転職エージェントは断られる人がいる!?もしもの場合の対処法を伝授
最終更新日:
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転職エージェントは転職活動を手厚く支援してくれるサービスですが、紹介できる求人がなければサポートを断られてしまう場合もあります。
しかし、転職エージェントに断られても転職を諦める必要はありません。
気持ちを切り替えて別の方法にシフトすれば、転職を成功させることは十分可能です。
そこでこの記事では、転職エージェントに断られた人が転職活動をスムーズに進められるよう以下の内容を解説します。
- 転職エージェントに断られてしまう理由
- 断られた時の対処法
- 幅広い人が利用できる転職エージェント
すぐに実践できる対処法も解説しているので、ぜひ本記事を参考にして転職活動を進めてみてください。
経歴に自信がないなら「ハタラクティブ」がおすすめ
経歴が原因でサポートを断られてしまった場合は、「ハタラクティブ」の利用がおすすめです。
- (引用元
- ハタラクティブ)
「ハタラクティブ」は、職歴や学歴に自信がない20代の転職支援に特化したサービス。
既卒やフリーターで正社員の職歴がなくても利用できるので、経歴に自信がない方はぜひ利用してみてください。
ハタラクティブ|基本情報
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
---|---|
公開求人数 | 約4,400件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
電話番号(フリーダイヤル) | 0120-979-185 |
(最終更新:24年9月時点)
キャリアカウンセラー / 株式会社キャリエーラ
監修者藤井佐和子さん
JCDA認定CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)、EQGA公認EQトレーナー、大阪商工会議所主催 メンタルヘルス・マネジメント取得などの資格を保有するキャリアアドバイザー・ダイバーシティコンサルタント。
株式会社インテリジェンス(現・パーソルキャリア株式会社)にて8年間勤務。その後独立し、個人向けキャリアカウンセリングやダイバーシティの研修・講演を手掛ける株式会社キャリエーラを立ち上げ、フリーのコンサルタントとして延べ17,000人以上のキャリアカウンセリング。大学の非常勤講師としてキャリア教育や就職指導を行うほか、数多くの企業・幅広い業界で年間200日以上の講演、キャリアセミナーを実施。
▼著書
藤井佐和子さんの著者ページ
受かる人はここが違う!履歴書・職務経歴書 採用される書き方
受かる人はここが違う!転職面接 採用を勝ち取る技術
どんな職場でも求められる人になるためにいますぐはじめる47のこと
「あなたには、ずっといてほしい」と会社で言われるために、いますぐはじめる45のこと
大学選びをはじめからていねいに【改訂版】
女性の転職・再就職パーフェクトガイド(新星出版社)
これで採用!!転職完全サポートブック(新星出版社)
朝、会社に行ける自分養成講座(ソーテック社)
10パーセント脱力生活 ココロ篇(NHK出版)
伝え上手で、キャリア・アップ! 働く女性のハッピー法則(リヨン社)
履歴書・職務経歴書の書き方 完全サポートブック(新星出版社)
これで採用!!転職面接完全サポートブック(新星出版社)
女性社員に支持されるできる上司の働き方(WAVE出版)
女性に「ついていきたい」と言われる上司の仕事術(WAVE出版)
女性のためのライフワークバランス講座: カウンセリング事例でわかる女性のキャリア形成術 女性の転職 [転職鉄板ガイドシリーズ](株式会社まんまるeねっと)
産休・育休中の不安がスーッと解消される がんばりすぎないお仕事復帰BOOK
▼コラム執筆
日経woman連載
企業・個人を豊かにするキャリアデザインの考え方
▼セミナー・イベント・講演出演
女性管理職のスキルアップ講座(東京都産業労働局)2022年10月18日
女性リーダー育成のステップ(ダイバーシティ研究会)2021年6月18日
リケジョ100人 サンデーモーニング女子会 特別講演「女性がキャリアを築くためにいますぐ絶対にやっておくべき3つのこと」 2018年7月1日
管理職向けセミナー ~女性社員が働き続けやすい職場づくりのカギ~
「自分らしいキャリア」を真剣に考えるWoman’s Career Meeting
▼動画配信
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転職エージェントにサポートを断られることはある?
転職エージェントのような職業紹介事業者は、原則として「求職の申し込みを断ってはいけない」と法律で定められているため、登録自体を断られることはありません。(参考元:職業安定法 第五条の七|e-Gov法令検索)
一方で、サポートや求人紹介の有無に関しては法律がないため、紹介できる求人がなければ支援を断られてしまう可能性があります。
実際に「転職エージェントに求人紹介を断られてしまった」という方も少なくありません。
転職エージェントは誰でも登録できますが、状況によっては求人紹介やサポートを断られる可能性があることを把握しておきましょう。
転職エージェントに求人紹介を断られるおもな理由
転職エージェントは、以下のような仕組みで企業から報酬を得ているため「求職者の転職が難しい」と判断した場合は求人紹介を断る可能性があります。
「求職者の転職が難しい」判断される要因はさまざまですが、おもな理由は以下の通りです。
求人紹介を断られるおもな理由
理由1.経歴やスキルが浅い
求職者の経歴やスキルが浅い場合、求人紹介を断られてしまう可能性があります。
転職エージェントは数多くの案件を保有していますが、求人の募集要項を満たしていなければ紹介を受けることはできません。
例えば、以下のような場合は求人紹介を断られてしまう可能性があるので注意が必要です。
- 職歴や経験がゼロ
- スキルや資格がない
- 無職の期間が長い
実際に、転職エージェント「doda」のFAQを見ても「就業経験がないとサポートが難しい場合がある」と記載されています。
正社員としての就業経験がないと、サービスは利用できませんか?
サービスのご利用は可能です。なお、正社員・派遣社員・契約社員いずれかの社員としての就業経験をお持ちではない場合や学生・アルバイトご経験のみの場合、サポートが難しい場合があります。
- 引用元
- doda
就業経験がなかったり経験が浅い場合は、求人紹介を断られてしまう可能性があることを把握しておきましょう。
理由2.年齢が高い
40代以上など、年齢が高い場合も求人紹介を断られてしまう可能性があります。
年齢が高い人材を採用するのは、企業側にとって以下のような懸念があるためです。
- キャリアがある場合、採用コストが大きい
- 20代のようなポテンシャルを期待できない
- 定年が近いため、長期的なキャリア形成が難しい
実際に、転職エージェント「doda」のアンケート調査を見ても、40代以上の転職成功者は少ないことがわかります。
- (引用元
- doda)
40代以上で転職を考えている場合は、ミドル層向けのサービスを利用することも検討しましょう。
40代以上の転職なら……
40代以上で管理職・専門職の経験がある方には「ビズリーチ」の利用がおすすめです。※エンジニア向けはこちら
ハイキャリア・ミドル層の転職支援に強みを持っているサービスなので、ぜひ利用してみてください。
また、その他のエージェントをチェックしたい場合は、以下の記事もあわせてご覧になってみてください。
※年収が600万円以下の場合、求人を紹介してもらえない可能性があるので注意
理由3.年収などの希望が高すぎる
年収や待遇の希望条件が高すぎる場合も、求人紹介を断られてしまう可能性があります。
求人紹介は企業と求職者のニーズが合致してはじめて行われるため、希望条件にマッチする求人企業がなければ紹介を受けることはできません。
以下のように自分の市場価値から外れていたり、満たすのが難しい希望条件を設定した場合は求人紹介を断られる可能性があるでしょう。
- 経験やスキルと見合わない年収を希望している
- その業界や地域の相場より明らかに高い年収を希望している
- 希望の年間休日日数が多すぎる……など
正社員経験があるにも関わらず、複数のエージェントから求人紹介を断られる場合は、希望条件を考えなおす必要があるでしょう。
相場が分からない場合は……
年収の相場がわからない場合は、「リクルートエージェント」などのサービスを活用して「働きたい地域・業種・職種」の給与相場を確認してみることをおすすめします。
また希望条件を見直す方法については、記事後半「転職エージェントにサポートを断られた時の対処法|希望条件を見直す」を参考にしてください。
理由4.求職者に合う求人を保有していない
転職エージェントが求職者に合う求人を保有していない場合も、紹介を断られてしまう可能性があります。
ここまで解説した理由に当てはまらない場合は、以下のような状況により「紹介できる求人がない」「対応が難しい」と考えられるでしょう。
- 希望勤務地の求人を保有していない
- 時期が悪く紹介できる求人がない
- 利用者が多く対応が難しい……など
特に求人が少ない傾向にある地方では、「保有している求人自体が数件しかない」というケースも多いです。
経歴や希望条件に難がない場合であっても、状況によっては求人を紹介してもらえない可能性があることを把握しておきましょう。
複数のエージェントを利用しよう
正社員経験があり、希望条件も妥当な場合は、他のエージェントを複数利用することで求人紹介を受けられる可能性が高いです。
1社のみの利用では思うように求人を見つけられないケースもあるので、3~4社程度を併用するようにしましょう。
転職エージェントにサポートを断られた時の対処法
転職エージェントにサポートを断られたとしても、「転職できないのでは……」と不安になる必要はありません。
転職の方向性を見直したり、別のサービスを活用することで転職できる可能性が十分にあります。
ここでは転職エージェントにサポートを断られた場合の対処法を解説するので、ぜひ実践してみてください。
エージェントに断られた時の対処法
対処法1.別の転職エージェントを利用する
1社で求人紹介を断られた場合は、別の転職エージェントを利用することを検討しましょう。
先ほども触れたとおり、経験が浅い方や年齢が高い方でも利用できるエージェントは数多くあります。
以下におすすめのエージェントをまとめたので、ご自分の状況に合う業者を確認してみてください。
おすすめの人 | サービス名 |
---|---|
正社員経験があるすべての人 | |
経験が浅い20代 | |
経験が浅い30代以上 |
|
ハイキャリア・ミドル層 |
転職エージェントは何社利用しても問題ないので、気になるエージェントはすべて登録しておくことをおすすめします。
藤井さん
複数のエージェントに登録しておくと、タイミングを逃さずによい求人に出会えるチャンスが増えます。
特に求人が少ない職種を希望する場合は、さまざまな手段を使って求人を逃さないようにすることが大切です。
「A社にはなかった求人がB社にあった」というケースも多いので、ぜひ複数のエージェントを利用しましょう。
対処法2.希望条件を見直す
求人をなかなか紹介してもらえない場合は、設けている希望条件を見直してみましょう。
自分の市場価値に見合う希望条件を提示することで、求人を紹介してもらえたり、選択肢が広がる可能性があります。
見直し方としては、まず「希望年収が妥当かどうか」を考えてみてください。
求人サイト等で働きたい地域・業種・職種の給与相場を調べ、希望年収が相場からかけ離れている場合は、数字を下げたほうがよいでしょう。
その上で、希望条件に優先順位をつけて「妥協できる条件」を考えてみてください。
「譲れない条件」と「妥協できる条件」を切り分けることで、転職の軸が大きくブレることなく、求人の選択肢を広げられます。
対処法3.転職サイトを活用する
転職エージェントに求人紹介を断られた場合は、転職サイトの利用も検討してみましょう。
転職サイトであれば「求人を紹介してもらえるか」を考える必要はなく、求職者自らが求人を検索して応募することが可能です。
転職エージェントと転職サイトの違いについては、以下を参考にしてください。
転職エージェント | 転職サイト | |
求人紹介 | あり | なし |
応募 | アドバイザー経由 | サイト上で応募可能 |
サポート | あり | なし |
転職サイトでは求人紹介や選考対策のサポートを受けることができませんが、求職者自身が主体となって自由に求人に応募できます。
登録後はすぐに求人検索・応募が可能なので、転職エージェントに求人紹介を断られた場合はぜひ活用してみてください。
おすすめの転職サイト
以下におすすめの転職サイトをまとめたので、ぜひご自分に合うサービスを利用してみてください。
対処法4.ハローワークを利用する
民間の転職サービスではなく、公的機関である「ハローワーク」を利用することも手段のひとつです。
ハローワークでは、転職エージェントと同様に求人を紹介してくれたり、選考をフォローしてくれます。
なお、ハローワークの特徴としては以下が挙げられます。
- 地元に根付いた企業の求人が多い
- 中小企業の求人が多い
- 幅広い業種・職種に対応している
- 非正規雇用の求人も取り扱っている
- 条件を満たせば職業訓練を受けられる
ハローワークは企業側が無料で求人を掲載できるため、より幅広い案件が集まりやすい傾向にあります。
求人の選択肢を増やすことができるので、転職エージェントに紹介を断られた場合はぜひ利用してみることをおすすめします。
対処法5.時期を変えて利用する
経歴や希望条件に難がないにも関わらず紹介を受けられない場合は、時期を変えて転職活動することも方法のひとつです。
転職市場に出回る求人数は時期によって変動するため、タイミングを変えることで求人を紹介してもらえる可能性があります。
以下のように、有効求人倍率は冬から春にかけて高くなる傾向があり、転職市場に求人が出回りやすくなります。
- (参考元
- 一般職業紹介状況|e-Stat)
有効求人倍率はハローワークの情報をもとにしているデータですが、転職エージェント等においても12月~3月に求人が増えることが多いです。
冬から春にかけては紹介可能な求人が増える可能性があるので、転職を急いでいないのであれば時期を変えて求人を探すことも検討しましょう。
有効求人倍率とは?
有効求人倍率 = 企業からの求人数(有効求人数)÷ ハローワークに登録している求職者の数(有効求職者数)
有効求人倍率は、求職者1人に対して何件の求人があったかを示しています。
・有効求人倍率が1を上回る
⇒求職者数よりも求人数が多い、比較的就職・転職しやすい
・有効求人倍率が1を下回る
⇒求職者数に対し求人数が少ない、競争率が高くなりやすい
藤井さん
転職エージェントが保有する求人は、日々変化します。
ボーナスや人事異動のタイミングは退職者が多いため、求人が増えることが多いです。
また業界の変化も求人数の増減に大きく関係するので、日常的に動向をチェックすることをおすすめします。
業界の情報は転職エージェントから入手することも可能なので、ぜひ活用してみてください。
藤井さん
希望条件の理想が高すぎると、エージェント側が求人を紹介したくてもできない場合が多いです。
いつも同じ条件で紹介を断られる場合は、その業界や職種の平均年収と自分の希望にギャップがあることを理解しましょう。
希望条件が高すぎることで求人紹介につながらず、結果的に転職活動が長引いてしまう恐れもあるので注意してください。