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薬剤師がスキルアップする3つの方法!おすすめ資格や自己学習のコツとは

最終更新日:

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薬剤師としてスキルアップしたいけど、どうすればいいんだろう?

薬剤師の供給過多が指摘されている近年、第一線で活躍し続けるためにはスキルアップは必須です。

ただ、薬剤師の業務は忙しく「なかなか勉強する時間がとれない」という方も多いでしょう。

薬剤師が効率的にスキルアップするためには、具体的な方法を知り、自分にあったアプローチを見つけることが大切です。

そこで本記事では、薬剤師がスキルアップする方法として、資格取得、自己学習、転職の3つを中心に解説していきます。

本記事を読んで、自分に合ったスキルアップの方法を見つけてください。

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    スキルアップして他の薬剤師と差別化を図ろう!

    近年では薬剤師の供給過多が問題視されており「生き残るためにキャリアアップしなくては」と考える薬剤師が増えています。

    転職サイト『薬キャリ』の調査では、実に8割以上の薬剤師がキャリアアップに取り組んでいることが分かります。

    薬剤師として第一線で活躍し続けるためには、強みになるスキルを身につけ、他の薬剤師と差別化を図ることが重要です。

    そこで、この記事ではスキルアップの方法を以下3つの項目に分けて解説します。

    スキルアップの方法

    • 資格取得:薬剤師としての人材価値を上げたい方におすすめ
    • 自己学習:自分のペースで基礎知識をつけたい方におすすめ
    • 転職:現職でスキルアップできないと考えている方におすすめ

    【薬剤師のスキルアップ方法1】資格取得

    【薬剤師のスキルアップ方法1】資格取得

    興味のある分野がはっきりしており、特定の分野の第一線で働きたい方には、資格取得がおすすめです。

    資格を取得することで薬剤師としての人材価値が上がり、転職する際に有利になったり、資格手当が支給されて年収アップにつながるケースも少なくありません。

    そこで、ここでは「スキルアップしたい薬剤師におすすめの資格」をご紹介します。

    スキルアップしたい薬剤師におすすめの資格

    研修実績を認定する「研修認定薬剤師」

    幅広い分野の知識を身につけ業務に活かしたい方におすすめの資格は、「研修認定薬剤師」です。

    「研修認定薬剤師」は、薬剤師の研修実績により「薬剤師としての知識、スキルの維持のために自己研鑽している」と認定される資格です。

    研修認定薬剤師

    認定条件研修会や学会などで所定の単位(新規申請40単位、更新申請30単位)を取得する
    ※研修会や学会への参加が難しい場合は、インターネットを利用したe-ラーニングを利用することも可能
    費用10,000円程度

    薬に関する情報は日々更新されますが、研修認定薬剤師になることで、日々の業務で役立つ疾患や新薬の知識など、必要な知識を習得できます。

    また、近年需要が高まっている「かかりつけ薬剤師」になる要件のひとつを満たせることも、研修認定薬剤師になるメリットです。

    難易度は比較的低めなので、ぜひ積極的に「研修認定薬剤師」の取得を検討してみてください。

    (参考:研修認定薬剤師になるには|日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師新規申請手続きについて|日本薬剤師研修センター

    セルフメディケーションで活躍できる「サプリメントアドバイサー」

    セルフメディケーションで活躍したい方におすすめの資格は、「サプリメントアドバイサー」です。

    「サプリメントアドバイサー」は、保健機能食品やサプリメントの提案・説明力を証明する資格であり、とくにドラッグストアなどでサプリメント選択の提案をする際に役立ちます。

    サプリメントアドバイサー

    認定条件
    • 日本臨床栄養協会入会
    • 通信教育の受講(40単位認定)または学術大会(年1回開催、10単位認定)への参加で、研修単位(40単位)を取得する
    • 認定試験に合格する
    費用15,000円程度

    「サプリメントアドバイサー」の資格を取得することで、消費者のニーズに合わせた情報提供ができるようになります。

    近年では、高齢化などの影響から予防医学が注目されおり、サプリメントを利用する人も増えているため、今後需要が高まっていくでしょう。

    適切なサプリメントの提案でセルフメディケーションに貢献したいは、取得を検討してみてはいかがでしょうか。

    (参考:NR・サプリメントアドバイザーとは|日本臨床栄養協会

    糖尿病患者をサポートする「日本糖尿病療養指導士」

    糖尿病患者の薬物治療を深くサポートをしたい方におすすめの資格は、「日本糖尿病療養指導士」です。

    「日本糖尿病療養指導士」は糖尿病患者に対し、食事療法、運動療法、薬物療法などの指導を行うための資格です。

    薬剤師として関われる場面としては、糖尿病教室での薬に関する講座、医師への処方提案などが挙げられます。

    日本糖尿病療養指導士

    認定条件
    • 所定の条件を満たした医療施設において、過去10年以内に2年以上継続して勤務し糖尿病患者の療養指導業務に従事していること
    • 通算1,000時間以上糖尿病患者の療養指導を行ったこと
    • 「糖尿病療養指導業務に従事した期間」に当該施設で携わった糖尿病療養指導の自験例が10例以上あること
    • 規定の講習(eラーニング)の受講を修了していること
    費用22,000円(受験資格審査料5,500円を含む、税込)

    「日本糖尿病療養指導士」は、糖尿病治療の場において需要が高く、専門的な知識をもとに薬物療法の提案や指導をするために有用です。

    糖尿病に関し、専門知識を深めてスキルアップしたい場合は、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

    (参考:日本糖尿病療養指導士認定機構

    精神科薬物に関する知識を認定する「精神科薬物療法認定薬剤師」

    向精神薬の適正使用に貢献したい方におすすめの資格は、「精神科薬物療法認定薬剤師」です。

    「精神科薬物療法認定薬剤師」は、精神疾患の薬物治療において、高度な薬学的知識や技術が身についていることを証明する資格で、日本病院薬剤師会が認定します。

    精神科薬物療法認定薬剤師

    認定条件
    • 薬剤師としての実務経験を5年以上有し、日本病院薬剤師会の会員であること(ただし、別に定める団体のいずれかの会員であればこれを満たす)
    • 日病薬病院薬学認定薬剤師であること(ただし、日本医療薬学会認定薬剤師であればこれを満たす)
    • 申請時において、精神科を標榜する病院または診療所もしくは精神科の処方せんを応需している保険薬局に勤務し、精神科薬物療法に引き続いて5年以上直接従事していること(所属長の証明が必要)
    • 所定の単位(40時間、20単位)以上履修していること
    • 精神疾患患者に対する指導実績が30症例以上(複数の精神疾患)を満たしていること
    • 病院長あるいは施設長等の推薦があること
    • 精神科薬物療法認定薬剤師認定試験に合格していること
    費用30,000円程度

    「せん妄患者の薬物療法についてどうすれば良いか」「薬物中毒の患者への対応」など、向精神薬の適正使用における薬剤師の役割は大きいので、ニーズの高い資格と言えるでしょう。

    ストレス社会といわれる現代では精神疾患をわずらう人も増えているため、今後ますます需要が高まっていくと推測できます。

    精神疾患の薬物治療に関し、高度な知識をつけたい場合は、ぜひ「精神科薬物療法認定薬剤師」を目指してみてください。

    (参考:精神科専門薬剤師|日本病院薬剤師会

    がん薬物療法の専門家の証となる「がん専門薬剤師」

    がん患者の薬物治療や副作用対策に深く関与したい方におすすめの資格は、「がん専門薬剤師」です。

    「がん専門薬剤師」は、がんの薬物治療に関し、専門的な知識や技術を持つ薬剤師の資格であり、がん患者の抗がん剤の選択や投与量の確認・副作用対策などを適切に行うための知識を身につけます。

    がん専門薬剤師

    認定条件
    • 薬剤師としての実務経験を5年以上有し、日本病院薬剤師会の会員であること(ただし、別に定める団体のいずれかの会員であればこれを満たす)
    • 日病薬病院薬学認定薬剤師であること(ただし、日本医療薬学会認定薬剤師であればこれを満たす)
    • 申請時において、病院または診療所に勤務し、がん薬物療法に引き続いて3年以上従事していること(所属長の証明が必要)
    • 日本病院薬剤師会が認定研修施設において日本病院薬剤師会が別に定める実施要綱・コアカリキュラムに基づく実技研修を3ヶ月以上履修していること、または研修施設において3年以上、がん薬物療法に従事していること
    • 所定の単位(40時間、20単位以上)履修していること
      ただし、40時間のうち日本病院薬剤師会主催のがん専門薬剤師に関する講習会12時間、6単位以上を取得すること
    • がん患者への薬剤管理指導の実績50症例以上(複数の癌種)を満たしていること
    • 病院長あるいは施設長等の推薦があること
    • 日本病院薬剤師会が行うがん薬物療法認定薬剤師認定試験に合格していること
    費用45,000円程度

    「がん専門薬剤師」の資格は、がん患者の安全な薬物療法をサポートする上で需要が高く、特にがん薬物療法を専門に扱う医療機関では重宝されます。

    認定の難易度は高いですが、日本人の死因第一位である疾病に関する資格を取得することは、スキルアップに大いに役立つでしょう。

    がん薬物療法に関して興味がある場合は、「がん専門薬剤師」を目指してみてはいかがでしょうか。

    (参考:がん専門薬剤師|日本病院薬剤師会

    幅広い領域において高度な知識を有する証となる「薬物療法専門薬剤師」

    薬物治療のスペシャリストとして活躍したい方におすすめの資格は、「薬物療法専門薬剤師」です。

    「薬物療法専門薬剤師」は、幅広い領域において高度な知識を有する証となります。

    薬物療法専門薬剤師

    認定条件
    • 薬剤師としての実務経験を5年以上有すること
    • 申請時において、引き続き5年以上継続して本学会会員であること
    • 本学会認定薬剤師であること
    • 本学会が認定する薬物療法専門薬剤師研修施設において、本学会の定めた研修コアカリキュラムに従って、薬物療法に関する5年以上の研修歴を有
      すること
    • 規定の薬物療法の講習会を5年間で50単位以上履修していること
    • 自ら実施した5年間の薬剤管理指導の実績50症例(4領域以上の疾患)を提出すること
    • 医療薬学に関する全国学会あるいは国際学会での発表が2回以上あり、本学会が主催する年会での本人が筆頭発表者となった発表を1回以上含むこ
    • 医療薬学に関する学術論文が2報以上あり、本人が筆頭著者である論文を1報以上含むこと。学術論文は、国際的あるいは全国的学会誌・学術雑誌に複数査読制による審査を経て掲載された医療薬学に関する学術論文であること(複数査読を経ていない論文や商業誌の掲載論文は、本条の対象外)
    • 薬物療法専門薬剤師認定試験に合格すること
    費用40,000円程度

    「薬物療法専門薬剤師」の資格を取得することで、分野を限定することなく、高度な薬物療法の提案ができるようになります。

    とくに、病院薬剤師として、チーム医療の現場で薬物療法に関する相談応需を行う際に役立つ資格です。

    高度な知識を幅広く身につける必要があるので難易度は高いですが、取得することにより様々な領域で活躍できるでしょう。

    (参考:薬物療法専門薬剤師制度制度概要|日本医療薬学会

    【薬剤師のスキルアップ方法2】自己学習

    【薬剤師のスキルアップ方法2】自己学習

    「自分のペースでコツコツ知識をつけたい」「実務経験が浅くて知識に不安がある」という方には、自己学習がおすすめです。

    自己学習の方法を把握しておけば、時間を有効活用してスキルアップできます。

    ここでは、「薬剤師が自己学習でスキルアップする方法」をご紹介します。

    薬剤師が自己学習でスキルアップする方法

    方法1.多くの処方箋に触れる

    日々の業務中に効率的にスキルアップするためには、多くの処方箋に触れることが大切です。

    なぜならば、​処方箋に触れる中で、疾病や薬ごとの専門的な知識を身につけられるためです。

    例えば、その都度、薬理作用・相互作用の情報をチェックすることで、自然に知識が身につきます。

    ただし、限られた薬しか使用しない職場の場合は知識が偏ってしまうため、幅広い処方箋に触れることも大切なポイントと言えるでしょう。

    例を挙げると、皮膚科の門前薬局に勤めていると皮膚疾患系の薬の処方箋ばかりで、その他の知識が身につかないということもあります。

    処方箋の数や扱う薬の種類が少ない場合は、総合病院の門前薬局や大手調剤チェーン店に転職することも手段です。

    幅広い薬の知識を習得したり、専門性を高めたい場合は、できるだけ多くの処方箋に触れることをおすすめします。

    方法2.研修会に参加する

    薬や疾患に関する詳しい知識を身につける手段としておすすめなのは、研修会に参加することです。

    研修会には、自己学習では得られない様々なメリットがあります。

    研修会に参加するメリット

    • 専門性の高い講師の話を聞ける
    • 講師に直接質問できる
    • 書籍などよりも新しい情報を入手できる可能性が高い
    • 同じ業界の人との情報交換ができる

    薬剤師のおもな研修会としては、勤務先の「社内研修会」・メーカーによる「新薬の勉強会」・病院による「疾患の最新治療に関する研修会」などが挙げられます。

    なお、勤務先で研修会が開かれない場合は、公開講座に参加するという方法もあります。

    公開講座は、各県の薬剤師会のホームページに記載されていることが多いので、ぜひチェックしてみてください。

    日々の業務の中では学べない知識を習得したい​場合は、ぜひ積極的に研修会に参加してみてはいかがでしょうか。

    方法3.書籍で薬に関する知識をつける

    日々の業務で活かせる基本的なことをしっかり学びたいのであれば、書籍を利用して薬に関する勉強をすることをおすすめします。

    薬剤師は勤続年数や経験などにより知識に差があるケースが多いですが、書籍であれば自分のレベルに合う学習を効率的に行えます。

    基本的なことを学べる書籍も数多くあるので、服薬指導などの実務経験が浅い方にもおすすめのスキルアップ法であり、「服薬指導の際に実践できた」というケースも多いです。

    基礎的な内容や業務に必要な知識を効率的につけたいのであれば、書籍を利用して学びましょう。

    おすすめの書籍

    ①『図解入門よくわかる薬理学の基本としくみ

    薬理学の入門書なので、薬の作用機序に関する知識が不安という薬剤師におすすめです。

    病気の原因や薬の作用機序を整理できます。

    ②『薬局で使える実践薬学

    薬局ですぐに使える知識が詰まっており、薬剤師の勤続年数に関わらず役立つ一冊です。

    実践的な知識をつけられるのが魅力です。

    【薬剤師のスキルアップ方法3】転職

    【薬剤師のスキルアップ方法3】転職

    現職でスキルアップできないと考えている方は、転職をおすすめします。

    一見遠回りに感じるかもしれませんが、業務に携わってスキルを身につけることは効率的なことです。

    転職によって携わる業務を変えることで、自己学習や研修では習得が難しい「リアルな知識」を身につけられます。

    そこでここでは、「転職によってスキルアップを図る方法」をお伝えします。

    転職によってスキルアップを図る方法

    転職は早めがおすすめ!

    年齢が上がると、異業種への転職は難しくなります。

    そのため、少しでも転職に興味があるのなら、できるだけ早めに行動することをおすすめします。

    方法1.薬局への転職で調剤技術を磨く

    薬局に転職すると、日々の業務の中で調剤技術を磨けます。

    薬局でのメインの業務は調剤・鑑査・服薬指導なので、調剤技術を磨きたい方に最適です。

    具体的な調剤技術としては、計数調剤、散剤・液剤の調剤、一包化調剤などがあります。

    とくに、総合病院の門前薬局は幅広い処方箋を扱うケースが多く、技術や知識を広げやすいです。

    調剤薬局に勤務し、「未経験の状態から調剤技術を習得できた」「処方内容を鑑査する際、知識を深められた」というケースも多いです。

    「調剤未経験だけど、調剤技術を磨きたい」「数多くの処方箋に触れて知識を深めたい」という方は、薬局への転職を検討してみると良いでしょう。

    方法2.病院への転職で専門知識を身につける

    専門知識を身につけたい方は、病院への転職がおすすめです。

    病院勤務の薬剤師は、医師・看護師・臨床検査技師などとの勉強会・カンファレンスにより、患者の状況をより深く共有できるためです。

    医師の見解を詳細に聞くことで、病気や薬についての知識をさらに深められます。

    高度な専門性を高めたいのであれば、病院への転職を検討してみてはいかがでしょうか。

    専門的な知識を身につけよう

    近年の薬剤師には、高度かつ専門的な薬学知識を身につけることが求められています。

    高齢化が進む日本においては、慢性疾患を持つ患者が増えており、「特定の疾病に関する薬の専門家」が求められるシーンも多いためです。

    例えば、がん・糖尿病などの特定の疾病への高度な専門性を高めれば、その領域のプロフェッショナルとして活躍できるでしょう。

    方法3.ドラッグストアへの転職でOTC医薬品の知識をつける

    OTC医薬品の知識を身につけたいのであれば、ドラッグストアへの転職がおすすめです。

    近年では、OTC医薬品の販売に注力しているドラッグストアも増えており、商品の情報を収集しやすい環境にあります

    「ドラッグストアに勤務し、OTC医薬品に関する知識をつけられた」「症状に合わせて適切なOTC医薬品の提案を行えるようになった」というケースは多いです。

    また、セルフメディケーションが推奨されている現代において、OTC医薬品の提案力は薬剤師に求められているスキルのひとつです。

    OTC医薬品を購入する人が増えていく中で、「症状に合わせた的確な提案ができる薬剤師」や「体質や飲み合わせを考慮して医薬品を提案できる薬剤師」の需要はさらに高まっていくでしょう。

    今後ますます需要が高まると推測できるOTC医薬品について、知識を深めたいのであれば、ドラッグストアへの転職を検討してみてはいかがでしょうか。

    方法4.企業への転職で幅広いスキルを身につける

    企業への転職では、薬剤師業務に限定されず、幅広いスキルを身につけることが可能です。

    調剤薬局や病院では、調剤技術・服薬指導など、薬剤師業務がメインとなりますが、企業では研究技術や営業スキルなど、違ったスキルを身につけられます。

    幅広いスキルを身につけることで、対応できる業務の幅が大きく広がるでしょう。

    以下は、具体的な職種と身につけられるスキルです。

    職種身につけられるスキル
    研究職
    • 医薬品のメカニズムを解析するスキル
    • 医薬品の安全性・有効性に関する知識や論文作成技術
    臨床開発職
    • 研究データを解析するスキル
    • 新薬に関する知識
    生産技術職
    • 医薬品の品質チェックを行うスキル
    • 医薬品の品質を保つための知識
    MR
    (医療情報提供者)
    • 営業スキル
    • プレゼンテーション能力

    企業や職種によって、身につけられるスキルは大きく異なります。

    スキルアップを目的に企業へ転職するのであれば、学びたいことを明確にしておきましょう。

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    「現職でスキルアップできない…」と感じる場合は、転職して環境を変えることを検討しましょう。

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    ここでは、おすすめの転職サイトを3社ご紹介しますので、ぜひ活用してみてください。

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    そのほかの転職サイトもチェックしたい方は、ぜひ上記の記事もご覧になってください。

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    薬剤師のスキルアップに大切なのは「目的意識」

    薬剤師のスキルアップに大切なのは「目的意識」

    ここまで、様々なスキルアップ法をご紹介してきましたが、スキルアップに大切なのは「目的意識」です。

    「なぜスキルアップをしたいのか」が明確になっていなければ、本来の目的を達成できません。

    スキルアップの目的は、年収アップ・役職を上げるため・薬剤師としての市場価値を高めるためなど、人によって様々です。

    達成したい目的によって、スキルアップのアプローチは変わります。

    以下に、スキルアップの目的とおすすめのスキルアップ法をまとめたので、参考にしてみてください。

    スキルアップの目的おすすめのスキルアップ法
    • 将来に備えて他の薬剤師と差別化をはかりたい
    • 年収アップを実現したい
    • 役職を上げたい
    • 専門性の向上
    • 資格取得
    • マネジメントスキルの習得…など
    • 日常業務の質や効率を高めたい
    • 書籍での自己学習
    • 研修会への参加…など

    スキルアップを図る際は、やみくもに行うのではなく、目的意識を持つことを大切にしましょう。

    まとめ

    薬剤師におすすめのスキルアップ方法としては、おもに以下の3つが挙げられます。

    薬剤師におすすめのスキルアップ方法

    • スキルアップできる資格を取得する
    • 書籍や研修会を利用して自己学習を行う
    • 現職でスキルアップできない場合は転職も視野にいれる

    また、自分に合う転職先を見つけるためには、求人紹介などのサポートを受けられる「薬剤師専門の転職サイト」の利用がおすすめです。

    以下の3社はどれも求人数が多く、転職サポートの手厚さにも定評があるので、ぜひ利用してみてください。

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    • オーダーメイド求人を作成してくれる
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    2024年4月26日

    イーデス編集部

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