
【椙山女学園大学】「私を選ぶのは、わたし。」一人ひとりが、自分の未来を自ら選択するために成長する場所
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「学問の自由」を基盤に、多様な価値観を尊重する椙山(すぎやま)女学園大学。学生一人ひとりが、自分の興味関心を深められる環境が整っています。
充実したキャリア支援や地域との連携によって、実践的な経験やスキルを得られる機会も豊富です。大学担当者の生の声から、椙山女学園大学が大切にしている教育方針や大学を取り巻く最新の動向について紐解きます。
今回は、長年多くの学生をサポートしてきた椙山女学園広報課の渡部さんにお話を伺いました。
※記事内の内容は2024年12月時点のものです。
インタビュイー

学校法人椙山女学園 広企画広報部 広報課
渡部さん
1998年に学校法人椙山女学園に入職。15年以上に渡り、椙山女学園大学の広報活動に従事している。
(※所属部署名は取材当時の名称)
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インタビューにご協力くださった椙山女学園の渡部さん

はじめに、簡単に自己紹介をお願いします。

2004年より椙山女学園大学の広報活動に携わっています。
異動もありましたが、これまで延べ15年以上、本学の魅力を幅広く発信してきました。その魅力を多くの方に知っていただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
トータルライフデザイン教育で、社会で活躍する女性を育成



本学は、創立以来一貫して「女性により高い教育を提供する」ことを目指してきました。
時代のニーズに合わせて教育内容を改革し、単科大学から7学部11学科の総合大学へと発展を遂げましたが、根底にある想いは変わりません。
特に力を入れてきたのは、女性が社会で自立して生きていくために必要な知識や能力を養成する人間教育です。どの時代においても社会で活躍できる女性を育成するための学びを提供してきました。


「トータルライフデザイン教育」は、女性が自分の人生を主体的に設計し、社会で活躍できるよう支援する教育です。女性は男性と比較し、人生における転機が多くなる傾向があります。
単に就職するためのスキルを身につけるだけでなく、変容する社会の中で人生の転機を乗り越えながら仕事や様々な活動を調和させ、自己実現をしながら社会参画できる女性を育成することを目指しています。
この教育を通じて学生たちは自分自身の強みや価値観も理解し、将来のキャリアを設計していく力を養っていきます。

就職に強い大学で、自分らしい未来を切り拓く


学生のキャリア形成を早期から、また4年間を通して支援していることだと思います。
入学直後からキャリア教育を重視し、さらにそれぞれの個性や適性を見極めながらきめ細かい就職サポートも行っています。
キャリア育成センターでは、キャリアコンサルタントによる個別相談や地域との連携による就業体験(インターンシップ)など、さまざまなプログラムを提供しています。
これらの取り組みが、高い就職率につながっていると考えています。そして、企業や地域社会の方々から“就職の椙山”と言っていただけるまでになりました。


卒業生は、愛知県や岐阜県、三重県を中心に、幅広い業種や職種で活躍しています。
企業に就職される方はもちろん、自治体など公的機関で活躍している方も多い印象です。
実は教員として活躍する卒業生もたくさんいるんですよ。地元を飛び出し、日本全国や世界で活躍している卒業生も数多くいます。


はい。企業や自治体などに勤務し活躍される方が多い一方で、卒業後に起業し、経営者として活躍している方も少なくありません。
2024年に帝国データバンクが実施した調査では、愛知県の女性社長の出身大学として本学が2位にランクインしました。
こういった面もあり、昨今、起業家教育にさらに注力し始めています。

具体的にはどのような取り組みを行っていますか?

地域社会との連携を重視し、地域貢献活動に積極的に取り組んでいます。
学生たちは、地域のボランティア活動に参加したり、地域企業と連携したプロジェクトに取り組んだりすることで、社会とのつながりを深めています。
また、地域住民向けの生涯学習講座を開講するなど、地域社会の発展に貢献しています。
教育理念「人間になろう」


教育理念「人間になろう」とは、単に教育とは知識技能の向上だけでなく、「人間完成」を終局の目標とする「人づくり」を念頭に置いた学園創設の精神から来ています。
さらに、「人間になろう」の「なろう」の言葉には、それを実践できる主体性・能動性を育んでほしいという想いが込められています。
世界中の人々が人間性を尊重し合う社会を目指して、自ら考え、学び、行動できる主体的な人材を育成したいと考えています。
また、現在の「わたし」がこうありたいと願う未来の「私」を自らの意思を持って選び、そして進んでほしいとの想いから、タグライン「私を選ぶのは、わたし。」を設定し、発信しています。

この理念は教育やプログラムにどのように反映されているのですか?

学生が社会で主体的に活躍できる人材となるために、さまざまな取り組みを行っています。
たとえば、授業などでは、企業や地域社会と連携し、学生が自ら課題を見つけ、解決策を提案する「実践プロジェクト」の機会を積極的に取り入れています。
学生たちは座学で学んだ知識を社会で実践して生かすことで、問題解決能力やコミュニケーション能力も養っていきます。
また、「実習・ボランティア」や「留学」など、学生が自ら積極的に社会に関わる機会を設けることで、主体性や国際性を育んでいます。
社会課題解決に挑む、学部横断型社会実践プログラム



幅広い分野において、主体性・能動性を発揮し、意思決定に参画できる人材だと考えています。
具体的には、社会に出てさまざまな場面で自ら考え、行動し、目標達成のために周囲を巻き込みながら最善の選択を探していけるような、自立した人材です。


一人ひとりが当事者意識を持ち、物事を自分事として真剣に捉え、意思決定に参画することが、地域・社会での真の意味での活躍であると考えているからです。
本学では、実践プロジェクトをはじめとした企業や地域社会と連携する活動を通して、学生が自ら主体的に考え、決断し物事を推進する機会を提供することで、組織やコミュニティにおける意思決定に参画できる力を有する人材へと成長できるよう後押ししています。

今後さらに注力したい取り組みはありますか?

いま特に力を入れているのが、2025年度から開始する「学部横断型社会実践特別プログラム」です。
このプログラムは、現代社会が抱えるさまざまな課題に対して、多種職連携をとりながら社会問題の解決に挑むものです。
地域や企業との連携による実践的な学びや、学部を超えた学びを通じて、変化が激しく複雑で曖昧な現代社会のニーズに対応できる力を育成します。
そして、学生が各専門分野で培った知識やスキルを共有し、多角的な視点で課題に取り組むことを重視しています。
これにより、在学中から多様なバックグラウンドを持つ他者と協力して物事を進める経験を積むことで、社会で活用できる柔軟性や実行力を身につけると同時に、学部や学科を超えた学生間の交流を活性化することを目指しています。
キャリアアップを叶える!社会人向けのプログラムも充実



はい。社会人の方がより良いキャリアを築くためのサポートとして、さまざまなプログラムをご用意しています。たとえば、大学院現代マネジメント研究科では、「女性リーダースキルアップコース」を開設。管理職を目指す女性社員や、すでに管理職として活躍されている方々を対象に、経営に関する専門知識をコンパクトかつ効果的に習得できるようなプログラムを提供しています。
また、現代マネジメント学部では、「会計・ファイナンスキャリアコース」を開設し、会計やファイナンスの知識を深め、企業で活躍できる人材を育成しています。このプログラムでは、簿記検定や税理士試験、ファイナンシャルプランナーなどの資格取得にも役立つようなカリキュラムが組まれています。
さらに、四年制大学卒の看護師資格を有する方を対象とした「公衆衛生看護学専攻科」を2025年4月から開設します。この専攻科では、保健師として活躍するために必要な知識やスキルを習得することができます。


プログラムを通じて、同じ目標を持つ仲間と出会い、情報交換をすることで、新たな気づきやモチベーションにつながることを期待しています。
「一人の人間」として成長できるサポート体制


本学が女子教育を推進し続ける意義は、女性の社会参画を促すことで世の中を変えていくこと、そしてその変革の流れを推し進めることにあります。
これまで蓄積してきた女子教育に関する経験と知見を活かし、女性が社会で活躍するための学びを整えています。特に、女子大学だからこそできる、女性特有の悩みや課題に寄り添ったきめ細やかなサポートが強みだと考えています。
卒業生の方々からも「女性であることを意識せずに、自分らしく学ぶことができる環境だった」という声をよく聞きます。この「女性であること」を特別視せず、一人の人間として成長できる環境が、他の大学との大きな違いなのではないでしょうか。
地域と共創する未来へ。新キャンパスで広がる学びの舞台



この新しい施設では、社会連携機能を強化し、地域社会とのつながりを深めていきたいと考えています。
特に、働く女性や子育て世代を応援する「ライフデザインカレッジ」や、課題解決型授業を実践する場を設けることで、社会と大学が連携し、共に成長できるようなプラットフォームを作りたいと考えています。

地域社会との連携も強化していくとのことですが、どのようなことをされるのでしょうか?

これらを通じて、大学が地域社会の活性化に貢献し、地域住民の方々との交流を深めていきたいと考えています。
また、女性起業家支援エリアも設け、未来の椙山女学園大学を築く象徴的な施設機能を整えます。
学生や働く女性、子育て世代など幅広い世代が集う、立ち寄りたくなるハーバータウンのような存在となることを目指していきたいです。

ふるさと納税を活用した「学生タウンなごや推進寄附金」について


本学では、地域貢献事業としていくつかの取り組みを実施しております。
まず、トータルライフデザインセンターでは、「食と健康」に焦点を当てた活動を通じて、女性が生涯を通じて健康でウェルビーイングな生活を送れるよう支援しています。
具体的には、食生活や健康に関する講演会の開催、企業や地域との連携を通じた食育や健康増進を目的としたイベントの企画・実施などを行っています。
また、人間学・ジェンダー研究センターでは、研究成果を広く社会に発信するため、一般市民向けに多様なテーマの講演会を開催しています。
この取り組みにより、人間学やジェンダー研究に関する知識を共有し、理解を深める機会を提供しています。
さらに社会連携センターでは、名古屋市教育委員会と協力し、大学連携キャンパス講座を実施しています。
この講座では、大学の教員や外部専門家による連続講座を一般市民に無料で公開しています。
また、名古屋市千種区と連携して実施する防災教育科目「生活と防災」を名古屋市民向けに無料で提供し、防災意識の向上に努めています。
「学生タウンなごや推進寄附金」 についても、このような取り組みの充実に活用させていただく予定です。
最後に


本学は、地下鉄東山線名古屋駅から20分の星ヶ丘駅から徒歩5分に立地しており、アクセスの良さが抜群です。また、大学周辺には星が丘テラスなどショッピングモールや図書館などもあり、学生生活を充実させるための施設が充実しているのが魅力です。
そして、椙山女学園大学は、あなたの「やってみたい」を応援する大学です。少人数制の授業やきめ細やかなサポート体制で、一人ひとりの学生の成長を支援しています。
ぜひ一度、私たちのキャンパスを訪れてみてください。
大学取材記事/イーデス(椙山女学園大学様)