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社会人や主婦が未経験から薬剤師になるには?最短ルートや必要条件を解説

最終更新日:

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薬剤師は景気に左右されにくく常に一定の有効求人倍率があり、求職者優位の「売り手市場」の状況と言えます。(参照:一般職業紹介状況 令和4年7月分|厚生労働省)

そのような雇用の安定性があることからも、「薬剤師になりたい」と考える社会人や主婦の方もいらっしゃると思います。

しかし、薬剤師になるためには、薬学部に入学して国家試験に合格する必要があり、誰でも簡単になれる訳ではありません

社会人から薬剤師になるのが難しい理由

  • 350万~1,200万円の学費がかかるから
  • 薬学課程を修了するのは大変だから
  • 薬剤師になれるまでに6年以上かかる可能性が高いから

本記事では、社会人から薬剤師になるために知っておきたい情報をまとめてご紹介します。

薬剤師以外の選択肢についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

【結論】社会人から薬剤師になるのは難易度が高い

社会人から薬剤師になるのは不可能ではありませんが、仕事と両立しながら資格を取得するのは、あまり現実的ではありません。

もし「今の職場に不満があるから、資格を取って仕事を変えたい」と考えているのであれば、薬剤師を目指すのではなく、不満を解消できるような職場に転職することも手段です。

たとえば、「リクルートエージェント」では、60万件以上の求人の中から求職者の希望を満たす案件を紹介してくれます。(求人数は2022年12月時点)

年収や待遇の不満は、転職することで解消できるケースも多いです。

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    【最短6年】社会人が薬剤師を目指すルート

    社会人から薬剤師になるのは、かなり難易度が高いものの、不可能ではありません。

    まとまった資金と確固たる意志があれば、社会人から薬剤師になることも可能です。

    ただし、薬剤師になるまでには最短でも6年かかります。

    ここでは、社会人が薬剤師になるまでのステップを詳しく解説します。

    【STEP1】
    薬科大学や薬学部に入学する
    • 大学を探す
    • 受験勉強
    • 薬学部に合格する
    【STEP2】
    薬学課程を修了する
    • 薬学共用試験に合格する
    • 実務実習を行う
    • 卒業論文制作、卒業試験に合格
    【STEP3】
    薬剤師国家試験に合格する
    • 薬剤師国家試験のための勉強
    • 薬剤師国家試験受験

    STEP1.薬科大学や薬学部に入学する

    社会人が薬剤師になるには、最初のステップとして薬科大もしくは薬学部に入学する必要があります。

    私立大学は比較的試験の難易度が低いですが、学費がネックになることが多いです。

    一方、国立大学は私立と比較すると学費が安いものの、試験のハードルが上がります。

    私立大学
    • 入試の難易度が低い
    • 学費が高い
    国公立大学
    • 入試の難易度が高い
    • 学費が安い

    薬剤師を目指すのであれば難易度や学費を考慮し、入学する大学を決めましょう。

    なお、薬学部のある大学は全国に75校あり、「日本薬剤師研修センター」のホームページで紹介されています。

    4年制大学で薬剤師免許を取得することは不可

    平成30年度以降、4年制大学で薬剤師免許を取得することはできなくなりました。

    現在、薬剤師免許を取得するには、6年制大学に入学する必要があります。(参照:薬剤師国家試験|厚生労働省

    また、薬科大・薬学部は「全日制のみ」となっており、通信制や夜間部はありません。

    STEP2.薬学課程を修了する

    順調に進級すれば、トータル6年間で薬学課程を修了できます。

    具体的には、以下のような過程をクリアしなければなりません。

    クリアする必要のある過程

    • 【4年次】薬学共用試験に合格する
    • 【5年次】実務実習を行う
    • 【6年次】卒業論文制作、卒業試験に合格

    薬学課程を修了するのは難しく、場合によっては留年する可能性もあります。

    実際、順調に進級できないケースも多いようです。

    STEP3.薬剤師国家試験に合格する

    最後のステップは、薬剤師国家試験に合格することです。

    2022年に実施した第107回薬剤師国家試験の合格率は、新卒で85.24%でした

    【薬剤師国家試験の合格率】

    全体68.02%
    新卒85.24%
    既卒40.75%
    国立大学84.38%
    公立大学81.00%
    私立大学66.96%

    (参照:第107回薬剤師国家試験大学別合格者数|厚生労働省

    無事薬剤師国家試験に合格した後は、薬剤師名簿に登録して免許証の交付を受けます。

    薬剤師国家試験は簡単?

    薬剤師国家試験の全体の合格率は約68%と、数字だけ見ると「難易度が低い」と感じるかもしれません。

    たしかに、合格率だけをみると、薬剤師国家試験が「超難関」とは言い難いでしょう。

    しかし、薬剤師国家試験に合格するためには、大学在学中の6年間で必死に勉強し、必要な科目を履修し各種テストに合格する必要があります。

    薬学部は留年する人も少なくなく、卒業するのも簡単ではありません。

    薬学部のハードなカリキュラムを考慮すると「薬剤師国家試験の難易度が低いから合格率が高い」のではなく、「大学でしっかりと勉強に励んでいるから合格率が高い」と推測できるでしょう。

    薬剤師になる方法や試験については、以下の記事で詳しく解説しています。

    【結論】社会人や主婦から薬剤師になるのは難しい

    【結論】社会人や主婦から薬剤師になるのは難しい

    ここまで説明したとおり、薬剤師になるには最短6年の時間と、まとまった資金が必要です。

    結論からお伝えすると、社会人や主婦から薬剤師になるのは非常に難しいと考えられます。

    もちろん、目指すこと自体は不可能ではありませんが、最初の段階でつまずいたり、途中でリタイヤしてしまう可能性も否定できません。

    ここでは、社会人から薬剤師になるのが難しい理由を詳しく解説します。

    社会人から薬剤師になるのが難しい理由

    給与や労働環境に不満があり「今の仕事を辞めたい」と考えているのなら、薬剤師を目指すのではなく、別の職場に転職することも手段です。

    記事後半では、幅広い業種・職種の求人を保有している転職エージェントを3社紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

    理由1.350万~1,200万円の学費がかかるから

    薬学部を卒業するためには、350万~1,200万円の学費がかかります。

    薬学部の学費目安

    • 国公立大学:トータル350~450万円程度
    • 私立大学:トータル1,000~1,200万円程度

    (参照:薬学部の学費について|全国の薬学部大学ガイドヤッカレ

    国公立か私立によって学費は大きく異なりますが、いずれにしろ高額な費用がかかるのは事実です。

    大学在学中に正社員として働くのは難しいため、その間は安定した収入が得られなくなります。

    また、奨学金を借りられたとしても、奨学金のみで6年分の学費と生活費すべてをカバーするのは困難です。

    ある程度まとまった資金がなければ、薬剤師を目指すのは難しいと考えられます。

    アルバイトをしながら薬剤師を目指すことは可能?

    アルバイトをしながら大学に通うことも可能です。

    ただし、テスト前にはまとまった勉強時間を確保する必要があるため、休みをとりやすい職場でないと難しいでしょう。

    理由2.薬学課程を修了するのは大変だから

    国家資格取得を目指す薬学課程は、他の学部と比較して勉強量が多く、簡単に修了できるものではありません

    SNSにも、「勉強が大変だ」との声が数多く見られます。

    また、4年次以降は薬学共用試験や卒論などがあるため、学業に専念する環境を整える必要があります。

    とくに試験前は、1日3~5時間程度の勉強時間を確保しなければならないこともあります。

    そのため、勉強と生活・家事の両立が難しく、途中でリタイヤしてしまうケースも少なくありません。

    理由3.薬剤師になれるまでに6年以上かかる可能性が高いから

    スムーズに行けば最短6年で薬剤師になれますが、想定以上に長い月日がかかるケースも多いです。

    というのも、薬学部へ入学するには難易度の高い入試に合格する必要があり、1年で合格できるとは限りません。

    たとえば、「東京薬科大学」は一般入試を複数回実施していますが、最も倍率が低い試験でも1.5倍以上の倍率となっています。(参照:薬学部入試結果|東京薬科大学

    入試の難易度によっては、薬学部に入るまでに2年以上かかってしまうケースもあるでしょう。

    さらに、薬学部は難易度の高いテストに合格しなければ進級できません。

    薬学部は留年率が高く、「6年間で卒業して薬剤師国家試験に合格できるのは6割に満たない」というデータもあります。(参照:薬剤師の需給動向の予測および薬剤師の専門性確保に必要な研修内容等に関する研究|厚生労働省

    実際に、大学が公表しているデータをみても、留年率は決して低くないことが分かります。

    第一薬科大学福岡大学福山大学 
    6年次在籍総数(d)192262164
    卒業者総数(e)
    (6年次在籍総数の内の卒業者数)
    125232151
    卒業留年率(d-e)/d×100
    (卒業延期者数/6年次在籍総数)
    34.9%11.5%7.9%

    (参照:第一薬科大学 2021年度,福岡大学 2019年度,福山大学 2020年度

    また、無事に社会人から薬剤師になれたとしても、6年後に30~40代になっていれば、希望の就職先を見つけるのに苦労する可能性もあります。

    薬剤師は需要が高い職業であるものの、20代と比較して採用されにくかったり、希望年収に満たない場合があるからです。

    このようなことから、社会人から薬剤師を目指すのは「非常に難易度が高い」と言えるでしょう。

    「薬剤師以外」の選択も視野に入れよう

    「薬剤師以外」の選択も視野に入れよう

    薬剤師には「安定した職業」というイメージがありますが、薬剤師人口は年々増加しており、来的には供給が需要を上回ってしまうことが懸念されています。

    以下は、薬剤師の需給予測を示したグラフです。

    上表によると、薬剤師の需要と供給はバランスが取れているものの、長期的に見ると、供給が需要を上回ると予測されています。

    実際に、厚生労働省による過去5年間のデータを見ても、医師・薬剤師の有効求人倍率は下降傾向にあることが分かります。

    平成30年令和元年令和2年 令和3年 令和4年 
    全体1.57倍1.53倍1.03倍1.18倍1.20倍
    医師・薬剤師等4.59倍3.73倍2.05倍2.82倍2.77倍

    (参照:一般職業紹介状況|平成30年分平成元年分令和2年分令和3年分令和4年分

    上表を確認すると令和4年の段階で、約5倍であった求人倍率は半分程度に低下しています。

    現状は需要がある薬剤師ですが、将来的には需要が少なくなってしまう可能性を否定できません。

    社会人から薬剤師を目指すのは簡単ではないですし、「資格取得後に安定した需要があるのか」は未知数なので、別の選択肢も視野に入れたほうが良いでしょう。

    ここからは、薬剤師以外の選択肢についてご紹介します。

    薬剤師以外の選択肢

    医薬品に関わりたいなら「登録販売者」

    登録販売者になると、一般医薬品のうち第二類医薬品・第三類医薬品を販売すできます。(※正式な登録販売者になるには、資格取得から2年の実務経験が必要)

    また、登録販売者の資格に学歴は不問であり、通信教育や独学でも取得可能です。

    試験は都道府県ごとに実施されるので地域によって合格率が異なりますが、おおむね4~6割程度となっています。(参照:令和3年度 登録販売者試験実施状況|厚生労働省

    難易度はそれほど高くないので、十分資格取得を目指せるでしょう。

    調剤薬局で働きたいなら「調剤薬局事務」

    調剤薬局事務のおもな業務内容は、患者の対応・会計・レセプト業務・薬剤師の補助です。

    調剤薬局事務は特別な資格を必要としないため、業界未経験からでも目指せます。

    調剤薬局で働きたいのであれば、調剤薬局事務を選択肢として検討してみましょう。

    調剤薬局事務について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

    安定性を重視したいなら「看護師」「准看護師」

    看護師は、医療機関において医師をサポートし、患者の看護をすることがおもな業務です。

    看護師免許は、3年課程の「看護専門学校」または「看護短期大学」で必要科目を履修し、国家試験に合格することで、最短3年で取得できます。(参照:看護職になるには|日本看護協会

    看護師は人材不足が叫ばれており、非常に需要が高く安定性のある職業です。

    また、准看護師は、医師や看護師の指示に従って患者の看護をするのがおもな業務です。

    准看護師養成所などで必要科目を履修し、各都道府県で実施される試験に合格することで、最短2年で免許を取得できます。(参照:これから准看護師を目指す人|一般社団法人 日本准看護師連絡協議会

    准看護師は、正看護師と比較すると需要が低いものの、中小規模の病院や介護施設での需要があります。

    安定性を重視したいのであれば、看護師や准看護士を目指すことも視野に入れてみると良いでしょう。

    看護師の目指し方について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

    現職に不満があるなら「別企業への転職」も手段

    転職して職場を変えることで、現職の悩みや不満を解決できることもあります。

    とくに30代後半~40代はキャリアチェンジにリスクが伴うので、これまでの経験を活かせる別の企業に転職するほうが良い場合もあります。

    現職に不満がある場合、他の企業に転職することで問題を解決できないか検討してみましょう。

    キャリアに関する相談なら転職エージェントがおすすめ!

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    「転職の方向性が定まらない…」「自分の経歴・スキルに合った仕事が分からない…」といった悩みがあるならば、転職エージェントへの相談がおすすめです。

    転職エージェントとは、キャリア相談をはじめ求人紹介や選考対策などの転職サポートをしてくれるサービスです。

    転職エージェントの仕組み

    転職エージェントの利用には、以下のように多くのメリットがあります。

    転職エージェントを利用するメリット

    転職エージェントは、「そもそも転職するべきかどうか悩んでいる」という段階での相談も受け付けているため、気軽に相談してみることをおすすめします。

    ここでは、サポートの質に定評のある転職エージェント3社をご紹介します。

    サイト名おすすめの人
    リクルートエージェント
    • できるだけ多くの求人情報をチェックしたい人
    • 手厚いサポートを受けたい人
    doda
    • マイペースに転職活動を行いたい人
    • スカウトサービスを利用したい人
    マイナビエージェント
    • 20代~30代前半の人
    • 中小企業に転職したい人

    本記事で紹介する3社は「転職エージェントおすすめ8選!現役キャリアアドバイザーが選び方を徹底解説」から、さらに厳選した転職エージェントです。

    そのほかの転職エージェントもチェックしたい方は、ぜひ上記の記事もあわせてご覧ください。

    20代から40代まで幅広く対応「リクルートエージェント」

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    業界トップクラスの求人数を誇り、非公開求人を合わせた保有求人数は60万件以上と群を抜いています。(2022年12月時点)

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    20代から40代まで幅広く対応しているため、転職活動を始めるすべての方におすすめのサービスと言えるでしょう。

    リクルートエージェント|基本情報

    運営会社

    株式会社リクルート

    公開求人数

    約419,000件

    非公開求人数

    約221,000件

    対応地域全国+海外
    料金すべて無料
    登録免許厚生労働省有料職業紹介事業: 13-ユ-313011
    公式サイトhttps://www.r-agent.com/

    (最終更新:24年7月時点)

    転職サイトとしても利用できる「doda」

    doda
    (引用元
    doda

    doda」は、「パーソルキャリア株式会社」が運営する転職エージェントです。

    「転職サイト」と「転職エージェント」の2つの機能が備わっているため、利用者自身の状況によって使い分けられます。

    転職サイトとして利用する場合
    • 自分自身で求人検索・応募が可能
    • 転職活動をマイペースに進めたい方におすすめ
    • 【注意】キャリア相談・選考対策などのサポートはない
    転職エージェントとして利用する場合
    • 専任のキャリアアドバイザーが転職活動をサポート
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    また、dodaにはスカウト機能があり、企業から直接オファーを受けられます。

    思わぬ好条件の求人が見つかることもあるため、スカウトサービスにも登録しておくことをおすすめします。

    doda|基本情報

    運営会社パーソルキャリア株式会社
    求人数

    200,000件以上(非公開求人を含む)

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    (最終更新:24年7月時点)

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    若手層の転職支援に強い「マイナビエージェント」

    マイナビエージェント」は、「株式会社マイナビ」が運営する転職エージェントです。

    20代~30代前半の転職支援に強く、第二新卒者にもおすすめのサービスです。

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    【それでも薬剤師になりたい方へ】起こすべき行動を解説

    それでも薬剤師になりたい方へ|起こすべき行動を解説

    薬剤師になるのは難易度が高いものの、実際に薬剤師になれた人も存在します。

    社会人から薬剤師を目指すならば、途中でつまずかないよう入念な準備をしておくことが大切です。

    ここでは、どうしても薬剤師になりたい方が起こすべき行動について解説します。

    社会人から薬剤師になりたい方が起こすべき行動

    ①現実的に実現可能か考える

    薬剤師になるには、「薬学部への入学」「薬学過程の修了」「国家試験の合格」という3つの壁があります。

    また、在学中の6年間は「学費・生活費の確保」「現職や家事との両立」など様々な懸念点があるため、あらかじめ考えておくべきこともあります。

    あらかじめ考えておくべきこと

    • 薬学部に入学する学力はあるか
    • 薬学過程の修了、薬剤師国家試験に合格するために学業に専念する環境が整っているか
    • 最短6年分の学費、生活費を確保できるか

    勢いだけでチャレンジしてしまうと、途中でリタイアして後悔する可能性が高いです。

    そのため、まずは「本当に実現可能か」をよく検討してみることが大切です。

    ②家族に相談する

    薬剤師を目指すには高額な費用と、最短で6年間という時間が必要なので、家族の理解や協力が必要不可欠です。

    具体的には、「薬学部に通う間、家事や子育てをサポートしてもらう」「6年間の学費や生活費を確保してもらう」「勉強に集中できる環境を整えてもらう」など、生活面・金銭面・環境面での家族のサポートが必要です。

    また、場合によっては、薬剤師になるのに6年以上かかる可能性もあります。

    社会人から薬剤師になるためには自分の努力だけでなく、家族からの理解も必要なので、まずは家族に相談してみましょう。

    ③資金や時間確保の準備をする

    社会人から薬剤師を目指すためには、資金や時間確保の準備をする必要があります。

    薬学部の学費目安

    • 国公立大学:トータル350~450万円程度
    • 私立大学:トータル1,000~1,200万円程度

    (参照:大学 薬学部の学費について|全国の薬学部大学ガイドヤッカレ

    学費以外にも、生活費の確保が必要な場合も多いでしょう。

    試験前に休みを取れるのであれば、アルバイトをしながら大学に通うことも可能ですが、薬学部はハードなスケジュールなので、ある程度費用を確保しておくことをおすすめします。

    社会人でも奨学金を利用できる?

    一定の条件を満たせば、大学や民間団体の奨学金を利用でき場合もあります。

    社会人でも利用できる可能性のある奨学金

    条件は各々の奨学金制度によって異なるので、確認してみてください。

    ④大学受験の準備をする

    薬剤師になる最初の難関は、「薬学部に入学する」ことです。

    大学受験までには、「受験する大学を決める」「予備校に通うなど受験勉強の環境を整える」といった準備をする必要があります。

    家族と相談しつつ、受験する大学を決め、勉強のスケジュールを立てましょう。

    薬剤師に関するQ&A

    薬剤師に関するQ&A

    最後に、薬剤師に関するQ&Aをご紹介します。

    薬剤師になりたい方は、参考にしてみてください。

    薬剤師に関する疑問

    Q1.薬剤師の平均年収はどのくらい?

    回答

    薬剤師の年収の全国平均は約580万円です。
    (参照:令和3年賃金構造基本統計調査一般労働者|厚生労働省

    初任給は平均よりも低いことがほとんどなので、注意が必要です。

    下記記事では、薬剤師の年収について詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。

    Q2.高卒で薬剤師になるのは可能?

    回答

    高卒で薬剤師になることはできません。

    薬剤師国家資格を取得するには、6年制大学に入学する必要があります

    また、薬学課程を修了した後は、薬剤師国家試験に合格するというハードルもあります。

    Q3.薬剤師の将来性は?

    回答

    薬剤師の調剤業務の一部は、今後AIや非薬剤師によって代替されていく可能性が高いです。

    2019年には、非薬剤師によるピッキング業務が容認されました。(参照:調剤業務のあり方について|厚生労働省

    また、将来的には、AI技術による併用禁忌・重複投与チェックなどの業務が行われるようになる可能性があります。

    資格取得後に安定した需要があるのかは未知数と言えるでしょう。

    まとめ

    社会人から薬剤師になることは不可能ではありませんが、時間と費用の確保が必須です。

    また、薬学課程を修了し国家試験に合格するためには、かなりの勉強量も必要になります。

    もしも「何らかの不満を解消したい」という理由で薬剤師を目指すのであれば、別企業に転職して問題を解決するほうが現実的と言えるでしょう。

    医療品に関わりたいのであれば、登録販売者や調剤薬局事務といった選択肢もあります。

    キャリアに迷った場合は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談してみることをおすすめします。

    本記事でご紹介した転職エージェントは、どれもサポートに定評があるため、ぜひ活用してみてください。

    本記事で紹介した転職エージェント

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