30代から看護師転職を成功させるために知っておきたい全知識!!
最終更新日:
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「そろそろ結婚・出産したいけど、今の職場は育休が取りにくいかも…」
「30代のうちに転職したほうがいいのかな?」
転職を考えるきっかけはさまざまですが、30代で転職するなら失敗は避けたいものです。
この記事では、ライフプランに合わせた転職先の見つけ方や、おすすめの職場、30代看護師が転職するときの注意点などを紹介します。
ぜひ最後まで読んで、30歳から理想の職場へ転職するコツをつかみましょう。
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バイリンガル看護師
監修者ダシルヴァ石田牧子さん
ダシルヴァ石田牧子(だしるゔぁいしだまきこ)は、米国と日本で免許を持つバイリンガル看護師。また、外国人診療の看護師、医療英語の大学教員、精神保健分野の研究員など、さまざま分野での勤務経験がある。2021年にフリーランス・ナースとして独立し、コンサルティング、ライティング、講師、医療翻訳などの仕事に従事。順天堂大学医学部および順天堂大学の国際教養学部で医療コミュニケーション分野のゲスト講師を務める。看護師として「子育てしながら在宅でパラレルキャリアを積む」ことに挑戦中の2児のママ。
ダシルヴァ石田牧子(だしるゔぁいしだまきこ)は、『Medical Explorer』『Medical World Walkabout / 医療の世界を見渡そう』の著者でもある。
▼書籍一覧
ダシルヴァ石田牧子さんの著書一覧現役訪問看護師
監修者周田 佳介さん
周田 佳介(すだ けいすけ)さんは現役の訪問看護師として勤務中。 また急性期病院、慢性期病院、特養、グループホーム、ホームヘルパーと勤務経験あり。看護師資格を活かして、看護や介護の専門家で記事の執筆や研修講師などで働いている。資格は正看護師、介護福祉士、介護支援専門員、終末期ケア専門士などを保持している。
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- 【タイプ別 】30代看護師の転職後のキャリアプラン
- タイプ1.看護を極めたい
- タイプ2.育児と看護師を両立したい
- タイプ3.育児に専念した後に復職したい
- タイプ4.プライベートを優先したい
- タイプ5.看護師を辞めたい(仕事優先度★★)
- 30代看護師におすすめの転職先6選
- 最新のスキルを身につけるなら「総合病院」
- 地域の医療に貢献するなら「診療所・クリニック」
- ワークライフバランスを整えるなら「訪問看護」
- 穏やかに働きたいなら「療養型の病院」
- 仕事の幅を広げたいなら「病院以外の施設」
- 看護以外の現場で資格を活かしたいなら「一般企業」
- 30代看護師が転職で失敗しないための3つのポイント
- ポイント1.1番の悩みを解決する職場をえらぶ
- ポイント2.30代前半と30代後半ではアピール方法を変える
- ポイント3.看護師専用の転職サイトを活用する
30代看護師が転職を考える5つの理由
30代の看護師に多い転職理由を5つ紹介します。
あなたが抱える悩みに近いものから、ぜひチェックしてみてください。
30代看護師が転職を考える5つの理由
理由1.人間関係がよくない
30代の看護師が転職を考える理由のひとつは、人間関係の悩みです。
30代は新人とベテランの間に挟まれて、調整役になることが多いからです。
また、「仕事に少し余裕が出てきた分、看護師同士の仲の悪さが気になってきた」という人もいるでしょう。
SNSには「離職理由は人間関係がほとんど」という内容の投稿もありました。
人間関係のストレスをきっかけに、看護師業務を円滑に進められなくなり、「転職したい」と考える30代の看護師は多いです。
理由2.キャリアアップができない
「今の職場では自分が目指す看護師になれない」という理由から、転職を考える30代の看護師もたくさんいます。
たとえば、「管理職を希望しているけど空きがない」「今の病院にない診療科のスキルを身につけたい」などです。
30代になると今までの経験から、科や業務の向き不向きが分かり「看護師としてのキャリアの方向性」が見えてくるので、スキルアップできる職場に転職を考える人は多いのです。
理由3.プライベートと両立できない
30代は結婚や出産を迎える人が多いので、家事や育児などに充てる時間がほしいという理由から、転職を考えるケースがあります。
たとえば、「残業が多く、土日は勉強で忙しい」「夜勤の度に体調が崩れ、休みの日は体力を回復するので精一杯」という状態では、プライベートの時間はほぼありません。
プライべートのための時間と体力を残して働くために、転職したいと思う人は多いです。
監修者
結婚や出産の予定がある場合には、現在の職場で働き続けられるのかを再検討してみましょう。
出産後の数年間は、以前と同様に働くのは難しいからです。
「育休は十分取れるのか」「復帰後の勤務時間・残業・夜勤はどうなるのか」など、あらかじめリサーチしておくと安心です。
理由4.体力的に辛い
看護師の仕事は身体的な負担が大きいため、「20代と比べて体力的に辛い」と感じ、転職を検討する人もいます。
また、家事や育児など、私生活での負担も増える年代であり、夜勤や残業などが体力的に辛いと感じる看護師も多いでしょう。
看護師が働ける職場には、「夜勤がない」「残業が少なめ」など、体力をあまり使わずに済むところも多いので、転職を検討してみるのもおすすめです。
理由5.給料が見合わない
厚生労働省による賃金構造基本統計調査のデータによると、看護師の平均年収は約470万円です。
看護師の給料は、サラリーマンの平均年収である430万円と比較しても、高い水準となっています。
しかし、夜勤シフトや人の命を預かる責任が重く、他の仕事と比較しても身体的・精神的負担は大きいです。
「仕事の負荷に対して見合った給料ではない」と感じることが転職を検討するきっかけとなっています。
監修者
実際、米国などに比べると(物価を考慮しても)日本の看護師の給料は驚くほど低いと感じます。
「仕事内容と給料のバランス」を優先する場合には、医療知識やスキルを生かせる他職種への転職も視野に入れると良いでしょう。
【タイプ別 】30代看護師の転職後のキャリアプラン
仕事とプライべートの優先度合を基準に、キャリアプランを5つ紹介します。
キャリアプランによって、あなたにピッタリの転職先は違うので、理想の転職先を見つけるために、ぜひ目を通してみてください。
30代看護師の転職後のキャリアプラン
タイプ1.看護を極めたい
看護師は、将来の方向性に合わせて転職先を選ぶことで、キャリアアップが可能になります。
以下に、「特定の診療科の看護スキルを極めたスペシャリスト」と「看護師として幅広い領域で活躍するジェネラリスト」を目指せる職場をまとめました。
スペシャリストを目指す人におすすめの職場
- 研修や勉強会が充実している
- 資格取得のバックアップ体制がある
- 最先端の医療を扱っている
ジェネラリストを目指す人におすすめの職場
- 診療科の数が多い
- 訪問看護や老人ホームなど幅広く運営している
- 管理職を目指せる
ただし、スキルアップを目的に転職したものの、「資格取得のバックアップはあるが、選考から外れた」「多くの診療科があるのに異動しづらい」というケースもあります。
スキルアップしやすい職場かどうかは、事前にしっかりとリサーチしましょう。
タイプ2.育児と看護師を両立したい
出産後も育児と仕事を両立したい人は、以下のような職場を選ぶと良いでしょう。
育児と看護師を両立しやすい職場
- 産休や育休の取得実績がある
- 育児中の看護師が多く働いている
- 託児所がある
監修者
産休の手当は「6割金額で産休後」に支給されるので、収入の金額とペースを維持するために、産休の代わりに有給休暇を取得する方もいます。
産休・育休の取得実績だけでなく、「有休の取得率」も併せて確認するとよいでしょう。
育児と仕事との両立に成功している人は、「子育て中の看護師が多い職場」を選ぶケースが多いです。
なぜなら、子どもが体調不良で急に休む場合でも、職場の理解が得られやすいからです。
子どもの体調不良で同僚の看護師に迷惑をかけるのがストレスになるなら、病児保育が併設されている病院をえらぶのもよいでしょう。
また、以下のような、妊娠中の看護師の仕事についての口コミも見られました。
30代看護師 の口コミ
女性(看護師)
(前略)どうして産婦人科が良いと思ったのか。
私が出産した産婦人科に、妊娠している看護婦さんが2人いたんですが、夜勤なし、重いものはもたなくていい・・など良い待遇でした。
やはり、妊婦の扱いになれているというか、みんな(スタッフも患者さんも)優しい感じでした。(後略)
(引用:OKWAVE)
今後、出産の予定があるのなら、妊娠中も働きやすい職場を選ぶとさらに安心でしょう。
タイプ3.育児に専念した後に復職したい
出産のタイミングで退職して、子育てが落ちついてから復職したいなら、「復職しやすい職場環境かどうか」がポイントになります。
以下に、看護師が復職しやすい職場の条件をまとめました。
育児後の復職が有利になる職場
- スキルアップができる
- 資格取得のバックアップがある
- 求人が多く復職しやすい診療科がある
「現職のスキルが他の科では活かしにくい」という30代の看護師は、内科などブランク後に復職しやすい職場に転職してスキルを身につけるのがおすすめです。
監修者
ただし、出産の予定が1~2年以内など比較的近い将来の場合、転職は慎重に検討しましょう。
産休は労働基準法で定められているため取得できますが、育休は「雇用期間1年未満は取得できない」という労使協定が結ばれているケースが多いためです。
近い将来出産を考えているのであれば、現在の職場に留まるほうが無難な場合が多いです。
タイプ4.プライベートを優先したい
30代になると仕事に慣れてきて、人生設計を考える余裕ができ、プライべートを充実させたいと考える人が多くなります。
以下に、プライベートを優先しやすい職場を選ぶポイントをまとめました。
プライベートを優先しやすい職場
- 夜勤がない
- 残業が少ない
- カレンダー通りに休みやすい
- 落ち着いて業務をこなせる
プライベートを充実させたいのなら、「家族と休日を合わせやすい」「退勤後に趣味の時間を作れる」といった職場がおすすめです。
タイプ5.看護師を辞めたい(仕事優先度★★)
「命を扱う仕事のプレッシャーに耐えられない」「看護師の人間関係は合わない」といった理由から、他職種に転職したいと思う人も少なくありません。
以下に、看護師を辞めたいと考えている人におすすめの職場を紹介します。
看護師を辞めたい人向けの職場
- 医療行為が少ない
- 看護師の資格を活かせる
- 営業や販売など未経験でも転職しやすい
看護師の資格を活かせる職場をえらぶと、手当がつくケースが多いので大幅な年収ダウンが避けられます。
看護師以外の仕事でも、看護師資格を活かせる仕事はたくさんあるので、興味のある方は30代のうちに挑戦するのもよいでしょう。
30代看護師におすすめの転職先6選
30代の看護師におすすめの転職先を6つ紹介します。
転職先ごとのメリット・デメリットを紹介するので、新しい職場で働きはじめてから後悔しないために、ぜひ確認してみましょう。
30代看護師におすすめの転職先
最新のスキルを身につけるなら「総合病院」
総合病院は、キャリアアップをしたい30代の看護師におすすめです。
以下に、総合病院のメリットとデメリットについてまとめました。
メリット |
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デメリット |
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総合病院は、24時間の託児所や病児保育があるなど、育児をしながら夜勤に入れる病院も多いです。
子育て中に看護スキルを維持したい方も、働きやすい環境と言えるでしょう。
地域の医療に貢献するなら「診療所・クリニック」
診療所やクリニックは、プライベートを優先したい30代の看護師におすすめです。
以下に、診療所・クリニックのメリットとデメリットについてまとめました。
メリット |
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デメリット |
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ただし、クリニックによっては、以下の口コミのように育休がない職場もあるので、面接の際に「育休取得実績」の有無を確認するようにしましょう。
クリニックへ転職 の口コミ
20代/女性(看護師)
美容クリニックはただでさえ離職率が高いうえに、病棟より少ない人数でまわしているので妊娠、出産で長期の休みが必要となると、、ということですかね。(あくまでも、私の働いていたクリニックではですが)
また、産休はあっても育休がないクリニックもあるので、転職されるのであれば気をつけたほうがいいと思います(*^^*)
(引用:Yahoo!知恵袋)
また、診療所やクリニックは、大小さまざまな規模があるので、あなたの希望に合わせた職場を選びやすいのもメリットです。
たとえば、「看護師の数が多い方が安心なら大きい診療所」「看護師一人でマイペースに働きたいなら小規模のクリニック」をえらぶとよいでしょう。
監修者
小規模なクリニック・診療所では、育休の取得実績がない、または取得できても実際には「育休に入れる雰囲気の職場ではない」場合もあります。
出産予定がある方は、過去の育休取得実績についてリサーチしておきましょう。
ワークライフバランスを整えるなら「訪問看護」
訪問看護は、患者さんに寄り添う仕事をしながら、プライベートの時間も持ちたい30代の看護師におすすめです。
以下に、訪問看護のメリットとデメリットについてまとめました。
メリット |
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デメリット |
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また、転職サイト看護roo!には、訪問看護師の需要が今後増えるだろうという記事が掲載されていました。
訪問看護師の求人がさらに増えれば、自分のライフプランに合わせた職場選びがしやすくなるでしょう。
また、育児に専念してから看護師に復職したい方も、訪問看護で経験を積んでおけば、ブランク明けの入職がスムーズにできます。
訪問看護師は、仕事・プライベートの両立を目指す看護師さんにおすすめです。
穏やかに働きたいなら「療養型の病院」
療養型の病院は、穏やかなペースで仕事をしたい30代の看護師におすすめです。
以下に、療養型病院のメリットとデメリットについてまとめました。
メリット |
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デメリット |
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また、SNS上には「療養型病院は患者さんに寄り添う看護」という声も見られました。
忙しく処置をして回る急性期の大変さはないですが、1人ひとりの患者さんの心に寄り添う時間が多い分、精神的な負担が大きいこともあると心にとめておくと良いでしょう。
仕事の幅を広げたいなら「病院以外の施設」
医療行為が少ない仕事をしたい30代の看護師には、病院以外の施設がおすすめです。
たとえば、「介護施設」や「保育園」などです。
以下に、病院以外の施設のメリットとデメリットについてまとめました。
メリット |
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デメリット |
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看護師が一人の場合も多いので、自分のペースで仕事をしやすいです。
高齢の方のケアが得意なら介護施設、小児科の経験を活かしたいなら保育園など、あなたの適性や経験に合わせた職場選びをするとよいでしょう。
監修者
介護施設や保育施設の看護師は、介護や保育のサポートに費やす時間が多いと聞きます。
看護以外の業務を担当することに抵抗がある場合には、転職サイトのキャリアアドバイザーに、施設の内情を確認しておきましょう。
看護以外の現場で資格を活かしたいなら「一般企業」
一般企業で仕事をしたい30代の看護師は、資格を活かせる職場がおすすめです。
以下に、一般企業のメリットとデメリットについてまとめました。
メリット |
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デメリット |
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一般企業に転職すると、夜勤などの手当が減る分、年収が下がる場合が多いです。
年収の大幅ダウンを避けたいなら、医薬品や医療メーカーなど、看護師資格に対する手当が支給される企業を選ぶとよいでしょう。
看護師資格を活かしながら長く働き続けたい方も、一般企業はおすすめの転職先です。
監修者
病院の環境にこだわりがないのであれば、看護師の資格を活かして他職種に転職することも検討してみましょう。
私は、教員や研究員の経験もありますが、臨床現場とは違う「やりがい」を感じました。
30歳からの転職「採用されやすい看護師」「採用されにくい看護師」の特徴
30代で採用されやすい看護師と、採用されにくい看護師の特徴をまとめました。
採用されやすい看護師の特徴
- マネジメントの経験がある
- 多くの診療科での経験がある
- キャリアアップを目指して勉強している
採用されにくい看護師の特徴
- 短期間で離職を繰り返している
- 病棟での経験が短い
- 転職先への意欲や熱意が感じられない
30歳からの転職では、求められるポジションを理解し、今までの経験をアピールできるように準備しておくことがポイントです。
また、仕事に対する熱意や日常から勉強してスキルアップをするなど、仕事に対する前向きさも大切です。
監修者
私自身、病棟での経験が浅いことを理由に転職で不利になったことがあります。
病棟で得られる基礎的な看護技術が不足していると、即戦力になりにくいからです。
病棟での経験が浅い場合には、「今後は病棟で活躍したい」という場合を除き、過去に経験のある診療科や教育体制の整った施設に絞る方が転職はスムーズです。
看護師の転職回数の平均は?
マイナビ看護師に掲載されていたデータによると、「転職経験あり」の看護師は「転職経験なし」の看護師より多いです。
また、転職経験のある看護師の「転職回数」をみると、以下のように2回以上転職している看護師が半数以上であることがわかります。
また、上記のグラフからは、転職経験のある看護師の8人に1人は4回以上転職していることがわかります。
看護師は転職する人が多いことから、ネガティブな理由で転職を繰り返しているなど、マイナスな印象を与えることがなければ、転職回数の多さが採用に影響することは少ないでしょう。
30代で転職した人の成功・失敗談
30代で転職した人の成功談・失敗談を紹介します。
転職失敗を避けるアドバイスも併せて確認できるので、ぜひ目を通してみて下さい。
30代で転職した人の成功・失敗談
看護師30代男性だけど辞めて良かったという人の口コミ
30代で転職した看護師 の口コミ
男性で昔看護師、30歳を機に、営業に転職した方を知っています。
看護師は女の世界で、転職して本当に良かったと彼は会うたびに言っていますね。
思い切って転職してみたらどうですか。
人生は一度きりですよ。
(転職しても看護師の免許がなくなるわけではありませんし)
(引用:yahoo!知恵袋)
男性看護師の場合、女性のコミュニティに馴染めずに転職を考える人もいるでしょう。
30代であれば、看護師とは異なる仕事へ転職し、活躍できる可能性は十分にあります。
また、異業種へ転職し、看護師に復帰するという選択肢もあるので、思い切って看護師以外の仕事に就いてみるのも良いでしょう。
30代で病院勤務に復帰した人の口コミ
30代で転職した看護師 の口コミ
30代/女性(看護師)ちぇさん
私も30代、看護師、ケアマネ、ヘルパーの資格ですが、介護施設での看護業務に興味があり卒業後から介護施設で10年間介護の仕事をしていました。
介護スタッフとしての期間が多いです。
それに私も間に出産、育児の為ブランクもありました。
しかしもう1度、医療現場で勉強してみたいと思い病院勤務を思い切ってしてみました。
時間も日数も少ないので、まだまだな所はありますが、自分がやりたかった事なので何とかやっています。
(引用:yahoo!知恵袋)
もう一度看護の勉強がしたいという理由から、医療現場に復帰する看護師もいます。
スキルや経験を積むには、病棟看護はおすすめの現場です。
医療現場を離れていた看護師も、将来を見据えたスキルアップを目的に病院などへ復帰するケースもあります。
30代でクリニックに転職して後悔した看護師の口コミ
30代で転職した看護師 の口コミ
30代/女性(看護師)
大学病院に10年勤め、結婚出産でクリニックに転職した30代看護師です。
今のクリニックに勤め1年近く経つのですが、院長が苦手で、辞めたいという気持ちが強いです。
院長は患者さんには優しく丁寧なのですが、看護師やスタッフへのあたりが強く(上から目線で、気分により看護師への対応が変わる、物にあたる)そのストレスで毎回仕事に行くのが苦痛です。(中略)
クリニックは開業6年目、医師1人看護師5人体制ですが、看護師の入れ替わりが激しく、1年毎に総入れ替えしてきたみたいです。(後略)
(引用:yahoo!知恵袋)
結婚出産を理由に、プライベートの時間をとりやすいクリニックに転職する看護師は多いです。
しかし、クリニックによっては、高圧的な院長がいたり、看護師の雰囲気が悪かったりするケースもあります。
転職に失敗しないためには、給与や勤務時間だけでなく、上司の性格や離職率などの内部情報を事前に調べましょう。
30代看護師が転職で失敗しないための3つのポイント
30代看護師の転職のポイントを、3つ紹介します。
ポイントを押さえることで、30代の転職でよくある失敗を防ぐことができます。
ぜひ参考にして、効率よく新しい職場を見つけましょう。
30代看護師が転職で失敗しないための3つのポイント
ポイント1.1番の悩みを解決する職場をえらぶ
30代看護師が転職に失敗しないために、まずは1番の退職理由をはっきりさせましょう。
なぜなら、1番の悩みを解消できない職場に入職してしまうと、また同じ悩みで転職を考えるようになるからです。
たとえば、「残業の多さ」が一番の退職理由にも関わらず、「福利厚生が充実した病院」に魅力を感じて応募してしまうなどです。
転職サイトの看護roo!には「焦って転職は禁物」という口コミも見られました。
転職した看護師 の口コミ
4~10年目の看護師
「少しでも早く今の病院から離れたい」という気持ちから、焦って転職先を決めてしまう人は少なくありません。
しかし、転職を繰り返さないためにも、一番の退職理由をはっきりさせてから新しい職場を探すことが大切です。
ポイント2.30代前半と30代後半ではアピール方法を変える
30代前半と30代後半で、転職の際にアピール方法を変えたり、応募する施設を変えたりすることも大切です。
日本看護協会のデータによると、同じ30代でも後半の方が求職者数が増えていることから、転職する際にライバルが多いことが予想されます。
30~34歳の求職者 | 35~39歳の求職者 |
7,013人 | 8,692人 |
30代後半になると、産休や育児からの復職希望など、プライベートが落ち着いたことで求職者が増えると考えられます。
また、転職する施設によっても、以下のように30代前半と後半で就職率に違いがあります。
【訪問看護ステーションの求職就職率】
30代前半 | 30代後半 |
11.4% | 6.8% |
【介護施設・事業所の求職就職率】
30代前半 | 30代後半 |
4.6% | 6.1% |
30代前半では、ポテンシャルも評価されるので、仕事に対する前向きな姿勢や、やる気をアピールすることで採用されるケースもあります。
しかし、30代後半になると、転職者のライバルも多く、即戦力として期待されるため、実績やスキル、経験を強くアピールしていく必要があります。
また、30代前半と後半で採用されやすい施設も異なるので、応募先を検討する際に考慮すると、採用される確率が上がるでしょう。
監修者
医療機器メーカーに看護師を斡旋している知人の話では、30代前半までの看護師を積極的に雇う傾向があるとのこと。
その理由は、新しい仕事を覚える時間が十分にあり、今後の活躍が期待できるからだそうです。
30代前半は、他職種への転職に有利なタイミングと言えるでしょう。
ポイント3.看護師専用の転職サイトを活用する
30代看護師の方が自分に合う職場を見つけるなら、看護師専用の転職サイトを活用するのがおすすめです。
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求人数・サポート共に充実している『看護roo!』
- (引用
- 看護roo!)
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看護roo! の口コミ
30代/女性(看護師)
ソフトな口調での電話対応だったり、面接に一緒に行ってくれた人は、対応はとても良かったと記憶している。
面接の時は、やはり緊張するので、話しやすく緊張をほぐしてくれたと記憶している。
(引用:イーデス調査)
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レバウェル看護 (旧:看護のお仕事)|基本情報
運営会社 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
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(最終更新:25年1月時点|公開求人数は「常勤のみ」の件数です)
求人数が多く職場情報も確認できる『ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)』
ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)の特徴
- 看護師登録者数No.1※株式会社エス・エム・エス調べ
- 老舗の看護師転職サイトだからこその安心感
- 全国幅広く求人を保有
『ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)』は、年間10万人以上の看護師が利用している「看護師登録者数No.1」の人気転職サイトです。
2005年から運営されている老舗の転職サイトであり、医療機関との繋がりが強く、非公開求人も含めて全国幅広くの求人を保有しています。
また、各都道府県ごとに担当のキャリアアドバイザーが在籍しており、職場の雰囲気なども詳細に教えてもらえるのが魅力的です。
実績豊富で求人数も充実しているサービスであるため、看護師の転職には欠かせないサイトの1つと言えます。
全ての看護師におすすめですが、特に20代や30代のサポートに強みを持っているので、該当する人は優先的に登録しておきましょう。
ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)|基本情報
運営会社 | 株式会社エス・エム・エス |
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公開求人数 | 約144,600件 |
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(最終更新:25年1月時点)
看護師転職サイトの登録から転職までの流れ
看護師転職サイトを利用した転職活動の流れを解説します。
「職場の内部情報を聞いてもらえる」「給与や残業といった条件交渉を代行してくれる」など、転職サイトを利用するメリットもわかるので、チェックしてみてください。
転職サイトの登録から転職までの流れ
ステップ1.利用登録をする
看護師転職サイトは最初に利用登録を行います。
メールアドレスや電話番号、希望する働き方など、簡単に入力できる項目なので数分で登録が完了します。
利用料は無料なので安心してください。
ステップ2.初回のカウンセリングを受ける
登録した当日や翌日に、看護師転職サイトのスタッフから電話が入ります。
電話では、スタッフが仕事の悩み、転職時期、希望する働き方や看護技術の習得レベルなどを詳しく聞いてくれます。
辛い毎日を過ごしてきた看護師にとっては、電話で相談できるだけで気持ちが軽くなるものです。
ステップ3.求人の紹介、求人への応募
カウンセリング後、希望の条件を満たした求人を紹介してくれます。
給料、職場の雰囲気など、 転職先の病院に直接聞きづらい内容を看護師転職サイトのスタッフが代行して聞いてくれるため、自分で納得した求人にだけ応募することが可能です。
応募する時は、履歴書の作成サポートや、施設ごとの面接対策が受けられます。
さらに、 病院の面接日程も看護師転職サイトのスタッフが代行してくれるため、自分で日程調整をせずに済みます。
面接を受けて合格したら新しい就職先の決定です。
ステップ4.新しい就職先との条件交渉
面接に合格した後も 入社日、給料や勤務の条件交渉など、スタッフが代行してくれます。
条件交渉が終わり、入社日に出勤して新しい職場で働くこととなります。
まとめ
30代看護師の転職は、経験を活かせるので希望の職場に入職しやすいです。
しかし、転職に失敗しないためには、結婚や出産などプライベートとのバランスを考えた転職先えらびが重要です。
以下に、30代看護師の転職についてまとめました。
30代看護師の転職まとめ
- 理想の看護師像を踏まえてキャリアプランを考える
- キャリアプランに合わせた転職先を選ぶ
- 経験が浅い30代看護師は現職で経験を積むことも検討する
- 1番の悩みを解決する職場を選ぶ
- 看護師専用の転職サイトを活用する
次に、30代の看護師の方におすすめの転職サイトを3つ紹介します。
転職サイトでは求人探しや、面接の調整、条件交渉などを代行してくれるので、積極的に活用しましょう。
【おすすめ看護師転職サイト3選】 | ||
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転職サイト名 | 公開求人数 | 対応エリア |
看護roo! | ◎ 約5.4万件 | ◎ 全国 |
レバウェル看護(旧:看護のお仕事) | ◎ 約8.6万件 | ◎ 全国 |
ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク) | ◎ 約3.6万件 | ◎ 全国 |
(※最終更新:2024年1月|公開求人数は「常勤のみ」の件数です)
転職サイトは、自分の転職目的に合わせて2~3社に登録し活用すると、好条件の求人情報の見逃しを防げます。
ぜひ転職サイトに登録して、理想の働き方を手に入れましょう。
監修者
スキルや実績のある30代看護師の転職の選択肢は豊富です。
「今後のライフプラン」「自分の理想とするキャリアや働き方」などを明確にしておくと、後悔のない転職ができるでしょう。
監修者
即戦力となる看護スキルが身についている30代の看護師は、転職の選択肢も豊富。
現在の職場で人間関係に悩んでいるのであれば、改善する努力をした上で、転職を検討するのも良いでしょう。