派遣薬剤師のメリット・デメリットと高収入の理由とは?派遣会社おすすめ11選を紹介
最終更新日:
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薬剤師として働くにあたって、「派遣の薬剤て給料や福利厚生はどうなの?」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。
派遣薬剤師は働き方の自由度が高いメリットがある一方で、安定性に欠けるデメリットもあります。
派遣薬剤師の働き方のメリット・デメリットを紹介し、「どんな人に向いているのか」を徹底解説します。
メリット | デメリット |
---|---|
時給が高い | 同じ職場で働き続けられない |
正社員と同じように有給・育休を取れる | 次の職場探しに苦労しやすい |
働き方の自由度が高い | 人間関係を築きにくい |
即戦力として活躍できる | 仕事内容が限定される |
人間関係の煩わしさを解消しやすい | キャリアアップに向かない |
住居付きの求人もある |
この記事を読めば、派遣薬剤師の向き不向きを理解した上で、スムーズに働き始められるはずです。
とりあえずこれに登録しておけば間違いないといえるおすすめの3つを紹介します。
派遣薬剤師向け
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- 派遣薬剤師の5つのデメリット
- デメリット1.同じ職場で働き続けられない
- デメリット2.次の職場探しに苦労しやすい
- デメリット3.人間関係を築きにくい
- デメリット4.仕事内容が限定される
- デメリット5.キャリアアップに向かない
- 派遣薬剤師の6つのメリット
- メリット1.時給が高い
- メリット2.働き方の自由度が高い
- メリット3.即戦力として活躍できる
- メリット4.人間関係の煩わしさを解消しやすい
- メリット5.短期間に多くの職場で働ける
- メリット6.住居付きの求人もある
- 信頼できる薬剤師向けの派遣会社を選ぶ5つのポイント
- ポイント1.福利厚生が整っている
- ポイント2.派遣求人の保有数が多い
- ポイント3.派遣実績が豊富
- ポイント4.派遣先に対する交渉力がある
- ポイント5.派遣後もサポートがある
派遣薬剤師とパート・正社員の違いは?
派遣薬剤師の働き方において、正社員やパートと比べて最も違う点は「雇用主」です。
正社員やパートの場合、雇用主は勤務先の病院や企業になります。
一方、派遣薬剤師の雇用主は派遣会社であるため、派遣先の職場ではなく派遣会社の雇用条件や福利厚生制度の下で働くことになります。
派遣の場合は、社会保険・有休・産休・育休などについては、「登録している派遣会社の制度が適応される」ことを覚えておきましょう。
以下に、薬剤師の派遣・パート・正社員の主な違いをまとめたので、参考にしてください。
薬剤師の雇用形態による違い
派遣 | パート | 正社員 | |
給料 | 時給制 | 時給制 | 月給制 |
給与額 | 時給 2,500~4,000円 | 平均時給 約2,200円 | 平均年収 約560万円 |
雇用主 | 派遣会社 | 勤務先企業 | 勤務先企業 |
契約期間 | 有期雇用 | 有期雇用 | 無期雇用 |
仕事の専門性 | ○ | ○ | ◎ |
自由度 | ◎ | ○ | △ |
※上記の表の内容は、薬剤師の雇用形態の一般的な例であり、企業や契約によっては例外もあります。
また、各雇用形態の給与額については、以下を参考にしています。
(参考:令和元年賃金構造基本統計調査|e-Stat、令和3年賃金構造基本統計調査による職種別平均賃金(時給換算)|厚生労働省、第22回医療経済実態調査 (医療機関等調査) 報告|中央社会保険医療協議会)
派遣薬剤師は有期雇用であるものの、休みや勤務時間を調整しやすく、働き方の自由度が高いことが特徴です。
派遣の働き方は、高時給で効率良く収入を増やし、プライベートとのメリハリをつけたい方に最適と言えるでしょう。
派遣薬剤師として働く場合、正社員やパートとの違いを正しく把握しておかなければ、就労後に「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまう恐れがあります。
違いをよく理解した上で、派遣薬剤師として働きましょう。
派遣薬剤師の有給・育休
派遣が取得できる有給や育休は、正社員と変わらないので、安心してください。
有給については、派遣労働者にも労働基準法が適用されます。(参考:厚生労働省|派遣労働者の労働条件・安全衛生の確保のために)
実際に、派遣実績が豊富な「ファルマスタッフ」では、派遣薬剤師の有休取得率が80%を超えています。
育休については、2017年1月1日の改正以降、育児・介護休業法にて、正社員、契約社員、派遣など雇用形態にかかわらず取得することができると定められています。(参考:厚生労働省)
遣薬剤師の福利厚生
受けられる福利厚生の内容は、正社員と派遣で異なります。
派遣で働く場合は、派遣先の行院や企業ではなく、派遣会社の福利厚生が適用されます。
福利厚生の有無 | 福利厚生の適用先 | |
---|---|---|
派遣 | 有 | 派遣先の福利厚生 |
正社員 | 有 | 就業先の福利厚生 |
以下6つの福利厚生は、「法廷福利厚生」として法律で義務付けられているため、派遣であっても正社員であっても受けられます。
派遣薬剤師が受けられる法定福利厚生
- 健康保険
- 厚生年金保険
- 雇用保険
- 労災保険
- 介護保険
- 子ども・子育て拠出金
一方、「法定外福利厚生」については派遣会社が独自に制度を設けているため、派遣会社によって違いがあります。
派遣会社が提供する福利厚生(ファルマスタッフの例)
- 薬剤師賠償責任保険
- 定期健康診断
- スポーツクラブの優待利用
- 保養所の利用 など
(参考:ファルマスタッフ 福利厚生)
派遣会社の規模が大きいほど、福利厚生は充実したものになる傾向があります。
福利厚生は人材定着に影響すると言われており、求人数や内容もさることながら、どこの派遣会社に登録しようか迷った際は、福利厚生の違いにも注目してみてください。
詳しくは、派遣会社ごとの福利厚生をまとめた一覧表をご覧ください。
派遣薬剤師は高時給になりやすい
派遣薬剤師は高時給になりやすい傾向があります。
実際に「リクナビ派遣」が実施した、関東エリアで掲載された仕事情報の時給を職種別に集計した結果、薬剤師はかなり平均時給が高い部類にいることが分かりました。
職種 | 平均時給 |
---|---|
薬剤師 | 2,417円 |
一般事務・OA事務 | 1,626円 |
受付 | 1,538円 |
栄養士・管理栄養士 | 1,740円 |
軽作業・品出し・ピッキング | 1,388円 |
高時給になる理由としては、派遣薬剤師には即戦力が期待されているからです。
薬剤師が不足すると病院や薬局が回らないため、時給相場には高い人件費を払ってでも人手不足を解消したいという採用側の意図が反映されています。
派遣薬剤師の5つのデメリット
派遣薬剤師は時給が高いことが魅力ですが、「派遣はずっと続けていけるの?」「安定性に欠けるのでは?」といった不安を感じている人もいらっしゃるでしょう。
実際に、派遣には有期雇用だからこそのデメリットも存在します。
ここでは、派遣薬剤師の働き方のデメリットを5つ紹介しますので、派遣薬剤師として働く前によく確認しておきましょう。
派遣薬剤師の働き方のデメリット
デメリット1.同じ職場で働き続けられない
派遣薬剤師は、原則同じ職場で働き続けられません。
派遣は有期雇用であるため、たとえ派遣先の職場が気に入ったとしても、雇用期間が終われば職場を離れることになります。
薬を処方する方への接遇を含め、同じ職場で長く落ち着いて働きたい方には、派遣以外の働き方の方が合うでしょう。
同じ職場で働き続けて、人間関係での安定やキャリアアップを重視したい場合は、無期雇用の正社員で働くことを検討してみてください。
デメリット2.次の職場探しに苦労しやすい
派遣薬剤師は、雇用期間満了後に次の職場探しに苦労しやすいと言えます。
なぜなら、以下の3つの派遣会社の求人内容を比較した表からわかるように、派遣の求人数は正社員やパートと比べて少なく、どうしても選べる職場が限定されてしまうためです。
会社名 | 正社員求人数 | パート求人数 | 派遣求人数 |
---|---|---|---|
ファル・メイト | 約7,500件 | 約4,000件 | 約3,800件 |
ファルマスタッフ | 約31,000件 | 約16,000件 | 約2,100件 |
(2023年11月時点)
1ヶ所の職場での雇用期間は短い場合で1・2ヶ月、長くても1~3年という有期雇用ですので、次の派遣先探しを常に気にしておく必要があります。
派遣薬剤師を長期的に続けたい方は、最初の職場選びだけでなく、次の職場のことも考えておくことが重要です。
できるだけ長く派遣を続けたい場合は、「ファルメイト」など比較的派遣の求人数の多い派遣会社を選ぶことをおすすめします。
デメリット3.人間関係を築きにくい
派遣薬剤師は短期間で職場を変わるため、頻繁に人間関係に変化があり、安定した人間関係を築くことが難しいと言えます。
職場の同僚や患者さんとの信頼関係が出来始めたタイミングで、別の職場に異動することも多く、新しい職場に就労するたび、いちから人間関係を構築しなければなりません。
そのため、派遣薬剤師には、どんな職場にも馴染めるコミュニケーション力が必要となります。
信頼関係をゆっくり築きながら働くスタイルの方は注意が必要です。
「コミュニケーション能力に自信が無い」「環境の変化が苦手」という場合は、派遣薬剤師以外の雇用形態を選んだほうが良いでしょう。
デメリット4.仕事内容が限定される
派遣薬剤師は、比較的業務の幅が狭いため「やりがいが少ない」と感じる人もいるようです。
派遣先から派遣薬剤師に期待されるのは、主に調剤業務における貢献です。
派遣薬剤師の役割は調剤業務を滞りなく着実に進めることであるため、どうしても調剤業務を淡々と行うことになりやすいでしょう。
派遣薬剤師の仕事は監査や投薬などの調剤業務のみであり、職場運営や業務改善に携わることは少ないです。
新しい業務に挑戦したいと考えている方には、仕事内容が限定される派遣薬剤師の働き方がデメリットになるでしょう。
病院への派遣は法律によって原則禁止
病院への派遣は、法律によって原則禁止されています。
ただし、以下の2つに該当する場合は派遣として病院で働くことが可能です。
派遣として病院で働けるケース
- 紹介予定派遣の場合
- 産前産後休業、育児休業、介護休業を取得した労働者の業務である場合
(参考:労働者派遣事業を行うことができない業務|厚生労働省、労働者派遣法|e-Gov)
求人数が限られていますので、病院で派遣薬剤師として働きたい方は、こまめに求人情報をチェックすると良いでしょう。
デメリット5.キャリアアップに向かない
派遣薬剤師として働く場合、キャリアアップは難しいと考えたほうが良いでしょう。
派遣薬剤師の主な業務は調剤であり、人材育成などの管理業務を担当することはありません。
薬剤師がキャリアアップするためには、勤務年数とそれに伴うスキルの向上が必須です。
そのため、業務内容に制限のある派遣薬剤師は、キャリアアップに伴う評価がされにくいと言えます。
派遣の口コミ
匿名
>>派遣ってあんまり重要な仕事って任せてもらえないのでしょうか?
基本的にそのとおりです。派遣って「期間限定」で契約しますし、その期間が終われば、労働者側から「契約更新しません」っていえば、辞めることに全く問題はありません。なので、会社は重要な仕事をまかせるわけにはいかないのです。
(引用:教えて!goo)
派遣薬剤師を長年続けたとしても、管理薬剤師などのポジションにキャリアアップするのは難しいでしょう。
以下の記事では派遣薬剤師のデメリットについてさらに詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
派遣薬剤師の6つのメリット
派遣会社から各職場に派遣されて業務を行うスタイルの「派遣薬剤師」には、正社員やパートには無いメリットも多くあります。
派遣薬剤師として働くメリットを5つ紹介しますので、派遣薬剤師として働き始める際の参考にしてください。
派遣薬剤師として働くメリット
メリット1.時給が高い
地域や繁忙期などの条件によっても異なりますが、派遣薬剤師の時給は高額な傾向にあります。
というのも、派遣を求めているのは「今すぐ薬剤師を必要としている職場」であり、派遣先が高時給を提示する場合が多いからです。
派遣・パート・正社員の時給の相場は以下の通りです。
雇用形態別|時給相場
派遣 | パート | 正社員 | |
給料 | 時給制 | 時給制 | 月給制 |
時給額 | 時給 2,500~4,000円 | 平均時給 約2,200円 | 時給換算 約2,700円 |
※上記の表の内容は、全年齢の薬剤師の平均年収と勤務時間から算出した例であるため、年齢や残業時間などによって変動します。
また、給与額については、以下を参考にしています。
(参考:令和元年賃金構造基本統計調査|e-Stat、令和3年賃金構造基本統計調査による職種別平均賃金(時給換算)|厚生労働省、第22回医療経済実態調査 (医療機関等調査) 報告|中央社会保険医療協議会)
高時給の職場に派遣された場合、「時給換算で正社員の収入を上回る」という可能性も十分にあります。
そのため、派遣薬剤師は「高時給で効率良く収入を得たい方」に、おすすめの働き方です。
メリット2.働き方の自由度が高い
派遣薬剤師は、正社員と比較すると自由度が高いです。
基本的に働ける時間や日数に合わせて求人を選べるので、平日3日だけや土日のみ働くことも可能です。
自分の都合に合わせて働き方を選べれば、プライベートも充実させられます。
派遣薬剤師の働き方は、プライベートを重視し、自分のペースで働きたいと考えている方に向いています。
メリット3.即戦力として活躍できる
派遣薬剤師は「派遣先で即戦力として活躍できる」という点も、メリットのひとつです。
先ほどお伝えしたとおり、派遣薬剤師の派遣先は、緊急性が高い・もしくは人手不足の職場が大半を占めるため、就労してすぐに業務を任されることが少なくありません。
即戦力として期待される職場で働くことは、仕事へのやりがい向上にもつながるでしょう。
なお、派遣薬剤師の主な業務は調剤のため、調剤経験があれば即戦力としてすぐに働くことが可能です。
緊急性の高い職場でバリバリ働きたい方は、派遣薬剤師として働いてみてはいかがでしょうか。
メリット4.人間関係の煩わしさを解消しやすい
派遣薬剤師には、「人間関係の悩みを抱えにくい」というメリットもあります。
派遣薬剤師の派遣期間は有期なので、たとえ人間関係で悩みを抱えても「派遣期間だけの我慢…」と割り切りやすいでしょう。
閉鎖的な環境で業務行う薬剤師は、人間関係の悩みを抱えることも多いですが、あらかじめ雇用期間が決まっていれば、「あと少しだから頑張ろう」と前向きに考えられます。
派遣薬剤師は、仕事は仕事と割り切りたい方や人間関係の煩わしさを避けたい方にも、おすすめの働き方です。
メリット5.短期間に多くの職場で働ける
派遣薬剤師は、短期間に複数の職場を経験できます。
派遣の期間は一般的に数ヶ月程度であるため、必然的に職場が変わる頻度が多くなります。
同じ調剤薬局であっても、職場によって「業務システム」「服薬指導ルール」「労働条件」など労働環境は千差万別と言えます。
派遣薬剤師の経験を通じて職場の実態が分かることがメリットという声もあります。
通常、転職しないと他の職場の実態を知ることはできませんが、派遣であれば多くの職場のリアルな良い点・悪い点を把握できます。
「たくさんの職場を経験したい」「視野を広げたい」という方は、派遣薬剤師という働き方を検討してみてはいかがでしょうか。
メリット6.住居付きの求人もある
派遣薬剤師には、住居付きで人を募集している求人もあります。
例えば、記事の後半で紹介する派遣会社の「ファルマスタッフ」では、住居付き求人が2023年5月時点で約200件と豊富です。
住居付き求人のメリットとは?
住居付き求人のメリットは以下の通りです。
- 住居費を節約できる
- 通勤時間が短縮される
- 引越しの初期費用が抑えられる
多くの住居付き求人では、住居の賃貸費用が無料または安く設定されているため、生活費を節約できるのが最大のメリットです。
また、住居は職場近くに構えている場合が多く、通勤時間が短縮する可能性があります。
引越し先が家具家電付きの住居であれば、初期費用が抑えられるのも嬉しいポイントです。
派遣薬剤師には住居付き求人の数が多くありますので、気になる人はぜひこだわり条件で絞り込み検索をかけてチェックしましょう。
信頼できる薬剤師向けの派遣会社を選ぶ5つのポイント
実際に派遣薬剤師として働き始める際に重要になるのが、直接の雇用主になる派遣会社選びです。
派遣会社選びを間違えると「希望の時給で働けない」「サポート不足により派遣先で孤立する」といったトラブルに巻き込まれることも少なくありません。
ここでは、信頼できる派遣会社を選ぶポイントを5つ紹介しますので、派遣会社選びの際の参考にしてください。
信頼できる派遣会社を選ぶポイント
ポイント1.福利厚生が整っている
まず第一に、福利厚生制度を含めた雇用契約がしっかりしている派遣会社を選ぶことが大切です。
万が一条件等の認識違いで派遣先とトラブルに発展した場合でも、契約で守られます。
派遣会社ごとの福利厚生制度は以下の通りです。
派遣会社名 | 福利厚生制度 |
---|---|
ファルマスタッフ | 社会保険、雇用保険、労災保険、薬剤師賠償責任保険、有給休暇制度、定期健康診断、スポーツクラブ・保養所の利用 |
お仕事ラボ | 薬剤師賠償責任保険無料加入、正社員と同様の保険加入、スキルアップの学習ができる「MPラーニング」の提供(研修認定薬剤師の受講シールも取得可能)、就業開始後の仕事相談や職場フォローなどのサポート |
薬キャリAGENT | 各種社会保険 |
ファル・メイト | 薬剤師賠償責任保険、有給休暇制度、社会保険、各種休業制度(産前産後、育児、介護) |
ファーマプレミアム | 各種保険完備 |
アプロドットコム | 各種社会保険、研修サービスの提供 |
ヤクジョブ | 雇用保険、労災保険、健康保険・厚生年金、有給休暇、薬剤師賠償責任保険、定期健康診断、ストレスチェック、年末調整、産前産後休暇・育児休暇・介護休暇、ベネフィット・ステーション、K・POINT |
各種社会保険 | |
病院薬剤師ドットコム | 各種社会保険、24時間保育、時短勤務 |
ファーマリンク | 健康保険・厚生年金、雇用保険、労災保険、薬剤師賠償責任保険、有給休暇、定期健康診断、インフルエンザ予防接種、産休・育児休暇、提携企業/提携施設利用 |
エクスファルマ | 各種社会保険 |
以下に、雇用契約と福利厚生制度について確認すべきポイントをまとめましたので、参考にしてください。
確認すべきポイント
- 社会保険・雇用保険
- 薬剤師賠償責任保険(派遣会社負担)
- 有給休暇制度
- 産休・育休制度
時給だけではなく、正社員と同等の保険制度の有無(会社負担での薬剤師賠償責任保険への加入など)や有休・産休・育休の取得実績も派遣会社選びの大事なポイントです。
派遣薬剤師の雇用主は「派遣会社」なので、福利厚生については事前に確認しておきましょう。
ポイント2.派遣求人の保有数が多い
派遣求人の保有数が多いことも、考慮すべき大事なポイントです。
派遣薬剤師は有期契約であり、派遣先との契約期間が満了すると次の職場を探す必要があります。
下記は、本記事で紹介するサービスの派遣求人数の比較です。
もし所属する派遣会社の求人数が少ないと、限られた求人から妥協して選んだり、希望に合った求人が出るまで待たなければならないといった事態も考えられます。
一方、求人の豊富な派遣会社を選んでおけば、複数の候補の中からあなたの希望条件に合う職場が探しやすくなるでしょう。
派遣会社を決める際は、最初だけでなく、次の派遣先のことも考えて求人数が多い会社を選ぶことをおすすめします。
単発派遣を探せるサービス
単発(スポット)の派遣薬剤師の求人を取り扱っているサイトの数は限られています。
さらに、単発の派遣薬剤師の求人は少ないため、こまめな情報のチェックが欠かせません。
以下の記事では、単発派遣について詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧になってください。
ポイント3.派遣実績が豊富
派遣実績が豊富なことも派遣会社選びには重要です。
実績のある派遣会社は大手であることが多く、「派遣就業の体制」や「サポート体制」が整っている傾向にあります。
また、派遣実績が豊富な会社では、過去の派遣者や派遣先のデータをもとに、派遣先の職場の情報を詳しく教えてくれることも多いです。
ポイント4.派遣先に対する交渉力がある
派遣先の職場と交渉する能力がある派遣会社を選ぶことも、大切なポイントです。
交渉力が高ければ、就業後に何か問題が発生した場合も、素早く問題解決へと動いてくれます。
たとえば、派遣先と条件の食い違いで揉めてしまった場合も、担当者がすばやく間に立ち、条件の再確認を行ってくれるでしょう。
以下に、派遣会社の交渉力を見極めるポイントをまとめました。
派遣会社の交渉力を見極めるポイント
- 紹介実績が多い
- 求人数が多い
- 給与や条件の交渉を積極的に行ってくれる
上記のような派遣会社は、派遣先と信頼関係があり、交渉力が優れている傾向にあります。
希望を満たす職場で働くためにも、「交渉力」を意識して派遣会社を選びましょう。
ポイント5.派遣後もサポートがある
派遣先が決まったあとの相談体制が整っていれば、「派遣先が合わない」といった問題が生じた場合でも安心です。
もし、派遣先で仕事を始めた後に、派遣会社からのサポートが全く無い場合、その後は自力でやっていくしかないという状況になってしまいます。
- (引用元
- 3つのメリット|お仕事ラボ)
頻繁に職場が変わる派遣薬剤師は、悩みを抱えることも多く、アフターフォローの有無が非常に大切です。
何かあったときに困らないよう、派遣後のサポート力も十分に考慮しておくことをおすすめします。
次章で紹介する派遣会社は、いずれも就労後のサポート体制があるので安心して利用できるでしょう。
薬剤師におすすめの派遣会社11選を徹底比較
派遣薬剤師として働く場合は、信頼できる派遣会社を利用することが大切です。
とはいえ、数ある派遣会社を比較して、自分に合うところを見つけるのには時間もかかります。
そこで当サイトでは、求人数が豊富で、福利厚生やサポートも充実している11社を厳選しました。
以下は、派遣薬剤師として働きたい方には自信を持っておすすめできる派遣会社(転職サイト)ですので、ぜひ活用してください。
派遣会社名 | 派遣求人数 | 特徴 |
---|---|---|
ファルマスタッフ | 約2,400件 +非公開求人 |
|
薬キャリAGENT | 約3,900件 +非公開求人 |
|
ファル・メイト | 約4,400件 +非公開求人 |
|
お仕事ラボ | 約580件 |
|
ファーマプレミアム | 約1,200件 +非公開求人 |
|
アプロドットコム | 約740件 +非公開求人 |
|
ヤクジョブ | 約2,600件 +非公開求人 |
|
非公開 |
| |
病院薬剤師ドットコム | 非公開 |
|
ファーマリンク | 約50件 +非公開求人 |
|
エクスファルマ | 約430件 +非公開求人 |
|
(最終更新:2024年4月時点)
多くの派遣求人を確認したいなら「ファルマスタッフ」
- (引用元
- ファルマスタッフ)
「ファルマスタッフ」は、大手薬局「日本調剤」のグループ企業が運営している転職サイトです。
実績も多く、業界のノウハウも豊富なため、「初めて派遣薬剤師として働きたい」「派遣の働き方について相談したい」という方に最適と言えます。
派遣求人数も多く、時給4,000円といった高額派遣求人も充実しているので、きっと希望に合う派遣先が見つかるはずです。
「たくさんの求人を比較し、希望条件を満たす派遣先を見つけたい」という方は、ぜひファルマスタッフを利用してみてください。
派遣求人数 | 約2,100件(2023年11月時点) |
福利厚生 | 社会保険・雇用保険・労災保険・薬剤師賠償責任保険・有給休暇制度・定期健康診断スキルアップ講座・JPラーニング・ファーマシーセミナー・保養所やスポーツクラブの利用割引・定期面談 |
面談オフィス | 全国12拠点(札幌、仙台、大宮、船橋、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、九州) |
家庭・子育てと両立したいなら「薬キャリAGENT」
- (引用元
- 薬キャリAGENT)
「薬キャリAGENT」は、エムスリーキャリア株式会社が運営するサービスで、薬局・病院など調剤業務を主とする求人を多数保有しています。
全体の求人数は約20,000件と業界トップクラスを誇り、雇用形態を派遣に絞った求人数も、2024年4月時点で3,900件と豊富です。
18時閉局の求人や週4日〜相談可能な求人など、子育て中の人にも嬉しい条件の求人が多数あるため、家庭と子育てを両立したい人は、ぜひ薬キャリAGENTへの登録に進みましょう。
派遣求人数 | 約3,900件(2024年4月時点) |
福利厚生 | 各種社会保険 |
面談オフィス | 東京 |
薬キャリAGENT|基本情報
運営会社 | エムスリーキャリア株式会社 |
---|---|
公開求人数 | 約24,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:24年11月時点)
地方求人を探すなら「ファル・メイト」
- (引用元
- ファルメイト)
「ファル・メイト」は、調剤薬局や病院など全国のあらゆる薬剤師派遣・求人情報を取り揃えている転職サイトです。
専任のコーディネーターが職場と転職者自身の信頼関係をサポートしてくれますので、働きやすい環境づくりを求めている人に最適です。
東京や神奈川などの首都圏だけでなく、地方求人が充実している点が大きな特徴と言えるでしょう。
地方求人の全体数こそ表示されず把握できないものの、新着おすすめ求人情報として、各地域の最も新しい求人情報がチェックできます。
自身の働きたい地域の求人情報をチェックしてみて、気になったものがあれば、まずは登録に進んでみてはいかがでしょうか。
派遣求人数 | 約3,800件(2023年11月時点) |
福利厚生 | 薬剤師賠償責任保険、有給休暇制度、社会保険、各種休業制度(産前産後、育児、介護) |
面談オフィス | 全国7拠点(大阪、仙台、大宮、東京、名古屋、広島、福岡) |
ファルメイト|基本情報
運営会社 | 株式会社ファル・メイト |
---|---|
公開求人数 | 約18,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:24年11月時点)
就業後もしっかりサポートしてもらいたいなら「お仕事ラボ」
- (引用元
- お仕事ラボ)
「お仕事ラボ」は、「株式会社アイセイ薬局」の子会社が運営しており、特に調剤薬局の求人が充実しています。
求人数こそ大手のファルマスタッフより少ないですが、「時給3,000円以上」といった高時給の求人割合が高いため、時給の高い職場を効率良く探せます。
また、お仕事ラボは派遣の福利厚生・教育制度が充実しているので、派遣として安定して働き続けたい方におすすめです。
「万全の体制で働きたい」「長く派遣を続けたい」という方は、ぜひお仕事ラボに登録してみてはいかがでしょうか。
派遣求人数 | 非公開(2023年11月時点) |
福利厚生 | 薬剤師賠償責任保険無料加入、正社員と同様の保険加入、スキルアップの学習ができる「MPラーニング」の提供(研修認定薬剤師の受講シールも取得可能)、就業開始後の仕事相談や職場フォローなどのサポート |
面談オフィス | 東京 |
関東で薬剤師派遣を探すなら「ファーマプレミアム」
「ファーマプレミアム」は、薬剤師の求人・転職情報・派遣サービスを中心とした情報サイトです。
扱っている求人は全国にわたるものの、特に東京・埼玉・神奈川・千葉エリアの求人情報が充実しています。
1日単位で派遣されるスポット派遣もあるため、現在仕事をしている人も休日を利用した勤務が可能です。
ファーマプレミアムでは、現役の薬剤師がコーディネーターとして在籍しているため、実情を理解した適切なフォローアップが受けられでしょう。
派遣求人数 | 約1,100件(2023年11月時点) |
福利厚生 | 各種保険完備 |
面談オフィス | 東京 |
単発派遣をしたいなら「アプロドットコム」
- (引用元
- アプロ・ドットコム)
「アプロドットコム」は、1日から働ける単発案件を多く保有する転職サイトです。
キャリアアップ支援やスキルアップのための無料eラーニング講座など、派遣のサポートが充実しています。
登録者は転職に役立つ冊子を無料でダウンロードできるため、有利に転職活動を進めたい人はぜひ登録がおすすめです。
派遣求人数 | 約850件(2023年11月時点) |
福利厚生 | 各種社会保険、研修サービスの提供 |
面談オフィス | 全国2拠点(東京、大阪) |
アプロ・ドットコム|基本情報
運営会社 | 株式会社アプロ・ドットコム |
---|---|
公開求人数 | 約23,000件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:22年1月時点)
紹介予定派遣で働きたいなら「ヤクジョブ」
「ヤクジョブ」は、「クラシス株式会社」が運営する、転職サポートサービスです。
「量も質も満足できる」をモットーに、業界最多級の40,000件以上の求人数を誇る上に、薬剤師・薬局のことを熟知した転職エージェントサービスが受けられます。
紹介予定派遣の取り扱いが多く、正社員や契約社員を目指している人にも良いでしょう。
紹介予定派遣とは
派遣期間(最長6ヶ月)終了後、本人と派遣先企業双方合意のもとに社員となる働き方です。
法定福利厚生はもちろん、ストレスチェックや会員制割引サービス「ベネフィット・ステーション」の利用など会社独自の施策が充実している、ワークライフバランスが実現しやすい会社と言えます。
派遣求人数 | 2,200件(2023年11月時点) |
福利厚生 | 雇用保険、労災保険、健康保険・厚生年金、有給休暇、薬剤師賠償責任保険、定期健康診断、ストレスチェック、年末調整、産前産後休暇・育児休暇・介護休暇、ベネフィット・ステーション、K・POINT |
面談オフィス | 全国7拠点(東京、宮城、埼玉、神奈川、愛知、大阪、広島) |
求人情報の検索しやすさなら「かる・ける(旧ゴリ薬)」
- (引用元
- 転職ゴリ薬)
「かる・ける(旧ゴリ薬)」は、株式会社ルフト・メディカルケアが運営する医療・介護求人サイトです。
職種や施設ジャンルなどから求人検索が可能なため、自身の求めている企業情報が見つかりやすいでしょう。
気になる求人があれば、採用担当者と直接メッセージのやり取りも可能なため、都度不安の解消が可能です。
求人掲載事業者から直接スカウトが受け取れる機能もあり、自身にどのような仕事が合うかを知ることができます。
派遣求人数 | 非公開(2023年11月時点) |
福利厚生 | 各種社会保険 |
面談オフィス | 東京 |
かる・ける(旧:転職ゴリ薬)|基本情報
運営会社 | 総合メディプロ株式会社 |
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公開求人数 | 約5,200件(薬剤師のみ) |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:24年11月時点)
充実した福利厚生を求めるなら「病院薬剤師ドットコム」
「病院薬剤師ドットコム」は、医療業界20年以上の運営実績を持つ、病院専門の薬剤師転職サイトです。
健康保険、厚生年金、雇用保険などの基本的な福利厚生に加えて、24時間保育や時短勤務など、子育て中の人も安心して働ける環境を用意しています。
1営業日以内のスピード対応を意識しており、カウンセリング面談はどこにでもコンサルタントが来てくれるため、気軽に相談できる会社と言えるでしょう。
求人票では分からない職場の風土や同僚の人柄など、裏情報も余すことなく伝えてくれるため、仕事前と仕事後の認識の違いが出にくいです。
派遣求人数 | 非公開(2023年11月時点) |
福利厚生 | 各種社会保険、24時間保育、時短勤務 |
面談オフィス | 全国7拠点(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡) |
首都圏在住なら「ファーマリンク」
「ファーマリンク」は、薬剤師派遣・転職に特化した転職サイトです。
全体の求人数約4,000件に対し、派遣求人数は約140件と少ない印象を受けるかもしれません。
しかし、求人情報の内容を見てみると時給のほとんどは3,000円以上と、合致した求人があればしっかり稼げるサイトです。
東京・神奈川・埼玉など、首都圏の求人を中心に扱っているため、地方の人の転職活動には向きません。
専任のキャリアアドバイザーがキャリアカウンセリングなどで転職活動を支援してくれるため、将来を見越した上で「今」何をすべきかを知りたい人は、ぜひ利用してみましょう。
派遣求人数 | 約140件(2023年11月時点) |
福利厚生 | 健康保険・厚生年金、雇用保険、労災保険、薬剤師賠償責任保険、有給休暇、定期健康診断、インフルエンザ予防接種、産休・育児休暇、提携企業/提携施設利用 |
面談オフィス | 東京2拠点(本社、新宿) |
調剤薬局で働きたいなら「エクスファルマ」
「エクスファルマ」は、関西を拠点にする大手調剤薬局グループの「阪神調剤ホールディング株式会社」のグループ会社のひとつとして、調剤薬局の求人を多く取り揃えている派遣会社です。
コーディネーター全員が医療業界経験者という特徴を持ち、一人ひとりに寄り添った転職サポートをしてくれます。
また、薬局や病院、企業と長年にわたって良好な信頼関係を築いてきたことから、転職者の希望条件に合わせて、収入UP、時短勤務などの積極的な交渉を進めやすい環境があるのが特徴です。
スキルアップセミナーにも力を入れており、会場を利用したリアル開催はもちろん、YouTubeで動画講座を配信しているため、いつでもどこでも気軽に知識のブラッシュアップができるでしょう。
派遣求人数 | 約350件(2023年11月時点) |
福利厚生 | 非公開 |
面談オフィス | 全国3拠点(大阪、北海道、東京) |
派遣薬剤師が向いている人の5つの特徴
派遣薬剤師として働くメリットとデメリットを考慮し、以下に、派遣薬剤師に向いている人の主な特徴を5つまとめました。
あなたに当てはまるか考えてみてください。
派遣薬剤師に向いている人の特徴
紹介する5つに当てはまる場合は、派遣薬剤師の働き方を積極的に検討してみてはいかがでしょうか。
「求人数が豊富&サポートが充実している派遣会社11選」では、派遣求人探しにおすすめの会社を紹介しています。
高時給で効率的に稼ぎたい人
派遣薬剤師の時給は3,000円を超えることもあり、非常に高いと言えるでしょう。
派遣薬剤師はパートより時給が高く、条件によっては時給換算した正社員の給与を上回ることもあるので、短期間で効率的に収入を増やしたい方に特におすすめです。
ただし、企業が高時給を提示するのは、人手が足りず即戦力を求めている場合が多いです。
勤務中は多忙が予想されることもあるため、のんびりと働きたい人はもう少し時給単価が低い仕事を探すのが良いでしょう。
自分のペースで働きたい人
派遣の仕事は、自分のペースで働きたい人に向いています。
「9時〜18時」「週5日勤務」などの勤務体制に限らず、週3日勤務や午前中のみの勤務など、自分の働きたい時間帯や曜日に合わせて契約を結べる求人もあるからです。
「プライベートを充実させたい」「家のこともしっかりとやりたい」のであれば、派遣の働き方が合っているでしょう。
もちろん生活環境の変化に伴い、仕事を増やすことも可能のため、都度派遣会社へ相談すると力になってくれます。
短期間だけ稼ぎたい人
派遣の仕事には大きく分けて長期派遣と短期派遣の2種類があり、短期間だけ稼ぎたい人にも紹介可能な仕事が多くあります。
短期契約は一般的には1ヶ月〜6ヶ月程度が目安です。
例えば「子どもが夏休みの間だけ働きたい」「目的の金額を貯めるために決めた期間をしっかり働きたい」など、自身の状況に合わせた働き方をしたいのであれば、短期間の派遣が良いでしょう。
短期派遣だけでなく、スポット派遣を活用してスケジュールを決める手もあり、柔軟な働き方が可能です。
さまざまな職場を経験したい人
派遣薬剤師の仕事は、さまざまな職場を経験したい人に向いています。
派遣の仕事はあらかじめ契約期間が定められており、派遣先と本人双方の更新の同意が無い限り、また次の職場へ派遣されていくからです。
派遣先の中には、正社員として働くのが難しい有名企業や大手企業もあるでしょう。
多くの職場を経験することで、スキルアップにつなげることも期待できます。
副業や兼業で稼ぎたい人
現在他に仕事を持っている人も、派遣薬剤師の働き方であれば、副業や兼業としてさらに稼げます。
派遣は1日単位で仕事ができるスポット派遣や、週3日勤務や時短勤務など、一人ひとりの希望に合わせた働き方ができるからです。
現在の仕事に加えて希望に合わせて働きたい人は、派遣薬剤師で働くことを検討してみてください。
派遣薬剤師に向かない人の4つの特徴
派遣薬剤師に向かない人の主な特徴4つを紹介します。
派遣薬剤師に向かない人の特徴
派遣が合わない場合は高時給のパートもおすすめ!
デメリットを踏まえて「派遣の働き方は自分に合わないかも…」と感じた方は、高時給パートの働き方もおすすめです。
以下は、大手派遣会社「ファルマスタッフ」の高時給のパート求人例です。
- (引用元
- ファルマスタッフ|2020年12月時点)
上記のような時給2,500円を超えるパート求人もあるので、派遣でなくても高時給で働くことは可能です。
「派遣・パートのどちらが向いているか分からない…」という方は、派遣とパートの両方の求人を扱っている「ファルマスタッフ」のアドバイザーに一度相談してみてはいかがでしょうか。
調剤未経験の人
派遣薬剤師は、調剤未経験の人には不向きです。
基本的に派遣薬剤師は1・2ヶ月といった短期間で調剤業務において即戦力の活躍を求められるため、仕事についていけずストレスになりかねません。
調剤未経験の人も、未経験OKの求人であれば、研修でフォローしてくれながら派遣薬剤師として働ける場合があるものの、今回紹介した中の求人未経験OKの求人を扱っている派遣会社は少ない傾向です。
【派遣求人数が多い3社の未経験OK求人数】
派遣会社名 | 未経験OKの派遣求人数 (2024年4月時点) |
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ファルメイト ※求人ワード検索「未経験可」で検索の場合 | 約50件 |
薬キャリAGENT ※「未経験・ブランクのある方可」を選択の場合 | 約10件 |
ファルマスタッフ ※求人ワード検索「未経験」で検索の場合 | 約10件 |
未経験OKの求人を探す場合、派遣会社選びに注意しましょう。
長期間のブランクがある人
長期間のブランクがある人も、派遣薬剤師として復帰するのは大変な思いをするかもしれません。
なぜなら、調剤報酬や薬価等の医療制度は、変動する社会や経済状況に応じるため、2年に1度、厚生労働省により見直しされるからです。
新しい制度や法律が出てくることも多く、覚え直すことが多くなり、即戦力が求められる現場では苦労してしまうかもしれません。
2年以上のブランクがある人は、福利厚生で研修制度が充実している派遣会社を選ぶと、安心して働けるでしょう。
研修制度を設けている派遣会社
キャリアアップを目指す人
派遣薬剤師の仕事は、将来管理薬剤師になりたいといったキャリアアップを目指す方には向いていません。
そもそも、薬剤師は仕事の成果を評価がしづらい傾向があります。
正社員の場合、勤続年数と経験・スキルを評価されてキャリアアップをするケースがほとんどのため、最長3年の契約期間が設けられている派遣薬剤師は、キャリアアップの評価の対象になりません。
また、派遣薬剤師の業務内容は、監査や投薬などに限定されるため、現状以上のスキルアップがしにくいです。
同じ場所で長く働き続けたい人
派遣薬剤師は同じ場所長く働き続けたい人には不向きでしょう。
基本的に派遣社員は「同じ事業所で3年を超えて働くことはできない」と3年ルールが定められているためです。
同じ事業所で3年を超えて働くことは、基本的にできません。一定の手続を経れば、3年を超えて働くことはできますが、異なる「課」などへ異動することが必要です。
3年経つと派遣会社から、派遣社員の希望に応じて派遣先への直接雇用、新たな派遣先の紹介、派遣先での無期雇用に切り替えるなどの「雇用の安定化措置」が取られます。
とはいえ、派遣3年ルールには例外があり、下記の通りです。
派遣3年ルールの例外
- はじめから無期雇用で働いている場合
- 60歳以上の場合
- プロジェクトが有期で終了日が決まっている場合
- 日数限定業務の場合
- 産前産後・育児・介護などで休業している社員の代わりに働く場合
どうしても同じ場所で長く働きたい場合は、上記に該当しているか確認しておきましょう。
薬剤師の派遣会社選びでよくある疑問
薬剤師の派遣会社選びでよくある疑問は以下の通りです。
薬剤師の派遣会社選びでよくある疑問
派遣の薬剤師が禁止されている働き方は?
回答
派遣の薬剤師が禁止されている働き方は以下の4つです。
- 30日以内の短期派遣
- 管理薬剤師として働いている人
- 正社員勤務していた会社で1年以上経っていない職場
- 派遣として3年間同じ職場で勤務
ただし、下記の規定に当てはまれば30日以内の短期派遣として働くことができます。
- 年収500万以上の方
- 60歳以上の方
- 雇用保険の適用を受けない学生の方
- 世帯年収が500万以上であるが、その世帯の主たる生計者でない方
30日以内の短期で働きたいと思っている人は、自身が規定に当てはまるかどうかを確認してみましょう。
マイナビ薬剤師・リクナビ薬剤師に派遣求人はある?
回答
マイナビ薬剤師・リクナビ薬剤師では、派遣求人の取り扱いはありません。
業界最大手のマイナビ・リクナビが運営する薬剤師に特化した求人サイト「マイナビ薬剤師」「リクナビ薬剤師」では、正社員やアルバイト・パートの求人は多いものの、派遣求人の取り扱いはありません。
派遣で働きたい人は、本記事で紹介している薬剤師におすすめの派遣会社を比較した上、登録を検討してみてください。
派遣薬剤師の年収は?
回答
派遣薬剤師の年収は、時給や勤務時間によって異なります。
派遣薬剤師はボーナスや退職金がないものの、高時給の求人が多いため、正社員並みの年収を得られる可能性があります。
以下の年収シミュレーションを参考にしてください。
年収シミュレーション(1日8時間、月20日出勤の場合の年収)
- 時給2,500円×8時間/日×20日/月×12ヶ月=480万円
- 時給3,000円×8時間/日×20日/月×12ヶ月=576万円
- 時給3,500円×8時間/日×20日/月×12ヶ月=672万円
- 時給4,000円×8時間/日×20日/月×12ヶ月=768万円
調剤未経験で派遣薬剤師になれる?
回答
調剤未経験でも、派遣薬剤師になることは可能です。
ただし、求人のほとんどは派遣薬剤師に即戦力を望んでいるため、パートなどで経験を積んでから派遣先を探す方が得策と言えるでしょう。
いきなり派遣薬剤師から始める場合は「未経験OK」の求人への応募を検討してみてください。
また、研修制度が充実している派遣会社であれば、スキルをつけた上で働けます。
まとめ
派遣薬剤師の働き方にはメリット・デメリットがあるため、自分に向いている働き方かどうかをよく考える必要があります。
あなたの目指す働き方に派遣薬剤師が当てはまる場合は、ぜひ派遣薬剤師として働くことを検討してみてはいかがでしょうか。
派遣薬剤師に向いているのはこんな人
- 高時給で効率的に稼ぎたい人
- 自分のリズムで働きたい人
- 短期間だけ稼ぎたい人
- さまざまな職場を経験したい人
- 副業や兼業で稼ぎたい人
また、「派遣薬剤師として働きたい」と思った場合は、手厚いサポートを受けられる派遣会社(転職サイト)に相談することをおすすめします。
本記事で紹介した11社のうち、特に以下3社は派遣薬剤師の働き方に精通しており求人数も豊富なので、ぜひ利用してみてください。
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