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名古屋市立大学

【名古屋市立大学】可能性を広げる学びの場。社会で活躍できる人材を育む都市型総合大学

最終更新日:

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「市民によって支えられる市民のための大学」として、地域社会や国際社会の発展に貢献し、社会全体の幸福の実現や持続可能な社会の構築に資する優れた人材育成を目指す名古屋市立大学。

医学部、薬学部、経済学部、人文社会学部、芸術工学部、看護学部、総合生命理学部、データサイエンス学部という8つの多様な学部を擁し、幅広い分野で教育・研究活動を展開しています。

今回は、名古屋市立大学の魅力を探るべく、教育担当理事を務める人間文化研究科教授の伊藤恭彦さんと、キャリア支援センター長を務める理学研究科教授の髙石鉄雄さんにお話を伺いました。

※記事内の内容は2025年1月時点のものです。

インタビュイー

名古屋市立大学 副学長 伊藤恭彦(いとうやすひこ)さん

名古屋市立大学 副学長
伊藤恭彦(いとうやすひこ)さん

1990年から2008年まで静岡大学人文学部に勤務。2009年から名古屋市立大学大学院人間文化研究科教授(政治学・政治哲学)。2014年から名古屋市立大学理事・副学長(教育担当)。

インタビュイー

名古屋市立大学 キャリア支援センター長 髙石 鉄雄(たかいしてつお)さん

名古屋市立大学 キャリア支援センター長
髙石 鉄雄(たかいしてつお)さん

1989年、名古屋市立大学教養部助手などを経て、2000年、同大大学院システム自然科学研究科(現 理学研究科) 助教授。2012年より教授。また2017年より副学長・高等教育院長を兼務。2020年よりキャリア支援センター長も務める。

インタビュアー兼ライター

イーデス編集部 インタビュアー 深瀬麻世

イーデス編集部 インタビュアー 深瀬麻世

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    インタビューにご協力くださった名古屋市立大学の伊藤先生と髙石先生

    イーデス編集部
    今回インタビューにご協力いただくのは、名古屋市立大学 副学長の伊藤恭彦先生とキャリア支援センター長の髙石先生です。どうぞよろしくお願いします。
    伊藤さん、髙石さん

    本日は、よろしくお願いいたします。

    医学・薬学・看護を網羅 - 医療人材を育む都市型総合大学

    イーデス編集部
    キャンパスが駅のすぐ前にあるんですね。大きなキャンパスで驚きました。
    髙石さん

    そうですね。本学には4つのキャンパスがありますが、医学部と看護学部がある桜山キャンパスは、駅の目の前に位置しています。附属病院も併設されているため、医療系の学生にとってはとても利便性の高い環境です。

    また、滝子キャンパスと田辺通キャンパスではキャンパス再編整備プロジェクトが進行中で、新棟の建設を予定しています。

    イーデス編集部
    近隣にもさまざまな大学がありますが、他大学との交流はありますか?
    伊藤さん

    本学は「名古屋六大学」として、名古屋大学、名古屋工業大学、南山大学、名城大学、中京大学とともに活動しています。

    たとえば、各大学の連携による先導的な教育プログラムを実施したり、学生同士が社会課題を解決するプロジェクトに取り組んだりしています。また、課外活動でも他大学の学生と交流する機会は多いですね。

    イーデス編集部
    なるほど。貴学は名古屋の都市型総合大学として有名ですが、独自の魅力や他大学との違いについて教えていただけますか?
    伊藤さん

    本学の最大の特徴は、医療系の強さにあります。
    医学部、薬学部、看護学部があり、これらの学部を中心に研究・教育活動を行っている点が、他の大学とは大きく異なります。

    さらに、本学には芸術工学部というデザイン系の学部があり、医学部附属病院の小児科病棟のデザインを手がけるなど、学部間の連携が活発です。人文社会学部で心理学を学ぶ学生が病院でカウンセラー養成に関わったり、経済学部の大学院では医療経済マネジメントコースを設けたりと、医療と他分野を有機的に結びつけた学びを展開しています。

    こうした取り組みにより、医学部の学生はより広い視野を持つことができ、医学部以外の学生も医療の視点を取り入れた学びを深めることができます。

    結果として、病院自体の環境や教育の質も向上していく、そんな好循環を生み出しています。

    名古屋市立大学病院小児科病棟のヘルスケアアート
    名古屋市立大学病院小児科病棟のヘルスケアアート
    イーデス編集部
    芸術工学部については初めて伺いましたが、全国でも珍しい学部なのですね。
    伊藤さん

    全国に3つしかない学部で、病院の環境デザインなど、社会に直接貢献する学びが特徴です。実際に医学部附属病院の小児科病棟は、学生たちがデザインしたものが採用されています。

    明るく楽しい雰囲気のデザインになっていて、入院している子どもたちにも好評だと聞いています。

    イーデス編集部
    学生がデザインしたものが実際に病院で使われているんですね。それは驚きです!
    他にも学生の研究やデザインが採用された例はあるのでしょうか?
    伊藤さん

    そうですね。実際に採用されることもあります。学生たちが考えたアイデアが形になって、現場で活用されるのは非常に意義のあることだと思います。

    他にも名古屋市立大学病院で運用されているドクターカーに学生のデザインが採用されています。芸術工学部でプロダクトデザインを学ぶ学生たちが医療やドクターカーの役割などを考えて外装・内装をデザインし、病院での投票で選ばれました。

    こういった分野横断的に連携した取り組みができるのは総合大学として強みだと感じています。

    ドクターカーのデザインを手がけた学生と教員
    ドクターカーのデザインを手がけた学生と教員

    「ガクチカ」を超えて—。実践的な学びが導く成長

    イーデス編集部
    大学の中で様々な連携がされているのですね!
    企業との連携も行われているのでしょうか?
    髙石さん

    はい。さまざまな学部の中で、教員が積極的に学生と企業との接点を作っています。
    たとえば、食品やレストランメニューの開発といった実践的なプロジェクトに学生が参加しています。

    私自身は10年ほどキャリア教育に携わっていますが、学生には「大学教員以外の社会人と対話する機会を積極的に持つように」と常々アドバイスしています。その結果、研究室やゼミ活動で企業連携に意欲的に参加する学生 も出てきています。

    私自身は1年生を担当しているため、学部に進んだ学生の活動をすべて把握しているわけではありませんが、積極的に活動する学生の名前は新聞などでもよく目にします。

    企業の方を講師にお招きした授業の様子
    企業の方を講師にお招きした授業の様子
    イーデス編集部
    学生の成長を支える環境が整っているんですね。
    やはり意識的に学び、専門的な知識を身につけながら、社会へアウトプットする活動をしている学生が多いということでしょうか?
    髙石さん

    そうですね。もちろんスキル面も重要ですが、それ以上に「自分をアピールできる力」が大切だと考えています。いわゆる「ガクチカ(※学生時代に力を入れたこと)」という言葉がありますが、就職のためだけではなく、自分のキャリアを築く上で重要な経験になります。

    企業は、限られた時間を有効に活用し、主体的に行動できる人材を評価します。
    部活でも、学外活動でもいいのですが、ただ何となく学校へ通い、単位を取って卒業するだけでは、社会での魅力にはつながりにくいのです。だからこそ、学生には「視野を広げる活動をしよう」と伝えています。

    実際、そうした経験を積んでいる学生は、社会が見えてきたときに「自分がどの方向に進みたいのか」を考えやすくなります。大学の次には「入試」→「学校」という図式がありません。小・中・高は、学校の勉強を頑張れば上の学校へとつながったわけですが、大学で勉強だけして高いGPAをとっても、次のステップ、すなわち就職につながりません。

    そのためにも、外に出てさまざまな経験を積むことが大事なのです。そういった意識が、学生の活躍につながっているのかもしれませんね。

    イーデス編集部
    確かに、社会に出た後も主体的に行動できる力は大きな武器になりますね。
    伊藤さん

    はい。この10年間、本学では教育改革に特に力を入れてきました。多くの大学も同様の取り組みをされていると思いますが、主体的な学びと社会との接点づくりを重視しています。

    具体的には、1年生の段階から、企業の方々を招いての対話型授業や、2年前から導入した「NCUラーニングコンパス」という授業 では、学生が自ら考える材料を集め、それを基に思考を深めていく取り組みを行っています。これらのスキルを、全学部の学生が身につけるべき基本的な能力として位置づけています。

    その成果として、以前は「頭はいいがおとなしい」という評価が多く、文系学部の学生は地元の中堅企業への就職が主流でしたが、最近では日本のトップクラスの企業にチャレンジする学生も増えてきました。学生のチャレンジ精神は確実に変化してきていると感じています。

    「NCUラーニングコンパス」授業風景
    「NCUラーニングコンパス」授業風景
    イーデス編集部
    その変化は、インターンシップなど採用方法の変化とも関係していますか?
    髙石さん

    そうですね。現在は学生がインターンシップに参加してから就職活動を行うのが一般的になっています。
    この流れについては、企業側の採用手法の変化なのか、それとも大学側の教育改革が先にあって企業側が対応したのか、という点は興味深い視点です。

    重要なのは、社会に出てからは自分で目標を設定し、その達成に向けた方策を考える必要があるということです。会社に入ってからも同様で、そういった主体性を学生時代から育むことは非常に貴重な経験になります。

    この10年間の教育改革を通じて、そうした意識が学生にしっかりと根付き、実際の行動として表れている学生が増えてきているのは大きな成果だと考えています。

    イーデス編集部
    インターンシップなどの就職支援活動は、どのように始まったのでしょうか?
    髙石さん

    きっかけは大学側からのニーズでした。
    学生の進路決定を支援するため、さまざまな企業を紹介してほしいという要望が大学から多く寄せられていたのです。当初、企業側は個別の大学からの要請に対応することに苦慮していました。そこで中部経済連合会が仲介役となり、「どのような支援ができるか」という企業側のプログラムリストを作成しました。

    現在では約100社の企業が参加し、それぞれができる支援内容を明確にしています。

    イーデス編集部
    現在のようなインターンシップの形になったのはなぜですか?
    髙石さん

    最初は単なるセミナー形式でしたが、より深い交流を目指して、グループディスカッションを取り入れたり、掘り下げた質問をする機会を設けたりと、段階的に発展していきました。アメリカなど海外では従来からインターンシップが一般的でしたが、日本では比較的新しい取り組みです。

    各大学が学生の就職を真剣に考え始め、他大学の取り組みに追随する形で広がっていきました。企業側も受入れ条件を明確にし、効率的な運営ができるようになっています。

    イーデス編集部
    このような取り組みを始めた背景には、どのような課題があったのでしょうか?
    髙石さん

    特に大きな課題が二つありました。
    一つは、実力があるにもかかわらず、就職活動への取り組み方がわからなくて、その力を活かせる進路に進めない学生が多かったことです。学業成績は優秀でGPAも高いのですが、その能力を社会でどう活かすかということを企業にアピールできていませんでした。

    もう一つは、特に東海地域の特徴として、就職活動が関東・関西より半年ほど遅れていると企業から指摘されていました。優良企業が地元に多いため、学生が地域外に目を向けにくく、選択肢が狭くなっていました。親も地元志向が強く、全国規模の企業への就職を否定的に捉えるケースもありました。

    このような状況を改善するため、早い段階から社会との接点を作り、学生の視野を広げる取り組みを始めたのです。

    キャリアの選択肢は無限大

    イーデス編集部
    愛知県の就職活動には、どのような地域特性があるのでしょうか?
    髙石さん

    愛知県は地元志向が非常に強い地域です。
    たとえば、学生が全国区の大手ゼネコンに内定を獲得しても、親から「地元を離れることになるから辞退しなさい」と言われるケースがよくあります。

    学生からも「地元志向の強い親に就職先を制限されている」という声を今でも聞きます。

    イーデス編集部
    その状況を変えるため、どのような取り組みをされているのでしょうか?
    髙石さん

    県外で活躍している卒業生を招いて、その経験を在学生に話してもらう機会を設けています。

    たとえば、「東京でさまざまな人と出会える楽しさ」や「やりがいのある仕事」について語ってもらうことで、学生の視野が広がってきています。最近は少しずつ、変化が見られるようになってきました。

    卒業生が登壇した授業の様子
    卒業生が登壇した授業の様子
    イーデス編集部
    それは素晴らしい変化ですね。
    キャリア教育では具体的にどのようなアドバイスをされているのでしょうか?
    髙石さん

    私がよく学生に伝えているのは、キャリアの道筋は、どのような人に出会えるかで大きく変わるということです。

    たとえば、若いうちに民間企業で経験を積み、給与面でもメリットを得た後に、地元の公務員として戻ってくるキャリアパスも提案しています。実際、公務員組織でも民間企業での経験を持つ人材を積極的に登用する傾向があります。合理的な業務改善の視点を持った人材が求められているからです。

    このような具体例を示すと、学生たちの反応も非常に良く、新しいキャリアの可能性に気づくようです。学生には「一度外に出てから地元に戻ってくればいい」というメッセージを伝えています。

    イーデス編集部
    なるほど、多様なキャリアパスがあるのですね。
    進路相談で親御さんと意見が分かれることがあるかと思いますが、どのようなアドバイスを行っているのでしょうか。
    髙石さん

    実は面白いことに、学生へのアンケートでは約90%が親とよく話をすると答えているんです。
    当初は特に男子学生については意外でしたね。「男子学生は自分の人生だと割り切って、親とはあまり話さないだろう」と思っていたのですが、実際にはご両親、特にお母さんと頻繁に相談しているようです(笑)。

    そこで私からは「ご両親からの情報だけではなく、最新の情報も入れていこう」とアドバイスしています。

    全学部で進む「NCUラーニングコンパス」×「データサイエンス」教育

    イーデス編集部
    大学の教育理念における「教養」について、どのようにお考えでしょうか?
    伊藤さん

    私たちは「教養とは何か」について全学的に議論を重ねてきました。
    従来の大学教養といえば、源氏物語を読んだり、マルクスの経済理論を学んだりする、いわゆる「社会ではなかなか活かす場面のない教養」という認識がありました。

    もちろんそれも重要なのですが、現代における真の教養とは、自分で考え、情報を収集し、友人と共に主体的に学んでいく力だと考えています。他者と交わりながら自己を高め、生涯学び続ける姿勢を持つ人間を育てることを意識的に目指しています。

    先ほども話に出ましたが、2年前から全学部の1年生必修科目として「NCUラーニングコンパス」を導入しました。8回という短い授業ですが、学生たちはグループでエビデンスを集め、それに基づいて考えを深めていきます。導入時には「なぜこのような授業が必要なのか」という反発もありましたが、大学での学びのスタートとして、4年間の思考基盤を作るベースになっていると感じています。

    実際に自分が立てた仮説を裏付けるためのデータを集めて、根拠を示す力は、企業に入ってからもどこに行っても必要なスキルです。

    イーデス編集部
    その通りですね。学生がどんなことを勉強しているか、専門外の話題でも理解できるかどうかって、すごく重要ですよね。
    実際、あまり勉強していない分野だと、話についていけないこともありますが、そういうときに『勉強しなきゃいけない』と感じる瞬間があると思います。その後、情報や知識は世の中にたくさん転がっているので、自分から学び取っていくことが大切ですよね。
    髙石さん

    知識を得るためには勉強が必要ですし、特に大学では専門のレベルが高くなっているので、時間や単位数に限りがある中で全てを学ぶのは難しいです。

    大切なのは、教養をつけて他人とコミュニケーションできる能力を高めることです。
    それが、社会に出たときに大きな力になります。知識を得て、それをどう応用するか、繋げていく面白さが分かれば、学生たちは本当に強くなります。それに期待しています。

    イーデス編集部
    それこそが貴学の強みですね。
    この他にも、データサイエンス教育にも力を入れていると伺いました。
    伊藤さん

    はい。文理融合型教育において最も重要なのは、データサイエンスだと考えています。
    単に文系の学生が理系の知識を少し学ぶ、あるいはその逆というレベルではなく、すべての学生がデータに基づいて考え、基本的なデータ分析ができることが重要です。

    2年前に新設したデータサイエンス学部の教員たちが、専門家育成だけでなく、全学部の学生に対して基礎教育を提供してくれています。その結果、全学的に情報科目をデータサイエンス型に転換することができました。

    イーデス編集部
    そのような教育は、実社会でも役立ちそうですね。
    伊藤さん

    そうですね。特に1年生の段階では、細かい手法を学ぶというより、「ここでデータを確認してみよう」という思考のクセをつけることが重要だと考えています。

    具体的な分析手法は就職してから学べますが、そういったマインドは全ての学生に持っていてほしいと思います。

    イーデス編集部
    特定の学部、たとえば情報系や理系だけでなく、医学部の学生なども含め全ての学生に、このような教育が提供されているというのは、非常に画期的だと思います。
    伊藤さん

    医学部においては、特にデータサイエンスが非常に重視されています。
    ビッグデータの解析から医療の病態解明まで、データを活用しないと進めない領域が多いんです。だからこそ、1年生の段階からデータサイエンスをしっかり学んでもらおうと考えています。

    この強化策は、医学部の専門課程にも直接つながっており、データサイエンスが重要な役割を果たしています。

    知識をどう活かす?現代の学生が直面する学びの壁

    イーデス編集部
    昔と比べて学生の姿勢や考え方に変化が見られるようです。
    その変化についてどう感じられていますか?
    伊藤さん

    時代の変化とともに学びの姿勢に関してはやはり弱くなってきていると感じます。
    特に、インターネット社会になって、情報を受け身で得てそれを鵜呑みにしてしまうことが増えたと思います。知識を得ることは素晴らしいですが、それを使う方法を学んでいないという点に課題を感じています。

    一方で、多様性が当たり前の時代となり、自分や他人を大切にする意識を持っている若い人たちが増えているように感じますね。それが社会貢献の形にもつながっていると思います。これらは、未来に向けて重要な力になり得ると思うので、私たちも学んでいかないといけませんね。

    髙石さん

    他にも、受験産業の発達により「勉強のできる子」「知識を持っている子」は非常に多くなりました。昔よりも全体の学力レベルは高くなっていると思います。

    ただ、やはり使い方を知らない子が多いです。その知識を実務的に使えるように、大学ではバックアップしていきたいと思っています。

    イーデス編集部
    大学の中で、少しずつ刺激を与えながら、学生たちが自信を持てるようになるプロセスを大切にしていることが伝わってきました。

    学生タウンなごや推進寄付金の取り組み

    イーデス編集部

    貴学は名古屋市が行政・地域と大学との連携を促進するために取り組んでいる、「学生タウンなごや推進寄附金」の支援先大学のひとつとのことですが、支援を受けられた際にご予定されている取り組み例を教えてください。

    名古屋市立大学 企画課 担当者

    はい、本学では社会貢献事業として市民のみなさまへ生涯学習の機会を提供する「市民公開講座」をはじめ、各研究科による講座やシンポジウムなどを通じて、大学の研究成果を地域へ還元しています。

    また、名古屋市や各自治体等の審議会への教員派遣や、企業との連携事業として、学生による商品開発プロジェクトや地域の小学生を対象とした教育イベントの開催など、幅広い分野で地域貢献の取り組みを行っています。

    「学生タウンなごや推進寄附金」によるご支援は、こうした活動を強化し、地域の皆さまとのつながりや学生の地域貢献活動を推進する取り組みへの活用を予定しています。

    イーデス編集部

    さまざまな機会を通じて、市民の方々との交流の場を持たれているんですね!

    最後に

    イーデス編集部
    貴学ではリカレント教育にも取り組まれていますね。
    これから入学を検討されている方々に向けて、一言いただけますか?
    伊藤さん

    私たちは現在、社会人向けの学び直し(リカレント教育)として「実務家教員養成プログラム」を提供しています。このプログラムは、実務経験を積んだ方々が大学の教員として活躍できるようサポートするもので、特に人気があります。

    さらに、これからの時代に必要なスキルを身につける「リスキリング」にも力を入れていきます。来年度からはデータサイエンスの大学院プログラムを開設予定です。企業が求める専門的なスキルを学ぶ絶好の機会となるでしょう。

    また、医学や看護の分野では、一度現場を離れた方が復帰できるよう支援するプログラムも充実しています。

    交通の便が良く、社会人の方々にも通いやすい環境が整っていますので、ぜひ新たな学びの場としても活用してみてください。

    この記事は有料職業紹介許可番号:23-ユ-302788)の厚生労働大臣許可を受けている株式会社エイチームライフデザインが制作しています。

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