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「仕事辞めたい」会社を辞める判断基準やつらい仕事への対処法を解説

「仕事辞めたい」会社を辞める判断基準やつらい仕事への対処法を解説

最終更新日:

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さまざまなストレスや問題を抱えて、仕事を辞める選択をする人は少なくありません。

厚生労働省が行った「令和3年雇用動向調査」では、令和3年の1年間に約717万人が離職したというデータがあります。

1年間の離職者の数(令和3年)

  • 一般労働者:4,129,900人
  • パートタイム労働者:3,042,700人

多くの人が仕事を辞めているとはいえ、実際に自分自身が仕事を辞めるべきか判断するのは簡単ではありません。

本記事では、仕事を辞めたいと感じている人のために、「仕事を辞めるべきか、続けるべきか」の判断基準について解説します。

「退職を検討すべきケース」と「仕事を辞めない方が良いケース」の例も挙げているので、判断の目安にしてみてください。

退職を検討すべきケースの一例
  • 仕事が原因でうつ病になった
  • 頑張っても評価されない
  • パワハラやいじめなどの人間関係のストレス
  • 激務が続くブラック企業
仕事を辞めない方が良いケースの一例
  • 結婚をきっかけに退職したい
  • 家族の介護が必要になった
  • 「働きたくない」というだけで理由が不明確
  • 新卒や20代で給料が安いと感じている場合

また、最終的に仕事を辞めると決断したときは、本記事で紹介している転職エージェントを利用して転職を成功させましょう。

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doda
(引用元
doda

「仕事を辞めるべきかわからない…」「転職先が見つかるか不安…」などの悩みがあるなら、転職エージェントに相談してみましょう。

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「もう仕事を辞めたい!疲れた!」と感じる理由は?

「もう仕事を辞めたい!疲れた!」と感じる理由は?

厚生労働省の「令和3年雇用動向調査」では、令和3年の離職者は約717万人でした。

同調査では、離職者を対象に「前職を辞めた理由」の統計を取った結果、人間関係や労働条件を理由に退職している人が多いことがわかりました。

転職入職者が前職を辞めた理由男性女性
職場の人間関係が好ましくなかった8.1%9.6%
労働時間、休日等の労働条件が悪かった8.0%10.1%
給料等収入が少なかった7.7%7.1%
会社の将来が不安だった6.3%4.5%
仕事の内容に興味を持てなかった5.0%3.8%
能力・個性・資格を活かせなかった4.3%4.8%
(引用元
転職入職者の状況|令和3年雇用動向調査

どんなに好きな仕事でも、職場の人間関係が悪ければ働き続けることがつらくなります。

また、頑張りに見合った給料がもらえなかったり、労働時間が長すぎたりすると、仕事を辞めたくなるのも当然です。

しかし、衝動的に仕事を辞めることにはリスクが伴うため注意しましょう。

衝動的に仕事を辞めるリスク

  • 収入がなくなる
  • 社会人としての信頼を失う
  • 転職先がすぐに見つからない可能性がある
  • 「前職のほうが良かった」と退職を後悔する……など

上記のリスクを考慮したうえで、仕事を辞めるべきか冷静に判断する必要があります。

丸井さん

丸井さん

収入が途絶えた状態で次の転職先がなかなか決まらないと、焦ってしまい「合わない会社」に入社を決めてしまう危険があります。
また、無職の期間が長いことで仕事に対する自信が減り、面接で堂々とPRをしたり、前向きな挑戦をできなくなってしまう場合も。
それに、離職期間が長い人を採用することに抵抗を感じる企業も多くあります。
悩んでしまうと「今のまま or 辞める」の2択になりがちです。
辞めたい理由の原因にもよりますが、異動を願い出るなど転職以外で解決できる方法がないかもよく検討した上で、慎重に判断しましょう。

ここからは、多くの人が仕事を辞めたいと感じる理由を4つ紹介しているので、ご自身の状態と照らし合わせてみてください。

仕事を辞めたいと感じる理由

理由1.人間関係の悩み

仕事を辞めたい理由として特に多いのは、人間関係の悩みです。

職場にはいろいろな人がいるため、なかには合わない人もいるでしょう。

しかし、仕事上で接する人は選べないため、人間関係の悩みを抱えている人は少なくありません

ただ単に「合わない」というだけでなく、業務上で関わらなければいけない相手との関係が良くないと、仕事しづらくなります。

こちらから歩み寄っても、相手が受け入れてくれなければ良好な人間関係は築けないため、仕事を辞めたいと思ってしまうでしょう。

女性が多い職場は人間関係がこじれやすい

女性が多い職場では、人間関係の悩みを抱えている人が多い傾向があります。

女性は集団行動を好む傾向が強いため、その集団にうまく馴染めないとスムーズに仕事を進められないケースが多いです。

また、女性特有の嫉妬が絡んでくる場合もあり、とくに若い女性や男性社員から人気のある女性は、他の女性社員から嫉妬されることも少なくありません。

仕事とはまったく関係のないことを理由に人間関係が悪くなると、会社を辞めたいと感じるでしょう。

理由2.仕事がつらい・労働時間が長い

仕事内容がハードでつらい場合や、労働時間が長い場合も、仕事を辞めたいと感じる大きな理由になるでしょう。

毎日終電で帰宅するほど残業続きだったり、会社に泊まり込みで仕事をしたりする日が続くと、心身ともに疲れ果てて辞めたくなります。

仕事は1日の時間のほとんどを費やすことが多く、プライベートの時間がまったくないと心身のバランスを取れなくなるでしょう。

ワークライフバランスを保てる会社に転職したいと思うのは、当然です。

労働時間が長いのは30〜40代男性

厚生労働省「毎月勤労統計調査」によると、30代~40代男性の就業時間は他の年代に比べて長い傾向があります。

労働者1人当たりの年間総実労働時間は緩やかに減少しているものの、月末1週間で60時間以上就業している人の割合は、30代男性で10.2%です。

また、産業別の労働時間の推移を見てみると、「建設業・運輸業・郵便業・情報通信業・製造業」の労働時間が特に長い」という結果でした。

労働時間が長いことが仕事を辞めたい原因になっている場合は、もっと短い時間で働ける職場がないか検討してみましょう。

転職エージェントなら、希望の労働時間を伝えるだけで条件に合った職場を紹介してくれます。

自分で理想の転職先を見つけるのが難しいという場合は相談してみましょう。

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理由3.給料が少ない・仕事に見合っていない

仕事に見合った給料をもらえないと、仕事へのモチベーションを保てずに辞めたくなってしまうでしょう。

好きな仕事や憧れの仕事に就いた場合は、多少ハードでもやり抜く意欲がありますが、いくら働いても稼げないのはつらいです。

同じような仕事をしている同年代の友人よりも給料が少ないと、何を目標に頑張れば良いのかわからなくなってしまいます。

また、社会情勢などによって給料を削減される場合もあるでしょう。

スキルに自信があって給料が少ない人は、相応の給料をもらえる会社に転職したくなるのは当然です。

20~40代の転職理由1位は「給料への不満」

dodaの転職理由ランキング2021では、20代・30代・40代の全年代で「給与が低い・昇給が見込めない」が1位という結果が出ています。

20代は給料への不満に次いで、肉体的・精神的につらいことが2位にランクインしており、環境の変化がストレスになる傾向が強いです。

30代は給料への不満のほか、昇進や評価に対する不満が転職理由になる傾向があります。

40代になると、評価や昇進に関する不満のほか、人間関係も転職理由になる傾向があるといえるでしょう。

自分の適性年収はいくら?

適性年収を知りたいなら、大手転職サービスdoda「年収査定」ツールを使うのがおすすめです。

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(引用元
年収査定|doda

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理由4.今の仕事に向いていない

今の仕事が向いていないと感じる人は、仕事を辞めたくなってしまうでしょう。

苦手な仕事をしている人はストレスがたまるうえ、周りに迷惑をかけているように感じます。

得意な仕事に転職すれば自分の能力を活かして働けますが、本当に今の仕事が向いていないのかをきちんと判断する必要があります。

たとえば、知識や経験不足が原因で向いていないと感じる場合は、転職よりもスキルアップの勉強を始める方が良いでしょう。

また、やりたい仕事や向いている仕事がわからない人は、今の仕事に適性があるかどうかを明確に判断できません。

自分で判断できない場合は、転職エージェントなどにキャリアプランを相談してみるのがおすすめです。

20代前半で向いていないと判断するのは甘えの可能性も

20代前半は経験が浅く、スキルも十分に身についていないため、向いていないと判断するのは早いです。

転職活動をしても、採用担当者に転職理由を聞かれた場合に「甘え」だと判断される可能性もあります。

「会社が嫌」「働きたくない」「努力するのが苦手」などの潜在的な意識が原因の場合、転職を繰り返してしまうリスクもあるでしょう。

20代で転職回数が多かったり、ブランクが長引いたりすると、今後のキャリアに悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。

辞めたい理由が明確でないなら、キャリアのプロに相談しよう!

仕事を辞めたい理由が明確ではないものの、20代で転職したいと検討中の人は、転職のプロに相談するのがおすすめです。

転職エージェントはキャリア相談のプロなので、転職に関するあらゆる悩みに寄り添いながら、求職者に合った転職先を提案してくれます。

「今の仕事を辞めたいが、明確な理由がない」「今の仕事は向いていないが、向いている仕事がわからない」などの相談も可能です。

転職のプロに相談するなら「会社を辞めたいなら在職中に転職エージェントに相談しよう」を参考にして、転職エージェントを利用してみてください。

仕事を辞めたいと思ったときの対処法

仕事を辞めたいと思ったときの対処法

仕事を辞めたいと思ったら、まず試してみてほしいことがあります。

会社を辞めなくても解決できる可能性があるため、ここで確認してみてください。

会社を辞めたくなったときの対処法

対処法1.仕事を辞めるメリット・デメリットを考える

仕事を辞めたいと思ったときは、まずは「仕事を辞めるメリット・デメリット」を考えてみましょう

仕事を辞めれば、現状で抱えている悩みや問題は解決します。

たとえば、「嫌いな上司に会わなくてすむ」「サービス残業から解放される」などの悩みが解消されるため、辞めるメリットは十分にあるでしょう。

しかし、辞めてから後悔する可能性もあるため、辞める前にデメリットも想定しておくことが大切です。

仕事を辞めるデメリット

  • 収入がなくなる
  • 社会人としての信頼を失う
  • 転職先がすぐに見つからない可能性がある
  • 「前職のほうが良かった」と退職を後悔する……など

現状では「仕事を辞めるメリットのほうが大きい」と思っていても、「実際に辞めてみたらデメリットに変わってしまった」という場合もあります。

たとえば、残業が多いことを理由に辞めた場合、転職先では「定時に帰れるものの給料が少ない」というデメリットを感じることも少なくありません。

衝動的に仕事を辞めるのではなく、「もう退職しか方法がない」と感じるまで検討してみることが失敗を防ぐポイントです。

そのためには、以下の2点について考えてみましょう。

  • 退職・転職によって問題が解決するかどうかを判断する
  • 仕事にモチベーション・やる気が出ない理由を明確にする

退職・転職によって問題が解決するかどうかを判断する

仕事を辞めて後悔しないためには、退職や転職によって問題が解決するかどうかを判断することが大切です。

せっかく転職に成功しても、また次の職場で同じ悩みを抱える可能性があるため、慎重に考えてみましょう。

例えば、辞めたい理由が「能力不足で上司に怒られてしまう」という場合は、必ずしも退職や転職によって問題が解決するとは限りません。

その場合は退職を考えるよりも、現職のままスキルアップすることを検討すると良いでしょう。

また、上司のパワハラが原因の場合、さらに上の上司や人事などに相談すれば、退職しなくても解決できる可能性があります。

「辞めるメリットのほうが大きい」「仕事を辞めることで現在の悩みが解決する」という2つの条件がそろったときは、退職に踏み切ると良いでしょう。

悩みを整理したいなら無料カウンセリングを受けてみよう

仕事の悩みについて専門的なアドバイスが欲しいなら、コーチングサービスを利用してカウンセリングを受けることもおすすめです。

ポジウィルキャリア」は、専属のキャリアトレーナーからキャリアに特化したパーソナル・トレーニングを受けられるサービスです。

ポジウィルキャリアでは、有料トレーニングの申込前にキャリアの無料相談を実施しています。

無料カウンセリングはZoomを使って行われ、所要時間は45分ほどです。

「自分に合う道がわからない…」「今の環境がつらいから抜け出したい」などの悩みをどのように解決するべきか、カウンセラーが一緒に考えてくれます。

ポジウィルキャリアの公式サイトでは、サービス利用者の体験談も公開されているため、ぜひ参考にしてみてください。

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運営会社ポジウィル株式会社
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仕事にモチベーション・やる気が出ない理由を明確にする

仕事にモチベーション・やる気が出ないから辞めたいと思っている場合は、その理由を明確にすることが大切です。

「嫌な仕事だから辞めたい」という短絡的な理由では、辞めてから後悔する可能性があるので注意しましょう。

やる気が出ない理由として、考えられる例をご紹介します。

  • 周りからの評価を気にしすぎて仕事を楽しめない
  • 給料が少ない
  • 仕事が合わない

上記の理由は、退職しなくても解決できる可能性があるので、今一度検討してみてください。

自分の仕事・目の前の仕事に集中すれば、周りの評価など気にならなくなり、自分で自分を評価できるようになります。

正当に評価できれば雑念に惑わされることなく仕事がはかどるため、自然とスキルアップしていくでしょう。

給料が少ない場合は、スキルアップすることで昇給のチャンスがありますし、仕事が合わないのであれば部署異動を申し出ることも可能です。

ただ単に「仕事がつまらない」「仕事が嫌い」という場合は、仕事との向き合い方を変えてみると良いでしょう。

仕事との向き合い方・仕事を楽しくする方法を考えよう

例えば、「リクナビNEXTジャーナル」では嫌いな仕事を楽しくする方法として、「仕事をゲームに変えてみる」という考え方が紹介されています。

嫌な仕事を「敵」に見立てて攻略(仕事を完了させること)していくという方法です。

敵を全滅させればクリア、つまり、仕事が完了したことを意味します。

仕事をゲーム感覚でとらえ、効果的な「攻略法」を見つければ、嫌な仕事を好きになれる可能性があるでしょう。

対処法2.部署異動を申し出る

現在の仕事内容が合わなくて辞めたいと思っている場合は、部署異動を申し出ると良いでしょう。

部署が変わると仕事内容だけでなく気分も変わるため、退職しなくても現状の悩みを解決できる可能性があります

部署異動を申し出るなら、まずは上司に相談してみましょう。

ただし、「今の仕事が合わないから部署異動したい」というネガティブな理由を伝えることは避けてください。

「新しい部署で○○の仕事をして会社に貢献したい」「○○の勉強をしているので△△部署で活かしたい」と、前向きなアピールをすることが大切です。

部署異動の決定権は会社側にあるため、異動願いを出したら必ず希望が通るわけではありませんが、相談してみる価値はあるでしょう。

対処法3.スキルアップを目指す

仕事を辞めたい理由が「給料が少ない」や「今の仕事に向いていない」などの場合は、転職を考える前にスキルアップを目指してみると良いでしょう。

スキルが足りていないことが原因で辞めた場合、転職先でもまた同じ悩みを抱える可能性があるからです。

努力してスキルを向上させれば、上司に評価されて給料が上がるチャンスもありますし、責任あるポジションに抜擢される可能性もあります。

給料が上がれば仕事へのモチベーションがアップし、やりがいを感じながら仕事ができるでしょう。

また、同じ仕事でもポジションが変われば業務内容も変わり、向いていないと思っていた仕事で思わぬ能力を発揮するケースもあります。

独学でスキルアップの勉強を始めても良いですし、講座やスクール、通信教育などを利用するのもおすすめです。

対処法4.精神的に疲れているなら専門家に相談する

パワハラやいじめ、ハードワークによる心身の不調などで精神的に疲れているなら、専門家に相談することをおすすめします

問題解決に向けて力になってくれる相談機関はたくさんあるので、ぜひ活用して専門的なアドバイスをもらいましょう。

相談機関の一例

とくに、「こころの耳」では人間関係や仕事に関する全般的な悩みを相談できるので、電話・SNS・メールの利用しやすい方法で相談してみてください。

心身の不調が長引くなら休職を検討しよう

心身の不調により働くことが困難な場合は、症状を悪化させないためにも休職を検討しましょう。

休職の規定は会社によって異なるため、総務や人事担当者に相談してみてください。

労働者の申し出と診断書の提出があれば、ほとんどの会社では休職することが可能です。

精神的につらい状態で仕事を続けても、状況は良くなりません。

まずはしっかり休みを取って、心と体を整えましょう。

退職を検討すべきケース

退職を検討すべきケース

現職で問題の解決が難しいと判断した場合は、退職を検討することをおすすめします。

「自分が努力しても改善の見込みがない」「心身に悪影響が出ている」という場合は、働き続けるメリットはありません。

それどころか、心身に支障をきたしたり、自分の人生を棒に振ってしまう可能性すらあります。

退職を検討すべきケースとしては、以下の4つが挙げられます。

退職を検討すべきケース

ケース1.仕事が原因でうつ病になった

人間関係の悩みによって大きなストレスを抱えていたり、仕事が忙しすぎたりすると、「うつ病」などの精神的な不調を引き起こす恐れがあります

うつ病は早めに対処することが大切なので、前兆に気付いたらすぐに専門機関に相談しましょう。

以下のような症状があれば、早めに病院などを受診してみてください。

うつ病の症状(精神症状)

  • 不安・焦り・イライラ感
  • 喜んだり、楽しんだりできない
  • 集中できない・仕事でミスが増える
  • 飲酒量が増える
  • 外見や服装を気にしなくなる
  • 口数が少なくなる
  • 悲観的に考える
  • ぼんやりすることが増える
  • 意欲がなくなる
  • 気分が落ち込む
  • 無関心になる
(参考
うつ病とは?|すまいるナビゲーター

上記の精神症状に加え、身体症状が現れる場合もあります。

うつ病の症状(身体症状)

  • 耳鳴り・めまい・動悸
  • 睡眠障害(不眠・過眠)
  • 腹痛・胃の不快感
  • 肩こり・腰痛
  • 性欲減退・生理不順
  • 下痢・便秘
  • 味覚障害・食欲不振(または過食)
  • 頭痛
(参考
うつ病とは?|すまいるナビゲーター

心身ともに不調を感じているなら、退職や転職を検討する前に、まずは「有給休暇をとる」「休職して治療をする」などの適切な対処をとりましょう。

医療機関を探すなら「こころの耳」がおすすめ

厚生労働省の「働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト こころの耳」では、医療機関検索サイトを都道府県別にまとめています。

お住まいのエリアを指定し、精神科・心療内科などの診療科を検索できるので、活用してみましょう。

また、「こころの耳」では仕事の悩みを全般的に相談できるため、電話・SNS・メールの中から相談しやすい方法を選んで相談してみることをおすすめします。

ケース2.頑張っても評価されない

現職でこれ以上のキャリアアップを見込めない・会社にいても望むような待遇を受けられないと感じたら、退職を検討してみても良いでしょう。

退職を検討すべきケース

  • 高度なスキルが身についたのに待遇が変わらない
  • 結果を残しているのに大きなプロジェクトを任せてもらえない
  • ルーティン作業ばかりで新しい仕事に取り組めない

向上心があり、なおかつキャリアアップしたいと思っている人は、成長できない環境で働き続けるのは苦痛でしょう。

自分が目指しているキャリアプランを実現できない会社の場合は、スキルや経験を身につけられる転職先を探すことをおすすめします。

キャリアプランの相談なら転職エージェントがおすすめ

「専門性を高めたい」「やりがいのある仕事をしたい」「管理職になりたい」など、目指すゴールは人それぞれ異なります。

どのようなゴールであれ、なりたい自分に近づくためには、「どのように経験を積んでいくか」というキャリアプランが必要です。

キャリアプランの相談なら、転職エージェントを活用してみましょう。

転職エージェントでは、キャリアアドバイザーが希望を踏まえて最適なキャリアプランを提案をしてくれます。

「キャリアアップの方法が知りたい」「キャリアの選択肢を広げたい」という人は、気軽に相談してみましょう。

記事後半では、キャリアアップの相談に応じてくれる転職エージェントを紹介しています。

丸井さん

丸井さん

転職により、長年合わないと感じていた仕事からやりがいがある仕事に就けたうえに、残業が減り給料が増えたという方もいます。
また、超ブラック企業で「おまえはだめだ、使えない」と言われ続けてボロボロになっていた方が、転職先では「よく働く優秀な社員」という評価を受け、気持ちよく働いているケースもあります。
会社や環境が変われば、評価もやりがいも180度変わることがあります。
今何かしらの理由で自信を無くしている方には、「今の会社だけが世界の全てではない」とお伝えしたいです。

ケース3.パワハラやいじめなどの人間関係のストレス

「ハラスメントを受けている」「いじめがある」「上司に恵まれていない」など、自分で解決できない人間関係の問題があるなら退職を検討しましょう。

社内のいじめは、上下関係を利用して逃げ場をなくしたり、キャリアアップや出世を妨害したり、人生に大きく関わるケースも多いです。

そのため、心理的な負担が大きく、精神的に病んでしまうことも考えられます。

ときには、派閥争いに巻き込まれて業務に支障が出る可能性もあるでしょう。

相手が会社内で発言力のある人や、上役の人であれば、自分一人では解決できません。

改善の兆しがなければ、適切な機関に相談したり、退職を検討したりする必要があります。

人間関係の悩みがあるなら、適切な相談機関に話を聞いてもらおう

いじめ・パワハラに悩んでいるなら一人で悩まずに、できるだけ早く相談機関に連絡することをおすすめします

社内の相談窓口をはじめ、各都道府県の労働基準監督署や厚生労働省委託事業である「ハラスメント悩み相談室」など、いろいろな窓口があります。

適切な機関に相談しても解決できない場合には、退職を検討しましょう。

ケース4.激務が続くブラック企業

現職がブラック企業の可能性が高い場合は、一刻も早く退職を検討しましょう

ブラック企業の明確な定義はありませんが、厚生労働省では以下の特徴を挙げています。

ブラック企業の一般的な特徴

  • 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
  • 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
  • このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う
(引用元
「ブラック企業」ってどんな会社なの?|厚生労働省

ブラック企業で働き続ければ、心身ともに大きなダメージを受ける可能性があります。

深刻な事態になる前に、できるだけ早めに退職手続きを進めることが大切です。

ブラック企業の場合、退職を切り出すだけでも覚悟が必要ですし、引き留められる可能性もありますが、勇気を持って一歩を踏み出しましょう。

どうしても辞められないなら「退職代行サービス」を利用する

退職交渉は基本的には自分で行うべきですが、「退職願を受け取ってもらえない」「強い引き留めにあっている」という場合には、退職代行サービスを利用する方法もあります。

例えば、「退職代行ガーディアン」は退職の手続きをすべて代行してくれるサービスで、利用を申し込んだ時点でもう職場に行く必要はありません。

そのため、上司や同僚と顔を合わせることなく退職することが可能です。

どうしても会社を辞められずに悩んでいるなら、活用してみる価値はあるでしょう。

退職代行ガーディアン|基本情報

運営組合東京労働経済組合
対応エリア全国
料金24,800円(税込)
追加料金なし
相談方法LINE・電話
支払方法クレジットカード
銀行振込
(最終更新:23年9月時点)

仕事を辞めない方が良いケース

仕事を辞めない方が良いケース

「仕事を辞めたい」と思っても、退職を検討すべきケースと、仕事を辞めない方が良いケースがあります。

ここでは、仕事を辞めない方が良いケースについて解説しているので、自分に当てはまる人は再検討してみましょう。

仕事を辞めない方が良いケース

ケース1.結婚をきっかけに退職したい

結婚をきっかけに退職を検討している人は、慎重に決断したほうが良いでしょう。

再び働きたくなっても、今より条件の良い就職先が見つかる保証がないからです。

今より給与が低くなってしまう可能性が高く、ブランクがあることから採用されにくいケースもあります。

将来的なキャリアプランや、子どもの将来にお金がかかることを考えれば、産休・育休などの制度を活用しながら働き続けるのが無難です。

また、結婚を機に転職を考えている女性は、「出産を理由に退職・離職するのでは?」と判断され、採用を見送られるケースがあるので注意しましょう。

退職する気がなくても、子どもができればが熱を出して早退したり、欠勤したりすることが増えるため、新しい会社では働きづらくなる可能性があります。

結婚をきっかけに心機一転したい気持ちも理解できますが、大幅にライフスタイルが変わる場合には慎重に検討しましょう。

ケース2.家族の介護が必要になった

家族の介護を理由に退職する人も増えていますが、できれば仕事を辞めない方が良いでしょう。

介護には何かとお金がかかることが多いため、収入源がなくなると出費に対応できなくなります

もし家族が、介護保険制度上の「要介護」の状態になれば、必然的に出費が大きくなるため、収入がないと厳しいです。

また、介護を理由に退職した場合、これまで積み上げてきたキャリアが途切れるため、再就職が難しくなる場合もあります。

実際に、SNSには「介護離職後の再就職は簡単ではない」という声が多く見られます。

介護と仕事を両立するためには、介護休暇や両立支援制度の利用、ホームヘルパーやデイサービスなどを上手に利用することが必要です。

家族の介護が必要になったらまずは介護休業制度を利用する

家族の介護が必要になったら、まずは介護休業制度を活用して休みをとりましょう

介護休業は93日間あるため、介護に専念するのではなく、休業後に仕事に復帰できるように介護する環境・体制を整えることが大切です。

増え続けている介護離職を防ぐための対策として、昨今は公的な支援制度も充実しています。

また、企業が独自の介護支援制度を設けている場合もあるため、会社の人事・労務課に相談してみましょう。

介護に関する相談窓口

ケース3.「働きたくない」というだけで理由が不明確

「何となく働きたくない」「とりあえず今の状況から抜け出したい」という理由だけで、安易に退職することはおすすめできません。

仕事を辞めたいと感じている理由が明確でなければ、転職する目的もあいまいになってしまいます。

目的もなく転職活動をしても問題は解決しないため、早期離職を繰り返す可能性が高いでしょう。

転職を繰り返せば、経験を積むこともスキルアップもできずに年齢が上がり、転職はより厳しくなります。

「何となく働きたくない」と思っている人は、「自分が何に不満を持っているのか」「どのような職場で働きたいのか」を掘り下げて考えてみましょう。

ケース4.新卒や20代で給料が安いと感じている場合

給料が安いことを理由に仕事を辞めたいと感じる人は多いですが、新卒や20代の場合は慎重に検討した方が良いでしょう。

経験が少なく、スキルも十分でない新卒や20代の場合、そもそも満足できる給料をもらえるケースが少ないからです。

たとえば、「今より給料の高い会社」という条件で転職先を探すと、激務の会社やブラック企業に入社してしまう恐れもあるので注意が必要です。

しかし、業種が異なれば、同じ職種でも給料の高い企業に転職できる可能性はあります。

もし、現在働いている業界の将来性に不安があるなら、別の業界への転職を検討してみるのも良いでしょう。

年収アップを目指して転職したいなら、スカウト型転職サイトに登録して、自分の市場価値を判断してみるのもおすすめです。

スカウト型サイトに登録して、市場価値を診断てみよう!

スカウト型転職サイトとは、経歴やスキルなどを登録しておくと、求職者に興味を持った企業やヘッドハンターからスカウトが届くサービスのことです。

どんなスカウトが来るかによって自分の市場価値がわかるので、転職市場における自分のスキルレベルを判断できるでしょう。

スカウト型転職サイトを利用するなら、「ビズリーチ」がおすすめです。

ビズリーチ
(引用元
ビズリーチ

ビズリーチは年収600万円以上の求人が多く、ハイクラス転職に特化しています。

スキルに自信があり、年収アップを目指している人は、ぜひビズリーチに登録しておきましょう。

辞めたいけど言えない・怖い場合の上手な伝え方

辞めたいけど言えない・怖い場合の上手な伝え方

仕事を辞める決意は固まっているものの、辞めると言えない人もいるでしょう。

上司が怖くて言えない場合や、自分の今後が不安で言えない場合など、さまざまな理由があるはずです。

マイナビ転職」のアンケートによると、言い出せない理由として以下が挙げられます。

マイナビ転職アンケート結果
(引用元
マイナビ転職

ここでは、仕事を辞める意思をスムーズに伝える方法をご紹介します。

繁忙期を避けて退職の意思を伝える

退職の意思を伝える場合、基本的には上司の手が空いているタイミングを見計らうことが大切です。

決算や年度末などの業務が立て込んでいる時期に退職を伝えると、「こんな忙しいときに何を考えているんだ」と思われる可能性があります。

時期を問わずつねに忙しい会社なら伝えるタイミングは自分次第ですが、特別に忙しい時期があるなら、繁忙期は避けた方が良いでしょう。

退職の意思を伝えるなら避けたいタイミング

  • 決算・年度末などの繁忙期
  • セール・キャンペーンなどの繁忙期
  • 新入社員・人事異動などがある時期

退職時には業務の引継ぎも必要になるため、繁忙期では十分な引継ぎができない場合もあります。

お世話になった会社に迷惑をかけないためにも、繁忙期を避けて退職の意思を伝えましょう。

人事異動を検討する時期や、部署異動の後に転職するのもおすすめできません。

人事異動では会社全体の人員調整を行うため、退職者が出ると人事異動について検討しなおす必要が出てくるからです。

また、部署異動をして指導係から仕事を教えてもらった後に退職すると、今まで指導した時間が無駄になってしまいます。

自分の仕事に責任を持ち、会社に迷惑がかからないタイミングで退職を伝えるようにしましょう。

前向きな退職理由を伝える

辞めたいと言いづらい場合は、前向きな転職理由に変換して伝えるのがおすすめです。

人間関係や激務の常態化など、会社に問題があって辞める場合は、退職理由をストレートに伝えるのは避けましょう。

いくら会社に問題があっても、会社の悪口を言ってしまうと、上司や同僚からの印象が悪くなります。

ネガティブな退職理由を前向きな理由に替えるなら、以下の例を参考にしてみてください。

前向きな退職理由の例

  • 上司のパワハラに耐えられないので辞めたい
    ⇒親戚の家業を手伝うことになったので辞めたい
    (強い引き留めにあう可能性があるため、引き留めにくい理由に)
  • 給料が安いから辞めたい
    ⇒別にやりたい仕事が見つかったので辞めたい
    (言い換えが見つからない場合は「やりたい仕事」が無難)
  • 残業が多すぎるから辞めたい
    ⇒スキルアップ・自分の実力を試すために別の会社に転職したい
    高い意識を持って辞めることをアピール)

なかには、お世話になった先輩や上司もいるはずなので、できるだけ円満退職できるように伝えましょう。

「最後だから人間関係が壊れても問題ない」と考える人もいますが、何らかのつながりで再会したときに仕事に支障をきたす恐れがあります。

どんなに嫌いな上司であっても、会社にまったく恩を感じていなくても、できるだけ前向きな退職理由を伝えることが大切です。

人手不足の会社なら引き留めにくい明確な理由を伝える

人手不足の会社の場合、社員が減ると業務が回らなくなる恐れがあるため、引き留められる可能性があります。

また、「忙しいときに自分だけ辞めるなんて…」と、後ろめたい気持ちになる人もいるでしょう。

心優しく意志の弱い人は、上司に引き留められると退職を思い直してしまう場合もあります。

退職せずに円満に働き続けられるなら、もちろん辞めない方が良いですが、会社に留まることで支障がある場合には、引き留めを回避することが大切です。

上司の引き留めを回避するには、引き留めにくくなるような明確な退職理由を準備しておくと良いでしょう。

引き留めにくい明確な理由の例

  • 転職先が決まった
  • 新しい仕事にチャレンジしたくなった
  • 資格取得のためにスクールに通うことにした

「転職先がすでに決まっている」「やりたい仕事ができた」など、前向きかつ明確な理由であれば、上司も引き留めづらいはずです。

嘘の理由ではバレる可能性がありますが、できるだけ事実に近い理由にすれば、上司に突っ込まれても話題を広げられるでしょう。

次が決るか不安・お金がないなら転職先を探してから伝える

会社を辞める決意は固まっているものの、次の転職先が決まるか不安で、辞めると言い出せない場合もあるでしょう。

退職すれば給料がストップするため、生活費がなくなる不安を抱えながら転職活動をするのは精神的にも良くありません。

お金がなくなる不安があるなら、在職中に転職先を探し、次が決まってから退職を申し出るのがおすすめです。

在職中に転職活動をすれば、ブランクがなく次の会社へ行けるため、キャリア形成の面でみても安心でしょう。

しかし、在職中は忙しくて転職活動に時間を割くのが難しいため、転職エージェントを活用するのがおすすめです。

在職中の転職活動なら転職エージェントを利用しよう!

在職中の転職活動をスムーズに進めたいなら、転職エージェントの利用がおすすめです。

転職エージェントを利用すると、希望に合った求人を紹介してくれるうえ、面接対策などの転職サポートもしてくれます。

ほとんどの転職エージェントは無料でサポートを受けられるので、転職先を決めてから退職したい人はぜひ利用してみましょう。

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【退職手続きの手順】スムーズに退職するための準備と辞め方

【退職手続きの手順】スムーズに退職するための準備と辞め方

円満退職するためには、勤務先の就業規則を確認しておくことが大切です。

不要なトラブルを避けるためにも、必ず就業規則を理解したうえで退職手続きを進めましょう

ここでは、会社を退職する際の一般的な手順を詳しく解説します。

退職手続きの手順

【手順1】退職プランを立てる(3ヶ月〜半年前)

まずは、退職までのスケジュールを立てるために就業規則をチェックしましょう。

法律では、会社に退職する意思を伝えてから2週間経てば、退職できることになっています。

しかし、それは民法上のルールであり、会社に迷惑をかけないように退職するためには、計画的に退職手続きを進めることが大切です。

会社を辞めるなら、2〜3ヶ月くらいの余裕をもって計画を立てましょう

【退職までの参考プラン】

時期備考
1退職プランを立てる3ヶ月〜半年前転職先探しを始める
2退職の意思を伝える1〜2ヶ月前まず直属の上司に伝える
3退職交渉1ヶ月半〜1ヶ月前交渉後も2~3日に一度進捗を確認
4退職届を出す1ヶ月前提出時期は就業規則による
5引き継ぎと挨拶1ヶ月前〜当日必要に応じて後任者も連れて挨拶

【手順2】退職の意思を伝える(1〜2ヶ月前)

退職予定日が決まったら、まずは直属の上司に退職の意思を口頭で伝えましょう。

最適なタイミングは会社の就業規則によって異なりますが、退職の1〜2ヶ月前を目安にしてください。

最初に伝える相手は、必ず直属の上司であることが重要です。

直属の上司以外に伝えると、「自分の部下の大事な話なのに、自分には報告がなかった」と信頼を失う可能性があります。

たとえ直属の上司が原因で会社を辞めたい場合でも、組織のしくみを理解して行動しましょう。

【手順3】退職交渉(1ヶ月半〜1ヶ月前)

直属の上司に退職を切り出した後、さらに上の上司や人事担当者を交えて退職交渉に入ります。

退職交渉とは、退職する意思を伝えてOKをもらうことです。

退職交渉の際は、以下の点に注意しましょう。

退職交渉時の注意点

  • 次の会社名は無闇に明かさない
    引き抜きだと勘違いされ、辞める会社から次の会社へクレームが入る可能性がある
  • 退職日と最終出社日をはっきり伝える
    いつまでに引き継ぎをするか、退社後の計画も立てやすくなる
  • 口頭で伝えた内容はメールでも送付
    「言った言わない」をなくすため。口約束ではなく、証拠を残すことが大切

なお、退職交渉は1日で終わるわけではなく、直属の上司の次は上司の上司、さらにはその上と続く場合もあることを認識しておきましょう。

【手順4】退職届を提出(1ヶ月前)

退職交渉が無事終了したら、退職届を提出します。

この際、必ず就業規則を確認し、退職希望日の何ヶ月前までに提出しなければいけないかチェックしておきましょう。

退職するときに上司に提出する書類には「退職願」「退職届」「辞表」がありますが、違いがわからない場合は以下を参考にしてみてください。

【退職に関する書類の特徴】

特徴
退職願
  • 「会社を辞めたい」という意思を願い出るための書類
  • この時点では会社から退職を承諾されていない
退職届
  • 会社から退職が承諾されあとに届け出る書類
  • いきなり提出するのはトラブルの元になる
辞表
  • 社長や取締役などが辞める意思を表明するための書類
  • 辞表の提出後、一般社員として勤務する場合もある
  • 公務員は該当するが、一般企業の会社員は提出する必要なし

会社を退職したい場合は、まずは「退職願」を提出します。

退職願には、退職希望日を記載すると強い意思が伝わりやすいでしょう。

ただし、会社によっては口頭で申し出るだけでもOK(退職願は不要)なので、就業規則を確認しておきましょう。

退職が承認されたら、業務内容を考慮したうえで上司と話し合い、正式な退職日を決めます。

そして、退職日の2週間前までに「退職届」を提出しましょう。

万が一、提出後に受理されなかった場合でも、提出から2週間経過すれば民法627条の定めにより退職することは可能です(参照:民法|e-Gov法令検索)。

ただし、「退職届を出して2週間で辞める」というのはかなり強引な方法のため、できれば1ヶ月は余裕を持って退職を進めていきましょう。

【手順5】引き継ぎと有給休暇の消化(1ヶ月前〜当日)

無事に退職することが決まれば、業務の引き継ぎと有給休暇の消化を行います

引き継ぎのポイント

  • 後任者が決まっているなら退職1〜2週間前から一緒に作業しておくのがおすすめ
    (引き継ぎ書だけでは、初めて作業する人にはわからないことが出てくる可能性があるため)
  • 社内・社外の関係者へのあいさつには、必要に応じて後任者を連れて行く
    (社外の場合は、自分が辞めた後も問題なく仕事が進むことを伝えて安心させる。時間が厳しい場合は、あいさつのメールを送る)

有給休暇を消化するのは、引き継ぎとあいさつ回りが終わってからにしましょう。

また、勤務最終日は早めに出勤して、以下のことを行いましょう。

最終日に行うこと

  • 机やロッカーの清掃
  • 忘れ物がないかチェック
  • 当日まで使用している会社の備品(携帯・パソコン・カードキー)などの返却

最終日は、社内でお世話になった方々にあいさつ回りをします。

退職したとしても、またどこかで一緒に仕事をする可能性もあるので、良好な人間関係を保つためにもしっかりあいさつしておきましょう。

あいさつ時には、お菓子など手土産を持参するとあいさつのきっかけを作りやすいです。

会社を辞めたいなら在職中に転職エージェントに相談しよう

会社を辞めたいなら在職中に転職エージェントに相談しよう

退職後すぐに転職したいなら、退職手続きと並行して転職活動を始めましょう

万が一退職を引き留められても、転職先が決まっていればスムーズに退職できます。

しかし、在職中は仕事が忙しくて転職活動の時間を十分に取れない可能性があるため、転職エージェントを利用しましょう。

転職エージェントは、キャリア相談をはじめ、求人紹介や面接対策などの転職サポートをしてくれるサービスです。

ここでは、転職サポートに定評のある転職エージェントを3社ご紹介します。

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未経験業界への転職に強い「ハタラクティブ」

ハタラクティブ
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ハタラクティブ

ハタラクティブ」は、未経験業界への転職に強い転職エージェントです。

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キャリアアップを目指すなら「ビズリーチ」

ビズリーチ
(引用元
ビズリーチ

ビズリーチ」は、キャリアアップを目指す人におすすめの転職サービスです。

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企業に属さないで働く「フリーランス」という道もある

「会社に属して働くことが苦手」という人は、フリーランスとして働く選択肢もあります。

在宅でできる仕事なら、ほとんど人に会わずに仕事ができ、就業時間を自分でコントロールできる職種も多いです。

また、在宅ワークなら、どこの土地でも働けるというメリットがあります。

在宅でできるフリーランスの仕事の一例は、以下のとおりです。

フリーランスとして在宅でできる仕事の一例

  • Webデザイナー
  • プログラマー
  • Webライター
  • 翻訳
  • データ入力
  • 作曲・動画作成 など

「Webライター」や「データ入力」は、未経験可の求人も多いです。

求人サイトで検索する方法もありますが、クラウドソーシングサイトの「ランサーズ」や「クラウドワークス」を活用すると仕事を見つけやすいでしょう。

まとめ

仕事を辞めたい理由は人によって異なりますが、現状に不満や悩みがあるなら一刻も早く解決しましょう。

辞めるべきかどうかを判断するためには、「仕事を辞めたい理由」と「辞めた場合のメリット・デメリット」を整理することが大切です。

その結果、「辞めるメリットのほうが大きい」「仕事を辞めることで現在の悩みが解決する」という場合は、退職・転職に踏み出すことをおすすめします

どうしても自分で判断できない場合は、以下の転職エージェントを活用してアドバイスをもらうと良いでしょう。

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  • 「転職サイト・転職エージェント」両方の機能がある
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ハタラクティブ
  • 未経験可の求人が多い
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  • スキルに自信がある人におすすめ
ナビナビ

丸井さん

「仕事を辞めたい」と思う原因となっている現状の課題や不満が転職をすれば解決するのか?
それを知るためには、転職エージェントで相談することもひとつの手段です。
自分が現在置かれている状況や悩みを話し、他業界や他社の話、求人情報を聞くだけで視野が広がります。
自分の会社や今の状況が正常なのか異常なのか、客観的な意見を聞くことも、色々な会社の状況や働き方を知っている転職エージェントのアドバイザーに相談するメリットと言えます。
その上で、辞めるか転職するかを考える判断材料としてもよいでしょう。

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この記事は有料職業紹介許可番号:23-ユ-302788)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社エイチームライフデザインが制作しています。

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