大手人材派遣会社6社を項目別に徹底比較！口コミ〜選び方・メリットデメリットを解説

大手の派遣会社はたくさんあり、どこに登録して良いか迷ってしまう方も多いでしょう。

本記事では、派遣社員として就業を検討している方におすすめの、大手派遣会社を紹介します。

どこの派遣会社を利用するかによって、良い就業先が見つかるかどうかが変わる可能性もあります。

本記事で紹介する派遣会社を選ぶポイントや、大手派遣会社を利用するメリット・デメリットの情報も参考にしながら、自分に合った派遣会社を探してみてください。

おすすめ大手派遣会社6社の特徴・口コミ・評判

ここでは、おすすめの大手派遣会社6社の特徴や求人数をまとめています。

大手派遣会社は知名度が高く、求人数も多いため、とくにおすすめできる派遣会社です。

自分に向いている派遣会社を判断できるため、ぜひ参考にしてください。

スタッフサービス

（引用元

スタッフサービス）

スタッフサービスの特徴

「スタッフサービス」は、リクルートホールディングスの連結子会社である株式会社スタッフサービス・ホールディングスが運営する、日本最大級の求人数を保有する派遣会社です。

事務系の仕事を中心に、約40種以上の職種を提案しており、フルタイムだけでなく、時短や「週4日以内」などの働き方にも柔軟に対応しています。

（引用元

スタッフサービス）

働きながらキャリアアップできる資格支援制度やスキルアップ支援が充実しているという特徴があり、eラーニングを利用して自分のペースで学べるため、未経験の職種にチャレンジしたい方にもおすすめです。

スタッフサービスの利用者の口コミ・評判

スタッフサービスの利用者の口コミ・評判は以下の通りです。

テンプスタッフ

（引用元

テンプスタッフ）

テンプスタッフの特徴

「テンプスタッフ」は、パーソルテンプスタッフ株式会社が運営する、大手老舗派遣会社です。

創業者が女性ということもあり、産前産後休業や育児休業制度、介護休業制度など、女性が働きやすいサービスを提供しているという特徴を持っています。

（引用元

テンプスタッフ）

子育てをしながら派遣社員として仕事がしたいという人も、テンプスタッフであれば安心して働けるでしょう。

他にもカルチャー講座や旅行・ファッションレンタルなどの割引や特典があるため、仕事だけでなくプライベートも充実させたい方は、テンプスタッフへの登録を検討してみてください。

テンプスタッフの利用者の口コミ・評判

パソナ

（引用元

パソナ（派遣））

パソナの特徴

「パソナ」は、株式会社パソナグループが運営している、手厚いキャリアアップサポートを受けられる派遣会社です。

1人の求職者に対して平均約20時間をかけて丁寧なサポートを行ってくれるため、自分がなにに向いているのか、何にやりがいを感じるのかなどを明確にした上で適切な仕事を紹介してもらえます。

（引用元

パソナ）

パソナは、福利厚生が充実している点も人気のポイントです。

各種保険や休暇制度、慶弔見舞金や貸付金制度などのベーシックサポートに加え、保育園の無料利用や、育児や介護と仕事の両立を支援する家事代行サービスなど、生活のサポートに役立つサービスも提供しています。

充実した福利厚生を利用したい方は、ぜひ登録に進んでみてください。

パソナの利用者の口コミ・評判

リクルートスタッフィング

（引用元

リクルートスタッフィング）

リクルートスタッフィングの特徴

「リクルートスタッフィング」は、総合人材サービスとして有名なリクルートグループの子会社が運営する派遣会社です。

優良派遣事業者として認定を取得しており、登録スタッフが安心して就業できるよう、トータルサポートしてくれます。

リクルートスタッフィングではテレワークの仕事も豊富に用意しているため、働き方の選択肢を広げられます。

（引用元

リクルートスタッフィング）

首都圏に比べて地方の求人数が少ないという注意点があるものの、大手が運営しているという安心感があるため、派遣として働くのがはじめての方は、ぜひ登録の選択肢に入れてみてください。

リクルートスタッフィングの利用者の口コミ・評判

マンパワー

（引用元

JOBNET）

マンパワーの特徴

「マンパワー」とは、派遣求人サイトJOBNETを運営する派遣会社です。

世界75の国と地域に約2,200の拠点を展開している外資系大手のグループ企業のため、大手企業や外資系企業の求人が多いという特徴を持ちます。

（引用元

マンパワー）

有給休暇や各種社会保険、定期健康診断などのベーシックな福利厚生にくわえ、登録者限定の福利厚生サービスであるマンパワーグループクラブオフで、全国の宿泊施設・レジャー・ライフサポート等の様々なメニューを会員料金で利用可能です。

毎日の生活の中でお得な優待を受けたい方は、マンパワーに登録しましょう。

マンパワーの利用者の口コミ・評判

アデコ

（引用元

アデコ）

アデコの特徴

「アデコ」は、総合人材サービス企業のアデコ株式会社が運営する人材派遣サービスです。

もっとも注力するサービスのひとつに無期雇用型派遣を位置づけており、2年以上の就業で応募可能な「ハケン2.5」といった独自の制度も展開しています。

（引用元

アデコ）

またアデコ自身も外資系であることから外資系の高時給求人を豊富に取り扱っているという特徴があり、同じ時間働くのであればしっかりと稼ぎたいと希望する方に向いています。

自分のスキルを活かしたい方はもちろん、未経験の職種にチャレンジしたい方も、ぜひアデコを利用してみてください。

アデコの利用者の口コミ・評判

【項目別】おすすめ大手派遣会社6社比較

続いて、おすすめの大手派遣会社6社を10項目にわけて比較しましたので紹介します。

仕事をする上で重視する項目において、どこの派遣会社がおすすめかをチェックしてみましょう。

公開求人数

おすすめの派遣会社を、公開求人数で比較しました。

結果を見てみると、スタッフサービスが圧倒的な求人数を誇っているのがわかります。

スタッフサービスでは公開求人数のほかに、登録者しか紹介を受けられない非公開求人数も保有しているため、さまざまな選択肢を持てるでしょう。

スタッフサービス以外の派遣会社も非公開求人を持っていますので、一概に公開求人数だけで派遣会社を選ばず、複数登録してさまざまな求人に目を向けるのがおすすめです。

勤務形態別

続いて、勤務形態別の求人数を見てみましょう。

以下は、各派遣会社の「短期・単発求人数」「長期求人数」と、日払い・週払いの可否を一覧にした表です。

いずれの派遣会社も、短期・単発求人よりも長期求人数の方が多いという結果になりました。

短期や単発の派遣求人を探している方は、スタッフサービスやテンプスタッフ、アデコへの登録を検討すると良いでしょう。

日払い・週払いを希望している場合は対応しているスタッフサービスかテンプスタッフを利用するようにしてください。

福利厚生

以下は、大手派遣会社が提供する福利厚生の比較表です。

各社とも社会保険や有給休暇、健康診断などの基本的な福利厚生のほかに、独自の制度で登録スタッフをサポートしています。

福利厚生が手厚いとされるパソナやマンパワーでは、「ベネフィットステーション」や「マンパワーグループクラブオフ」により、仕事だけでなくプライベートでも利用できる割引サービスが利用できることが、満足度を引き上げているといえるでしょう。

また育児や介護との仕事の両立を目指す方は、育児・介護休業が取得できる派遣会社に登録するのがおすすめです。

登録スタッフ数

各派遣会社の登録スタッフ数は、以下の通りです。

同じ大手の派遣会社であっても、会社により利用者に差があることがわかります。

登録スタッフが多いほど、求めている人材が確保できる可能性が高くなることから派遣先企業とのつながりが強くなり、勤務する際の交渉もしやすくなるでしょう。

また多くの登録スタッフをサポートしている派遣会社の担当者も経験値が大きくなりますので、トラブルが起こった際も、スムーズな対応が期待できます。

対応職種

各派遣会社がどのような職種に対応しているかを一覧で見てみましょう。

派遣会社名	事務職	製造業・軽作業	介護職	看護師	ITエンジニア	短期・単発	無期雇用派遣	リモートワーク
スタッフサービス	約22,000件	約12,000件	約41,000件	約22,000件	約14,500件	約2,600件	約10件	約850件
テンプスタッフ	約31,000件	約8,800件	約30件	約200件	約11,000件	約2,500件	約970件	約2,500件
パソナ	約6,100件	約930件	約1,000件	約190件	約1,500件	約600件		約80件
リクルートスタッフィング	約5,900件	約30件	約1,500件	約10件	約1,200件	約240件	約10件	約20件
マンパワー	約5,300件	約900件	約14,000件	約160件	約800件	約140件	約50件
アデコ	約7,000件	約1,200件	約30件	約10件	約1,700件	約2,000件	約1,200件

（※2023年12月時点）

一口に派遣会社といっても、職種や業種により得意・不得意があるため、数字にバラつきが見られるのがわかります。

既に就きたい仕事の職種が決まっている方は、事務職であればテンプスタッフ、製造業・軽作業であればスタッフサービス、といったように、自分の希望する職種に強い派遣会社を選ぶのが良いでしょう。

登録後に着く担当者も強い職種に対する知識が深く、丁寧なサポートを受けられる可能性があります。

拠点・地域

今回おすすめしている派遣会社は各地に拠点を構え、全国で登録スタッフのサポートをしています。

以下で派遣会社ごとに拠点の有無と求人数を比較しますので、就業を希望する地域に拠点はあるのか、求人数はどれほどあるのかをチェックしてみてください。

北海道・東北｜北海道/青森県/岩手県/宮城県/秋田県/山形県/福島県

まず、北海道・東北地方の各派遣会社の拠点の有無と求人数を紹介します。

北海道・東北地方には、多くの大手派遣会社が拠点を構えて活動しています。

特にスタッフサービスは全体的な求人数が多いことから北海道・東北地方の求人数も豊富にあるため、登録必須といえるでしょう。

自宅近くの拠点を活用し、良い情報を得ながら仕事探しをしてください。

甲信越・北陸｜新潟県/富山県/石川県/福井県/山梨県/長野県

リクルートスタッフィングは首都圏の求人を多く取り扱っていることから甲信越・北陸に拠点や求人は見られないものの、そのほかの派遣会社に関してはしっかりと拠点を構えて活動しているところが多くあります。

求人数が少なかったとしても、地域密着で優良企業の情報を得ている派遣会社もあるため、複数登録の上多くの情報を掴むと良いでしょう。

関西｜大阪府/兵庫県/京都府/滋賀県/奈良県/和歌山県

関西圏では、どこの派遣会社も非常に多くの求人数を保有しています。

スタッフサービス、テンプスタッフ、パソナはすべての県に拠点を構えていることから、なにかあったときの素早い対応が期待できるでしょう。

各派遣会社の特徴を押さえた上、どこに登録するか絞り込むのがおすめです。

関東｜東京都/神奈川県/千葉県/埼玉県/茨城県/栃木県/群馬県

関東圏では、すべての派遣会社が拠点を構えて登録スタッフの仕事探しをサポートしています。

求人数も非常に多いため、どこの派遣会社に登録しても間違いないといえるでしょう。

登録先を迷った場合は、求人数以外にも福利厚生やスキルアップ制度などで絞り込むのがおすすめです。

優良求人が出た際は優先的に紹介してもらえるよう、担当者とは近い距離を保つのを意識しましょう。

東海｜愛知県/静岡県/岐阜県/三重県

東海四県の中で、特に愛知は大都市名古屋があることから、拠点や求人数が豊富です。

リクルートスタッフィングとアデコに関しては、岐阜や三重など求人数が少なめな場所に拠点は構えていないものの、両県とも名古屋へのアクセスが良いため、変わらず丁寧なサポートが期待できます。

中国｜鳥取県/島根県/岡山県/広島県/山口県

中国地方に関しても地方求人に少し弱いリクルートスタッフィングとアデコに関して拠点を構えていない一部地域があるものの、多くの派遣会社がフォローしているのがわかるでしょう。

首都圏に比べて全体的な求人数は少なめなので、希望条件に優先順位をつけて選択肢を広げるのがおすすめです。

各派遣会社とも担当者によるキャリアコンサルティングが受けられるため、もし希望条件の明確化や優先順位に迷いがある場合は、相談してみましょう。

四国｜徳島県/香川県/愛媛県/高知県

四国に関しても、ほぼすべての派遣会社が派遣求人を取り扱っています。

特にスタッフサービスは取扱い求人数が多いため、登録の上どのような情報があるか見てみると良いでしょう。

四国では製造業が盛んなため、軽作業求人の仕事を希望している方は、多くの選択肢が得られそうです。

九州・沖縄｜福岡県/佐賀県/長崎県/熊本県/大分県/宮崎県/鹿児島県/沖縄県

九州・沖縄地方は、リクルートスタッフィングとアデコをのぞいたほぼすべての派遣会社が対応しています。

沖縄は離島であることからスタッフサービスであっても求人数が少なめであるものの、担当者のサポートを得ることで希望に沿った仕事が見つかるかもしれません。

自分自身が仕事を通してどうなりたいかを明確にした上で仕事探しをすると、ミスマッチを防ぎやすいです。

交通費支給限度額

続いて、派遣社員に支給される交通費の支給限度を比較しました。

大手派遣会社ではほとんどが3万円を上限にしていることがわかりました。

そもそも、派遣社員は交通費をもらうことができるのかと疑問に感じる方もいるでしょう。

結論としては、2020年4月に施行された改正労働者派遣法により、派遣社員でも交通費がもらえるようになりました。

ただし勤務条件によって上限が設定されているため、あまり遠くの地域の勤務先を選んでしまうと、持ち出しが増えて結果的に手取りが下がる可能性があります。

また、自宅と勤務先が近い距離にある場合は交通費の支給対象外となる可能性があるため、あらかじめ確認しておきましょう。

研修・スキルアップ支援制度

各派遣会社では研修・スキルアップ支援制度を設けています。

各社により内容が異なりますので、内容を比較してみましょう。

大手派遣会社は、中小の派遣会社と比較して研修投資できる資金が豊富にあるため、登録スタッフに対してさまざまな学習機会を提供してくれます。

決まった時間ではなく、自分の都合に合わせて学びたい方は、eラーニングやアプリを利用して好きなときに学習できるスタッフサービスやパソナ、リクルートスタッフィングの利用がおすすめです。

公式サイトで紹介されている以外にも受けられる制度があるかもしれないので、登録前に確認しておきましょう。

アドバイザーサポート体制

各派遣会社のアドバイザーによるサポートは、以下のようになっています。

どこの派遣会社も登録後に専任の担当者が付くため、キャリアコンサルティングや求人紹介をはじめとした手厚いフォローが受けられます。

特にスタッフサービスやマンパワーのサポートは丁寧で良いと定評があり、アドバイザーからフォローを受けながら仕事探しがしたい方は、ぜひ利用してみてください。

登録方法

派遣会社への登録方法は、主に電話、来社、Webの3通りです。

今回紹介している派遣会社はどの方法で登録できるのかをまとめました。

アデコ以外の派遣会社が、電話・来社・Webのすべての方法に幅広く対応していることがわかりました。

登録する際、一番手間がない方法は、Web登録です。

質問事項によるものの、3分程度で登録が完了するため、24時間どこにいてもすぐに派遣求人が探せます。

一方で、Web登録は自分で手続きを進めなければならず、担当者から詳しい説明を受けられません。

派遣会社への登録がはじめてで、しっかりと話を聞きたい人は、近くに拠点を構えている派遣会社へ来社登録しに行くか、電話登録をすると良いでしょう。

派遣会社を選ぶための3つのポイント

派遣会社選びは、良い仕事に巡り合うために非常に重要です。

ここからは、派遣会社を選ぶためのポイントを3つ紹介しますので、参考にしてみてください。

派遣会社を選ぶための3つのポイント

希望職種の求人数は多いか

まずは、自分が希望する職種の求人数が多いかどうかという点がポイントになります。

せっかく登録する派遣会社を選んでも、派遣会社によっては得意な業種や職種があるため、職種で絞り込むと選択肢が少なくなってしまうかもしれません。

全体の取扱い求人数が多いからと安易に登録先を決めることはせず、希望職種の求人数をどれほど持っているかに注目してみると、登録する派遣会社が見えてくるでしょう。

研修やスキルアップ制度が整っているか

研修やスキルアップ制度が整っているかについても、派遣会社を選ぶ際にチェックしておきたい項目です。

派遣社員には正社員のような昇給がないため、より条件の良い派遣先に就業できるよう、スキルアップが欠かせません。

派遣会社での研修やスキルアップ制度が整っていれば、独学で勉強したり、仕事後に夜間のスクールに通ったりする費用が節約できます。

派遣会社の中には、eラーニングを活用して自宅で学習できるシステムを取り入れているところもあるため、自分の身につけたいスキルを自分に合った方法で得られる制度がある派遣会社へ登録するのがおすすめです。

希望の福利厚生があるかどうか

派遣会社選びでは、福利厚生の内容についても事前に確認しておくと良いでしょう。

派遣社員は派遣先企業ではなく、派遣元である派遣会社の福利厚生が適用されるからです。

福利厚生は、健康や生活、福祉の向上を目的として行うさまざまな取り組みを指します。

宿泊施設やレジャー施設の割引制度や特別休暇など、派遣会社によって福利厚生の内容は異なるため、自分が利用したい福利厚生を備えている派遣会社を選ぶようにしましょう。

大手派遣会社を利用するメリット

派遣社員として働く際、大手派遣会社を利用するメリットは以下の5つが挙げられます。

メリット

拠点数が多く対応エリアが広い

大手派遣会社のメリットとして、全国に拠点を構えて対応エリアが広いため、どこで仕事を探すにしても希望条件に沿った仕事探しができる点が挙げられます。

特に地域の中でも駅チカなどアクセスの良い場所に拠点があることが多く、通いやすいため派遣会社の担当者から手厚いサポートが受けられるでしょう。

また拠点間で情報を共有することで、遠方に引っ越すことになっても引き続きサービスを受けられます。

今後引っ越しする可能性がある方の場合、大手派遣会社を利用がおすすめです。

福利厚生が充実している

大手派遣会社では、福利厚生が充実している点も選ぶメリットです。

派遣会社が提供している福利厚生には、以下のようなものがあります。

一般的な福利厚生

ほかにも派遣会社独自で、レジャーや子育て支援についてのサービスを取り入れているところもあります。

登録を検討している派遣会社の福利厚生は必ずチェックした上で、自分の希望に合った派遣会社を選びましょう。

経営が安定していて給与未払い等のトラブルが少ない

経営の安定度も、大手派遣会社のメリットのひとつでしょう。

大手派遣会社は長く経営を続ける老舗企業であったり、大手人材サービスのグループであったりするためです。

経営の安定は、給与未払等のトラブルに直面するリスクが低いため、安心して就業できます。

また派遣会社の利益は、派遣社員を派遣することでマージンを上乗せした報酬により得ているものです。

「経営が安定する＝派遣社員が満足して働いている」ことに繋がります。

求人数が多く仕事が探しやすい

大手派遣会社は求人数が多いため、希望条件に合った仕事が探しやすいのが特徴です。

有名企業や上場企業へ派遣される場合も多く、良い環境の中働けるでしょう。

また大手派遣会社では、通常の登録型派遣のほか、「時短勤務可能」や「即日就業OK」などの求人も豊富です。

自分のライフスタイルに合った仕事がしたいと思う方は、大手派遣会社で派遣先を探してみましょう。

同じ職場に派遣社員がいる確率が高い

大手派遣会社では、1人ではなく複数のスタッフの派遣を求める企業も多いため、同じ職場に派遣社員がいる確率が高くなります。

同じ派遣社員がいれば、周りの方が皆正社員という状況よりも、心強く安心して働けるでしょう。

また派遣社員がいることで、職場に馴染むのも早くなります。

派遣先に派遣社員がいるという就業状況を希望する場合は、多くの求人数と登録スタッフを抱える大手派遣会社がおすすめです。

大手派遣会社を利用するデメリット

一方で、大手派遣会社を利用するデメリットは以下の3つです。

デメリット

未対応の職種や地域もある

大手派遣会社のメリットの中で、拠点数が多く対応エリアが広いという点を紹介した一方で、大手派遣会社には未対応の職種や地域もあるため注意が必要です。

「大手派遣会社だから」と希望職種や就業地域の求人数を見ずに登録してしまうと、全然仕事が見つからないことにもなりかねません。

特に地域密着型企業の場合、地元の中小派遣会社が求人を一気に取りまとめているケースもあります。

職種や地域によってはそのような中小派遣会社を利用した方が仕事が見つかりやすいため、登録の候補に入れると良いでしょう。

求人の競争率が高く仕事がもらいにくい

大手派遣会社は取引先が豊富で、その分多くの登録スタッフを抱えているため、好条件の求人に対しては競争率が高く、仕事がもらいにくいというデメリットもあります。

気に入った仕事を見つけて申し込んだのに、既にほかの人に決まってしまったと言われる場合もあるでしょう。

また、未経験OKの仕事であっても、経験者や相応のスキルを身に着けた登録スタッフからの応募があれば、未経験者よりも即戦力を採用します。

仕事をもらうために、派遣会社の研修やスキルアップ研修を利用して、自己研鑽に努めるのがおすすめです。

対応が雑なケースがある

大手派遣会社は登録スタッフが多いことから、1人の担当者が複数のスタッフを担当するため、1人1人に割く時間が短くなり面談や仕事の紹介の対応が雑なケースも見られます。

大手派遣会社の口コミの多くに「担当者の対応が悪かった」と見られるのは、この点が原因です。

担当者の対応が雑と感じた場合も、ほしい情報は登録スタッフ側から確認するのを怠らず、主導権を握るようにするとミスマッチが生まれにくいでしょう。

あまりにも対応がひどいと感じる場合は、ほかの派遣会社にも登録して自分に合う担当者を選ぶとストレスがなくなります。

大手派遣会社で登録〜就業開始する流れ

大手派遣会社に登録してから就業するまでの流れを見てみましょう。

大手派遣会社｜利用の流れ

今回紹介した派遣会社は、すべて専任の担当者が就くため、都度次のステップを示してくれます。

しかし、全体の流れを把握しておいた方が、不安なく派遣会社を利用できるため一度目を通しておいてください。

派遣会社に登録する

まずは、派遣会社への登録です。

派遣会社が保有する求人には、派遣会社へ登録した方しか応募できません。

派遣会社へ登録する一般的な内容は以下の通りです。

派遣会社への登録は、「Web登録」か、最寄りの拠点における「来社登録」で実施されます。

気になる求人への応募を早く進めたい場合はWeb登録、担当者と顔合わせをしてじっくりと話を聞きながら登録したい場合は来社登録を利用すると良いでしょう。

求人を紹介してもらう

派遣会社への登録が終わったら、専任の担当者からあなたの希望に沿った求人の紹介をしてもらえます。

派遣会社のHPで求人を検索し、気になる企業に応募するのも見つける方法も良いでしょう。

求人には応募に際して、条件が記されている場合があります。

これまでの職歴であったりスキルの有無によって条件を満たさない可能性があるため、応募前に良く確認するのがおすすめです。

応募して社内選考の結果を待つ

気になる求人に応募したからといって、必ず仕事が決まるとは限りません。

人材を募集している企業には求める人物像があるため、本当に応募者が就業先の希望を満たしている人間かを見極める、社内選考が開催されます。

社内選考で見られるポイントは、主に以下の3つです。

応募者が複数人いる場合、条件を満たしていても他の方で決まることもあるため、早く選考に通過したい方は、複数社へ応募するのがおすすめです。

派遣先へ顔合わせに行く

無事社内選考に通ったら、希望に応じて派遣会社の担当者とともに派遣先を訪れ、顔合わせをします。

顔合わせは派遣会社によっては職場見学とも呼ばれ、派遣先の担当者と面識を持ったり、実際の就業場所を確認したりするのが目的です。

派遣会社の担当者からなぜ勤務を希望したかの質問を受ける場合があるため、簡潔に答えられるよう、あらかじめ考えておくと良いでしょう。

また就業場所の確認と同時に、事前に聞いていた業務内容に相違がないかを確認すると就業後のミスマッチを避けられます。

雇用契約を結び就業スタート

顔合わせが終わり双方に問題がなければ、雇用契約を結び就業がスタートします。

雇用契約では派遣として仕事するうえでの守秘義務などに関する誓約書があるため、内容を良く確認しましょう。

誓約書の内容を破った場合、派遣会社から損害賠償請求を受ける場合があります。

また就業条件明示書により、派遣で働くうえでの大切な情報が提示されますので、気になることがあればその場で解消するようにしてください。

大手派遣会社に関するよくある質問

最後に、大手派遣会社に関するよくある質問に回答します。

特にはじめて派遣会社に登録する方は、事前に疑問点を解消した上で登録に進めばスムーズです。

大手派遣会社に関するよくある質問

複数の派遣会社に登録しても良い？

回答

派遣会社は1社しか登録してはいけないという決まりがないため、同時に複数の派遣会社への登録も可能です。

派遣会社の複数登録には、「求人の幅が広がる」「相性の良い担当者と出会える可能性がある」などのメリットが考えられます。

あまりに多くの派遣会社に登録してしまうと管理が大変になるため、はじめのうちは2〜3社に留めておき、徐々に取捨選択していくと良いでしょう。

登録だけして求人応募しないのはOK？

回答

就業するかは検討段階の方も、まず登録だけということも問題ありません。

派遣会社にとっても登録スタッフが多い方が企業からの求人をもらいやすいため、登録だけの方も大歓迎です。

派遣会社へは登録するだけでも、一般に公開されていない好条件の「非公開求人」の情報が得られたり、専任の担当者によるキャリアカウンセリングが受けられたりといったメリットがあります。

気になる派遣会社があればまず登録に進むのがおすすめです。

未経験でも派遣で働ける？

回答

大手派遣会社には「未経験歓迎」の仕事も豊富にあるため、自分のスキルに合った仕事をしながらキャリアアップが可能です。

どのような仕事が合っているのかわからない場合は、派遣会社の担当者に希望を伝えた上で相談すると良いでしょう。

また派遣会社には研修やスキルアップ制度が用意されているため、希望の仕事に必要なスキルを前もって身につけると前向きな姿勢が評価されます。

派遣から正社員になるのは可能？

回答

派遣から正社員になるには、主に以下の3つの方法があります。

紹介予定派遣とは、最長6ヶ月の派遣期間終了後、本人と派遣先企業双方合意のもとに社員となる方法です。

一定期間派遣スタッフとして働くことで、実際の仕事内容や職場を見て、自分に合っているか見極められるメリットがあります。

また、正社員登用制度により派遣社員から引き上げられて正社員になることも可能です。

すべての派遣先企業が、正社員登用制度を用意しているとは限らないため、正社員として働きたい場合、過去に正社員登用の実績があるかを確認しましょう。

派遣会社の正社員として登用される、無期雇用派遣の道もあります。

無期雇用派遣は派遣会社と期間の定めがない形で契約を継続するもののため、派遣期間が終了し働いていない期間があっても、原則として給与や休業手当が支払われる点が魅力です。

仕事の紹介がない場合の対策は？

回答

派遣会社に登録したのに、条件に合う求人がなく、仕事の紹介を受けられない場合もあります。

その際は、自らの登録プロフィールでスキルや職歴に間違いがないかや就業先の希望条件が高すぎないかを見直すと良いでしょう。

派遣会社の担当者へ常に連絡を取り、いざというときに紹介を受けられるようにしておくのもおすすめです。

また複数の派遣会社へ登録したり、自らも求人検索したりして情報網を広げておくと仕事が見つかりやすいでしょう。

まとめ

大手として知名度の高い派遣会社を、さまざまな項目から徹底的に比較しました。

どこの派遣会社に登録しようか迷っていた方にとって、登録先を決める良い内容になったのではないでしょうか。

派遣会社といえばどこも同じというわけではないため、それぞれの特徴を把握して自分に合った先に登録するのが大切です。

良い就業先を得るために、今一度本記事の内容を確認の上、仕事探しに進んでください。

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