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【転職を迷っている2年目薬剤師へ】判断基準やリスクを徹底解説

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薬剤師2年目は仕事にも慣れ、職場の良いところも嫌なところも見えてくる時期。

「努力したけど職場に馴染めない」「他の人と比べると、自分の年収って低いのかも?」といった不満から、転職が頭をよぎる人も多いです。

ただ、2年目の転職は「早すぎるのでは?」といった不安もあるでしょう。

2年目の転職にはリスクも伴いますが、注意点やポイントをしっかりと押さえておけば、後悔のない転職を実現できます。

そこで本記事では、薬剤師2年目で転職を迷っている人のために、「転職をするメリット・デメリット」「判断基準」などを解説します。

この記事を読めば、「2年目の今、本当に転職すべきなのか」判断できるはずです。

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薬剤師2年目の転職事情

2年目という経歴の浅さに不安を感じている人も多いと思いますが、2年目薬剤師への需要は低くありません。

薬剤師の求人募集は多く、また人手不足の職場では経験年数にこだわっていないケースも多いです。

また、2021年(令和3年)2月分の有効求人倍率をみると、薬剤師等の有効求人倍率は全体の2倍以上となっており、非常に高いことがわかります。

職業有効求人倍率
医師・薬剤師等 2.11倍
全体1.04倍
(参考
職業別一般職業紹介状況(令和3年2月分)|厚生労働省)

実際に、転職サイト「ファルマスタッフ」には、2年目薬剤師のような「第二新卒」を歓迎する求人も多く掲載されています。

2年目の薬剤師はポテンシャルがあるので未経験でも採用されやすく、幅広い業種へ転職できるチャンスがあるのです。

以下では、2年目で転職した薬剤師の割合や、どんな理由で転職に至ったのかについてさらに詳しくご紹介します。

入社2年目で転職を考える薬剤師は多い

記事をご覧の方のなかには、「何年目で転職している薬剤師が多いのか」「2年目の転職は早すぎるのか」気になっている方もいらっしゃるでしょう。

意外に感じるかもしれませんが、2年目で転職する薬剤師は非常に多いです。

転職サイト『薬キャリ』が調査したアンケートの結果をみると、「2年目の転職」は「10年目以降」についで多いことが分かります。

(▼画像を拡大する

一般的に「転職は入社後3年たってから…」と言われることが多いですが、国家資格を持つ薬剤師は比較的転職しやすく、2年目の転職も何ら珍しいことでありません。

2年目の薬剤師に多い転職理由

2年目で転職を考えている方のなかには、「周りがどんな理由で転職を決めたのか気になる」という方も多いでしょう。

2年目薬剤師によくある転職理由は、以下などがあります。

  • 人間関係がうまくいかない
  • 年収が少ない
  • スキルアップできない
  • 労働条件が悪い
  • 結婚や引越し等でライフスタイルが変わった
  • 異業種へ興味が出てきた…など

2年目で転職する薬剤師の多くは、「現職でうまくいかない」「不満がある」というケースが多いです。

とくに人間関係の悩みは薬剤師に多い転職理由のひとつで、以下のような思いから転職を考える人もいます。

調剤薬局勤務

入職当初から上司や同僚との相性が悪く、人間関係に悩んでいました。
少人数で閉鎖的なので逃げ場がなく、人間関係に悩みながら1年間我慢して仕事を継続しました。
しかし、状況は変わらず限界に感じ、転職したいと思っています。

一日の大半を一緒に過ごす職場のメンバーと上手くいかない場合、転職したくなってしまうのも無理はありません。

「人間関係」「労働環境」等の不満から、転職を考える2年目薬剤師はとても多いです。

知っておきたい|薬剤師2年目で転職するメリット・デメリット

知っておきたい|薬剤師2年目で転職するメリット・デメリット

2年目で転職を考える薬剤師は多いことをお伝えしましたが、それでも「2年目でも転職は有利に進められるの?」「やっぱり早すぎるのでは?」と不安な方もいらっしゃるでしょう。

転職を迷った場合は、2年目特有の「メリット」と「デメリット」を把握し、「今転職すべきなのか」客観的に見つめ直すことが大事です。

以下に、2年目で転職する「メリット」と「デメリット」をまとめたのでご参考ください。

2年目で転職するメリットとデメリット

2年目で転職するメリット

まずは、2年目で転職するメリットをチェックしていきましょう。

メリット

  • 異なる業種への転職も挑戦しやすい
  • 2年目は若く市場価値があり「第二新卒」としての採用に期待できる
  • 1年働いた経験を活かし、自分に合った職場を見抜きやすい
  • 就職活動の期限がほぼないため、働きながら焦らず検討できる…など

2年目はまだまだ若く、様々な業種にも挑戦しやすい時期。

1年働いて今の職場が「自分には合わないな」と感じた場合は、早めに再スタートを切るのも一つの手段です。

また、2年目の薬剤師の採用は、企業側にとっても多くのメリットがあります。

2年目は若くて柔軟性がある割に、新卒のようにイチから教育する必要がなく、また年収の高いベテランを雇うよりも安く雇用できる存在であるためです。

このようなことから、2年目での転職は、「転職者側にも企業側にもたくさんのメリットがある」といえます。

2年目で転職するデメリット・リスク

転職後に後悔しないためには、メリットだけでなくデメリットやリスクも把握しておくことが大切です。

次は、2年目で転職するデメリットやリスクをチェックしていきましょう。

デメリット

  • 採用側に「すぐに辞めるのではないか」というイメージを与えてしまう
  • 新卒向けの研修が受けられない可能性がある…など

薬剤師2年目で転職した場合、採用者に「すぐに辞めてしまうのでは」という印象を持たれやすいです。

また、これまで働いた経験もあるので、場合によっては現場での即戦力として期待される可能性もあるでしょう。

「できるだけポジティブな退職理由を伝える」「できないことはできないとハッキリ言う」など対策をとり、リスクを回避できるように準備しておきましょう。

2年目で転職を悩んでいる薬剤師がチェックすべきポイント

2年目で転職するメリット・デメリットを解説しましたが、転職すべきかどうかは人によって異なります。

2年目で転職が頭をよぎった場合、まずは「現在の自分の立ち位置」を確認しましょう。

自分が置かれている状況を把握することで、「今転職すべきなのか」「見送ったほうが良いか」判断しやすくなります。

たとえば、2年目薬剤師の平均年収や労働条件を知り「そこまで悪くない」と分かれば、転職を見送る決断もできるでしょう。

そこで、ここでは薬剤師2年目に近い世代の平均年収や労働条件などをまとめました。

転職前に確認すべき3つのポイント

今の自分の年収は妥当?

まず最初に、自分が属している職場の平均年収を知っておきましょう。

それぞれ労働条件は異なるかと思いますが、基準が分からないと、自分のもらっている年収が妥当であるかどうか判断できないためです。

以下に2年目薬剤師の年収に近い「各職場の初任給」をまとめましたので、ご参ください。

< 各職場の初任給(年収)>

調剤薬局300万円~420万円
ドラッグストア350万円~450万円
病院300万円~350万円
製薬企業300万円~350万円
(参考
マイナビ薬剤師

また、現在の給料だけでなく「昇給率」にも注目してみましょう。

一般的に、調剤薬局やドラッグストアは最初から高めの年収がもらえますが、その後の伸び幅は比較的小さい会社が多いです。

反対に製薬会社では昇給率が高い場合が多く、将来的に年収が1,000万円を超えることも珍しくありません。

転職を迷っている場合は、一度自分の年収や昇給率を確認して「転職した方がいいのか」「今の職場に留まった方がいいのか」じっくり考えてみましょう。

<時間単位で計算してみよう>

条件と年収換算値
(週休二日、月20日間勤務として計算)
① ドラッグストア勤務2年目。週平均で、通常の勤務時間40時間に加え、残業が+5時間。年収は同級生と比べて多めであり、450万円もらっている。
  • 勤務時間:2,160時間/年
  • 月給:約37.5万円
  • 時給換算:約2,083円
② 調剤薬局勤務2年目。平均勤務時間は週38時間、残業なし。年収は380万円で、「こんなものかな」と思っている。
  • 勤務時間:1,824時間/年
  • 月給:約31.7万円
  • 時給換算:約2,083円

一見すると、①が入社2年目で年収450万円は多くもらっているように見えますが、時給換算すると②と変わりありません。

それどころか、超過勤務料金となっているはずの+5時間を含めても②と同じということは、時間単位だと実は①のほうが若干安めに設定されているということです。

たとえ1日1時間の残業であっても、年単位で考えると大きな差が出てくることが分かります。

「なんとなく他の人より年収は良いかも」「ちょっと労働時間長いかも」と曖昧に考えていると、それが本当に良い条件なのか悪い条件なのか、正確に比較検討できません。

転職を迷っている場合は、現在の自分の労働時間と年収からデータを出して客観的に現在の状況を考えてみましょう。

実際に転職サイトで求人紹介を受けてみて、出回っている求人の年収を確認するのもおすすめです。

今の職場環境は"ふつう"なの?

今の職場環境が「一般的なのかどうか」判断するためには、以下の項目を確認しましょう。

職場環境を左右する要因

  • 残業時間
  • ヘルプ体制
  • 薬剤師の人数
  • 一人あたりの処方箋枚数(忙しさ)
  • 教育体制

いくら年収が良くても、上記の条件が悪いと長く働けないことが多いです。

例えば「薬剤師業界の平均残業時間は月11時間程度」となっています。(参考元:令和元年賃金構造基本統計調査一般労働者都道府県別|厚生労働省

仕事内容や条件にもよりますが、残業時間が平均よりも極端に長かったり、残業代が給料に反映されないなど、少しでもおかしいなと感じる部分はないか確認してみてください。

そのほか「薬剤師の人数が処方箋枚数に対して明らかに少ない」「ヘルプ体制が整っておらず、有給を取得できない」といった状況がある場合は、転職を視野に入れたほうが良いでしょう。

反対に、「職場環境が他より良い」と考えられる場合は、転職を見送ることも選択肢のひとつです。

転職を検討する場合は、年収だけでなく「職場環境」についても確認しましょう。

<通勤時間も見直そう>

職場環境とあわせて見直したいのが「通勤時間」です。

通勤時間は、たった数分の違いでも年数を重ねると大きなロスとなってしまいます。

例えば、通勤時間は片道5分短くなるだけでも、年間で約40時間の無駄を防ぐことが出来ます。

なお「全国の平均通勤時間」は往復1時間19分となっています。(参考元:社会生活基本調査から分かる47都道府県ランキング|総務省統計局

ご自身の職場が自宅から遠く通勤に時間がかかる場合は、勤務地についても見直してみましょう。

人間関係はどこまで我慢すべき?

「人間関係はどこまで我慢すればいいの…?」とお悩みの方も多いと思いますが、心身に影響を及ぼしているのであれば、職場を離れることも検討したほうが良いでしょう。

「上司がいつも不機嫌で質問しづらい」「あの人とは仕事のやり方が合わない」という悩みはよくありますが、最低限業務がスムーズに行える人間関係を築くことは、それも仕事のうちと言えます。

しかし、パワハラやセクハラを受けている場合、悪口のターゲットにされてしまっているような場合は、業務に支障が出たり心にストレスをかかえてしまいます。

このように、一時的な人間関係の悪化ではなく「慢性的に心身に不調を及ぼすような人間関係」の場合は、すぐにでもその職場を離れたほうがいいでしょう。

【結論】2年目薬剤師の転職判断基準

【結論】2年目薬剤師の転職判断基準

2年目の薬剤師が転職する際にチェックすべきポイントが分かったところで、具体的にどんな場合は転職したほうがいいのか、どんな場合は転職を踏みとどまるべきなのでしょうか?

転職すべきかどうかは状況によって変わりますが、「なんとなく辞めたい」という理由だけで辞めてしまうのはおすすめできません。

自分が仕事に求めることを整理した上で、今の職場では問題解決が難しいと判断できる場合は、転職に踏み出すのが良いでしょう。

転職した方が良いケースの一例

  • 挑戦したい業種が明確に決まっている
  • 職場の人間関係が著しく悪く、異動などでの改善も難しい
  • 残業時間があまりにも多く、個人の努力だけでは改善が難しい
  • 今の職場では昇級の可能性が低く、将来的な年収アップも見込めない

上記のように、今の職場では解決が難しい時の手段として、転職という選択肢を選ぶのが良いでしょう。

2年目薬剤師が転職を成功させるポイント6つ

2年目薬剤師が転職を成功させるポイント6つ

2年目で転職する薬剤師の多くは初めての転職であるため「失敗したらどうしよう…」など、不安も大きいのではないでしょうか。

失敗を防ぐためには、転職初心者にありがちな失敗と必要な対策を把握して転職活動を進める必要があります。

そこでここでは「2年目薬剤師が転職失敗を防ぐ6つのポイント」をご紹介します。

転職を成功させる6つのポイント

ポイント1.転職理由を明確にする

2年目薬剤師が転職失敗を防ぐには、転職理由を明確にすることが大切です。

転職に不慣れな2年目の薬剤師は、転職理由が曖昧なまま転職を行い、後悔してしまうケースが多いためです。

転職理由は「求人選びの軸」になる重要な要素であり、曖昧だったり明確でない場合、軸がブレて求人選びに失敗してしまう恐れがあります。

転職理由を明確にすることが重要な理由

「教育体制が整っていない職場に入職してしまい、スキルを高められなかった」「ワークライフバランスを整えたかったのに、残業が多く忙しい職場に転職してしまった」というのは、よくある失敗です。

転職活動をする際は、「なぜ転職したいのか」「転職して何を達成したいのか」じっくり考えましょう。

<希望条件に優先順位をつけよう>

転職を検討する場合は、年収・残業量・シフトなど、さまざまな条件に優先順位をつけ「譲れない条件」を考えてみましょう。

自分が今何を一番大切にしたいかが分かりますし、仮に転職を決めた場合には、譲れない条件が「転職の軸」になります。

以下に一例をまとめたので、希望条件を考える際の参考にしてください。

優先順位希望条件切り分け
年収アップ譲れない
年間休日数120日以上
残業月20時間以下
通勤時間30分以内妥協できる
土日休み

ポイント2.前職の不満を口にしない

面接で失敗しないためには、前職の不満を伝えないことが大切です。

2年目の転職では何かしらの不満から転職を決断するケースが多く、面接の場で前職の不満をついつい口にしてしまいがちですが、これは絶対にNGです。

前職の不満をそのまま伝えた場合、採用担当からの印象が悪くなってしまいます。

「採用してもすぐに不満を漏らすのではないか」「すぐ辞めてしまうのではないか」と思われてしまうためです。

「残業が多すぎた」「人間関係が悪かった」などネガティブな理由で転職したとしても、不満は伝えないようにしましょう。

<転職した理由を聞かれた場合の答え方>

転職の理由が「勤め先の業務不振」「倒産」等のやむを得ない事情であれば、不利になりにくいので正直に伝えて問題ありません。

一方「年収が上がらない」「人間関係が悪い」といったネガティブな理由で転職する場合は、「もっとキャリアを積みたい」「チームワークを大切にしたい」などと、ポジティブに言い換えましょう。

ポイント3.キャリアや将来について考慮する

キャリアや将来に関わる2年目薬剤師の転職は、一時的な気持ちに流されず、将来を見据えて検討すべきです。

将来を考慮しないまま転職をした場合、「成長できない」「キャリアを積めない」などの理由から転職を繰り返してしまう恐れがあります。

転職を繰り返さないためには、「自分が薬剤師として5年後・10年後どうなりたいのか」「どんな働き方をしたいのか」を十分に考え、転職先を考えることが大切です。

具体的には、薬剤師としての専門性を高めたい場合は「臨床経験を積める病院」、プライベートを大切にしたい場合は「比較的働き方の自由度が高い派遣」などが良いでしょう。

転職前には、「転職先で将来のキャリアプランにつながる働き方ができそうか」よく確認しておきましょう。

ポイント4.疑問や不安がある状態で内定を受けない

内定を受ける際には、疑問や不安をしっかり解消しておきましょう。

転職の際には「悪い印象を与えたくない」という気持ちから、採用者に質問できない人も多いですが、確認が不十分な状態で入職し、後悔するパターンも少なくありません。

具体的には「労働条件が想像と違った」「予想以上に残業が多かった」という失敗が多いです。

とくに、2年目薬剤師はキャリアが浅く転職に不慣れなことから、採用者に遠慮してしまい質問できない人も多いようです。

しかし、疑問を解消しないまま入職を決めるのは絶対にNGです。

疑問や不安がある場合は、内定前にしっかりと確認しましょう。

<質問しにくい内容は代わりに確認してもらおう>

雇用条件などの確認は必須ですが、タイミングや聞き方を間違うと採用担当者に悪印象を与えてしまう可能性があることは事実です。

もし「自分で質問するのが難しい」と感じる場合は、転職サイトに質問や確認の代行をお願いするのも手段です。

転職サイトについて詳しくは、記事後半「6.2年目で転職したい薬剤師におすすめの転職サイト」で解説しているので、チェックしてみてください。

ポイント5.転職先が決まるまで現職をやめない

転職先が決まるまでは、できるだけ現職をやめないようにしましょう。

現職への不満が強いと、どうしても「早く辞めたい」という気持ちが先走ってしまうものですが、内定獲得前に退職するのはとてもハイリスクです。

離職してから転職活動を行い、内定獲得までに時間がかかった場合、無収入の状態で仕事を探すことになってしまいます。

特に20代の2年目薬剤師は十分な貯金がないことも多く、金銭的な不安から焦って希望とは異なる職場に転職してしまうケースも少なくありません。

転職先を妥協してしまうのは、失敗の大きな原因です。

焦って本来の目的とはかけ離れた職場に転職しないためにも、内定が決まるまでは現職を続けるようにしましょう。

<退職が決まったら>

たとえ退職が決まったとしても、辞める当日までは気を抜かず今まで以上にしっかり働き、立つ鳥跡を濁さず去るのがマナーです。

狭い薬剤師の世界、どこでどう接点があるか分からないので、良い印象で退職しましょう。

ポイント6.転職サイトを利用してサポートしてもらう

転職活動を不安なく進めるためには、「薬剤師転職サイト」を利用することをおすすめします。

転職サイトとは、求人紹介や転職のサポートをしてくれるサービスのこと。

2年目の薬剤師の多くは転職経験が浅く、自分ひとりでは十分な対策ができないケースが多いですが、転職サイトを利用すれば手厚いサポートを受けることが可能です。

薬剤師転職サイトの仕組み

薬剤師転職サイトのおもなサポート

  • 求職者に合う求人を紹介してくれる
  • 応募書類の添削・面接対策を受けられる
  • 職場の内部情報をキャッチできる
  • 給与や待遇などの条件交渉を代行してくれる
  • 非公開求人を紹介してくれる

求人紹介・選考対策・入社のフォローなど、1から10まで支援してくれるので、安心して転職活動を進められます。

「一人で転職するのが不安」「アドバイスが欲しい」という方は、ぜひ転職サイトを利用してみてください。

2年目で転職したい薬剤師におすすめの転職サイト

2年目で転職したい薬剤師におすすめの転職サイト

先ほどもお伝えしたとおり、転職活動を成功させるためには「薬剤師に特化した転職サイト」を活用することをおすすめします。

転職サイトを利用すれば、募集要項だけでは分からない内部の情報をキャッチすることが可能です。

また、アドバイザーが最適な求人を紹介してくれるので「薬剤師2年目で転職するのは不安」という方も安心して転職活動を進められるでしょう。

ここでは、おすすめの転職サイトを3社ご紹介しますので、ぜひ活用してみてください。

サイト名おすすめの人
ファルマスタッフ
  • 1人で転職活動を進めるのが不安な人
  • 初めて転職する人
マイナビ薬剤師
  • 幅広い業種の求人をチェックしたい人
  • 地方での転職を考えている人
ファーマキャリア
  • 希望条件に細かなこだわりがある人
  • 調剤薬局への転職を検討している人

転職の悩みを親身に聞いて欲しいなら「ファルマスタッフ」

ファルマスタッフ」は、「日本調剤グループ企業」が運営している転職サイトです。

個別面談でじっくり相談にのってもらえるので、「初めての転職でどのように転職活動を進めれば良いか分からない」と悩んでいる2年目薬剤師の方にぴったり。

個別面談で相談することで、「転職に関する不安を解消できた」「今後の方向性をしっかり考えられた」というケースも多いです。

また、ファルマスタッフのコンサルタントは積極的に紹介先を訪問しており、職場の雰囲気など求人情報だけでは分からない情報を丁寧に教えてくれます。

転職の不安をしっかり解消したい方や、職場の細かな情報を入手したい方は、ぜひファルマスタッフを利用してみてください。

ファルマスタッフ|基本情報

運営会社株式会社メディカルリソース
公開求人数約51,000件
非公開求人数非公開
対応地域全国
料金無料

(最終更新:24年4月時点)

地方で転職したいなら「マイナビ薬剤師」

マイナビ薬剤師
(引用元
マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師は、大手人材会社「マイナビ」グループが運営している転職サイト。

全国15カ所に拠点があるので、地方在住でも便利に利用可能です。

また、マイナビ薬剤師は、調剤薬局以外の案件も豊富なことで定評があり「ドラッグストア」「企業」の求人も充実しています。

調剤薬局以外への転職を視野に入れているのであれば、登録して損はないでしょう。

たくさんの求人を比較できるので、2年目薬剤師向けの案件を効率良く探すことができるはずです。

地方で転職を考えている方や、幅広い業種の求人をチェックしたい方は、ぜひマイナビ薬剤師を利用してみてください。

マイナビ薬剤師|基本情報

運営会社株式会社マイナビ
公開求人数非公開
非公開求人数非公開
対応地域全国
料金無料

(最終更新:24年4月時点)

希望の求人が見つからずお困りなら「ファーマキャリア」

ファーマキャリアは、オーダーメイド求人にこだわりのある転職サイト。

単に求人を紹介するだけでなく、条件交渉をして、求職者の希望にベストマッチする求人をつくりあげてくれます。

そのため、「ライフスタイルの変化に伴い、週休3日で働きたい」「16時で退勤できる職場に勤めたい」といった、細かな希望条件のある方におすすめです。

また、コンサルタントの教育を徹底しており、ヒアリング力や交渉力は一流です。

他サイトで希望に合う求人を見つけられなかったり、こだわりの条件がある方は、ぜひファーマキャリアに相談してみてください。

ファーマキャリア|基本情報

運営会社エニーキャリア株式会社
公開求人数約35,000件
非公開求人数非公開
対応地域全国
料金無料

(最終更新:24年4月時点)

【Q&A】2年目で転職したい薬剤師の疑問を解消!

【Q&A】2年目で転職したい薬剤師の疑問を解消!

多くの場合、初めての転職となる2年目の薬剤師は、転職全般に関してさまざまな疑問・不安があるでしょう。

そこで最後に、転職に関わるQ&Aをまとめました。

ぜひ、参考にしてみてください。

薬剤師の転職に関するQ&A

Q1.2年目の薬剤師に求められるスキルは?

2年目薬剤師は、1年間の社会人経験があるので、基本的なビジネスマナーが求められることも多いです。

以下のようなマナーは「身についていて当然」と考えられていることも多いので、しっかり身につけておきましょう。

  • 挨拶
  • 言葉づかい
  • 身だしなみ
  • 電話対応…など

また、職場によっては、調剤スキル、服薬指導のスキルなど、薬剤師としての基本スキルを求められることもあります。

転職前には、自分のスキルをまとめておき、正確に伝えるようにしましょう。

Q2.パートや派遣として転職するのはあり?

2年目薬剤師は、結婚や出産などライフスタイルの変化にともない、雇用形態を変えるケースも少なくありません。

自分のライフスタイルに合っているのであれば、パートや派遣として働くことも選択肢のひとつ。

ただし、派遣では即戦力を求められるケースも多いので、調剤スキルや服薬指導など薬剤師に必須なスキルが身についていない場合は注意が必要です。

また、安易な考えで雇用形態を変えるとのちのち後悔する可能性もあるため、慎重に検討しましょう。

Q3.薬局やドラッグストアから一般企業にも転職できる?

調剤薬局やドラッグストアに比べると求人数は非常に少ないですが、企業への転職は可能です。

実際に、製薬企業のMR(医薬情報担当者)、DI(医薬品情報管理)、治験や臨床開発などの募集があります。

ただし、企業は希望者が多く狭き門であるため、本腰を入れて転職活動をする覚悟が必要です。

説得力のある志望動機はもちろん、自分をアピールするプレゼン力や人柄も重視されます。

なお、研究職や開発職への転職は、主に修士や博士課程を修了していることが求められ、薬学部を卒業しただけでは困難な場合が多いです。

Q4.2年目薬剤師の平均年収は?

2年目薬剤師が該当する25~29歳の平均年収は、男性約496万円、女性約464万円となっています。(参考:2019年賃金構造基本統計調査|厚生労働省

また、年齢別薬剤師の平均年収は以下のとおりです。

20代は、薬剤師として必須の調剤スキルや服薬指導スキルが徐々に身につくことから、年収の伸び幅が大きい傾向にあります。

2年目の時点では年収に満足していなくても、近い将来上がる可能性があるため、職場環境に問題がない場合は転職を見送ることも手段です。

Q5.薬剤師の転職に適した時期・タイミングは?

大前提として、転職の採用活動は年間を通じて行われているため、思い立ったらすぐに動き出すことが大事です。

以下のようなタイミングを狙って転職する人もいますが、一番は自身の状況にあわせて、転職を考えたらすぐに情報収集を始めるのが良いでしょう。

  • 求人が多い「1~3月」
  • ボーナス後の「7月・12月」
  • 穴場求人が多い「4月・5月」
  • 職場に迷惑をかけにくい「8月・9月」

Q6.薬剤師の転職活動にかかる期間はどのくらい?

転職活動の大まかな流れや期間は以下のとおりです。

  1. STEP.1

    求人探しをする(約1~2週間)

  2. STEP.2

    求人情報を検索、転職サイトに求人紹介を依頼

  3. STEP.3

    応募(数日)

  4. STEP.4

    応募書類の作成、面接対策

  5. STEP.5

    面接・内定(約3週間)

転職活動が順調に進めば、上記のように1ヶ月程度で内定を獲得できます。

転職活動にかかる期間を把握し、いつから開始すべきか検討するようにしましょう。

また、以下の記事では業種別の転職活動期間なども詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。

Q7.ブランクがある2年目薬剤師の再就職は難しい?

2年目薬剤師でブランクがある場合、再就職が難しくなる可能性があります。

一般的に1年以内のブランクはあまり影響がないケースが多いですが、2年目の場合は「まだ基礎力が十分に身についていない」と判断されることも多く、空白期間があると不利になりやすいのです。

半年程度であれば問題視されることは少ないですが、1年以上の期間があくと採用を見送られる可能性が高くなるため、注意が必要です。

ブランク期間をつくらないためには、「転職先が見つかるまで現職を辞めない」など工夫しましょう。

Q8.薬剤師から別の職業に転職するのはアリ?

選択肢のひとつではありますが、2年目薬剤師はアピールできるスキルが少ないため、内定をスムーズに獲得できない可能性があります。

そのため、別の業種・職種に転職するのは、調剤スキルを身につけてからがおすすめです。

業種や職種にもよりますが、調剤スキルがあると「薬剤師としての基礎・知識が身についている」と評価されやすいためです。

とくに薬剤師の免許や知識を活かせるような職業に就きたい場合は、調剤スキルを身につけてから転職を検討したほうが良いでしょう。

異業種への転職については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ見てみてください。

まとめ

薬剤師は2年目でも十分転職できますが、デメリットやリスクもあるので、じっくり検討することが大切です。

その際には、以下の項目をチェックし、現在の職場を徹底的に見直してみてください。

  • 現職の年収・環境が他と比較して本当に悪いのか
  • 今抱えている悩みが改善する見込みはないのか
  • 転職によって今抱えている問題を解消できるのか
  • 転職することでライフプランの実現に近づけるのか

今の職場を客観的に見直したときに、ありがたみや恩恵が分かる場合もあるので「転職をしない」という選択肢も含めて考えてみることが大切です。

なお、自分に合う転職先を見つけるためには、求人紹介等のサポートを受けられる「薬剤師専門の転職サイト」の利用がおすすめです。

以下の3社は「転職活動を手厚くサポートしてくれる」と評判も高いので、ぜひ利用してみてください。

サイト名おすすめの人
ファルマスタッフ
  • 1人で転職活動を進めるのが不安な人
  • 初めて転職する人
マイナビ薬剤師
  • 幅広い業種の求人をチェックしたい人
  • 地方で転職を考えている人
ファーマキャリア
  • オーダーメイド求人を紹介して欲しい人
  • 調剤薬局への転職を検討している人

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