda」と「リクルートエージェント」に登録しましょう。
さらに、IT・ゲーム業界の転職に強い「ワークポート」を利用することで、希望に合う企業と出会える確率が高まります。
3社とも完全無料で利用できるので、気になるエージェントがあれば、ぜひ複数利用してみてください。
サービス名 | 特徴 |
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doda |
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リクルートエージェント |
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ワークポート |
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※上記の転職エージェントは、全60以上のエージェントから厳選したエージェントです。
『転職のプロに聞いた【本当におすすめの転職エージェント】と失敗しない選び方』では、転職エージェントの選び方をさらに詳しく解説しているので、気になる方はこちらもご確認ください。
マイペースで転職活動を進めたいなら「doda」
「doda」は、業界トップクラスの求人数と実績を誇る転職エージェント。
キャリア相談やヒアリングの丁寧さにも定評があり、登録後はアドバイザーが親身に転職相談にのってくれます。
転職が決まっていない状態でも相談できるので「辞めて転職すべきか迷っている」という段階でも利用できます。
また、dodaは「転職サイト」としても利用でき、登録後はサイト上で自分で求人を検索することも可能です。
状況に応じて使い分けることができるので、「マイペースに転職活動を進めたい」「ひとまずどんな求人があるかチェックしたい」という方は、ぜひ利用してみてください。
doda|基本情報
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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求人数 | 200,000件以上(非公開求人を含む) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
(最終更新:24年10月時点)
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幅広い求人をチェックするなら「リクルートエージェント」
「リクルートエージェント」は、国内で最も求人数が多いエージェント。
業界・職種問わず豊富な求人があるので、希望条件にマッチする案件を効率良く見つけられます。
また、業界No.1の転職成功実績を持っていることも特徴のひとつです。
転職活動中は、たくさんの求職者を支援してきたキャリアアドバイザーが求人探しから内定まで手厚くフォローしてくれます。
書類作成や面接対策などのサポートも充実しているため、初めての転職する第二新卒のでも安心して利用できるでしょう。
大手ならではの信頼感もあり、これから転職活動を始める全ての人におすすめできる転職エージェントです。
※ITエンジニア向けの公式ページはこちら。
リクルートエージェント|基本情報
運営会社 | 株式会社リクルート |
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公開求人数 | 約470,000件 |
非公開求人数 | 約230,000件 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | すべて無料 |
登録免許 | 厚生労働省有料職業紹介事業: 13-ユ-313011 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
(最終更新:24年10月時点)
IT・ゲーム業界に転職するなら「ワークポート」
「ワークポート」は、第二新卒者をはじめとした20代の転職支援に注力している転職エージェント。
IT・ゲーム業界の転職に強いことが特徴で、業界未経験でも応募できる求人が充実しています。
業界に詳しいアドバイザーが転職を手厚くサポートしてくれるので、「異業種・異職種転職に興味がある」という方にもおすすめです。
また、ワークポートは創業以来、IT・ゲーム業界への転職支援に力を入れていることから業界との繋がりも強く、独自の求人案件も多く保有しています。
「他にはない求人を見つけたい」という方も、ぜひワークポートをチェックしてみてください。
ワークポート|基本情報
運営会社 | 株式会社ワークポート |
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公開求人数 | 約100,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:24年10月時点)
【Q&A】新卒2年目で転職する場合の気になる疑問
ここからは、新卒入社2年目で転職する場合の気になる疑問についてお答えしていきます。
新卒2年目で転職する場合の気になる疑問
疑問点を解消した上で、次のステップに進みましょう。
Q1.上司に退職を言い出せない場合はどうしたらいい?
A.まずは上司に伝えやすいタイミングを探してみたり、他に伝えられる上司がいないか考えてみてください。
考えた結果、どうしても上司に伝えられず身動きが取れない場合は、「退職代行サービス」を利用してみるのも一つの手段です。
退職の意思は自分で伝えるのが望ましいですが、どうしても言い出せない時は「退職代行ガーディアン」を利用することも手段のひとつです。
退職代行ガーディアンは、あなたに代わって会社へ退職の意思を伝えてくれる退職代行サービスです。
退職率100%という実績に加え、365日即日対応してくれるので、短期間で退職したい場合もぜひ利用してみてください。
Q2.面接に自信がない時はどうすればいい?
A.転職エージェントに相談してみましょう。
転職エージェントを利用すると、面接対策もサポートしてくれます。
面接対策では、よく聞かれる質問をあらかじめ教えてくれたり、模擬面接を実施してくれたりと、本番で役立つサポートを受けられます。
プロの視点からアドバイスを受けられるので、自力で面接に臨むよりも良い結果につながりやすいでしょう。
面接対策は無料で受けられるので、面接に自信がない場合は積極的にエージェントを活用してみてください。
Q3.転職するか迷っていても転職エージェントに登録すべき?
A.少しでも転職に興味があれば、登録することをおすすめします。
転職エージェントは、転職の意思が固まっていない状態でも利用できます。
「良い求人があったら転職する」というスタンスで利用しても全く問題ありません。
転職エージェントに登録することで自分の市場価値が分かったり、やりたいことが見つかる可能性もあるので、少しでも転職に興味があれば登録しておくのがおすすめです。
Q4.転職エージェントはすぐに退会できる?
A.担当者もしくは問い合わせ窓口に連絡すれば、すぐに退会できます。
サービスによっては会員ページから退会申請できることもあるので、各サービスのヘルプページなどを確認してみてください。
なお、どの転職エージェントも「転職が決まらなければ退会できない」というルールはないので、サポートが不要になった場合は、退会して問題ありません。
まとめ
なんとなく転職するのではなく、理由が明確ならば新卒入社2年目で転職しても問題ありません。
以下のような悩みを抱えているのであれば、思い切って転職することも一つの手段です。
新卒2年目で転職してもいいケース
- ブラック企業で辛い
- 新しい仕事にチャレンジしたい
- 労働条件が悪く改善も難しい
- 会社の方針が合わない
- 思っていた仕事ではなかった
- 人間関係がうまくいかず改善も難しい
- 給与があまりにも低い
- 結婚・出産したい
最近は少子高齢化で若い人材が減っているため、社会人2年目の第二新卒を歓迎している企業が増えています。
新卒入社2年目で転職を成功させて「年収がアップした」「やりたい仕事ができるようになった」という声も多いので、必要以上に恐れずに転職を検討してみてください。
また「転職してもいいのか判断できない」「転職先が見つからない」という場合は、転職エージェントに相談するのがおすすめです。
求人紹介はもちろん、キャリア相談にも親身に対応してくれるので、ぜひ利用してみてください。
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サービス名 | 特徴 |
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