25歳の平均年収は?勤務先別・業界別・貯金額なども紹介!1000万円も目指せるのか解説
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25歳の平均年収は300万~360万円です。
この記事では、25歳の年収やリアルな生活面まで、詳しくみていきます。
勤務先別年収、業界別年収、貯金額など気になる点も説明していますので、ぜひ参考になさってください。
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25歳の平均年収は300万~360万円
25歳の平均年収は300万~360万円と予想できます。
大手転職サイト・エージェント「doda」が集計した「平均年収ランキング」では、25歳の平均年収は351万円という結果でした。
※この調査は2022年9月~2023年8月末の1年間に、「doda」に登録した人のうち、正社員として働いている20~65歳の約63万人を対象にデータを取ったものです。
また、国税庁が発表している「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、20代前半(20~24歳)の平均年収は273万円、20代後半(25歳~29歳)の平均年収は389万円でした。
dodaはフルタイムの正社員を中心に調査をしているので年収がやや高めに出ます。
一方、国税庁のデータは非正規も多く含むため、やや低めに年収の値が出ています。
「民間給与実態統計調査」では、25歳のピンポイントの年収が出ていないので確実なことは言えませんが、この2つの調査を合わせて考えると、25歳の平均年収は300万~360万円の間に収まると判断できます。
25歳の年収中央値
「doda」の2023年の調査結果によると、 25歳の年収の中央値は340万円です。
平均値の場合、25歳で500万円や600万円稼いでいるようなトップ層の影響を受け、数字が釣り上げられる傾向があります。
対して、中央値はひとり一人の年収を上から並べてちょうど真ん中の数字のことです。
そのため、トップ層の年収の影響を受けず、実態をより反映することができます。
男女の年収の差は40万円
「doda」の「平均年収ランキング」によると、 25歳の男性の平均年収は372万円、25歳の女性の平均年収は332万円ですので、男女の年収差は40万円です。
男女で年収に差が出る理由は、男性の方が総合職が多く、女性は一般職が多い傾向にあると言われているからです。
また学歴でも、女性は短大卒や専門学校卒が多いため、大卒が多い男性と比べると年収が低くなる傾向にあります。
職種においても、年収が高いとされる営業職は男性が多く、年収が低い事務職は女性が多い傾向にあり、年収の差には職種も影響しています。
25歳の手取りや生活水準
25歳の平均年収は300万~360万円だとわかりましたが、気になるのは手取り額ではないでしょうか。
また、25歳ではどのくらいのレベルの生活を送ることができるのかも気になるところです。
ここではそういった点を説明していきます。
手取り額
年収の手取りは額面から社会保険料や税金を20%程度引いたもので、額面の大体80%程度が手取りとなります。
中央値の340万円の年収の場合、 年間の手取り額は272万円です。
おおよその手取り額の計算方法
- 年収340万円×80%=272万円
年間手取り額を12で割ると、月の手取り額では約22万円程度です。
また、扶養家族の有り無しや、ボーナスの回数によっても、差し引かれる税金等の金額が変わってきます。
生活水準
25歳の生活水準ですが、 1人暮らしを行うことがなんとか可能なレベルだといえます。
モデルケースをご紹介しましょう。
【25歳東京勤務、年収340万円の場合】
費目 | 年間の支払い金額 |
税金 | 約68万円 |
家賃 | 約86万円(月7.2万) |
食費 | 約52万円(月4.4万) |
交通・通信費 | 約25万円(月2万) |
教養娯楽・娯楽サービス | 約24万円(月2万) |
水道光熱費 | 約14万円(月1.2万) |
保健医療費 | 約9万円(月0.7万) |
家具・家事用品費 | 約7万円(月0.6万) |
被服・履物 | 約6万円(月0.5万) |
その他(理美容費、交際費等) | 約36万円(月3万) |
合計 | 約327万円 |
※税金は年収の20%で計算
※家賃の引用元:2024年度全国家賃動向調査の東京の1ルームの家賃*12で計算
※家賃以外の生活費の引用元:総務省「単身世帯の家計調査(2023年度)」大都市のデータをもとに計算
上記の例の場合、収入340万円-出費の合計が327万円となります。
年間の余剰金額が13万円のなので、年収340万円で東京で一人暮らしをするなら、かなりの節約が必要と言えるでしょう。
地方で勤務であれば、上記のケースより家賃が抑えられるため、生活はずっと楽になると考えられます。
ただ地方では車が必須になることも多く、保険代や駐車場代など、車を維持するための費用がかかります。
貯金額
金融広報中央委員会が実施した「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、20代の平均貯蓄金額は176万円です。
中央値になると、20万円とガクッと下がります。
中央値の20万円以下の貯金しかない人でも、20代後半になれば昇給のペースが上がり、おのずと貯金に回す金額も増えてくるので、今の段階では貯金の少なさを気にする必要はありません。
また平均年収と同じく、平均値は一部の高収入層や富裕層が平均を押し上げているので、中央値のほうが実態に近いとされています。
つまり20万円程度の貯金額の20代は多いのです。
同調査によると、30代の平均貯蓄金額は494万円、中央値は75万円と一気に上がっています。
25歳の勤務先別平均年収
25歳の年収は、勤務先がどこかによっても変わってきます。
中小企業よりも大企業の方が年収が多いのはなんとなくイメージがつきますが、具体的にどれくらいの金額差が出てくるのでしょう。
また、安定性が高いと言われる公務員の年収はどうなのでしょうか。
ここでは、勤務先別の年収について、詳しく説明します。
この章で解説する内容について
※この章で紹介する年収額(大企業・中企業・小企業)は、「令和4年賃金構造基本統計調査」の値を参考にしています。
※賃金構造基本統計調査の「賃金」とは、6月分の所定内給与(残業代などを含まない給与)のことを指します。また、賃金を12ヶ月分で換算した額を、年収として記載しております。
大企業:266.5万円
「賃金構造基本統計調査」によると、大企業に勤めている25~29歳の平均年収は、266.5万円です。
大企業の定義は、常用労働者を1,000人以上雇用している企業です。
男女別の平均年収は以下の通りです。
大企業の25~29歳の男女別平均年収
- 男性:274.7万円
- 女性:255.5万円
中企業:245.7万円
「賃金構造基本統計調査」によると中企業に勤めている25~29歳の平均年収は、245.7万円です。
中企業の定義は、常用労働者を100~999人雇用している企業です。
男女別の平均年収は以下の通りです。
中企業の25~29歳の男女別平均年収
- 男性:253万円
- 女性:236.9万円
小企業:238万円
「賃金構造基本統計調査」によると小企業に勤めている25~29歳の平均年収は、238万円です。
小企業の定義は、常用労働者を10~99人雇用している企業です。
男女別の平均年収は以下の通りです。
小企業の25~29歳の男女別平均年収
- 男性:246.8万円
- 女性:225.6万円
公務員:340万円
総務省の「令和4年地方公務員給与の実態」によると、24歳~27歳の公務員(一般行政職)の平均年収は、約340万円です。(平均給料月額×12ヶ月に賞与4.5ヶ月を足して算出)
学歴別でみると、以下の通りとなっています。
学歴別・24歳~27歳の公務員の平均年収
大学卒 | 約342万円 |
短大卒 | 約332万円 |
高校卒 | 約328万円 |
中学卒 | 約318万円 |
※平均給料月額×12ヶ月に賞与4.5ヶ月を足して算出
25歳の業界別平均年収ランキング
25歳の年収は、どの業界に就職するかにおいても変わってきます。
ここでは、業界別年収ランキングを作成しましたのでそれぞれの業界ごとに説明していきます。
このランキングは国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」のデータをもとに作成しました。
25歳~29歳までのデータですので、25歳の平均年収よりは高い年収額となっているので、ご注意ください。
1位.インフラ業界:508万円
- 給与所得者数:18,576人
- 給与総額:944億200万円
- 平均給与:508万2,000円
第1位に輝いたのはインフラ系の業種であり、20代後半の平均年収は508万円です。
インフラ系とは、電気、水道、ガス、熱供給系の会社のことです。
社会に無くてはならないライフラインの供給に関する仕事ですので、他の業種より年収が高いです。
2位に20万円以上の差をつけての断トツの1位です。
2位.金融保険業界:485万円
- 給与所得者数:151,130人
- 給与総額:7,338億2,600万円
- 平均給与:485万6,000円
2位は金融保険業界であり、20代後半の平均年収は485万円です。
高年収の代表格とも言える証券会社が含まれているので、平均年収は高いです。
3位.情報通信業界:442万円
- 給与所得者数:315,178人
- 給与総額:1兆3,939億2,900万円
- 平均給与:442万3,000円
3位は情報通信業界であり、20代後半の平均年収は442万円です。
情報通信業界は今伸び盛りのインターネット業界も含まれていますから、年収が高いです。
情報通信業界の会社はベンチャー企業が多く、年功序列の慣習が比較的薄いですので、若いうちから高年収を稼ぎやすい業界です。
職種でいうとSE(システムエンジニア)やプログラマーが含まれます。
4位.建設業界:436万円
- 給与所得者数:273,970人
- 給与総額:1兆1,954億6,100万円
- 平均給与:436万3,000円
4位は建設業界であり、20代後半の平均年収は436万円です。
土木作業員など体を張る危険な仕事が多いので、その分年収も高いです。
また、ブルドーザーやフォークリフトなどの建設機械の運転免許を持っているなど、特殊技能があればさらに高年収を狙えます。
5位.学術研究:419万円
- 給与所得者数:234,393人
- 給与総額:9,836億700万円
- 平均給与:419万6,000円
5位は「学術研究、専門・技術サービス業、教育、学習支援業」であり、20代後半の平均年収は419万円です。
分類としては、学術研究や法律、財務、会計などを行う事業所にあたります。
専門性や希少性が高い仕事であるため、年収が高い傾向です。
25歳で年収1,000万円は目指せるのか
これまで25歳の平均年収をさまざまな角度から紹介してきましたが、25歳で年収1,000万円以上を目指せるのかも、気になりなるところです。
結論から先に述べると、20代で年収1,000万円以上になることは、不可能ではありません。
ただし、以下の口コミのように、会社や職種は限られています。
年収1,200万円の男性の口コミ
28歳(コンサルティング業)
年収は他ファームと比べても高い方だと思う。 SCレベルであれば年齢を重ねれば大体の人が到達可能(在籍し続けることができれば)なので、1000万台に到達するのは比較的難しくないと言える。
年収1,650万円の男性の口コミ
25歳(M&A仲介業)
年収は大学時代の同級生と比べたら、とても高かったと思う。仕事自体は求められる基準が高いのもあり、厳しいところはあったが、成績さえ出していれば常に高いままだった。 インセンティブとして給与に直接売上が関与する。
年収1,200万円の男性の口コミ
26歳(会計監査・コンサルティング業)
妥当な年収感で、もう少し高く現在はなっているようなのでお勧めしやすい企業ではある。
コンサルティング業や会計監査など専門性の高い仕事は、若くして高年収を狙えます。
国税庁のデータによると、年収1,000万円以上に到達する人は全体の約7.6%しかいません。(参考:令和4年分民間給与実態統計調査|第3表 給与階級別の総括表)
若くして年収1,000万円以上になるためには、職種や会社を吟味するようにしましょう。
もっと会社の年収について知りたい
25歳で年収300万円以下だとマズイ?
25歳の年収についてさまざまな角度から見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
あなたが今25歳で、今の職場での年収が300万円以下でしたら、 今は生活だけで精いっぱいで貯金が出来ませんから将来を考えるとマズイと言えるかもしれません。
年収が低い会社に入ってしまったら、一体どうすればよいのでしょうか。
年収アップしたいなら転職しよう
年収をアップさせたいなら転職が有効な手段です。
もちろん年収以外にも働く上で大切にすべき要素はありますので、年収が低いことそれだけを理由に転職を決めてしまうのは早計かもしれません。
まずは、現在の会社でこの先どのくらいの年収アップが見込めるのか、調べてみることをおすすめします。
もしこの先の年収アップが見込めない場合には、25歳ならまだ若いですので、転職を考えるのも一つの手段です。
決断はできるだけ早く行い、即座に行動に移すことをおすすめします。
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- (引用元
- ビズリーチ)
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公開求人数 | 約144,000件 |
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(最終更新:24年12月時点)
まとめ
25歳の平均年収は、 300万~360万円です。
25歳で高年収を稼ぐためには、大企業や公務員として就職する、インフラ業界や金融保険業界など年収が高い業界に就職するなどの方法があります。
もしも、今25歳で300万円以下の年収で生活だけで精いっぱいという方は、貯金も難しいでしょう。
そんな方が高年収を手にするためには、転職を検討してみることをおすすめします。