
転職エージェントはやめとけ?使わない方がいい理由とデメリット、裏事情まで徹底解説
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「転職エージェントは便利そうだけど、本当に使って大丈夫?」「担当者が合わなかったらどうしよう…」そんな不安から、利用をためらっていませんか?
確かに、キャリアアドバイザーの質には差があり、「転職エージェントはやめとけ」という声が聞かれるのも事実です。しかし、その理由や仕組みを正しく理解すれば、転職エージェントはあなたの転職活動を成功に導く強力な味方になります。
この記事では、「やめとけ」と言われる理由から転職エージェントの裏事情、そして後悔しないための「良いエージェントの見分け方」と「賢い使い方」まで、どこよりも分かりやすく解説します。
最後まで読めば、転職エージェントへの不安がなくなり、自信を持って転職活動の第一歩を踏み出せるはずです。
- 「やめとけ」と言われるのは、担当者の質の差が大きな原因
- 転職エージェントの仕組みを知れば、悪質な担当者は見分けられる
- 自分に合う担当者を見つければ、転職成功の確率は格段に上がる
- 初めての転職や、忙しい人ほど転職エージェントを活用すべき
まず登録しておきたい!おすすめの転職エージェント
※画像は公式サイトから引用(リクルートエージェント・doda)
特定社会保険労務士・元 労働局職員 / 社会保険労務士法人岡佳伸事務所
監修者岡 佳伸さん
大手人材派遣会社、自動車部品メーカーなどで人事労務を担当した後に、厚生労働省管轄下 労働局の職員(ハローワーク勤務・厚生労働事務官)としてキャリア支援や雇用保険給付業務、助成金関連業務に携わる。
現在は特定社会保険労務士(社会保険労務士法人岡佳伸事務所 代表)・キャリアコンサルタント・1級ファイナンシャル・プランニング技能士として活躍中。
各種実務講演会講師および社会保険・労務関連記事執筆・監修、TV出演、新聞記事取材などの実績多数。
▼セミナー・講演・研修実績
東京商工会議所主催「トラブルにならない採用・問題社員・雇用調整対策セミナー」
東京商工会議所主催「令和4年度改正点を反映!雇用関係助成金セミナー」
公益社団法人東京ビルメンテナンス協会主催「「副業・兼業の最新ガイドラインとトラブル事例」
▼取材・メディア掲載
日経新聞、読売新聞、女性セブン等に取材記事掲載。
NHK「あさイチ」2020年12月21日、2021年3月10日にTVスタジオ出演。報道内容の監修も実施。
▼労務に関する解説DVD
正社員・無期転換をどうする?キャリアアップ助成金と65歳超雇用推進助成金の申請実務
よくある質問・疑問にお答えします! 雇用調整助成金実務解説Q&A
すぐにわかる 両立支援等助成金の申請の仕方と実務上の留意点
新型コロナウイルス感染症対応 休業支援金・給付金実務解説Q&A
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なぜ?転職エージェントが「やめとけ」「使うな」と言われる理由と裏事情
転職エージェントの利用をためらう原因となる「やめとけ」という評判。その主な理由は、キャリアアドバイザーの対応にあります。ここでは、その背景にある転職エージェントのビジネスモデルや裏事情について解説します。
理由1:担当者の質に当たり外れがある
「やめとけ」と言われる最大の理由は、キャリアアドバイザーの質に差があることです。経験豊富で親身な担当者もいれば、経験が浅く、機械的な対応しかできない担当者も残念ながら存在します。
質の低い担当者に当たってしまうと、希望と違う求人ばかり紹介されたり、連絡が遅かったりして、「使わない方がよかった…」と感じてしまうのです。
理由2:転職を急かされたり、希望しない求人を勧められる(裏事情)
転職エージェントは、紹介した人が企業に入社することで、その企業のから成功報酬(想定年収の約30~35%)を受け取るビジネスモデルです。そのため、一部の担当者は自分の営業成績を優先し、利用者の希望よりも内定の出やすさを重視した求人紹介をおこなうことがあります。
これが、「強引に転職を勧められた」「希望しない求人ばかり紹介される」といった不満につながるのです。

転職エージェントは、求人企業からの成功報酬の受領を持って経営が成り立っています。
つまり、求人企業と求職者のマッチングを行った際に、求職者が入社して定着しなければ報酬を受け取れないことになります。※通常、早期離職には成功報酬の返金制度があります。
その結果、転職エージェントから希望する企業以外への就職や入社の決断を早めるよう促されるケースも考えられます。
【要注意】こんな担当者はやめとけ!悪質な転職エージェントの見分け方
転職活動を失敗しないためには、信頼できない担当者を早めに見極めることが重要です。以下の特徴に当てはまる場合は、担当者の変更を検討しましょう。
- こちらの話をよく聞かず、一方的に話を進める
- 希望条件を伝えても、明らかに違う求人ばかり紹介してくる
- 企業のデメリットやネガティブな情報を全く伝えない
- 連絡が遅い、または返信がない
- とにかく応募や内定承諾を急かしてくる
このような担当者に当たってしまった場合は、我慢せずにサポートセンターなどに連絡し、担当者の変更を申し出ましょう。優良なエージェントであれば、快く対応してくれます。
転職エージェントのメリット・デメリットを徹底比較
「やめとけ」という意見もありますが、転職エージェントにはそれを上回る多くのメリットがあります。ここでは、利用するメリットと、知っておくべきデメリットを改めて整理します。
メリット:無料で手厚いサポート!転職活動が効率的に進む
- 完全無料:求職者はすべてのサポートを無料で受けられる。
- 非公開求人:一般には公開されていない好条件の求人に出会える可能性がある。
- 選考対策:書類添削や模擬面接など、プロの視点で具体的なアドバイスがもらえる。
- 日程調整の代行:面接の日程調整や条件交渉など、面倒なやり取りを代行してくれる。
- 客観的なアドバイス:自分の強みや市場価値を客観的に教えてくれる。

転職エージェントは求人企業と強く結びつき、採用関連業務の代行を行っていることがあります。
このようなことから、転職エージェントのみ取り扱う求人や応募できる案件が出てくるわけです。
また、転職エージェントを利用することで、キャリアアドバイザーとの面談を通じて自己分析ができることや、書類の添削を受けられることも大きなメリットになります。
デメリット:担当者との相性やペースの問題
- 自分のペースで進めにくい:担当者と連絡を取り合う必要があるため、完全に自分のペースでは進められない場合がある。
- 担当者との相性:担当者との相性が合わないと、ストレスを感じることがある。
- 紹介される求人がすべてではない:エージェントが保有する求人しか紹介されないため、世の中のすべての求人を見られるわけではない。
これらのデメリットは、後述する「賢い使い方」を実践することで、多くが解消可能です。
【あなたはどっち?】転職エージェントの利用をおすすめする人・しない人
メリット・デメリットを踏まえ、転職エージェントの利用が向いている人と、そうでない人の特徴をまとめました。
転職エージェントを使うべき人
一つでも当てはまるなら、転職エージェントの利用を強くおすすめします。プロのサポートを受けることで、転職活動の成功確率が大きく高まります。
- 初めて転職する人
- 転職の悩みや迷いを相談したい人
- 転職活動や選考対策に苦手意識がある人
- 内定率を高めたい人
- 効率的良く転職先を見つけたい人
- 忙しくて転職活動に多くの時間を割けない人

転職エージェントを通じて就職活動をすることで、自分自身の市場価値を知ることができます。
求人企業は転職エージェントに、応募する人材の最低限のスキルなどを提示することが多いので、その内容によっては応募さえできないケースもあります。
自己分析を行い、冷静に自分自身の市場価値を見極めることも転職を成功させる方法の一つです。
転職エージェントを使わない方がいい人
以下に当てはまる人は、転職エージェントを使わずに、転職サイトなどを活用して自分のペースで活動する方が合っているかもしれません。
- 焦らずに転職活動したい人
- 応募企業が明確に決まっている人

ニーズの高い業界や職種で、ある程度の実績がある人は特に転職エージェントを利用しなくてもよいでしょう。
その理由は、SNSや紹介者を通じて採用が決まりやすいことや、求人企業からのスカウトなど直接声がかかることも多いからです。
また、費用面など求人企業の負担を考えても転職エージェントを活用するのを控えた方が良いかもしれません。
もし、応募企業が決まっているけれど選考に不安がある場合は、その企業の求人を扱っているかエージェントに確認してみるのも一つの手です。
「やめとけ」を回避!転職エージェントを最大限に活用する賢い使い方
転職エージェントは「ただ登録して待つ」だけではいけません。主体的に活用することで、デメリットを最小限に抑え、成功確率を大きく高めることができます。
コツ1:複数のエージェントに登録して比較する【最重要】
これが最も重要なポイントです。複数の転職エージェント(できれば2~3社)に登録しましょう。複数の担当者と話すことで、客観的にサービスや担当者の質を比較できます。また、各エージェントが持つ「独占求人」に出会えるチャンスも広がります。
コツ2:希望条件は正直に、具体的に伝える
「年収はこれくらい欲しい」「こういう働き方はしたくない」など、あなたの希望は遠慮せずに、できるだけ具体的に伝えましょう。担当者はあなたの希望を基に求人を探します。曖昧な伝え方では、ミスマッチな求人を紹介される原因になります。
コツ3:合わない担当者は迷わず変更する
「この担当者とは合わないな」と感じたら、すぐに変更を依頼しましょう。転職という大事な決断を、信頼できないパートナーと進める必要はありません。担当者の変更は、そのエージェントの問い合わせフォームやサポートデスクから簡単に行えます。
それでも迷うあなたへ!信頼できるおすすめ転職エージェント3選
「どのエージェントに登録すればいいか分からない」という方のために、実績が豊富で信頼性の高い、初心者でも安心して利用できる大手転職エージェントを3社厳選しました。まずはこの中から2〜3社登録し、担当者との相性を見てみるのがおすすめです。
サービス名 | 特徴 |
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![]() リクルートエージェント |
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![]() doda |
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![]() マイナビエージェント |
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「転職エージェントはやめとけ」に関するよくある質問
Q. 結局、転職エージェントと転職サイトはどっちがいいの?
A. 一概にどちらが良いとは言えず、あなたの状況によります。
手厚いサポートを受けて効率的に転職したいなら「転職エージェント」、自分のペースで多くの求人を見たいなら「転職サイト」がおすすめです。両方を併用し、良い求人が見つかった方のサービスをメインに利用するのが最も賢い使い方です。
Q. 登録したのにエージェントから連絡が来ないのはなぜ?
A. いくつか理由が考えられます。
1つは、あなたの経歴に合う求人が現在そのエージェントにない場合。もう1つは、登録した職務経歴の内容が不十分で、担当者が紹介できる求人を判断できない場合です。まずは登録内容を見直し、それでも連絡がなければ他のエージェントにも登録してみましょう。
Q. 紹介された求人や内定を断っても大丈夫?
A. もちろん大丈夫です。
興味のない求人や、納得できない内定を承諾する必要は一切ありません。断る際は、担当者に正直に理由を伝えましょう。そうすることで、担当者はあなたの希望をより深く理解し、次に紹介する求人の精度が上がります。
まとめ:転職エージェントは「やめとけ」ではなく「賢く使え」
「転職エージェントはやめとけ」という意見は、主に担当者の質の問題から来ています。しかし、その仕組みを理解し、主体的に活用すれば、転職エージェントはこれ以上ないほど頼りになるパートナーです。
重要なのは、1社に絞らず複数のエージェントに登録し、自分に合う信頼できる担当者を見つけること。この記事で紹介した「見分け方」や「賢い使い方」を実践して、ぜひ転職活動を成功させてください。