看護師転職に年齢制限はある?年齢の高さが有利になる職場とは?
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「看護師は年齢で転職が不利になるの?」
看護師の求人は、他の職種と比べて年齢制限は少ないですが、なかには年齢制限のある求人も存在します。
この記事では、年齢を重ねた看護師が有利な職場や、ベテラン看護師が転職する際の注意点、20代・30代・40代・50代での転職成功のポイントを紹介します。
最後まで読めば、年齢に応じた転職成功のポイントがつかめるので、ぜひご一読ください。
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バイリンガル看護師
監修者ダシルヴァ石田牧子さん
ダシルヴァ石田牧子(だしるゔぁいしだまきこ)は、米国と日本で免許を持つバイリンガル看護師。また、外国人診療の看護師、医療英語の大学教員、精神保健分野の研究員など、さまざま分野での勤務経験がある。2021年にフリーランス・ナースとして独立し、コンサルティング、ライティング、講師、医療翻訳などの仕事に従事。順天堂大学医学部および順天堂大学の国際教養学部で医療コミュニケーション分野のゲスト講師を務める。看護師として「子育てしながら在宅でパラレルキャリアを積む」ことに挑戦中の2児のママ。
ダシルヴァ石田牧子(だしるゔぁいしだまきこ)は、『Medical Explorer』『Medical World Walkabout / 医療の世界を見渡そう』の著者でもある。
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看護師転職での年齢制限は?何歳までOK?
看護師業界ではスキルや経験が重視されるため、実績があれば年齢が高くても即戦力として働けます。
そのため、転職の際に年齢によって制限されることは、他の職種に比べて少ないです。
また、「雇用対策法」により、募集や採用での年齢制限が原則禁止されているため、求人情報に年齢制限が記載されていることはほとんどありません。
しかし、なかには求人に記載が無くても年齢制限を設けている職場があり、採用されるかどうかは転職先の方針や特性によります。
年齢制限のある転職先と年齢不問の転職先の違いについて、詳しく見てみましょう。
年齢制限の可能性あり|若い人に有利な転職先
若い看護師に有利な転職先は、主に次の3つです。
若い看護師に有利な転職先
それぞれの職場の特徴を説明するので、転職先を決める際の参考にしてください。
急性期病院
急性期病院で、年齢を重ねた看護師が転職で不利になりやすい理由は、次の通りです。
年齢制限がある理由
- 体力に自信のある若い看護師を求めているから
- 夜勤ができる看護師に入職してもらいたいから
- 長く働いてくれる看護師を採用し育てたいから
急性期病院は重症患者の対応が多く忙しいため、体力に自信のある若い人の方が有利です。
また、採用条件のほとんどで、夜勤が可能なことを前提にしており「年齢的に夜勤はやりたくない」という人は条件を満たせません。
新卒や若手看護師であれば体力があり、夜勤や残業も任せられるため、経験者よりも採用されやすい傾向にあります。
大学病院
大学病院で年齢が高い看護師が採用されにくい理由は、次の通りです。
年齢制限がある理由
- 教育に力を入れているため、若い看護師を求めている
- 高度医療の現場なので、一般病院よりも多忙である
- 休日や時間外の研修等が多く、拘束時間が長いため、体力のある若手を求めている
大学病院は教育機関であり、新人教育や若手の育成に力を入れているため、これから成長していく若い看護師が求められます。
質の高い人材を育成するために、休日や時間外にも盛んに研修が行われため、体力のある若手が採用されやすい傾向です。
治験業界
治験業界で年齢を重ねた看護師が不利になる理由は、次の通りです。
年齢制限がある理由
- 治験の知識を身に付けるため若いうちに入職してほしいから
- 一人前になるには数年の実務経験が必要なため
- 長く働いて将来的にはリーダー役を担ってほしいから
治験コーディネーターとして活躍するには、治験の知識と数年の実務経験が必要と言われています。
そのため、「知識の吸収力が高い若手のうちから育成したい」と考える職場は多いです。
また、「将来的には管理業務を任せられる人材に育ってほしい」という期待から、若手看護師が採用されやすい傾向にあります。
年齢不問|ベテランが有利とされる転職先
次の5つの職場は、年齢制限がなく経験豊富な看護師を積極的に採用する傾向があります。
ベテラン看護師が有利な職場
それぞれ詳しく説明するので、転職先を決める際の参考にしてください。
慢性期病院
慢性期病院への転職では、次の理由から年齢の高い看護師でも採用されやすいです。
ベテラン看護師が有利な理由
- 高い観察力やアセスメント力、ケア技術が求められるから
- 患者さんに寄り添える深い洞察力が必要なため
- 教育体制が充実していない病院が多いから
慢性期では、小さな変化にも気づく観察力やアセスメント力の高い看護師が求められます。
また、日常生活の介助が主な仕事なので、熟練したケア技術も必要です。
急性期病院のような教育体制がない病院も多いため、即戦力として期待できるベテラン看護師が歓迎されやすいです。
公務員看護師
公務員看護師も、年齢を重ねた看護師が有利と言われています。
ベテラン看護師が有利な理由
- 一般的な公務員と違い年齢制限がないから
- 公的機関の職員なので高い倫理観や豊かな人間性が必要なため
- 採用試験では看護観を聞かれるので経験値が多いと有利
公務員看護師は、一般的な公務員と違って年齢制限がなく、年齢の高い看護師も受験しやすいです。
また、公的機関の職員として働く以上、高い倫理観や豊かな人間性が求められるため、実務経験・人生経験の豊富なベテラン看護師は公務員看護師に向いています。
採用試験では看護観を問われるため、豊富な経験に裏付けられた看護観を伝えられるのは有利になるでしょう。
しかし、病院や自治体によって採用状況は異なるため、あらかじめ自治体のホームページなどで採用状況を確認しておきましょう。
訪問看護
訪問看護も、ベテラン看護師が必要とされる職場の一つです。
ベテラン看護師が有利な理由
- ベテラン看護師のほうが利用者から信頼されやすいため
- 訪問先での対応では、判断力・臨機応変さが求められるから
- 他職種とスムーズに連携できるスキルが求められるから
訪問看護の仕事は、利用者の自宅へ訪問し、健康状態の観察やリハビリのサポートをすることが中心です。
基本的に1人で対応するため、的確な判断力、臨機応変な対応が必要となります。
また、ケアマネジャーや地域の民生委員の方と連携する場面も多く、他職種と連携する力も求められるため、経験豊富な看護師が必要とされるのです。
介護施設・デイサービス
介護施設やデイサービスで、経験豊かな看護師が求められる理由は次の通りです。
ベテラン看護師が有利な理由
- 高い観察力、判断力と熟練した介助技術のある看護師が必要だから
- コミュニケーション能力の高さが求められるから
- 他職種との連携経験が活かせるため
- 教育体制は整っていないので、若手より経験者が求められるから
介護施設やデイサービスでは、状態の観察や日常生活の介助がメイン業務なので、観察力や判断力、熟練した介助技術が必要です。
また、利用者が高齢であることから、伝えたいことをくみ取れる、コミュニケーション能力も求められます。
さらに、介護士や作業療法士と一緒に働く機会もあるため、今までに培った協調性や他職種と連携した経験が活かせるでしょう。
精神科
精神科でベテラン看護師が必要とされる理由は、次の通りです。
ベテラン看護師が有利な理由
- 精神状態の把握のため、観察力やアセスメント力が求められる領域だから
- ケアの特性上、高いコミュニケーション能力が求められるから
- 家族のサポートもできる人生経験豊かな看護師が必要だから
精神科は、医療処置は少ない反面、精神状態の細やかな観察やコミュニケーションによるケアがとても重要です。
また、患者さんだけでなく家族のサポートも重要な職域のため、実務経験だけでなく看護師自身の人生経験や価値観が必要とされます。
【年齢別】20代の看護師の転職事情|成功のポイントは?
20代の看護師は、体力もあり伸びしろが大きいため、転職のチャンスは多いです。
20代の看護師の「主な転職理由」「転職先で期待されること」「転職成功のポイント」を紹介します。
20代看護師の転職事情
転職を有利に進めるために、ぜひチェックしておいてください。
20代看護師の主な転職理由
20代看護師の主な転職理由は、次の3つです。
20代看護師の主な転職理由
- キャリアアップしたい
- 待遇を改善したい
- 人間関係が辛い
今後のキャリアアップや目標とする看護師になるために、転職を検討する看護師は多いです。
また、「どう考えても昇給が望めない」「待遇に不満がある」などの理由で、職場を移る場合もあります。
人間関係の辛さも転職理由のひとつです。
「上司の指導が厳しすぎる」「先輩と後輩の間に挟まれて辛い」など、若手看護師が感じる人間関係の悩みはさまざまです。
20代看護師の転職で期待されること
20代看護師に職場が期待するのは、以下のような内容です。
20代看護師の転職で期待されること
- 勤務についていける体力
- 環境に対応できる柔軟性
- 学習意欲の高さ
- 長期的に働けること
急性期病院や大学病院は、救急搬送や急変時の対応などで忙しいので、激務に耐えられる体力があることを望まれます。
若手看護師は、仕事のやり方や価値観が固定されていないため、環境に柔軟に対応できる能力も求められるでしょう。
また、教育にも注力している職場なら、学習意欲や学ぶ姿勢が期待されます。
さらに、若手看護師に長期的に働いてもらい、「リーダーシップを取れる人材に育成したい」と考える職場は多いです。
20代看護師の転職が成功するポイント
20代看護師が転職に成功するポイントは、期待されている点についてしっかりアピールすることです。
次の5つを押さえて、20代看護師としての魅力を伝えていきましょう。
20代看護師の転職が成功するポイント
- 体力があることを具体的に伝える
- 夜勤対応ができることをアピール
- 現職場でのコミュニケーションで工夫したことを伝える
- 環境になじむために工夫したことを伝える
- 学習意欲の高さをアピールする
20代の看護師は、柔軟性や体力があること、長期的に勤務する可能性が高いことから、転職活動において最も有利な年代と言えます。
ただし、転職先の候補が多いことから、安易に転職先を決めてしまい、後悔するケースも。
転職する理由を明確にして、自分の理想とする働き方ができる職場を探すことが大切です。
【年齢別】30代の看護師の転職事情|成功のポイントは?
30代は、20代の頃と比べ経験を積んでいるため、転職先からの期待も大きいです。
30代の看護師の「主な転職理由」「転職先で期待されること」「転職成功のポイント」を紹介します。
30代看護師の転職事情
転職を有利に進めるために、ぜひチェックしておいてください。
30代看護師の主な転職理由
30代看護師の主な転職理由は、次の通りです。
30代看護師の主な転職理由
- 結婚や出産にともない働き方を見直したい
- スキルを上げてキャリアアップしたい
- 今までと違う分野に挑戦したい
30代は、結婚や子育てなど、ライフスタイルが多様化していく時期です。
そのため、ライフイベントにともない働き方を見直す人も多いです。
今までは仕事中心で頑張ってきたけれど、家庭のためにペースダウンしたい人もいるでしょう。
一方、現職でリーダーや主任の経験を積んだ結果、キャリアアップを目指して転職を希望する人もいます。
30代看護師は、自分の可能性を広げるために転職を考える人が多いです。
30代看護師の転職で期待されること
30代看護師は、知識や経験があるチームの即戦力として、以下の点が期待されます。
30代看護師の転職で期待されること
- 若手の看護師の教育
- 中堅としてスタッフ同士を調整
- 将来の管理職候補になること
30代の看護師は、看護師として積んできた経験を活かして、職場での中心的な役割を担うことが期待されます。
転職先で特に求められるのは、新人看護師、若手看護師の教育やチームをまとめる調整能力です。
過去に培ってきたコミュニケーション力が、スタッフ同士の調整に役立つことも多いでしょう。
30代看護師の転職が成功するポイント
30代看護師が転職に成功するポイントは、転職に求める条件をはっきりさせておくことです。
転職に求める条件の例
- 託児所や看病休暇など「子育てのサポート体制」が整っている職場
- 看護師としてずっと働きたいので「キャリアアップできる」職場
- 教育費や住宅費用などを確保したいので「給与が高い」職場
- 家族との時間を確保したいので「夜勤がない」職場
例えば、結婚や子育てを機に転職する人と、キャリアアップを望んで転職する人では優先する条件が異なります。
今のライフスタイルに合った転職先の条件を明確にしておくことで、「こんなはずじゃなかった」など、転職での後悔を減らせるでしょう。
【年齢別】40代の看護師の転職事情|成功のポイントは?
経験が重視される看護師では、40代まで働き続けていれば、十分な経験値と知識があるため転職も難しくありません。
40代の看護師の「主な転職理由」「転職先で期待されること」「転職成功のポイント」を紹介します。
40代看護師の転職事情
転職を有利に進めるために、ぜひチェックしておいてください。
40代看護師の主な転職理由
40代になると、自分や周囲の環境の変化によって転職する人が増えます。
40代看護師の主な転職理由
- 子育てが落ち着いたので仕事に専念したい
- 管理職を目指してキャリアアップしたい
- 体力的に辛いので自分に合った職場に移りたい
- 家族の介護があるので両立しやすい職場に移りたい
40代の看護師は、子育てがひと段落して、看護師として本格的な復帰を考える人が多いタイミングです。
また、キャリアアップのための転職をする人もいます。
今後看護師としてどう働いていくのか、岐路に立つ年代だといえるでしょう。
40代看護師の転職で期待されること
経験豊富な40代看護師の転職では、以下のことが期待されています。
40代看護師の転職で期待されること
- 熟練した看護技術を発揮すること
- 現場の雰囲気を作るコミュニケーション力
- 若手や中堅看護師の指導
- 管理職として現場をまとめる能力
40代看護師に求められるのは、熟練した看護技術です。
ブランクを作らずに続けてきた人ほど、看護の熟練度は高まっているでしょう。
また、リーダーシップを発揮して、現場の雰囲気をより良い方向に持っていくコミュニケーション力、指導力や管理職としての役割も期待されています。
看護主任や看護師長の経験があれば、管理職の即戦力として高く評価してもらえるでしょう。
40代看護師の転職が成功するポイント
40代看護師が転職を成功させるポイントは、今まで培ってきた看護師としての経験や価値観をアピールすることです。
また、ライフスタイルに合った職場を選ぶことも大切です。
40代看護師の転職が成功するポイント
- 看護師として培ったスキルを明確にする
- 看護師としての実績をアピールする
- ライフスタイルに合った職場を選ぶ
40代の看護師は今までの臨床経験で、さまざまな経験を積み重ねています。
そのため、「管理能力が高い」「看護技術に習熟している」「専門分野の知識がある」「コミュニケーション力が高い」など、得意分野や業務がはっきりしているはずです。
看護職としての自分の価値をアピールして、職場に貢献できる人材であることを伝えましょう。
また、体力の問題や家庭の事情があれば、無理のない働き方ができる職場を見つけることも大切です。
【年齢別】50代の看護師の転職事情|成功のポイントは?
50代の看護師の転職事情を紹介していきます。
一般的に「50代での転職は難しい」という印象を持つ人は少なくありませんが、看護師の場合はどうなのでしょうか。
50代看護師の「主な転職理由」「転職先で期待されること」「転職成功のポイント」を解説するので、ぜひチェックしてください。
50代の看護師の転職事情
転職を有利に進めるために、ぜひチェックしておいてください。
50代看護師の主な転職理由
50代看護師の主な転職理由は、次の3つです。
50代看護師の主な転職理由
- 体力の衰えを踏まえて、無理のない働き方をしたい
- ワークライフバランスを見直したい
- 昇進を避けたい
50代になると体力的な衰えもあり、以前と同じようには働けないため転職を考える方は多いです。
また、「自分の時間を大切にしたい」「仕事とプライベートのバランスを見直したい」と考える人が増える傾向にあります。
また、50代は管理職を任されるケースも多いですが、「現場で患者さんと直接関わりたい」と、管理職になるのを避けるために転職する人もいます。
50代看護師の転職で期待されること
50代看護師が転職で期待されているのは、マネジメント力や円熟した人間性です。
50代看護師の転職で期待されること
- 熟練した看護技術
- 現場をまとめるマネジメント力
- スタッフの相談役になること
- 管理職として働くこと
- 長く貢献してくれること
長年身に付けた優れた看護技術はもちろん、現場をまとめる力も期待されます。
意見の違うスタッフの調整をし、マネジメントする力は熟練看護師ならではのものでしょう。
また、豊富な経験を活かし、若いスタッフの相談役になることも求められます。
管理職や相談役として働き、定年まで職場に貢献してくれることを期待して採用されることが多いです。
50代看護師の転職が成功するポイント
50代看護師の転職が成功するポイントは、「実現したいこと」「できること」を明らかにすることです。
50代看護師の転職が成功するポイント
- 残りの看護師人生で何を実現したいのかを明確にする
- 自分にできることを明確にする
- 求められていることをしっかり認識し、アピールする
50代という年齢で体力などのマイナス面もありますが、熟練看護師としてのスキルに期待する施設は多いです。
また、看護師として働くなかで「何を実現したいのか」をはっきりさせることで、どのような職場に転職したいのか見えてきます。
「実現したいこと」と「できること」を明確にすれば、自分の能力を最大限アピールでき、転職成功につながります。
40代・50代の看護師が転職時に注意したいポイント
40代・50代の転職は難しいと考えられがちですが、以下の注意点を押さえれば決して転職は不可能ではありません。
ベテラン看護師が転職する際のポイントを押さえ、転職を有利に進めましょう。
40代・50代の転職で注意したいポイント
ポイント1.習得してきたスキルをきちんと伝える
年齢が高い看護師の魅力は、熟練した看護スキルです。
身体的ケアの技術やコミュニケーション技術、専門分野の技術、マネジメント力など、自分の持っているスキルを面接や職務経歴書でしっかり伝えましょう。
自分のスキルをアピールすることで、あなたの価値を採用側に認識してもらえます。
ポイント2.個性も評価の対象だと考える
職場を和ませる朗らかさ、気づかいできる余裕などは、経験豊富な看護師ならではの魅力です。
職場の雰囲気をまとめるには、看護師の個性も大切です。
面接では緊張して、普段の自分を出せないかもしれません。
そのため、職場にとってプラスになる個性であれば、職務経歴書に記しておきましょう。
個性を伝えられる経験談の例
前職は仕事が忙しく、新人看護師が先輩看護師に相談しにくい職場環境でした。
そのため、新人看護師が相談しやすい環境を作ることや、教育体制の見直しについて上司に相談しました。
その結果、就業前と昼休憩前に相談する時間を設けることになり、新人看護師が気軽に相談しやすい環境に変えることができました。
ポイント3.経験が活かせる職場を選ぶ
職場選びでは、あなたの強みや経験を活かせる職場を選びましょう。
経験や知識を活かせる職場を選ぶことで、あなたの強みが評価されやすくなり、転職を有利に進められます。
「慢性期病院」や「訪問看護」「デイサービス」などは、40代、50代の看護師が転職しやすいため、ぜひ転職先候補として検討してみてください。
ポイント4.転職が多い人は前向きな姿勢やビジョンをアピール
転職回数が多い場合、「不利になるのでは」と心配になる人もいるでしょう。
確かに転職回数が多いと「すぐ辞めてしまうのでは?」という、マイナスイメージがつきやすくなります。
そのため、転職回数が多いことによる「経験の多さ」や、「この仕事を長く続けたい」という前向きな姿勢をアピールすることが大切です。
ポイント5.年齢を考慮した職場を選ぶ
40代、50代の看護師には、「マネジメント能力」や「指導者としての役割」など、年齢的に求められる能力やポジションがあります。
40代、50代で体力に不安を抱えている方は、年齢を考慮した上で、自分の能力を発揮できる職場を選ぶようにしましょう。
ポイント6.転職サイトを活用する
「40代、50代で働ける職場は、どうやって探したらいいの?」と考える人も多いでしょう。
40代、50代の看護師が転職活動をする際は、転職サイトの利用がおすすめです。
転職サイトでは、専任のキャリアアドバイザーが、あなたの年齢や希望に沿った求人情報を紹介してくれます。
さらに、年齢制限に関する情報や職場の雰囲気、面接時に聞かれがちな内容など、個人の力だけではわからない情報も教えてもらうことが可能です。
「応募書類添削」や「模擬面接」もしてくれるので、書類選考や面接が不安な方にもおすすめです。
年齢が心配な看護師にもおすすめの転職サイト3選
40代・50代で転職活動を始めたくても、年齢に不安を抱える方は多いでしょう。
「年齢が心配で、どうやって転職すべきかわからない…」という方におすすめなのが以下3サイトです。
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(※最終更新:2024年1月|公開求人数は「常勤のみ」の件数です)
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- (引用
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ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)|基本情報
運営会社 | 株式会社エス・エム・エス |
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公開求人数 | 約22,000件 |
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(最終更新:24年12月時点)
まとめ
看護師の転職では基本的に年齢の制限はなく、求人情報にも年齢制限は書かれていません。
しかし、実際には職場の特性や方針により、採用時の年齢制限が設けられている場合もあります。
例えば、次のような職場では採用される年齢が制限される場合があります。
年齢制限がある可能性が高い職場
- 急性期病院
- 大学病院
- 治験業界
以下のような施設は年齢制限がないことが多く、40代、50代の看護師も転職しやすいのでおすすめです。
年齢制限のない職場
- 慢性期病院
- 公務員看護師
- 訪問看護
- 介護施設・デイサービス
- 精神科
年齢が気になって転職活動に踏み切れない方は、年齢を考慮したサポートを受けられる、転職サイトの活用がおすすめです。
職場の年齢層や、年齢による働きやすさなど、細かい情報も教えてもらえるため、自分に合った職場を見つけやすくなります。
看護師におすすめの転職サイトは、以下の3社です。
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年齢に応じた転職成功のポイントを押さえつつ、転職サイトを有効に活用して、あなたの希望や条件にあった働きやすい職場への転職を成功させてください!
監修者
看護師は全国的に不足しているため、年齢を問わず転職可能です。
年齢が上がれば上がるほど、「今までの経験やスキルとマッチした求人に絞る」「ベテランを好んで採用する施設に絞る」などして、戦略的に転職活動を進めましょう。
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看護師の転職を成功させるポイント
監修者
訪問看護では、ある程度単独で看護的な判断や行動するスキルが求められます。
そのため、経験豊富な看護師は経験が浅い看護師に比べて、有利に転職できる可能性が高いと言えます。