「仕事辞めたい」会社を辞める判断基準やつらい仕事への対処法を解説

仕事を辞めたい!退職の判断ポイントと対処法
転職

2022-06-22

「会社の人間関係がつらい…」「給料が安い」「仕事が合っていない」

仕事をしていると辛いことも多く、会社で受けるストレスが原因で「仕事を辞めたい…」と思っている人は多いです。

しかし辞めたいと思っている気持ちが甘えなのか、本当に仕事を辞めるべきなのか判断できず、ズルズルと仕事を続けてしまうケースも多いでしょう。

本記事では、仕事を辞めたいと思っている人に向けて、主に下記の内容を紹介します。

【記事の概要】

・仕事を辞めるべきか判断する方法

・退職すべきケース/退職しないほうが良いケース

・会社を辞める前にすべきこと

・つらい仕事を続ける場合に試して欲しい対処法

後から後悔しないために、本当に仕事を辞めるべきなのか、しっかりと考えて正しい判断・対処をしましょう

目次

仕事を辞めたい理由ランキング!トップは人間関係

株式会社ビズヒッツが2020年に1000名を対象に実施した「会社を辞めたい理由アンケート」による会社を辞めたい理由ランキング(上位8位)は下記のとおりです。

順位理由人数
1職場の人間関係が辛い206
2理不尽な扱いを受ける188
3残業や休日出勤が多い131
 4給料が安い 104
 5上司や先輩が厳しい 60
 6仕事が上手くいかない 55
 7頑張っても評価してもらえない 50
 8やりがいがない|向いていない仕事をしている 41

(参考:会社を辞めたい理由|BizHits

人間関係に関する問題と待遇面に不満を持っている人が多いことが分かります。

本章では、多くの人が「仕事を辞めたい」と思う理由について、当人が置かれている状況や心理状態をさらに詳しく見ていきます。

職場の人間関係が辛い

退職理由のトップになっているように、職場の人間関係について悩んでいる人は多いです。

どんなに好きな仕事でも、職場の人間関係が悪ければ働き続けることが辛くなり、体調を崩しかねません。

「上司や先輩との関係に悩んでいる」「気の合わない人がいる」「いじめられて孤立している」など状況はさまざま。

人間関係に悩む理由はいろいろありますが、仕事を辞めたい原因となるケースが多いです。

理不尽な扱いを受ける

会社で理不尽な扱いを受けることにより、仕事を辞めたくなる人もいます

自分が悪くないにも関わらず、「怒られる」「謝罪をしなければならない」という状況は、とてもストレスが溜まるからです。

理不尽なことをしてくる相手が同僚や後輩ならまだしも、上司に理不尽な行為をされてしまうと、こちらからは反論しづらいもの。

そのため、仕事を辞めたいと思ってしまうのも仕方ありません。

残業や休日出勤が多い

「残業や休日出勤が多い」といった、タイトすぎる勤務を強いられることも、会社を辞めたくなる主な原因の1つです。

厚生労働省の働き方改革「時間外労働の上限規制」などにより残業を減らす動きはあるものの、まだ全ての企業に浸透しているわけではありません。

会社によっては、仕事が終わらなければサービス残業を強いられることすらあります。

サービス残業や仕事を家に持ち帰ることが常習化してくると、体力だけでなく心まですり減ってしまうでしょう。

給料が安い

給料が安いと、働くモチベーションにも影響してしまい「辞めたい」と思ってしまうのは当然です。

給料は会社からの評価そのものと言えるからです。

給料が高いということは「会社からの期待値が高い」ということ。

プレッシャーが大きい反面、やりがいを感じ、モチベーションもアップします。

しかし給料が安いと会社からの期待を感じられず、モチベーションは下がる一方です。

しかも現在は、不況のあおりを受け「ボーナスがカットされた」「給料が減らされた」という人も増えています。

頑張りに見合わない給料しかもらえないのであれば、やる気がなくなり、辞めたいと思う人が出てくるのは当然でしょう。

上司や先輩が厳しい

上司や先輩が厳しかったり、性格が合わなかったりすると「仕事を辞めたい」と感じてしまう人がいます。

厳しい指導をされても正論であれば理解できますが、「ただ怒鳴るだけ」「罪をなすりつけてくる」といった困った上司や先輩もいます。

しかし自分が弱い立場にいると、言い返すことができません。

結果、ストレスが溜まって辞めたくなってしまう人がいます。

仕事が上手くいかない

仕事が上手くいかないのも、仕事を辞めたくなる良くある原因の1つ。

社会人になると1日の大半を仕事に費やすもの。

大半の時間を消費する仕事が上手くいかなかったり、ミスを連発して周囲に迷惑をかけたりしてしまうと、自己防衛の気持ちから「辞めたい」「この場所を去りたい」と思ってしまいます。

また、会社のリアルな方針や社風は入社してから分かることが多いため、周囲と馴染めず仕事がうまくいかなくなり、辞めたくなる人もいます

会社がこれからどう事業を展開していくのか、逆に縮小していくのかは、末端の社員はなかなか知ることができません。

また、体育会系の社風に馴染めず悩んでしまう人も多いです。

そのため、やりたい仕事なのに会社のやり方に馴染めず、辞めたいと考えてしまうのです。

頑張っても評価してもらえない

仕事を頑張っても評価してもらえなければ、モチベーションが上がらず、辞めたくなってしまいます。

残念ながら日本の企業では、仕事で成果を上げても給料に反映されないケースが多いです。

年功序列(勤務年数や年齢で給料が上がる仕組み)を採用している企業が多いからです。

それに対し、外資系の企業などでは個人の能力や成果に応じて給料が変わる「成果主義」を採用しています。

年功序列の会社では、真面目に仕事をしている人も、ダラダラ仕事をしている人も、評価は変わりません。

どんなに頑張っても評価されないため、仕事を頑張っている人はモチベーションが下がってしまいます。

モチベーションが下がることで「このままこの会社で働いても意味がない」と考えてしまう人もいるでしょう。

やりがいがない|向いていない仕事をしている

自分に向いていない仕事をしていると、思うように仕事がはかどらず、うまくいかないことが増えます

人にはそれぞれ得意不得意があります。

向いていない仕事をしていると、やりがいを感じることもできず、仕事を辞めたいと思ってしまうでしょう。

仕事を辞める?続ける?判断するための3ステップ

仕事を辞めたいと思っていても「本当に辞めて良いのか?」と悩み、二の足を踏む人は多いです。

仕事選びには今後の人生がかかっているので「やっぱり退職しなければ良かった」といった失敗は避けたいもの

本章では、仕事を辞めるべきか・辞めないべきかを冷静に分析、判断する方法を紹介します。

仕事を辞めるべきか判断する方法

なお、就職した会社がブラック企業であるならば、深く考えずに早急に退職するべきです。

勤め先がブラック企業だった場合についても、本章最後の補足で解説します。

ステップ1.状況を書き出して頭を整理する

まずは「仕事を辞めたい理由」「辞めた場合のメリット・デメリット」「辞めない場合のメリット・デメリット」の3つを書き出してみましょう。

言語化することで、現在の状況を冷静に分析することが可能になります。

◆ 仕事を辞めたい理由を書き出す

まず第一に、自分がなぜ仕事が辞めたいかを知る必要があります。

辞めたい理由を「人間関係が辛い」「能力不足で周囲に迷惑をかけている」など、思いつく限り書き出してみましょう。

辞めたい理由を書き出すと、辞めるか辞めないかの判断材料にできるほか、ストレスを軽減する心理療法としての効果も期待できます。

(※参考:「書くこと」の心理的効果と感謝の気持ちを伝えるメリット|医療法人社団 平成医会

◆ 辞めた場合のメリット・デメリットを書き出す

次は、辞めた場合のメリットとデメリットを書き出してみましょう。

辞める場合のメリットは、なんといっても現在の仕事の悩みから開放されることでしょう。

そのため、「嫌いな上司に会わなくてすむ」「サービス残業から解放される」など、メリットは人によって異なってきます。

デメリットは「収入が途絶える」「再び就職活動をしなければならなくなる」といったものが挙げられるでしょう。

◆ 辞めない場合のメリット・デメリットを書き出す

さらに、辞めない場合のメリットとデメリットにも着目します。

辞めない場合のメリットは、「収入が途絶えないですむ」ことです。

デメリットは、「嫌な人間関係」「サービス残業」といった自分の不満が解消されない点でしょう。

ステップ2.メリットとデメリットを比較する

次に、「辞める場合・辞めない場合」それぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。

比較する目的は、下記2つの要点を分析するためです。

  • 辞めた場合のメリットは、辞めない場合のメリットより大きい?
  • 辞めた場合のデメリットは、辞めない場合のデメリットより小さい?

それぞれのメリットとデメリットを比較する時は、「クリティカル・シンキング」を使うと良いです。

リクルートマネジメントソリューションズ」によると、クリティカル・シンキングとは論理的・構造的に思考するパターンのこと。

クリティカル・シンキングを用いることで、主観・感情を抜きにし、物事の本質を見極めることができます。

クリティカル・シンキングを用いた結果、「辞めたらデメリットの方が多い」かつ「辞めない場合はメリットのほうが多い」ケースは、辞めずに続けたほうが良いと考えることができます。

【クリティカル・シンキングを用いた例】
メリットデメリット
辞めた場合
  • 嫌な人間関係をリセットでき
  • サービス残業から開放される
  • 収入がなくなる
  • 職歴に傷がつく
  • またイチから就活をしなければならない
辞めない場合
  • 大変な就職活動をしなくてすむ
  • 仲良くなった同期と仕事を続けられる
  • 嫌な人間関係に耐える必要がある
  • サービス残業を今まで通り我慢する必要がある

※メリットやデメリットの内容は個人によって違いがあります。

ステップ3.「辞めたい理由」も考慮して再度比較する

クリティカルシンキングを用いた結果、辞めるメリットが大きいと判断できた場合でも、退職を即決せずにもう一度熟考すると良いです。

ステップ1で書き出した「仕事を辞めたい理由」が、退職するだけでは解決できないこともあるからです。

例えば、辞めたい理由が「能力不足で上司に怒られてしまう」だった場合。

能力不足のまま退職してしまえば、転職活動で苦戦したり、新しい会社でも同じような辛い思いをしてしまうことが予想されます。

この場合は退職して転職するのではなく、今の会社にいながら努力してスキルアップすることを考えたほうがリスクが少なくすむでしょう。

「辞めるメリットのほうが大きい」「仕事を辞めることで現在の悩みが解決する」の2点がそろった場合は、迷わずに退職・転職に踏み切ると良いでしょう。

なお、スムーズな転職のためには、プロである転職エージェントの力を借りることをおすすめします。

転職エージェントについては、「会社を辞める前にまずは転職エージェントに相談しよう」で解説します。

補足:「辞めるのは甘え」は間違い!ブラック企業なら早々に退職するべき

本章ではこれまで、「仕事を辞めたくなったら即決するのではなく冷静に判断してからのほうが良い」と解説してきました。

しかし、これは勤め先が一般的な会社である時に限ります。

勤め先が「人材を使い捨てにする」「法律を守らない」といったブラック企業の場合は、一時も早く退職することをおすすめします

勤め続けると、心身に悪影響がでる上、洗脳されてしまったり時間や金銭を搾取されてしまう恐れがあるからです。

ブラック企業はすぐ退職するのことが望ましいですが、「退職願いを受け取ってもらえない」「辞めたら損害賠償を請求すると脅される」など、円満退社が難しくなる可能性があります。

そのためブラック企業をスムーズに退職するためには、退職代行サービスを利用すると良いでしょう。

退職代行については「スムーズに退職するには退職代行の利用がおすすめ」で紹介します。

会社を退職すべきケース/退職しないほうが良いケース

「仕事を辞めるメリットもデメリットも両方多い」など、退職するか会社に残るか、最終的な判断が難しいケースもありますよね。

本章では、退職をおすすめする例とおすすめしない例を紹介します。

※退職するかしないかはご自身の状況に応じて冷静に判断してください。

退職をおすすめする例

まず、退職をおすすめする例を紹介します。

「自分が努力しても改善の見込みがない場合」「心身に悪影響が出ている状況」などは、その会社で働き続けるメリットはあまりないでしょう。

それどころか、長く居れば居るほどリスクが大きくなる可能性すらあります。

心身を壊したり自分の人生を棒に振ってしまう前に退職を考えましょう。

◆人間関係に大きな問題がある

職場の人間関係で悩む人は多いですが、「いじめがある」「派閥争いが激化している」など、人間関係の改善が困難である場合は仕事を辞めても良いでしょう。

会社のいじめは「相手に文句を言わせないように上下関係を利用する」など巧妙かつ陰湿で、精神に大きな負担を与えます

また、派閥争いに巻き込まれると業務に支障をきたす恐れもあります。

評判を傷つけるような噂を流されたりすると、仕事上の信頼関係を失うことになりかねません。

また、パワハラやセクハラなどのハラスメントに悩まされている場合、相手が先輩や上司の場合は強く言い返せず、精神的な苦痛が大きくなるでしょう。

ハラスメントで心身の苦痛が大きい場合には、退職を検討すべきです。

◆ 会社が原因でうつ病などを発症した

仕事のことが原因でうつの初期症状が出ているなら、仕事を辞めるべきタイミングといえます。

うつになると回復までに時間がかかってしまう上に、正常な判断ができずに自殺という結果を招いてしまうこともあるからです。

下記のような症状が出ているなら早めに対処する必要があります。

うつ病の症状の一例

  • 抑うつ気分がある
  • 不安・あせりがある
  • 遠くへ行きたい・消えてしまいたいという気持ちになる
  • 興味または喜びが喪失する
  • 意欲の低下・おっくう感がある
  • 自分を責めてしまう
  • 会話や本などの内容が頭に入ってこない
  • 睡眠障害の症状
  • 食欲が減退する
  • 疲労感・倦怠感がある
  • 動悸・息苦しさ・口が渇くなど
  • からだの重さや痛みを感じる

(参考:うつ病とはどんな病気?|うつ病 こころとからだ)

うつの症状には「悲しくなる」「憂うつな気分になる」という落ち込みの症状のほか、イライラしたり、集中力が低下したりする場合もあります。

そのため、治療をせずに仕事を続けると仕事の結果にも影響が出てしまい「自分はなんてダメなやつなんだ」と、さらに落ち込んでしまう可能性もあるでしょう。

色々な危険サインを見逃さずに、「休職して治療をする」など適切な対処をしつつ、転職を視野に入れることをおすすめします。

会社に未来がない|倒産の可能性

会社に倒産の可能性がある場合は、働き続けると危険です。

働いている会社がなくなってしまえば、当然従業員も無収入になってしまうからです。

また、現職でこれ以上のキャリアアップを見込めない・会社にいても自分が望むような未来がないと感じる場合にも、退職を検討して良いでしょう。

たとえば、以下のようなケースです。

退職を検討するべきケース

  • 高度なスキルが身についたのに待遇が変わらない
  • やる気があり努力もしているのに大きなプロジェクトなどを任せてもらえない
  • ルーティン作業ばかりで新しい仕事に取り組めない
  • 「一つの得意先からしか仕事をもらえていない」など会社の将来性に不安がある

向上心がありキャリアアップをしたい人にとっては、成長できない環境は苦痛そのもののはずです。

同じ会社にしがみついたままでいるより、新しい環境に身をおくことで苦痛を解消できるでしょう。

退職をおすすめしない例

「会社を辞めたい」と思う出来事があったとしても、会社の制度を利用するなどして対策ができるのであれば、安易な退職はおすすめしません

具体的に、退職がおすすめできないない例を見ていきましょう。

◆ 結婚

結婚を機に退職を検討する人がいます。

しかし「安定したキャリア形成」「家庭の経済リスク」を考慮すると、あまりおすすめとはいえません。

再び働きたくなったとしても、転職活動を行なわなければならないうえ、今より給与が下がってしまう可能性もあるためです。

なお、結婚相手の片方が生活費に困らない給与をもらっているのであれば、片方は仕事をせず、家事・育児に専念することは可能です。

しかし、万が一リストラや倒産によって職が失われてしまうと、家庭収入がゼロになってしまいます。

昨今の経済状況や(出産予定があるのなら)子供の教育費などのことを考えれば、産休・育休などの制度を活用しながら共働きをするのが無難だと言えるでしょう。

◆ 親の介護

親の介護を理由で退職する人もいます。

しかし、会社の介護休暇を活用したり、ホームヘルパーやデイサービスなどを利用することで、仕事ができる環境を作れるのであれば、退職はおすすめしません。

要介護の段階が上がるにつれて、介護に必要な出費も大きくなるからです。

例えば、要介護者が自分で排尿ができなくなってしまえば、オムツやリハビリパンツの購入が必要になります。

持病があれば病院代も必要ですし、福祉用品のレンタル費用などもかかってきます。

また、親が介護施設に入居するなどして再び働ける状況になったとしても、自分自身が高齢になっていれば再就職の活動は大変です。

出費や再就職のリスクを考えると、介護休暇などを活用しながら働き続けることをおすすめします。

◆ 「何となく働きたくない」など動機が不明確

決定的な理由がないにも関わらず「仕事を辞めたい」と思う時も要注意です。

本当に辞めてしまってから、後悔する人が多いからです。

仕事は給与を得るためだけではなく、スキルアップをしたり、大切な人生経験を積んだりする場所でもあります。

辛いことがないにも関わらず安易に仕事を辞めると、次の職場で少しでも早期離職してしまう、というパターンを繰り返してしまうことになるかもしれません。

その場合、経験もスキルも積み上げることはできず、年齢が上がるにつれて転職は厳しいものになっていくでしょう。

動機が不明確、かつ安易な退職はおすすめできません。

大事なのは自分の心身と生活費の維持

仕事を辞めるか辞めないか最後まで迷うときは、「自分の心身の影響」と「生活費の維持」を天秤にかけて考えましょう。

心身に悪影響がでてしまうのであれば、やがて働くことができなくなってしまう可能性があり、生活費の維持もできなくなってしまいます

また、「介護に専念して親を助けたい」と思ったとしても、最低限の生活費がなければ親を助けるどころか自分自身の生活もできません。

まず第一に「自分自身の心と体」次に「生活費」を念頭に置くと、本当に仕事を辞めるべきか、続けるべきかが見えてくるはずです。

会社を辞める前にやるべきこと一覧

仕事を辞める決意をしたにも関わらず「辞めるために具体的にどういう手続きをすれば良いのかわからない」という人は多いです。

そのため本章では、一般的な退職までの流れを紹介します。

辞める手順はどこの会社でも似ている傾向にあるため、退職希望日から逆算して準備をしておきましょう。

退職願を出す

会社によって異なりますが、退職を希望する1~2ヶ月前には退職願を出すのが一般的です。

「退職するためには書面を提出しなければならない」という法律は存在しないため、退職の意思だけを口頭で上司に伝える方法もありますが、引きとめられたら退職できません。

さらに口頭の場合は「私は聞いていない」と逃げられる恐れがあるので、トラブルを回避するためにも書面で提出することが大切です。

「退職願を受け取っていない」と言われた場合の対策として、会社に提出するものとは別に、コピーを取って自分自身でも保管しておきましょう。

有休を消化する

退職願を提出したら、残っている有給休暇を計算し、消化します。

有休とは会社に半年間在籍し、全労働日の8割以上出勤している人に付与される「年次有給休暇」のことを指します。(参考:年次有給休暇制度|厚生労働省

年度ごとに付与され、消化できなかった有休は2年以内なら次年度に繰り越せる仕組みです。

退職時に有休の消化を求めるのは従業員の正当な権利であり、会社は認めざるを得ません。(参考:en人事のミカタ

有休の消化が認められない場合には、労働局や労働基準監督署に相談してみましょう。

年金や保険の手続きをする

退職する際には、年金や健康保険などの手続きもしておく必要があります

各種手続きに関して簡単に以下にまとめましたので、参考にしてみてください。

退職後の手続き一覧

  • 年金

    次の就職先が決まっていない場合は、退職後14日以内に役所で国民年金に加入手続きをする。

    扶養に入る場合はできるだけ早く扶養者の会社に届けを出す。

    転職先が決まっている場合は、会社の総務で手続きをする。

  • 住民税

    1月から5月の間に退職した場合は残りを退職時に一括で支払う。

    6月から12月の間に退職した場合は、会社に一括で払うか分割にするかを伝えて手続きしてもらう。

    分割の場合は役所に納付する。

  • 所得税

    年内に就職しなかった場合には、翌年確定申告をする。

  • 健康保険

    転職先が決まっている場合は、会社の総務で手続きをする。

    退職する会社の健康保険を任意で継続する場合は、退職から20日以内に所属する健康保険組合か居住地に手続きをする。

    国民健康保険に加入する場合は、退職後14日以内に役所で手続きをする。

    扶養の場合は扶養者の会社で手続きをする。

  • 失業保険の手続き

    退職後は、会社から受け取った離職票を居住地のハローワークに提出する。

    失業保険の手続きをし、求職活動を始める。

いずれの場合も、手続きは自分でしなければいけません。

手続きの期間が過ぎると、受けられるはずだった手当てがもらえなかったりする場合もあるので、早めに手続きをするようにしましょう。

辞め方についてもっと詳しく知りたい人は、『会社の辞め方完全マニュアル!円満に辞める5つの手順を丁寧に解説』をご覧ください。

【参考】辞めづらい方には退職代行がおすすめ

精神的限界が来ているときは、辞める手続きをするのも一苦労。

「どうしても自分で伝えるのは無理そう…」「もう会社の人に会いたくない」という方は、退職代行サービスを利用しましょう。

退職代行ガーディアン」なら、サービスに申し込んだ時点で、退職の手続きを全て代わりに行ってくれるので、会社に一切出向かずに辞めることができます。

「退職代行ガーディアン」は退職成功率100%の実績があるため、ほぼ確実に会社を辞められます。

料金は、業界最安の29,800円(税込)で、追加料金が一切かからない点も安心

「お世話になった会社だし…」と退職代行サービスを利用することに気が引ける気持ちは分かります。

しかし、まずは自分の体調や精神を大切にすることを考え、退職代行を使ってみるのも一つの手段です。

サービス利用者も増えているので、気軽に相談してみることをおすすめします。

「退職代行ガーディアン」の概要

料金29,800円(税込)
追加料金なし
労働組合名東京労働経済組合
対応エリア全国
相談方法LINE・電話
支払方法

クレジットカード
銀行振込


退職代行を使う前の不安を解決!

退職代行を利用するにあたり、まだまだ不安な点もあると思いますので、利用前の気になる疑問点を以下にまとめました。

Q1.退職代行って法的には大丈夫なの?

退職代行サービスは、決して違法なサービスではありません

中には運営元が怪しいサービスもありますが…退職代行ガーディアンは労働組合が運営しているため、法律的な心配はありません。

Q2.就業規則に「○ヶ月前までに報告」とあるけど問題ない?

就業規則に書かれている内容はあくまでも会社が決めたルールであって、法律では2週間前までに退職を伝えれば辞められます。

会社側も、辞める社員の社会保険料などを払うのがもったいないと考え、ほとんどの場合で即日退社を認めてくれます。

もし辞めさせてもらえない場合も、2週間欠勤扱いにして退職できるので、ほとんどのケースで即日退職が可能です。

Q3.会社側から引き止めの連絡はこない?

会社からの連絡は、全て退職代行サービスの担当者が代わりに引き受けてくれます

会社側が退職の引き止めをしてきても、「〇〇さんは体調を崩しており、連絡が難しいようです」というように、状況に応じてうまく話を流してもらえます。

Q4.退職代行に登録した後の流れは?

退職代行に連絡したあとは、次の流れで退職を進めていきます。

退職代行を使った退職の手順

  • 無料相談
  • 料金支払い
  • 退職代行サービスと打ち合わせ(ラインや電話など)
  • あとは退職代行サービスに全てお任せ

退職代行を使えば、会社とのやりとりを全て退職代行サービスが代わりに行ってくれます

自分で行うのは退職届の郵送のみ。詳しいやり方も、全てスタッフが丁寧に教えてくれますよ。

退職代行ガーディアンならば、即日で辞めることもできるので、「今日中に辞めたい」という状況でも退職できます。

40代 男性

40代 男性

こんなに早く辞められるんだ…

正直こんなに早く解決出来るんだ‥と驚きました、私の場合は2日で解決したので今まで退職をしたいと会社側に自分で告げてきた期間は何だったのだろうと呆気に取られてしまいました。

ナビナビ

20代 女性

余計なやりとりがなく辞められた

何より対応が早く、余計なやりとりが何一つなく辞められました。夜中でもきちんと返信が来ましたし、利用者を第一に考えているのがものすごく伝わってきました。退職後も、転職についての心配をしてくださいました。

「会社をバックレたい…」という気持ちで身動きがとれなくなってる人には、きっと救いのサービスになるはずです。

どうしても退職を伝えられずに悩んでいるのなら、相談だけでも試してみてください。

仕事を辞める前に転職エージェントに相談しよう

仕事を辞める前に今の会社で試して欲しいことが、もう一つあります。

それは、会社を辞める前に次の転職先を見つけておくことです。

一刻も早く会社を辞めたい気持ちがあっても、勢いに任せて後先考えずに辞めることはおすすめできません

「仕事を辞めたら生きていけない…」という状況を避けるためにも、まずは転職エージェントなどを利用して、在職中にじっくり求人探しを始めておきましょう。

転職エージェントは沢山存在しますが、特におすすめしたいのが「doda」です。

注意

体調に問題がある場合や、会社内のいじめに悩まされている場合は、まずは会社から距離をおくことを優先してください。

求人数の多さで選ぶなら『doda』

(参照:doda登録ページ

doda」は、業界トップップクラスの求人数を保有している転職エージェントです。

業界・職種問わず、希望に合わせて幅広く求人紹介してもらえるのが強みです。

また、豊富な求人数以外にも、コンサルタントの質が全体的に高く、転職のサポートが手厚いことに定評があります(転職者満足度No.1)。

履歴書・職務経歴書などの添削や面接対策にも親身に対応してくれるため、初めて転職する方も安心です。

サポートを受けずに求人チェックだけでの利用もでき、適性年収がわかる「年収査定」のコンテンツなどもあるので、今すぐ転職しない方も無料登録しておきましょう。

doda|基本情報(21年12月時点)

公開求人数約109,400件
非公開求人数約37,200件
対応地域全国対応
料金すべて無料
解説記事doda(デューダ)って実際どうなの?気になる評判と利用前の注意点|口コミ一覧あり
簡単!3分で無料登録
doda公式サイトはこちら

企業に属さないで働く「フリーランス」という道もある

「会社に属して働くことが苦手」という方は、フリーランスとして働く道もあります。

ネット環境を利用した仕事なら、ほとんど人に会わずに仕事をすることが可能なうえ、就業時間を自分でコントロールできる職種も多いです。

また、在宅で働ける仕事であれば、コロナなどに感染するリスクも減らすことができます

フリーランスとして在宅でできる仕事の例は以下のとおりです。

フリーランスとして在宅でできる仕事

  • Webデザイナー
  • プログラマー
  • Webライター
  • 翻訳
  • データ入力
  • 作曲・動画作成 など

「Webライター」や「データ入力」であれば、未経験可の求人も多いです。

ご興味がある方は、求人サイトで検索してみるほか、クラウドソーシングサイトの「ランサーズ」「クラウドワークス」を見て見ると、仕事を見つけやすいでしょう。

仕事を続ける場合に試して欲しい対処法

「仕事を辞めたい…つらい…。」と思いながらも、今の仕事を続ける選択をする人も多いでしょう。

本章では、辛くても働き続けなければならない人に向けて、負担を軽減させる方法を紹介します。

①考え方や取り組み方を変える

2018年の「リクナビNEXTジャーナル」では、嫌いな仕事を好きになる方法として、「嫌な仕事をゲームに見立てて攻略する」方法が紹介されていました。

つまり、嫌な仕事を「敵」に見立てて、それに対して攻撃をしかけるイメージで仕事をこなしていくのです。

敵を全滅させればクリア、つまり、仕事のプロジェクトが完成しています。

ゲームは難しければ難しいほどやりがいがあるため、のめりこむ人が多いです。

そのため仕事をゲームに見立てて、効果的な「攻略法」を探すことができるようになれば、嫌な仕事を好きになれる可能性も出てくるでしょう。

②「向き・不向き」を気にしすぎない

仕事でミスを連発したり怒られることが続くと、「自分はこの仕事に向いていないかもしれない」と悩み、仕事を辞めたくなる人もいるでしょう。

しかし、向いているかどうかを気にしすぎることは良くありません。

最初は向いていないと思っていても、数年スパンで仕事を続けることができれば、自分が仕事にあわせられるようになり、気づかないうちに仕事に必要なスキルが身に付いている可能性があるからです。

例えば、オバマ元大統領も訪れた有名寿司店「すきやばし次郎」を開店した小野二郎さんは、最初から技術が高かったわけではなく、しかも自らすすんで料理の仕事をはじめたわけではありません。

家庭の事情で七歳から地元の料亭で働かなければならず、しかも不器用だったため、当時は毎日怒られながら仕事をしていたということです。(参考:プロフェッショナル仕事の流儀|NHK

しかし現在は、世界的に有名な寿司職人になっています。

そのため、あなたも仕事を続けようと思っているのなら「向いていないかもしれない」とネガティブにならないことも大切です。

③業務改善で労働時間を短縮

長時間労働が続くなら、できるだけ時間内に仕事を終わらせる努力をしてみるのがおすすめです。

いつもの仕事を効率化してこなせば、残業せずに定時で帰ることもできます

責任を持って自分の仕事を終わらせれば、早く帰っても同僚や上司から文句を言われることはないでしょう。

プライベートを楽しむ余裕もでき、心と体を休める時間が増えます。

④スキルアップして給与を上げる

現在の給与に不満があるなら、給与が高くなる努力をするのがもっとも合理的です。

会社が求めるレベルまでスキルアップすれば、会社はあなたの給与を高くするメリットを感じます

つまり、スキルアップすれば昇給交渉も可能になるため、仕事を辞めたいという気持ちはなくなるはずです。

また、会社によっては資格手当などを設けて、スキルが高い人の待遇を厚くしています。

どのような努力をすれば給与アップに繋がるか、就業規則などを一度見直してみるのも良いでしょう。

⑤人間関係を改善する

「上司や先輩と上手くいかない」「同僚に気の合わない人がいる」という不満については、部署異動を願い出るのがおすすめです。

直属の上司に異動願を出しづらいなら、人事部に直接相談しても良いでしょう。

直属の上司との関係が悪い場合は、そのさらに上役に相談してみるのもおすすめです。

現状がどうなのかを伝え、ほかの部署に異動したい旨を話してみましょう。

新しい環境で新しい仕事にチャレンジすれば、気持ちの切り替えができて頑張る意欲が湧いてくるはずです。

また、人間関係の問題は、相手だけではなく自分にも原因があったり、たまたま意見がすれ違ってしまったりと、原因はさまざま。

苦手だと思っている人でも、自分から歩み寄ってみることで仲良くなれる場合もあるため、まずは会話することから始めてみましょう。

⑥社外の友人や家族に相談する

仕事や会社の悩みを、社内の上司や同僚ではなく、社外の友人や家族に相談してみるのも良いでしょう。

当事者ではない人からの視点で意見をもらったほうが、自分では気づかなかった問題点や解決策が見つかる場合があります。

ただし、「仕事を辞めたい」という相談はとてもデリケートな問題でもあるため、相談をされた側が困惑してしまう可能性があります。

そのため仕事を辞めたいという相談をする場合は、本当に信頼できる人を選ぶことが大切です。

⑦カウンセラーや専門家に相談する

周りに心配をかけたくない、詳しく知られたくないという場合には、カウンセラーや専門医に相談する方法もあります。

会社に産業カウンセラーが常駐している企業も増えていますし、心療内科を受診すれば気軽に相談できます。

しかし、会社のカウンセラーに相談すると会社の人に知られてしまう不安があったり、近くに心療内科がなかったりという問題がある人もいるでしょう。

そんな時は、「こころの耳」へ相談してみてください。

こころの耳では「疲労蓄積度セルフチェック」や「メール相談」ができ、セルフケアの方法を学ぶことができます。

また、地域の相談窓口の情報も得られるので、一人で悩まずにまずは相談してみましょう。

⑧思い切って休む

毎日残業ばかりで長時間労働が続いているなら、体の疲労を回復させることが何よりも先決です。

体が元気でなければ精一杯働けないため、たまには休暇を取ってじっくり体を休ませましょう

また、休暇を取れば一時的にでも職場の悩みから解放されるため、心の癒しにも繋がります。

ゆっくり心と体を休ませたら、悩みが軽減されてやる気が湧いてくる可能性があります。

有休を取ってゆっくり休んでも体調が回復しない場合には、休職も考えてみましょう

会社に所属した状態で休職すれば、給料の一部が支給され、年金や健康保険も継続できます。

将来的には転職するとしても、すぐに辞めるのではなくまずは休職するのがおすすめです。

心と体を休ませて療養し、時間をかけて今後のことをじっくり考えてみましょう。

【補足】診断ツールに無料登録して自分を見つめ直そう

今の仕事を辞めたいけど、自分には何ができるのか分からない、と辞めるのを我慢していませんか?

真面目すぎて「辞めると周りに迷惑がかかる」と自分の気持ちを押し込んでしまう人もいることでしょう。

何が原因で行き詰まっているのか、また、自分の性格を客観的に知るには、自己分析が効果的です。

自分自身で自己分析を行うのは難しいですが、リクナビが提供している「グッドポイント診断」なら簡単にできます。

診断をするには、293問の質問に答える必要があり、所要時間は30分ほど。

その結果、自分にどんな強みがあるのか、18種類の中から5つを判断して教えてもらえます。

提出書類や面接時に「あなたの強みは何ですか?」と聞かれることが多いので、知っておくといろいろな場所で活用できます。

自分では思ってもいなかったような強みが見つかる場合もあるため、ぜひ試してみてください。

診断を受けるには、「リクナビNEXT」の会員登録が必要です。

無料で登録、診断後に簡単に退会できますので、気軽に診断してみましょう。

無料登録して診断しよう!
グッドポイント診断公式サイトはこちら

まとめ

仕事を辞めたい理由は人によってさまざまですが、現状に対する不満や悩みを抱えているなら一刻も早く解決することが大切です。

まずは「仕事を辞めたい理由」「辞めた場合のメリット・デメリット」「辞めない場合のメリット・デメリット」の3つを書き出し、現在の状況を整理してみましょう。

「辞めるとデメリットのほうが多い」「退職・転職しても問題が解決しない」という場合などは、退職はおすすめしません。

退職をしたほうが良い例としないほうが良い例は下記のとおりです。

【退職をおすすめする例】

  • 人間関係に大きな問題がある
  • 会社が原因でうつ病などを発症した
  • 会社に未来がない|倒産の可能性

【退職をおすすめしない例】

  • 結婚
  • 親の介護
  • 「何となく働きたくない」など動機が不明確

※状況には個人差があるため、実際に退職するかしないかはご自身の状況を冷静に分析してからにしてください。

なお、退職をしないで働き続ける場合は下記の対策を取ると有効です。

  • 考え方や取り組み方を変える
  • 「向き・不向き」を気にしすぎない
  • 業務改善で労働時間を短縮
  • スキルアップして給与を上げる
  • 人間関係を改善する
  • 社外の友人や家族に相談する
  • カウンセラーや専門家に相談する
  • 思い切って休む

「転職のプロに転職活動のサポートをしてもらいたい」「退職手続きを自分でする余力がない」という場合などは、本記事で紹介したサービスをぜひご活用ください。

本記事で紹介している
サービス
特徴
doda転職者満足度No.1
グッドポイント診断本格的な自己分析ツール【無料診断】
退職代行ガーディアンあなたの代わりに退職を代行してくれる

人生の選択肢を決めるのは自分自身。

後悔しない人生を歩むためにも、信頼できる人に相談したりして一人で抱え込まないようにしましょう。

この記事が、「仕事を辞めたい」と悩む人のお役に立てば幸いです。

関連記事