【薬局以外で働きたい】薬剤師の異業種転職先まとめ!失敗を防ぐ注意点

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2022-06-21

薬の専門的な知識を持っている薬剤師は、調剤薬局・ドラッグストア・病院以外の業種でも活躍できます。

ただ、薬剤師の異業種転職に関する情報は少ないため、「どんな職場があるの?」「難易度はどのくらいなの?」と疑問に思う点も多いですよね。

そこで、本記事では、薬剤師が資格や知識を活かして転職できる業種をはじめ、異業種へ転職する際のポイントやおすすめの転職サイトをご紹介します。

本記事を読めば、転職の視野を広げ、自分にとってベストなキャリアチェンジを実現できるではずです。

目次

キャリアチェンジにおすすめ!薬剤師の異業種転職先まとめ

薬剤師は職能を活かして、調剤薬局・ドラッグストア・病院以外の異業種へ転職することが可能です。

以下に本記事で紹介する『異業種転職先』についてまとめたので、まずは簡単に目を通してみてください。

求人数の豊富さ
MR(医薬情報担当者)★★★★★
研究職★☆☆☆☆
CRC(治験コーディネーター)★★★★★
公務員薬剤師★★★☆☆
医療コンサルタント★★☆☆☆
薬科大学の教員(助教・講師など)★☆☆☆☆
※詳細
業種名をクリックすると詳細へジャンプします

※ 求人数は転職サイトの求人から評価・掲載しています。あくまでも一般的な案件を目安としているので、参考までにご覧ください。

異業種へ転職する際は、転職の難易度や適性を検討することが大切です。

ここからは、おもな「薬剤師の異業種転職先」について詳しくご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

MR(医薬情報担当者)

薬剤師は、製薬会社のMR(医薬情報担当者)として活躍できます。

おもな業務
  • 自社の医薬品の有効性や安全性などの情報を提供する
  • 現場からの意見を収集し、自社へフィードバックする…など
求人の平均年収600~700万円程度
転職時の注意点
  • 高いコミュニケーション能力を求められる
  • 売上など数字を意識する必要がある

自社で開発した医薬品の情報提供を行うことで、「自社の製品を採用してもらう」というのが重要な役割です。

また、現場からの意見を収集することで、製品の改善につなげます。

MRになるのに特別な資格は不要ですが、薬剤師として「医薬品に関する知識」を発揮できる業種です。

「薬学的な知識を活かして医薬品の情報提供をしたい」という方は、MRとして働くことも視野に入れてみましょう。

MRはこんな人におすすめ

  • コミュニケーション能力が高い
  • プレゼンテーション能力に自信がある

以下の記事では、MRの転職について詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

研究職

薬剤師は、製薬会社・食品メーカー・化粧品メーカーなどで研究職として勤務できます。

おもな業務
  • 実験
  • データ収集
  • 分析・検証・メカニズム解明…など
求人の平均年収700万円~900万円程度
転職時の注意点
  • 競争率が高い
  • 博士号が求められるケースが多い

研究職は、研究結果を出すため、日々実験や考察を繰り返し行います。

研究結果が形になるまでは多大な年数がかかることが多いですが、将来の医療につながるやりがいのある業種です。

「薬の効果発現のメカニズムを理解できる」など、薬剤師の知識と技術が研究の成功につながるケースも多いです。

ただし、研究職は事業を支える重要なポジションということもあり、採用倍率が高く、転職難易度が非常に高い傾向にあります。

「将来の医療に貢献したい」という強い熱意がある方は、研究職を目指してみてはいかがでしょうか。

研究職はこんな人におすすめ

  • 将来の医療に貢献したい
  • 研究を続ける根気強さがある

以下の記事では、製薬会社や化粧品会社への転職について詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

CRC(治験コーディネーター)

薬剤師は、CRC(治験コーディネーター)として治験に関わることが可能です。

おもな業務
  • 治験プロトコールの管理
  • 被検者、実施医療機関、製薬会社間の調整や橋渡し
  • 治験内容の説明や治験薬の管理…など
求人の平均年収400万円~500万円程度
転職時の注意点
  • プライベートと仕事のスケジュール管理が難しい
  • 事務作業も多い

CRCは、治験がスムーズに進行するよう、医療機関や製薬会社、被験者をサポートする重要な役割を担っています。

薬剤師の主な業務である「調剤」をすることはないですが、被験者や医療スタッフと直接関わるため、医療者としてのやりがいを感じられるでしょう。

なお、CRCになるのに特別な資格は不要ですが、薬剤師は医療スタッフとの連携や服薬指導、医薬品の管理にも慣れており、治験領域で活躍できる場面が多々あります。

他職種と連携して新薬開発に携わりたい方は、CRCへの転職にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

CRCはこんな人におすすめ

  • 新薬の開発に携わりたい
  • 臨床の現場で働きたい

以下の記事では、CRCへの転職について詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

公務員薬剤師

薬剤師は、国や自治体で働く公務員になることも可能です。

おもな業務
  • 薬事行政関連の業務
  • 医療機関での病院業務
  • 保健所での衛生管理業務…など
求人の平均年収500万円~600万円程度
転職時の注意点
  • 年齢制限が定められている
  • 臨床の現場から離れる可能性がある

公務員薬剤師は、比較的収入が安定しており、住宅手当・扶養手当などの福利厚生も充実しているのが魅力。

ただし、薬事行政や衛生管理などに関わる仕事も多いため、必ずしも臨床の現場で働けるとは限りません。

生活の安定を重視したいという方や薬事関連の業務に興味のある方は、公務員薬剤師を目指してみてはいかがでしょうか。

公務員薬剤師はこんな人におすすめ

  • 薬事行政に関わりたい
  • 生活の安定を重視したい

医療コンサルタント

薬剤師は、医療コンサルタントとして、経営に携わることも可能です。

おもな業務
  • 医療機関の経営分析
  • 医療機関への経営戦略の提案・見直し…など
求人の平均年収600万円~800万円程度
転職時の注意点
  • 経営に関する知識が必要
  • 高いコミュニケーション能力が求められる

医療コンサルタントは、医療機関の経営がより良い方向に向かうよう提案する仕事です。

医療機関に適切なアドバイスをするには、医療機関での業務経験があり内部事情が分かっている方が有利であり、医療系スタッフに対して募集がかけられるケースも少なくありません。

そのため、医療機関での実務経験があり、「医療機関の経営に関わりたい」という薬剤師におすすめです。

医療機関の競争率は激しくなっているので、医療コンサルタントの募集をかける求人は今後増えていくと予想されます。

実績を上げれば高収入も実現できるので、経営関連に興味がある方は医療コンサルタントを目指してみると良いでしょう。

医療コンサルタントはこんな人におすすめ

  • 医療機関での実務経験が長い
  • 高収入を実現したい

薬科大学の教員(助教・講師など)

薬剤師は、薬科大学の教員として勤務することも可能です。

おもな業務
  • 学生の講義
  • 実務実習の指導
  • 学生の研究指導・研究室の運営
  • 自身の研究活動…など
求人の平均年収600万円~800万円程度
転職時の注意点
  • 転職難易度が高い
  • 博士号が必要となるケースが多い

薬科大学の教員は、学生の教育がメインですが、大学での研究職に携わることもできます。

場合によっては、教授・助教授などのポジションでキャリアアップすることも不可能ではありません。

「博士号」が必要となるケースが多く、ハードルは高いですが、薬剤師としての知識やスキルを最大限活かせる業種です。

未来の薬剤師を育てることにやりがいを感じる方は、薬科大学の教員を目指してみてはいかがでしょうか。

薬科大学の教員はこんな人におすすめ

  • 未来の薬剤師を育てたい
  • 研究活動を行いたい

その他の異業種転職先

その他の異業種先としては、以下が挙げられます。

CRA治験進行のモニタリング業務
麻薬取締官違法薬物を取り締まる業務
学校薬剤師学校での適切な医薬品管理、衛生環境管理に関する指導や助言、健康相談
化粧品メーカー化粧品の開発の関与・相談応需
メディカルライター医学・薬学関連の文章の作成
予備校講師国家試験合格のサポート
医薬品卸医薬品卸企業における医薬品の品質管理・情報提供

ただし、これらの職業のなかには、非常に難易度が高く、転職があまり現実的ではない仕事もあります。

そもそも異業種転職は難易度が高いため、本当に実現可能なのかしっかりと考えましょう。

また、薬剤師の意外な仕事・面白い仕事・変わった仕事について知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

必見!薬剤師が異業種へ転職する際の注意点・デメリット

必見!薬剤師が異業種へ転職する際の注意点・デメリット

薬剤師は異業種へ転職することも可能ですが、十分に吟味しなかった結果、転職後に後悔してしまうケースも少なくありません。

後悔のない転職を実現するためには、難易度や年収など、あらかじめ異業種転職の注意点を把握しておく必要があります。

そこでここでは、「薬剤師が異業種へ転職する際の注意点」についてご紹介します。

薬剤師が異業種へ転職する際の注意点

注意点1.転職の難易度が高い

薬剤師が異業種へ転職する際は、難易度が高いので注意が必要です。

中途採用では経験者が有利になりやすく、多くの場合「未経験」となる異業種転職は、内定を掴みにくいと言えます。

とくに、即戦力を求めている現場では、入社後に教育する手間がかがるので、他業種の人の採用に慎重になることが多いです。

書類選考に通らなかったり、転職活動に難航するケースも少なくありません。

前職での経験やスキルを活かせない場合は、とくに転職の難易度が高いことを覚悟しておきましょう。

異業種への転職は年齢が上がるほど難易度が高くなる

異業種への転職は、同業種・同職種転職より厳しいのが現状です。

同業種・同職種の場合は30代以降でも転職は可能ですが、異業種の場合は一般的に30代以降になるとかなり難しくなるでしょう。

注意点2.一時的に年収が低くなる可能性がある

薬剤師が異業種へ転職すると、一時的に年収が低くなる可能性があります。

なぜならば、「未経験からのスタート」となるため、現状よりも年収が下がりやすいからです。

とくに、年収が高い傾向にあるドラッグストアでは、他業界に転職したときにギャップを感じやすくなります。

たとえば、大手薬剤師転職サイト「マイナビ薬剤師」のドラッグストア求人とCRCの求人10件の最低年収を調べてみたところ、約100万円の差がありました。(※「ドラッグストア」「治験コーディネーター(CRC)」で検索し、無作為に選んだ10件の求人の最低年収を平均)

ドラッグストアの求人約470万円
CRCの求人約360万円
(参考
マイナビ薬剤師|2021年4月時点

もちろん一概に年収が下がるわけではありませんが、一時的に年収が下がる可能性があることも考慮しておきましょう。

注意点3.薬局やドラッグストアと比較して求人が少ない

薬剤師が異業種へ転職する場合、薬局やドラッグストアと比較して求人が少ないと感じるケースが多いです。

店舗数が多い薬局やドラッグストアでは、人手不足の職場も多く、たくさんの求人があります。

一方、製薬会社などの企業は、企業自体の数が少なく、求人を募集すると薬剤師以外の人材も含めて数多くの応募が殺到することが多いです。

このような理由から、企業での薬剤師の需要は薬局などと比較して低い傾向にあり、薬剤師を求める求人の数は少ないのが現状と言えます。

実際に、薬剤師向け転職サイトの企業求人の割合は、多くても1割程度です。

サイト名企業求人の割合
マイナビ薬剤師約10%
ファルマスタッフ約0.7%
薬キャリ約0.7%
(最終更新
2021年8月時点)

また、企業は都市部に多い傾向にあり、地方ではほとんど求人が見つからないケースも多いです。

「異業種へ転職したいけれど、希望勤務地での求人が見つからない」などと、悩む可能性も否定できません。

異業種へ転職する場合は、求人探しの難易度が高いことを把握しておきましょう。

薬剤師が異業種へ転職するメリット

薬剤師が異業種へ転職するメリット

薬剤師が異業種へ転職する際の注意点についてご紹介しましたが、異業種転職にはメリットもあります。

ここでは、異業種へ転職するメリットについてご紹介します。

異業種へ転職するメリット

メリット1.調剤以外のスキルを身につけられる

異業種へ転職する一番のメリットは、調剤以外のスキルを身につけられることです。

異業種へ転職することで、調剤以外の様々な業務を行えるため、新しい挑戦ができます。

たとえば、以下のようなスキルを身につけられる可能性があります。

MRプレゼンテーションのスキルが高まる
CRC治験関連の知識やスキルを習得できる
医療コンサルタント経営関連の知識が深まる

薬剤師の調剤業務は単調になりがちで、「やりがいがない」「つまらない」と感じるケースも多いですが、新たな分野にチャレンジすることでモチベーションを高められるでしょう。

「新しい業務に挑戦したい」という方は、どのようなスキルを身につけたいかを考えた上で、異業種への転職を検討してみてください。

メリット2.実力次第では調剤薬局などより高年収を狙える

異業種へ転職した場合、実力次第では調剤薬局などより高年収を狙えます。

調剤薬局などでは、ポジションが空かない場合、管理薬剤師などへのキャリアアップが難しいのが現状です。

多くの職場で定期昇給はあるものの、「思うようにキャリアアップ・年収アップできない」と悩むケースも少なくありません。

一方、異業種であれば自分の実力を武器に、高収入を実現できる可能性を秘めています。

実際に、転職サイト「マイナビ薬剤師」が保有している求人の平均年収を見てみると、病院や調剤薬局よりも営業職・CRAの方が年収が高い傾向にあります。

(※各業種で検索し、無作為に選んだ10件の求人の最高年収を平均した結果)

病院薬剤師約500万円
調剤薬局約540万円
ドラッグストア(調剤併設)約640万円
ドラッグストア(OTCのみ)約610万円
営業職約600万円
臨床開発モニター(CRA)約720万円

(参考
マイナビ薬剤師|2021年8月時点

上記は最高年収の平均であり、異業種転職直後の年収は上記よりも低くなることがほとんどですが、実績をあげれば最高年収に近い収入を得ることも不可能ではないでしょう。

ただし、高収入を実現するには、十分なキャリアと経験が必要であり、実績がないと年収アップは期待できません

異業種で年収をアップできるかどうかは実力次第ですが、「高年収を目指したい」という方は、異業種転職にチャレンジしてみるのも手段です。

メリット3.仕事に対する視野が広がる

異業種転職には、「仕事に対する視野が広がる」というメリットもあります。

異業種へ転職することで薬剤師とは全く違う環境になり、新たな視点で業務を行えるようになります

たとえば、以下のように「調剤以外のスキルを磨くこと視野が広がった」という声も挙がっていました。

また、他業種の人と関わることで、医療系のみならず行政・経営関連など、違った分野や考え方を学ぶことも可能です。

「他の業種の人と関わることで、医療系以外の分野に詳しくなれた」「今まで治療効果や副作用しか考えていなかったけれど、経済面も重要であることが分かった」など、自分の中での視野の広がりを実感できる場合もあるでしょう。

【結論】異業種転職に向いているのはこんな人!

【結論】異業種転職に向いているのはこんな人!

ここまで、異業種転職の注意点・メリットを説明しました。

一長一短があるので、「異業種へ転職するか迷う」という方も多いでしょう。

そこで、ここでは注意点・メリットを踏まえた上で、どのような人が異業種に向いているのかまとめました

向いている人
  • 調剤以外のスキルを身につけたい
  • 自分の実力を試したい
  • 仕事の視野を広げたい
  • 興味のある分野がある
向いていない人
  • 安定した収入を得たい
  • 薬剤師として調剤スキルを高めたい
  • スキルに自信がない

異業種転職には、「調剤以外のスキルが身につく」「仕事に対する視野が広がる」といったメリットがあるものの、一時的に年収が下がる可能性があります。

収入面を重視している場合、思うような収入を得られず後悔してしまう可能性もあるので、「本当に転職して大丈夫なのか」慎重に考えましょう。

とはいえ、異業種転職で実力を認められれば、今以上の大きなやりがいを感じられる可能性もあります。

「異業種へ転職してみたい」という方は、ぜひこの機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

薬剤師が異業種転職を成功させる6つのポイント

薬剤師が異業種転職を成功させる6つのポイント

薬剤師が今とはまったく別の異業種に転職するのは、簡単ではありません。

転職を成功させるためには、異業種転職で十分自己アピールできるよう、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。

ここでは、「薬剤師が異業種へ転職する際のポイント」についてご紹介します。

薬剤師が異業種転職を成功させるポイント

ポイント1.異業種転職を選んだ理由と目的を明確にする

薬剤師が異業種への転職を成功させるためには、異業種転職を選んだ理由と目的を明確にすることが大切です。

異業種転職では、業界経験者が優遇されやすく、未経験者はどうしても不利になりやすいと言えます。

未経験からの転職で内定の可能性を高めるためには、その業種を選んだ目的と理由を明確にし、説得力のある志望動機をつくる必要があります

たとえば、薬剤師からCRCへの転職の場合、以下のような志望動機が考えられます。

病院で薬物治療に関わる中で、思うように治療効果を得られない症例に多く出会い、新薬開発に携わりたいという思いが強くなりました。
病院でチーム医療を経験しているので、CRCとして他職種と連携し、治験が円滑に進むようサポートしたいと思います。

「なぜその業種を選んだのか」「その業種に入って何をしたいのか」という点は、必ず明確にしておきましょう。

理由と目的が明確になっていれば、志望動機に説得力が増し、内定率を高められるはずです。

ポイント2.調剤スキルを身につけてから転職する

異業種を目指す場合であっても、調剤スキルを身につけてから転職することをおすすめします。

調剤業務を行わない異業種であっても、調剤スキルがあると「薬剤師としての基礎・知識が身についている」という判断になり、評価されやすいためです。

とくにCRCなどは、以下の求人のように調剤経験があることで優遇される場合も多いです。

ファルマスタッフの求人例

また、一定の調剤業務を習得しているということは、薬剤師としての自信にもつながります。

転職を急いでいないのであれば、まずは薬剤師として基本の調剤スキルを習得し、その上で、新たに挑戦したい分野を見つけてみると良いでしょう。

ポイント3.求められているスキルを正確に把握する

異業種へ転職する際は、求められているスキルを正確に把握することが大切です。

応募書類や面接で、求められているスキルに絡めて自己アピールできれば、採用の可能性が高まります。

たとえば、CRCで「服薬指導・医薬品管理」のスキル・経験が求められていることが分かれば、「病院薬剤師として培った服薬指導の経験を、CRCの業務に活かせる」といったアピールが可能です。

たとえ未経験の業界であっても、活かせる経験があれば、採用担当者の目に留まりやすいでしょう。

なお、求められているスキルは、募集要項や企業のホームページにて具体的な業務内容を確認することで、把握できるケースが多いです。

転職先の企業に何を求められているかリサーチし、自己アピールすることが転職成功のポイントです。

キャリアの棚卸しをしておくのがおすすめ

自分の経験やスキルをしっかりアピールするためには、キャリアの棚卸しを行いましょう。

キャリアの棚卸しをすることで、経験やスキルが明確になり、自分の強みをアピールしやすくなります。

以下に、キャリアの棚卸しを行う方法をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

キャリアの棚卸しを行なう方法

  • 経験を書き出す
    ⇒ 新卒から今までの経験を振り返ってまとめる
    (1日の処方箋枚数等、細かな部分もまとめる)
  • スキルや強みをまとめる
    ⇒ 経験から身についた技術・資格等をまとめる
  • 業務での成果を書き出す
    ⇒ 生産効率の改善等、業務の成果を具体的にまとめる
    (明確な根拠や定量的なデータがあるとベター)

ポイント4.企業の情報収集を入念に行う

異業種へ転職する場合、企業の情報収集を入念に行うことが大切です。

異業種への転職は職場環境がガラっと変わることが多いので、情報収集が不十分な状態で転職すると、「想像と違った…」という転職先のミスマッチにつながりやすいのでと言えます。

以下のような内容は、しっかりと確認しておきましょう。

確認しておくべき情報

  • 具体的な仕事内容
  • 1日の業務の流れ
  • 出張・転勤の有無
  • 残業・休日出勤
  • 有給休暇の取得状況
  • 福利厚生…など

とくに、仕事内容や1日のスケジュールは、調剤薬局などとは大幅に異なるため、入念なリサーチが必要です。

ただし、これらの情報は募集要項のみでは把握しきれないので、企業の口コミサイトで調べたり、転職サイトを利用して情報を教えてもらうことをおすすめします。

転職後に後悔しないためにも、あらかじめ企業の情報収集をしておきましょう。

ポイント5.できるだけ早くアクションを起こす

異業種への転職を成功させるためには、できるだけ早く行動することが大切です。

未経験からの異業種転職では、ポテンシャルのある若手が有利になります

30代以上になると、採用する企業側が即戦力となる業務経験を重視するので、転職の難易度が上がります。

難易度が上がった結果、「なかなか書類審査に通らない」「複数の企業にアプローチしたけれど、内定をもらえない」というように、転職活動がスムーズに進まないことも少なくありません。

内定の可能性を高めたいのであれば、少しでも若いうちに行動を起こしましょう。

ポイント6.薬剤師転職サイトに相談する

異業種への転職を成功させるためには、転職サイトに相談することをおすすめします。

転職サイトとは、転職活動をサポートをしてくれるサービスのことです。

薬剤師転職サイトの仕組み

転職サイトを利用すれば、求人紹介はもちろん、面接対策など幅広いサポートを受けられるため、難易度が高い異業種への転職成功率が高くなります。

転職サイトは、薬剤師免許を活かせる求人を多く保有しており、薬剤師の情報に精通しているアドバイザーから的確なアドバイスを受けることも可能です。

転職のプロからの手厚いサポートを受け、万全の体制で異業種への転職活動を行いましょう。

薬剤師の異業種転職におすすめの転職サイト3社

薬剤師の異業種転職におすすめの転職サイト3社

難易度が高い異業種への転職を成功させるためには、「転職サイト」の活用がおすすめです。

転職サイトを利用すれば、転職相談・求人紹介・選考対策など総合的なサポートを受けられるので、効率的に転職活動を行えます。

ここでは、おすすめの転職サイトをご紹介しますので、ぜひ活用してみてください。

サイト名特徴
マイナビ薬剤師
  • 1人で転職活動を進めるのが不安な人
  • 初めて転職する人
ファルマスタッフ
  • 幅広い求人をチェックしたい人
  • 地方で転職を考えている人
薬キャリ
  • できるだけ早く転職したい人
  • 電話のみですぐに求人を紹介してもらいたい人

幅広い求人をチェックしたいなら「マイナビ薬剤師」

マイナビ薬剤師
(引用元
マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師」は、人材大手である株式会社マイナビが運営している転職サイトです。

全国15カ所に拠点があるので、地方在住の方でも使いやすいという特徴があります。

また、異業種の求人を多く保有しており、薬局・ドラッグストア・病院以外の求人案件を約5,100件公開しています。(2022年4月時点)

地方で転職を考えている方や、求人を幅広くチェックしたい方は、ぜひマイナビ薬剤師を利用してみてください。

マイナビ薬剤師|基本情報

運営会社株式会社マイナビ
公開求人数約60,000件
非公開求人数非公開
対応地域全国
料金無料

(最終更新:22年1月時点)

対面でじっくり相談に乗ってもらいたいなら「ファルマスタッフ」

ファルマスタッフ」は、大手薬局「日本調剤」のグループ企業が運営している転職サイトです。

薬局・ドラッグストア・病院以外の求人を検索すると、約500件の案件がヒットしました。(2022年4月時点)

ファルマスタッフでは、個別面談でじっくり相談に乗ってもらえるため、「自分の経験を活かせる転職先が分からない」と悩んでいる方に最適と言えます。

面談を受けたことで、「転職に関する不安を解消できた」「今後の方向性をしっかり考えられた」という利用者も少なくありません。

また、ファルマスタッフのコンサルタントは積極的に紹介先を訪問しており、職場の雰囲気など求人情報だけでは分からない情報を丁寧に教えてくれます。

じっくり相談に乗ってもらいたい方や、転職先の細かな情報を入手したい方は、ぜひファルマスタッフを利用してみてください。

ファルマスタッフ|基本情報

運営会社株式会社メディカルリソース
公開求人数約60,000件
非公開求人数非公開
対応地域全国
料金無料

(最終更新:22年1月時点)

できるだけ早く転職したいなら「薬キャリ」

薬キャリ
(引用元
薬キャリ

薬キャリ」は、医療従事者を対象としたサービスを提供する「エムスリー」のグループ企業が運営している転職サイトです。

医療業界に広くコネクションがあり、他にはない独占求人を保有しています。

なお、薬局・ドラッグストア・病院以外の求人は、2022年4月時点で約120件の案件がヒットしました。

また、登録後は、電話のやりとりだけで最短即日最大10件の求人を紹介してくれるため、できるだけ早く転職したいという方にもおすすめです。

他にはない独占求人をチェックしたい方や、スピード感のある転職を実現したい方は、ぜひ薬キャリに登録してみてください。

薬キャリ|基本情報

運営会社エムスリーキャリア株式会社
公開求人数約40,000件
非公開求人数非公開
対応地域全国
料金無料

(最終更新:22年1月時点)

【薬剤師】異業種への転職体験談

薬剤師の異業種転職体験談まとめ

異業種への転職体験談から転職成功のヒントを学べるケースも多いです。

以下は、調剤薬局から研究職に転職した体験談です。

薬剤師の異業種転職体験談

調剤薬局 ⇒ 研究職

結局研究職に入り、ラボで薬の研究をしていますが、接客業では無いので患者さんにいつまで待たせるんだと怒られることも無くのびのび働けています。

一般事務もいないので、まわりはみんな苦労を共にしてきた薬剤師しかいないというのも自分には合っていると思います。

(ナビナビ調査)

自分の適性に合う転職先を見つけられたことで、満足度の高い転職を叶えられています。

薬剤師としての業務内容が合わないと感じた場合は、異業種への転職もひとつの手段です。

適性を考慮し、異業種も含めて幅広い選択肢の中から転職先を選ぶのが良いでしょう。

また、以下は、調剤薬局から国家試験予備校講師に転職した体験談です。

薬剤師の異業種転職体験談

調剤薬局 ⇒ 国家試験予備校講師

転職して良かったことは沢山あります。

時間に余裕が出るし、薬局などの小さい空間で働かなくてもよくなり、息苦しさがなくなりました。

転職して悪かったことは、正社員では無くなったので、ボーナスや厚生年金、社会保険などの税金関係の恩恵を受けることができなくなったことです。

フリーで働いているので、確定申告などの手間もあります。

(ナビナビ調査)

悪い点はあるものの、労働環境が改善されたことに満足されています。

「現在の労働環境に不満がある」「薬剤師業務に満足していない」という方は、異業種への転職を検討してみてはいかがでしょうか。

【補足】薬剤師とは関係のない職種に転職したい場合は…

記事をご覧の方のなかには、「薬剤師を辞めて違う仕事につきたい」「薬剤師業種から他職種へ転職したい」という方もいらっしゃるでしょう。

ただ、衝動的に薬剤師を辞めてしまうと、のちのち後悔してしまう可能性もあります。

まずは、以下を確認し「薬剤師を本当に辞めてよいのか」じっくり考えましょう。

薬剤師を辞める前に確認すべきポイント

  • 転職や雇用形態を変えることで問題を解決できないか
  • せっかく取得した薬剤師資格を活用できなくて良いのか
  • 収入的な面で後悔しないか…など

後悔を防ぐためには、衝動的な気持ちで安易に行動を起こさないことが大切です。

まずは、「本当に辞めて良いのか」「薬剤師を辞める以外に対処法がないのか」考えてみてください。

その上で、やはり薬剤師を辞めたいと強く感じた場合は、他の職種への転職を視野に入れると良いでしょう。

求人探しには『総合型転職エージェント』の利用がおすすめ

薬剤師とは関連のない仕事に転職したい場合は、総合型転職エージェントの利用をおすすめします。

総合型の転職エージェントでは、薬剤師の仕事だけでなく幅広い業種・職種の求人を取り扱っているため、視野を広げられます。

たとえば、株式会社リクルート」が運営する「リクルートエージェント」は、業界最多の求人数を誇る転職エージェントです。

応募書類の添削や面接対策といったサポートも充実しているため、初めての転職に臨む方にもおすすめと言えます。

新たな転職先を探すのであれば、優先的に登録しておくと良いでしょう。

リクルートエージェント

運営会社株式会社リクルート
公開求人数約148,400件
非公開求人数約203,000件
対応地域全国+海外
料金すべて無料

(最終更新:22年1月時点)

まとめ

薬剤師は、職能を活かして異業種へ転職することが可能な職業です。

難易度の高い異業種転職の成功率を高めるためには、以下のポイントを押さえておくことが大切です。

異業種転職の成功率を高めるポイント

  • 異業種転職を選んだ理由と目的を明確にする
  • 調剤スキルを身につけてから転職する
  • 求められているスキルを正確に把握する
  • 企業の情報収集を入念に行う
  • できるだけ早くアクションを起こす

薬剤師免許を活かせる異業種へ転職したい場合は、「薬剤師転職サイト」を活用して、キャリアアドバイザーからのアドバイスを受けることをおすすめします。

以下の3社はどれも求人数が多く、転職サポートの手厚さにも定評があるので、ぜひ利用してみてください。

本記事で紹介した薬剤師におすすめの転職サイト

マイナビ薬剤師
  • 地方の求人が豊富
  • 薬局・ドラッグストア・病院以外の求人も充実
ファルマスタッフ
  • 対面での面談を重視している
  • 転職先の細かな情報を教えてくれる
薬キャリ
  • 最短即日最大10件の求人を紹介
  • 電話のみで気軽に相談可能できる

薬剤師とは関連のない仕事に転職したい場合は、幅広い業種・職種の求人を取り扱っている総合型の転職エージェントの利用がおすすめです。

おすすめの総合型転職エージェント

リクルートエージェント
  • 業界最多の求人数を誇る
  • 求人紹介や選考対策など手厚いサポートを受けられる

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