
みじめは嘘!【50代転職の現実】未経験でも成功する秘訣
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「50代からの転職はみじめだ…」「もう人生終わりだ…」と、希望を失っていませんか?
確かに、50代の転職は簡単な道のりではありません。しかし、総務省統計局の調査によれば、近年50代の転職者数はむしろ増加傾向にあります。これは、決して「無謀な挑戦」ではないことの証です。
50代の転職が「厳しい」と言われる本当の理由と、その壁を乗り越えるための具体的な方法を、男女別・スキル・経験の有無に合わせて徹底的に解説します。
「もう無理だ」と諦める前に、この記事で転職成功へのヒントを掴んでください。あなたの豊富な経験は、必ず次のステージで輝きます。
キャリアコンサルタント
監修者丸井沙紀さん
2級キャリアコンサルティング技能士(国家検定)、キャリアコンサルタント(国家資格・登録番号:16157989)、GCS認定プロフェッショナルコーチ、キャリアトランプ®ファシリテーター資格、米国CCE,lnc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー、マインドマップ プラクティショナー等の資格を持つキャリアコンサルタント。
キャリア支援の社会人向けスクールにてエリアマネージャー兼キャリアカウンセラーとして13年間勤務した後、現在は転職活動をマンツーマンでサポートする「転職の家庭教師」として活動している。その他、学生向け就活・転職の大型イベント内で講演や職業訓練校・短期大学にてキャリアの授業なども担当。これまでに4,000人以上の相談実績を持つ。
▼取材・メディア掲載
with online(講談社)2019年10月号「令和時代、女が幸せでいられる働き方って?」
Oggi(小学館)2018年11月号「【転職エージェント】使いこなし術|転職エージェントの利用者が急増する理由とは」
月刊アポロニア21(日本歯科新聞社)2019年10月号 インタビュー掲載
▼セミナー・講演・研修実績
生き方・働き方見本市〜おとなの文化祭〜(2022年11月5日)6つのタイプから天職を考える!パーソナリティタイプ診断で自己分析セミナー・ちょこっとキャリア相談
【就活に役立つ】適職診断セミナー(2018年7月22日)
やりたい仕事でなりたい自分!転職パーフェクト準備セミナー
大手主催転職フェア:講演・相談コーナー
大手主催学生合同説明会イベント:相談コーナー・グループディスカッション・集団面接コーナー
東京交通短期大学:就活セミナー:グループディスカッション・面接対策のアドバイス
大手生命保険会社:女性の為のキャリアアップセミナー
企業のコミュニケーション研修・営業理論研修
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50代の転職は「みじめ」「地獄」って本当?厳しい現実とは
50代の転職活動は、なぜ「みじめ」「地獄」とまで言われてしまうのでしょうか。まずは、その厳しい現実をデータと共に見ていきましょう。
理由1:求人数が少なく、採用のハードルが高い
50代を対象とした求人は、20代や30代に比べて少ないのが現実です。大手転職サイト「doda」の調査でも、転職成功者の割合は20代が最も多く、年齢が上がるにつれて減少傾向にあります。

また、厚生労働省の調査を見ても、40代・50代の転職入職率は他の年代より低い水準です。企業側も人件費や健康面、新しい環境への順応性を懸念し、採用には慎重になる傾向があります。
厚生労働省の「令和3年雇用動向調査」で見ても、40~50代の転職入職率の割合は、他の年代よりも低くなっています。

理由2:年収が下がる可能性が高い
50代の転職では、年収が下がるリスクも覚悟しなくてはなりません。厚生労働省の調査では、50代で転職した人のうち、約4割が年収減となっています。
賃金の変動 | 割合 |
---|---|
1割以上の増加 | 15.7% |
1割未満の増加 | 10.55% |
変わらない | 31.5% |
1割未満の減少 | 8.95% |
1割以上の減少 | 32.45% |
(数値は50〜54歳と55〜59歳の中間値を記載)
(引用元:令和3年転職入職者の賃金変動状況 |厚生労働省)
年収維持にこだわると、選択肢が狭まり転職活動が長期化する可能性があります。
理由3:転職活動が長期化しやすい
マイナビの調査によると、50代の転職活動は他の年代に比べて長期化する傾向があります。半年以上かかった人の割合は22.1%と、全年代の平均を上回っています。


焦りから不本意な転職をしないためにも、在職中に転職活動を進めるなど、計画的な準備が不可欠です。
諦めるのはまだ早い!50代からの転職を成功させる8つのコツ
厳しい現実がある一方で、ポイントを押さえれば50代からの転職は決して不可能ではありません。ここでは、転職を成功に導く8つのコツを紹介します。
- 企業が50代に求めるスキルを理解する
- 自分の市場価値を客観的に把握する
- 年収ダウンや条件のこだわりを見直す
- 中小・ベンチャー企業も視野に入れる
- 正社員以外の雇用形態も検討する
- 現職を続けながら転職活動を行う
- これまでの経験が活かせる仕事を選ぶ
- 転職エージェントを積極的に活用する
コツ1:企業が50代に何を求めているか理解する
企業が50代に期待するのは、若い世代にはない「豊富な経験」と「高い専門性」です。特に、チームをまとめるマネジメント経験や、特定の分野における深い知識は大きなアピールポイントになります。

50代は即戦力になる経験と、マネジメント経験が多く求められます。
年齢的に1から教え覚えるという事は難しいと考えられているため、今までの豊富な経験をそのまま活かして即戦力になってほしいという企業は多いです。
また同僚や部下をマネジメント管理したり、プロジェクトや組織をまとめて目標を達成したり業務を遂行した経験や実績などが求められます。
自分のキャリアを棚卸しし、企業が求めるスキルと合致する部分を明確にすることが重要です。
コツ2:自分の市場価値を客観的に把握する
「前の会社では部長だったから」「年収1000万円は当然」といったプライドや思い込みは、転職活動の妨げになります。今のあなたが、転職市場でどのように評価されるのかを客観的に知る必要があります。
市場価値を知るには、スカウト型の転職サービスに登録してみるのがおすすめです。どんな企業から、どのくらいの年収でスカウトが来るかを見ることで、自身のリアルな市場価値を把握できます。

転職エージェントに登録することでどんな求人が紹介されるのか、ポジションは?年収は?仕事内容は?という事を確認するのが一番の市場価値把握となります。
大企業の管理職だからといって、今と同じ待遇のポジションが用意されるとは限りません。
キャリアチェンジしたい、こんな仕事を希望するなど、希望する事があれば伝えて、その上で実際に求人があるのかを確認してみましょう。
また自身の就活当時の有名企業・人気企業と、現在の有名企業や人気企業は大きく異なります。
当時はなかった企業もここ10年・20年で一流企業へ成長しています。市場全体の状況にも目を向けるとよいでしょう。
コツ3:年収ダウンや条件のこだわりを見直す
前述の通り、50代の転職では年収が下がる可能性があります。「絶対に年収は下げたくない」「役職がないと嫌だ」といった強いこだわりは、選択肢を狭める原因になります。どこまでなら譲歩できるのか、転職で最も実現したいことは何なのか、優先順位を整理しましょう。
コツ4:中小企業やベンチャー企業も候補に入れる
大手企業だけでなく、中小企業やベンチャー企業にも目を向けてみましょう。人材不足に悩む企業も多く、あなたの経験が即戦力として高く評価される可能性があります。裁量が大きく、経営層に近いポジションで働けるといった魅力もあります。
コツ5:正社員以外の雇用形態も検討する
正社員での転職が難しい場合、契約社員や派遣社員、パートタイムといった非正規雇用も視野に入れると、可能性は大きく広がります。まずは非正規で働きながら、正社員登用の機会を待つという選択肢も有効です。
コツ6:現職を続けながら転職活動を行う
転職活動の長期化に備え、収入が途絶えるリスクを避けるためにも、できる限り在職中に活動を進めましょう。経済的な安定は、精神的な余裕にも繋がり、焦らずに自分に合った企業を見つける助けになります。
コツ7:これまでの経験が活かせる仕事を選ぶ
未経験分野への挑戦も素晴らしいですが、成功率を高めるなら、やはり今までのスキルや経験が活かせる仕事を選ぶのが得策です。即戦力として貢献できることをアピールできれば、年齢の壁を越えて採用される可能性が高まります。
コツ8:転職エージェントを積極的に活用する
50代の転職活動は、情報戦です。一人で悩まず、転職のプロである転職エージェントを積極的に活用しましょう。非公開求人の紹介や、書類添削、面接対策など、無料で手厚いサポートを受けられます。
【独自調査】データで判明!50代転職こそエージェント活用が年収UPの鍵
「転職エージェントなんて、若い人向けだろう」「本当に意味があるのか?」そんな疑問をお持ちではありませんか?ここでは、当サイトが50代の転職者100名以上に実施した独自調査から見えた、転職エージェント活用の驚くべき効果を、具体的なデータと共にご紹介します。
年収ダウンのリスクを軽減できる
50代転職の最大の不安は「収入減」ではないでしょうか。調査結果では、転職エージェントを利用しなかった人の24.3%が年収ダウンしたのに対し、利用した人は15.4%に留まりました。

この結果は、転職エージェントが給与交渉を代行したり、そもそも年収が下がりづらい優良な非公開求人を紹介したりすることで、50代の転職における最大のリスクである『収入減』を防ぐ大きな助けになることを示唆しています。
年収UPの可能性が大きく広がる
さらに、年収が上がったケースに注目すると、その差は歴然です。エージェント利用者の平均年収アップ額は149.5万円と、非利用者の82.1万円を約67万円も上回りました。
転職エージェント利用者 | 149.5万円 |
---|---|
転職エージェント非利用者 | 82.1万円 |
自分一人では見つけられないような、あなたの経験を正しく評価してくれる企業との出会いをエージェントが創出している証拠と言えるでしょう。
年収だけじゃない!キャリアの選択肢が広がる
エージェントの価値は年収だけではありません。「利用してよかった理由」の1位は『アドバイスで選択肢が広がった』でした。

これは、自分では気づかなかった強みを発見したり、意外な業界への可能性を示唆されたりと、キャリアの可能性そのものを広げる支援が受けられることを意味します。
これらのデータからわかるのは、50代の転職活動において転職エージェントは、単なる求人紹介サービスではなく、『年収とキャリアの可能性を守り、高めるための戦略的パートナー』であるということです。無料でこのサポートが受けられるのですから、活用しない手はありません。
【状況別】50代からの仕事の探し方
ここでは、より具体的な状況に合わせて、おすすめの仕事や転職サービスの選び方を解説します。
【女性向け】ブランクがあっても活躍できる仕事
子育てなどでブランクがある女性も、心配ありません。長年の家事経験で培ったスキルやコミュニケーション能力は立派な強みになります。介護職や事務職、軽作業などは、未経験からでも始めやすく、多くの50代女性が活躍しています。
女性向けの転職サービスを利用すると、「育児と両立しやすい」「残業なし」といった条件で求人を探しやすく、おすすめです。
【男性向け】体力を活かせる・経験が重宝される仕事
まだまだ体力に自信がある男性には、ドライバーや警備員、設備管理といった仕事も人気です。また、これまでの営業経験やマネジメント経験を活かして、中小企業の幹部候補として迎えられるケースも少なくありません。ハイクラス向けの転職サービスで、自身の市場価値を試してみてはいかがでしょうか。
【未経験・スキルなし】から挑戦できる仕事
特別なスキルや経験に自信がない場合でも、人手不足の業界であれば転職のチャンスは十分にあります。例えば、以下の職種は常に需要が高く、50代未経験者を積極的に採用しています。
- 介護・福祉
- 警備
- 清掃
- ドライバー
- マンション管理人
まずは「自分にもできそうだ」と思える仕事から探してみるのが良いでしょう。
50代におすすめの転職サービス3選
50代の転職を力強くサポートしてくれる、おすすめの転職サービスを3つ厳選して紹介します。それぞれに特徴があるので、複数登録して自分に合ったサービスを見つけるのが成功の秘訣です。
ヘッドハンティング型の最大手「ビズリーチ」

- (引用元
- ビズリーチ)
ビズリーチは、年収1,000万円以上の求人が3分の1以上を占めるハイクラス向けの転職サービスです。職務経歴書を登録しておくと、優良企業やヘッドハンターから直接スカウトが届きます。管理職や専門職の経験が豊富な方におすすめです。
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得意分野 | ハイクラス |
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転職支援サービス | 個別相談・カウンセリング(Web)、応募書類の添削・作成サポート、面接日程の調整、面接対策、入社日の調整、給与や条件の交渉代行、内定承諾時のお祝い、複数の転職エージェントやヘッドハンターと面談可能 |
- ※2025年9月更新
無料で利用可能な「リクルートダイレクトスカウト」

- (引用元
- リクルートダイレクトスカウト)
リクルートダイレクトスカウトもビズリーチと同様のスカウト型サービスですが、全ての機能を無料で利用できるのが大きな魅力です。年収800万円以上の求人が多数あり、キャリアアップを目指す50代は登録しておいて損はありません。
リクルートダイレクトスカウト
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転職支援サービス | ヘッドハンターによる仕事の提案、業界情報の提供 |
- ※2025年9月更新
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From40は、その名の通り40代・50代のミドルシニア層に特化した転職サイトです。年齢で応募を諦める必要がなく、同世代が活躍している企業の求人が豊富に見つかります。「未経験者歓迎」の求人も多く、新たなキャリアに挑戦したい方にもおすすめです。
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- ※2025年9月更新
50代の転職でよくある質問(Q&A)
最後に、50代の転職活動で多くの方が抱える疑問にお答えします。
Q. 転職すべきか、今の会社に残るべきか迷っています。
A. 転職理由が漠然としている、あるいは年収維持が絶対条件という場合は、無理に転職活動を進めない方が良いかもしれません。転職にはリスクも伴います。まずは、なぜ転職したいのかを深く掘り下げ、現職では解決できない問題なのかを冷静に考えてみましょう。それでも解決が難しい場合は、転職エージェントに相談し、客観的なアドバイスをもらうことをおすすめします。
Q. ハローワークは使えますか?
A. はい、使えます。ハローワークは地域に密着した求人が多く、特に地元の中小企業への転職を考えている場合には有効な手段です。転職エージェントと併用し、情報収集の幅を広げましょう。
Q. 転職活動がすぐ決まる人の特徴はありますか?
A. 自分の市場価値を客観的に理解し、企業が求めるスキルと自身の強みを的確にアピールできる人です。また、条件に固執せず、柔軟に選択肢を広げられる人も早く決まる傾向があります。プライドは一旦横に置き、謙虚な姿勢で新しい環境に飛び込む覚悟が重要です。
まとめ
50代の転職は、確かに厳しい側面もありますが、決して「みじめ」でも「終わり」でもありません。少子高齢化による人手不足を背景に、経験豊かな人材を求める企業は増えています。
重要なのは、正しい知識を身につけ、戦略的に活動することです。この記事で紹介したポイントを意識して、あなたに合った転職を成功させてください。
- 自分の強みと市場価値を理解したか?
- 年収や条件の優先順位は整理できているか?
- 中小企業や非正規雇用も視野に入れているか?
- 一人で抱え込まず、転職エージェントに相談したか?
あなたのこれまでのキャリアは、かけがえのない財産です。自信を持って、新たな一歩を踏み出しましょう。