女性の転職って実際どう?悩んだ時に確認しておきたい転職活動の全知識
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転職には、さまざまな不安が付きものです。
特に女性の場合は、結婚や出産などの事情から、「転職したいけど後で困らないかな…」と悩んでしまう方も少なくありません。
厚生労働省の調査によれば、令和2年の1年間に約367万人の女性が離職しています。
女性の離職者(令和2年)
- 一般労働者:171万4,300人
- パートタイム労働者:195万2,300人
(参照:令和3年雇用動向調査結果|厚生労働省)
また、同調査によれば、女性の転職理由は「結婚・出産・育児」よりも「労働条件や給与の少なさ」に対する不満が多い傾向にあり、多くの女性が労働環境を改善するために転職していることが分かります。
本記事では、女性のリアルな転職事情や、転職で後悔しないためのポイントを詳しく解説します。
転職するべきかどうかの判断基準についても解説するので、ぜひ転職活動の参考にしてください。
悩んだらまずは「転職エージェント」への相談がおすすめ!
女性の転職を成功させるためには、女性の気持ちや事情を理解してくれる転職エージェントの利用がおすすめです。
- (引用元
- パソナキャリア)
女性の転職に強い転職エージェントを利用すれば、結婚や出産・育児といったライフイベントを考慮した現実的なキャリアプランが立てられるようになります。
おすすめの転職エージェントは、女性の立場に寄り添ったサポートに定評のある「パソナキャリア」です。
また、幅広い年代に対応している「リクルートエージェント」や、IT・営業職の求人が充実している「type女性の転職エージェント」などの利用もおすすめします。
転職すべきかどうか悩んだら、まずは気軽に転職エージェントに相談するところから始めてみましょう。
キャリアカウンセラー / 株式会社キャリエーラ
監修者藤井佐和子さん
JCDA認定CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)、EQGA公認EQトレーナー、大阪商工会議所主催 メンタルヘルス・マネジメント取得などの資格を保有するキャリアアドバイザー・ダイバーシティコンサルタント。
株式会社インテリジェンス(現・パーソルキャリア株式会社)にて8年間勤務。その後独立し、個人向けキャリアカウンセリングやダイバーシティの研修・講演を手掛ける株式会社キャリエーラを立ち上げ、フリーのコンサルタントとして延べ17,000人以上のキャリアカウンセリング。大学の非常勤講師としてキャリア教育や就職指導を行うほか、数多くの企業・幅広い業界で年間200日以上の講演、キャリアセミナーを実施。
▼著書
藤井佐和子さんの著者ページ
受かる人はここが違う!履歴書・職務経歴書 採用される書き方
受かる人はここが違う!転職面接 採用を勝ち取る技術
どんな職場でも求められる人になるためにいますぐはじめる47のこと
「あなたには、ずっといてほしい」と会社で言われるために、いますぐはじめる45のこと
大学選びをはじめからていねいに【改訂版】
女性の転職・再就職パーフェクトガイド(新星出版社)
これで採用!!転職完全サポートブック(新星出版社)
朝、会社に行ける自分養成講座(ソーテック社)
10パーセント脱力生活 ココロ篇(NHK出版)
伝え上手で、キャリア・アップ! 働く女性のハッピー法則(リヨン社)
履歴書・職務経歴書の書き方 完全サポートブック(新星出版社)
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女性社員に支持されるできる上司の働き方(WAVE出版)
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産休・育休中の不安がスーッと解消される がんばりすぎないお仕事復帰BOOK
▼コラム執筆
日経woman連載
企業・個人を豊かにするキャリアデザインの考え方
▼セミナー・イベント・講演出演
女性管理職のスキルアップ講座(東京都産業労働局)2022年10月18日
女性リーダー育成のステップ(ダイバーシティ研究会)2021年6月18日
リケジョ100人 サンデーモーニング女子会 特別講演「女性がキャリアを築くためにいますぐ絶対にやっておくべき3つのこと」 2018年7月1日
管理職向けセミナー ~女性社員が働き続けやすい職場づくりのカギ~
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- 女性の転職は難しい?リアルな転職事情を年代別に解説
- 20代の女性|ポテンシャルも重視され、未経験者でも転職を成功させやすい
- 30代の女性|スキルを重視されるため転職の難易度が高まる
- 40代の女性|未経験可能の転職先はかなり少なくなる
- 50代の女性|非正規で働く人が多くなる年代
- 女性の転職で活用したいおすすめの転職エージェント
- 女性の立場に立ったサポートを受けたいなら「パソナキャリア」
- 業界トップクラスの求人数を誇る「リクルートエージェント」
- IT系や営業職への転職におすすめ「type女性の転職エージェント」
- 転職した女性の体験談!成功例と失敗例を紹介
- 成功例|未経験の経理事務に転職、その後再転職で年収アップ
- 成功例|求人サイトと転職エージェントを使って転職成功
- 失敗例|人間関係の悪い職場でがっかり
- 失敗例|求人票の内容と違い、半年で退職
女性の転職は難しい?リアルな転職事情を年代別に解説
世間では「女性の転職は難しい」と言われることも多く、不安になってしまう女性の方もたくさんいらっしゃるでしょう。
とは言え、実際に転職に成功した女性の方は大勢います。
ここからは、女性のリアルな転職事情を、20代から50代までの年代別に分けて解説していきます。
20代の女性|ポテンシャルも重視され、未経験者でも転職を成功させやすい
20代は、未経験の仕事でも採用してもらえる可能性が高い年代と言えます。
なぜなら、20代は今後の伸びしろ(ポテンシャル)を見て採用が決まることが多いからです。
大手転職エージェント「リクルートエージェント」が実施した調査では、異業種に転職した方の割合が20代前半では78.9%、20代後半では72.3%を占めています。
多くの企業は「20代なら、これから教育すれば自社に馴染めるようになる」と考えているため、経験だけでなく熱意や将来性が評価のポイントになります。
20代は若さを武器に様々な職種・業種に挑戦できる年代なので、未経験転職を考えているなら出来るだけ早く行動を起こしましょう。
30代の女性|スキルを重視されるため転職の難易度が高まる
30代の転職では、企業は即戦力になる人材を期待するため、スキルや経験を重視されます。
そのぶん転職のハードルも高くなり、特に未経験の仕事への転職は20代よりも難しくなるでしょう。
30代の女性が転職を成功させるには、これまでの自分の経歴・実績の棚卸しすることが大切です。
キャリアの棚卸しをする際は、以下の方法を参考にしてください。
キャリアの棚卸しの方法
- 自分が得意なことを考える
【例】Excelによる分析・パワーポイントによる資料作成 - 前職の経歴や実績を考える
【例】マネジメント経験がある・○%の売上アップに貢献した - アピールできそうな資格を整理する
【例】簿記・TOEIC
これまで自分が何をやってきたのかを丁寧に洗い出して、自身の強みをしっかりアピールできるようにしておきましょう。
40代の女性|未経験可能の転職先はかなり少なくなる
40代になると「20~30代のような伸びしろは少ない」と見なされるため、未経験の仕事への転職はかなり厳しい状況になります。
未経験の仕事への転職を望む場合には、その仕事に必要な資格を取っておくなど、やる気だけでないプラス要素が必要です。
転職サイトの「リクナビNEXT」が行ったアンケート結果からも、若い世代では身につけることの難しい「ミドル世代ならではのスキル」を求めている企業が多いことが分かります。
Q.貴社では今後どのような能力を持つ人材が必要になりますか?
順位 | 求める能力 | 解答割合 |
1 | 高いコミュニケーション能力を持ち、社外との交渉を有利に進めることができる | 54.9% |
2 | 物事に対し常に問題意識をもって、目標や課題を自ら設定し、解決策を考えられる | 54.1% |
3 | 顧客・社外関係者に難しい内容を的確に納得感高く伝えることができる | 48.4% |
4 | 日々の判断を自分で行い、その結果、しっかり責任を負うことができる | 46.0% |
5 | 予測しない状況の変化に直面しても、臨機応変に対応することができる | 39.9% |
また、同調査では、「年齢相応のスキルを持ってる40・50代であれば、実に70%以上もの企業が採用に前向きである」という結果も出ています。
「これらの能力を持った40代、50代の採用を検討しますか?」と聞いたところ、「積極的に採用を検討したい」との回答が24%、「条件が合えば採用を検討したい」との回答が49%と、実に73%もの企業が40代、50代の採用に前向きであるとの結果が出た。
40代ならではの高いコミュニケーション能力や問題解決力を持っていることをアピールできれば、転職できる可能性は高いと言えるでしょう。
50代の女性|非正規で働く人が多くなる年代
50代になると、正社員として働く女性の割合は少なくなります。
一方で、非正規職員として働く女性の数が多くなるのが50代です。
【年齢階級別非正規の女性職員・従業員の内訳】
年齢 | 職員・従業員数 |
---|---|
15~24歳 | 139万人 |
25~34歳 | 155万人 |
35~44歳 | 263万人 |
45~54歳 | 371万人 |
55~64歳 | 291万人 |
65歳以上 | 194万人 |
(参照:令和3年労働力調査|総務省)
上記の調査結果では、非正規職員として働く女性の数は、45~54歳が371万人と最も多いです。
50代の女性は、家庭の事情で働き方を変えることが多いため、身動きが取りやすい非正規で働く人が多い傾向にあります。
とは言え、正社員に転職するのは不可能という訳ではありません。
なぜなら、少子高齢化による労働力不足により「50代女性も貴重な労働力」と見なす企業が増えているからです。
50代女性には子育てがひと段落している方も多く、まだ体力もあるため「若い世代よりも長く働いてくれそう」と考える企業は少なくありません。
長い人生経験を積んだ50代ならではのスキルをアピールできれば、50代女性の正社員転職も決して不可能ではないと言えるでしょう。
転職するべき?しないべき?迷った時の判断基準
転職すべきかどうか、何を基準に判断すればいいのか分からず迷ってしまうケースも多いと思います。
転職活動に踏み出すか悩んだ場合は、以下2つのポイントを考えてみることをおすすめします。
転職すべきか否かを判断するポイント
①今の会社では解決できない悩みがあるかどうか
現在の職場ではどうしても解決できないという悩みを抱えている場合は、思いきって環境を変えることをおすすめします。
今の会社にいては解決できない悩みとその理由
- 社風が合わない
(社風は個人の努力でどうにかすることが難しいため) - ストレスのせいで心身に不調が出ている
(身体や精神に深刻なダメージを負っていると働きながらの改善が難しいため)
反対に、転職を考えるきっかけとなった悩みが今の会社で解決できるものなら、安易に転職することは避けましょう。
今の会社にいても解決できる悩みには、以下のようなものが挙げられます。
今の会社にいても解決できる悩みと解決方法の例
- 人間関係に悩んでいる
⇒ コミュニケーション方法を模索する・会社の専門部署などに相談する - 今の仕事にやりがいを感じない
⇒ やりがいを感じられる仕事を上司に提案する
転職すべきか悩んだときは、まず今の自分の悩みを整理して、転職以外に問題を解決できる方法はないかを考えてみることが大切です。
②将来のことを考えたときにどうか
漠然と「将来のこと」と言われてもよく分からないという方は、主に次の2つの観点から考えてみることをおすすめします。
将来のことを考えるときの観点
- 自身の成長
- 結婚・出産・育児・介護などのライフイベント
今後のキャリアプランを考えるうえで、今の職場で自分が成長できるかどうか、という点は非常に重要です。
たとえば、「このまま働き続けても今の会社では何も成長できない」と思う場合は、思いきって転職活動に踏み出すのがよいでしょう。
他にも、近い将来に結婚や出産の予定がある場合、産休や育休の取りやすい職場でないと後々苦労する可能性が高いです。
転職すべきかどうか判断する際は、自分の将来と今の職場を照らし合わせ、今のままで大丈夫かを考えてみましょう。
女性の転職には転職エージェントの利用がおすすめ
転職するにあたって「何から始めてよいか分からない……」という転職初心者の方は、まずは転職エージェントに相談することをおすすめします。
転職エージェントとは、転職のプロであるキャリアアドバイザーからさまざまなサポートを受けられるサービスです。
女性の転職は、結婚や出産・育児など考慮しなければならない事情も多いため、転職事情に精通したアドバイザーからの助言を受けることで転職活動をスムーズに進められます。
転職エージェントの利用にはメリットが多い
転職エージェントの利用には、上記のような数多くのメリットがあります。
特に、求人の選定や応募書類の添削などの選考対策は、初めて転職活動を行う方にとって非常に頼りになるでしょう。
また、転職エージェントは。好待遇の非公開求人案件も多く保有しているため、更なるキャリアアップを目指す方にもおすすめできます。
女性の転職で活用したいおすすめの転職エージェント
ここでは、数ある転職エージェントの中から、女性に寄り添った支援に定評のあるエージェントを厳選してご紹介します。
どのエージェントも利用料金は無料ですし、合わなければすぐに退会もできるため、気軽に活用してみましょう。
エージェント名 | 特徴 |
---|---|
パソナキャリア |
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リクルートエージェント |
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type女性の転職エージェント |
|
転職エージェントは複数登録がおすすめ
転職エージェントは1社に絞るのではなく、最低でも3社以上に登録することをおすすめします。
複数の転職エージェントを利用するメリット
- 多くの求人情報を確認できるため選択肢が広がる
- 自分の強みを様々な視点から見てもらえる
- 優秀なキャリアアドバイザーに出会えるチャンスが増える など
転職エージェントは実際に利用して使用感を試してみることで、より自分に合ったエージェントを探しやすくなります。
女性向けの転職エージェントについて詳しく知りたい方は、「女性におすすめの転職エージェント15選!転職の失敗を防ぐコツも解説!」も併せてご覧ください。
女性の立場に立ったサポートを受けたいなら「パソナキャリア」
- (引用元
- パソナキャリア)
「パソナキャリア」は、コンサルタントの親身なサポートと細やかな対応が高評価を得ている転職エージェントです。
応募書類の作成・面接対策などをフォローしてくれることはもちろん、求職者の不安に寄り添って対応してくれるので、初めてでも安心して転職活動を進められます。
パソナキャリアは、女性のライフスタイルに合わせた働き方の提案を得意としており、「ワークライフバランスを重視して転職したい」という女性に適しています。
どの年代でも使いやすく、幅広い業種・職種に対応しているので、転職を考える女性であればぜひ登録しておきたい転職エージェントのひとつです。
パソナキャリア|基本情報
運営会社 | 株式会社パソナ |
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公開求人数 | 約41,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
(最終更新:24年9月時点)
業界トップクラスの求人数を誇る「リクルートエージェント」
- (引用元
- リクルートエージェント)
「リクルートエージェント」は、業界最大手の転職エージェントです。
保有求人数は業界トップクラスを誇り、幅広い業界・職種に対応しています。
女性に人気の管理・事務職の求人も30,000件以上(非公開求人を含む・22年9月時点)あるため、他社で紹介を受けられなかった場合でも、リクルートであれば求人を見つけられる可能性があります。
人気・実績ともに高い転職エージェントであるため、忘れずに登録を済ませておきたい転職エージェントです。
※ ITエンジニア向けの公式ページはこちら
リクルートエージェント|基本情報
運営会社 | 株式会社リクルート |
---|---|
公開求人数 | 約450,000件 |
非公開求人数 | 約230,000件 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | すべて無料 |
登録免許 | 厚生労働省有料職業紹介事業: 13-ユ-313011 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
(最終更新:24年9月時点)
IT系や営業職への転職におすすめ「type女性の転職エージェント」
- (引用元
- type女性の転職エージェント)
「type女性の転職エージェント」は、関東エリアの求人をメインに取り扱う女性特化型転職エージェントです。
運営会社のキャリアデザインセンターは、人材派遣業で20年近い実績を持ち、転職サポートの手厚さには定評があります。
質の高い非公開求人が多いことも魅力であり、特にIT企業や営業職の求人が豊富です。
type女性の転職エージェントには、利用者の7割が転職による年収アップに成功しているという実績もあるため、年収を上げたい20代・30代の女性の方は、求人紹介を受けてみることをおすすめします。
type女性の転職エージェント|基本情報
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
---|---|
公開求人数 | 約12,000件 |
非公開求人数 | 約19,000件 |
対応地域 | 首都圏中心 |
料金 | 無料 |
(最終更新:24年9月時点)
「転職エージェントはハードルが高い」と感じる人には転職サイトがおすすめ
「いきなり転職エージェントを利用するのはちょっと…」という方は、自分で求人情報をチェックしたり、求人に応募できる「転職サイト」を使ってみてください。
おすすめの転職サイトは、「女性におすすめの転職サイト比較ランキング!正社員向けや年代・職種別の選び方を解説」で紹介しているので、こちらを参考に選んでみてください。
女性の転職には悩みが多い!多くの女性が転職を考える理由
厚生労働省の調査によれば、女性の転職理由に多いのは、以下の3つです。
転職入職者が前職を辞めた理由別割合(個人的理由)
- 労働時間・休日等の労働条件が悪かった:10.1%
- 職場の人間関係が好ましくなかった:9.6%
- 給料等収入が少なかった:7.1%
(参照:令和3年雇用動向調査結果|厚生労働省)
同調査では、個人的な理由の他には、契約期間の終了や会社都合で退職する方が多いことも分かっています。
ここでは、厚生労働省の調査結果やSNS上に多くあがっていた悩みをピックアップしてご紹介します。
女性の転職に多い悩み
理由1.労働時間が多すぎる
仕事そのものに不満はないけれど、仕事の量が多すぎて疲れてしまったというのも女性が転職を考える原因のひとつです。
以下のような悩みを抱えながら、忙しい毎日を送っている女性はたくさんいます。
忙しい女性によくある悩み
- 毎日残業が当たり前になっている
- 休日出勤が多い
- 家族や友人と過ごす時間が少ない
このような状態が続いていると、心も体も疲弊してしまい、転職を考えるようになるのは無理もないことと言えるでしょう。
労働時間や激務についての相談ならば専門家を頼ると良い
厚生労働省委託事業「労働条件相談ほっとライン」では、違法な時間外労働や過重労働による健康障害などについて無料で相談に応じてくれます。
匿名で相談することも可能なので、労働時間に関する疑問や不安がある場合は気軽に相談してみましょう。
- フリーダイヤル:0120-811-610
- 開設時間:17:00~22:00(月~金)、9:00~21:00(土・日・祝日)
※12/29~1/3を除く
理由2.人間関係が悪い
職場での人間関係の悩みには、次のようなものがあります。
職場での人間関係の悩み
- 上司と合わない・ハラスメントを受けている
- 同僚や先輩にイジメを受けている
- 会社の人間関係になじめず、疎外感を感じる
会社は一日の大半を過ごすところですので、人間関係が悪いと毎日が辛くなるのは当然です。
改善が難しいならしかるべき機関に相談する
人間関係に問題があるならば、まずは上司や社内の相談窓口に相談してみましょう。
それでも改善できない場合は、状況が悪化する前にしかるべき相談機関に連絡することをおすすめします。
【仕事の悩みを受け付けている相談機関】
悩み | 相談機関 |
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職場のトラブル全般 |
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ハラスメント |
|
悩みを一人で抱え込まないよう、さまざまな相談機関を活用して専門的なアドバイスをもらうことをおすすめします。
理由3.自分の能力や個性を活かせない
仕事にマンネリを感じている場合、転職してもっとやりがいのある会社で働きたいと思う人は多いです。
たとえば、本当にやりたい仕事ができていなかったり、ルーティンワークが多くて仕事の達成感がなかったりする場合に感じやすい悩みと言えます。
仕事のやりがいで悩むということは、仕事に対して真剣に考えている証拠なので決して悪いことではありません。
自分の能力や個性を発揮できていないと感じている場合は、自身の強みを生かせる働き方に変えられないかを考えてみましょう。
キャリアの悩みを相談するならコーチングサービスがおすすめ
仕事の悩みについて専門的なアドバイスが欲しいなら、コーチングサービスのカウンセリングがおすすめです。
- (引用元
- ポジウィルキャリア)
「ポジウィルキャリア」は、専属のキャリアトレーナーからキャリアに特化したパーソナル・トレーニングを受けられるサービスです。
ポジウィルキャリアでは、有料トレーニングの申込前にキャリアの無料相談を実施しています。
無料カウンセリングはZoomを使って行われ、所要時間は45分ほどです。
「自分に合う道が分からない…」「今の環境が辛いから抜け出したい」といった悩みをどのように解決するべきかを、カウンセラーが一緒に考えてくれます。
ポジウィルキャリアの公式サイトでは、サービス利用者の体験談も公開されているため、ぜひ参考になさってください。
ポジウィルキャリア|基本情報
運営会社 | ポジウィル株式会社 |
---|---|
特徴 | オンライン・チャットでトレーニング可能 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 初回相談無料 385,000円(税込)~+入会金 |
(最終更新:23年8月時点)
理由4.派遣社員に不安を感じる
派遣社員から、安定した正社員の仕事に転職したいと思うケースも多いようです。
派遣社員は景気に左右されやすく、「いつ契約が打ち切られるか」という不安は常について回ります。
実際に、厚生労働省による「令和3年雇用動向調査」では、契約期間の満了で転職せざるを得なかった女性も多いことが分かっています。
年齢が上がるにつれて応募できる仕事が減っていくことが予想されるので、将来を考えればできるだけ早めに正社員に転職したいと考えるのは当然のことでしょう。
パート・派遣から正社員就職を目指す方法
パートや派遣から正社員就職を目指すのであれば、「紹介予定派遣」や「正社員登用制度」を利用することもおすすめです。
- 紹介予定派遣:派遣期間が終わったら、派遣先の社員になることを前提とした雇用方法
- 正社員登用制度:一定の条件を満たすことで、パートや派遣社員から正社員に転換できる制度
たとえば、大手派遣会社「スタッフサービス」では、紹介予定派遣の求人も充実しており、直接雇用の実績がある企業を探すことも可能です。
いきなり正社員になるのはハードルが高いと感じる方は、紹介予定派遣を活用して徐々にステップアップしていくと良いでしょう。
転職した女性の体験談!成功例と失敗例を紹介
ここからは、実際に転職した女性の成功例と失敗例を紹介しますので、今後の転職活動の参考にしてください。
成功例|未経験の経理事務に転職、その後再転職で年収アップ
未経験の経理事務に転職
匿名
(前略)私は現在40歳女性です。
私は32歳で販売の仕事から未経験の経理事務へ転職しました。
その時は知り合いの小さな事務所で経理は私一人でした。
資格も知識もなく税理士相手に毎日奮闘をしてましたね。
その後、縁あって上場会社へ経理事務スタッフとして転職しました。
現在の会社へ転職したのが丁度4年前です。その時点での年収は3倍に上がりました。
現在私は管理会計チームリーダーとして働いております。
恐らく経理事務を始めた頃から比べれば年収は4倍以上です。(後略)
(引用:教えて!goo)
「32歳の時に販売の仕事から未経験の経理事務に転職してキャリアを積み、現在は年収が4倍以上になった」という体験談です。
この女性は、年収アップのために「自分の不得意分野は最小限に、得意分野は最大限に伸ばす」「受け身にはならない」ということを大切にしたとのことです。
未経験の仕事に転職した場合でも、着実にキャリアを積んでいけば年収アップも叶えられることが分かります。
成功例|求人サイトと転職エージェントを使って転職成功
求人サイトと転職エージェントを使って転職成功
匿名
(前略)求人情報は「リクナビネクスト」「女の転職type」に登録し、
希望条件に合うものに応募してました。
また、あなたの能力と希望に合う仕事、というのが出てくるのでそこに出ている仕事で興味を持てるものにも応募しましたね。
それだけだと客観視が難しかったので、リクルートエージェントと会って話して、そちらから紹介いただいた企業を受けに行ったこともあります。
応募数・・・私は転職活動をゆるゆると複数年にわたって行ってました。(在職中でした)
なので20社くらいでしょうか。内定は2社です。
(引用:知恵袋)
「転職サイト(求人サイト)と転職エージェントを併用して転職を成功させた」という体験談です。
仕事を辞めず、何年もかけて転職活動を行ったことが成功に繋がったようです。
転職活動はきちんと準備をしたからといって、必ずしもスムーズにいくとは限りません。
そのため、転職が長期化してしまうリスクを見据えて、在職中に活動をすることが大切です。
また、理想が高すぎると内定を獲得するのが難しくなるため、絶対に譲れない条件を絞り込んだうえで求人を探していくことをおすすめします。
藤井さん
どんな仕事をしたいのか、世の中にはどのような求人がありトレンドは何かが分からなくて、転職エージェントに希望を出しづらい、と思っている人もいるようです。
もちろん、転職エージェントのキャリアアドバイザーにその状況も含めて相談してもよいのですが、自分の希望を理解してもらうためには具体的に伝えることも大切です。
例えば、転職サイトで求人を検索して情報を得たうえで、「〇〇のような求人を紹介してほしい」と要望を伝える方法もおすすめです。
もちろん、転職サイトを検索したら、希望の求人があった、という場合は、そのまま応募してみることもよいでしょう。
失敗例|人間関係の悪い職場でがっかり
人間関係の悪い職場でがっかり
匿名
転職に失敗した感じで辛いです。
当方20代前半女性です。
半年前に転職した会社なのですが、仕事内容は事務職で満足していますが人間関係が苦痛です。
女性社員が私含めの3人で後は全員男性ですが、入社初日から先輩2人は全く話しかけてくれず、特に1人のAさんはこちらから頑張って話しかけても素っ気なく最低限の返事のみで会話終了という感じです。(後略)
(引用:知恵袋)
「事務職に転職したものの、人間関係が苦痛で転職に失敗したと感じている」という体験談です。
仕事の内容には満足しているようですが、人間関係の面で苦労されています。
人間関係などの企業のリアルな実情は、求人票を見ているだけでは分からないことも多いです。
人間関係や企業文化などのミスマッチを防ぐためには、企業に精通している転職エージェントから事前に話を聞いておくことをおすすめします。
失敗例|求人票の内容と違い、半年で退職
求人票の内容と違い、半年で退職
匿名
転職失敗しました。女性、未婚、31歳。
これからどうすれば良いか迷っています。
学校を卒業後長年、正社員としてサービス業で勤務。
あまりにも給与が上がらず今後に不安を感じ年収アップと安定を求めてまずまずの大手企業に正社員で転職。
以前よりも休日日数はだいぶ増えましたが、30時間みなし残業だったり、ノルマがあったりと聞いていた給与体系と異なることが入社後に判明。
仕事内容も自分にはあわず半年で退職。(後略)
(引用:知恵袋)
「聞いていた給与体系と異なることが入社後に判明して、半年で退職してしまった」という体験談です。
求人情報を出している会社のなかには、事実とは異なる情報で社員を集めているブラック企業も存在します。
そういった企業を選んでしまわないためには、情報収集に時間をかけることが大切です。
ホワイト企業に転職したい場合は、紹介する企業に一定の基準を設けている転職エージェントを利用してみるのもいいでしょう。
また、転職先を決定するときは事前に企業口コミサイトをチェックするなどして、自身でも企業研究を行うことを推奨します。
おすすめの企業口コミサイト
女性の転職を成功させるために知っておくべき5つのポイント
ここからは、女性が転職活動を行うにあたって、押さえておくと良いポイントをご紹介します。
転職活動の進め方をはじめ、内定獲得率を高めるためのコツを詳しく解説するので、ぜひ参考になさってください。
女性の転職を成功させるポイント
ポイント1.今の会社を辞める前に転職活動を始める
転職活動は、現在の勤め先の仕事と並行して進めるようにしましょう。
仕事を続けながら転職活動を行うことには、以下のようなメリットがあります。
仕事を続けながら転職活動をするメリット
- 経済的な心配がないので時間をかけて希望に合った転職先を探せる
- 転職期間が長引いても無職期間が長くなる心配がない
転職活動は、予想以上に長引いてしまうことも少なくありません。
無職期間が長く続くことによる経済的・精神的な負担を軽減するためにも、転職活動は仕事を続けながら行うことをおすすめします。
時間のやりくりが大変な場合は、転職エージェントを利用して面接日の交渉など企業とのやり取りを代行してもらうとよいでしょう。
ポイント2.信頼のおけるキャリアアドバイザーを見極める
転職エージェントを利用して転職活動を行う場合、キャリアアドバイザーとの相性が重要です。
アドバイザーが信頼できるかどうかを見極めるには、次に挙げる条件を満たしているかをチェックしましょう。
キャリアアドバイザーの質を見極めるポイント
- 丁寧なカウンセリングを行い、キャリアについて的確なアドバイスができる
- 求人内容や企業の情報に詳しく、的確なマッチングとアドバイスができる
- メールのレスポンスなどの対応が早い
一般的に転職エージェントのキャリアアドバイザーは変更してもらうことが可能なので、対応に不満があったり、相性が合わないと感じた場合は、遠慮なく申し出ましょう。
ポイント3.女性が働きやすい環境が整っている企業を選ぶ
長く働くことを希望するなら、女性が働きやすい環境の企業を選ぶことが大切です。
女性が働きやすいかを判断するには、次の項目をチェックしてみてください。
チェック項目 | チェックポイント |
---|---|
勤務体制に融通が利く? |
|
女性社員の割合は多い? |
|
育児休暇を取得できる期間はどのくらい? |
|
産休取得者はどのくらいいる? |
|
大事なのは、ただ制度が用意されているだけでなく、実際に育休や産休を取得しやすい雰囲気・環境が整えられているかどうかです。
このような情報を調べるには、企業の口コミサイトをチェックしたり、転職エージェントに聞いてみるのがおすすめです。
ポイント4.企業に貢献できることを具体的に伝えられるように準備する
転職活動においては、転職先でいかに活躍できるかを積極的にアピールし、採用の判断を後押しすることが大切です。
そのためには、まずは自己分析と企業研究を丁寧に行い、企業にどのように貢献できるかを言語化できるようにしておきましょう。
自己PRの要素を選ぶ方法
- 過去の仕事での経験・実績を洗い出す
(具体的な作業内容、自分のポジション、数字で表現できる実績など) - 応募企業・職種で求められる能力を想像し、自己PRに含めるべき経験・実績を検討する
(参照:受かる自己PRの書き方|doda)
「洗い出した経験・実績」と「企業に求められている能力」が重なる部分が、自己PRに含めるべき内容です。
求人情報や企業理念をしっかりと読み込んで求められている能力を理解し、アピールするべきポイントを2~3点に絞っておきましょう。
ポイント5.面接では長く働く意欲をアピールする
企業にとって、社員に辞められてしまうことは大きな損失であり、できれば避けたいことのひとつです。
特に、女性は出産などを機に辞める場合が考えられるので、企業も採用に慎重になります。
面接で長く意欲を働くを見せるポイントは、次の通りです。
長く働く意欲を見せるポイント
- 結婚後も働くという意思を伝える
⇒「結婚相手や両親に協力してもらう」など具体的な根拠も添えておく - 育休・産休などの制度がある会社だから応募したと伝える
⇒ 応募企業の制度や産休取得状況は確認しておくこと
企業側の「長く働いてくれるのかどうか」という不安を払拭できるように、面接の際には必ずアピールすることが大切です。
【Q&A】女性の転職に関する悩みを解決!
最後に、女性の転職に関する疑問にお答えします。
女性の転職に関する疑問
Q1.女性に人気の職業は?
A.女性に人気の職種としては、事務職、営業職、技術職などが挙げられます。
職種 | 特徴 |
---|---|
事務職 |
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営業職 |
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技術職 |
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Q2.未経験でも転職は可能?
A.異業種×異職種への転職は可能ですが、成功率が高いのはポテンシャルを重視してもらえる20代までです。
性別を問わず、未経験の職種・業種への転職は年齢を重ねれば重ねるほど難易度が上がります。
実際に、大手転職エージェント「リクルートエージェント」が実施した調査でも、年齢を重ねるほど異業種・異職種への転職者の割合は減少しています。
これまでと違った場所で働きたいのであれば、同職種のままで異業種への転職をすることもひとつの選択肢と言えます。
特に、30代の異職種転職は難しい傾向にあるため、まずは自分の経験やスキルを活かせる仕事に転職することを検討しましょう。
とは言え、同調査では、「業種や職種を越えた越境転職は、20代が牽引かつ、30代以上にも波及しつつある」という見解を発表していることからも、今後は30代以上の「異業種×異職種」への転職も増えていくと考えられます。
Q3.派遣から正社員への転職先が見つからない場合はどうするべき?
A.求人数が多い大手や希望職種に強いところなど、複数の転職エージェントに相談してみてください。
本記事でご紹介した転職エージェントは、どれも女性の転職支援に強いエージェントです。
自分では考えもしなかったキャリアプランを提案してもらえることもあるため、転職を考えるならば気軽に相談してみることをおすすめします。
どうしても転職先が見つからない場合は、今の職場でスキルを磨いたり、転職に有利な資格を取ったりするなどして、自分の市場価値を高める努力をしましょう。
まとめ
女性が転職に成功するには、信頼できる転職エージェントを利用し、女性が働きやすい環境の企業を選ぶことが大切です。
理想の転職を叶えるためには、以下のポイントを押さえたうえで転職活動を始めましょう。
女性の転職を成功させるポイント
- 今の会社を辞める前に転職活動を始める
- 信頼のおけるキャリアアドバイザーを見極める
- 女性が働きやすい環境が整っている企業を選ぶ
- 企業に貢献できることを具体的に伝えられるように準備する
- 面接では長く働く意欲をアピールする
女性の転職は、結婚や出産・育児など考慮しなければならない事情も多いですが、転職事情に精通したキャリアアドバイザーからの助言を受けることで転職活動をスムーズに進められます。
また、転職エージェントは、転職する決心がついていない段階でも登録できるうえ、キャリアの見直しや自分の市場価値を確認する良い機会にもなります。
本記事でご紹介した転職エージェントを活用して、ぜひ転職成功率を高めてください。
女性におすすめの転職エージェント
パソナキャリア |
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リクルートエージェント |
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type女性の転職エージェント |
|
藤井さん
様々な転職エージェントに登録してみて、自分と相性の良いところにお世話になるとよいでしょう。
キャリアアドバイザーと相性が合わないのであれば担当を変えてもらったり、このエージェントは違うと思ったら他のエージェントをあたってみても構いません。
まずは気軽にアクセスしてみましょう。
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女性ならではの仕事・転職の悩み
藤井さん
「今の会社にい続けても、が描きづらい」と悩まれる相談は、年代問わずお伺いします。
20代はもちろん、人生100年時代から考えれば50代もまだ働き続ける年齢です。
50代を乗り切れば何とかなる、という訳ではなさそうです。
将来も仕事を続けていくためにも、転職すべきかどうかを考えるには、ビジョンを描いてみることが重要です。
自分はこれからどのように活躍したいのか、です。
案外自社で働き続けた方が、将来のビジョンに繋がりやすい方もいらっしゃいます。
しかし、ビジョンが描けていない方は、なんとなくこの会社では心配、と漠然とした不安を感じてしまうのです。
まずは自分の未来を考えましょう。
しかし、自分ひとりでは描きづらい、という方は、その点から転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談してみるとよいでしょう。