【内定率が低下!?】転職を繰り返す薬剤師が知っておくべきリスク
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転職したものの、新しい職場に不満を感じて、転職を繰り返す薬剤師は少なくありません。
2回・3回と転職を繰り返すと、「次の転職で不利になるのでは?」と不安になりますよね。
結論からお伝えすると、転職回数が多すぎると「本人に問題があるのでは?」と思われ、採用されにくくなってしまう可能性があります。
本記事では、転職を繰り返すデメリットや、転職回数の許容範囲について解説します。
また、「転職回数を増やさないために意識すべきポイント」もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
記事を読めば、「今本当に転職して大丈夫なのか」判断できるはずです。
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- 薬剤師が転職を繰り返す5つのデメリット
- デメリット1.採用されにくくなる
- デメリット2.性格に問題があると思われやすくなる
- デメリット3.年収が上がりにくくなる
- デメリット4.経歴に一貫性が無くなる
- デメリット5.転職癖がついてしまう
- 転職できない?転職回数が多い場合の対処法
- 対処法1.転職を見送る
- 対処法2.採用担当者が納得できる転職理由を伝える
- 対処法3.「譲れない条件」と「妥協できる条件」を明確にする
- 対処法4.転職サイトに相談する
- 転職に悩んだときに利用したい!薬剤師転職サイト3選
- 転職すべきかどうか悩んでいるなら「ファルマスタッフ」
- より多くの求人をチェックするなら「マイナビ薬剤師」
- 自分に合う求人が見つからないなら「ファーマキャリア」
薬剤師が転職を繰り返す5つのデメリット
薬剤師が転職を繰り返すことには、複数のデメリットがあります。
これからデメリットについて詳しく解説していきますが、まずはご自分が「転職を繰り返しやすいタイプかどうか」確認してみましょう。
転職を繰り返しやすいタイプ
- 一時的な感情で転職を決めてしまう人
- 転職先の情報をよく調べずに転職してしまう人
- 人間関係の改善のみが転職の目的になっている人
- 職場の悪い面ばかりに目が行ってしまう人
- 採用企業からのどのように評価されるか客観視できない人
上記にあてはまる場合、転職を繰り返してしまう可能性があるので、注意が必要です。
ここからは、薬剤師が転職を繰り返すデメリットについて、詳しく解説していきます。
薬剤師が転職を繰り返すデメリット
デメリット1.採用されにくくなる
転職回数が多いと、採用を見送られてしまう可能性が高まります。
短期間での転職が多い場合は、企業側から「採用してもすぐにやめてしまうのでは?」思われやすいためです。
入職した人材がすぐに辞めた場合、企業にとって大きな損失になってしまうため、採用担当者は「長期間勤務してくれるか」を重視します。
そのため、薬剤師の平均的な転職回数よりも多いと、書類審査で敬遠されてしまう恐れがあります。
とくに6回7回と転職回数が多い場合、書類審査の時点で不信感をもたれやすくなり、面接まで進みづらくなるでしょう。
もし、すでに何度も転職を繰り返しているのなら、「転職を見送ること」も視野に入れましょう。
薬剤師の平均的な転職回数については、記事中盤の「【年齢別】薬剤師の転職回数は何回までなら大丈夫?」にて、詳しく解説しています。
デメリット2.性格に問題があると思われやすくなる
2~3年間で何回も転職を繰り返していると、「性格に問題があるのでは?」と思われるリスクが高まります。
短期間で転職した経歴は、採用側に「協調性がないのでは?」「トラブルメーカーなのでは?」といった懸念を与えてしまうためです。
採用後に人間関係のトラブルが発生して、長年勤めていた古参の社員が辞めてしまうといった事態になるのは、企業側から見れば最悪のケースと言えます。
「性格に問題がある」と思われた場合は、採用を見送られる可能性もあるので、注意が必要です。
デメリット3.年収が上がりにくくなる
転職を繰り返すと、年収が上がりづらくなります。
同じ職場で働き続けた場合、定期査定による昇給がありますが、転職を繰り返すと昇給のチャンスを逃してしまうためです。
年1回の定期昇給前に転職すると給与は上がりませんし、転職時期によってはボーナスの支給対象外になってしまう可能性もあります。
また、転職するごとに、信頼と実績を一から構築しなければならず、管理薬剤師などへの昇格が遅くなってしまう場合もあります。
安定して年収を上げるためには、ある程度同じ職場で長期間働くのが理想的でしょう。
転職で年収が下がる場合もある
転職で年収アップを目指す薬剤師は少なくありません。
しかし、転職サイト「マイナビ薬剤師」が行った調査では、65%の薬剤師が転職によって年収が上がった一方で、25%の方は年収が下がってしまったという結果が出ています。
昇給・昇格額が低く、「年収が頭打ちした」と感じて転職を考える薬剤師も多いですが、転職によって年収が下がる場合もあることを、頭に入れておきましょう。
デメリット4.経歴に一貫性が無くなる
転職回数が増えると、職歴に一貫性が無くなるケースも多いと言えます。
転職に慣れてしまうと、「いつでも職場を変えられる」という安易な気持ちから、一時的な感情で軸のない転職を繰り返してしまう場合が多いためです。
「今の仕事はつまらないから別の仕事にしよう」「なんとなく上手く行かないから職場を変えよう」といった動機で転職を繰り返すと、次第に職歴に一貫性が無くなってきます。
たとえば、以下のような経歴の薬剤師が面接に来た場合、採用企業は求職者のキャリア形成に疑問を持つでしょう。
上記のような一貫性のない経歴の場合、「どのキャリアも中途半端で専門性がない」「スキルが不足している」と判断される心配があります。
経歴に一貫性がない場合、選考で不利になってしまう可能性もあるので注意してください。
デメリット5.転職癖がついてしまう
転職回数が増えてくると、転職癖がついてしまう方もいます。
転職癖がつくと、何かつらいことがあった場合に「現職で頑張ろう!」と思うのではなく、転職によって目先のつらさを解消し、問題を解決をするようになってしまいます。
今、あなたが以下のような理由で「転職したい」と考えているのであれば注意が必要と言えるでしょう。
注意が必要な転職理由
- 一時的な人間関係トラブルの解消
- 原因を特定できていないモヤモヤした職場への不満の解消
- 以前転職を決断した時と転職理由が同じ場合
- 何となく新しい職場で働きたくなってきたと感じる場合…など
転職癖がついてしまうと、ちょっとした人間関係の不満などを解消するために、転職を即決するようになります。
転職癖がある人は、採用企業側から「我慢のできない人」「自己中心的な人」と思われて、次第に採用されにくくなってしまうでしょう。
【年齢別】薬剤師の転職回数は何回までなら大丈夫?
すでに複数回の転職を経験している場合、「薬剤師の転職は何回までなら大丈夫?」と不安になる方は多いと思います。
結論からお伝えすると、許容される転職回数は年齢によっても異なりますが、転職回数が同世代の薬剤師より多い場合は注意が必要です。
薬剤師転職サイト「薬キャリ」が実施した調査の結果を見ると、30代以上の薬剤師の90%が1回以上の転職を経験していることが分かります。
また、40代以降では3回以上の転職を経験している人も少なくありません。
上記のデータを考慮すると、20代では1~2回・30代では2~3回・40代以降では3~5回程度までが許容回数と言えるでしょう。
【転職の許容回数の目安】
年齢 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
転職許容回数 | 1~2回 | 2~3回 | 3~4回 | 4~5回 |
年齢が上がるにつれて、転職の許容回数は増えますので、ご自分の年齢に当てはめて考えてみてください。
平均以上の転職経験があると不利になる?
ここで紹介した「許容される転職回数」は、あくまでも目安です。
30代で、8回・9回など明らかに転職回数が多い場合、書類審査で不利になる可能性は否定できません。
ただし、転職回数が多くても、企業側に「ぜひ働いて欲しい」「一緒に働きたい」と思ってもらえれば、採用の可能性はあります。
また、転職理由が会社都合の場合は、採用にあまり不利にならないケースが多いです。
転職できない?転職回数が多い場合の対処法
ここまで、薬剤師が転職を繰り返すデメリットや、年代別の転職の許容回数について紹介しました。
記事を読んで「やっぱり転職は止めたほうが良いかも…」「転職しても採用されないかも…」と不安になっている方もいらっしゃるでしょう。
今後のキャリアに支障をきたさないようにするためには、転職を見送ることもひとつの選択肢と言えます。
ただし、ポイントを押さえて転職活動を行えば、内定を獲得することも無理ではありません。
ここでは、転職回数が多い場合の具体的な対処法を4つ紹介しますので、参考にしてください。
転職回数が多い場合の具体的な対処法
対処法1.転職を見送る
転職回数が多い場合は、転職を見送ることを再考してみてください。
今後の転職やキャリアに支障をきたさないよう、一時的な感情で無駄に転職回数を増やさないことも大切です。
とくに、以下のケースに当てはまる場合は、将来のキャリアを考慮し、転職を見送ることを考えた方が良いでしょう。
転職を見送ることを考えた方が良い場合
- 前回の転職から1年未満の場合
- 一時的な感情が原因の場合
- 転職の理由と目的が明確に整理できていない場合
- 現職で異動や配置転換が可能な場合…など
現職での対処法を考えず安易に転職した場合、転職を繰り返してしまう可能性が高まるので、注意が必要です。
また、今の時点で安易な転職を避けておけば、将来本当に転職が必要な時に動きやすくなるでしょう。
対処法2.採用担当者が納得できる転職理由を伝える
転職回数が多い場合は、採用担当者が納得できる転職理由を伝えることを意識してください。
万が一転職回数が多くても、筋の通った理由であれば、問題なく転職できる可能性があります。
たとえば、家庭事情による引越しや出産などが理由で転職した場合は、採用企業からの納得を得やすいでしょう。
また、実際の転職理由が「年収が上がらない」「人間関係が悪い」といったネガティブな理由であった場合でも、ポジティブに転換して伝えることが大切です。
具体的には、年収に不満を感じている場合は「もっとキャリアアップしたい」、人間関係に不満がある場合は「チームワークを大切にして働きたい」などと、言い換えられます。
転職回数が多い場合は、転職理由を採用担当者が納得できるよう、ポジティブに伝えることが大切です。
不利になりにくい転職理由
採用企業から見た場合、一般的に不利になりにくい転職理由もあります。
以下のような、個人には責任がない会社都合の場合や、事前に定められていた雇用期間の満了による退職の場合は、不利になりにくいでしょう。
不利になりにくい転職理由
- 会社都合(倒産など)による解雇
- 契約期間・雇用期間満了での退職(派遣薬剤師などの場合)
対処法3.「譲れない条件」と「妥協できる条件」を明確にする
転職回数が多い場合は、年収や休日などの条件を譲歩しなければ、内定に至らないケースも少なくありません。
そのため、転職の希望条件には優先順位をつけておくことをおすすめします。
たとえば、「プライベートの時間を確保したい」という希望がもっとも重要であれば、以下のように条件を切り分けられます。
譲れない条件 |
|
妥協できる条件 |
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「年収は下げたくない」「土日は休みたい」「引越しはしたくない」など、絶対に譲れない条件は求職者によって異なります。
「譲れない条件」を満たして転職すれば、他の点で妥協しても後悔のない転職を叶えられるはずです。
また、「妥協できる条件」を明確にすることで、応募できる求人の幅も広げられるでしょう。
対処法4.転職サイトに相談する
転職回数が多く、少しでも不安がある場合は、転職サイトに相談しましょう。
転職を繰り返している方の多くは、「ミスマッチな求人選びをしてきた」と考えられるため、この機会に一度客観的な意見をもとに職場を選ぶことをおすすめします。
転職サイトのアドバイザーは、求職者の経験やスキルを考慮して最適な職場を紹介してくれるので、転職のミスマッチを防ぐことが可能になります。
また、転職回数が多い薬剤師が一人で転職活動を進めた場合、書類選考を通過できなかったり、複数社の面接を受けても採用にいたらず苦労するケースも多いです。
一方、転職サイトを利用すると、転職理由の伝え方や履歴書の書き方についてアドバイスをもらえるため、内定率を高められます。
アドバイザーから客観的な意見や選考のアドバイスをもらうことで、効率的かつ効果的に転職活動を進められるでしょう。
転職サイトは複数利用しよう
転職サイトは初めから1社に絞らず、2~3社を同時に利用しましょう。
1社のみの登録では、アドバイザーと相性が合わない場合などがあると、転職活動がストップしてしまうリスクがあります。
一方、2~3社を併用しておけば、相性の合うアドバイザーを見つけられるチャンスが増え、転職成功の確率が高まります。
次章では、おすすめの転職サイトを3社紹介するので、ぜひ複数に登録してみてください。
転職に悩んだときに利用したい!薬剤師転職サイト3選
転職回数が多い薬剤師が転職活動を成功させるためには、「薬剤師に特化した転職サイト」を活用することをおすすめします。
転職サイトを利用すれば、転職相談・求人紹介・選考対策など幅広いサポートを受けることが可能です。
転職回数が多い薬剤師の場合は、以下のような手厚いサポートを受けることで、内定獲得の確率を高められるはずです。
薬剤師転職サイトのサポート内容
- キャリア相談
- 求職者に最適な求人の紹介
- 応募書類の作成や面接対策
- 面接日や入社日などの日程調整の代行
- 給与や勤務時間・休日などに関する条件交渉
- 円満退職のフォロー…など
(※転職サイトによってサポート内容は異なります)
ここからは、数ある転職サイトの中でも「求人数が多い」「サポートが手厚い」と評判の3社を紹介します。
合わないと感じた場合はいつでも退会できるので、ぜひ気軽に利用してみてください。
サイト名 | 特徴 |
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ファルマスタッフ |
|
マイナビ薬剤師 |
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ファーマキャリア |
|
本記事で紹介する3社は「薬剤師転職サイトおすすめランキング!職場別・雇用形態別」から、さらに厳選した転職サイトです。
そのほかの転職サイトもチェックしたい方は、ぜひ上記の記事もご覧ください。
転職すべきかどうか悩んでいるなら「ファルマスタッフ」
- (引用元
- ファルマスタッフ)
「ファルマスタッフ」は、大手薬局「日本調剤」のグループ企業が運営している転職サイトです。
個別面談でじっくり相談に乗ってもらえるので、転職すべきかどうか悩んでいる薬剤師にの方におすすめのサービスと言えます。
『転職しない相談会』という無料の相談会も定期的に実施しており、今すぐ転職するつもりはないけど「自分の市場価値を知りたい」「キャリアについて一度相談したい」という方にも最適です。
また、ファルマスタッフは全国12ヵ所に拠点を置いているので、地方在住の方にも利用しやすいでしょう。
ファルマスタッフのコンサルタントは積極的に紹介先を訪問しており、職場の雰囲気など求人情報だけでは分からない情報を丁寧に教えてくれます。
転職すべきが相談したい方や、職場の細かな情報を入手したい方は、ぜひファルマスタッフを利用してみてください。
ファルマスタッフ|基本情報
運営会社 | 株式会社メディカルリソース |
---|---|
公開求人数 | 約52,300件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:25年1月時点)
より多くの求人をチェックするなら「マイナビ薬剤師」
- (引用元
- マイナビ薬剤師)
「マイナビ薬剤師」は、人材大手である株式会社マイナビが運営している転職サイトです。
約56,000件と業界トップクラスの求人を保有しており、幅広い業種・地域の案件を取り扱っています。(※案件数は2022年4月時点)
調剤薬局だけでなく、ドラッグストアや企業の求人も豊富なので「調剤薬局以外への転職を考えている」のであれば、優先的に登録しておきましょう。
また、全国15カ所に拠点があるので、地方在住の方でも使いやすいという特徴があります。
幅広い業種の求人をチェックしたい方や、地方で転職を考えている方は、ぜひマイナビ薬剤師を利用してみてください。
マイナビ薬剤師|基本情報
運営会社 | 株式会社マイナビ |
---|---|
公開求人数 | 非公開 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:25年1月時点)
自分に合う求人が見つからないなら「ファーマキャリア」
- (引用元
- ファーマキャリア)
「ファーマキャリア」は、オーダーメイド求人にこだわりのある転職サイトです。
単に求人を紹介するだけでなく、企業側と条件交渉をすることで求職者の希望にベストマッチする求人を作り上げてくれます。
たとえば、「ライフスタイルの変化に伴い、週休3日で働きたい」「16時で退勤できる職場に勤めたい」といった細かな要望にも、可能な限り対応してくれるでしょう。
また、ファーマキャリアでは、コンサルタントの教育を徹底しているため、ヒアリング力が高い傾向にあります。
他サイトで希望に合う求人を見つけられなかったり、こだわりの条件がある方は、気軽に相談してみることをおすすめします。
ファーマキャリア|基本情報
運営会社 | エニーキャリア株式会社 |
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公開求人数 | 約40,900件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:25年1月時点)
転職を繰り返さないために意識すべきポイント
一般的に転職回数が多いことは、デメリットになる可能性が高いです。
できることなら転職を繰り返さなくて良いよう、自分に合った長く働ける職場を見つけたいという方も多いと思います。
ここでは、「薬剤師が転職を繰り返さないために意識すべきポイント」を4つご紹介します。
転職を繰り返さないために意識すべきポイント
ポイント1.転職の理由と目的を明確にする
転職活動を行う場合は、まず転職の理由と目的を明確にすることが大切です。
転職の理由と目的を十分に整理する前に転職してしまうと、転職後の後悔につながるケースが多いためです。
「年収50万円アップを目的に転職したのに、残業や住宅手当が無くなって結局手取りが下がった…」と失敗してしまう可能性もあります。
一方、転職の理由と目的を明確にした場合は転職のミスマッチを防げるので、のちのち後悔する可能性を下げられます。
「年収アップ」「キャリアアップ」など、転職の理由と目的を明確にして、転職の目的が満たされる職場を選びましょう。
ポイント2.将来のキャリアを考慮して転職先を選ぶ
転職を繰り返さないためには、将来のキャリアを考慮して転職先を選ぶことも重要です。
転職時は、どうしても給料や福利厚生などの条件に目が行ってしまいますが、それだけを重視するのは避けてください。
その他の条件を確認しなかった結果、「新しい職場で学ぶことが無い…」「やりたい仕事ができない…」という状況になり、再度転職したくなってしまうケースも考えられます。
以下に、希望別におすすめの転職先をまとめましたので、参考にしてください。
希望する将来 | おすすめの転職先 |
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多数の診療科を扱えるようになりたい | 大病院の処方箋を受け付けている調剤薬局 |
OTC販売の経験を身に付けたい | 調剤併設またはOTC専門ドラッグストア |
管理職に就きたい | 管理職ポストが豊富な職場 |
在宅・チーム医療に携わりたい | 在宅医療に積極的な調剤薬局・病院・クリニック |
薬物治療に積極的に関与したい | 病院 |
認定・専門薬剤師になりたい | 薬剤師教育に理解のある職場 |
5年先くらいのキャリアを描いておくことで、職場選びのミスマッチを避けられるでしょう。
「自分が希望するキャリアを築けそうか」「5年先も働けそうか」など、将来についても十分考慮して転職先を選ぶことが大切です。
ポイント3.職場のリアルな情報を把握する
転職を繰り返さないためには、あらかじめ職場のリアルな情報を把握しておくことも大切です。
転職前に、職場のリアルな雰囲気を分かっていれば、「職場の雰囲気が合わなかった」「人間関係が悪かった」といったミスマッチを防げます。
なお、求人票だけでは分からないことも多いので、職場見学をしたり、転職サイトのアドバイザーから内部事情を教えてもらうと良いでしょう。
とくに以下のような情報は「働きやすさ」に影響するため、十分確認しておいてください。
事前に確認しておくべき情報
- 残業時間
- 休日出勤・休日対応の有無
- 薬剤師の人数(正社員とパート・派遣の比率)
- 受付処方箋の枚数と診療科
- 有給休暇の取得状況
- 離職率店舗異動の有無
- 各種手当の有無
- 昇給制度・福利厚生制度…など
紹介予定派遣を利用する
転職の失敗を避けるためには、「紹介予定派遣」を利用するという方法もあります。
「紹介予定派遣」とは、一定期間派遣として働き、契約終了後に直接雇用に切り替える働き方です。
数か月働くことで仕事内容や職場の雰囲気を把握できるので、転職先の職場環境に不安を感じている方におすすめです。
ポイント4.薬剤師のキャリアに精通した人に相談する
薬剤師のキャリアに詳しい人は、転職回数が多いデメリットを理解し、適切なアドバイスをくれる可能性が高いです。
相談相手としては先輩薬剤師でも構いませんが、薬剤師の転職サポートを行う薬剤師転職サイトのキャリアアドバイザーもおすすめです。
アドバイザーに転職相談をすれば、客観的な立場でアドバイスしてくれるだけでなく、無料で求人紹介や面接対策などの総合的なサポートを受けられます。
転職するべきかどうかを悩んでいる段階の相談にも対応してくれるため、ぜひ気軽に相談してみてください。
まとめ
転職回数が多くなるほど、選考で不利になるリスクは高まります。
「これ以上、転職を繰り返したくない…」と考えているならば、以下のポイントを意識すると良いでしょう。
転職を繰り返さないためのポイント
- 現職を続ける方法を再考する
- 将来のキャリアを考慮して次の転職先を選ぶ
- 転職前に職場見学などで職場のリアルな情報を把握する
- 薬剤師のキャリア形成に精通した第三者に一度相談してみる
不用意に転職回数を増やさないためには、キャリア面談などの転職サポートが無料で受けられる「薬剤師転職サイト」への相談がおすすめです。
以下の3社はどれも求人数が多く、転職サポートの手厚さにも定評があるので、ぜひ利用してみてください。
本記事で紹介した薬剤師転職サイト
ファルマスタッフ |
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マイナビ薬剤師 |
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ファーマキャリア |
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新卒で製薬企業で働き始め、2年後に病院薬剤師として転職しました。
病院では1年間勤務し、次はOTC専門ドラッグストアに転職。
ドラッグストアで2年間勤務した後、調剤薬局への転職を希望しています。