内視鏡看護師は未経験でも転職できる?転職のためのコツを公開
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内視鏡室は土日休みの施設が多く、残業も少ないため、興味を持っている看護師も多いでしょう。
しかし、内視鏡室は特殊な業務が多いため、「未経験からの転職は難しいのでは?」と思ってしまいますよね。
本記事では、「未経験でも内視鏡室へ転職できるのか」をはじめ、実際の仕事内容やメリット・デメリットなどを解説していきます。
また、看護師が内視鏡室を辞めたいと思う理由も紹介しているので、転職すべきか判断するための参考にしてみてください。
内視鏡室の仕事に興味がある人は、本記事を参考にして転職を成功させましょう。
バイリンガル看護師
監修者ダシルヴァ石田牧子さん
ダシルヴァ石田牧子(だしるゔぁいしだまきこ)は、米国と日本で免許を持つバイリンガル看護師。また、外国人診療の看護師、医療英語の大学教員、精神保健分野の研究員など、さまざま分野での勤務経験がある。2021年にフリーランス・ナースとして独立し、コンサルティング、ライティング、講師、医療翻訳などの仕事に従事。順天堂大学医学部および順天堂大学の国際教養学部で医療コミュニケーション分野のゲスト講師を務める。看護師として「子育てしながら在宅でパラレルキャリアを積む」ことに挑戦中の2児のママ。
ダシルヴァ石田牧子(だしるゔぁいしだまきこ)は、『Medical Explorer』『Medical World Walkabout / 医療の世界を見渡そう』の著者でもある。
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【結論】内視鏡室へは未経験でも転職できる
内視鏡室は経験者を求める求人が多いため、未経験の人は不安に感じるかもしれません。
しかし、転職サイトでは、未経験でも応募可能な求人を保有しています。
たとえば、消化器科があるクリニックでは、月給31万円以上で賞与もあり、日勤のみの未経験歓迎の求人が掲載されていました(参考:看護師ワーカー(旧:医療ワーカー))。
未経験歓迎の求人の場合、先輩スタッフによる教育体制がしっかりしている施設も多いため、安心して働くことができるでしょう。
また、内視鏡室の仕事はルーティンワークが多いため、一度覚えれば未経験でもこなすことができます。
内視鏡室の仕事に興味がある看護師は、未経験だからと諦めずに、ぜひ転職活動を始めてみましょう。
転職サイトに登録すると、応募書類の書き方や模擬面接などのサポートを受けられるので、未経験転職の方はぜひ利用してみてください。
ダシルヴァさん
内視鏡室の業務はルーティン化しやすいため、「ブランクあり」や「経験が浅い」ナースにも挑戦しやすい分野です。
「未経験OK」で教育体制の整った求人に絞ることをおすすめします。
「内視鏡看護師への転職におすすめの転職サイト」で、3社ほどご紹介しているので参考にしてください。
内視鏡室で働く看護師の仕事内容
内視鏡室で働いた経験のない看護師は、具体的にどのような仕事をするのかイメージできないでしょう。
ここでは、内視鏡室で働く看護師の具体的な仕事内容をご紹介していきます。
内視鏡室で求められる看護師の役割についても触れているので、転職を検討する際の参考にしてください。
主な業務内容・求められる役割
内視鏡室で働く看護師の業務内容や求められる役割は、主に以下の通りです。
内視鏡室勤務の看護師の業務内容
- 治療などに使う物品の準備・片付け
- 物品の洗浄・点検
- 患者さんへの治療の説明
- 検温
- 前処置
看護師が内視鏡室で機材の準備や管理などを的確に行えば、医師は検査や治療をスムーズに行うことができます。
また、検査の内容をわかりやすく伝えて患者さんの不安を軽くし、安心して検査に臨めるようにフォローすることも看護師の重要な役割です。
内視鏡室の業務では、病棟看護とは違った経験ができるため、専門的な知識やスキルを習得できます。
学んだ知識をもとに、資格を取得してさらなるスキルアップも可能なので、向上心のある看護師におすすめの仕事です。
内視鏡室で働く看護師のメリット・デメリット
内視鏡室への転職が成功しても、転職してから「想像と違った」と後悔したら困ります。
内視鏡室への転職を検討するなら、あらかじめメリットとデメリットを把握しておきましょう。
ここでは、内視鏡室で働く看護師のメリット・デメリットをご紹介します。
内視鏡室で働く看護師のメリット
看護師が内視鏡室で働くメリットは、主に以下の3つです。
- 土日祝日が休みの職場が多い
- 消化器内視鏡技師などの受験資格を得られる
- 最先端の技術に触れられるのでやりがいがある
土日祝日が休みの職場が多い
内視鏡室は、病棟看護と違って土日祝日が休みという職場が多いです。
休日をしっかり取れるため、家庭と両立したり、プライベートを充実させたりすることもできます。
看護師転職サイトでは、実際に、土日祝日休みの求人が掲載されていました(参考:マイナビ看護師)。
また、内視鏡検査は予約制のため、1日に対応する患者さんの人数をあらかじめ把握できることもメリットです。
夜勤や残業も少ないので身体的な負担も少なく、ワークライフバランスを取りやすいでしょう。
小さなお子さんがいる看護師や、夜勤を避けたい看護師に内視鏡室はおすすめです。
消化器内視鏡技師などの受験資格を得られる
内視鏡室に勤務する看護師は、検査や治療に直接携われるため、専門的な知識やスキルが身につきます。
内視鏡室の経験がある看護師は、転職市場でも有利になるため、将来的にキャリアアップも可能です。
また、内視鏡室で2年以上の実務経験を積めば、「消化器内視鏡技師」の受験資格を得られます。
資格を取得すれば、より条件の良い職場への転職も可能なので、内視鏡室で働くメリットは大きいでしょう。
消化器内視鏡検査技師とは?
消化器内視鏡検査技師の資格があると、医学の基礎知識と内視鏡の専門知識や技術を備えている証明になります。
資格取得者は積極的に消化器内視鏡業務に従事できるので、職場でも重宝されるでしょう。
以下の基準を満たせば、受験可能です。
資格取得の条件
- 看護師資格を保有している
- 過去5年以内に内視鏡室で2年以上の実務経験がある
- 日本消化器内視鏡学会が指定する講習を受けている
最先端の技術に触れられるのでやりがいがある
内視鏡室では、最先端の医療技術に触れられるチャンスがたくさんあります。
最新の機材や治療法、検査法に携われるので、看護師にとっては非常にやりがいを感じられるでしょう。
最新の内視鏡ユニットの操作やカプセル内視鏡など、内視鏡室勤務だからこそ触れられる技術や機材がたくさんあります。
カプセル内視鏡とは?
カプセル内視鏡とは、錠剤のようなカプセルを飲み込むタイプの内視鏡検査のことです。
体内に管を通すタイプの内視鏡とは異なり、患者さんへの負担が少なく、手軽に検査ができます。
他の病院では見られない技術に触れられるため、最新の看護技術も身につくでしょう。
内視鏡室で働く看護師のデメリット
看護師が内視鏡室勤務で感じるデメリットは、主に以下の3つです。
- 覚えなければいけない仕事が多い
- 仕事に慣れると業務が繰り返しに感じる
- 他の業務との兼務だと忙しい
覚えなければいけない仕事が多い
内視鏡室での治療や検査は専門性が高く、最先端の技術も多いため、覚えなければいけない仕事が多いです。
機材の操作方法や管理方法はもちろん、治療や検査に関する知識なども覚えなければいけません。
また、日々技術革新が進んでいる分野なので、研修会や勉強会などにも積極的に参加する必要があります。
仕事と並行しながら勉強することが求められるため、仕事とプライベートをきっちり分けたい看護師にとっては、仕事がきついと感じられるでしょう。
仕事に慣れると業務が繰り返しに感じる
内視鏡室では1日に看る患者数が決まっているため、スケジュールの見通しがつきやすい仕事です。
急変などによる突発的な対応がないことはメリットですが、業務を覚えて仕事に慣れると、毎日同じことの繰り返しに感じられます。
1日を通して、似たような処置を繰り返す日もあるので、変化を求める看護師にとっては退屈に感じられるでしょう。
しかし、不安な患者さんをフォローすることも内視鏡室の看護師の大切な役割です。
業務内容はルーティンワークが多くても、内視鏡検査を受ける患者さんは一人一人異なるため、患者さんときちんと向き合える看護師に向いています。
他の業務との兼務だと忙しい
大きな病院では、内視鏡室と他の業務を兼務するケースもあるので、職場によっては非常に忙しいでしょう。
大規模病院で働く看護師には、さまざまな診療科の知識や看護技術が必要です。
内視鏡室以外にも、外来や受付業務、救急外来などの対応をする場合もあるので、高い看護師スキルが求められます。
内視鏡室の専門的なスキルのみを身につけたいなら、クリニックなどの小規模な施設への転職がおすすめです。
ダシルヴァさん
特に大規模な病院では他の外来業務と兼務になる可能性が高くなります。
兼務だと覚えることが多くストレスになることもあるため、兼務の可能性があるかどうかは事前に確認しましょう。
内視鏡室へ未経験で転職する際の3つのコツ
内視鏡室の仕事に興味がある看護師は、転職する際にどのようなポイントをつかんでおけば良いのでしょうか。
未経験で内視鏡室への転職を検討している看護師が押さえておくべき3つのコツをご紹介します。
内視鏡室へ異動希望を出す
内視鏡室のある病院で働いているなら、転職する前に、まずは異動希望を出してみてください。
どのような業務内容なのか、実際に経験してみないとわからないことも多いです。
もし、内視鏡室の業務内容が想像していたイメージと異なっても、同じ病院での異動ならリスクが少ないでしょう。
また、内視鏡室での業務を経験しておけば、経験者として転職できるので有利です。
異動可能な環境にいるなら、まずは異動願いを出して内視鏡室で働き、転職すべきか判断してみてください。
内視鏡専任の施設に応募する
内視鏡室への転職を検討しているなら、内視鏡を専任で行っているクリニックに応募するのがおすすめです。
内視鏡専任の施設なら、内視鏡の実務経験を積みやすく、スキルアップしやすいからです。
内視鏡室のある病院での業務は、専任クリニックの業務内容とは異なる場合があるため、事前に確認しておきましょう。
内視鏡求人の募集をかけている施設
- 総合病院・大学病院
- 内科や消化器系のクリニック
- 健診センター
- がん検診センター
総合病院や大学病院など、規模の大きな病院の場合、内視鏡以外の診療科の業務も全般的に任されるケースが多いです。
そのため、内視鏡に関するスキルが身につきにくく、激務になる可能性も高いでしょう。
未経験から内視鏡室に転職するなら、内視鏡の実務経験を積みやすい施設を選ぶことで、次のステップにつなげやすくなります。
転職サイトを利用する
内視鏡室に転職するなら、転職サイトを利用するのがおすすめです。
転職サイトを利用すれば、アドバイザーが求人の紹介や面接対策、条件交渉などのさまざまなサポートを無料で行ってくれます。
現職を続けながら転職活動をする際も、アドバイザーが代わりに求人探しや情報収集をしてくれるので、効率的に転職活動ができるでしょう。
転職サイトは、病院に人材を紹介することで成果報酬をもらっているため、求職者は無料で利用できます。
転職成功の確率を上げるためにも、転職サイトを存分に活用して、効率良く転職活動を進めましょう。
内視鏡看護師への転職におすすめの転職サイト
内視鏡室への転職には転職サイトの活用がおすすめですが、どの転職サイトを選べば良いか迷ってしまうでしょう。
ここでは、内視鏡室への転職に利用したい看護師転職サイトを3社ご紹介します。
複数の転職サイトを併用すれば、多くの求人情報を見られるうえ、複数のアドバイザーからサポートを受けられるのでおすすめです。
以下の転職サイトに登録して、内視鏡室への転職を成功させましょう。
手厚いサポートを受けたいなら「看護roo!」
- (引用
- 看護roo!)
看護roo!の特徴・強み
- 手厚いサポートを受けられる。とくに面接対策と条件交渉に定評がある
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『看護roo!』は、看護師転職では「お決まり」といえるほど人気のある看護師転職サイトです。
サポートの手厚さに定評があるため、転職が初めてで不安がある看護師さんにもおすすめできます。
転職目的に合わせた履歴書作成や面接対策を行ってくれるため、利用価値は高いでしょう。
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看護師就職のノウハウを学べるという意味でも、看護rooは登録しておくべき転職サイトです。
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看護roo!|基本情報
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- ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク))
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ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)|基本情報
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レバウェル看護 (旧:看護のお仕事)|基本情報
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内視鏡室未経験でも派遣・単発・パート求人は見つかる
内視鏡室の看護師の仕事は専門性が高く、覚えることも多いですが、一度覚えれば未経験の非常勤看護師でも従事できる仕事です。
そのため、消化器系クリニックなどでは、未経験歓迎の派遣やパートの求人が出ている可能性があるでしょう(参考:MCナースネット)。
未経験の派遣やパートでも、内視鏡室の実務を経験することで、経験者として次の転職につなげることができます。
派遣やパートで入職した施設で正看護師に登用されるケースもあるので、正看護師の求人にこだわらず、求人を探してみてください。
未経験から内視鏡室で働く看護師の口コミ
未経験から内視鏡室に転職した看護師は、どのように感じているのか気になるでしょう。
ここでは、実際に未経験から内視鏡室で働いた経験のある看護師の口コミをご紹介します。
職場の人間関係に恵まれた
SNS上には、「大学病院からクリニックに転職し、未経験から内視鏡室にヘルプ配属され、優しく面倒をみてもらった」と投稿している方もいます。
クリニックは、大学病院のような煩わしい人間関係に巻き込まれることが少なく、良好な関係を築ける職場が比較的多いでしょう。
ただし、職場環境が良好かどうかは、求人情報を見ても把握できません。
転職サイトに登録すれば、クリニックの内部事情を教えてもらえる可能性があるため、ぜひ相談してみましょう。
長く働ける職場を見極めるためにも、転職サイトを利用するのがおすすめです。
ダシルヴァさん
クリニックは病院と比較して規模が小さい分、院長や長年働くスタッフの方針が業務の運び方や接遇レベルにそのまま反映されます。
転職サイトのアドバイザーから内情を聞いたり、職場見学を申し出るなどして、自身とクリニックとの「相性」も必ずチェックしましょう。
未経験歓迎の求人はチャンス!
「内視鏡未経験歓迎の求人があるクリニックを見つけたらラッキー」という声がSNS上にありました。
内視鏡室の経験者は高待遇で転職できる可能性が高く、将来的に安定したキャリア形成ができるからです。
内視鏡室での勤務経験で専門的な知識やスキルが身につけば、年齢が高くても転職しやすくなります。
未経験歓迎のクリニック求人を見逃さないためにも、転職サイトを利用して随時求人をチェックしておきましょう。
未経験でも就職が決まった
「内視鏡の経験がなくても就職が決まった」という口コミもSNSに見られました。
実際に、未経験から就職が決まっている看護師もいるので、経験がなくても自信を持って求人に応募しましょう。
ただし、どのようなスキルがあるのかを面接でアピールできるように、面接対策を行っておくことが大切です。
転職サイトを利用すれば、アドバイザーが面接時のポイントやアピール方法などをアドバイスしてくれます。
内視鏡は未経験でも、看護師としてのスキルや知識があることをアピールすれば、採用される可能性が高まるでしょう。
覚えることがたくさんある
以下の口コミは、「未経験で内視鏡のクリニックで働くことになりましたが大丈夫でしょうか?」という質問に対して投稿された回答です。
施設によってやるべき事は異なる
覚えることはかなりありますよ。
うちは健診なのでスクリーニングとあれば生検くらいですが、専門クリニックだとポリープ切除の介助とかあるでしょうし、ご高齢の方もいらっしゃるでしょうし、セデーションの対応とかあるんじゃないかと思います。
あとファイバー洗浄も…高価だから取り扱い緊張します。なるべく触りたくないです。
(中略)
文献購入し勉強してます。お互いに頑張りましょう。
(引用:yahoo!知恵袋)
内視鏡室の仕事は、働く施設によって作業内容が異なるため、覚えることはたくさんあります。
応募する施設では、具体的にどのような作業をこなす必要があるのか、を事前に確認しておくと安心です。
しかし、詳しい情報を自分で入手することは難しいため、転職サイトに相談してみましょう。
土日祝日もオンコール待機がある
オンコールがあると言われた
内視鏡室に転職が決まったのですが、日曜祝日休みとあったのにオンコールはそういった日も交代であると言われました。
(引用:yahoo!知恵袋)
内視鏡室では、内視鏡検査が主な仕事のため、患者さんの容態が急変するようなことはほとんどありません。
土日祝日が休みの施設が多く、オンコール対応するケースはほとんどないでしょう。
しかし、大規模な病院で内視鏡による治療を行っている場合は、オンコール対応が必要になる可能性があります。
「病院の規模・どのような検査や治療を行っているか」を事前に確認し、転職後のミスマッチを防ぎましょう。
未経験から内視鏡室で働く看護師の給料はいくら?
未経験で内視鏡室に転職した場合、どれくらいの給料をもらえるのか気になるでしょう。
内視鏡室で働く看護師の年収は、350万円〜420万円が一般的な相場です(参考:看護roo!)。
看護師全体の平均年収に比べると低めですが、労働環境が整っていることを考えると妥当な給料といえます。
できるだけ給料の高い施設で働きたいなら、胃腸科や肛門科などの専門病院を選ぶと、比較的年収が高めです。
また、内視鏡室の看護師求人で、経験者と未経験者の基本給に大きな差がない場合もあります。
未経験者にとってはメリットですが、経験者にとっては不満を感じるでしょう。
しかし、施設によっては「調整手当」が加算される場合もあるため、実際には経験者のほうが給料が高くなるケースが多いです(参考:看護roo!)。
調整手当とは?
調整手当は、看護師の経験や実力によって変動するため、経験が長いほど高年収になる可能性があります。
具体的な金額は病院やクリニックによって差がありますが、月額で1万円〜1万5千円程度の場合が多いです。
諸手当も含めた給料で比較すると、内視鏡室の経験者のほうが待遇が良くなる可能性が高いでしょう。
未経験者必見!内視鏡看護師を辞めたいと思う主な理由
内視鏡室の未経験者は、具体的な仕事内容や注意点などをイメージしにくいでしょう。
ここでは、内視鏡室で働く看護師が辞めたいと思う主な理由をご紹介します。
内視鏡室で働くにあたって注意すべきことを事前にチェックしておいてください。
患者さんと深く関われない
内視鏡室の業務では、予約している患者数をこなすことが重要です。
スムーズに検査や治療を進められるように医師をサポートしなければ、すべての予約患者を診られなくなってしまいます。
そのため、一人一人の患者さんと時間をかけてコミュニケーションをとることが難しく、深く関われません。
患者さんに寄り添い、丁寧な看護をしたいと考える看護師にとって、理想の看護ができずに辞めたいと感じてしまうでしょう。
ダシルヴァさん
長期的に患者さんと関わりたい場合には、例えば慢性期病棟などの方が向いているかもしれません。
他の業務との兼務がつらい
病院によっては内視鏡の業務だけでなく、他の業務を兼務する場合もあります。
通常は分業になっているケースが多いですが、規模の小さいクリニックの場合は人手不足による兼務が発生する可能性が高いです。
予約している患者さんの対応だけでなく、受付業務や電話対応、データ整理などもこなす必要があるので、激務になる場合もあるでしょう。
また、専門クリニックではない大型病院の場合も、さまざまな業務を兼務する可能性があります。
日々業務に追われる毎日を過ごしていると、心身ともに疲れ果てて、内視鏡室を辞めたいと感じてしまう看護師も多いでしょう。
ダシルヴァさん
兼務を避けたい場合には、内視鏡に特化した施設に絞りましょう。
医師との連携がうまくとれない
内視鏡室の看護師は、患者さんへの内容説明から機材の準備・片付けまで、検査や治療を行う医師のサポートがメイン業務です。
そのため、看護師の動きが悪いと、内視鏡での検査や治療をスムーズに行えないので、医師とうまく連携できません。
医師と連携が取れずにもたもたしていると、患者さんを不安にさせてしまうため、うまく連携することが不可欠です。
施設全体の業務に影響を及ぼす可能性もあるため、医師との連携がうまくとれない場合は辞めたいと思ってしまうでしょう。
覚える仕事が多い
覚える仕事が多いことを理由に、内視鏡室を辞めたいと考える看護師も多いです。
内視鏡室の業務では、機材の操作や最新の知識などが必要になるため、覚えるべき仕事がたくさんあります。
業務に追われて勉強する時間が取れないと、仕事についていけなくなるため、「辞めたい」という気持ちになってしまうでしょう。
内視鏡室の職場では、業務をこなしながら常に勉強をしなければいけない環境のため、事前に理解したうえで転職するようにしてください。
まとめ
内視鏡室での実務が未経験でも、内視鏡室への転職は可能です。
転職サイトに掲載されている求人にも「未経験歓迎」の求人が多いため、転職難易度はそれほど高くありません。
未経験で内視鏡室への転職を検討するなら、以下の3つのコツを押さえておきましょう。
内視鏡室へ未経験で転職する時の3つのコツ
- 内視鏡室がある病院に勤務しているなら、内視鏡室へ異動希望を出す
- 実務経験を積みやすいので、内視鏡専任の施設に応募する
- 転職サイトを利用する
転職活動を効率良く進めるためにも、転職サイトを利用するのがおすすめです。
転職サイトを利用すれば、求人紹介や応募書類の添削、面接対策などを無料で受けることができます。
どの転職サイトを利用するか迷ったら、以下の転職サイトに登録するのがおすすめです。
項目 | 説明 |
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看護roo! |
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ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク) |
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レバウェル看護 (旧:看護のお仕事) |
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看護師転職サイトを上手に活用して、内視鏡室への転職を成功させましょう。
ダシルヴァさん
内視鏡看護と一口にいっても、兼任の有無やオンコールの有無などにより働き方や業務の忙しさには幅があります。
未経験から始めるなら、教育制度の整った施設で内視鏡専任の求人に絞るのがおすすめです。
複数の転職サイトを併用して、実際の教育体制や兼任の有無などについて、効率良く情報収集しましょう。
内視鏡の経験がない看護師でも、内視鏡室に転職できるのかな?